JPH07220196A - ナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーションシステム

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Publication number
JPH07220196A
JPH07220196A JP2731294A JP2731294A JPH07220196A JP H07220196 A JPH07220196 A JP H07220196A JP 2731294 A JP2731294 A JP 2731294A JP 2731294 A JP2731294 A JP 2731294A JP H07220196 A JPH07220196 A JP H07220196A
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JP
Japan
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unit
area
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system control
section
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JP2731294A
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Inventor
Kazuaki Ishibashi
一哲 石橋
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な操作や手間を経ずに緊急警報放送を用
いて適切な情報を表示すること。 【構成】 緊急警報放送を受信する緊急警報検出部2
と、道路情報等を格納した地図データ部8と、各種セン
サ5からの出力に基づいて自車の現在位置を検出する位
置検出部6と、放送による地域情報と現在位置情報とを
比較して当該現在位置が放送による危険地域内か否かを
判定する危険地域判定部3と、各部の情報伝達を制御し
て画像情報をディスプレイ部9に出力するシステム制御
部4とを備えている。さらに、システム制御部4が、危
険地域判定手段3の出力に基づいて地図データ部8から
避難地域を検索する避難地域検索手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナビゲーションシステ
ムに係り、特に、画像表示型のナビゲーションシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車輌の現在位置と目的地までの道
路地図情報をドライバーにリアルタイムで知らせるナビ
ゲーションシステムが車輌に搭載されるようになってい
る。ナビゲーションシステムは、道路情報等を格納した
地図データ部と、各種センサからの出力に基づいて自車
の現在位置を検出する位置検出部と、画像情報の表示に
用いられるディスプレイ部と、目的地や自車位置などの
各種の設定の入力に用いられる入力部と、各部の情報伝
達を制御するシステム制御部とを主要な構成としてい
る。
【0003】位置検出部は、大別すると、地磁気センサ
や、左右の車輪速差や、ジャイロスコープ等からなる進
行方向検出部と、走行距離検出部と用いて自車位置を検
出する自立航法と、人工衛星やサインポスト等の施設を
利用して自車位置を検出する電波航法とがある。また、
これらの双方を組み合わせて自車位置の検出の精度を高
める手法も提案されている。
【0004】自立航法では、まず、車両の現在位置の入
力を受け付けて、地図データ部の道路地図情報と一致さ
せる。次に、車輌の進行と共に、進行距離と、地磁気セ
ンサ等によって検出した進行方位とから自車位置を判定
するようになっていた。
【0005】また、電波航法では、人工衛星やサインポ
スト等の施設を利用して、GPS信号や、道路交通情報
ビーコン等から自車位置を検出するようになっていた。
【0006】地図データ部は、道路地図や地名等ドライ
バーの判断に寄与する地図データを記憶している。近年
では、記憶媒体にCD−ROMやメモリーカード等が用
いられている。さらに、ディスプレイ部に音声出力部を
併設し、例えば、目的地までの経路が与えられていると
きに、交差点等で経路に基づいた進行方向を音声で出力
するナビゲーションシステムも提案されている。
【0007】また、ナビゲーションシステム以外に、道
路情報等をドライバーに伝達する車載用の装置として
は、ラジオが一般的に用いられ、道路の混雑状況の放送
や、緊急警報放送等が行われていた。
【0008】この緊急警報放送は、大規模地震対策特別
処置法や、気象業務法等の規定により警報や警戒宣言が
発せられた場合に、迅速、確実、また、もれなく伝達す
るための放送システムであるとされている。この緊急警
報放送を利用した発明としては、例えば、特開昭62−
134800号公報に記載されているように、受信機の
正常動作の確認のためにこの放送の試験放送を利用する
ものがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のナビゲーション
システムでは、自車の走行地域で緊急警報が発せられた
場合に、その警報に応じた地図情報を表示することがで
きない、という不都合があった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、複雑な操作や手間を経ずに緊急警報放送
を用いて適切な情報を表示することのできるナビゲーシ
ョンシステムを提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明で
は、緊急警報放送を受信する緊急警報検出部と、道路情
報等を格納した地図データ部と、各種センサからの出力
に基づいて自車の現在位置を検出する位置検出部と、前
記緊急警報検出部からの地域情報と前記位置検出部から
の現在位置情報とを比較して当該現在位置が前記放送に
よる危険地域内か否かを判定する危険地域判定部と、各
部の情報伝達を制御して画像情報をディスプレイ部に出
力するシステム制御部とを備えたナビゲーションシステ
ムであって、システム制御部が、危険地域判定手段の出
力に基づいて地図データ部から避難地域を検索する避難
地域検索手段を備えた、等の構成を採っている。これに
よって前述した目的を達成しようとするものである。
【0012】
【作用】請求項1記載のナビゲーションシステムの動作
中、位置検出部は、各種センサからの出力に基づいて自
車の現在位置を検出する。緊急警報検出部が緊急警報放
送を受信すると、緊急警報検出部は、この放送に含まれ
る地域符号を地域情報として危険地域判定部に出力す
る。危険地域判定部は、この地域情報と、自車の現在位
置とを比較して当該現在位置が放送による危険地域内か
否かを判定する。
【0013】危険地域内であるときや、危険地域に隣接
した地域に自車があるとき、危険地域判定部はこの判定
結果をシステム制御部に出力する。システム制御部では
これを受けて、自車位置に近い避難地域を地図データ部
から検索する。検索した避難地域は、システム制御部に
よってディスプレイ部に出力される。
【0014】請求項2記載のナビゲーションシステムで
は、キー入力部が、ドライバーから目的地の入力を受け
付けると、システム制御部は、当該目的地情報を誘導部
に出力する。誘導部はこれを受けて、目的地情報及び位
置検出部からの現在位置情報とから目的地までの走行経
路を出力する。
【0015】さらに、システム制御部が、避難地域検索
手段によって検索された避難地域を誘導部に出力する。
誘導部はこれを受けて、避難地域情報と、位置検出部か
らの現在位置情報とから避難地域までの走行経路を出力
する。次に、システム制御部は、誘導部が算出した避難
地域までの走行経路を、表示する画像領域に逐次合わせ
てディスプレイ部に表示出力する。
【0016】請求項3記載のナビゲーションシステムで
は、緊急警報検出部が、緊急警報放送を受信すると、緊
急警報検出部の災害種別判定手段は、警報の種別を判定
することにより災害の種別を判定する。次に、避難地域
検索手段が、災害別避難地域検索機能によって、地域判
別部の危険地域判定手段の出力に基づいて地図データ部
から災害種別の避難地域を検索する。さらに、検索した
避難地域は、システム制御部によってディスプレイ部に
出力され、また、誘導部が算出した避難地域までの走行
経路を、表示する画像領域に逐次合わせてディスプレイ
部に表示出力する。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0018】図1は本発明の一実施例をの構成を示すブ
ロック図であり、図2は車内での設置状態を示す斜視図
である。ナビゲーションシステムは、緊急警報放送を受
信する緊急警報検出部2と、道路情報等を格納した地図
データ部8と、各種センサ5からの出力に基づいて自車
の現在位置を検出する位置検出部6と、緊急警報検出部
2からの地域情報と位置検出部6からの現在位置情報と
を比較して当該現在位置が放送による危険地域内か否か
を判定する危険地域判定部3と、各部の情報伝達を制御
して画像情報をディスプレイ部9に出力するシステム制
御部4とを備えている。さらに、システム制御部4が、
危険地域判定手段3の出力に基づいて地図データ部8か
ら避難地域を検索する避難地域検索手段を備えている。
【0019】また、システム制御部4に、当該システム
制御部4からの目的地情報及び位置検出部6からの現在
位置情報とから目的地までの走行経路を出力する誘導部
7を併設すると共に、システム制御部4が、避難地域検
索手段によって検索された避難地域を誘導部7に出力す
る避難地域誘導手段を備えている。
【0020】これを詳細に説明する。ディスプレイ部9
は、システム制御部4に制御され、地図データ部8から
の道路データを受け取り表示する。ディスプレイ部9
は、ここでは、液晶表示器(LCD)が用いられてい
て、2枚のガラスの間に封入された液晶材料に電圧を加
えることで画像の表示を行っている。ディスプレイ部9
は、まず、システム制御部によって伝送された道路画像
データを、RGB別に各画像メモリに蓄積する。次に、
この蓄積された画像データの階調に従った電圧をLCD
に出力する。表示側のガラスにはRGBの各色別のフィ
ルタが施されていて、ディスプレイ部9は、画像データ
に基づく電圧をこのフィルタの位置別に印可すること
で、カラーの画像データを表示する。
【0021】道路データの表示は、通常北を画面の上部
として表示するが、自車の進行方向を画面の上部にする
場合、地図データ部から道路データを受け取って画像メ
モリに蓄積する過程から、LCDに電圧を出力する過程
の間で画像情報を回転させている。システム制御部は、
例えば、自車が南に進行している場合、画像データの表
示用の座標を180度回転したのちに電圧の印可を行う
ことで、表示画像を回転させている。
【0022】また、ディスプレイ部は、後部座席用や、
大型車両の乗客用等の用途では、大型ディスプレイが適
する場合があるため、LCDではなく、ブラウン管やプ
ロジェクターを用いて構成しても良い。
【0023】キー入力部10は、ドライバーのキー操作
を受け付ける。受け付けた設定等は、システム制御部4
に伝達され、システム制御部4は、目的地の設定や地図
縮尺の切替を行う。キー入力部10は、ここでは、ディ
スプレイ部に隣接して設置されている。
【0024】位置検出部6は、各センサ5からの信号に
より、自車位置を検出する。本実施例では、地磁気セン
サと車輪速センサとを用いて自車の現在位置を認識する
自立航法を採用している。地磁気センサは、ルーフのほ
ぼ中央に取り付けられており、地磁気を検出することで
車両の現在の方位を判断する。地磁気センサは、交流電
源と、環状コイルと、X方向の検出コイル及びY方向の
検出コイルとを備えている。環状コアに交流磁界を印可
すると、垂直に交わる2つの検出コイルには環状コイル
からの磁界変化により等しい誘導電圧が発生するが、地
磁気の作用によって磁界が変化し、XとYの誘導電圧に
差が生じる。この誘導電圧の差を方位に置き換えること
で、地磁気センサは、自車の方位を出力する。また、こ
のような構成の地磁気センサではなくても、自車の方位
を検出しうるものであればどのような構成であっても良
い。例えば、左右の車輪速差や、ジャイロスコープ等を
用いて自車の方位を検出しても良い。また、精度の向上
を図る目的で、これらを組み合わせて綿密に補正するよ
うな構成にしても良い。
【0025】一方、車輪速センサは、左右の前輪に取り
付けられ、車輪の回転を検出する。前輪のタイヤの円周
を予め与えることで、位置検出部6は車輪の回転から自
車の走行距離を検出する。位置検出部6は、車両の方位
と進行距離とから、定義された位置からの走行経路を算
出し、これを自車の現在位置として出力する。
【0026】位置検出部6は、自車の走行位置を検出す
る構成であれば、上述した構成以外の各種センサを採用
しうる。例えば、人工衛星やサインポスト等の施設を利
用して、GPS信号や、道路交通情報ビーコン等から自
車位置を検出するような構成であっても良い。
【0027】地図データ部8は、ここでは、CD−RO
M及びそのドライバとから構成されている。CD−RO
Mは、光ディスクであり、主に読み出し専用メモリとし
て用いられている。容量は通常550Mバイト程度であ
り、音楽再生用に利用されるほか、文章や画像データの
記憶媒体として用いられている。ここでは、このCD−
ROMに、複数の縮尺の道路地図データと、地名及びこ
の各地名と道路地図上の位置との関係を示すデータと、
避難地域及び道路地図上の位置との関係を示すデータ等
が記憶されている。また、美術館や宿泊施設等の情報を
記憶させておいても良い。本実施例では、地図データ部
8は、複数のCD−ROMドライブを備えている。この
ナビゲーションシステムが必ず必要とするCD−ROM
を設置しておくドライブと、音楽用CDプレイヤーと共
用していて、特別な道路情報等を記憶したCD−ROM
などを使用しうるドライブとである。ここでは、前記避
難地域関係の情報は、システムの動作に必ず必要とされ
るCD−ROMに記憶されている。地図データ部8の記
憶媒体は、CD−ROM以外にも、記憶容量の大きい不
揮発性の記憶媒体で車内に設置しうる大きさであればど
のようなものであっても良い。例えば、光磁気ディスク
やメモリーカード等である。また、地図データを車外か
ら伝送するようにしても構成しても良い。
【0028】システム制御部9は、位置検出から受信し
た自車位置に基づいて、地図データ部8から現在の自車
位置近傍の道路データ呼び出す。このとき、システム制
御部は、道路データと、自車位置情報とを照合し、修正
処理(マップマッチング)を施す。マップマッチング
は、例えば、自車位置が地図上の道路ではないとき、進
行方向等から最も適合する道路上に自車位置を補正する
ことであり、また、例えば、65km/h以上の速度で
走行しているときで、自車位置が道路上の高速道路では
ない場合に、自車位置を近傍の高速道路上に補正する等
の処理である。これらは、自車位置情報を補正するため
に行われる。誘導部7を備えたナビゲーションシステム
では、システム制御部9は、この自車位置情報を自車位
置情報を誘導部7へ出力する。
【0029】誘導部7では、目的地までの方位や距離を
計算すると共に、地図データ部8からの道路データに基
づいて、目的地までの経路を算出する。この経路は、シ
ステム制御部によって、表示する画像領域に逐次合わせ
てディスプイレイ部9へ表示する。
【0030】また、システム制御部4に音声出力部が併
設されている場合は、画像による目的地までの経路表示
だけではなく、音声でも経路を案内する。例えば、「右
に曲がります」「次の交差点です」等経路を案内するの
に必要な音声情報を記憶しておき、ディスプレイ部9に
併設される音声出力部で出力するようシステム制御部を
構成しても良い。
【0031】次に、緊急警報放送の詳細を説明する。緊
急警報システムは、地震予知情報や、津波警報等、所轄
官庁が作成する緊急警報を放送するシステムである。緊
急警報信号は電波法施行規則に定義されており、「第一
種開始信号」「第二種開始信号」及び「終了信号」の3
種類がある。この緊急警報信号の放送は、無線局運用規
則138条の2に規定されるように、大規模地震対策特
別処置法第9条第1項の規定により警戒宣言が発せられ
たことを放送する場合と、災害対策基本法第57条の規
定により求められた放送を行う場合には、「第一種開始
信号」が放送される。また、気象業務法第13条第1項
の規定により津波警報が発せられたことを放送する場合
には「第二種開始信号」が放送される。
【0032】この緊急警報信号がどのような信号である
かは、以下のように無線設備規則第9条の3に規定され
ている。
【0033】1.周波数偏移方式により変調されたもの
であって、マーク周波数が1024ヘルツ及びスペース
周波数が640ヘルツであること。この場合において、
周波数の許容偏差は、それぞれ(+−)百万分の10と
する。
【0034】2.位相は周波数偏移時において連続して
いること。
【0035】3.伝送速度は、毎秒64ビットであるこ
と。この場合において、伝送速度の許容差は、(+−)
百万分の10とする。
【0036】4.ひずみ率は、5パーセント以下である
こと。
【0037】5.構成は別に告示するところによるもの
であること。
【0038】この緊急警報信号の符号構成を図3に示
す。また、5.で別に告示するとされている信号の構成
を図4(A)及び図4(B)に示す。図4(A)は第一
種開始信号及び第2種開始信号の構成を示し、図4
(B)は終了信号の構成を示す。
【0039】緊急警報信号の受信を、危険地域判定部3
の動作を中心として、図5を参照して説明する。緊急警
報検出部2は、アンテナ1で受信した電波に緊急警報信
号が含まれているかをチェックし(ステップS1)、含
まれている場合、危険地域判別部3に放送による地域符
号を出力する。危険地域判別部3では、位置検出部6の
からの自車位置情報と、第1,2種開始信号の地域符号
とを比較し、一致した場合(ステップS2)、自車が緊
急警報が出されている地域にいることになるため、シス
テム制御部4へ緊急警報放送受信時のモードに入るよう
に要求信号を出力する(ステップS3)。
【0040】システム制御部4は、警告音を発するよう
制御すると共に、誘導部7、地図データ部8へ緊急警報
放送受信時のモードにはいるように指示する。また、シ
ステム制御部4は、現在の自車位置に近い避難地域を地
図データ部8から検索し、この避難場所及び危険区域の
情報を道路データと共にディスプレイ部9へ出力する。
【0041】ディスプレイ部9には、道路データと共
に、自車位置、避難場所、危険区域、避難経路が表示さ
れる。音声出力装置が付いている場合には、画像表示だ
けではなく音声でも避難経路を案内する。避難場所を表
示するときは、地図データ部8に避難場所として入力さ
れた時期も合わせて画面に表示することで、ドライバー
の判断を促すようにしてもよい。
【0042】また、システム制御部4は、地図データ部
8からの道路画像データに対して、危険区域に該当する
部分に色補正を行い、他の部分との違いを色彩で表示す
るようにしても良い。
【0043】さらに、キー入力部10は、緊急警報放送
受信時のモードのリセットスイッチを備えていて、図6
に示すように、このリセットスイッチが押し下されると
(ステップS4)、システム制御部は、自車の現在位置
が危険地域内かどうかを確認する(ステップS5)。緊
急警報信号の対象外にいるときは、緊急警報放送受信時
のモード要求をクリアする(ステップS6)。これによ
って、システム制御部4は、警告音を止めたり、また、
緊急警報放送受信時のモードの画面表示を停止し、元の
画面表示に戻す。更に、元の画面表示に戻した場合も、
キーを再度押すことにより、緊急警報放送受信時のモー
ドの画面表示に再びする構成にしても良い。
【0044】次に、請求項3に対応した第2実施例を説
明する。第2実施例では、緊急警報検出部2が、警報の
種別を判定することにより災害の種別を判定する災害種
別判定手段を有し、システム制御部4の避難地域表示手
段が、地域判別部の危険地域判定手段の出力に基づいて
地図データ部8から災害種別の避難地域を検索する災害
別避難地域検索機能を備えている。そのほかの構成は前
述した実施例と同様である。
【0045】本実施例では、緊急警報検出部2が、緊急
警報放送を受信すると、緊急警報検出部2の災害種別判
定手段は、警報の種別を判定することにより災害の種別
を判定する。次に、避難地域検索手段が、災害別避難地
域検索機能によって、地域判別部の危険地域判定手段の
出力に基づいて地図データ部から災害種別の避難地域を
検索する。さらに、検索した避難地域は、システム制御
部によってディスプレイ部に出力され、また、誘導部が
算出した避難地域までの走行経路を、表示する画像領域
に逐次合わせてディスプレイ部に表示出力する。
【0046】これを、図7を参照して説明する。システ
ム制御部4は、緊急警報検出部2から緊急警報放送時の
モードの要求を受けたとき(ステップS7)、システム
制御部4は、まず、警告音を車内に発するよう制御する
(ステップS8)。緊急警報検出部2は、受信した緊急
警報信号が、第1種開始信号の場合(ステップS9)、
大規模地震と判定し、この災害種別をシステム制御部に
出力する。システム制御部4の災害別避難地域検索機能
は、地震発生の場合の避難場所、危険区域、避難経路を
表示する(ステップS10)。第2種開始信号受信の場
合は、津波発生の場合の避難場所、危険区域、避難経路
を表示する(ステップS11)。
【0047】緊急警報放送は、地震等を予知した場合に
警告を発するものであるから、地震等の発生まで走行し
うる為、自車位置に近い法定の避難地域等を表示する。
この避難地域を目的地とすることで、誘導部7は、避難
地域までの経路を表示する。なお、実際に地震が発生し
た場合にあっても、避難地域への経路の表示を行うが、
本実施例は、ドライバーは行政指導に基づいて、車両の
走行を停止したのち、徒歩で避難地域に向かうことを予
定している。
【0048】緊急警報信号の対象地域外へ移動した場合
は、自動的に緊急警報放送受信時のモードから平常の状
態に戻る。
【0049】緊急警報信号を受信したとしても、乗車し
ている人がいないときや、ACCOFFの場合には、乗
車した場合やACC ONしたときに、警告音を出した
り、緊急警報放送受信時のモードに入る様に構成しても
良い。またラジオ、TV付きのナビゲーションシステム
の場合は、自動的にラジオをON、TVONしてもよ
い。
【0050】上述したように本発明によると、緊急警報
信号発令時、知らない地域にいた場合でも、危険区域、
避難場所、避難経路を知ることができる。また、緊急警
報信号を受信すれば、自動的に避難場所、危険区域、避
難経路等が表示される。
【0051】緊急警報信号を受信すれば、自動的に避難
場所、危険区域に避難経路等が表示される。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、請求項1記載のナビゲーションシ
ステムでは、緊急警報検出部が、緊急警報放送に含まれ
る地域符号を地域情報として危険地域判定部に出力し、
危険地域判定部が、この地域情報と、自車の現在位置と
を比較して当該現在位置が放送による危険地域内か否か
を判定するため、放送による危険地域に自車が属してい
るか否かを、位置検出部が有する精度で判定することが
でき、さらに、自車が危険地域に属しているか又は隣接
する場合、システム制御部が、自車位置に近い避難地域
を地図データ部から検索したのち、この検索した避難地
域をディスプレイ部に表示出力するため、ドライバー
は、不慣れな地域を走行していて道路情報に詳しくない
場合であっても、自車が走行している付近の避難地域を
ディスプレイ部で確認することができる。このように、
複雑な操作や手間を経ずに自車の走行地域に応じて適切
な情報を表示することができる従来にない優れたナビゲ
ーションシステムを提供することができる。
【0053】請求項2記載のナビゲーションシステムで
は、誘導部が、避難地域検索手段によって検索された避
難地域及び位置検出部からの現在位置情報とから避難地
域までの走行経路を算出するため、システム制御部は、
誘導部が算出した避難地域までの走行経路を表示する画
像領域に逐次合わせてディスプレイ部に表示出力するこ
とができる。これによって、ドライバーは、不慣れな地
域を走行していて道路情報に詳しくない場合であって
も、自車が走行している付近の避難地域をディスプレイ
部で確認することができると共に、この避難地域までの
走行経路をディスプレイ部で逐次確認することができ
る。このように、複雑な操作や手間を経ずに自車の走行
地域に応じて適切な情報を表示することができる従来に
ない優れたナビゲーションシステムを提供することがで
きる。
【0054】請求項3記載のナビゲーションシステムで
は、災害種別判定手段が、緊急警報放送の種別を判定す
ることにより災害の種別を判定し、避難地域検索手段
が、災害別避難地域検索機能によって、地図データ部か
ら災害種別の避難地域を検索する。このため、システム
制御部は、災害の種類に応じた避難地域をディスプレイ
部に出力することができる。これによって、ドライバー
は、不慣れな地域を走行していて道路情報に詳しくない
場合であっても、自車が走行している付近の災害に応じ
た避難地域をディスプレイ部で確認することができると
共に、この避難地域までの走行経路をディスプレイ部で
逐次確認することができる。また、システム制御部は、
誘導部が算出した災害に応じた避難地域までの走行経路
を表示する画像領域に逐次合わせてディスプレイ部に表
示出力することができる。このように、複雑な操作や手
間を経ずに自車の走行地域及び環境に応じて適切な情報
を表示することができる従来にない優れたナビゲーショ
ンシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す機能ブロック図
である。
【図2】一実施例の設置状態を示す斜視図である。
【図3】緊急警報信号の符号構成を示す図表である。
【図4】緊急警報信号の符号構成の詳細を示し、図4
(A)は第一種開始信号及び第2種開始信号の構成を示
し、図4(B)は終了信号の構成を示す説明図である。
【図5】緊急警報信号を受信した場合の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】リセットスイッチが押し下された場合の説明図
である。
【図7】第二実施例による動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 緊急警報検出部 3 危険地域判別部 4 システム制御部 5 各センサ 6 位置検出部 7 誘導部 8 地図データ部 9 ディスプレイ部 10 キー入力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊急警報放送を受信する緊急警報検出部
    と、道路情報等を格納した地図データ部と、各種センサ
    からの出力に基づいて自車の現在位置を検出する位置検
    出部と、前記緊急警報検出部からの地域情報と前記位置
    検出部からの現在位置情報とを比較して当該現在位置が
    前記放送による危険地域内か否かを判定する危険地域判
    定部と、各部の情報伝達を制御して画像情報をディスプ
    レイ部に出力するシステム制御部とを備え、 このシステム制御部が、危険地域判定手段の出力に基づ
    いて地図データ部から避難地域を検索する避難地域検索
    手段を備えたことを特徴とするナビゲーションシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記システム制御部に、当該システム制
    御部からの目的地情報及び位置検出部からの現在位置情
    報とから目的地までの走行経路を出力する誘導部を併設
    すると共に、 前記システム制御部が、前記避難地域検索手段によって
    検索された避難地域を前記誘導部に出力する避難地域誘
    導手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のナビゲ
    ーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記緊急警報検出部が、警報の種別を判
    定することにより災害の種別を判定する災害種別判定手
    段を有し、 前記システム制御部の前記避難地域表示手段が、前記地
    域判別部の危険地域判定手段の出力に基づいて地図デー
    タ部から災害種別の避難地域を検索する災害別避難地域
    検索機能を有することを特徴とした請求項1又は2項記
    載のナビゲーションシステム。
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