JP2006144990A - 転がり軸受装置 - Google Patents
転がり軸受装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006144990A JP2006144990A JP2004338534A JP2004338534A JP2006144990A JP 2006144990 A JP2006144990 A JP 2006144990A JP 2004338534 A JP2004338534 A JP 2004338534A JP 2004338534 A JP2004338534 A JP 2004338534A JP 2006144990 A JP2006144990 A JP 2006144990A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner ring
- caulking
- rolling bearing
- bearing device
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C43/00—Assembling bearings
- F16C43/04—Assembling rolling-contact bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
- F16C19/186—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Abstract
【課題】 耐クリープ性能を充分に確保しながらかしめ部による軸方向荷重および径方向荷重を抑制しうる転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】 外輪と、外輪の内周側に転動体を介して配置された内輪6と、内輪6が外周側に取付けられた軸体2と、軸体2における軸方向一端側の端部を塑性変形させてかしめることにより形成され内輪6を軸方向に押さえ付けるかしめ部7と、を備えた転がり軸受装置である。内輪6には、かしめ部7と係合し内輪6と軸体2との相対回転を抑制する係合部8が形成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 外輪と、外輪の内周側に転動体を介して配置された内輪6と、内輪6が外周側に取付けられた軸体2と、軸体2における軸方向一端側の端部を塑性変形させてかしめることにより形成され内輪6を軸方向に押さえ付けるかしめ部7と、を備えた転がり軸受装置である。内輪6には、かしめ部7と係合し内輪6と軸体2との相対回転を抑制する係合部8が形成されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、軸端をかしめることにより内輪を固定した転がり軸受装置に関する。
例えば自動車用の転がり軸受装置として、車輪またはディスクブレーキ装置のディスクロータなどが取り付けられるハブホイールとしての内軸部材と、この内軸部材の外周側に装着されこれを回動自在に支持する転がり軸受とを備えた転がり軸受装置が用いられており、一般にハブユニットなどとも称されている。このような転がり軸受装置においては、転がり軸受の内輪部分を構成する内輪が内軸部材の外側に取り付けられているが、この内輪の取り付け手法は、車両への組み付け性向上、コスト削減、あるいは軽量化等の為、旧来のナットによる組み付けに代わり、かしめによるものが増えてきている。
内輪をかしめにより取り付けるには、上記内軸部材の円筒軸端部を径方向外向きに屈曲するように塑性変形させ、上記転がり軸受の内輪を軸方向に押さえ付けるかしめ部を形成する。この場合、かしめ部から受ける軸方向及び径方向の力により、内輪が内軸部材に対して固定される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−211302号公報
かしめ部による軸方向荷重及び径方向荷重が小さすぎると、内輪が内軸部材に対して回転してしまい、所謂クリープを起こすおそれが生ずる。内輪のクリープを防止するためには、かしめ部による軸方向荷重および径方向荷重を大きくすればよいが、この軸方向荷重および径方向荷重が過大となると、内輪の軌道面に圧痕が発生したり、内輪が変形して内軸部材の回転が偏心したりといった不具合が生じるおそれがある。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、耐クリープ性を充分に確保しながら軸方向荷重および径方向荷重を抑えうる転がり軸受装置を提供することを目的としている。
本発明の転がり軸受装置は、外輪と、前記外輪の内周側に転動体を介して配置された内輪と、前記内輪が外周側に取付けられた軸体と、前記軸体における軸方向一端側の端部を塑性変形させてかしめることにより形成され前記内輪を軸方向に押さえ付けるかしめ部とを備えた転がり軸受装置において、前記内輪には、前記かしめ部と係合し前記内輪と前記軸体との相対回転を抑制する係合部が形成されていることを特徴とする。係合部により耐クリープ性を高めることができるので、耐クリープ性を充分確保しながらかしめ部による軸方向荷重および径方向荷重を低下させることができる。
前記係合部は、前記内輪と前記かしめ部との接触範囲内に設けられた凹部であり、前記かしめ部は、前記塑性変形に伴って形成され前記凹部内に突出する凸部を有するのが好ましい。内輪側に設けられる係合部を凹部とすることにより、鍛造による形成が容易となるので、凹部を有する内輪を容易に製造することができる。また、かしめ部を形成させるための塑性変形に伴って前記凹部内に突出する凸部を形成しているから、凸部を形成する手間が不要であり、且つ内輪側の凹部と確実に係合する位置に凸部を形成することができる。
このように、かしめ部側の凸部を塑性変形に伴なって形成する場合、前記凹部は、前記内輪の一端側端面と内周面との間に延びる曲面面取り部に設けられている構成とするのが好ましい。かかる曲面面取り部と接触する部分には、軸端を塑性変形させる際の外力(屈曲方向外側に向かう力)が集中的が作用することとなる。そのため、この位置に凹部を設けると、該凹部内に突出するかしめ部側の凸部が形成されやすくなる。
内輪に、かしめ部と係合する係合部を設けたので、耐クリープ性が高まり、耐クリープ性を充分に確保しながらかしめ部による軸方向荷重および径方向荷重を低下させることができる。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図2は、本発明の一実施形態である転がり軸受装置1の断面図である。この転がり軸受装置1は、内軸部材2(軸体)と内輪6と外輪4と転動体5とからなり、所謂第3世代のハブユニットを構成している。内軸部材2は全体として略円筒状をなす軸部2fと、この
軸部2fの車両アウタ側(図2の左側)端部に一体的に設けられボルト2aにより車輪が取付けられるフランジ部2bを有し、軸部2fの車両インナ側(図2の右側)の軸方向一端部には小径部2cが設けられ、該小径部2cの軸方向他端側(車両アウタ側)には段差面2dを介して大径部2eが連続して設けられている。小径部2cの外周面2c1には内輪6が段差面2dと当接するように外嵌されており、この内輪6は小径部2cの軸方向一端側(車両インナ側)の端部を径方向外方へ屈曲変形し内輪6の軸方向一端側(車両インナ側)端面6bに押しつけることにより設けられたかしめ部7により軸方向他端側(車両アウタ側)に押さえ付けられている。外輪4は外周部に車体の懸架装置等に取付けるためのボルト穴4aを備えたフランジ部4bを一体的に有している。また外輪4は内周面に軸方向一端側(車両インナ側)に位置する第一の外輪軌道面4cと、軸方向他端側(車両アウタ側)に位置する第二の外輪軌道面4dとを有する。一方、上記内輪6の外周面には上記第一の外輪軌道面4cに対向する第一の内輪軌道面6aが形成され、上記内軸部材2の軸部2fの上記大径部2eの外周面には上記第二の外輪軌道面4dに対向する第二の内輪軌道面2e1が形成されている。第一の外輪軌道面4cと第一の内輪軌道面6aとの間には複数の玉からなる第一の転動体列5aが介装され、第二の外輪軌道面4dと第二の内輪軌道面2e1との間には複数の玉からなる第二の転動体列5bが介装され、複列アンギュラ玉軸受を構成している。
図2は、本発明の一実施形態である転がり軸受装置1の断面図である。この転がり軸受装置1は、内軸部材2(軸体)と内輪6と外輪4と転動体5とからなり、所謂第3世代のハブユニットを構成している。内軸部材2は全体として略円筒状をなす軸部2fと、この
軸部2fの車両アウタ側(図2の左側)端部に一体的に設けられボルト2aにより車輪が取付けられるフランジ部2bを有し、軸部2fの車両インナ側(図2の右側)の軸方向一端部には小径部2cが設けられ、該小径部2cの軸方向他端側(車両アウタ側)には段差面2dを介して大径部2eが連続して設けられている。小径部2cの外周面2c1には内輪6が段差面2dと当接するように外嵌されており、この内輪6は小径部2cの軸方向一端側(車両インナ側)の端部を径方向外方へ屈曲変形し内輪6の軸方向一端側(車両インナ側)端面6bに押しつけることにより設けられたかしめ部7により軸方向他端側(車両アウタ側)に押さえ付けられている。外輪4は外周部に車体の懸架装置等に取付けるためのボルト穴4aを備えたフランジ部4bを一体的に有している。また外輪4は内周面に軸方向一端側(車両インナ側)に位置する第一の外輪軌道面4cと、軸方向他端側(車両アウタ側)に位置する第二の外輪軌道面4dとを有する。一方、上記内輪6の外周面には上記第一の外輪軌道面4cに対向する第一の内輪軌道面6aが形成され、上記内軸部材2の軸部2fの上記大径部2eの外周面には上記第二の外輪軌道面4dに対向する第二の内輪軌道面2e1が形成されている。第一の外輪軌道面4cと第一の内輪軌道面6aとの間には複数の玉からなる第一の転動体列5aが介装され、第二の外輪軌道面4dと第二の内輪軌道面2e1との間には複数の玉からなる第二の転動体列5bが介装され、複列アンギュラ玉軸受を構成している。
図1は、内輪6(単体)の斜視図である。この内輪6には、かしめ部7と係合し内輪6と内軸部材2との相対回転を抑制する係合部として、かしめ部7との接触範囲の一部に切欠き状の凹部8が設けられている。図4は、凹部8を含む位置における内輪6の断面図である。凹部8は、内輪6の一端側(車両インナ側)端面6bと内周面6cとの間に延びる曲面面取り部6dを含んだ位置に設けられている。具体的には、凹部8は、曲面面取り部6dの一部を平面で面取りした形状をなしている。曲面面取り部6dは、内輪6の一端側端面6bと内周面6cとが交差する角部分に所定の曲率半径のRを付与することにより形成されている。なお、図1においては、分かりやすい図面とするために、一端側端面6bと内周面6cとが交差する角部分を一本の稜線として実線で描いているが、実際には、図3や図4等で示すように、一端側端面6bと内周面6cとは曲面面取り部6dを介して滑らかに連続しており、該角部分には図1で示すような稜線は存在しない。
なお、本実施形態では、凹部8は1箇所にのみ設けられているが、複数箇所設けても良い。複数箇所設ける場合は、周方向に等間隔おきに設けると、凹部8に起因する薄肉部分が周方向に均等分散し、且つ該凹部8に作用する応力も周方向に均等分散するので、凹部8に起因する内輪6の強度低下や剛性低下が最小限に抑えられて好ましいが、必ず等間隔である必要はない。
図3は、かしめ部7付近における図2の拡大図である。この図3は、上述した凹部8が存在しない部位における断面図であるが、分かりやすい図とするため、凹部8が存在する部位での断面図に現れる凹部8の断面線(図4参照)を破線にて示している。凹部8が存在しない部位においては、かしめ部7は、内輪6の曲面面取り部6dに沿って曲げられ且つ一端側端面6bに至り、これら曲面面取り部6d及び一端側端面6bと略隙間無く接触して内輪6を内軸部材2の段差面2dに押し付けている。
ここで、かしめ部7を形成する手順について説明する。
内軸部材2における小径部2cの外周面2c1に内輪6が外嵌される前の段階では、かしめ部7は形成されておらず、図2及び図3に仮想線で示すように、小径部2cはその軸方向一端側端部まで連続した円筒状の形状とされている。よって、外周面2c1も該端部まで同一径で連続しており、内輪6の取付けが許容された状態となっている。この状態において小径部2cの一端側(車両インナ側)から内輪6を挿入して取付け、次いで該端部を径方向外側に屈曲するように塑性変形させることにより(図3の矢印参照)、かしめ部7が形成され、且つ該かしめ部7が内輪6を軸方向車両アウタ側(図3の左側)に押さえ付けた状態となる。内輪6は、かしめ部7により軸方向他端側(車両アウタ側)に向かって軸力を受け、内軸部材2の段差面2dに押し付けられている。なお、かしめ部7を形成させるための塑性変形は、一般に揺動鍛造によりなされるが、冷間にて揺動鍛造すると加工硬化によりかしめ部7の剛性が高まるので好ましい。
内軸部材2における小径部2cの外周面2c1に内輪6が外嵌される前の段階では、かしめ部7は形成されておらず、図2及び図3に仮想線で示すように、小径部2cはその軸方向一端側端部まで連続した円筒状の形状とされている。よって、外周面2c1も該端部まで同一径で連続しており、内輪6の取付けが許容された状態となっている。この状態において小径部2cの一端側(車両インナ側)から内輪6を挿入して取付け、次いで該端部を径方向外側に屈曲するように塑性変形させることにより(図3の矢印参照)、かしめ部7が形成され、且つ該かしめ部7が内輪6を軸方向車両アウタ側(図3の左側)に押さえ付けた状態となる。内輪6は、かしめ部7により軸方向他端側(車両アウタ側)に向かって軸力を受け、内軸部材2の段差面2dに押し付けられている。なお、かしめ部7を形成させるための塑性変形は、一般に揺動鍛造によりなされるが、冷間にて揺動鍛造すると加工硬化によりかしめ部7の剛性が高まるので好ましい。
このようにかしめ部7は、内軸部材2の一端側端部を内輪6の曲面面取り部6d及び一端側端面6bに当接するように押し広げて塑性変形させることにより作製される。よって、内輪6の曲面面取り部6d又は一端側端面6bの範囲内であって且つかしめ部7との接触範囲に、予め凹部8を作製しておくと、塑性変形の際に加えられる力によって該凹部8内(図4における破線ハッチング部分)の一部又は全部に突出する凸部(図示省略)がかしめ部7側に形成される。そうすると、内輪6側の凹部8とかしめ部7側の凸部とが係合し、内輪6と内軸部材2との相対回転が抑制されて、耐クリープ性が高まる。したがって、耐クリープ性を維持しながら、かしめ部7から内輪6に作用する軸方向荷重および径方向荷重を低下させることも可能となる。
内輪6に設けられる係合部は、上記実施形態のように凹部8でなくてもよく、例えば凸部であってもよい。係合部を凸部とした場合、該凸部と係合する凹部をかしめ部7側に設ける必要があるが、この凹部も、かしめ部7を形成するための塑性変形に伴って形成してもよい。ただし、内輪6は鍛造により製造される場合が多く、鍛造製法の場合は凸部よりも凹部の方が形成が容易であるので、係合部は凸部よりも凹部の方が好ましい。
また、本実施形態では、かしめ部7を形成させるための塑性変形により、凹部8内に突出する凸部を形成している。よって、予めかしめ部7側(内軸部材2の一端側端部)に凸部を形成しておく必要がなく、凸部を形成する手間が不要となる。また、内輪6側の凹部8と確実に係合する位置に凸部を形成することができる。また、内軸部材2の一端側端部に予め凸部を形成しておく場合、かしめ部7を形成する前の段階で内輪6を内軸部材2の一端側端部に取り付ける際に該凸部が障害となる可能性があるが、本実施形態ではかかる不都合も無い。
また、凹部8は、内輪6の一端側端面6bと内周面6cとの間に延びる曲面面取り部6dに設けられている。かかる曲面面取り部6dには、軸端を塑性変形させる際に加えられる外力が屈曲方向外側に向かって集中的が作用することとなる。そのため、この位置に凹部8を設けると、該凹部8内に突出するかしめ部側の凸部が形成されやすくなる。凹部8の少なくとも一部が曲面面取り部6d内に存在していれば、かしめ部側の凸部が形成されやすくなる。
なお、凹部8の大きさや深さについては、大きいほど耐クリープ性の向上という点では有利であるが、内輪6の剛性や強度の点では不利となりやすい。この点について、FEM解析で発生応力を検証することにより、内輪6の剛性や強度は充分に確保しつつ、凹部8の大きさや深さを適切に設定することができる。同様に凹部8の配置位置や配置数についてもFEM解析により適切に設定することができる。
なお、上記実施形態では、一方の内輪軌道面が内軸部材2に一体化された第3世代ハブユニットに適用した例を示したが、本願は内軸部材2とは別体の2つの内輪をかしめ部により内軸部材2に外嵌固定した所謂第2.5世代のハブユニットにも適用できる。また、複列円すいころを用いた第3世代、第2.5世代のハブユニットにも適用できる。
1 転がり軸受装置
2 内軸部材(軸体)
4 外輪
5 玉(転動体)
6 内輪
6d 曲面面取り部
7 かしめ部
8 凹部
2 内軸部材(軸体)
4 外輪
5 玉(転動体)
6 内輪
6d 曲面面取り部
7 かしめ部
8 凹部
Claims (3)
- 外輪と、前記外輪の内周側に転動体を介して配置された内輪と、前記内輪が外周側に取付けられた軸体と、前記軸体における軸方向一端側の端部を塑性変形させてかしめることにより形成され前記内輪を軸方向に押さえ付けるかしめ部とを備えた転がり軸受装置において、
前記内輪には、前記かしめ部と係合し前記内輪と前記軸体との相対回転を抑制する係合部が形成されていることを特徴とする転がり軸受装置。 - 前記係合部は、前記内輪と前記かしめ部との接触範囲内に設けられた凹部であり、前記かしめ部は、前記塑性変形に伴って形成され前記凹部内に突出する凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受装置。
- 前記凹部は、前記内輪の一端側端面と内周面との間に延びる曲面面取り部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の転がり軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004338534A JP2006144990A (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 転がり軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004338534A JP2006144990A (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 転がり軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006144990A true JP2006144990A (ja) | 2006-06-08 |
Family
ID=36624903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004338534A Pending JP2006144990A (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 転がり軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006144990A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5225093B2 (ja) * | 2006-09-27 | 2013-07-03 | Thk株式会社 | 球面軸受及びその製造方法 |
JP2015158972A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-09-03 | 第一精工株式会社 | 電気コネクタ |
JP2016200212A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 株式会社ジェイテクト | ハブユニット及びその製造方法 |
JPWO2019026358A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2019-08-08 | 日本精工株式会社 | ハブユニット軸受およびその製造方法、並びに、自動車およびその製造方法 |
-
2004
- 2004-11-24 JP JP2004338534A patent/JP2006144990A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5225093B2 (ja) * | 2006-09-27 | 2013-07-03 | Thk株式会社 | 球面軸受及びその製造方法 |
JP2015158972A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-09-03 | 第一精工株式会社 | 電気コネクタ |
JP2016200212A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 株式会社ジェイテクト | ハブユニット及びその製造方法 |
JPWO2019026358A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2019-08-08 | 日本精工株式会社 | ハブユニット軸受およびその製造方法、並びに、自動車およびその製造方法 |
CN110892165A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-03-17 | 日本精工株式会社 | 轮毂单元轴承及其制造方法、和汽车及其制造方法 |
EP3546777A4 (en) * | 2017-07-31 | 2020-04-15 | NSK Ltd. | HUB UNIT BEARING, METHOD FOR PRODUCING THE SAME, MOTOR VEHICLE AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME |
US10935077B2 (en) | 2017-07-31 | 2021-03-02 | Nsk Ltd. | Hub unit bearing and method for manufacturing same, and motor vehicle and method for manufacturing same |
CN110892165B (zh) * | 2017-07-31 | 2021-07-09 | 日本精工株式会社 | 轮毂单元轴承及其制造方法、和汽车及其制造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5556509B2 (ja) | 車両用ハブユニット | |
US8221004B2 (en) | Method of making wheel support bearing | |
JP2008055984A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
EP2163402A1 (en) | Bearing device for wheel | |
JP3815376B2 (ja) | 車輪支持用転がり軸受ユニット | |
JP2010006204A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP2006144990A (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP5000579B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの製造方法 | |
JP2008039106A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP2005297925A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP2007292142A (ja) | 車輪支持用軸受ユニット | |
JP5024850B2 (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP4453033B2 (ja) | 車輪支持用ハブユニットの製造方法 | |
JP4244114B2 (ja) | 転がり軸受ユニット | |
JP5236097B2 (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP2003056580A (ja) | 車軸用軸受装置 | |
JP2005289147A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP4059268B2 (ja) | 車輪支持用転がり軸受ユニット及びその製造方法 | |
JP4278693B2 (ja) | 転がり軸受ユニット | |
JP2008221337A (ja) | 車両用ハブユニットのかしめ方法 | |
JP2007024208A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP2003028150A (ja) | 軸受装置 | |
JP2007327507A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP4186959B2 (ja) | 車輪支持用転がり軸受ユニット | |
JP2009001273A (ja) | 車両用軸受装置およびその製造方法 |