JP2003244890A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2003244890A
JP2003244890A JP2002041116A JP2002041116A JP2003244890A JP 2003244890 A JP2003244890 A JP 2003244890A JP 2002041116 A JP2002041116 A JP 2002041116A JP 2002041116 A JP2002041116 A JP 2002041116A JP 2003244890 A JP2003244890 A JP 2003244890A
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正通 早川
Takeshi Yamamoto
岳 山本
Tokio Tago
登喜雄 多胡
Takehiko Yazawa
岳彦 矢沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、磁気加振力の発生又は伝搬を
良好に抑制させることを可能とする。 【解決手段】 軸受ホルダー21bに対する軸受スリー
ブ22の挿通重合領域Sのうち、少なくとも前記コア側
接合部C1と半径方向に対応する領域を含む領域に、半
径方向の拡大隙間からなる振動緩衝部S3を設け、ステ
ータコア23において発生した振動、特に径方向の振動
がコア側接合部C1を通して軸受ホルダー22側に伝達
されようとしても、振動緩衝部S3において良好に吸収
させて装置全体の共振を防止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定フレームに設
けられた軸受ホルダーの内外周の壁面に対して、軸受ス
リーブ及びステータコアをそれぞれ挿通することによっ
て接合したモータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク、ポリゴンミラー、
光ディスク等の各種回転体を高速回転させるモータなど
のように、回転体を低振動で安定的に回転駆動させるよ
うにした高精度なモータに対する要請が高まってきてい
る。モータの回転駆動時における振動は、スイッチング
などにより発生する磁気加振力が、回転体の固有振動と
重なり合ったときに特に大きくなることから、モータの
低振動化を実現するためには、まずモータの構造強度、
例えば固定フレームと軸受部材(軸受スリーブ)との接
合強度を高めることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、モータの小型化の要請も同時に高まってきているこ
とから、固定フレームや軸受部材(軸受スリーブ)の薄
型化が進められており、その分、モータの構造剛性が低
下する傾向がある。その結果、例えばステータコアで発
生した振動応力が、固定フレームや軸受部材(軸受スリ
ーブ)を歪ませることとなり、回転体の軸振れを拡大す
る原因となっている。特に、潤滑流体の動圧を利用した
動圧軸受装置では、歪みの発生によって所望の軸受剛性
が得られなくなり、振動特性や振れ精度が一層悪化する
傾向がある。
【0004】そこで本発明は、簡易な構成で、磁気加振
力の発生又は伝搬を良好に抑制させることができるよう
にしたモータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかるモータでは、軸受ホルダーに対す
る軸受スリーブの挿通重合領域のうち、少なくとも前記
コア側接合部と半径方向に対応する領域を含む領域に、
半径方向の拡大隙間からなる振動緩衝部が設けられてい
る。そして、このような構成を有する請求項1にかかる
モータによれば、ステータコアにおいて発生した振動
が、コア側接合部を通して軸受ホルダー側に伝達されよ
うとしても、軸受ホルダーと軸受スリーブとの間に設け
られた振動緩衝部において、特に径方向の振動が良好に
吸収されることとなる。その結果、特に軸受スリーブ側
の部材が安定して保持されるとともに装置全体の共振が
防止され、回転体が安定的に回転駆動されるようになっ
ている。
【0006】また、請求項7にかかるモータでは、軸受
ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域のうち、
少なくとも前記ステータコアと前記固定フレームの台座
部との間に軸方向に挟まれた中間領域に対応する領域を
含む領域に、半径方向の拡大隙間からなる振動緩衝部が
設けられている。このような構成を有する請求項7にか
かるモータによれば、ステータコアにおいて発生した振
動が、ステータコアと固定フレームの台座部との間に対
応した中間領域を通して軸受ホルダー側に伝達されよう
としても、軸受ホルダーと軸受スリーブとの間に設けら
れた振動緩衝部において、特に径方向の振動が良好に吸
収されることとなる。その結果、特に軸受スリーブ側の
部材が安定して保持されるとともに装置全体の共振が防
止され、回転体が安定的に回転駆動されるようになって
いる。
【0007】さらに、請求項13にかかるモータでは、
ステータコアの絶縁被膜が、軸受ホルダーに対するステ
ータコアの挿通重合領域のうちの少なくとも前記コア側
接合部に相当する部位を覆うように設けられている。こ
のような構成を有する請求項13にかかるモータによれ
ば、ステータコアにおいて発生した振動が、コア側接合
部を通して軸受ホルダー側に伝達されようとしても、当
該ステータコアに直接的に設けられた絶縁被膜の振動緩
衝作用によって、特に径方向の振動が良好に吸収される
こととなる。その結果、装置全体の共振が防止され、回
転体が安定的に回転駆動されるようになっている。
【0008】さらにまた、請求項2又は8又は14にか
かるモータでは、上記請求項1又は7又は13における
振動緩衝部が拡大隙間内が空隙状態、又はその空隙内に
弾性部材が挿入された状態に形成されていることから、
当該振動緩衝部の空隙又は弾性部材によって良好な振動
吸収特性が得られるようになっている。
【0009】さらに、請求項3又は9又は15にかかる
モータでは、上記請求項1又は7又は13におけるスリ
ーブ側接合部が、少なくともステータコアの軸方向中心
位置に対応する領域を含むように形成されていることか
ら、スリーブ側接合部によってステータコアが安定的に
保持されることとなり、ステータコアにおける振動の発
生自体が低減されるようになっている。
【0010】さらにまた、請求項4又は10又は16に
かかるモータでは、上記請求項1又は7又は13におけ
るコア側接合部が、軸受ホルダーに対するステータコア
の挿通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向
の前方側領域に設けられていることから、ステータコア
の支持力がより強固になされることとなり、ステータコ
アにおける振動の発生自体が一層低減されるようになっ
ている。
【0011】また、請求項5又は11又は17にかかる
モータでは、上記請求項1又は7又は13におけるスリ
ーブ側接合部が、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの
挿通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向の
後方側の領域に設けられていることから、ステータコア
での振動の発生自体が一層低減されるようになってい
る。
【0012】さらに、請求項6又は12又は18にかか
るモータでは、上記請求項1又は7又は13における軸
受ホルダーには、軸受スリーブ又はその組立体の一部に
対して軸方向に当接し、軸受スリーブを軸方向の規定位
置に位置決めする軸受当接部が設けられていることか
ら、軸受スリーブ側の振動が軸受当接部によって低減さ
れるとともに、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの位
置決め作業が効率的かつ高精度に行われるようになって
いる。
【0013】さらにまた、請求項19にかかるモータで
は、上記請求項1又は7におけるスリーブ側接合部は、
少なくとも前記コア側接合部の軸方向中心位置から前記
軸受スリーブの挿通方向後方側領域、及び前記固定フレ
ームの台座部よりも少なくとも前記軸受スリーブの挿通
方向前方側領域にそれぞれ配置されていることから、装
置全体の共振が、より一層確実に防止されるようになっ
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をハードディスク駆
動装置(HDD)に適用した実施形態を、図面に基づい
て詳細に説明するが、まず、上記ハードディスク駆動装
置(HDD)の全体構造を先に説明し、本発明の要部に
ついては後述することとする。
【0015】図1に示されている軸回転のHDD用スピ
ンドルモータの全体は、固定部材としてのステータ組2
0と、そのステータ組20に対して図示上側から組み付
けられた回転部材としてのロータ組30とから構成され
ている。このうちステータ組20は、図示を省略した固
定基台側にネジ止めされる固定フレーム21を有してい
る。この固定フレーム21は、軽量化を図るためにアル
ミ系金属材料から形成されているが、当該固定フレーム
21を構成している円盤状の台座部21aの略中央部分
には、略中空円筒状の胴部を備えた軸受ホルダー21b
が立設するようにして一体的に形成されている。上記円
盤状の台座部21aの図示下面側には、ステータ基準面
21cが形成されていて、そのステータ基準面21c
が、図示を省略した装置本体側に対してモータ全体の取
付け基準面として当接されることによってモータの取付
が高精度に行われるようになっている。
【0016】さらに、上記軸受ホルダー21bの内周壁
面側には、中空円筒状に形成されたリン青銅などの銅系
合金材料からなる軸受スリーブ22が挿通されており、
圧入又は焼バメ等の締り嵌め、及び接着剤を介在させる
ことによって、上記軸受ホルダー21bの内周壁面に固
定されている。この軸受スリーブ22の固定構造につい
ては後述する。
【0017】また、前記軸受ホルダー21bの外周側壁
面に設けられた取付面には、電磁鋼板の積層体からなる
ステータコア23が挿通されており、圧入又は焼バメ等
の締り嵌め、及び接着剤を介在させることによって上記
軸受ホルダー21bの外周壁面に固定されている。この
ステータコア23の固定構造についても後述することと
する。
【0018】上記ステータコア23は、前記軸受ホルダ
ー21bの外周側壁面に形成された段部からなるコア当
接面21dに対して、軸方向に当接されることによって
軸方向に位置決めされている。また、そのステータコア
23に放射状に設けられた各突極部には、後述する絶縁
被膜I(図2参照)を介して駆動コイル24がそれぞれ
巻回されている。
【0019】さらにまた、上記軸受スリーブ22の中心
軸に沿って貫通形成された軸受孔内には、上述したロー
タ組30を構成する回転軸31が回転自在に挿入されて
いる。本実施形態における回転軸31は、ステンレス鋼
から形成されている。
【0020】そして、上記軸受スリーブ22における軸
受孔の内周面に形成された動圧面が、上記回転軸31の
外周面に形成された動圧面に対して半径方向に対面する
ように配置されており、それらの間の微小な軸受隙間空
間に、2箇所のラジアル動圧軸受部RB,RBが軸方向
に離して形成されている。より詳細には、上記各ラジア
ル動圧軸受部RBにおける軸受スリーブ22側の動圧面
と、回転軸31側の動圧面とは、数μmの微少隙間を介
して周状に対向配置されており、その微少隙間からなる
軸受隙間空間内に、潤滑オイルや磁性流体等からなる所
定の潤滑流体が注入されている。このとき、上記2箇所
のラジアル動圧軸受部RB,RBどうしの間には流体溜
部Sが設けられていて、それら2箇所のラジアル動圧軸
受部RB,RB及び流体溜部Sを含む軸受隙間空間内
に、上記潤滑流体が軸方向に連続して充填されている。
【0021】さらに、上記軸受スリーブ22側の動圧面
には、図示を省略したへリングボーン形状などの形状を
有するラジアル動圧発生用溝が、軸方向に2ブロックに
分けて環状に凹設されており、回転時には、それら両ラ
ジアル動圧発生用溝のポンピング作用によって上記潤滑
流体が加圧されて動圧を生じ、その潤滑流体の動圧によ
り前記回転軸31とともに後述する回転ハブ32が、ラ
ジアル方向に浮上されながら軸支持される構成になされ
ている。
【0022】一方、前記回転軸31における図示下方側
の先端部分には、円盤状のスラストプレート33が固着
されている。このスラストプレート33は、上述した軸
受スリーブ22における図示下端側の中心部分に凹設さ
れた円筒状の窪み部内に収容されるようにして配置され
ていて、その軸受スリーブ22の窪み部内において、当
該スラストプレート33の図示上面側に設けられた動圧
面が、上記軸受スリーブ22側の動圧面に対して、軸方
向に近接するように対向配置されている。そして、それ
らのスラストプレート33及び軸受スリーブ22の両動
圧面どうしの軸受隙間空間に、スラスト動圧軸受部SB
が形成されている。
【0023】さらに、上記スラストプレート33の図示
下側の動圧面に近接するようにして、比較的大径の円盤
状部材からなるカウンタープレート25が配置されてい
る。このカウンタープレート25は、上記軸受スリーブ
22の下端側開口部分を閉塞するように装着されて接着
剤26により固着されたものであって、当該カウンター
プレート25の図示上面側に設けられた動圧面と、上述
したスラストプレート33の図示下側の動圧面との間の
近接対向隙間部分に、下側のスラスト動圧軸受部SBが
形成されている。
【0024】上述したように軸方向に隣接して配置され
た一組のスラスト動圧軸受部SBを構成しているスラス
トプレート33側の両動圧面と、それに対向する軸受ス
リーブ22及びカウンタープレート25側の両動圧面と
は、それぞれ数μmの微少隙間を介して軸方向に対向配
置されているとともに、その微少隙間からなる軸受隙間
空間内には、前述したラジアル動圧軸受部RBから連続
するようにして、同一の潤滑流体が充填されており、そ
の潤滑流体は、前記スラストプレート33の外周側通路
を介して軸方向に連続させられている。さらに、上記ス
ラストプレート33の動圧面と、軸受スリーブ22及び
カウンタープレート25の動圧面との少なくとも一方側
には、図示を省略したヘリングボーン形状等の形状を有
する動圧発生溝が、半径方向に2ブロックに分けて環状
に凹設されており、回転時に、当該スラスト動圧発生用
溝のポンピング作用によって上記潤滑流体が加圧されて
動圧を生じ、その潤滑流体の動圧によって、上述した回
転軸31及び回転ハブ32が、スラスト方向に軸支持さ
れる構成になされている。
【0025】一方、上記回転軸31とともにロータ組3
0を構成している回転ハブ32は、図示を省略した磁気
ディスク等の記録媒体ディスクを搭載するように、アル
ミ系金属からなる略カップ状部材からなり、当該回転ハ
ブ32の中心部分設けられた接合穴32aが、上記回転
軸31の図示上端部分に対して、圧入又は焼嵌めによっ
て一体的に接合されている。上記回転ハブ32は、記録
媒体ディスクを外周部に搭載する略円筒状の胴部32b
を有しており、当該胴部32bから半径方向外方側に向
かって張り出すように設けられたディスク搭載面32c
上に、図示を省略した記録媒体ディスクが載置される構
成になされている。
【0026】また、上記胴部32bの内周壁面側には、
バックヨーク32dを介して環状駆動マグネット32e
が取り付けられている。この環状駆動マグネット32e
は、前述したステータコア23の突極部の外周側端面に
対して環状に対向するように近接配置されている。
【0027】ここで、上述した軸受保持部材としての軸
受ホルダー21bを構成している円筒状胴部の図示下端
側には、前述した軸受スリーブ22に組み付けられたカ
ウンタープレート25と軸方向に当接する軸受当接部2
1eが設けられている。この軸受当接部21eは、上記
軸受ホルダー21bの円筒状胴部の図示下端縁側から中
心側に向かって延出する支持円盤部21fの内周端部分
を、軸受内方側(図示上方側)に向かって軸方向に突出
させた凸状部分から形成されていて、その軸受当接部2
1eの凸状先端面が、図示上方側に配置されたカウンタ
ープレート25の図示下面側に当接されていることによ
って、上記軸受スリーブ22の全体が、軸方向の規定位
置に位置決めされて保持されるように構成されている。
【0028】このとき、上記軸受当接部21eによって
位置決めされる軸受スリーブ22の軸方向の規定位置
は、上述した固定フレーム21のステータ基準面21c
に対して、前記回転ハブ32のディスク搭載面32c
を、軸方向において所定の公差寸法内に規定する位置に
設定されている。
【0029】また、上記軸受当接部21eより中心側の
領域には、当該軸受当接部21eによって画成された通
気孔21gが設けられている。この通気孔21gは、上
述した回転軸31、回転ハブ32、スラストプレート3
3、及びカウンタープレート25が軸受組として取り付
けられた軸受スリーブ22の外周壁面が、前述した軸受
ホルダー21bの内周壁面側に沿って装着される際に、
上記軸受ホルダー21bの内部側に空気が加圧されるこ
とから設けられたものであって、上述した加圧空気は、
上記通気孔21gを通して外部側に排出されるようにな
っている。
【0030】次に、本発明の要部、すなわち、上述した
軸受ホルダー21bに対する前記ステータコア23及び
前記軸受スリーブ22の各接合構造の実施形態を、特に
図2に基づいて詳細に説明する。
【0031】まず、前述したように、前記固定フレーム
21の台座部21aより図示上方側に向かって突出する
軸受ホルダー21bの外周側壁部には、ステータコア2
3が図示上方側から下方側に向かって軸方向に挿通され
て固定されているが、そのステータコア23の挿通によ
って、前記軸受ホルダー21bとの間に挿通重合領域C
が形成されている。そして、その軸受ホルダー21bに
対するステータコア23の挿通重合領域Cのうち、図示
下半側の領域にコア側接合部C1が形成されており、そ
のコア側接合部C1、つまり上記ステータコア23の軸
方向中心位置Gより図示下端側であるコア挿通方向前方
側の部分が、上記軸受ホルダー21bの外周側壁部に対
して、圧入又は焼き嵌めなどの締り嵌めによって固定さ
れている。
【0032】このとき、前述したステータコア23の絶
縁被膜Iは、当該ステータコア23の内周側壁面まで覆
うように形成されており、前記軸受ホルダー21bに対
するステータコア23の挿通重合領域Cの全体、特に前
記コア側接合部C1に相当する部位が、上記絶縁被膜I
によって覆われた構成になされている。
【0033】一方、上記軸受ホルダー21bに対するス
テータコア23の挿通重合領域Cのうち、上述したコア
側接合部C1より図示上方側の領域には、半径方向に拡
大された隙間C2が形成されており、その拡大隙間C2
内に注入された接着剤RCによっても、上記両部材21
b,23の固定が行われている。
【0034】さらに、前述したように、前記軸受スリー
ブ22は、軸受ホルダー21bの内周側壁面に沿って図
示下方側の軸方向に挿通されているが、その挿通された
軸受スリーブ22と前記軸受ホルダー21bとの間に挿
通重合領域Sが形成されている。そして、その軸受ホル
ダー21bに対する軸受スリーブ22の挿通重合領域S
のうち、図示上端側及び図示下端側の各領域にスリーブ
側接合部S1,S2がそれぞれ形成されており、それら
のスリーブ側接合部S1,S2、つまり上記挿通重合領
域Sの軸方向中心位置を挟んだ図示上下両端側であるス
リーブ挿通方向前方側及び後方側の各部分が、上記軸受
ホルダー21bの内周側壁部に対して、圧入又は焼き嵌
めなどの締り嵌めによって固定されている。
【0035】なお、これらのスリーブ側接合部S1,S
2は、少なくとも一箇所設ければよいが、図示上端側の
挿通方向後方側のスリーブ側接合部S2は、ステータコ
ア23における振動発生を抑え込む上で重要である。す
なわち、そのスリーブ側接合部S2は、前記ステータコ
ア23の軸方向中心位置Gに対応する領域を含むように
形成されており、ステータコア23の略重心となる位置
を半径方向において効率的に支持している。
【0036】また、上記軸受スリーブ22と軸受ホルダ
ー21bの挿通重合領域Sのうち、上述した図示上下の
両スリーブ側接合部S1,S2どうしの間の領域には、
半径方向に拡大された隙間S3が形成されており、その
拡大隙間S3によって振動緩衝部が画成されている。こ
の振動緩衝部S3は、上述した軸受スリーブ22との挿
通重合領域Sのうち、上述したコア側接合部C1と半径
方向に対応する領域を含む領域に配置されている。この
振動緩衝部S3を画成している拡大隙間内は、空隙のま
ま、又はその空隙内に接着剤等の所望の弾性部材が挿入
された状態として形成されている。
【0037】さらに、上記振動緩衝部S3は、前記軸受
ホルダー21bに対する軸受スリーブ22の挿通重合領
域Sのうち、前記ステータコア23と固定フレーム21
の台座部21aとの間に軸方向に挟まれた中間領域Xに
対応する領域を含むように延在しており、このような振
動緩衝部S3以外の領域に、上述した両スリーブ側接合
部S1,S2が設けられている。
【0038】このような構成を有する本実施形態によれ
ば、ステータコア23から発生する振動が、当該ステー
タコア23が直接的に固定されたコア側接合部C1を通
して軸受ホルダー21b側に伝搬されようとしても、そ
のステータコア23側から軸受スリーブ22側に向かっ
て伝達されようとする振動、特に径方向の振動が、軸受
ホルダー21bと軸受スリーブ22との間に設けられた
振動緩衝部S3の空隙、又はその空隙内に挿入された弾
性部材によって良好に吸収されることとなる。その結
果、特に軸受スリーブ22側の部材が安定して保持され
るとともに装置全体の共振が防止され、ディスク等の回
転体が安定的に回転駆動されるようになっている。
【0039】同様に、ステータコア23から発生する振
動が、ステータコア23と固定フレーム21の台座部2
1aとの間部分に対応した中間領域Xを通して軸受ホル
ダー21b側に伝達されようとしても、その中間領域X
側から軸受スリーブ22側に向かって伝達されていく振
動は、上記振動緩衝部S3の空隙、又はその空隙内に挿
入された弾性部材によって同様に吸収されることとな
り、装置全体の共振が一層良好に防止されるようになっ
ている。
【0040】また、特に本実施形態にかかるモータで
は、図示上方側に設けられたスリーブ側接合部S2が、
ステータコア23の軸方向中心位置Gに対応する領域を
含むように形成されていることから、当該スリーブ側接
合部S2によってステータコア23が極めて安定的に保
持されることとなり、ステータコア23での振動の発生
自体が低減されるようになっている。
【0041】加えて、本実施形態においては、コア側接
合部C1が、軸受ホルダー21bとステータコア23と
の挿通重合領域Cにおける軸方向の中心位置より図示下
方側の領域に設けられているとともに、スリーブ側接合
部S1,S2が、軸受ホルダー21bと軸受スリーブ2
2との挿通重合領域Sにおける軸方向の中心位置より図
示上方側の領域に設けられていることから、ステータコ
ア23の支持力がより強固になされることとなって、当
該ステータコア23での振動の発生自体が一層低減され
るようになっている。
【0042】さらに、本実施形態では、軸受ホルダー2
1bに、軸受スリーブ22又はその組立体の一部に対し
て軸方向に当接し、軸受スリーブ22を軸方向の規定位
置に位置決めする軸受当接部21eが設けられているこ
とから、軸受スリーブ22側の振動が軸受当接部21e
によって低減されるとともに、軸受ホルダー21bに対
する軸受スリーブ22の位置決め作業が効率的かつ高精
度に行われるようになっている。
【0043】加えて、本実施形態においては、ステータ
コア23から発生する振動が、そのステータコア23に
対して直接的に設けられた絶縁被膜Iの振動緩衝作用に
よってステータコア23から発生する振動が吸収される
ようになされていることから、極めて良好な振動低減作
用が得られるようになっている。
【0044】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0045】例えば、本発明は、上述したハードディス
ク駆動用(HDD)モータ以外の、例えばポリゴンミラ
ー回転用のモータに用いられる動圧軸受装置などのよう
に、多種多様なモータに対しても同様に適用することが
できる。
【0046】また、本発明は、上述した実施形態のよう
な動圧軸受装置を有するモータに限定されることはな
く、多種多様な軸受装置を備えたモータに対しても同様
に適用することができる。
【0047】さらに、上述した実施形態において固定フ
レーム21に設けられた軸受当接部21eは、カウンタ
ープレート25側に当接されているが、図3に示された
軸受当接部21e’のように、軸受スリーブ22の側面
部に当接させるように構成することも可能である。
【0048】また、図4に示されている実施形態のよう
に、圧入等からなるコア側接合部C1が、軸受ホルダー
21bとステータコア23との挿通重合領域Cにおける
軸方向の全領域に設けられるようにしても良い。さら
に、同実施形態のように、軸受ホルダー21bと軸受ス
リーブ22との挿通重合領域Sに、スリーブ側接合部S
1を一箇所に設け、他の領域を接着剤RSによって固着
するように構成することも可能である。
【0049】上述したようにスリーブ側接合部S1を一
箇所に設けた場合には、図5に示されている実施形態の
ように、前述した実施形態と同様な軸受当接部21eを
軸受ホルダー21bに設けるようにして固定を行うこと
ができる。その場合、上記スリーブ側接合部S1と軸受
当接部21eとの間に接着剤RSを満たすと極めて良好
な支持性が得られるが、接着剤RSを満たすことなく空
隙状態にしておくことも可能である。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明の請求項1にか
かるモータは、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿
通重合領域のうち、少なくともコア側接合部と半径方向
に対応する領域を含む領域に設けた振動緩衝部によっ
て、ステータコアからコア側接合部を通して軸受ホルダ
ー側に伝搬されようとする振動、特に径方向の振動を良
好に吸収して装置全体の共振を防止し、回転体を安定的
に回転駆動させるようにしたものであるから、簡易な構
成で、磁気加振力の発生又は伝搬を良好に抑制させるこ
とができ、高精度で低振動のモータを低廉に得ることが
できる。
【0051】また、本発明の請求項7にかかるモータ
は、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域
のうち、少なくともステータコアと固定フレームの台座
部との間に軸方向に挟まれた中間領域に対応する領域を
含む領域に設けた振動緩衝部によって、ステータコアか
ら中間領域を通して軸受ホルダー側に伝搬されようとす
る振動、特に径方向の振動を良好に吸収して装置全体の
共振を防止し、回転体を安定的に回転駆動させるように
したものであるから、簡易な構成で、磁気加振力の発生
又は伝搬を良好に抑制させることができ、高精度で低振
動のモータを低廉に得ることができる。
【0052】さらに、本発明の請求項13にかかるモー
タは、ステータコアに設けた絶縁被膜を、軸受ホルダー
に対する挿通重合領域のうちの少なくともコア側接合部
に相当する部位を覆うように配置して、ステータコアか
らコア側接合部を通して軸受ホルダー側に伝達されよう
とする振動を上記絶縁被膜のの振動緩衝作用により吸収
させて装置全体の共振を防止し、回転体を安定的に回転
駆動させるようにしたものであるから、簡易な構成で、
磁気加振力の発生又は伝搬を良好に抑制させることがで
き、高精度で低振動のモータを低廉に得ることができ
る。
【0053】さらにまた、請求項2又は8又は14にか
かるモータは、上記請求項1又は7又は13における振
動緩衝部が拡大隙間内が空隙状態、又はその空隙内に弾
性部材が挿入された状態に形成され、当該振動緩衝部の
空隙又は弾性部材によって良好な振動吸収特性が得られ
るように構成したものであるから、上述した効果を安価
かつ確実に得ることができる。
【0054】さらに、請求項3又は9又は15にかかる
モータは、上記請求項1又は7又は13におけるスリー
ブ側接合部が、少なくともステータコアの軸方向中心位
置に対応する領域を含むように形成され、スリーブ側接
合部によってステータコアが安定的に保持されることに
よりステータコアにおける振動の発生自体が低減される
ように構成したものであるから、上述した効果を更に向
上させることができる。
【0055】さらにまた、請求項4又は10又は16に
かかるモータは、上記請求項1又は7又は13における
コア側接合部が、軸受ホルダーに対するステータコアの
挿通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向の
前方側領域に設けられ、ステータコアの支持力がより強
固になされることによってステータコアにおける振動の
発生自体が一層低減されるように構成したものであるか
ら、上述した効果を一層高めることができる。
【0056】また、請求項5又は11又は17にかかる
モータは、上記請求項1又は7又は13におけるスリー
ブ側接合部が、軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿
通重合領域における軸方向の中心位置より挿通方向の後
方側の領域に設けられ、ステータコアでの振動の発生自
体が一層低減されるように構成したものであるから、上
述した効果を更に向上させることができる。
【0057】さらに、請求項6又は12又は18にかか
るモータは、上記請求項1又は7又は13における軸受
ホルダーには、軸受スリーブ又はその組立体の一部に対
して軸方向に当接し、軸受スリーブを軸方向の規定位置
に位置決めする軸受当接部が設けられ、軸受スリーブ側
の振動が軸受当接部によって低減されるとともに、軸受
ホルダーに対する軸受スリーブの位置決め作業が効率的
かつ高精度に行われるように構成したものであるから、
上述した効果を一層高めることができる。
【0058】さらにまた、請求項19にかかるモータ
は、上記請求項1又は7におけるスリーブ側接合部が、
少なくとも前記コア側接合部の軸方向中心位置から前記
軸受スリーブの挿通方向後方側領域、及び前記固定フレ
ームの台座部よりも少なくとも前記軸受スリーブの挿通
方向前方側領域にそれぞれ配置されていることによって
装置全体の共振を確実に防止するように構成したもので
あるから、上述した効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した動圧軸受装置を備えたHDD
(ハードディスク駆動装置)用モータの構造例を表した
縦断面説明図である。
【図2】本発明の一実施形態における要部構造を表した
縦断面説明図である。
【図3】本発明の他の実施形態にかかるHDD(ハード
ディスク駆動装置)用モータの要部を表した縦断面説明
図である。
【図4】本発明の他の実施形態における要部構造を表し
た縦断面説明図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態における要部構造を
表した縦断面説明図である。
【符号の説明】
20 ステータ組 21 固定フレーム 21a 台座部 21b 軸受ホルダー 21e 軸受当接部 22 軸受スリーブ 23 ステータコア 25 カウンタープレート 30 ロータ組 31 回転軸 32 回転ハブ 33 スラストプレート RB ラジアル動圧軸受部 SB スラスト動圧軸受部 C コア側の挿通重合領域 C1 コア側接合部 C2 拡大隙間C2 I 絶縁被膜 S スリーブ側の挿通重合領域 S1,S2 スリーブ側接合部 S3 振動緩衝部 X 中間領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多胡 登喜雄 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 (72)発明者 矢沢 岳彦 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 Fターム(参考) 3J011 AA03 BA06 CA02 JA02 KA02 KA03 MA21 3J012 AB07 BB03 CB10 DB07 DB13 FB01 3J017 CA02 CA04 DA01 DB07 DB09 HA01 5H605 AA04 BB05 BB14 BB19 CC02 CC03 CC10 DD24 EA06 EB03 EB06

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を回転自在に支承する軸受スリー
    ブの外周側壁面が、固定フレームに立設された円筒状の
    軸受ホルダーの内周側壁面に沿って軸方向に挿通され、
    その軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域
    における軸方向の少なくとも一部に、締り嵌め又は接着
    によるスリーブ側接合部が形成されているとともに、 コイル巻線が装着されたステータコアの内周側壁面が、
    前記軸受ホルダーの外周側壁面に沿って軸方向に挿通さ
    れ、その軸受ホルダーに対するステータコアの挿通重合
    領域における軸方向の少なくとも一部に、締り嵌め又は
    接着によるコア側接合部が形成されたモータにおいて、 上記軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域
    のうち、少なくとも前記コア側接合部と半径方向に対応
    する領域を含む領域に、半径方向の拡大隙間からなる振
    動緩衝部が設けられていることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記振動緩衝部は、拡大隙間内が空隙状
    態、又はその空隙内に弾性部材が挿入された状態に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記スリーブ側接合部は、少なくとも前
    記ステータコアの軸方向中心位置に対応する領域を含む
    ように形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    受モータ。
  4. 【請求項4】 前記コア側接合部は、前記軸受ホルダー
    に対するステータコアの挿通重合領域における軸方向の
    中心位置より挿通方向の前方側領域に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のモータ。
  5. 【請求項5】 前記スリーブ側接合部は、前記軸受ホル
    ダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域における軸方
    向の中心位置より挿通方向の後方側の領域に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  6. 【請求項6】 前記軸受ホルダーには、前記軸受スリー
    ブ又はその組立体の一部に対して軸方向に当接し、上記
    軸受スリーブを軸方向の規定位置に位置決めする軸受当
    接部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    モータ。
  7. 【請求項7】 回転軸を回転自在に支承する軸受スリー
    ブの外周側壁面が、固定フレームの台座部から軸方向に
    突出するように立設された円筒状の軸受ホルダーの内周
    側壁面に沿って軸方向に挿通され、その軸受ホルダーに
    対する軸受スリーブの挿通重合領域における軸方向の少
    なくとも一部に、締り嵌め又は接着によるスリーブ側接
    合部が形成されているとともに、 コイル巻線が装着されたステータコアの内周側壁面が、
    前記軸受ホルダーの外周側壁面に沿って軸方向に挿通さ
    れ、その軸受ホルダーに対するステータコアの挿通重合
    領域における軸方向の少なくとも一部に、締り嵌め又は
    接着によるコア側接合部が形成されたモータにおいて、 上記軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域
    のうち、少なくとも前記ステータコアと前記固定フレー
    ムの台座部との間に軸方向に挟まれた中間領域に対応す
    る領域を含む領域に、半径方向の拡大隙間からなる振動
    緩衝部が設けられていることを特徴とするモータ。
  8. 【請求項8】 前記振動緩衝部は、隙間内が空隙状態、
    又はその空隙内に弾性部材が挿入された状態に形成され
    ていることを特徴とする請求項7記載のモータ。
  9. 【請求項9】 前記スリーブ側接合部は、少なくとも前
    記ステータコアの軸方向中心位置に対応する領域を含む
    ように形成されていることを特徴とする請求項7記載の
    受モータ。
  10. 【請求項10】 前記コア側接合部は、前記軸受ホルダ
    ーに対するステータコアの挿通重合領域における軸方向
    の中心位置より挿通方向の前方側領域に設けられている
    ことを特徴とする請求項7記載のモータ。
  11. 【請求項11】 前記スリーブ側接合部は、前記軸受ホ
    ルダーと軸受スリーブとの挿通重合領域における軸方向
    の中心位置より挿通方向の後方側の領域に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載のモータ。
  12. 【請求項12】 前記軸受ホルダーには、前記軸受スリ
    ーブ又はその組立体の一部に対して軸方向に当接し、上
    記軸受スリーブを軸方向の規定位置に位置決めする軸受
    当接部が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    のモータ。
  13. 【請求項13】 回転軸を回転自在に支承する軸受スリ
    ーブの外周側壁面が、固定フレームに立設された円筒状
    の軸受ホルダーの内周側壁面に沿って軸方向に挿通さ
    れ、その軸受ホルダーに対する軸受スリーブの挿通重合
    領域における軸方向の少なくとも一部に、締り嵌め又は
    接着によるスリーブ側接合部が形成されているととも
    に、 コイル巻線が装着されたステータコアの内周側壁面が、
    前記軸受ホルダーの外周側壁面に沿って軸方向に挿通さ
    れ、その軸受ホルダーに対するステータコアの挿通重合
    領域における軸方向の少なくとも一部に、締り嵌め又は
    接着によるコア側接合部が形成されたモータにおいて、 上記ステータコアの絶縁被膜が、前記軸受ホルダーに対
    するステータコアの挿通重合領域のうちの少なくとも前
    記コア側接合部に相当する部位を覆うように設けられて
    いることを特徴とするモータ。
  14. 【請求項14】 前記振動緩衝部は、隙間内が空隙状
    態、又はその空隙内に弾性部材が挿入された状態に形成
    されていることを特徴とする請求項13記載のモータ。
  15. 【請求項15】 前記スリーブ側接合部は、少なくとも
    前記ステータコアの軸方向中心位置に対応する領域を含
    むように形成されていることを特徴とする請求項13記
    載のモータ。
  16. 【請求項16】 前記コア側接合部は、前記軸受ホルダ
    ーに対するステータコアの挿通重合領域における軸方向
    の中心位置より挿通方向前方側領域に設けられているこ
    とを特徴とする請求項13記載のモータ。
  17. 【請求項17】 前記スリーブ側接合部は、前記軸受ホ
    ルダーに対する軸受スリーブの挿通重合領域における軸
    方向の中心位置より挿通方向後方側の領域に設けられて
    いることを特徴とする請求項13記載のモータ。
  18. 【請求項18】 前記軸受ホルダーには、前記軸受スリ
    ーブ又はその組立体の一部に対して軸方向に当接し、上
    記軸受スリーブを軸方向の規定位置に位置決めする軸受
    当接部が設けられていることを特徴とする請求項13記
    載のモータ。
  19. 【請求項19】 前記スリーブ側接合部は、少なくとも
    前記コア側接合部の軸方向中心位置から前記軸受スリー
    ブの挿通方向後方側領域、及び前記固定フレームの台座
    部よりも少なくとも前記軸受スリーブの挿通方向前方側
    領域にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項
    1又は7記載のモータ。
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