JPH0932850A - 動圧軸受装置 - Google Patents
動圧軸受装置Info
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- JPH0932850A JPH0932850A JP20761595A JP20761595A JPH0932850A JP H0932850 A JPH0932850 A JP H0932850A JP 20761595 A JP20761595 A JP 20761595A JP 20761595 A JP20761595 A JP 20761595A JP H0932850 A JPH0932850 A JP H0932850A
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- shaft
- pressure bearing
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/1025—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
- F16C33/106—Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
- F16C33/107—Grooves for generating pressure
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/02—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
- F16C17/026—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with helical grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure, e.g. herringbone grooves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/10—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
- F16C17/102—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
- F16C17/107—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure with at least one surface for radial load and at least one surface for axial load
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/2009—Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/52—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
- G11B5/53—Disposition or mounting of heads on rotating support
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2370/00—Apparatus relating to physics, e.g. instruments
- F16C2370/12—Hard disk drives or the like
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速回転時の軸方向の抜けを防止して軸方向
の回転精度を確保するだけでなく振動や揺れ等も防止す
ることのできる動圧軸受装置を提供する。 【構成】 固定部材２と回転部材１のいずれか一方の中
心部に軸３を他方の中心部にスリ−ブ８をそれぞれ固定
して設けてこれらを嵌合し、且つ前記軸とスリ−ブ間に
動圧軸受を形成してなる動圧軸受装置において、前記軸
３にスラスト板７を固定して設け、前記スリ−ブ８内周
面に形成した周状凹部１０に前記スラスト板７を配置す
ることにより該スラスト板７の上下面と前記周状凹部１
０間にそれぞれスラスト動圧軸受を形成した動圧軸受装
置。
の回転精度を確保するだけでなく振動や揺れ等も防止す
ることのできる動圧軸受装置を提供する。 【構成】 固定部材２と回転部材１のいずれか一方の中
心部に軸３を他方の中心部にスリ−ブ８をそれぞれ固定
して設けてこれらを嵌合し、且つ前記軸とスリ−ブ間に
動圧軸受を形成してなる動圧軸受装置において、前記軸
３にスラスト板７を固定して設け、前記スリ−ブ８内周
面に形成した周状凹部１０に前記スラスト板７を配置す
ることにより該スラスト板７の上下面と前記周状凹部１
０間にそれぞれスラスト動圧軸受を形成した動圧軸受装
置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパソコン
やワ−プロ等の磁気ディスク或いはビデオテ−プレコ−
ダ（ＶＴＲ）の回転ドラムを高速回転駆動する動圧軸受
装置、特に軸方向の回転時の精度を確保することのでき
る動圧軸受装置に関する。
やワ−プロ等の磁気ディスク或いはビデオテ−プレコ−
ダ（ＶＴＲ）の回転ドラムを高速回転駆動する動圧軸受
装置、特に軸方向の回転時の精度を確保することのでき
る動圧軸受装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】パ−ソナルコンピュ−タやワ−プロ等の
ＯＡ事務機器或いはビデオ等のＡＶ機器等では磁気ディ
スクや回転ドラムを高速回転させるための回転駆動装置
が組み込まれる。このような回転駆動装置では、高速回
転時の精度を維持し更に騒音や振動を防止するため潤滑
剤（流体）を利用した動圧軸受装置が用いられる。
ＯＡ事務機器或いはビデオ等のＡＶ機器等では磁気ディ
スクや回転ドラムを高速回転させるための回転駆動装置
が組み込まれる。このような回転駆動装置では、高速回
転時の精度を維持し更に騒音や振動を防止するため潤滑
剤（流体）を利用した動圧軸受装置が用いられる。
【０００３】図４は従来の動圧軸受装置の構造を示す縦
断面図である。即ち、固定部材２の中央部に縦方向に設
けられた円筒部４の外側周囲にはステ−タ６が配置さ
れ、該円筒部４の内側にはスリ−ブ８が固定して配置さ
れている。そして該スリ−ブ８には回転部材１の中心部
に固定された軸３が嵌め入れられ、該回転部材１の外側
円筒部１ａの内周面には前記ステ−タ６と対向する位置
に磁石製のロ−タ５が配置されている。また、図に示す
ように、前記軸３の外周面又はスリ−ブ８の内周面には
ヘリングボ−ン形或いはスパイラル形の動圧溝３ａ、３
ｂが形成されている。即ち、該軸３とスリ−ブ８とは動
圧軸受を形成し、更に該軸３の下面は固定部材２に嵌着
した板１１との間でピボット支持としたり、スラスト動
圧軸受を形成して支持している。
断面図である。即ち、固定部材２の中央部に縦方向に設
けられた円筒部４の外側周囲にはステ−タ６が配置さ
れ、該円筒部４の内側にはスリ−ブ８が固定して配置さ
れている。そして該スリ−ブ８には回転部材１の中心部
に固定された軸３が嵌め入れられ、該回転部材１の外側
円筒部１ａの内周面には前記ステ−タ６と対向する位置
に磁石製のロ−タ５が配置されている。また、図に示す
ように、前記軸３の外周面又はスリ−ブ８の内周面には
ヘリングボ−ン形或いはスパイラル形の動圧溝３ａ、３
ｂが形成されている。即ち、該軸３とスリ−ブ８とは動
圧軸受を形成し、更に該軸３の下面は固定部材２に嵌着
した板１１との間でピボット支持としたり、スラスト動
圧軸受を形成して支持している。
【０００４】また、図５に示すように、前記回転部材１
の中心部に固定して設けられ動圧溝３ａ、３ｂを形成し
スリ−ブ８に嵌め入れた軸３の下端面はスラスト軸受構
造とすると共に該軸３の抜けを防止するため抜け止めリ
ング１２が取り付けられることもある。
の中心部に固定して設けられ動圧溝３ａ、３ｂを形成し
スリ−ブ８に嵌め入れた軸３の下端面はスラスト軸受構
造とすると共に該軸３の抜けを防止するため抜け止めリ
ング１２が取り付けられることもある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図４に示すようにステ
−タ６を配置した固定部材２の円筒部４にスリ−ブ８を
嵌め入れて固定し、回転部材１に固定した軸３を嵌合さ
せて回転させる構造とした動圧軸受装置では、回転部材
１の軸３はロ−タ５とステ−タ６との間の磁力により固
定部材２により保持されているが、この磁力による保持
だけでは軸３の軸方向の抜けを防止することができな
い。また、抜け止め防止として図５に示すような抜け止
めリング１２を取り付けても該抜け止めリング１２とス
リ−ブ８下端面との間の隙間ｔが大きく、回転時の軸方
向の精度を確保できないという問題があった。
−タ６を配置した固定部材２の円筒部４にスリ−ブ８を
嵌め入れて固定し、回転部材１に固定した軸３を嵌合さ
せて回転させる構造とした動圧軸受装置では、回転部材
１の軸３はロ−タ５とステ−タ６との間の磁力により固
定部材２により保持されているが、この磁力による保持
だけでは軸３の軸方向の抜けを防止することができな
い。また、抜け止め防止として図５に示すような抜け止
めリング１２を取り付けても該抜け止めリング１２とス
リ−ブ８下端面との間の隙間ｔが大きく、回転時の軸方
向の精度を確保できないという問題があった。
【０００６】この発明は上記する課題に着目してなされ
たものであり、高速回転時の軸方向の抜けを防止して軸
方向の回転精度を確保するだけでなく振動や揺れ等も防
止することのできる動圧軸受装置を提供することを目的
とする。
たものであり、高速回転時の軸方向の抜けを防止して軸
方向の回転精度を確保するだけでなく振動や揺れ等も防
止することのできる動圧軸受装置を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、固定部材と回転部材のいず
れか一方の中心部に軸を他方の中心部にスリ−ブをそれ
ぞれ固定して設けてこれらを嵌合し、且つ前記軸とスリ
−ブ間に動圧軸受を形成してなる動圧軸受装置におい
て、前記軸にスラスト板を固定して設け、前記スリ−ブ
内周面に形成した周状凹部空間に前記スラスト板を配置
し、該スラスト板の上下面と前記周状凹部間にそれぞれ
スラスト動圧軸受を形成したことを特徴とする。また、
前記スラスト板の上下面にそれぞれ動圧溝を形成し、
スリ−ブの周状凹部間に前記スラスト動圧軸受を形成し
たことを特徴とする。或いはまた、前記スリ−ブの周
状凹部の上下面にそれぞれ動圧溝を形成し、スラスト板
の上下面にスラスト動圧軸受を形成したことを特徴とす
る。
る課題を解決するために、固定部材と回転部材のいず
れか一方の中心部に軸を他方の中心部にスリ−ブをそれ
ぞれ固定して設けてこれらを嵌合し、且つ前記軸とスリ
−ブ間に動圧軸受を形成してなる動圧軸受装置におい
て、前記軸にスラスト板を固定して設け、前記スリ−ブ
内周面に形成した周状凹部空間に前記スラスト板を配置
し、該スラスト板の上下面と前記周状凹部間にそれぞれ
スラスト動圧軸受を形成したことを特徴とする。また、
前記スラスト板の上下面にそれぞれ動圧溝を形成し、
スリ−ブの周状凹部間に前記スラスト動圧軸受を形成し
たことを特徴とする。或いはまた、前記スリ−ブの周
状凹部の上下面にそれぞれ動圧溝を形成し、スラスト板
の上下面にスラスト動圧軸受を形成したことを特徴とす
る。
【０００８】動圧軸受装置を上記又は或いはのい
ずれの手段としても、回転部材１を高速回転させる場
合、軸３若しくはスリ−ブ８の内周面に形成した動圧溝
のポンピング作用によりスリ−ブ８との間に静粛且つ振
動のない動圧軸受が形成され、更に、スラスト板７の上
下面或いはスリ−ブ８の周状凹部１０の上下面に形成さ
れた動圧溝のポンピング作用により該スラスト板７とス
リ−ブ８の周状凹部１０との間にスラスト動圧軸受が形
成される。そして該軸３の抜けが防止されるのは勿論回
転部材１全体の上下の振動や揺れも防止され軸方向の精
度を確保することができる。
ずれの手段としても、回転部材１を高速回転させる場
合、軸３若しくはスリ−ブ８の内周面に形成した動圧溝
のポンピング作用によりスリ−ブ８との間に静粛且つ振
動のない動圧軸受が形成され、更に、スラスト板７の上
下面或いはスリ−ブ８の周状凹部１０の上下面に形成さ
れた動圧溝のポンピング作用により該スラスト板７とス
リ−ブ８の周状凹部１０との間にスラスト動圧軸受が形
成される。そして該軸３の抜けが防止されるのは勿論回
転部材１全体の上下の振動や揺れも防止され軸方向の精
度を確保することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例に
ついて図面を参照して説明する。図１はこの発明の動圧
軸受装置の構成を示す縦断面図である。尚、重複を避け
るため同一の構成要素には従来技術で説明した同一の符
号を用いて説明する。固定部材２の中央部には円筒部４
が形成されると共に、前記円筒部４には上部に段部８ａ
を形成したスリ−ブ８が嵌着されている。尚、該円筒部
４はスリ−ブ８の外周凹段部８ｂに嵌め込まれている。
また、円筒部４のスリ−ブ８から径方向に突出する先端
面４ａ及びスリ−ブ８外周面に跨がり、電流を流すコイ
ルを装着したステ−タ６が配置されている。前記スリ−
ブ８には回転部材１の中央部に固定され外周面にヘリン
グボ−ン形或いはスパイラル形の動圧溝３ａ、３ｂを形
成した軸３が嵌め入れてある。そして該回転部材１の円
筒部１ａの内周面には前記ステ−タ６と対向するように
磁石のロ−タ５が配置されている。
ついて図面を参照して説明する。図１はこの発明の動圧
軸受装置の構成を示す縦断面図である。尚、重複を避け
るため同一の構成要素には従来技術で説明した同一の符
号を用いて説明する。固定部材２の中央部には円筒部４
が形成されると共に、前記円筒部４には上部に段部８ａ
を形成したスリ−ブ８が嵌着されている。尚、該円筒部
４はスリ−ブ８の外周凹段部８ｂに嵌め込まれている。
また、円筒部４のスリ−ブ８から径方向に突出する先端
面４ａ及びスリ−ブ８外周面に跨がり、電流を流すコイ
ルを装着したステ−タ６が配置されている。前記スリ−
ブ８には回転部材１の中央部に固定され外周面にヘリン
グボ−ン形或いはスパイラル形の動圧溝３ａ、３ｂを形
成した軸３が嵌め入れてある。そして該回転部材１の円
筒部１ａの内周面には前記ステ−タ６と対向するように
磁石のロ−タ５が配置されている。
【００１０】次に、前記軸３にはスラスト板７が固定し
て設けられているが、該スラスト板７の上下表面には、
図２に示すようなヘリングボ−ン形或いはスパイラル形
野動圧発生溝７ａが形成されている。該スラスト板７は
前記スリ−ブ８の上部に形成した段部８ａと該スリ−ブ
８の上端部に嵌着したスリ−ブ８の一部をなすリング部
材９の下面９ａとの間で形成される周状凹部１０に位置
するように配置される。また、軸３の下端部はスラスト
支持せずにフリ−の状態としてある。即ち、前記固定部
材２に設けたスリ−ブ８と回転部材１に設けた軸３との
間には潤滑剤が充填されるが、更に、スリ−ブ８の段部
８ａとスリ−ブ８の一部をなすリング部材９の下面９ａ
とで周状凹部１０を形成すると共に動圧溝７ａを形成し
たスラスト板７を配置し且つ潤滑剤を充填して動圧スラ
スト軸受を形成するものである。なお、前記軸３に固定
するスラスト板７の位置が回転部材１の重心位置若しく
はその近傍になるようにするとそれだけ揺れや振れ等が
小さくなる。
て設けられているが、該スラスト板７の上下表面には、
図２に示すようなヘリングボ−ン形或いはスパイラル形
野動圧発生溝７ａが形成されている。該スラスト板７は
前記スリ−ブ８の上部に形成した段部８ａと該スリ−ブ
８の上端部に嵌着したスリ−ブ８の一部をなすリング部
材９の下面９ａとの間で形成される周状凹部１０に位置
するように配置される。また、軸３の下端部はスラスト
支持せずにフリ−の状態としてある。即ち、前記固定部
材２に設けたスリ−ブ８と回転部材１に設けた軸３との
間には潤滑剤が充填されるが、更に、スリ−ブ８の段部
８ａとスリ−ブ８の一部をなすリング部材９の下面９ａ
とで周状凹部１０を形成すると共に動圧溝７ａを形成し
たスラスト板７を配置し且つ潤滑剤を充填して動圧スラ
スト軸受を形成するものである。なお、前記軸３に固定
するスラスト板７の位置が回転部材１の重心位置若しく
はその近傍になるようにするとそれだけ揺れや振れ等が
小さくなる。
【００１１】この発明の動圧軸受装置は以上のような構
成からなり、回転部材１を高速回転させる場合、軸３に
形成した動圧溝３ａ、３ｂのポンピング作用によりスリ
−ブ８との間に静粛且つ振動のない動圧軸受が形成さ
れ、更に、スラスト板７の上下面に形成された動圧溝７
ａのポンピング作用により該スラスト板７とスリ−ブ８
の段部８ａとリング部材９の下面との間にスラスト動圧
軸受が形成される。そして該軸３の抜けが防止されるの
は勿論該軸３を含む回転部材１全体の上下の振動や揺れ
も防止され軸方向の精度を確保することができる。ま
た、図１の実施例では、ステ−タ６がスリ−ブ８の外周
面に近接又は直接配置しているため、動圧軸受装置が径
方向にコンパクトになる。また、同じ径方向の大きさと
するとステ−タ６を径方向に大きくできるのでトルクを
大きくすることができる。
成からなり、回転部材１を高速回転させる場合、軸３に
形成した動圧溝３ａ、３ｂのポンピング作用によりスリ
−ブ８との間に静粛且つ振動のない動圧軸受が形成さ
れ、更に、スラスト板７の上下面に形成された動圧溝７
ａのポンピング作用により該スラスト板７とスリ−ブ８
の段部８ａとリング部材９の下面との間にスラスト動圧
軸受が形成される。そして該軸３の抜けが防止されるの
は勿論該軸３を含む回転部材１全体の上下の振動や揺れ
も防止され軸方向の精度を確保することができる。ま
た、図１の実施例では、ステ−タ６がスリ−ブ８の外周
面に近接又は直接配置しているため、動圧軸受装置が径
方向にコンパクトになる。また、同じ径方向の大きさと
するとステ−タ６を径方向に大きくできるのでトルクを
大きくすることができる。
【００１２】図３はこの発明の動圧軸受装置の変形実施
例の構成を示す縦断面図である。即ち、この実施例では
固定部材２にはヘリングボ−ン形或いはスパイラル形の
動圧溝３ａ、３ｂを形成した軸３が固定して設けられ、
回転部材１の中心部には前記軸３を嵌め入れるスリ−ブ
８が固定して設けられている。そして該固定部材２に固
定して設けた軸３の周囲には中にスリ−ブ８がゆるく入
る程度の円筒部４が形成され且つ該円筒部４の外側周囲
にはステ−タ６が配置されている。また、回転部材１の
外側に形成された円筒部１ａの内周面には前記ステ−タ
６と対向する位置にロ−タ５が配置されている。そして
該軸３には上下面に動圧溝７ａを形成したスラスト板７
が固定されると共に該スラスト板７はスリ−ブ８に形成
した段部８ａとスリ−ブ８の上端部に固定したスリ−ブ
８の一部をなすリング部材９の下面９ａとの間に形成さ
れる空間周状凹部１０に配置される。
例の構成を示す縦断面図である。即ち、この実施例では
固定部材２にはヘリングボ−ン形或いはスパイラル形の
動圧溝３ａ、３ｂを形成した軸３が固定して設けられ、
回転部材１の中心部には前記軸３を嵌め入れるスリ−ブ
８が固定して設けられている。そして該固定部材２に固
定して設けた軸３の周囲には中にスリ−ブ８がゆるく入
る程度の円筒部４が形成され且つ該円筒部４の外側周囲
にはステ−タ６が配置されている。また、回転部材１の
外側に形成された円筒部１ａの内周面には前記ステ−タ
６と対向する位置にロ−タ５が配置されている。そして
該軸３には上下面に動圧溝７ａを形成したスラスト板７
が固定されると共に該スラスト板７はスリ−ブ８に形成
した段部８ａとスリ−ブ８の上端部に固定したスリ−ブ
８の一部をなすリング部材９の下面９ａとの間に形成さ
れる空間周状凹部１０に配置される。
【００１３】尚、図１及び図３に示す実施例において、
軸３に固定するスラスト板７の上下表面には動圧溝７ａ
を設けず、スリ−ブ８の段部８ａの表面及び該スリ−ブ
８の上端部に固定したスリ−ブ８の一部をなすリング部
材９の下面９ａに動圧溝（図示省略）を設けるようにし
てもよい。
軸３に固定するスラスト板７の上下表面には動圧溝７ａ
を設けず、スリ−ブ８の段部８ａの表面及び該スリ−ブ
８の上端部に固定したスリ−ブ８の一部をなすリング部
材９の下面９ａに動圧溝（図示省略）を設けるようにし
てもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明の動圧軸受
装置によれば、軸が回転する場合でも或いはスリ−ブが
回転する場合でも、スラスト軸受部でスラスト板を両側
から挟持し且つこの隙間を小さくできるので、回転時の
軸の横方向の精度だけでなく、上下方向の精度を確保す
ることができる。また、軸に固定したスラスト板による
スラスト動圧軸受部を回転部材の重心若しくは重心近傍
に設けるとモ−メント荷重に対する振れ量を軽減するこ
とができる。
装置によれば、軸が回転する場合でも或いはスリ−ブが
回転する場合でも、スラスト軸受部でスラスト板を両側
から挟持し且つこの隙間を小さくできるので、回転時の
軸の横方向の精度だけでなく、上下方向の精度を確保す
ることができる。また、軸に固定したスラスト板による
スラスト動圧軸受部を回転部材の重心若しくは重心近傍
に設けるとモ−メント荷重に対する振れ量を軽減するこ
とができる。
【図１】この発明の動圧軸受装置の構成を示す縦断面図
である。
である。
【図２】この発明の動圧軸受装置の軸に固定されるスラ
スト板の平面図である。
スト板の平面図である。
【図３】この発明の動圧軸受装置の変形実施例の構成を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図４】従来の動圧軸受装置の構成を示す縦断面図であ
る。
る。
【図５】従来の動圧軸受装置の構成を示す中心部の縦断
面図である。
面図である。
１ 回転部材 ２ 固定部材 ３ 軸 ３ａ、３ｂ 動圧溝 ５ ロ−タ ６ ステ−タ ７ スラスト板 ７ａ 動圧発生溝 ８ スリ−ブ ８ａ 段部 ９ リング部材 ９ａ 下面 １０ 空間
フロントページの続き (72)発明者 本田 隆 山梨県中巨摩郡甲西町宮沢160 ティ−デ ィ−ケイ株式会社甲府工場内 (72)発明者 千浜 英雄 山梨県中巨摩郡甲西町宮沢160 ティ−デ ィ−ケイ株式会社甲府工場内
Claims (3)
- 【請求項１】 固定部材と回転部材のいずれか一方の中
心部に軸を他方の中心部にスリ−ブをそれぞれ固定して
設けてこれらを嵌合し、且つ前記軸とスリ−ブ間に動圧
軸受を形成してなる動圧軸受装置において、前記軸にス
ラスト板を固定して設け、前記スリ−ブ内周面に形成し
た周状凹部空間に前記スラスト板を配置し、該スラスト
板の上下面と前記周状凹部間にそれぞれスラスト動圧軸
受を形成したことを特徴とする動圧軸受装置。 - 【請求項２】 スラスト板の上下面にそれぞれ動圧溝を
形成し、スリ−ブの周状凹部間に前記スラスト動圧軸受
を形成したことを特徴とする請求項第１項記載の動圧軸
受装置。 - 【請求項３】 スリ−ブの周状凹部の上下面にそれぞれ
動圧溝を形成し、スラスト板の上下面にスラスト動圧軸
受を形成したことを特徴とする請求項第１項記載の動圧
軸受装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20761595A JPH0932850A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 動圧軸受装置 |
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