JPH07216828A - コンクリート橋における橋桁の架設工法 - Google Patents
コンクリート橋における橋桁の架設工法Info
- Publication number
- JPH07216828A JPH07216828A JP1362394A JP1362394A JPH07216828A JP H07216828 A JPH07216828 A JP H07216828A JP 1362394 A JP1362394 A JP 1362394A JP 1362394 A JP1362394 A JP 1362394A JP H07216828 A JPH07216828 A JP H07216828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- girder
- block
- bridge
- construction
- girders
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
え、容易確実に施工でき、その吊り部材も簡単な構造に
でき、安価な工法にできるコンクリート橋における橋桁
の架設工法を提供する。 【構成】 コンクリート橋での側径間部1あるいは単純
梁における橋桁2を、複数のブロック桁3として分割施
工すると共に、その各ブロック桁3を仮設梁6からの吊
り材8にて支持し、各ブロック桁3を常に単純梁型式と
して支持する。そして、順次、架設移動車5施工で各ブ
ロック桁3を打ちたし張り出していき、この各ブロック
桁3で、側径間部1あるいは単純梁の橋桁2を完成させ
る。このように、側径間部1あるいは単純梁から施工を
行うことで、施工中の橋桁2を完成系に近い応力発生状
況にして、各ブロック桁3に配置したPC鋼材7を利用
できるようにする。また、施工中の各ブロック桁3を単
純梁状態にして、上側に負のモーメントを発生させず、
モーメントに対する支持材等を省略する。
Description
工する時の連続桁の側径間部あるいは単純桁の架設施工
を実施するに際して用いる、コンクリート橋における橋
桁の架設工法に関するものである。
従来、この種の架設工法としては、架設梁を併用したカ
ンチレバー(片持ち梁)によって施工するものである、
コンクリート橋上部構造の架設工法が一般に知られてい
る。
片持ちで支持して施工するので、施工部の橋桁に、常に
上側に負のモーメントが発生する状態となる。そのた
め、この応力(上側に負のモーメント)に対する支持部
材を、橋桁施工が進行していくに際して、常時、架設し
ていく必要がある。
述したような問題点があることから、面倒で困難な作業
が必要となる。なお、仮設梁を利用した吊り支保工で、
橋桁を一括施工する工法も実施さているが、全体を吊る
吊り部材が大がかりで複雑な構造のものとなり、高価な
工法になってしまう。
たもので、その目的は施工すべきスパンに架設する橋桁
を単純梁として吊り替え、容易で確実に施工できると共
に、その吊り部材も簡単な構造とすることができ、安価
な工法とすることのできるコンクリート橋における橋桁
の架設工法を提供することにある。
コンクリート橋における側径間部あるいは単純梁を複数
のブロック桁に分割して行うと共に、各ブロック桁の施
工を仮設梁の利用による施工で行う。
幾つかのブロック桁に分割して施工すると共に、その各
ブロック桁の下側に配置されたPC鋼材を使用して、各
ブロック桁を仮設梁からの吊り材にて支持する。即ち、
各ブロック桁を、順次PC鋼材で吊替えると共に、PC
鋼材にプレストレスを与えることで、各ブロック桁を常
に単純梁型式として支持する。そして、順次、ワーゲン
施工で各ブロック桁を打ちたし張り出していき、この各
ブロック桁で、所定部分ないしは側径間部の橋桁を完成
させるものである。
径間部から施工を行うことにより、施工中の橋桁を完成
系に近い応力発生状況にし、各ブロック桁における下ス
ラブに配置したPC鋼材を利用できるようにする。ま
た、施工中の各ブロック桁を単純梁状態にすることで、
上側に負のモーメントを発生させず、そのモーメントに
対する支持材等を省略できるようにする。
桁の架設工法を、図示する実施例によって説明する。な
お、ここでは、側径間部において橋桁の架設施工を行う
場合について述べる。
て、橋桁の架設施工を実施するに際し用いる架設工法
(図1〜図8参照)は、先ず、対応するスパン、側径間
部1に架設する橋桁2を複数のブロック桁3に分割する
と共に、側径間部1における既設橋桁2の施工端に対し
て対向側に橋脚等の支持台4を設け、また、所定のスパ
ン、側径間部1に架設移動車5が移動自在な仮設梁6を
架け渡す。
リートまたはプレキャスト製のブロックを、仮設梁6に
設けた架設移動台車5で施工し、対応するスパン、側径
間部1における所定位置へ設置する。そして、各ブロッ
ク桁3の所定位置への設置は、最初に設置するブロック
桁3の一端部を支持台4で、また、以後の新たに設置す
るブロック桁3の他端部を順次仮設梁6に吊替えること
で支持することにより、各ブロック桁3を連結一体化す
る毎に単純梁化して行う。
架設移動台車5による側径間または単純梁の施工に際し
て、分割施工を採用する。そして、分割した各ブロック
桁3毎に、その下スラブのPC鋼材3aにプレストレスを
与えながら、先ず、最初に設置するブロック桁3の一端
をPC鋼棒7の利用で支持台4によって支持すると共
に、このブロック桁3の他端を仮設梁6に吊り材8で吊
替えることにより、この最初のブロック桁3を単純梁化
して支持する。
を既設のブロック桁3と接合一体化すると共に、そのブ
ロック桁3の他端を仮設梁6に吊り材8で吊り替える。
そして、既設のブロック桁3の他端を支持していた吊り
材8を取り外すことで、新たに設置するブロック桁3の
吊り材8と、既設のブロック桁3の一端を支持する支持
台4とにより、新たなブロック桁3と既設のブロック桁
3とが一体化した状態の単純梁とする。
桁3を吊り材8によって吊り替え、各ブロック桁3を一
体の連続梁とする毎に、単純梁化を図る。このことで、
上側に負のモーメントを発生させずに、その応力に対す
るための支持部材(架設鋼材)を省略する。また、側径
間部1から吊替え施工を行うことで、応力発生状況を完
成系に近くして、ブロック桁3における下スラブのPC
鋼材3aを利用しながらの吊替え施工を行えるようにす
る。
は、上側に負のモーメントを発生させないことと、吊り
材8の荷重分担に応じての吊り材張力の調製が繁雑にな
ることから、既設のブロック桁3の吊り替えを解放させ
る。そして、最後の閉合ブロック9のプレストレス導入
および吊り替えが完了したら、架設移動車5を解体し、
連続ケーブルを緊張し、一体化させる。
コンクリート橋の施工を、図2〜図8の工程図に沿って
説明する。
ブロック桁3の施工、即ち、躯体コンクリートの打設等
の施工を架設移動車5の利用によって行う。その後、こ
のブロック桁3の一端をPC鋼棒7の利用で支持台4で
支持すると共に、ブロック桁3における下スラブのPC
鋼材3aを緊張する。そして、このPC鋼材3aに連結した
吊り材8によって、ブロック桁3の他端を仮設梁6に吊
り替える。
桁3を、前述したように、架設移動車5の利用によって
施工する。その後、図4に示すように、新たなブロック
桁3の躯体を完成させ、そのブロック桁3における下ス
ラブのPC鋼材3aを緊張すると共に、吊り材8で最初の
ブロック桁3を吊ったまま、新たなブロック桁3用の吊
り材8をPC鋼材3aに連結して配置する。そして、この
新たなブロック桁3用の吊り材8にプレストレスを導入
する共に、最初のブロック桁3用の吊り材8のプレスト
レスを解放する。
ロック桁3を、架設移動車5の利用によって施工する。
そして、一体化した二個のブロック桁3を吊り材8によ
って吊ったまま、さらに新たなブロック桁3用の吊り材
8をPC鋼材3aに連結して配置する。
ロック桁3の躯体を完成させ、そのブロック桁3におけ
る下スラブのPC鋼材3aを緊張する。そして、このさら
に新たなブロック桁3用の吊り材8にプレストレスを導
入する共に、新たなブロック桁3用の吊り材8のプレス
トレスを解放する。
をワーゲン5の利用によって施工する。その後、図8に
示すように、一体化した三個のブロック桁3を吊り材8
で吊ったまま、閉合ブロック9の施工を完了させ、その
下スラブのPC鋼材3aを緊張する。そして、閉合ブロッ
ク9用の吊り材8にプレストレスを導入し、さらに新た
なブロック桁3用の吊り材8のプレストレスを解放す
る。
よび閉合ブロック9を単純梁化して設置し、一体化する
ことで、コンクリート橋における側径間部1あるいは単
純梁の施工が完了する。
における側径間部あるいは単純梁の施工を、仮設梁を使
用して、複数のブロック桁を仮設梁に吊り替え単純梁化
して行う。そのため、仮設梁を利用して、吊り支保工で
一括施工するのに比べ、吊り材が簡素化される。また、
施工がし易く、応力発生状況が完成系に近いため、ブロ
ック桁における下スラブに配置されているPC鋼材を利
用しながら、単純梁化しての吊り替え施工を行える。
用できず、側径間部長の長い橋梁の施工法のとして利用
できる。また、プレキャスト桁での施工と展開させれ
ば、汎用性も多く、工程短縮も可能と考えられ、経済的
となる。
ンクリート橋を示す概略図である。
ト橋における側径間部あるいは単純梁の橋桁施工状態を
示す工程図である。
ト橋における側径間部あるいは単純梁の橋桁施工状態を
示す工程図である。
ト橋における側径間部あるいは単純梁の橋桁施工状態を
示す工程図である。
ト橋における側径間部あるいは単純梁の橋桁施工状態を
示す工程図である。
ト橋における側径間部あるいは単純梁の橋桁施工状態を
示す工程図である。
ト橋における側径間部あるいは単純梁の橋桁施工状態を
示す工程図である。
ト橋における側径間部あるいは単純梁の橋桁施工状態を
示す工程図である。
材、4…支持台、5…架設移動車、6…仮設梁、7…P
C鋼棒、8…吊り材、9…閉合ブロック。
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリート橋施工時での連続桁の側径
間部あるいは単純桁の架設において、橋桁の架設施工を
実施するに際し用いる架設工法であり、 前記側径間部あるいは単純桁を架設する橋桁を複数のブ
ロック桁に分割すると共に、施工するスパンの両側に支
持台を設け、仮設梁を架け渡し、 前記各ブロック桁は、現場打ちコンクリートまたはプレ
キャスト製のブロックを、前記仮設梁に設けた架設移動
車で施工し、所定位置へ設置するとし、 前記各ブロック桁の所定位置への設置は、最初に設置す
るブロック桁の一端部を前記支持台で、また、以後の新
たに設置する他端部を順次前記仮設梁に吊替えることで
支持することにより、各ブロック桁を連結一体化する毎
に単純梁化して行うことを特徴とするコンクリート橋に
おける橋桁の架設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1362394A JP2517211B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | コンクリ―ト橋における橋桁の架設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1362394A JP2517211B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | コンクリ―ト橋における橋桁の架設工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07216828A true JPH07216828A (ja) | 1995-08-15 |
JP2517211B2 JP2517211B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=11838368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1362394A Expired - Lifetime JP2517211B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | コンクリ―ト橋における橋桁の架設工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517211B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009108635A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 橋梁架設方法 |
CN106894345A (zh) * | 2017-04-17 | 2017-06-27 | 五冶集团上海有限公司 | 连续梁边跨合拢装置及方法 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP1362394A patent/JP2517211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009108635A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 橋梁架設方法 |
CN106894345A (zh) * | 2017-04-17 | 2017-06-27 | 五冶集团上海有限公司 | 连续梁边跨合拢装置及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2517211B2 (ja) | 1996-07-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008088782A (ja) | 波形鋼板ウェブ橋の片持ち張り出し架設工法 | |
JP4403051B2 (ja) | 波形鋼板ウエブ橋の架設方法 | |
JPH0820910A (ja) | Pc斜張橋の施工法 | |
JPH11181725A (ja) | コンクリート製主塔の水平梁の施工法 | |
JP2004218316A (ja) | 柱頭部の構築方法及び架設作業車 | |
JP2894226B2 (ja) | 橋梁の架設方法 | |
JP2517211B2 (ja) | コンクリ―ト橋における橋桁の架設工法 | |
JP4104910B2 (ja) | コンクリートアーチ橋のアーチリブ架設方法 | |
JP6509096B2 (ja) | 張出架設方法 | |
JP2768282B2 (ja) | 橋梁の架設方法 | |
JPH08144224A (ja) | 橋梁の架設方法 | |
JPH05106210A (ja) | コンクリート斜張橋の架設方法 | |
JP3032464B2 (ja) | 側径間閉合部支保工 | |
CN213508099U (zh) | 一种悬臂浇筑梁临时固结结构 | |
JP2005240353A (ja) | 橋梁の架設工法 | |
JPH06235208A (ja) | 高架構造物における上部工の構築方法 | |
JP2001115422A (ja) | コンクリート床版固定型枠用支保工の解体方法 | |
JPH09184108A (ja) | コンクリート橋の架設方法と、その架設方法に用いられる支持具及び送り桁 | |
JP3790229B2 (ja) | 橋梁構築方法及び橋梁構築装置 | |
JPH02243809A (ja) | カンチレバー工法による橋梁架設方法 | |
JP2005171521A (ja) | 柱頭部の施工方法 | |
JP2720139B2 (ja) | アーチ橋の架設工法 | |
JP2000257264A (ja) | Pc構造体の場所打ち工法 | |
JPH0424305A (ja) | Pc斜張橋用架設作業車 | |
JP3827111B2 (ja) | コンクリート橋桁の架設方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430 Year of fee payment: 16 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 17 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 17 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430 Year of fee payment: 18 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |