JPH07214414A - フィルタ基板異物除去装置 - Google Patents

フィルタ基板異物除去装置

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JPH07214414A
JPH07214414A JP2883994A JP2883994A JPH07214414A JP H07214414 A JPH07214414 A JP H07214414A JP 2883994 A JP2883994 A JP 2883994A JP 2883994 A JP2883994 A JP 2883994A JP H07214414 A JPH07214414 A JP H07214414A
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JP
Japan
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foreign matter
filter substrate
rotary
matter removing
mounting table
Prior art date
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Pending
Application number
JP2883994A
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English (en)
Inventor
Nobukazu Hosogai
信和 細貝
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Sanshin Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フィルタ基板Wの上方に上下動作可能に配設
された異物除去機構12と、異物除去機構に回転自在に
縦設された回転スピンドル19と、回転スピンドルに装
着された回転刃物22と、載置台又は除去機構を前後及
び左右方向に移動させる移動機構2と、フィルタ基板上
に存在する異物の位置を検出する異物位置検出部26
と、載置台又はテープ移送機構を該異物と回転刃物とが
対向する位置に移動制御する位置制御部23とからな
る。 【効果】 回転スピンドルにより回転する回転刃物によ
りフィルタ基板上に存在する異物を切削除去することが
でき、微小突起状からなる異物であっても良好に局部的
に研磨除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばカラー液晶パネル
の構成要素としてのカラーフィルタ基板の異物除去に用
いられるフィルタ基板異物除去装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばカラーフィルタ基板W
は、図8に示すように、厚さ1mm程度の四角板状の青
板ガラス等からなるガラス基板G上に水溶性高分子材料
及び染料からなるR・G・Bの各フィルタ層Fがそれぞ
れの画素に対応して並び、必要に応じて各フィルタ層F
間に例えば金属薄膜をエッチングしたクロムブラックか
らなる遮光層Sとしてのブラックマトリックスが設けら
れ、その上にはアクリル、エポキシ樹脂等からなる保護
膜Pとしてのオーバーコート層が設けられ、さらに透明
導電膜DとしてのITO(Indiumu Tin O
xide)膜が重ねられて形成されている。
【0003】ところでこれらカラーフィルタ基板Wに
は、分光特性、耐熱性、耐薬品性等の要求特性と並び異
物、異常突起がなく平滑であることが強く要求されてお
り、即ち、上記保護膜Pの表面、透明導電膜Dの表面や
フィルタ層Fの表面にごみや手垢、髪の毛又は溶剤や金
属の付着、その他の異常突起を含む異物は各特性を著し
く損なう要因となるため、可能な限り除去しなければな
らないとされている。
【0004】従来、この種のカラーフィルタ基板におい
ては、回転砥石により全面研磨し、フィルタ層Fの汚
れ、異物除去、フィルタ層の存在による保護膜P上の凹
凸の平坦化、ITO膜上の汚れ、異物除去をなす構造の
ものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記回転
砥石による全面研磨構造の場合、フィルタ層Fの材料は
硬度が低いためフィルタ層Fの端部にチッピングが生じ
易いことや遮光層Sとフィルタ層Fの硬度差により遮光
層S位置が掘り込まれる現象が生じ易いことからフィル
タ層Fの表面の平滑化が損なわれ、ひいては保護膜Pの
表面の平滑化並びに透明導電膜D上の平滑化に影響を及
ぼすことがあり、最適な研磨条件を見いだすことが非常
に困難であり、このため異物の除去が困難であるという
不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することを目的とするもので、その要旨は、フィ
ルタ基板を載置可能な載置台と、該載置台の上方に上下
動作可能に配設された異物除去機構と、該異物除去機構
に回転自在に縦設された回転スピンドルと、該回転スピ
ンドルに装着された回転刃物と、該載置台又は除去機構
を前後及び左右方向に移動させる移動機構と、該フィル
タ基板上に存在する異物の位置を検出する異物位置検出
部と、該載置台又はテープ移送機構を該異物と回転刃物
とが対向する位置に移動制御する位置制御部とを具備し
たことを特徴とするフィルタ基板異物除去装置にある。
【0007】この際上記回転刃物としてエンドミル状の
刃物を用いることができる。
【0008】
【作用】フィルタ基板を載置台上に載置し、異物位置検
出部はフィルタ基板上に存在する異物の位置を検出し、
位置制御部は移動機構によって載置台又はテープ移送機
構を前後及び左右方向に移動させて異物と回転刃物とが
対向する位置に移動制御し、この対向状態で異物除去機
構が作動して回転スピンドルにより回転する回転刃物に
よりフィルタ基板上に存在する異物は切削除去されるこ
とになる。
【0009】
【実施例】図1乃至図7は本発明の実施例を示し、1は
機台、2は移動機構であって、この場合機台1上に摺動
部3により前後方向に移動自在に前後スライド台4を配
設し、この前後スライド台4を前後移動用モータ5及び
ボールネジ機構6により移動可能に設け、この前後スラ
イド台4上に摺動部7により左右方向に移動自在に左右
スライド台8を配設し、この左右スライド台8を左右移
動用モータ9及びボールネジ機構10により移動可能に
設け、この左右スライド台8上に図外の吸着固定機構等
によりフィルタ基板Wを位置決め状態で固定載置可能な
載置台11を配設して構成している。
【0010】12は異物除去機構であって、この場合機
台1の後部に機体13を立設し、機体13の前部に上下
移動台14を摺動部15により上下動作可能に設け、こ
の上下移動台14を上下させる上下動用モータ16及び
ボールネジ機構17を設け、上下移動台14に軸受台1
8を取付け、軸受台18に回転スピンドル19を回転自
在に縦設し、回転スピンドル19を回転させる回転用モ
ータ20を設け、回転用スピンドル19の下端部にチャ
ック21を取付け、チャック21にエンドミル状の回転
刃物22を着脱自在に取り付けている。
【0011】23は位置制御部であって、マイクロコン
ピュータ等により構成され、上記移動機構2の前後移動
用モータ5及び左右移動用モータ9に接続されるととも
に、上記上下移動台14にブラケット24を介して取り
付けられた、例えばCCDカメラ等のセンサー手段25
からなる異物位置検出部26に接続され、例えばCCD
カメラ等によりフィルター基板W上の異物Mを検出し、
その位置を原点Oに対するX・Yの座標として位置検出
し、この座標に対応して移動機構2に位置検出信号を入
力し、位置検出信号に応じてモータ5及びモータ9の回
転量を制御し、載置台11をフィルタ基板W上に存在す
る異物Mと回転刃物22とが対向する位置に移動制御す
るように構成されている。
【0012】この実施例は上記構成であるから、フィル
タ層Fの表面、保護膜Pの表面又は透明導電膜D上の異
物M(異常突起を含む)を除去するに際し、このフィル
タ基板Wを載置台11上に載置し、図外の吸着固定機構
等により固定し、載置台11を移動機構2により移動し
て異物位置検出部26のセンサー手段25により異物M
の位置を検出し、この異物位置検出信号よって位置制御
部47により移動機構2を左右及び前後にX・Yの移動
制御し、これにより載置台11を移動させて異物除去機
構12の回転刃物22を異物Mに対向させ、この状態で
回転スピンドル19を回転用モータ20により回転さ
せ、上下動用モータ16の作動により上下移動台14を
下降させ、回転刃物22を異物Mに近接して、図7の如
く、載置台11を移動機構2により水平に横送りするこ
とにより異物Mを切削除去することになる。
【0013】この際に上記回転刃物22としてフライス
盤等に用いられているキー溝削り作業等に用いられる小
径エンドミルを用いることにより、特別な刃物を製作す
ることがなくなり、容易に製作使用することができる。
【0014】従って、フィルター基板Wの全面を研磨す
るのではなく、異物Mが存在する特定の部分のみを回転
刃物22により切削除去でき、異物Mが存在していない
その他の部分に極力影響を与えずに異物Mを切削除去す
ることができ、微小突起状からなる異物であっても良好
に局部的に研磨除去することができる。
【0015】尚、本発明は他のフィルタ基板、例えば白
黒のフィルタ基板の異物除去加工にも適用でき、また移
動機構、異物除去機構、等の構造は上記実施例に限られ
るものではなく、適宜変更して設計されるものである。
また上記実施例では、透明導電膜D上の異物を除去する
が、透明導電膜Dを形成する前の段階では保護膜Pの表
面の異物を、フィルタ層Fを形成する前の段階において
は、遮光層Sとしてのブラックマトリックス表面の異物
を除去することもできる。
【0016】また上記実施例では、載置台11を左右及
び前後に移動させ、フィルタ基板W上に存在する異物M
と回転刃物22とを対向させる構造を採用しているが、
これとは逆に、異物除去機構12を前後及び左右方向に
移動させる移動機構に構成し、異物除去機構12をこの
移動機構により左右及び前後に移動させ、これにより異
物Mと回転刃物22とを対向させる構造を採用しても同
様である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述の如く、フィルタ基板を載
置台上に載置し、異物位置検出部はフィルタ基板上に存
在する異物の位置を検出し、位置制御部は移動機構によ
って載置台又はテープ移送機構を前後及び左右方向に移
動させて異物と回転刃物とが対向する位置に移動制御
し、この対向状態で異物除去機構が作動して回転スピン
ドルにより回転する回転刃物によりフィルタ基板上に存
在する異物を切削除去することになり、よってフィルタ
ー基板の全面を研磨するのではなく、異物が存在する特
定の部分のみを回転刃物により切削除去でき、異物Mが
存在していないその他の部分に極力影響を与えずに異物
を切削除去することができ、微小突起状からなる異物で
あっても良好に局部的に研磨除去することができる。
【0018】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体正断面図である。
【図2】本発明の実施例の全体側断面図である。
【図3】本発明の実施例の全体平面図である。
【図4】本発明の実施例の部分拡大側面図である。
【図5】本発明の実施例のブロック図である。
【図6】本発明の実施例の説明平面図である。
【図7】本発明の加工説明図である。
【図8】カラーフィルタ基板の説明断面図である。
【符号の説明】
W フィルタ基板 T 研磨テープ M 異物 2 移動機構 11 載置台 12 異物除去機構 19 回転スピンドル 22 回転刃物 23 位置制御部 26 異物位置検出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタ基板を載置可能な載置台と、該
    載置台の上方に上下動作可能に配設された異物除去機構
    と、該異物除去機構に回転自在に縦設された回転スピン
    ドルと、該回転スピンドルに装着された回転刃物と、該
    載置台又は除去機構を前後及び左右方向に移動させる移
    動機構と、該フィルタ基板上に存在する異物の位置を検
    出する異物位置検出部と、該載置台又はテープ移送機構
    を該異物と回転刃物とが対向する位置に移動制御する位
    置制御部とを具備したことを特徴とするフィルタ基板異
    物除去装置。
  2. 【請求項2】 上記回転刃物がエンドミル状に形成され
    ている請求項1記載のフィルタ基板異物除去装置。
JP2883994A 1994-01-31 1994-01-31 フィルタ基板異物除去装置 Pending JPH07214414A (ja)

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JP2883994A JPH07214414A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 フィルタ基板異物除去装置

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JPH07214414A true JPH07214414A (ja) 1995-08-15

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JP2883994A Pending JPH07214414A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 フィルタ基板異物除去装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015231641A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 Jfeスチール株式会社 鋼材端面の付着物位置特定装置および付着物位置特定方法、ならびに鋼材端面の切削加工装置および切削加工方法
CN105325929A (zh) * 2015-08-17 2016-02-17 浙江海洋学院 一种三文鱼生食产品的加工装置

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