JPH0656525U - シンクロコーンの取付構造 - Google Patents

シンクロコーンの取付構造

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JPH0656525U
JPH0656525U JP91393U JP91393U JPH0656525U JP H0656525 U JPH0656525 U JP H0656525U JP 91393 U JP91393 U JP 91393U JP 91393 U JP91393 U JP 91393U JP H0656525 U JPH0656525 U JP H0656525U
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JP
Japan
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clip
groove
spline
synchro cone
main drive
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JP91393U
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JP2594436Y2 (ja
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義明 堀崎
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速機のメインドライブギヤにスプライン嵌
合するシンクロコーンの取付構造において、シンクロコ
ーンの抜け止め部材を収装しても、所定のギヤ寸法にて
加工逃げ溝の必要幅を大きく変更することなく、スプラ
インの有効長を最大限に確保できるようにする。 【構成】 メインドライブギヤ20のスプライン加工逃
げ溝22内でシンクロコーン21側の凹溝23に一部分
が係合してコーン21の軸方向への動きを規制するクリ
ップ24と、同じく加工逃げ溝22内でクリップ24を
所定位置に抑えるバックアップリング25を収装する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はシンクロコーンの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
変速機のメインドライブギヤにスプライン嵌合するシンクロコーンの取付構造 としてシンクロコーンの抜け止めを図るため、図5のようにメインドライブギヤ 1とシンクロコーン2とのスプライン3に円周方向へ連続する凹溝4,5(切欠 き)を形成すると共に、この溝4,5内でそれぞれ部分的にメインドライブギヤ 1側とシンクロコーン2側に係合する環状のクリップ6を収装したものが知られ ている(実開平1ー122547号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来例ではギヤ1側のスプライン加工逃げ溝7に加えて、 クリップ嵌め付け用の凹溝4が設けられるため、ギヤ1の寸法に余裕のない場合 にスプライン3の有効長が短くなるので、強度の低下を招くという問題点があっ た。
【0004】 そこで、図6のようにギヤ1側の凹溝としてスプライン加工逃げ溝7を利用す る例も見られる。その場合、加工逃げ溝7はシンクロコーン2のテーパ面8(ギ ヤ1への嵌め付け時にクリップ6を撓める)との関係から、ギヤ1端面より少し 離れる位置に設けられる。つまり、ギヤ1端面にスプライン溝3との間で加工逃 げ溝7を形成する段部9が生じるのであり、加工逃げ溝7の必要幅は狭くできな いため、この例でもスプライン3の有効長が段部9の分だけ犠牲にされることに なる。
【0005】 この考案はこのような問題点を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、変速機のメインドライブギヤにスプライン嵌合するシンクロコーン の取付構造において、メインドライブギヤのスプライン加工逃げ溝内でシンクロ コーン側の凹溝に一部分が係合してコーンの軸方向への動きを規制するクリップ と、同じく加工逃げ溝内でクリップを所定位置に抑えるバックアップリングを収 装する。
【0007】
【作用】
クリップは加工逃げ溝内の所定位置にバックアップリングと共に組み付けられ る。つまり、バックアップリングでクリップの位置決めを行うので、加工逃げ溝 自体をギヤ端面からシンクロコーンのテーパ面に対応する幅寸法だけ離す必要が なく、したがって従来の段部寸法を場合によっては省略できるため、スプライン の有効長をその分だけ大きく確保することが可能となる。また、加工逃げ溝は組 み付け前にバックアップリングの幅寸法も生かせるので、必要幅に変更を加えな くて済む。
【0008】
【実施例】
図1において、20は変速機のメインドライブギヤ、21はメインドライブギ ヤにスプライン嵌合するシンクロコーンで、メインドライブギヤ20にはスプラ イン加工逃げ溝22内でシンクロコーン21側の凹溝23に一部分が係合してコ ーン21の軸方向への動きを規制するクリップ24と、同じく加工逃げ溝22内 でクリップ24を所定位置に抑えるバックアップリング25が収装される。
【0009】 クリップ24は図2のように円形断面の線材を丸めて環状に形成すると共に、 その円周上の一部分に外径方向へ湾曲する撓み部24aが付与され、スプライン 加工逃げ溝22内に嵌め付けると撓み部24aが加工逃げ溝22の外周へ少し迫 り出すようになっている。
【0010】 そして、シンクロコーン21はメインドライブギヤ20へのスプライン嵌合に 際して、図4のようにクリップ24をテーパ面26で内側へ押しながら奥へと進 み、バックアップリング25がクリップ24の傾きを抑えるので、ギヤ20端面 に突き当たる位置で撓み部24aが凹溝23に係合することになる。
【0011】 バックアップリング25は鋼材などで角形断面の環状に形成すると共に、その 内周両端に斜めの面取りが施されるもので、図3のような全体形状に所定の締め 代を設け、スプライン加工逃げ溝22内で軸方向へ簡単に動かないようになって いる。
【0012】 このような構成により、クリップ24は加工逃げ溝22内の所定位置にバック アップリング25と共に組み付けて、バックアップリング25でクリップ24の 位置決めを行うので、加工逃げ溝22自体をギヤ20端面からシンクロコーン2 1のテーパ面26に対応する幅寸法だけ離す必要がなく、したがって、従来の段 部寸法をこの例では完全に省略できるため、スプライン28の有効長をその分だ け大きく確保することが可能となる。また、加工逃げ溝22の必要幅として、バ ックアップリング25の幅寸法も生かせるので、溝幅をとくに大きく確保しなく ても良い。なお、クリップ24の線材太さはスプライン加工逃げ溝22の必要幅 が変わらないとすれば、当然のことながらバックアップリング25のほぼ幅寸法 だけ小さく設定されることになる。
【0013】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、変速機のメインドライブギヤにスプライン嵌 合するシンクロコーンの取付構造において、メインドライブギヤのスプライン加 工逃げ溝内でシンクロコーン側の凹溝に一部分が係合してコーンの軸方向への動 きを規制するクリップと、同じく加工逃げ溝内でクリップを所定位置に抑えるバ ックアップリングを収装したので、所定のギヤ寸法にて加工逃げ溝の必要幅を大 きく変更することなく、スプラインの有効長を大きく確保することが可能という 効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すメインドライブギヤの
一部断面図である。
【図2】クリップの全体形状を示す正面図である。
【図3】バックアップリングの全体形状を示す正面図と
断面図である。
【図4】シンクロコーンの組付説明図である。
【図5】従来例を説明するメインドライブギヤの一部断
面図である。
【図6】従来例を説明するメインドライブギヤの一部断
面図である。
【符号の説明】
20 メインドライブギヤ 21 シンクロコーン 22 スプライン加工逃げ溝 23 凹溝 24 クリップ 25 バックアップリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機のメインドライブギヤにスプライ
    ン嵌合するシンクロコーンの取付構造において、メイン
    ドライブギヤのスプライン加工逃げ溝内でシンクロコー
    ン側の凹溝に一部分が係合してコーンの軸方向への動き
    を規制するクリップと、同じく加工逃げ溝内でクリップ
    を所定位置に抑えるバックアップリングを収装したこと
    を特徴とするシンクロコーンの取付構造。
JP1993000913U 1993-01-18 1993-01-18 シンクロコーンの取付構造 Expired - Lifetime JP2594436Y2 (ja)

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JPH0656525U true JPH0656525U (ja) 1994-08-05
JP2594436Y2 JP2594436Y2 (ja) 1999-04-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014155836A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 株式会社小松製作所 作業車両のアクスル装置及び作業車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014155836A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 株式会社小松製作所 作業車両のアクスル装置及び作業車両
JP2014193694A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Komatsu Ltd 作業車両のアクスル装置及び作業車両

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