JPH072188U - フロントフォークの車軸ブラケット固定構造 - Google Patents

フロントフォークの車軸ブラケット固定構造

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JPH072188U
JPH072188U JP6690993U JP6690993U JPH072188U JP H072188 U JPH072188 U JP H072188U JP 6690993 U JP6690993 U JP 6690993U JP 6690993 U JP6690993 U JP 6690993U JP H072188 U JPH072188 U JP H072188U
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JP
Japan
Prior art keywords
front fork
bracket
axle bracket
outer tube
axle
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Pending
Application number
JP6690993U
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English (en)
Inventor
裕克 亀田
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Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP6690993U priority Critical patent/JPH072188U/ja
Publication of JPH072188U publication Critical patent/JPH072188U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工工数の増加を招くことなく、アウタチュ
ーブの軽量化を図ることができるフロントフォークの車
軸ブラケット固定構造を提供する。 【構成】 アウタチューブ1内にインナチューブ2を摺
動自在に嵌挿し、前記アウタチューブ1外周に固定手段
によって車軸取付けのためのブラケット3を嵌合固定し
たフロントフォークにおいて、車軸ブラケット3をアウ
タチューブ1に固定する固定手段は、ブラケット3のフ
ロントフォーク軸線方向力を支えるねじ部13とこのね
じ部13の弛み止めおよび同ブラケット3の位置決めの
ためのテーパ部14とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動二輪車のフロントフォークのアウタチューブ外周に嵌装される車 軸ブラケット固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車のフロントフォークとして特公昭4−54098号公報に開示され るものが知られている。このフロントフォークは図4に示すように、ボトムケー ス100の開口部の外側面にダストブーツ101を締めつけバンド102により 取り付け、またボトムケース100の上部の外側面の片側にブレーキチューブ等 の取り付けホルダ103を鋳造により一体に形成し、また、ボトムケース100 の下部に、車軸を取付けるための車軸ブラケット104を鋳造により一体に形成 している。
【0003】 上述した従来のフロントフォークの厚肉ボトムケースについて、そのばね下重 量の問題を解決する技術として、ボトムケースのチューブ部分を引き抜きパイプ や冷間鍛造等によって製作した薄肉パイプ材でなるボトムケースに別体の車軸ブ ラケット部を取り付けることによって軽量化する技術(実開昭57−10169 5号公報)が提案されている。
【0004】 このフロントフォークは、図5の従来の車軸ブラケット固定部の部分断面図に 示すごとく、圧入や冷やし嵌め等によって車軸ブラケット51をボトムケース5 0に固定し、段部51aとカラー52とによって抜け止めされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この場合には、インナチューブが摺動する範囲の内径部50aについて再加工 を行うことによって車軸ブラケット部51による縮径の影響を修正する必要があ る。その結果、ボトムケースのパイプ材使用による軽量化に対する加工コストの 増大を避けることができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、アウタチューブ内にインナチューブを摺動自在に嵌挿し、前記アウ タチューブ外周に固定手段によって車軸取付けのためのブラケットを嵌合固定し たフロントフォークにおいて、車軸ブラケットのフロントフォーク軸線方向力を 支えるねじ部とこのねじ部の弛み止めおよび同ブラケットの位置決めのためのテ ーパ部とからその固定手段を構成した。
【0007】
【作用】
車軸ブラケットは、テーパ部とねじ部とによってその軸線方向に位置決め支持 され、同テーパ部の摩擦力によって十分な廻り止めがなされ、このテーパ部の摩 擦力は僅かな面圧によって十分に確保されることから、アウタチューブの内径寸 法に影響することなく車軸ブラケットが固定される。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係るフロントフォークの正面図である。
【0009】 このフロントフォークは、アウタチューブ1内に上方からインナチューブ2を 摺動自在に嵌挿し、こアウタチューブ1の下端部外周には車軸取付け用ブラケッ ト3をアウターチューブの下方から螺着してアウタチューブ外周に形成したテー パ面で当て止めして固定している。アウタチューブ1はアルミの冷間鍛造にて加 工されて外径を所定の形状に切削加工したものである。
【0010】 また、アウタチューブ1の上端部とインナチューブ2の上端部にインナチュー ブ2外周を覆う蛇腹状のダストカバー10を止着している。
【0011】 図2は本考案の実施例に係る車軸ブラケット固定部の拡大断面図である。
【0012】 前記車軸ブラケット3をアウタチューブ1に固定する固定手段は、ブラケット 3のフロントフォーク軸線方向力を支えるねじ部14とこのねじ部14の弛み止 めおよび同ブラケット3の位置決めのためのテーパ部13とからなる。このテー パ部13はねじ部14の上方に配設され、かつ、上方に向って拡径して配設され る。上記ねじ部14には接着剤を併用することもできる。
【0013】 この車軸ブラケット3は、テーパ部13とねじ部14とによってその軸線方向 に位置決め支持され、同テーパ部13の摩擦力によって十分な廻り止めがなされ る。このテーパ部13の摩擦力は僅かな面圧によって十分に確保されることから 、アウタチューブ1の内径寸法に影響することなく車軸ブラケットが固定される 。
【0014】 上記の如く構成されたフロントフォークは、インナチューブ2がアウタチュー ブ1内を車軸ブラケット3部からオイルロックピース4の外周に嵌合する位置ま での範囲を摺動する。
【0015】 図3は本考案の別なる実施例に係る車軸ブラケット固定部の部分断面図である 。
【0016】 この車軸ブラケット3の固定手段は、そのテーパ部13aがねじ部14aの下 方に配設され、かつ、上方に向って拡径して配設され、前記実施例と同様の作用 を有する。
【0017】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案によれば、車軸ブラケットの固定手段をねじ部と テーパ部によって構成したことにより、車軸ブラケットはテーパ部とねじ部とに よってその軸線方向に位置決め支持され、同テーパ部の摩擦力によって十分な廻 り止めがなされる。このテーパ部の摩擦力は僅かな面圧によって十分に確保され ることから、アウタチューブの内径寸法に影響することなく車軸ブラケットが固 定される。
【0018】 その結果、大なる面圧を生じる圧入等によって車軸ブラケットを固定をする場 合と較べ、その内径修正のための追加加工を要することがなく、アウタチューブ のパイプ材化による軽量化と製造コスト低減の実効を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフロントフォークの正面図
【図2】本考案の実施例に係る車軸ブラケット固定部の
拡大断面図
【図3】本考案の別なる実施例に係る車軸ブラケット固
定部の部分断面図
【図4】従来例を示す図
【図5】従来の車軸ブラケット固定部の部分断面図
【符号の説明】
1…アウタチューブ、2…インナチューブ、3,3a…
車軸ブラケット、13,13a…テーパ部(固定手
段)、14,14a…ねじ部(固定手段)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタチューブ内にインナチューブを摺
    動自在に嵌挿し、前記アウタチューブ外周に固定手段に
    よって車軸取付けのためのブラケットを嵌合固定したフ
    ロントフォークにおいて、前記固定手段は、ブラケット
    のフロントフォーク軸線方向力を支えるねじ部とこのね
    じ部の弛み止めおよび同ブラケットの位置決めのための
    テーパ部とからなることを特徴とするフロントフォーク
    の車軸ブラケット固定構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のフロントフォークの
    車軸ブラケット固定構造の固定手段は、そのテーパ部が
    ねじ部の上方に配設され、かつ、上方に向って拡径して
    なることを特徴とするフロントフォークの車軸ブラケッ
    ト固定構造。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載のフロントフォークの
    車軸ブラケット固定構造の固定手段は、そのテーパ部が
    ねじ部の下方に配設され、かつ、上方に向って拡径して
    なることを特徴とするフロントフォークの車軸ブラケッ
    ト固定構造。
JP6690993U 1993-12-15 1993-12-15 フロントフォークの車軸ブラケット固定構造 Pending JPH072188U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11294513A (ja) * 1998-04-14 1999-10-29 Nippon Light Metal Co Ltd ショックアブソーバー
JP2002323083A (ja) * 2001-04-23 2002-11-08 Topline Product:Kk 車両用振動減衰装置

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Effective date: 20000328