JP4121142B2 - モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定フレームに設けられた軸受ホルダーの内外周の壁面に対して、軸受スリーブ及びステータコアをそれぞれ挿通することによって接合したモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスク、ポリゴンミラー、光ディスク等の各種回転体を高速回転させるモータなどのように、回転体を低振動で安定的に回転駆動させるようにした高精度なモータに対する要請が高まってきている。モータの回転駆動時における振動は、スイッチングなどにより発生する磁気加振力が、回転体の固有振動と重なり合ったときに特に大きくなることから、モータの低振動化を実現するためには、まずモータの構造強度、例えば固定フレームと軸受部材(軸受スリーブ)との接合強度を高めることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近では、モータの小型化の要請も同時に高まってきていることから、固定フレームや軸受部材(軸受スリーブ)の薄型化が進められており、その分、モータの構造剛性が低下する傾向がある。その結果、例えばステータコアで発生した振動応力が、固定フレームや軸受部材(軸受スリーブ)を歪ませることとなり、回転体の軸振れを拡大する原因となっている。特に、潤滑流体の動圧を利用した動圧軸受装置では、歪みの発生によって所望の軸受剛性が得られなくなり、振動特性や振れ精度が一層悪化する傾向がある。
【0004】
そこで本発明は、簡易な構成で、磁気加振力の発生又は伝搬を良好に抑制させることができるようにしたモータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にかかるモータでは、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域のうち、少なくとも前記コア側接合部と半径方向に対応する領域を含む領域に、半径方向の拡大隙間からなる振動緩衝部が設けられている。
そして、このような構成を有する請求項1にかかるモータによれば、ステータコアにおいて発生した振動が、コア側接合部を通して軸受ホルダー側に伝達されようとしても、軸受ホルダーと軸受スリーブとの間に設けられた振動緩衝部において、特に径方向の振動が良好に吸収されることとなる。
その結果、特に軸受スリーブ側の部材が安定して保持されるとともに装置全体の共振が防止され、回転体が安定的に回転駆動されるようになっている。
【0006】
また、請求項2にかかるモータでは、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域のうち、少なくとも前記ステータコアと前記固定フレームの台座部との間に軸方向に挟まれた中間領域に対応する領域を含む領域に、半径方向の拡大隙間からなる振動緩衝部が設けられている。
このような構成を有する請求項2にかかるモータによれば、ステータコアにおいて発生した振動が、ステータコアと固定フレームの台座部との間に対応した中間領域を通して軸受ホルダー側に伝達されようとしても、軸受ホルダーと軸受スリーブとの間に設けられた振動緩衝部において、特に径方向の振動が良好に吸収されることとなる。
その結果、特に軸受スリーブ側の部材が安定して保持されるとともに装置全体の共振が防止され、回転体が安定的に回転駆動されるようになっている。
【0007】
さらに、請求項3にかかるモータでは、ステータコアの絶縁被膜が、軸受ホルダーに対するステータコアの挿通重合領域のうちの少なくとも前記コア側接合部に相当する部位を覆うように設けられている。
このような構成を有する請求項3にかかるモータによれば、ステータコアにおいて発生した振動が、コア側接合部を通して軸受ホルダー側に伝達されようとしても、当該ステータコアに直接的に設けられた絶縁被膜の振動緩衝作用によって、特に径方向の振動が良好に吸収されることとなる。その結果、装置全体の共振が防止され、回転体が安定的に回転駆動されるようになっている。
【0008】
さらにまた、請求項4にかかるモータでは、振動緩衝部が拡大隙間内が空隙状態、又はその空隙内に弾性部材が挿入された状態に形成されていることから、当該振動緩衝部の空隙又は弾性部材によって良好な振動吸収特性が得られるようになっている。
【0009】
さらに、請求項5にかかるモータでは、スリーブ側接合部が、少なくともステータコアの軸方向中心位置に対応する領域を含むように形成されていることから、スリーブ側接合部によってステータコアが安定的に保持されることとなり、ステータコアにおける振動の発生自体が低減されるようになっている。
【0010】
さらにまた、請求項6にかかるモータでは、コア側接合部が、軸受ホルダーに対するステータコアの挿通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向の前方側領域に設けられていることから、ステータコアの支持力がより強固になされることとなり、ステータコアにおける振動の発生自体が一層低減されるようになっている。
【0011】
また、請求項7にかかるモータでは、スリーブ側接合部が、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向の後方側の領域に設けられていることから、ステータコアでの振動の発生自体が一層低減されるようになっている。
【0012】
さらに、請求項8にかかるモータでは、軸受ホルダーには、軸受スリーブ又はその組立体の一部に対して軸方向に当接し、軸受スリーブを軸方向の規定位置に位置決めする軸受当接部が設けられていることから、軸受スリーブ側の振動が軸受当接部によって低減されるとともに、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの位置決め作業が効率的かつ高精度に行われるようになっている。
【0013】
さらにまた、請求項9にかかるモータでは、スリーブ側接合部は、少なくとも前記コア側接合部の軸方向中心位置から前記軸受スリーブの挿通方向後方側領域、及び前記固定フレームの台座部よりも少なくとも前記軸受スリーブの挿通方向前方側領域にそれぞれ配置されていることから、装置全体の共振が、より一層確実に防止されるようになっている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をハードディスク駆動装置(HDD)に適用した実施形態を、図面に基づいて詳細に説明するが、まず、上記ハードディスク駆動装置(HDD)の全体構造を先に説明し、本発明の要部については後述することとする。
【0015】
図1に示されている軸回転のHDD用スピンドルモータの全体は、固定部材としてのステータ組20と、そのステータ組20に対して図示上側から組み付けられた回転部材としてのロータ組30とから構成されている。このうちステータ組20は、図示を省略した固定基台側にネジ止めされる固定フレーム21を有している。この固定フレーム21は、軽量化を図るためにアルミ系金属材料から形成されているが、当該固定フレーム21を構成している円盤状の台座部21aの略中央部分には、略中空円筒状の胴部を備えた軸受ホルダー21bが立設するようにして一体的に形成されている。上記円盤状の台座部21aの図示下面側には、ステータ基準面21cが形成されていて、そのステータ基準面21cが、図示を省略した装置本体側に対してモータ全体の取付け基準面として当接されることによってモータの取付が高精度に行われるようになっている。
【0016】
さらに、上記軸受ホルダー21bの内周壁面側には、中空円筒状に形成されたリン青銅などの銅系合金材料からなる軸受スリーブ22が挿通されており、圧入又は焼バメ等の締り嵌め、及び接着剤を介在させることによって、上記軸受ホルダー21bの内周壁面に固定されている。この軸受スリーブ22の固定構造については後述する。
【0017】
また、前記軸受ホルダー21bの外周側壁面に設けられた取付面には、電磁鋼板の積層体からなるステータコア23が挿通されており、圧入又は焼バメ等の締り嵌め、及び接着剤を介在させることによって上記軸受ホルダー21bの外周壁面に固定されている。このステータコア23の固定構造についても後述することとする。
【0018】
上記ステータコア23は、前記軸受ホルダー21bの外周側壁面に形成された段部からなるコア当接面21dに対して、軸方向に当接されることによって軸方向に位置決めされている。また、そのステータコア23に放射状に設けられた各突極部には、後述する絶縁被膜I(図2参照)を介して駆動コイル24がそれぞれ巻回されている。
【0019】
さらにまた、上記軸受スリーブ22の中心軸に沿って貫通形成された軸受孔内には、上述したロータ組30を構成する回転軸31が回転自在に挿入されている。本実施形態における回転軸31は、ステンレス鋼から形成されている。
【0020】
そして、上記軸受スリーブ22における軸受孔の内周面に形成された動圧面が、上記回転軸31の外周面に形成された動圧面に対して半径方向に対面するように配置されており、それらの間の微小な軸受隙間空間に、2箇所のラジアル動圧軸受部RB,RBが軸方向に離して形成されている。より詳細には、上記各ラジアル動圧軸受部RBにおける軸受スリーブ22側の動圧面と、回転軸31側の動圧面とは、数μmの微少隙間を介して周状に対向配置されており、その微少隙間からなる軸受隙間空間内に、潤滑オイルや磁性流体等からなる所定の潤滑流体が注入されている。このとき、上記2箇所のラジアル動圧軸受部RB,RBどうしの間には流体溜部Sが設けられていて、それら2箇所のラジアル動圧軸受部RB,RB及び流体溜部Sを含む軸受隙間空間内に、上記潤滑流体が軸方向に連続して充填されている。
【0021】
さらに、上記軸受スリーブ22側の動圧面には、図示を省略したへリングボーン形状などの形状を有するラジアル動圧発生用溝が、軸方向に2ブロックに分けて環状に凹設されており、回転時には、それら両ラジアル動圧発生用溝のポンピング作用によって上記潤滑流体が加圧されて動圧を生じ、その潤滑流体の動圧により前記回転軸31とともに後述する回転ハブ32が、ラジアル方向に浮上されながら軸支持される構成になされている。
【0022】
一方、前記回転軸31における図示下方側の先端部分には、円盤状のスラストプレート33が固着されている。このスラストプレート33は、上述した軸受スリーブ22における図示下端側の中心部分に凹設された円筒状の窪み部内に収容されるようにして配置されていて、その軸受スリーブ22の窪み部内において、当該スラストプレート33の図示上面側に設けられた動圧面が、上記軸受スリーブ22側の動圧面に対して、軸方向に近接するように対向配置されている。そして、それらのスラストプレート33及び軸受スリーブ22の両動圧面どうしの軸受隙間空間に、スラスト動圧軸受部SBが形成されている。
【0023】
さらに、上記スラストプレート33の図示下側の動圧面に近接するようにして、比較的大径の円盤状部材からなるカウンタープレート25が配置されている。このカウンタープレート25は、上記軸受スリーブ22の下端側開口部分を閉塞するように装着されて接着剤26により固着されたものであって、当該カウンタープレート25の図示上面側に設けられた動圧面と、上述したスラストプレート33の図示下側の動圧面との間の近接対向隙間部分に、下側のスラスト動圧軸受部SBが形成されている。
【0024】
上述したように軸方向に隣接して配置された一組のスラスト動圧軸受部SBを構成しているスラストプレート33側の両動圧面と、それに対向する軸受スリーブ22及びカウンタープレート25側の両動圧面とは、それぞれ数μmの微少隙間を介して軸方向に対向配置されているとともに、その微少隙間からなる軸受隙間空間内には、前述したラジアル動圧軸受部RBから連続するようにして、同一の潤滑流体が充填されており、その潤滑流体は、前記スラストプレート33の外周側通路を介して軸方向に連続させられている。さらに、上記スラストプレート33の動圧面と、軸受スリーブ22及びカウンタープレート25の動圧面との少なくとも一方側には、図示を省略したヘリングボーン形状等の形状を有する動圧発生溝が、半径方向に2ブロックに分けて環状に凹設されており、回転時に、当該スラスト動圧発生用溝のポンピング作用によって上記潤滑流体が加圧されて動圧を生じ、その潤滑流体の動圧によって、上述した回転軸31及び回転ハブ32が、スラスト方向に軸支持される構成になされている。
【0025】
一方、上記回転軸31とともにロータ組30を構成している回転ハブ32は、図示を省略した磁気ディスク等の記録媒体ディスクを搭載するように、アルミ系金属からなる略カップ状部材からなり、当該回転ハブ32の中心部分設けられた接合穴32aが、上記回転軸31の図示上端部分に対して、圧入又は焼嵌めによって一体的に接合されている。上記回転ハブ32は、記録媒体ディスクを外周部に搭載する略円筒状の胴部32bを有しており、当該胴部32bから半径方向外方側に向かって張り出すように設けられたディスク搭載面32c上に、図示を省略した記録媒体ディスクが載置される構成になされている。
【0026】
また、上記胴部32bの内周壁面側には、バックヨーク32dを介して環状駆動マグネット32eが取り付けられている。この環状駆動マグネット32eは、前述したステータコア23の突極部の外周側端面に対して環状に対向するように近接配置されている。
【0027】
ここで、上述した軸受保持部材としての軸受ホルダー21bを構成している円筒状胴部の図示下端側には、前述した軸受スリーブ22に組み付けられたカウンタープレート25と軸方向に当接する軸受当接部21eが設けられている。この軸受当接部21eは、上記軸受ホルダー21bの円筒状胴部の図示下端縁側から中心側に向かって延出する支持円盤部21fの内周端部分を、軸受内方側(図示上方側)に向かって軸方向に突出させた凸状部分から形成されていて、その軸受当接部21eの凸状先端面が、図示上方側に配置されたカウンタープレート25の図示下面側に当接されていることによって、上記軸受スリーブ22の全体が、軸方向の規定位置に位置決めされて保持されるように構成されている。
【0028】
このとき、上記軸受当接部21eによって位置決めされる軸受スリーブ22の軸方向の規定位置は、上述した固定フレーム21のステータ基準面21cに対して、前記回転ハブ32のディスク搭載面32cを、軸方向において所定の公差寸法内に規定する位置に設定されている。
【0029】
また、上記軸受当接部21eより中心側の領域には、当該軸受当接部21eによって画成された通気孔21gが設けられている。この通気孔21gは、上述した回転軸31、回転ハブ32、スラストプレート33、及びカウンタープレート25が軸受組として取り付けられた軸受スリーブ22の外周壁面が、前述した軸受ホルダー21bの内周壁面側に沿って装着される際に、上記軸受ホルダー21bの内部側に空気が加圧されることから設けられたものであって、上述した加圧空気は、上記通気孔21gを通して外部側に排出されるようになっている。
【0030】
次に、本発明の要部、すなわち、上述した軸受ホルダー21bに対する前記ステータコア23及び前記軸受スリーブ22の各接合構造の実施形態を、特に図2に基づいて詳細に説明する。
【0031】
まず、前述したように、前記固定フレーム21の台座部21aより図示上方側に向かって突出する軸受ホルダー21bの外周側壁部には、ステータコア23が図示上方側から下方側に向かって軸方向に挿通されて固定されているが、そのステータコア23の挿通によって、前記軸受ホルダー21bとの間に挿通重合領域Cが形成されている。そして、その軸受ホルダー21bに対するステータコア23の挿通重合領域Cのうち、図示下半側の領域にコア側接合部C1が形成されており、そのコア側接合部C1、つまり上記ステータコア23の軸方向中心位置Gより図示下端側であるコア挿通方向前方側の部分が、上記軸受ホルダー21bの外周側壁部に対して、圧入又は焼き嵌めなどの締り嵌めによって固定されている。
【0032】
このとき、前述したステータコア23の絶縁被膜Iは、当該ステータコア23の内周側壁面まで覆うように形成されており、前記軸受ホルダー21bに対するステータコア23の挿通重合領域Cの全体、特に前記コア側接合部C1に相当する部位が、上記絶縁被膜Iによって覆われた構成になされている。
【0033】
一方、上記軸受ホルダー21bに対するステータコア23の挿通重合領域Cのうち、上述したコア側接合部C1より図示上方側の領域には、半径方向に拡大された隙間C2が形成されており、その拡大隙間C2内に注入された接着剤RCによっても、上記両部材21b,23の固定が行われている。
【0034】
さらに、前述したように、前記軸受スリーブ22は、軸受ホルダー21bの内周側壁面に沿って図示下方側の軸方向に挿通されているが、その挿通された軸受スリーブ22と前記軸受ホルダー21bとの間に挿通重合領域Sが形成されている。そして、その軸受ホルダー21bに対する軸受スリーブ22の挿通重合領域Sのうち、図示上端側及び図示下端側の各領域にスリーブ側接合部S1,S2がそれぞれ形成されており、それらのスリーブ側接合部S1,S2、つまり上記挿通重合領域Sの軸方向中心位置を挟んだ図示上下両端側であるスリーブ挿通方向前方側及び後方側の各部分が、上記軸受ホルダー21bの内周側壁部に対して、圧入又は焼き嵌めなどの締り嵌めによって固定されている。
【0035】
なお、これらのスリーブ側接合部S1,S2は、少なくとも一箇所設ければよいが、図示上端側の挿通方向後方側のスリーブ側接合部S2は、ステータコア23における振動発生を抑え込む上で重要である。すなわち、そのスリーブ側接合部S2は、前記ステータコア23の軸方向中心位置Gに対応する領域を含むように形成されており、ステータコア23の略重心となる位置を半径方向において効率的に支持している。
【0036】
また、上記軸受スリーブ22と軸受ホルダー21bの挿通重合領域Sのうち、上述した図示上下の両スリーブ側接合部S1,S2どうしの間の領域には、半径方向に拡大された隙間S3が形成されており、その拡大隙間S3によって振動緩衝部が画成されている。この振動緩衝部S3は、上述した軸受スリーブ22との挿通重合領域Sのうち、上述したコア側接合部C1と半径方向に対応する領域を含む領域に配置されている。この振動緩衝部S3を画成している拡大隙間内は、空隙のまま、又はその空隙内に接着剤等の所望の弾性部材が挿入された状態として形成されている。
【0037】
さらに、上記振動緩衝部S3は、前記軸受ホルダー21bに対する軸受スリーブ22の挿通重合領域Sのうち、前記ステータコア23と固定フレーム21の台座部21aとの間に軸方向に挟まれた中間領域Xに対応する領域を含むように延在しており、このような振動緩衝部S3以外の領域に、上述した両スリーブ側接合部S1,S2が設けられている。
【0038】
このような構成を有する本実施形態によれば、ステータコア23から発生する振動が、当該ステータコア23が直接的に固定されたコア側接合部C1を通して軸受ホルダー21b側に伝搬されようとしても、そのステータコア23側から軸受スリーブ22側に向かって伝達されようとする振動、特に径方向の振動が、軸受ホルダー21bと軸受スリーブ22との間に設けられた振動緩衝部S3の空隙、又はその空隙内に挿入された弾性部材によって良好に吸収されることとなる。その結果、特に軸受スリーブ22側の部材が安定して保持されるとともに装置全体の共振が防止され、ディスク等の回転体が安定的に回転駆動されるようになっている。
【0039】
同様に、ステータコア23から発生する振動が、ステータコア23と固定フレーム21の台座部21aとの間部分に対応した中間領域Xを通して軸受ホルダー21b側に伝達されようとしても、その中間領域X側から軸受スリーブ22側に向かって伝達されていく振動は、上記振動緩衝部S3の空隙、又はその空隙内に挿入された弾性部材によって同様に吸収されることとなり、装置全体の共振が一層良好に防止されるようになっている。
【0040】
また、特に本実施形態にかかるモータでは、図示上方側に設けられたスリーブ側接合部S2が、ステータコア23の軸方向中心位置Gに対応する領域を含むように形成されていることから、当該スリーブ側接合部S2によってステータコア23が極めて安定的に保持されることとなり、ステータコア23での振動の発生自体が低減されるようになっている。
【0041】
加えて、本実施形態においては、コア側接合部C1が、軸受ホルダー21bとステータコア23との挿通重合領域Cにおける軸方向の中心位置より図示下方側の領域に設けられているとともに、スリーブ側接合部S1,S2が、軸受ホルダー21bと軸受スリーブ22との挿通重合領域Sにおける軸方向の中心位置より図示上方側の領域に設けられていることから、ステータコア23の支持力がより強固になされることとなって、当該ステータコア23での振動の発生自体が一層低減されるようになっている。
【0042】
さらに、本実施形態では、軸受ホルダー21bに、軸受スリーブ22又はその組立体の一部に対して軸方向に当接し、軸受スリーブ22を軸方向の規定位置に位置決めする軸受当接部21eが設けられていることから、軸受スリーブ22側の振動が軸受当接部21eによって低減されるとともに、軸受ホルダー21bに対する軸受スリーブ22の位置決め作業が効率的かつ高精度に行われるようになっている。
【0043】
加えて、本実施形態においては、ステータコア23から発生する振動が、そのステータコア23に対して直接的に設けられた絶縁被膜Iの振動緩衝作用によってステータコア23から発生する振動が吸収されるようになされていることから、極めて良好な振動低減作用が得られるようになっている。
【0044】
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0045】
例えば、本発明は、上述したハードディスク駆動用(HDD)モータ以外の、例えばポリゴンミラー回転用のモータに用いられる動圧軸受装置などのように、多種多様なモータに対しても同様に適用することができる。
【0046】
また、本発明は、上述した実施形態のような動圧軸受装置を有するモータに限定されることはなく、多種多様な軸受装置を備えたモータに対しても同様に適用することができる。
【0047】
さらに、上述した実施形態において固定フレーム21に設けられた軸受当接部21eは、カウンタープレート25側に当接されているが、図3に示された軸受当接部21e’のように、軸受スリーブ22の側面部に当接させるように構成することも可能である。
【0048】
また、図4に示されている参考例のように、圧入等からなるコア側接合部C1が、軸受ホルダー21bとステータコア23との挿通重合領域Cにおける軸方向の全領域に設けられるようにしても良い。さらに、同参考例のように、軸受ホルダー21bと軸受スリーブ22との挿通重合領域Sに、スリーブ側接合部S1を一箇所に設け、他の領域を接着剤RSによって固着するように構成することも可能である。
【0049】
上述したようにスリーブ側接合部S1を一箇所に設けた場合には、図5に示されている実施形態のように、前述した実施形態と同様な軸受当接部21eを軸受ホルダー21bに設けるようにして固定を行うことができる。その場合、上記スリーブ側接合部S1と軸受当接部21eとの間に接着剤RSを満たすと極めて良好な支持性が得られるが、接着剤RSを満たすことなく空隙状態にしておくことも可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の請求項1にかかるモータは、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域のうち、少なくともコア側接合部と半径方向に対応する領域を含む領域に設けた振動緩衝部によって、ステータコアからコア側接合部を通して軸受ホルダー側に伝搬されようとする振動、特に径方向の振動を良好に吸収して装置全体の共振を防止し、回転体を安定的に回転駆動させるようにしたものであるから、簡易な構成で、磁気加振力の発生又は伝搬を良好に抑制させることができ、高精度で低振動のモータを低廉に得ることができる。
【0051】
また、本発明の請求項2にかかるモータは、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域のうち、少なくともステータコアと固定フレームの台座部との間に軸方向に挟まれた中間領域に対応する領域を含む領域に設けた振動緩衝部によって、ステータコアから中間領域を通して軸受ホルダー側に伝搬されようとする振動、特に径方向の振動を良好に吸収して装置全体の共振を防止し、回転体を安定的に回転駆動させるようにしたものであるから、簡易な構成で、磁気加振力の発生又は伝搬を良好に抑制させることができ、高精度で低振動のモータを低廉に得ることができる。
【0052】
さらに、本発明の請求項3にかかるモータは、ステータコアに設けた絶縁被膜を、軸受ホルダーに対する挿通重合領域のうちの少なくともコア側接合部に相当する部位を覆うように配置して、ステータコアからコア側接合部を通して軸受ホルダー側に伝達されようとする振動を上記絶縁被膜の振動緩衝作用により吸収させて装置全体の共振を防止し、回転体を安定的に回転駆動させるようにしたものであるから、簡易な構成で、磁気加振力の発生又は伝搬を良好に抑制させることができ、高精度で低振動のモータを低廉に得ることができる。
【0053】
さらにまた、請求項4にかかるモータは、振動緩衝部が拡大隙間内が空隙状態、又はその空隙内に弾性部材が挿入された状態に形成され、当該振動緩衝部の空隙又は弾性部材によって良好な振動吸収特性が得られるように構成したものであるから、上述した効果を安価かつ確実に得ることができる。
【0054】
さらに、請求項5にかかるモータは、スリーブ側接合部が、少なくともステータコアの軸方向中心位置に対応する領域を含むように形成され、スリーブ側接合部によってステータコアが安定的に保持されることによりステータコアにおける振動の発生自体が低減されるように構成したものであるから、上述した効果を更に向上させることができる。
【0055】
さらにまた、請求項6にかかるモータは、コア側接合部が、軸受ホルダーに対するステータコアの挿通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向の前方側領域に設けられ、ステータコアの支持力がより強固になされることによってステータコアにおける振動の発生自体が一層低減されるように構成したものであるから、上述した効果を一層高めることができる。
【0056】
また、請求項7にかかるモータは、スリーブ側接合部が、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向の後方側の領域に設けられ、ステータコアでの振動の発生自体が一層低減されるように構成したものであるから、上述した効果を更に向上させることができる。
【0057】
さらに、請求項8にかかるモータは、軸受ホルダーには、軸受スリーブ又はその組立体の一部に対して軸方向に当接し、軸受スリーブを軸方向の規定位置に位置決めする軸受当接部が設けられ、軸受スリーブ側の振動が軸受当接部によって低減されるとともに、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの位置決め作業が効率的かつ高精度に行われるように構成したものであるから、上述した効果を一層高めることができる。
【0058】
さらにまた、請求項9にかかるモータは、スリーブ側接合部が、少なくとも前記コア側接合部の軸方向中心位置から前記軸受スリーブの挿通方向後方側領域、及び前記固定フレームの台座部よりも少なくとも前記軸受スリーブの挿通方向前方側領域にそれぞれ配置されていることによって装置全体の共振を確実に防止するように構成したものであるから、上述した効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
図1】 本発明を適用した動圧軸受装置を備えたHDD(ハードディスク駆動装置)用モータの構造例を表した縦断面説明図である。
【図2】 本発明の一実施形態における要部構造を表した縦断面説明図である。
【図3】 本発明の他の実施形態にかかるHDD(ハードディスク駆動装置)用モータの要部を表した縦断面説明図である。
【図4】 参考例における要部構造を表した縦断面説明図である。
【図5】 本発明の更に他の実施形態における要部構造を表した縦断面説明図である。
【符号の説明】
20 ステータ組
21 固定フレーム
21a 台座部
21b 軸受ホルダー
21e 軸受当接部
22 軸受スリーブ
23 ステータコア
25 カウンタープレート
30 ロータ組
31 回転軸
32 回転ハブ
33 スラストプレート
RB ラジアル動圧軸受部
SB スラスト動圧軸受部
C コア側の挿通重合領域
C1 コア側接合部
C2 拡大隙間C2
I 絶縁被膜
S スリーブ側の挿通重合領域
S1,S2 スリーブ側接合部
S3 振動緩衝部
X 中間領域

Claims (10)

  1. 回転軸を回転自在に支承する軸受スリーブの外周側壁面が、固定フレームに立設された円筒状の軸受ホルダーの内周側壁面に沿って軸方向に挿通され、
    その軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域における軸方向の少なくとも一部に、締り嵌め又は接着によるスリーブ側接合部が形成されているとともに、
    コイル巻線が装着されたステータコアの内周側壁面が、前記軸受ホルダーの外周側壁面に沿って軸方向に挿通され、
    その軸受ホルダーに対するステータコアの挿通重合領域における軸方向の少なくとも一部に、締り嵌め又は接着によるコア側接合部、および、ステータコアの内周面と軸受ホルダーの外周側壁面との間の半径方向のコア側拡大隙間が形成されたモータにおいて、
    上記軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域のうち、少なくとも前記コア側接合部と半径方向に対応する領域を含む領域に、半径方向の拡大隙間からなる振動緩衝部が設けられ、
    上記ステータコアの挿通重合領域において、挿通方向の前方側にコア側接合部が設けられ、挿通方向の後方側にコア側拡大隙間が設けられ、
    上記コア側拡大隙間には、接着剤が充填され、
    上記軸受スリーブの挿通重合領域において、上記スリーブ側接合部は、上記振動緩衝部より挿通方向の後方側に設けられ、且つ上記コア側拡大隙間と半径方向に重合していることを特徴とするモータ。
  2. 上記軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域のうち、少なくとも前記ステータコアと前記固定フレームの台座部との間に軸方向に挟まれた中間領域に対応する領域を含む領域に、半径方向の拡大隙間からなる振動緩衝部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 上記ステータコアの絶縁被膜が、前記軸受ホルダーに対するステータコアの挿通重合領域のうちの少なくとも前記コア側接合部に相当する部位を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のモータ。
  4. 前記振動緩衝部は、拡大隙間内が空隙状態、又はその空隙内に弾性部材が挿入された状態に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のモータ。
  5. 前記スリーブ側接合部は、少なくとも前記ステータコアの軸方向中心位置に対応する領域を含むように形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のモータ。
  6. 前記コア側接合部は、前記軸受ホルダーに対するステータコアの挿通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向の前方側領域に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のモータ。
  7. 前記スリーブ側接合部は、前記軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向の後方側の領域に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載のモータ。
  8. 前記軸受ホルダーには、前記軸受スリーブ又はその組立体の一部に対して軸方向に当接し、上記軸受スリーブを軸方向の規定位置に位置決めする軸受当接部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のモータ。
  9. 前記スリーブ側接合部は、少なくとも前記コア側接合部の軸方向中心位置から前記軸受スリーブの挿通方向後方側領域、及び前記固定フレームの台座部よりも少なくとも前記軸受スリーブの挿通方向前方側領域にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか記載のモータ。
  10. 前記軸受スリーブの挿通重合領域において、前記スリーブ側接合部は、挿通方向の前方側および後方側に設けられ、
    前記振動緩衝部は、前記前方側スリーブ側接合部と前記後方側スリーブ接合部との間に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載のモータ。
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