JPH0716104Y2 - セラミックシャフトと金属体との固定構造 - Google Patents

セラミックシャフトと金属体との固定構造

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JPH0716104Y2
JPH0716104Y2 JP5954189U JP5954189U JPH0716104Y2 JP H0716104 Y2 JPH0716104 Y2 JP H0716104Y2 JP 5954189 U JP5954189 U JP 5954189U JP 5954189 U JP5954189 U JP 5954189U JP H0716104 Y2 JPH0716104 Y2 JP H0716104Y2
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JP
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holding hole
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groove
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定吉 寺島
岳志 前田
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Kyocera Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばプランジャーポンプ等に使用するもの
で、セラミック製の作動シャフトとこれを一体的に固定
する固定部材である金属体との固定構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、プランジャーポンプに使用されるシャフトの固定
構造は、第5図及び第6図に示すごとく、金属製シャフ
ト11の一端を金属製固定部材12のシャフト保持穴13内に
挿入し、該シャフト保持穴13内周とシャフト11の外周と
の双方に溝部14、15を設け、この溝部14、15間にシャフ
トの抜け止め用Cリング16を介在させたシャフトの固定
構造が提供されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし乍ら、近時シャフトの耐蝕性及び耐摩耗性の点か
ら、該シャフトをセラミックスで構成することが試みら
れている。
このようなセラミックシャフトを上記従来の金属製シャ
フト11の固定構造に適用する場合、特にプランジャーポ
ンプ等ではシャフト11の揺動運動が激しいため、シャフ
ト11に、この軸方向と直角な方向(矢印Y方向)の曲げ
力が頻繁に作用し、シャフト11の奥部周端部11Aが保持
穴内周面13Aを圧接することとなり、シャフト11の上記
抜け止め用リング16を介在させる溝部15の部位に曲げ応
力が働くため、その部位から割れ易くなると云う問題が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案では前記シャフトの抜け止め用リングを
シャフトの溝部内面に強固に締め付け固定すると共に、
前記リングを挟むシャフト外周と保持穴内周とで形成さ
れるクリアランスを、シャフトの入口側より奥部側を大
きくすることにより前記課題を解消した。
本考案においては、固定部材に保持されるセラミックシ
ャフトの割れの発生を防止すると共に、この保持穴内で
の挿入長を短くできるようにしたセラミックシャフトと
固定部材としての金属体との固定構造を提供することを
目的とする。
本考案によれば、シャフトの一端を固定部材のシャフト
の保持穴に挿入し、該シャフトの保持穴内周とシャフト
の外周とに溝部を設け、これら双方の溝部間にシャフト
の抜け止め用リングを介在させ、該リングをシャフトの
溝部側へ押圧してシャフトを外周から締め付け固定する
と共に、前記リングを挟むシャフト外周と保持穴内周と
で形成するクリアランスを、シャフトの入口側より奥部
側を大きくして、シャフトの揺動時に該シャフト奥部周
端が保持孔内周面を圧接しないようにしたセラミックシ
ャフトと金属体との固定構造が提供される。
〔実施例〕
以下、本考案実施例を図面に基づき説明する。
第1図乃至第4図に示す如く、1はアルミナ等のセラミ
ックス製のシャフトであり、このシャフト1の一端を金
属製の固定部材2の保持穴3内に挿入固定する。この保
持穴3の内周面に溝部4を設け、またこのシャフト1が
保持穴3内に挿入された時に上記溝部4と対向するシャ
フト1の外周面位置にも溝部5を形成する。これら溝部
4、5間にはシャフト1の抜け止めをするための3分割
したリング6、6、6を介在させる(第2図及び第3図
参照)。前記各々のリング6、6、6は溝部5内面のシ
ャフト半径R1よりも曲率半径の若干小さい円弧R、R、
Rをもった形状に予め成形してある(第2図参照)。そ
して、固定部材2の固定用のネジ7、7、7の螺入にし
たがって、各リング6、6、6の中央がシャフト外周方
向に押圧され、リング6、6、6の内径が広がって、こ
の内径全体が溝部5内面に圧接される状態までネジ7、
7、7を締めつける(第3図参照)。即ち、リング6、
6、6の半径R、R、Rを溝部5内部のシャフト半径R1
よりも若干小さく形成することにより、このリング6、
6、6の曲率半径R、R、Rが該ネジの螺入にしたがっ
てリング6、6、6の内径全体が溝部5内面に密接する
状態まで広げられ、締め付け後これらリング6、6、6
に前記ネジによるリング締め付け点(リングの略中央)
を支点とするリングの内径方向への復帰力が発生するの
で、これにより各リング6、6、6は溝部5内部の略全
周面を挟着し、シャフト1を強固に締め付け固定するこ
とができると共に、セラミックシャフト1の保持穴3内
でのガタツキを抑制することができる。
また、前記リング6、6、6を挟む入口側のシャフト外
周と保持穴内周8とで形成するクリアランスC1は、シャ
フト1が挿入できる限度まで小さくすることにより、シ
ャフト1の揺動は上記リング6、6、6による固定に加
えて、保持穴3の入口側の内周面8においても抑制する
ようにする。
さらに、前記リング6、6、6を挟む奥部側のクリアラ
ンスC2を、該リングを支点とするシャフト1の揺動時
に、シャフト奥部周端1Aが保持穴奥部内周面3Aに圧接さ
れないように前記入口側クリアランスC1より大きくする
ことにより、前記溝部5形成部位に曲げ応力が生じない
ようにする。このような保持穴3の内周面とシャフト1
の外周面とで形成されるクリアランスC1、C2と、保持穴
3の入口側のシャフト挿入長L1及び奥部側のシャフト長
L2との関係は、以下の式で決定される。
上記式から導きだされるC2の値か小さくなりすぎると、
シャフト1の奥部周端1Aが保持穴奥部内周面3Aに圧接さ
れることとなり、本考案の目的が果たせなくなる。但
し、入口側のシャフト挿入長L1は奥部側のシャフト長L2
よりも小さくすることが望ましい。
〔考案の効果〕
本考案においては、固定部材としての金属体に形成した
保持穴に挿入固定するシャフトをセラミックスで構成
し、該シャフトの抜け止め用リングをシャフト外周に形
成する溝部側へ押圧してシャフトを締め付け固定すると
共に、前記シャフト外周と保持穴内周と形成されるクリ
アランスを、前記リングを挟む入口側より奥部側を大き
くしたことにより、セラミックスシャフトの前記溝部で
の割れを防止することができ、またシャフト保持穴のシ
ャフト挿入長を短くできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例におけるセラミックシャフトの
固定構造の縦断面図、第2図は第1図のII−II線断面に
おけるリング締め付け前の状態を示す断面図、第3図は
第1図のII−II線断面におけるリング締め付け後の状態
を示す断面図、第4図は第1図のA部分拡大断面図、第
5図は従来例における金属製シャフトの固定構造の縦断
面図、第6図は第5図のIII−III線断面である。 1……セラミックシャフト 2……固定部材 3……シャフト保持穴 4、5……溝部 6、6、6……リング 7、7、7……ネジ C1……入口側クリアランス C2……奥部側クリアランス L1……入口側シャフト挿入長 L2……奥部側シャフト長 R、R、R……リングの曲率半径

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材としての金属体に形成した保持穴
    に挿入固定するシャフトをセラミックスでなし、該シャ
    フトの抜け止め用リングをシャフト外周に形成する溝部
    側へ押圧してシャフトを締め付け固定するように構成す
    ると共に、前記シャフト外周と保持穴内周とで形成され
    るクリアランスを、前記リングを挟む入口側より奥部側
    を大きくしたことを特徴とするセラミックシャフトと金
    属体との固定構造。
JP5954189U 1989-05-23 1989-05-23 セラミックシャフトと金属体との固定構造 Expired - Fee Related JPH0716104Y2 (ja)

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JPH03118U JPH03118U (ja) 1991-01-07
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