JPH05209615A - 軸受保持装置 - Google Patents

軸受保持装置

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Publication number
JPH05209615A
JPH05209615A JP1595592A JP1595592A JPH05209615A JP H05209615 A JPH05209615 A JP H05209615A JP 1595592 A JP1595592 A JP 1595592A JP 1595592 A JP1595592 A JP 1595592A JP H05209615 A JPH05209615 A JP H05209615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber bush
bearing
holding device
bush
bearing holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1595592A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshie Shinozaki
俊栄 篠崎
Shinki Otsu
新喜 大津
Akisuke Harada
哲祐 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP1595592A priority Critical patent/JPH05209615A/ja
Publication of JPH05209615A publication Critical patent/JPH05209615A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は例えば電動工具において電機子軸を支
持する軸受保持装置に関するもので、共振回転数を通過
する時の軸受の振動を抑制することによってハウジング
の振動を抑制することを目的としたものである。 【構成】軸受と2と軸受室4との間に介在されるゴムブ
ッシュ5に圧縮される容積以上の変形代を設けたことを
特徴とするもので、変形代はゴムブッシュ5の挿入側外
周及び反挿入側内周をくり抜くことによって形成され
る。あるいはゴムブッシュ5の外周または内周に軸方向
に反って延びた凹部5eを複数個設けて変形代としても
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば二重絶縁電動工具
等に使用される軸受の保持装置に関するもので、特に軸
受使用機器の振動を低減するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】整流子モータにより駆動される電動工具
は、ハウジングの振動共振回転数を無負荷回転数よりも
高くなるように設定して共振現象が起きないようにして
いる。しかし整流子モータの小型化、高出力化に伴い、
高速回転が益々要求され、無負荷回転数が共振回転数に
近い値となってきている。また二重絶縁電動工具におけ
るプラスチックハウジングはアルミハウジングと違い、
剛性が低いので共振回転数が大きく低下し、負荷時の回
転数が共振回転数に近い値となってきており、種々の弊
害が出てきている。このため、電機子軸を支持する軸受
と軸受室との間に図10、図11に示す円筒状のゴムブ
ッシュを介在させ、共振回転数を小さくすると共に振動
振幅も小さくし(通常ゴムブッシュのバネ定数を小さく
することによりゴムブッシュが変形しやすくなり、ゴム
ブッシュの振動減衰作用により振幅も小さくなる)、共
振回転数を通過する際の振動振幅が小さくなるようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ゴムブッシュの成
形精度は周知の如くあまりよくなく、肉厚のバラツキが
大きい。前記軸受と軸受室の加工精度は良いので、ゴム
ブッシュの肉厚のバラツキのみがゴムブッシュの圧縮量
に大きく関係するようになる。ゴムブッシュの圧縮量は
ゴムブッシュのバネ定数に大きく影響し、圧縮量が大き
く(小さく)なればバネ定数が大きく(小さく)なる。
ゴムブッシュの振動減衰作用を大きくするにはバネ定数
を小さくすればよいが、肉厚の薄いゴムブッシュを使用
して肉厚が最小値にばらついた場合、バネ定数が小さく
なり過ぎて電機子が固定子コアの内面に接触する恐れが
ある。反対に肉厚の厚いゴムブッシュを使用して肉厚が
最大値にばらついた場合、バネ定数が大きくなってゴム
ブッシュが変形しにくくなり振動減衰作用が微小となり
ゴムブッシュを使用する意味がなくなる。本発明の目的
は、上記した従来技術の欠点をなくし、ゴムブッシュの
肉厚にバラツキがあってもバネ定数の変化を少なくし、
共振回転数通過時の振動を小さくすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の軸受保持装置においては、軸受と軸受室と
により圧縮される容積以上の変形代をゴムブッシュに持
たせるようにしたものである。
【0005】
【作用】上記のように構成された軸受保持装置のゴムブ
ッシュは、変形を受けた際に前記変形代を持っているた
め、肉厚が厚く更に最大値の方にばらついたゴムブッシ
ュであったとしても、容易に変形することができ、バネ
定数が大きくなることもなくなる。
【0006】
【実施例】図1に本発明保持装置の要部、図2、図3に
図1に使用されているゴムブッシュ5を示す。電機子1
の回転軸を支持する軸受2と軸受室4の間には円筒の空
間が生じる。該円筒空間にゴムブッシュ5を埋設する。
ゴムブッシュ5は、挿入側の底面5bと外周5aとによ
り形成される角部をリング状にくり抜き、また内周5c
と反挿入側の開口面5dとで形成される角部をリング状
にくり抜いている。ゴムブッシュ5を軸受室4内に埋設
すると、図1に示す如くくり抜いた部分に対応する空隙
6a、6bが生ずる。ゴムブッシュ5のラジアル方向の
肉厚TBは最小値にばらついた時でも前記円筒空間のラ
ジアル方向の距離TSより大きくなるように設定され
(TB>TS)、ゴムブッシュ5の肉厚をを大きめに設
定することによりバネ定数が必要以上に小さくならない
よう配慮されている。一方ゴムブッシュ5の肉厚が最大
値にばらついた場合、より大きい圧縮を受けるがゴムブ
ッシュ5は空隙6a、6bに向かって容易に変形できる
のでバネ定数の変化は小さくなる。前記ゴムブッシュ5
の形状の場合、ゴムブッシュ5及び軸受2を夫々軸受室
4及びゴムブッシュ5に挿入する際、ゴムブッシュ5の
テーパ状となっている前記くり抜き部分が挿入の案内部
となるので、ゴムブッシュ5及び軸受2の挿入が容易に
なり組立性が向上する。
【0007】図4、図5及び図6、図7はゴムブッシュ
5の他の実施例を示すもので、夫々内周及び外周に軸方
向に延びた凹部5eを複数個設け、ゴムブッシュ5が容
易に変形できるようにしたものである。また図8、図9
は図2と図6のゴムブッシュ5を複合したもので、外周
に凹部5eを設けると共に挿入側及び反挿入側をくり抜
いたものである。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、円筒状ゴ
ムブッシュに圧縮される容積以上の変形代を設けたこと
により、ゴムブッシュの肉厚のばらつきに対し、ゴムブ
ッシュのバネ定数の変化を少なくすることができ、ハウ
ジングの振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明軸受保持装置の一実施例を示す要部断
面図。
【図2】 図1に使用されているゴムブッシュを示す側
面図。
【図3】 図2の断面図。
【図4】 ゴムブッシュの他の実施例を側面図。
【図5】 図4の断面図。
【図6】 ゴムブッシュの他の実施例を示す側面図。
【図7】 図6の断面図。
【図8】 ゴムブッシュの他の実施例を示す側面図。
【図9】 図8の断面図。
【図10】 従来のゴムブッシュの一例を示す側面図。
【図11】 図10の断面図。
【符号の説明】
2は軸受、4は軸受室、5はゴムブッシュ、6a、6b
は空隙である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を支持する軸受を粘弾性を有する
    ゴムブッシュを介して軸受室内に保持するようにした軸
    受保持装置であって、 前記ゴムブッシュに、軸受と軸受室とにより圧縮される
    容積以上の変形代を持たせたことを特徴とする軸受保持
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ゴムブッシュの変形代を、ゴムブッ
    シュの挿入側外周及び反挿入側内周をリング状にくり抜
    いて形成したことを特徴とする請求項1記載の軸受保持
    装置。
JP1595592A 1992-01-31 1992-01-31 軸受保持装置 Pending JPH05209615A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0653820U (ja) * 1992-12-25 1994-07-22 エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社 センターベアリングサポート
JP2013220077A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Makita Corp 作業機
US20140077644A1 (en) * 2012-09-20 2014-03-20 Denso Corporation Ac generator for vehicles

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