JP3186395B2 - モータ - Google Patents

モータ

Info

Publication number
JP3186395B2
JP3186395B2 JP33781193A JP33781193A JP3186395B2 JP 3186395 B2 JP3186395 B2 JP 3186395B2 JP 33781193 A JP33781193 A JP 33781193A JP 33781193 A JP33781193 A JP 33781193A JP 3186395 B2 JP3186395 B2 JP 3186395B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
peripheral surface
sleeve
bearing
hydrodynamic bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33781193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07194054A (ja
Inventor
昭英 松尾
三千治 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP33781193A priority Critical patent/JP3186395B2/ja
Publication of JPH07194054A publication Critical patent/JPH07194054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3186395B2 publication Critical patent/JP3186395B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動圧流体軸受を有するモ
ータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、モータは小型,薄型化の要求とと
もに高速回転,回転振れ精度,低騒音化の要求が強くな
り、それに伴なってボールベアリングに比べて優れた性
能をもつ動圧流体軸受を用いたモータが利用されつつあ
る。
【0003】以下、図面を参照しながら従来のモータに
ついて説明する。図3は従来例におけるモータの縦断面
図である。
【0004】図3において、1はハウジング、2はハウ
ジング1に固定されたステータコア、3は巻線、4はロ
ータ、5はリング状のロータマグネット、6はハウジン
グ1に固定支持された軸である。ロータマアグネット5
はステータコア2の外周に対向する位置でロータ4に固
定されている。7はスリーブで、黄銅材からなり、ロー
タ4に固定されるとともに、軸6の周面と対向してい
る。8はロータ4に固定され、軸6端部に対向するス
ラスト板である。9は動圧流体軸受部Aで、軸6の外周
面とスリーブ7の内周面とで構成され、内部にオイルが
注入されている。
【0005】さらに平均直径dを有する動圧流体軸受部
A9のみが構成されていることを示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に流体軸受におけ
るラジアル方向の軸剛性は、 {s〔軸受剛性〕}比例{B〔軸受長さ〕2×(d/
2)〔軸半径〕2} の関係にある。
【0007】前記の従来の構成では、図3に示すように
モータの全高内の動圧流体軸受部の構成部が限られ、特
に小型,薄型モータの場合には高さhが小さくなりB
〔軸受長さ〕が制限されてしまう。また、d〔軸径〕は
ステータコアおよび巻線の空間の確保すなわちモータ特
性の観点からするとあまり大きくすることは望ましくな
い。よって、軸受剛性Sの向上はある程度までに留ま
り、高負荷が課せられるモータの場合や負荷によってア
ンバランスが生じるモータの場合には軸受剛性不足とな
る場合が生じてくる。
【0008】また、軸受の片側に集中して高負荷あるい
はアンバランスが加わる場合も軸受の剛性不足となる場
合が生じてくる。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、動圧流体軸受の軸受剛性を向上することが可能な小
型モータあるいはモータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために本発明のモータは、軸と軸を挿入するための円筒
状部を有するスリーブにおいて、軸の外周面とスリーブ
の内周面とで平均直径dを有する一つの動圧流体軸受を
構成する。また、軸を固定しかつスリーブの円筒状外周
面をつつみこむように円筒状内周面を有した軸部材を有
し、スリーブの円筒状外周面および軸部材の円筒状内周
面とで平均直径Dを有するもう一つの動圧流体軸受を構
成させる。
【0011】また、第1の円形孔より径の大きな第2の
円形孔を有するスリーブと、第1の円形孔に挿入される
軸を有し、スリーブの第1の円形孔内周面と前記軸の外
周面とで一つの動圧流体軸受を構成し、さらに軸が固定
されかつ第2の円形孔に挿入される軸部材とで構成さ
れ、第2の円形孔内周面と軸部材の円筒外周面とでもう
一つの動圧流体軸受を構成させる。
【0012】
【作用】この構成によって動圧流体軸受を構成する部分
が増加するため軸受剛性Sに比例する{B〔軸受長さ〕
2・(d/2)〔軸半径〕2}がさらに加わり小型,薄型
モータにおいて全高が小さい場合にも軸受剛性を向上さ
せることが可能となる。
【0013】よって、小型で高回転振れ精度,低騒音が
得られ、かつ高負荷が課せられる場合や負荷によってア
ンバランスが生じる場合にも耐えうることができるモー
タが実現可能となる。
【0014】また、偏荷重が加えられる軸受側あるいは
回転重心が片寄る軸受側に軸部材の円筒外周面と第1の
円形孔より径の大きな第2の円形孔を有するスリーブの
円形内周面とで構成される動圧流体軸受を構成すること
によって{(D/2)2−(d/2)2}の分、軸受剛性
Sが向上し高負荷や高アンバランスにも耐えうることが
できるモータが実現可能となる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例におけるモータの
縦断面図である。図1において、2はステータコア、3
は巻線、4はロータ、5はロータマグネット、6は軸、
7はスリーブ、8はスラスト板、9は動圧流体軸受部A
である。以上は、従来例の構成と同じである。
【0017】10は軸部材Aでありスリーブ7およびロ
ータ4の円筒状外周面をつつみこむように内周面を有し
ている黄銅材である。11は動圧流体軸受部Bで軸部材
10とロータ4にて構成され中にオイルが注入されてい
る。動圧流体軸受部B11は軸方向に対し動圧流体軸受
部A9をつつみ込むので、モータ全高H内に2重の動圧
流体軸受が構成されている。12は軸部材Bで軸および
軸部材10を固定している。
【0018】また、一方の動圧流体軸受部B11の平均
直径Dが他方の動圧流体軸受部A9の平均直径dより大
きく(φD>φd)構成されていることを示している。
【0019】さらにロータ4が2つの材質から構成して
いることを示し、13はスペーサでロータ4のみで動圧
流体軸受の構成が困難な場合にスペーサ13をロータ4
に固定し、軸部材10とともに動圧流体軸受部Bを構成
させる。また、動圧流体軸受部をスパイラル溝やヘリン
グボーン溝で構成するとさらに効果がある。
【0020】実施例1では、軸6が固定している場合に
ついて記述したが、逆に回転する構成の場合でも構わな
い。
【0021】以上のように構成されたモータでは、定め
られた全高H内において動圧流体軸受を構成する部分を
増加することができるので小型構造における軸受の剛性
を向上することが可能となる。
【0022】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0023】図2は本発明の一実施例におけるモータの
縦断面図である。図2において、101はハウジング、
102はハウジング101に固定されるステータコア、
103は巻線、104はロータ、105はリング状のロ
ータマグネット、106はロータ104に固定支持する
軸である。ロータマグネット105はステータコア10
2の外周に対向する位置でロータ104に固定されてい
る。107はスリーブで第1の円形孔と径の大きな第2
の円形孔を有する黄銅材からなりハウジング101に固
定されている。108はスラスト板で軸106の端面部
に対向するとともにハウジング101およびスリーブ1
07に固定される。109は動圧流体軸受部Aで軸10
6とスリーブ107の第1の円形孔にて構成され平均直
径dを有して中にオイルが注入されている。110は軸
部材で軸106に固定されるとともにスリーブ107の
第2の円形孔内周面と対向している。111は動圧流体
軸受Bで偏荷重が加えられる軸受側あるいは回転重心が
片寄る軸受側に軸部材110の円筒外周面と第1の円形
孔より径の大きな第2の円形孔を有するスリーブの円形
内周面とで構成され平均直径Dを有して中にオイルが注
入されている。また、一方の動圧流体軸受部B111の
平均直径Dが他方の動圧流体軸受部A109の平均直径
dより大きく(φD>φd)構成されていることを示し
ている。
【0024】また、軸106と軸部材110は熱線膨張
係数の同じ材質で構成することもできる。また、軸20
6は軸106と軸部材110を一体にして構成している
ことを示している。また、軸106と軸部材110は2
種類以上の異なる材質からも構成することができる。
【0025】また、動圧流体軸受部をスパイラル溝やヘ
リングボーン溝で構成すると、さらに効果がある。
【0026】実施例2では、軸106がロータ104の
固定部に近い軸受側を偏荷重が加えられる軸受側あるい
は回転重心が片寄る軸受側としている。また、軸106
が回転している場合について記述したが、逆に固定する
構成の場合でも構わない。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、軸と軸を挿入す
るための円筒状部を有するスリーブにおいて、軸の外周
面とスリーブの内周面とで平均直径dを有する一つの動
圧流体軸受を構成する。また、軸を固定しかつスリーブ
の円筒状外周面をつつみこむように円筒状内周面を有し
た軸部材を有し、スリーブの円筒状外周面および軸部材
の円筒状内周面とで平均直径Dを有するもう一つの動圧
流体軸受を構成させる。
【0028】このように、一方の動圧流体軸受の平均直
径Dを他方の動圧流体軸受の平均直径dより大きくして
2つ以上の異なる平均直径をもつ動圧流体軸受を構成
し、かつ一方の動圧流体軸受部が他方の動圧流体軸受部
をつつみこむようにしてモータ全高H内に2重の動圧流
体軸受を構成することによって、軸受剛性Sが向上す
る。よって、高回転振れ精度,低騒音特性が得られると
ともに高負荷やアンバランス負荷が課せられる小型,薄
型モータを構成する上で非常に有利な手段となり得る。
【0029】また、第1の円形孔より径の大きな第2の
円形孔を有するスリーブと、第1の円形孔に挿入される
軸を有し、スリーブの第1の円形孔内周面と前記軸の外
周面とで一つの動圧流体軸受を構成させる。さらに軸が
固定されかつ第2の円形孔に挿入される軸部材とで構成
され、第2の円形孔内周面と軸部材の円筒外周面とでも
う一つの動圧流体軸受を構成させる。よって、偏荷重が
加えられる軸受側あるいは回転重心が片寄る軸受側に軸
部材の円筒外周面と第1の円形孔より径の大きな第2の
円形孔を有するスリーブの円形内周面とで構成される動
圧流体軸受によって{(D/2)2−(d/2)2}の
分、軸受剛性Sが向上し高負荷や高アンバランスにも耐
えうることができるとともに、偏荷重が加わらない軸受
側あるいは回転重心が片寄らない軸受側を小さくするの
で軸受全体の軸ロスを増大させることがないモータが実
現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例におけるモータの
縦断面図 (b)本発明の第1の実施例におけるx−x′での切断
断面図 (c)本発明の第1の実施例における一部拡大断面図
【図2】(a)本発明の第2の実施例におけるモータの
縦断面図 (b)本発明の第2の別の実施例におけるモータの一部
縦断面図
【図3】(a)従来のブラシレスモータの縦断面図 (b)従来のブラシレスモータにおけるx−x′での切
断断面図
【符号の説明】
2,102 ステータコア 3,103 巻線 4,104 ロータ 5,105 マグネット 6,106 軸 7,107 スリーブ 8,108 スラスト板 9,109 流体軸受部A 10 軸部材A 11,111 流体軸受部B 12 軸部材B 13 スペーサ 101 ハウジング 110 軸部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/08 F16C 17/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と、前記軸を挿入する円筒状部を有す
    るスリーブと、前記軸の外周面と前記スリーブの内周面
    とで第1の動圧流体軸受を構成し、前記軸が嵌合固定さ
    れ、かつ前記スリーブの円筒状外周面をつつみこむよう
    に円筒状内周面を有した軸部材からなり、前記スリーブ
    の円筒状外周面および前記軸部材の円筒状内周面とで
    の動圧流体軸受を構成し、前記第1の動圧流体軸受と
    前記第2の動圧流体軸受は重なることなく同心円上に設
    けられたことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 第1の円形孔より径の大きな第2の円形
    孔を有するスリーブと、前記第1の円形孔に挿入される
    軸と、前記スリーブの第1の円形孔内周面と前記軸の外
    周面とで第1の動圧流体動圧軸受を構成し、更に前記軸
    が嵌合固定されかつ前記第2の円形孔に挿入される軸部
    材とで構成され、前記第2の円形孔内周面と前記軸部材
    の円筒外周面とで第2の動圧流体軸受を構成し、前記第
    1の動圧流体軸受と前記第2の動圧流体軸受は重なるこ
    となく同心円上に設けられたことを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 軸および前記軸部材が同材質または一体
    に構成された請求項2記載のモータ。
  4. 【請求項4】 動圧流体軸受部をスパイラル溝あるいは
    へリングボーン溝で構成した請求項1または請求項2記
    載のモータ。
  5. 【請求項5】 軸または前記スリーブまたは前記軸部材
    の内少なくとも一つ以上を2種類以上の材質で構成した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のモー
    タ。
JP33781193A 1993-12-28 1993-12-28 モータ Expired - Fee Related JP3186395B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33781193A JP3186395B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33781193A JP3186395B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07194054A JPH07194054A (ja) 1995-07-28
JP3186395B2 true JP3186395B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=18312195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33781193A Expired - Fee Related JP3186395B2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3186395B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011121562A1 (de) * 2011-12-20 2013-06-20 Robert Bosch Gmbh Gleitlager

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07194054A (ja) 1995-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3122260B2 (ja) スピンドルモータ
JP2002233100A (ja) スピンドルモータおよび軸受アッセンブリ
US6552455B1 (en) Hydrodynamic bearing and spindle motor
JP3958922B2 (ja) 動圧型軸受ユニットおよびその製造方法
JP3186395B2 (ja) モータ
JPS60241518A (ja) 動圧スピンドルユニツト
JP3105370B2 (ja) スピンドルモータ
JP3602707B2 (ja) 動圧軸受モータ
JP2949316B2 (ja) スピンドルモータ
JPH05215128A (ja) 軸受装置
JP2899853B2 (ja) スピンドルモータ
JP2971115B2 (ja) スピンドルモータ
JP3136278B2 (ja) モータ
JP3240637B2 (ja) 軸受装置
JP4121142B2 (ja) モータ
JP3978978B2 (ja) スピンドルモータ
JP2005192385A (ja) スピンドルモータ
JP3386965B2 (ja) スピンドルモータの軸受構造
JP4110605B2 (ja) モータ
JP2864319B2 (ja) スピンドルモ−タ
JPH09229053A (ja) 動圧軸受
JPH0416014Y2 (ja)
JP2000175399A (ja) スピンドルモータの動圧軸受
KR100322991B1 (ko) 쓰러스트 동압 베어링을 포함하는 축수 구조 및 이를 사용하는스핀들 모터
JP3009619B2 (ja) 弾性支持軸受

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees