JPH0653820U - センターベアリングサポート - Google Patents

センターベアリングサポート

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JPH0653820U
JPH0653820U JP092665U JP9266592U JPH0653820U JP H0653820 U JPH0653820 U JP H0653820U JP 092665 U JP092665 U JP 092665U JP 9266592 U JP9266592 U JP 9266592U JP H0653820 U JPH0653820 U JP H0653820U
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洋 西村
競 井上
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エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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    • F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C27/00—Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内環１の内周側に環状を呈するゴム状弾性材
製の弾性部材８を嵌着し、弾性部材８の内周側にベアリ
ング４を嵌着したセンターベアリングサポートについ
て、弾性部材８の内周側にベアリング４を圧入した際
に、アウターレース５に大きな締付け荷重が作用するの
を防止する。 【構成】 ベアリング４のアウターレース５、弾性部材
８または内環１に弾性部材８の変形を吸収する部位を設
け、弾性部材８の内周側にベアリング４を圧入した際
に、弾性部材８がその限度まで圧縮された状態となるこ
とが無いようにした。上記部位は例えば、アウターレー
ス５の外周面の圧入側の端部に設けられた環状の切欠９
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、センターベアリングサポートの改良に関する。本考案のセンターベ アリングサポートは例えば自動車の駆動系に装着され、プロペラシャフトまたは アクスルシャフトを回転自在にかつ弾性的に支持するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、図１０に示すように、金属製の内環１と金属製の外環２をベロー状 を呈するゴム状弾性材製のバネ部材３を介して接続し、内環１の内周側にボール ベアリング４またはローラベアリング（以下、単にベアリング４と称する）を嵌 合したセンターベアリングサポートが知られている。７はオイルシールである。
【０００３】 上記センターベアリングサポートは内環１の内周側にベアリング４のアウター レース５を直接嵌合し、その嵌合代によってベアリング４を保持している。した がってこの嵌合代によってアウターレース５が微小ではあるが縮径変形すること があり、アウターレース５が縮径変形すると、アウターレース５とボール６また はローラ（以下、単にボール６と称する）のクリアランスが適正値以上に小さく なって、回転抵抗が過大になったり、回転異常振動が発生したりする。
【０００４】 上記問題に対処するため、本願出願人は、先に、図１１に示すように、内環１ の内周側に環状を呈するゴム状弾性材製の弾性部材８を嵌着し、弾性部材８の内 周側にベアリング４を嵌着することを提案した。しかしながらこの先行技術には 次の問題がある。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、図１２および図１３に示すように、弾性部材８の内周側にベアリン グ４を圧入した際に、弾性部材８に皺が寄って弾性部材８が変形し、内環１とア ウターレース５の間の隙間が弾性部材８によって完全に埋め尽くされ、弾性部材 ８がその限度まで圧縮された状態となるために、折角、内環１とアウターレース ５の間に弾性部材８を介装しても、設計段階で考えていた以上に大きな締付け荷 重がアウターレース５に作用する虞がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記先行技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、内環１の内周側に環状を呈するゴム 状弾性材製の弾性部材８を嵌着し、前記弾性部材８の内周側にベアリング４を嵌 着したセンターベアリングサポートにおいて、前記ベアリング４のアウターレー ス５、前記弾性部材８または前記内環１に、前記弾性部材８の変形を吸収する部 位を設けることにした。
【０００７】
【作用】
ベアリング４のアウターレース５、弾性部材８または内環１に弾性部材８の変 形を吸収する部位を設けると、弾性部材８の内周側にベアリング４を圧入した際 に、弾性部材８がその限度まで圧縮された状態となるのを未然に防止することが 可能となる。
【０００８】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【０００９】 第一実施例 図１および図２に示すように、アウターレース５の外周面の圧入側の端部に環 状の切欠９が設けられており、この切欠９によって、弾性部材８の内周側にベア リング４を圧入した際に、弾性部材８がその限度まで圧縮された状態となるのを 防止する。
【００１０】 第二実施例 図３に示すように、アウターレース５の外周面に所要数（図では二本）の環状 の凹部１０が設けられており、この凹部１０によって、弾性部材８の内周側にベ アリング４を圧入した際に、弾性部材８がその限度まで圧縮された状態となるの を防止する。
【００１１】 第三実施例 図４および図５に示すように、弾性部材８の内周面に所要数の軸方向に延びる 凹部１１が設けられており、この凹部１１によって、弾性部材８の内周側にベア リング４を圧入した際に、弾性部材８がその限度まで圧縮された状態となるのを 防止する。凹部１１はスプライン形状に配置されている。
【００１２】 第四実施例 図６に示すように、弾性部材８の内周面に所要数（図では二本）の環状の凹部 １２が設けられており、この凹部１２によって、弾性部材８の内周側にベアリン グ４を圧入した際に、弾性部材８がその限度まで圧縮された状態となるのを防止 する。
【００１３】 第五実施例 図７に示すように、弾性部材８の内周面に所要数（図では二本）の環状の凸部 １３が設けられており、この凸部１３によって、弾性部材８の内周側にベアリン グ４を圧入した際に、弾性部材８がその限度まで圧縮された状態となるのを防止 する。
【００１４】 第六実施例 図８および図９に示すように、内環１に逃げ穴１４が設けられており、この逃 げ穴１４によって、弾性部材８の内周側にベアリング４を圧入した際に、弾性部 材８がその限度まで圧縮された状態となるのを防止する。逃げ穴１４は所要数が 円周方向に並べられている。
【００１５】
【考案の効果】 本考案は次の効果を奏する。すなわち、ベアリング４のアウターレース５、弾 性部材８または内環１に弾性部材８の変形を吸収する部位を設けたことによって 弾性部材８の内周側にベアリング４を圧入した際に、弾性部材８がその限度まで 圧縮された状態となることが無いようにしたために、アウターレース５に大きな 締付け荷重が作用するのを防止することができる。したがってベアリング４の締 付荷重を常に適正にすることができ、ベアリング４のスムーズな回転を得ること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の第一実施例に係るセンターベアリング
サポートの半裁断面図
【図２】同センターベアリングサポートの組立手順を示
す説明図
【図３】本考案の第二実施例に係るセンターベアリング
サポートの要部断面図
【図４】本考案の第三実施例に係るセンターベアリング
サポートの要部断面図
【図５】図４におけるＡ方向矢視図
【図６】本考案の第四実施例に係るセンターベアリング
サポートの要部断面図
【図７】本考案の第五実施例に係るセンターベアリング
サポートの要部断面図
【図８】本考案の第六実施例に係るセンターベアリング
サポートの要部断面図
【図９】図８の要部拡大図
【図１０】従来例に係るセンターベアリングサポートの
半裁断面図
【図１１】他の従来例に係るセンターベアリングサポー
トの半裁断面図
【図１２】同センターベアリングサポートの組立手順を
示す説明図
【図１３】同センターベアリングサポートの組立手順を
示す説明図
【符号の説明】
１ 内環 ２ 外環 ３ バネ部材 ４ ベアリング ５ アウターレース ６ ボール ７ オイルシール ８ 弾性部材 ９ 切欠 １０，１１，１２ 凹部 １３ 凸部 １４ 逃げ穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 内環（１）の内周側に環状を呈するゴム
    状弾性材製の弾性部材（８）を嵌着し、前記弾性部材
    （８）の内周側にベアリング（４）を嵌着したセンター
    ベアリングサポートにおいて、前記ベアリング（４）の
    アウターレース（５）、前記弾性部材（８）または前記
    内環（１）に、前記弾性部材（８）の変形を吸収する部
    位を設けたことを特徴とするセンターベアリングサポー
    ト。
JP1992092665U 1992-12-25 1992-12-25 センターベアリングサポート Expired - Lifetime JP2586450Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100925696B1 (ko) * 2007-12-13 2009-11-10 현대자동차주식회사 프로펠러 샤프트 센터베어링
JP2023517881A (ja) * 2020-03-03 2023-04-27 レスメド・モーター・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 送風機用のベアリングスリーブ

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JPH05209615A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Hitachi Koki Co Ltd 軸受保持装置

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