JPS6235676Y2 - - Google Patents
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- JPS6235676Y2 JPS6235676Y2 JP1982061033U JP6103382U JPS6235676Y2 JP S6235676 Y2 JPS6235676 Y2 JP S6235676Y2 JP 1982061033 U JP1982061033 U JP 1982061033U JP 6103382 U JP6103382 U JP 6103382U JP S6235676 Y2 JPS6235676 Y2 JP S6235676Y2
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Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K19/00—Cycle frames
- B62K19/30—Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories
- B62K19/32—Steering heads
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20576—Elements
- Y10T74/20732—Handles
- Y10T74/2078—Handle bars
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自転車やオートバイ等の二輪車のヘ
ツドパーツにおいて、ゼンマイを利用することに
より自動的にボールベアリングの締付け具合が調
整可能となる無調整ヘツドパーツ組立体の構造に
関するものである。
ツドパーツにおいて、ゼンマイを利用することに
より自動的にボールベアリングの締付け具合が調
整可能となる無調整ヘツドパーツ組立体の構造に
関するものである。
自転車等のヘツド部は、上鋼管及び下鋼管が連
結されるヘツドパイプにハンドルが連結される前
ホークステムを挿通し、この前ホークステムを回
転自在に軸支する構成となつており、これにより
運転者の円滑なハンドル操作が可能となる。通常
の自転車用ヘツドパーツは、第1図に示される如
く構成されている。第1図において、1′は前ホ
ークステムで、該前ホークステム1′の1端には
その周面にネジ1′aが刻設され、もう一方の前
ホーク肩1′b側の端部には下玉押2′bが固設さ
れている。この前ホークステム1′には両端に
夫々上玉受3′a、下玉受3′bが配設されたヘツ
ドパイプ4′が外挿されている。前ホークステム
1′のネジ1′aには上玉押2′aが螺合され、該
上玉押2′aと前記上玉受3′aの間にはボールベ
アリング5′aを介し、前記下玉押2′bと前記下
玉受3′bの間にはボールベアリング5′bを介す
ることにより、前ホークステム1′が回転自在に
ヘツドパイプ4′に軸支される構成となつてい
る。この軸支機構の回転抵抗の調節は、ネジ1′
aに螺合されている上玉押2′aの締付け具合を
加減することにより可能となつている。そして、
この調節用上玉押2′aの上部には中ナツト6′、
廻り止の機能を果すランプ掛7′及び止ナツト
8′が連接してネジ1′aに螺合され、玉押2aが
緩まないように固定している。かくの如く構成さ
れたヘツドパーツ組立体においては、前ホークス
テム1′の回転抵抗を決定する上玉押2′aが、長
期間自転車を使用しているうちに振動等の原因に
より緩み始め、この上玉押2′aが必要以上に緩
むと前ホークステム1の回転ががたつき始めた。
又、長期間の使用によつて介設されているボール
ベアリング5′a,5′bが摩耗し、前ホークステ
ム1′の回転ががたつくこともあつた。従つて、
このがたつきが発生する毎にその都度上玉押2′
aを締め直す必要があつた。又、この締め直しに
よる所謂ガタ調整には熟練度を必要としその都度
専門の技術者に依頼する必要があり面倒であつ
た。さらに、この上玉押2′aの軸支部には必然
的に空隙が発生し、ここから雨水等が侵入してヘ
ツドパーツ内部が錆つくことも稀でなかつた。
結されるヘツドパイプにハンドルが連結される前
ホークステムを挿通し、この前ホークステムを回
転自在に軸支する構成となつており、これにより
運転者の円滑なハンドル操作が可能となる。通常
の自転車用ヘツドパーツは、第1図に示される如
く構成されている。第1図において、1′は前ホ
ークステムで、該前ホークステム1′の1端には
その周面にネジ1′aが刻設され、もう一方の前
ホーク肩1′b側の端部には下玉押2′bが固設さ
れている。この前ホークステム1′には両端に
夫々上玉受3′a、下玉受3′bが配設されたヘツ
ドパイプ4′が外挿されている。前ホークステム
1′のネジ1′aには上玉押2′aが螺合され、該
上玉押2′aと前記上玉受3′aの間にはボールベ
アリング5′aを介し、前記下玉押2′bと前記下
玉受3′bの間にはボールベアリング5′bを介す
ることにより、前ホークステム1′が回転自在に
ヘツドパイプ4′に軸支される構成となつてい
る。この軸支機構の回転抵抗の調節は、ネジ1′
aに螺合されている上玉押2′aの締付け具合を
加減することにより可能となつている。そして、
この調節用上玉押2′aの上部には中ナツト6′、
廻り止の機能を果すランプ掛7′及び止ナツト
8′が連接してネジ1′aに螺合され、玉押2aが
緩まないように固定している。かくの如く構成さ
れたヘツドパーツ組立体においては、前ホークス
テム1′の回転抵抗を決定する上玉押2′aが、長
期間自転車を使用しているうちに振動等の原因に
より緩み始め、この上玉押2′aが必要以上に緩
むと前ホークステム1の回転ががたつき始めた。
又、長期間の使用によつて介設されているボール
ベアリング5′a,5′bが摩耗し、前ホークステ
ム1′の回転ががたつくこともあつた。従つて、
このがたつきが発生する毎にその都度上玉押2′
aを締め直す必要があつた。又、この締め直しに
よる所謂ガタ調整には熟練度を必要としその都度
専門の技術者に依頼する必要があり面倒であつ
た。さらに、この上玉押2′aの軸支部には必然
的に空隙が発生し、ここから雨水等が侵入してヘ
ツドパーツ内部が錆つくことも稀でなかつた。
本考案は以上の点に鑑みなされたものであつ
て、煩雑な保守調整作業が不要となる二輪車用ヘ
ツドパーツ組立体を提供することを目的とする。
本考案の特徴とするところは、少なくとも1端側
の周面にネジ部が形成されているホークステム
と、少なくとも一方が前記ネジ部に螺合されて前
記ホークステムに配設されている1対の玉押と、
両端に1対の玉受を設け該玉受と前記玉押との間
に1対の軸受手段を介して前記ホークステムに回
転自在に外挿されているヘツドパイプと、前記ネ
ジ部に螺合されている前記玉押を固定する固定手
段とを有する自転車用ヘツドパーツ組立体におい
て、1端を前記ホークステムに設けられた係止部
に係止させ他の1端を螺合されている前記玉押に
設けられた係止部に係止させて前記ホークステム
に外挿されているゼンマイを有する点である。
て、煩雑な保守調整作業が不要となる二輪車用ヘ
ツドパーツ組立体を提供することを目的とする。
本考案の特徴とするところは、少なくとも1端側
の周面にネジ部が形成されているホークステム
と、少なくとも一方が前記ネジ部に螺合されて前
記ホークステムに配設されている1対の玉押と、
両端に1対の玉受を設け該玉受と前記玉押との間
に1対の軸受手段を介して前記ホークステムに回
転自在に外挿されているヘツドパイプと、前記ネ
ジ部に螺合されている前記玉押を固定する固定手
段とを有する自転車用ヘツドパーツ組立体におい
て、1端を前記ホークステムに設けられた係止部
に係止させ他の1端を螺合されている前記玉押に
設けられた係止部に係止させて前記ホークステム
に外挿されているゼンマイを有する点である。
次に、本考案の具体的な1実施例について、添
付の図面に基づき説明する。第2図は、本考案に
よる自転車のヘツドパーツ組立体の左半分を切断
した模式的断面図である。第2図において、1は
前ホークステムで、前ホーク肩部1b側とは反対
の先端部周面にはネジが刻設され、ネジ部1aが
形成されている。この前ホークステム1の前ホー
ク肩部1b側端部には下玉押2bが外挿固設され
ている。そしてネジ部1aには上玉押2aが螺合
されている。この1対の玉押2a,2bは互いに
対向する側面がベアリング等の球体を円滑に受け
得るべく湾曲状に形成されている。そして、両端
に湾曲面を有する1対の上玉受3a、下玉受3b
が固設されたヘツドパイプ4が前ホークステム1
に外挿されている。1対の上玉受3a、下玉受3
bは、その湾曲部が夫々ヘツドパイプ両端で開く
如く固設されている。これら各1対の上、下玉受
3a,3bと前記上、下玉押2a,2bは互いに
形成されている湾曲面が対向すべく配設されてお
り、対向する上玉押2aと上玉受3a及び下玉押
2bと下玉押3bの間には、夫々ボールベアリン
グ5a及びボールベアリング5bが介設されてい
る。従つて、ヘツドパイプ4をこれに連結される
上鋼管(不図示)や下鋼管(不図示)で支承すれ
ば、この内部に挿通されている前ホークステム1
が円滑に軸支される構成となる。この軸支される
前ホークステムの回転抵抗、即ちハンドル(不図
示)の操作抵抗、を調節するには、螺合されてい
る上玉押2aを回転させることにより可能と成つ
ている。
付の図面に基づき説明する。第2図は、本考案に
よる自転車のヘツドパーツ組立体の左半分を切断
した模式的断面図である。第2図において、1は
前ホークステムで、前ホーク肩部1b側とは反対
の先端部周面にはネジが刻設され、ネジ部1aが
形成されている。この前ホークステム1の前ホー
ク肩部1b側端部には下玉押2bが外挿固設され
ている。そしてネジ部1aには上玉押2aが螺合
されている。この1対の玉押2a,2bは互いに
対向する側面がベアリング等の球体を円滑に受け
得るべく湾曲状に形成されている。そして、両端
に湾曲面を有する1対の上玉受3a、下玉受3b
が固設されたヘツドパイプ4が前ホークステム1
に外挿されている。1対の上玉受3a、下玉受3
bは、その湾曲部が夫々ヘツドパイプ両端で開く
如く固設されている。これら各1対の上、下玉受
3a,3bと前記上、下玉押2a,2bは互いに
形成されている湾曲面が対向すべく配設されてお
り、対向する上玉押2aと上玉受3a及び下玉押
2bと下玉押3bの間には、夫々ボールベアリン
グ5a及びボールベアリング5bが介設されてい
る。従つて、ヘツドパイプ4をこれに連結される
上鋼管(不図示)や下鋼管(不図示)で支承すれ
ば、この内部に挿通されている前ホークステム1
が円滑に軸支される構成となる。この軸支される
前ホークステムの回転抵抗、即ちハンドル(不図
示)の操作抵抗、を調節するには、螺合されてい
る上玉押2aを回転させることにより可能と成つ
ている。
而して、螺合されている上玉押2aのボールベ
アリング5aを受ける湾曲面を有する側とは反対
側の端面には凹部6が形成され、この凹部6には
ゼンマイ7が装着されている。この部分の構成
を、第3図の平断面図に基づき詳細に説明する。
第3図において、前ホークステム1におけるネジ
部1aの外周面上に1本の第1係止溝1a1が軸方
向に刻設されている。又、上玉押2aの前記凹部
6を形成する側部2a1の内周面には、8個の第2
係止溝2a2が夫々大略等間隔を保つて均等に刻設
されている。そして、3重に巻かれたゼンマイ7
が前ホークステム1に外挿され、その内側の端部
7bを半径方向の中心側に曲折して前記第1係止
溝1a1に係止させ、外側の端部7aを半径方向の
外側に曲折して前記第2係止溝2a2の適切な1個
に係止させて、凹部6に装着されている。この場
合、まず端部7bを第1係止溝1a1に係止させた
後、外側の端部7aをゼンマイ7を巻き込む円周
方向、即ち本例においては反時計回り方向、に牽
引し、この方向で最も近い第2係止溝2a2に係止
すると良い。これによつてゼンマイ7の巻き込み
を解こうとする弾発力が、螺合されている上玉押
2aに対して矢印の時計回り方向に作用し、上玉
押2aをゼンマイ7の弾発力で決まる一定の設定
強度で常に締め付けておくことができる。従つ
て、振動等により、上玉押2aが不用意に緩むこ
とがなく、又、多少のボールベアリング5a,5
bの摩耗に対してもそれに応じて自動的に上玉押
2aの締込が実施されるので、軸支される前ホー
クステム1のがたつきが防止される。ここで、上
玉押2aの設定締込強度を増す場合は、ゼンマイ
7の先端7aを次に近い第2係止溝2a′2まで牽
引して係止すれば良い。即ち、側部2a1の内周面
に刻設される第2係止溝を多く設ける程、より肌
理細かく所望の上玉押2aの締込強度を設定する
ことができる。又、上記観点から、ホークステム
1のネジ部1a外周面に設けられる第1係止溝1
a1の数も2個以上の複数としても良い。
アリング5aを受ける湾曲面を有する側とは反対
側の端面には凹部6が形成され、この凹部6には
ゼンマイ7が装着されている。この部分の構成
を、第3図の平断面図に基づき詳細に説明する。
第3図において、前ホークステム1におけるネジ
部1aの外周面上に1本の第1係止溝1a1が軸方
向に刻設されている。又、上玉押2aの前記凹部
6を形成する側部2a1の内周面には、8個の第2
係止溝2a2が夫々大略等間隔を保つて均等に刻設
されている。そして、3重に巻かれたゼンマイ7
が前ホークステム1に外挿され、その内側の端部
7bを半径方向の中心側に曲折して前記第1係止
溝1a1に係止させ、外側の端部7aを半径方向の
外側に曲折して前記第2係止溝2a2の適切な1個
に係止させて、凹部6に装着されている。この場
合、まず端部7bを第1係止溝1a1に係止させた
後、外側の端部7aをゼンマイ7を巻き込む円周
方向、即ち本例においては反時計回り方向、に牽
引し、この方向で最も近い第2係止溝2a2に係止
すると良い。これによつてゼンマイ7の巻き込み
を解こうとする弾発力が、螺合されている上玉押
2aに対して矢印の時計回り方向に作用し、上玉
押2aをゼンマイ7の弾発力で決まる一定の設定
強度で常に締め付けておくことができる。従つ
て、振動等により、上玉押2aが不用意に緩むこ
とがなく、又、多少のボールベアリング5a,5
bの摩耗に対してもそれに応じて自動的に上玉押
2aの締込が実施されるので、軸支される前ホー
クステム1のがたつきが防止される。ここで、上
玉押2aの設定締込強度を増す場合は、ゼンマイ
7の先端7aを次に近い第2係止溝2a′2まで牽
引して係止すれば良い。即ち、側部2a1の内周面
に刻設される第2係止溝を多く設ける程、より肌
理細かく所望の上玉押2aの締込強度を設定する
ことができる。又、上記観点から、ホークステム
1のネジ部1a外周面に設けられる第1係止溝1
a1の数も2個以上の複数としても良い。
以上の如く装着されたゼンマイ7の上部には中
ナツト8がネジ部1aに螺合されている。この中
ナツト8はゼンマイ7との間に若干の間隙を保つ
て螺合され、ゼンマイ7の自由な動作が確保され
ている。中ナツト8の上部には、カバー9、廻り
止ワツシヤ10及び止ナツト11がこの順に連接
してネジ部1に外挿されている。カバー9は樹脂
で成形され、底部に前ホークステム1が挿通され
得る中心孔が穿設された椀形状を成している。
尚、カバー9は金属等で成形することも可能であ
る。このカバー9の側部9aは、その先端が前記
ヘツドバイプ4の1端に固設された上玉受3aの
湾曲部外面に当接するべく長く形成されており、
その椀内部に前記上玉押2a、ボールベアリング
5a及び上玉受3aから成る軸支機構部と、ゼン
マイ7及び中ナツト8を収容して被う構成となつ
ている。ここでカバー9の内口径Aは当接する上
玉受3aの外径より若干小さく成形されており、
材質が樹脂である場合には、強制的に上方から押
圧して被装させると、口縁部が弾性変形して側部
9aの先端内面が上玉受3aの湾曲部外表面に密
着し、椀内部が密閉される。従つて雨水等の軸支
機構部への浸入が防止される。カバー9の上部に
連接して外挿されている環状の廻り止ワツシヤ1
0は、その内周面の1ケ所に凸部が設けられ、こ
の凸部を前ホークステム1のネジ部1a周面で軸
方向に刻設されている第1係止溝1a1に係合させ
ることによりそれ自体の回転が防止され、廻り止
として機能している。そして、最上部先端に外挿
されている大略環状の止ナツト11はネジ1aに
螺合され、この止ナツト11と前記中ナツト8と
で、この間に外挿されているカバー9と廻り止ワ
ツシヤ10を挾圧固定している。尚、廻り止ワツ
シヤ10の代わりに、従来技術の如くランプ掛や
カゴ支持具を外挿させても良いが、前述の如く係
合用凸部を設け回転を防止させる必要がある。
ナツト8がネジ部1aに螺合されている。この中
ナツト8はゼンマイ7との間に若干の間隙を保つ
て螺合され、ゼンマイ7の自由な動作が確保され
ている。中ナツト8の上部には、カバー9、廻り
止ワツシヤ10及び止ナツト11がこの順に連接
してネジ部1に外挿されている。カバー9は樹脂
で成形され、底部に前ホークステム1が挿通され
得る中心孔が穿設された椀形状を成している。
尚、カバー9は金属等で成形することも可能であ
る。このカバー9の側部9aは、その先端が前記
ヘツドバイプ4の1端に固設された上玉受3aの
湾曲部外面に当接するべく長く形成されており、
その椀内部に前記上玉押2a、ボールベアリング
5a及び上玉受3aから成る軸支機構部と、ゼン
マイ7及び中ナツト8を収容して被う構成となつ
ている。ここでカバー9の内口径Aは当接する上
玉受3aの外径より若干小さく成形されており、
材質が樹脂である場合には、強制的に上方から押
圧して被装させると、口縁部が弾性変形して側部
9aの先端内面が上玉受3aの湾曲部外表面に密
着し、椀内部が密閉される。従つて雨水等の軸支
機構部への浸入が防止される。カバー9の上部に
連接して外挿されている環状の廻り止ワツシヤ1
0は、その内周面の1ケ所に凸部が設けられ、こ
の凸部を前ホークステム1のネジ部1a周面で軸
方向に刻設されている第1係止溝1a1に係合させ
ることによりそれ自体の回転が防止され、廻り止
として機能している。そして、最上部先端に外挿
されている大略環状の止ナツト11はネジ1aに
螺合され、この止ナツト11と前記中ナツト8と
で、この間に外挿されているカバー9と廻り止ワ
ツシヤ10を挾圧固定している。尚、廻り止ワツ
シヤ10の代わりに、従来技術の如くランプ掛や
カゴ支持具を外挿させても良いが、前述の如く係
合用凸部を設け回転を防止させる必要がある。
以上詳述した如く、本考案によれば、ゼンマイ
を利用することにより玉押の締込強度を自動的に
調整可能となり、自転車等の二輪車の前ホークス
テムの回転上のがたつきを防止できる。従つて、
熟練度を要する従来の所謂前ホークステムのガタ
調整等の面倒な保守点検作業が不要となり、常に
円滑なハンドル操作が可能となる。又、本考案に
よる密閉性の良いカバを設けることにより、ヘツ
ドパーツ組立体内部への雨水等の侵入を防止し内
部の錆付きが抑制される。尚、本考案は上記の特
定の実施例に限定されるべきものではなく、本考
案の技術的範囲において種々の変形が可能である
ことは勿論である。例えば、ゼンマイが装着され
る凹部空間を玉押に形成せず、第4図に示される
如く玉押2aの端面にゼンマイ7を載置しても良
い。但し、この場合ゼンマイ7の内側端部7bは
前記実施例と同様の構成で係止可能であるが、外
側端部には軸方向に突出する係止部7aを形成
し、これを玉押2aの端面に形成された係止穴2
a3に係合させる構成とする必要がある。
を利用することにより玉押の締込強度を自動的に
調整可能となり、自転車等の二輪車の前ホークス
テムの回転上のがたつきを防止できる。従つて、
熟練度を要する従来の所謂前ホークステムのガタ
調整等の面倒な保守点検作業が不要となり、常に
円滑なハンドル操作が可能となる。又、本考案に
よる密閉性の良いカバを設けることにより、ヘツ
ドパーツ組立体内部への雨水等の侵入を防止し内
部の錆付きが抑制される。尚、本考案は上記の特
定の実施例に限定されるべきものではなく、本考
案の技術的範囲において種々の変形が可能である
ことは勿論である。例えば、ゼンマイが装着され
る凹部空間を玉押に形成せず、第4図に示される
如く玉押2aの端面にゼンマイ7を載置しても良
い。但し、この場合ゼンマイ7の内側端部7bは
前記実施例と同様の構成で係止可能であるが、外
側端部には軸方向に突出する係止部7aを形成
し、これを玉押2aの端面に形成された係止穴2
a3に係合させる構成とする必要がある。
第1図は従来の自転車用ヘツドパーツ組立体の
左半分を切断した模式的断面図、第2図は本考案
による自転車用ヘツドパーツ組立体の1実施例の
左半分を切断した模式的断面図、第3図は本考案
による自転車用ヘツドパーツ組立体の1実施例の
要部の模式的平断面図、第4図は本考案による自
転車用ヘツドパーツ組立体の他の実施例の要部を
示す斜視図である。 符号の説明、1′,1:前ホークステム、1
a1:第1係止溝、2′a,2a:上玉押、2a1:
第2係止溝、4′,4:ヘツドパイプ、7:ゼン
マイ。
左半分を切断した模式的断面図、第2図は本考案
による自転車用ヘツドパーツ組立体の1実施例の
左半分を切断した模式的断面図、第3図は本考案
による自転車用ヘツドパーツ組立体の1実施例の
要部の模式的平断面図、第4図は本考案による自
転車用ヘツドパーツ組立体の他の実施例の要部を
示す斜視図である。 符号の説明、1′,1:前ホークステム、1
a1:第1係止溝、2′a,2a:上玉押、2a1:
第2係止溝、4′,4:ヘツドパイプ、7:ゼン
マイ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも1端側の周面にネジ部が形成され
ているホークステムと、少なくとも一方が前記
ネジ部に螺合されて前記ホークステムに配設さ
れている1対の玉押と、両端に1対の玉受を設
け該玉受と前記玉押との間に1対の軸受手段を
介して前記ホークステムに回転自在に外挿され
ているヘツドパイプと、前記ネジ部に外挿され
ている前記玉押を固定する固定手段とを有する
二輪車用ヘツドパーツ組立体において、1端を
前記ホークステムに設けられた係止部に係止さ
せ、他の1端を螺合されている前記玉押に設け
られた係止部に係止させて前記ホークステムに
外挿されているゼンマイを有することを特徴と
する二輪車用ヘツドパーツ組立体。 2 上記第1項において、前記固定手段は、前記
ホークステムの前記ネジ部に外挿される中ナツ
トと、廻り止ワツシヤと、止ナツトと前記ゼン
マイと該ゼンマイの1端が係止されている前記
玉押と該玉押に対応する前記玉受及び該玉受と
前記玉押との間に介設される前記軸受手段とを
被うカバーで構成されることを特徴とする二輪
車用ヘツドパーツ組立体。 3 上記第2項において、前記カバーの材質は、
樹脂であることを特徴とする二輪車用ヘツドパ
ーツ組立体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982061033U JPS58163382U (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 二輪車用ヘツドパ−ツ組立体 |
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DE8383104081T DE3373642D1 (en) | 1982-04-28 | 1983-04-26 | A two-wheeled vehicle head parts assembly |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1982061033U JPS58163382U (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 二輪車用ヘツドパ−ツ組立体 |
Publications (2)
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JPS58163382U JPS58163382U (ja) | 1983-10-31 |
JPS6235676Y2 true JPS6235676Y2 (ja) | 1987-09-10 |
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- 1983-04-26 DE DE8383104081T patent/DE3373642D1/de not_active Expired
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