JPH08221896A - スピンドルユニット - Google Patents

スピンドルユニット

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JPH08221896A
JPH08221896A JP2666895A JP2666895A JPH08221896A JP H08221896 A JPH08221896 A JP H08221896A JP 2666895 A JP2666895 A JP 2666895A JP 2666895 A JP2666895 A JP 2666895A JP H08221896 A JPH08221896 A JP H08221896A
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JP
Japan
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hub
dynamic pressure
fixed
shaft
facing
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Application number
JP2666895A
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English (en)
Inventor
Takeshi Takahashi
高橋  毅
Takashi Honda
隆 本田
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Koyo Seiko Co Ltd
TDK Corp
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
TDK Corp
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Filing date
Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • F16C33/107Grooves for generating pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/10Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
    • F16C17/102Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
    • F16C17/107Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure with at least one surface for radial load and at least one surface for axial load
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/2009Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/16Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
    • H02K5/167Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings
    • H02K5/1677Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using sliding-contact or spherical cap bearings radially supporting the rotor around a fixed spindle; radially supporting the rotor directly
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Power Engineering (AREA)
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型化を実現でき、部品点数を削減でき、製
造コストを抑えることができるスピンドルユニットを提
供する。 【構成】 基台10に固定された軸1の端面にフランジ
部2が固定されている。フランジ部2の面2aと、面2
aに対向するハブ3の中央の面3b−1とがスラスト動
圧軸受部S1を構成している。 【効果】 ハブ3に直接にスラスト動圧軸受の軸受面3
b−1を形成したので、従来必要であったスラスト受け
部材が不要になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スピンドルユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク装置(HDD)等に
用いられるスピンドルユニットでは、小型化のために、
図4に示すように、ラジアル軸受R,スラスト軸受Sに
動圧軸受を用いている。尚、SCはステータコイルであ
り、RMはロータ磁石である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、動圧軸受
R,Sを構成するには、対向する軸受面の平坦度を高く
する必要があるので、スラスト軸受S側では、図4に示
すように、スラスト受け部材8をハブ7とは別部品とし
ていた(特開平6−178497号公報参照)。そし
て、スラスト受け部材8は、軸受面8aがあらかじめ必
要な平坦度に仕上げられたものをハブ7に取り付けるよ
うになっている。このため、ハブ7は全体として軸方向
に厚くなり、スピンドルユニット、HDD装置の薄型化
を困難にしていた。また、スラスト受け部材8がハブ7
と別体であるから、部品点数の増加およびハブ形状の複
雑化などによって、製造コストが上昇するという問題が
あった。
【0004】そこで、この発明の目的は、薄型化を実現
でき、部品点数を削減でき、製造コストを抑えることが
できるスピンドルユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、固定部と、上記固定部に軸方向
の一端が固定された軸と、ハブと、上記ハブの径方向の
略中央に固定されており、上記軸に嵌合されて上記軸に
よって回転自在に支持されるスリーブ部とを有するスピ
ンドルユニットにおいて、上記軸の軸方向の他端側に設
けられたフランジ部と、上記フランジ部の軸方向の他端
側の端面と、この端面に対向するハブの略中央部の対向
面とのいずれか一方に形成された動圧発生用の溝とを備
えて、上記フランジ部の軸方向の他端側の端面と、上記
ハブの略中央部の対向面とがスラスト動圧軸受部を構成
していることを特徴としている。
【0006】また、請求項2の発明は、固定部と、上記
固定部に軸方向の一端が固定された軸と、ハブと、上記
ハブの径方向の略中央に固定されており、上記軸に嵌合
されて上記軸によって回転自在に支持されるスリーブ部
とを有するスピンドルユニットにおいて、上記ハブの径
方向の中央部に対向する上記軸の軸方向の他端面と、こ
の他端面に対向するハブの中央部の対向面とのいずれか
一方に形成された動圧発生用の溝を備え、上記軸の軸方
向の他端面と上記ハブの中央部の対向面とがスラスト動
圧軸受部を構成していることを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、軸に設けたフランジ
部の端面と、ハブの対向面とがスラスト動圧軸受部を構
成している。つまり、上記スラスト動圧軸受部を構成す
る対向面は、ハブとは別の部品で構成されているのでは
なく、ハブの一部であってハブと一体である。したがっ
て、請求項1の発明によれば、ハブと別体の別部品がス
ラスト動圧軸受部を構成する従来例に比べて、部品点数
を低減でき、薄型化を実現でき、製造コストを低減する
ことができる。
【0008】また、請求項2の発明によれば、軸の軸方
向の他端面とハブの中央部の対向面とがスラスト動圧軸
受部を構成している。つまり、上記スラスト動圧軸受部
を構成する対向面は、ハブとは別の部品で構成されてい
るのではなく、ハブの一部であってハブと一体である。
したがって、請求項1の発明によれば、ハブと別体の別
部品がスラスト動圧軸受部を構成する従来例に比べて、
部品点数を低減でき、薄型化を実現でき、製造コストを
低減することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0010】〔第1実施例〕図1に、この発明のスピン
ドルユニットの第1実施例を示す。この第1実施例は、
図1(A)に示すように、固定部としてのモータの基台1
0と、この基台10に向かい合わせに配置されている筒
形状のハブ3とを備えている。上記基台10の略中央に
形成された穴10aには、固定軸1の一端1aが嵌め込
まれて固定されている。そして、上記固定軸1の外周面
1cにはヘリングボーン状の動圧発生溝1d−1,1d
−2が形成されている。また、上記固定軸1の軸方向の
他端1bにはフランジ部2が固定されている。このフラ
ンジ部2の軸方向の他端側の面2aには、図1(B)に示
すように、渦巻き状の動圧発生溝2a−1,2a−1…
が形成されている。
【0011】そして、上記穴10aの周辺から軸方向に
延在している周延部10bにはステータコイル20が固
定されている。
【0012】一方、上記ハブ3は、径方向の略中央に凹
部3aが形成されており、この凹部3aにスリーブ4が
嵌合されて固定されている。このスリーブ4の内周面4
aは、上記固定軸1の外周面1cに対向している。そし
て、このスリーブ4の内周面4aと上記固定軸1の外周
面1cに形成された動圧発生溝1d−1,1d−2とが
ラジアル動圧軸受部R1を構成している。
【0013】また、上記スリーブ4の内側に位置する上
記ハブ3の凹部3aの中央部3bの面3b−1は、上記
固定軸1の他端1bに固定されたフランジ部2の面2a
に対向している。この面2aと上記中央部3bとがスラ
スト軸受部S1を構成している。そして、上記フランジ
部2の面2aに対向する面3b−1は、平坦度が数μm
以下になるように加工されている。
【0014】また、上記ハブ3の外周の筒部3cの内周
面3c−1にはロータ用磁石30が固定されている。こ
のロータ用磁石30と上記ステータコイル20がモータ
を構成している。なお、40はステータコイル20に電
流を供給する配線である。そして、磁気ディスク等の情
報記録媒体は、ハブ3の外周に固定される。また、ハブ
3は切削加工によって成形され、スラスト受面となる面
3b−1は、切削時の送り速度を遅くするなどして平坦
度が数μm以下になるように加工されている。なお、上
記面3bー1にラップ加工,切削加工やバレル加工を施
してもよい。
【0015】上記構成のスピンドルユニットは、上記基
台10に固定されたステータコイル20が回転磁界を発
生して、この回転磁界によってロータ用磁石30が固定
されたハブ3が回転する。そして、この回転によって、
上記固定軸1に形成された動圧発生溝1dが動圧を発生
して、固定軸1に対してスリーブ4を径方向に支持す
る。同時に、固定軸1に固定されたフランジ部2に形成
された動圧発生溝2a−1が動圧を発生してハブ3の中
央部3bを軸方向に支持する。
【0016】そして、この第1実施例によれば、スラス
ト動圧軸受部S1を構成するハブ3の中央部3bの面3
b−1は、ハブ3とは別の部品で構成されているのでは
なく、ハブ3の一部であってハブ3と一体である。従っ
て、第1実施例によれば、ハブと別体の別部品がスラス
ト動圧軸受部を構成する従来例に比べて、ハブ3を薄型
化することができる。したがって、この第1実施例によ
れば、スピンドルユニットを薄型化,小型化でき、磁気
ディスク装置の薄型化と小型化を図ることができる。
【0017】また、この第1実施例によれば、従来のス
ラスト受け部材のような極小部品を取り扱う必要がな
く、製造が容易であるから、製造コストを低減すること
ができる。また、部品点数も低減できる。
【0018】さらに、この第1実施例によれば、ハブ3
の略中央の凹部3aが軸方向上方に向かって完全に密閉
されているので、動圧流体(潤滑油)の漏れがなくなり、
潤滑油がディスクを汚すようなことがない。
【0019】尚、上記第1実施例では、固定軸1の外周
面1cに動圧発生溝1dを形成したが、固定軸の外周面
に動圧発生溝を形成せずに、スリーブ4の内周面4aに
動圧発生溝を形成してもよい。また、上記フランジ部2
の面2aだけでなく、面2aの反対側(固定側)の面2b
またはこの面2bに対向するスリーブ4の段面4bにも
渦巻き形状の動圧発生溝を形成してもよい。
【0020】〔第2実施例〕次に、この発明の第2実施
例を図2に示す。この第2実施例は、図2(A)に示すよ
うに、固定部としての基台10と、この基台10に向か
い合わせに配置されている筒形状のハブ13とを備えて
いる。上記基台10の略中央に形成された穴10aに
は、固定軸11の一端11bが嵌め込まれて固定されて
いる。そして、上記固定軸11の外周面11cにはヘリ
ングボーン状の動圧発生溝11d−1,11d−2が形
成されている。また、上記固定軸11の軸方向の他端側
には、他端部11aがフランジ部12から突き出すよう
にフランジ部12が固定されている。さらに、上記固定
軸11の他端部11aは、上記ハブ13の径方向の中央
部13bに形成された穴13b−1に挿入されるように
配置される。そして、上記フランジ部12の軸方向の他
端側の面12aには、図2(B)に示すように、スパイラ
ル形状の動圧発生溝12a−1,12a−1…が形成さ
れている。
【0021】そして、上記穴10aの周辺から軸方向に
延在している周延部10bにはステータコイル20が固
定されている。
【0022】一方、上記ハブ13は、径方向の略中央に
凹部13aが形成されており、この凹部13aにスリー
ブ14が嵌合されて固定されている。このスリーブ14
の内周面14bは、上記固定軸11の外周面11cに対
向している。そして、このスリーブ14の内周面14b
と、上記固定軸11の外周面11cに形成された動圧発
生溝11d−1,11d−2とがラジアル動圧軸受部R
2を構成している。
【0023】また、上記スリーブ14の内側に位置する
上記ハブ13の凹部13aの中央部13bの円環状の面
13b−2は、上記固定軸11の他端11aに固定され
たフランジ部12の面12aに対向している。この面1
2aと上記中央部13bとが第1スラスト軸受部S2ー
1を構成している。また、上記フランジ部12の面12
aの反対側(固定端側)の面12bには、図2(C)に示す
ように、ヘリングボーン形状の動圧発生溝12b−1,
12b−1…が形成されている。そして、このフランジ
部12の面12bと、面12bに対向するスリーブ14
の段面14aとが第2スラスト軸受部S2−2を構成し
ている。
【0024】上記フランジ部12の面12aに対向する
面13b−2は、平坦度が数μm以下になるように加工
されている。
【0025】また、上記ハブ13の外周の筒部13cの
内周面13c−1にはロータ用磁石30が固定されてい
る。このロータ用磁石30と上記ステータコイル20が
モータを構成している。なお、40はステータコイル2
0に電流を供給する配線である。そして、磁気ディスク
等の情報記録媒体は、ハブ13の外周に固定される。ま
た、ハブ13は切削加工によって成形され、スラスト受
面となる面13b−2は、切削時の送り速度を遅くする
などして平坦度が数μm以下になるように加工されてい
る。なお、上記面13bー2にラップ加工,切削加工や
バレル加工を施してもよい。
【0026】上記構成のスピンドルユニットは、上記基
台10に固定されたステータコイル20が回転磁界を発
生して、この回転磁界によってロータ用磁石30が固定
されたハブ13が回転する。そして、この回転によっ
て、上記固定軸11に形成された動圧発生溝11dが動
圧を発生して、固定軸11に対してスリーブ14を径方
向に支持する。同時に、固定軸11に固定されたフラン
ジ部12に形成された動圧発生溝12a−1と12bー
1が動圧を発生してハブ13の中央部13bおよびスリ
ーブ14を軸方向に支持する。
【0027】そして、この第2実施例によれば、第1ス
ラスト動圧軸受部S2ー1を構成するハブ13の中央部
13bの面13b−2は、ハブ13とは別の部品で構成
されているのではなく、ハブ13の一部であってハブ1
3と一体である。従って、この第2実施例によれば、ハ
ブと別体の別部品がスラスト動圧軸受部を構成する従来
例に比べて、部品点数を低減でき、薄型化を実現でき、
製造コストを低減することができる。
【0028】尚、上記第2実施例では、フランジ部12
の面12aにスパイラル形状の動圧発生溝を形成し、面
12bにヘリングボーン形状の動圧発生溝を形成した
が、面12aおよび12bに形成する動圧発生溝の形状
は、スパイラル形状およびヘリングボーン形状のどちら
であってもよい。また、上記第2実施例では、固定軸1
1の外周面11cに動圧発生溝11dを形成したが、固
定軸の外周面に動圧発生溝を形成せずに、スリーブ14
の内周面14bに動圧発生溝を形成してもよい。また、
上記フランジ部12の両面12aと12bに動圧発生溝
を形成したが、ハブ13の面13b−2およびスリーブ
14の段面14aに動圧発生用溝を形成してもよい。
【0029】〔第3実施例〕次に、図3にこの発明のス
ピンドルユニットの第3実施例を示す。この第3実施例
は、図3(A)に示すように、固定部としてのモータの基
台10と、この基台10に向かい合わせに配置されてい
る筒形状のハブ23とを備えている。上記基台10の略
中央に形成された穴10aには、固定軸21の一端21
bが嵌め込まれて固定されている。そして、上記固定軸
21の外周面21cにはヘリングボーン状の動圧発生溝
21d−1,21d−2が形成されている。また、上記
固定軸21の軸方向の軸方向の他端面21aには、図3
(B)に示すように、渦巻き状の動圧発生溝21a−1,
21a−1…が形成されている。
【0030】そして、上記穴10aの周辺から軸方向に
延在している周延部10bにはステータコイル20が固
定されている。
【0031】一方、上記ハブ23は、径方向の略中央に
凹部23aが形成されており、この凹部23aにスリー
ブ24が嵌合されて固定されている。このスリーブ24
の内周面24aは、上記固定軸21の外周面21cに対
向している。そして、このスリーブ24の内周面24a
と上記固定軸21の外周面21cに形成された動圧発生
溝21d−1,21d−2とがラジアル動圧軸受部R3
を構成している。
【0032】また、上記スリーブ24の内側に位置する
上記ハブ23の凹部23aの中央部23bの面23b−
1は、上記固定軸21の他端面21aに対向している。
この他端面21aと上記中央部23bとがスラスト軸受
部S3を構成している。そして、上記固定軸21の他端
面21aに対向する面23b−1は、平坦度が数μm以
下になるように加工されている。
【0033】また、上記ハブ23の外周の筒部23cの
内周面23c−1にはロータ用磁石30が固定されてい
る。このロータ用磁石30と上記ステータコイル20が
モータを構成している。なお、40はステータコイル2
0に電流を供給する配線である。そして、磁気ディスク
等の情報記録媒体は、ハブ23の外周に固定される。ま
た、ハブ23は切削加工によって成形され、スラスト受
面となる面23b−1は、切削時の送り速度を遅くする
などして平坦度が数μm以下になるように加工されてい
る。なお、上記面23bにラップ加工,切削加工やバレ
ル加工を施してもよい。
【0034】上記構成のスピンドルユニットは、上記基
台10に固定されたステータコイル20が回転磁界を発
生して、この回転磁界によってロータ用磁石30が固定
されたハブ23が回転する。そして、この回転によっ
て、上記固定軸21に形成された動圧発生溝21dが動
圧を発生して、固定軸21に対してスリーブ24を径方
向に支持する。同時に、固定軸21の他端面21aに形
成された動圧発生溝21a−1が動圧を発生してハブ2
3の中央部23bを軸方向に支持する。
【0035】そして、この第3実施例によれば、スラス
ト動圧軸受部S3を構成するハブ23の中央部23bの
面23b−1は、ハブ23とは別の部品で構成されてい
るのではなく、ハブ23の一部であってハブ23と一体
である。したがって、第3実施例によれば、ハブと別体
の別部品がスラスト動圧軸受部を構成する従来例に比べ
て、部品点数を低減でき、薄型化を実現でき、製造コス
トを低減することができる。さらに、この第3実施例に
よれば、ハブ23の略中央の凹部23aが軸方向上方に
向かって完全に密閉されているので、動圧流体(潤滑油)
の漏れがなくなり、潤滑油がディスクを汚すようなこと
がない。
【0036】尚、上記第3実施例では、固定軸21の外
周面21cに動圧発生溝21dを形成したが、固定軸の
外周面に動圧発生溝を形成せずに、スリーブ24の内周
面24aに動圧発生溝を形成してもよい。また、固定軸
21の他端面21aに動圧発生溝21a−1を形成せず
に、ハブ23の中央部23bの面23b−1に動圧発生
用溝を形成してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、軸に設けたフランジ部の端面と、ハブの対
向面とがスラスト動圧軸受部を構成している。つまり、
スラスト動圧軸受部を構成する対向面は、ハブとは別の
部品で構成されているのではなく、ハブの一部であって
ハブと一体である。したがって、請求項1の発明によれ
ば、ハブと別体の別部品がスラスト動圧軸受部を構成す
る従来例に比べて、部品点数を低減でき、薄型化を実現
でき、製造コストを低減することができる。
【0038】また、請求項2の発明によれば、軸の軸方
向の他端面とハブの中央部の対向面とがスラスト動圧軸
受部を構成している。つまり、スラスト動圧軸受部を構
成する対向面は、ハブとは別の部品で構成されているの
ではなく、ハブの一部であってハブと一体である。した
がって、請求項2の発明によれば、ハブと別体の別部品
がスラスト動圧軸受部を構成する従来例に比べて、部品
点数を低減でき、薄型化を実現でき、製造コストを低減
することができる。
【0039】このように、本発明によれば、ハブに直接
にスラスト動圧軸受の軸受面が形成されているので、別
体のスラスト受け部材が不要となり、ハブを薄型化で
き、ひいてはスピンドルユニット、磁気ディスク装置を
薄型化,小型化できる。
【0040】また、部品点数と組み立て工数を削減で
き、スラスト受け部材のような極小部品を取り扱う必要
がなく製造が容易である。また、ハブの形状を単純化で
きる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)はこの発明のスピンドルユニットの
第1実施例の断面図であり、図1(B)は第1実施例のフ
ランジ部の端面に形成された動圧溝を示す図である。
【図2】 図2(A)はこの発明のスピンドルユニットの
第2実施例の断面図であり、図2(B)と(C)は第2実施
例のフランジ部の端面に形成された動圧溝を示す図であ
る。
【図3】 図3(A)はこの発明のスピンドルユニットの
第3実施例の断面図であり、図3(B)は第3実施例の固
定軸の端面に形成された動圧溝を示す図である。
【図4】 図4は従来のスピンドルユニットの断面図で
ある。
【符号の説明】
1,11,21…固定軸、1a,11a,21a…一
端、1b,11b,21b…他端、1c,11c,21
c…外周面、1d-1,1d-2,11d-1,11d-2,21d-1,
21d-2…動圧発生溝、2,12…フランジ部、2a,
12a,12b…面、2a−1,12a−1…動圧発生
溝、3,13,23…ハブ、3a,13a,23a…凹
部、3b,13b,23b…中央部、3b−1,13b
−2,23b−1…面、4,14,24…スリーブ、4
a,14b,24a…内周面、4b,14a…段面、1
0…基台、20…ステータコイル、30…ロータ磁石、
40…配線、S1,S2−1,S2−2,S3…スラス
ト動圧軸受部、R1,R2,R3…ラジアル動圧軸受
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部と、上記固定部に軸方向の一端が
    固定された軸と、ハブと、上記ハブの径方向の略中央に
    固定されており、上記軸に嵌合されて上記軸によって回
    転自在に支持されるスリーブ部とを有するスピンドルユ
    ニットにおいて、 上記軸の軸方向の他端側に設けられたフランジ部と、 上記フランジ部の軸方向の他端側の端面と、この端面に
    対向するハブの略中央部の対向面とのいずれか一方に形
    成された動圧発生用の溝とを備えて、 上記フランジ部の軸方向の他端側の端面と、上記ハブの
    略中央部の対向面とがスラスト動圧軸受部を構成してい
    ることを特徴とするスピンドルユニット。
  2. 【請求項2】 固定部と、上記固定部に軸方向の一端が
    固定された軸と、ハブと、上記ハブの径方向の略中央に
    固定されており、上記軸に嵌合されて上記軸によって回
    転自在に支持されるスリーブ部とを有するスピンドルユ
    ニットにおいて、 上記ハブの径方向の中央部に対向する上記軸の軸方向の
    他端面と、この他端面に対向するハブの中央部の対向面
    とのいずれか一方に形成された動圧発生用の溝を備え、 上記軸の軸方向の他端面と上記ハブの中央部の対向面と
    がスラスト動圧軸受部を構成していることを特徴とする
    スピンドルユニット。
JP2666895A 1995-02-15 1995-02-15 スピンドルユニット Withdrawn JPH08221896A (ja)

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