JPH07213783A - 洗濯機の運転方法 - Google Patents

洗濯機の運転方法

Info

Publication number
JPH07213783A
JPH07213783A JP6013736A JP1373694A JPH07213783A JP H07213783 A JPH07213783 A JP H07213783A JP 6013736 A JP6013736 A JP 6013736A JP 1373694 A JP1373694 A JP 1373694A JP H07213783 A JPH07213783 A JP H07213783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
rinsing
washing
supply capacity
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6013736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2859119B2 (ja
Inventor
Suikou Murakami
穂幸 村上
Harumi Takeuchi
晴美 竹内
Minoru Hagiwara
稔 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP6013736A priority Critical patent/JP2859119B2/ja
Priority to CN95100024A priority patent/CN1070952C/zh
Priority to KR1019950002055A priority patent/KR100242494B1/ko
Publication of JPH07213783A publication Critical patent/JPH07213783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2859119B2 publication Critical patent/JP2859119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯に際しての給水能力に基づいて脱水すす
ぎ時の給水制御を行う場合、洗濯に際して風呂水を供給
することにより脱水すすぎを満足に行えなくなっても、
すすぎ全体として満足なものとする。 【構成】 洗濯における給水能力を判定し(S2〜5ス
テップ)、この判定結果に基づいて脱水すすぎを実行し
(S8ステップ)、次にためすすぎを実行する(S15
ステップ)。そして、ためすすぎにおける給水能力を判
定し(S10〜13ステップ)、両判定結果を比較し
(S14ステップ)、ためすすぎにおける給水能力が劣
るとの比較結果が出た場合、ためすすぎの回数を増やす
(S16ステップ)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯機、更に詳しくは節
水型の洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭57−29200号公報には、洗
濯に際しての洗濯兼脱水槽に対する給水能力を判断し、
この判断に基づいてその後のすすぎ時の時間を制御する
洗濯機が示されている。上記給水能力の判断には洗濯兼
脱水槽内の水位を検知する水位センサが用いられ、この
水位センサにより検知した洗濯兼脱水槽内の水位が所定
値まで達して洗濯兼脱水槽に所定量の水がたまるのに要
する所要時間に基づいて給水能力が判断される。この所
要時間が長いほど、給水能力は小さいと判断される。
【0003】ところで、上記すすぎは通常複数回例えば
2回実行され、最初は所定量の水の給水後も給水が続行
される所謂注水すすぎが実行され、2回目は所定量の水
の給水後は給水が停止される所謂ためすすぎが実行され
る。このためすすぎにおいては、洗濯兼脱水槽にソフト
剤が投入され、洗濯物のソフト剤処理が行われる。
【0004】しかし、最近は、節水対応の洗濯機とし
て、すすぎ時の使用水量をできるだけ抑制すべく、最初
のすすぎは注水すすぎに代えて脱水すすぎとしたものが
商品化されてきた。この脱水すすぎは、水が洗濯物全体
にしみ込む程度に洗濯兼脱水槽に給水を行い、しみ込む
と給水停止して洗濯兼脱水槽を高速回転することにより
脱水を行うもので、この脱水により洗剤が水とともに飛
ばされすすぎが行われるのである。そして、この脱水す
すぎにおいては、給水は水が洗濯物にしみ込む程度に行
うだけでよく、使用水量を抑制でき、節水が図られる。
【0005】而して、このように、2回のすすぎの内、
最初は脱水すすぎを行い、2回目はためすすぎを行う洗
濯機において、上述した、洗濯に際しての給水能力の判
断に基づいてすすぎ時の時間を制御する技術を用いる場
合は、最初の脱水すすぎに関して、水が洗濯物にしみ込
む程度に行う給水の時間を調整するとよい。2回目のた
めすすぎは、所定量の水がたまるまで給水しその後は給
水停止してすすぎを実行するものであって、ためすすぎ
性能が給水能力により影響を受けることがないため、給
水能力の判断に基づいた時間制御はなされない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記洗濯機において
は、洗濯に際しての洗濯兼脱水槽への給水は通常水道の
蛇口から行われ、すすぎに際しても同様である。しか
し、風呂水を有効活用すべく、洗濯に際してはバケツや
風呂水給水ポンプ等を用いて風呂水を洗濯兼脱水槽へ供
給する場合がある。
【0007】この場合、バケツや風呂水給水ポンプ等を
用いての給水能力は、すすぎに際して行われる水道蛇口
からの給水能力とは異なる。従って、洗濯に際しての給
水能力の判断に基づいて、すすぎ時の脱水すすぎにおけ
る給水時間を調整しても満足な脱水すすぎを行うことが
できない。
【0008】また、洗濯に際しての給水を水道蛇口から
行う場合でも、水圧の変化により洗濯及び脱水すすぎに
際しての給水能力が各々異なると、満足な脱水すすぎを
行えない恐れがある。
【0009】いずれにしても、脱水すすぎに際しての給
水能力を別途判断できれば、この判断に基づいて脱水す
すぎ時の給水時間を精度良く調整できる。しかし、給水
能力の判断は洗濯兼脱水槽に所定量の水がたまるのに要
する所要時間に基づいて行われるものであるため、脱水
すすぎ時のように、給水を水が洗濯物にしみ込む程度し
か行わず洗濯兼脱水槽に所定量の水をためない状況にお
いては、給水能力を別途判断することができない。
【0010】本発明は、洗濯後、脱水すすぎ及び通常の
すすぎ(ためすすぎ等)を順次実行するとともに、洗濯
に際しての給水能力に基づいて脱水すすぎ時の給水制御
を行う、節水型の洗濯機において、風呂水等を有効活用
すべく洗濯に際して風呂水を供給することなどにより、
脱水すすぎを満足に行えなくなった場合、すすぎ全体と
して満足なすすぎを行うことができるようにしようとす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1の構
成として、洗濯兼脱水槽へ水を供給して洗濯を実行する
洗濯工程と、この洗濯工程における給水能力を判定する
第1給水能力判定工程と、上記洗濯工程の後、上記第1
給水能力判定工程における給水能力判定結果に基づいた
上記洗濯兼脱水槽に対する給水制御、及び上記洗濯兼脱
水槽の高速回転制御を行い脱水すすぎを実行する脱水す
すぎ工程と、この脱水すすぎ工程の後、上記洗濯兼脱水
槽へ水を供給してすすぎを実行する通常すすぎ工程と、
この通常すすぎ工程における給水能力を判定する第2給
水能力判定工程とを備え、上記第1及び第2給水能力判
定工程における各々の給水能力判定結果を比較し、この
比較結果に基づいて上記通常すすぎ工程におけるすすぎ
を制御する洗濯機の運転方法にある。
【0012】更に、請求項2の構成として、上記第1給
水能力判定工程で判定された給水能力が大であるほど、
上記脱水すすぎ工程の給水制御において、給水時間を短
くする洗濯機の運転方法にある。
【0013】更に、請求項3の構成として、上記比較結
果において、上記第2給水能力判定工程で判定された給
水能力が上記第1給水能力判定工程で判定された給水能
力より劣る場合、上記通常すすぎ工程におけるすすぎ
を、すすぎ回数を増やすように制御する洗濯機の運転方
法にある。
【0014】更に、請求項4の構成として、上記比較結
果において、上記第2給水能力判定工程で判定された給
水能力が上記第1給水能力判定工程で判定された給水能
力より劣る場合、上記通常すすぎ工程におけるすすぎ
を、すすぎ時間を延長するように制御する洗濯機の運転
方法にある。
【0015】更に、請求項5の構成として、上記第1及
び第2給水能力判定工程は、上記洗濯兼脱水槽に所定量
の水がたまるのに要する時間を基準時間と比較して給水
能力を判定する形態を有するとともに、上記第2給水能
力判定工程における基準時間を上記第1給水能力判定工
程における基準時間より長くした洗濯機の運転方法にあ
る。
【0016】
【作用】請求項1の構成においては、洗濯後、脱水すす
ぎ及び通常すすぎを順次実行するとともに、洗濯に際し
ての給水能力に基づいて脱水すすぎ時の給水制御を行
う。この時、風呂水を有効活用すべく洗濯に際して風呂
水を洗濯兼脱水槽に供給する一方、脱水すすぎに際して
水道蛇口から給水する状況にあっては、洗濯及び脱水す
すぎに際しての給水能力が異なり、洗濯に際しての給水
能力に基づいて脱水すすぎ時の給水制御を行っても脱水
すすぎを満足に行えない。しかし、通常すすぎに際して
給水能力を判定し、この給水能力と上記洗濯に際しての
給水能力とを比較し、この比較結果に基づいて通常すす
ぎを制御する。従って、脱水すすぎが満足に行えないの
がカバーされ、すすぎ全体として満足なものとなる。
【0017】請求項2の構成においては、洗濯に際して
の給水能力が大であるほど、脱水すすぎ時の給水制御に
おいて、給水時間を短くする。従って、洗濯及び脱水す
すぎのいずれに際しても水道蛇口から給水する場合は、
脱水すすぎ時の給水制御は精度良く行われ、満足な脱水
すすぎが行われる。
【0018】請求項3の構成においては、脱水すすぎ後
の通常すすぎに際して判定された給水能力と、洗濯に際
して判定された給水能力とを比較し、この結果前者が後
者より劣る場合、以下の通り判断する。即ち、脱水すす
ぎ及び通常すすぎに際しては水道蛇口から給水するもの
の、洗濯に際しては風呂水をバケツや風呂水給水ポンプ
等を用いて迅速に供給したものであり、洗濯に際して判
定された給水能力に基づいて給水制御された脱水すすぎ
にあっては、給水が満足に行われず脱水すすぎが満足に
行われていないと判断する。而して、このような判断の
下に、通常すすぎの回数を増やす。これにより、満足に
行われなかった脱水すすぎがカバーされ、すすぎ全体と
して満足なものとなる。
【0019】請求項4の構成においては、満足に行われ
なかった脱水すすぎをカバーする方法として、通常すす
ぎのすすぎ時間を延長する。従って、この時もすすぎ全
体として満足なものとなる。
【0020】請求項5の構成においては、洗濯に際して
の給水能力と通常すすぎに際しての給水能力は洗濯兼脱
水槽に所定量の水がたまるのに要する所要時間を基準時
間と比較することにより判定するとともに、通常すすぎ
に際して給水能力を判定するのに用いる基準時間は洗濯
に際して給水能力を判定するのに用いる基準時間より長
くした。
【0021】即ち、通常すすぎに際しての給水能力が洗
濯に際しての給水能力より劣る場合に通常すすぎの回数
を増やしたりすすぎ時間を延長したりする構成において
(劣らないとか向上する場合には、満足な脱水すすぎが
行われるため、このようなことを行う必要はない)、例
えば洗濯、脱水すすぎ及び通常すすぎのいずれも水道蛇
口から給水し、且つ、給水能力自身は変化ないのに何ら
かの影響により所要時間の計測にバラツキが生じて通常
すすぎに際しての給水能力が劣ると判断される方向に所
要時間が長くなる状況にあっては、基準時間が同一であ
ると、単なる計測のバラツキにより計測された所要時間
が長くなっただけで、不所望に通常すすぎの回数が増え
たりすすぎ時間が延長したりする。
【0022】しかし、上述の如く、通常すすぎに際して
給水能力を判定するときに用いる基準時間は洗濯に際し
てのものより長いため、少々のバラツキで所要時間が長
くなっても給水能力の判定は変動せず、給水能力が劣る
との判断はなされない。従って、上記バラツキに影響を
受けずに通常すすぎは正しく行われる。
【0023】
【実施例】図1は本発明実施例の全自動洗濯機の構造を
示す。1は機枠、2はこの機枠1内に4本の吊り棒3に
より吊り下げ支持された外槽、4は防振スプリング等か
らなり、各吊り棒3と外槽2との間に介挿された防振装
置、5は周囲に多数の脱水孔(図示しない)を有し、上
記外槽2内に回転自在に支承された洗濯兼脱水槽であ
る。6はこの洗濯兼脱水槽5の底部に回転自在に配設さ
れた回転翼、7は上記洗濯兼脱水槽5及び回転翼6に動
力伝達機構8を介して連結された駆動モータで、この駆
動モータ7は洗濯及び通常すすぎ時には回転翼6のみを
回転させ、脱水すすぎ及び脱水時には洗濯兼脱水槽5及
び回転翼6をともに高速で一方向へ回転させる。9は給
水ノズル10の途中に設けられた電磁給水弁、11は排
水パイプ12の途中に設けられた電磁排水弁である。1
3は上記外槽2の底部のエアトラップ14に圧力ホース
を介して接続された水位センサで、この水位センサ13
により洗濯兼脱水槽5内の水位が検知され、洗濯兼脱水
槽5に供給された水の量が分かる。
【0024】図2は洗濯機のブロック回路を示す。15
は洗濯機の制御を司るマイクロコンピュータからなる制
御部である。この制御部15は、キー入力部16からの
キー入力信号及び上記水位センサ13による検知結果等
に基づいて、上記駆動モータ7、電磁給水弁9及び電磁
排水弁11を駆動制御する。
【0025】図3は洗濯機の基本的な運転手順を示す。
上記制御部15はまず、洗濯工程を実行し、次いで脱水
すすぎ工程及び通常すすぎ工程(ためすすぎ)を順次実
行し、最後に脱水工程を実行する。
【0026】図4は上記制御部15に組み込まれたプロ
グラムの流れを示す。以下同図に基づいて洗濯機の動作
を説明する。上記キー入力部16でのスタートキーの操
作に基づいてスタートキー信号が到来すると、制御部1
5は運転を開始し、まず洗濯工程を実行する。この洗濯
工程においては、制御部15は、上記水位センサ13が
所定水位を検知するまで(洗濯兼脱水槽5に所定量の水
がたまるまで)、上記給水弁9を開放して水道蛇口から
の水を供給する(S1ステップ)。所定水位が検知され
ると、給水弁9は閉じられる。そして、所定量の水がた
まると、制御部15は上記駆動モータ7の駆動の下に回
転翼6のみを回転させ、これにより洗濯が行われる(S
6ステップ)。
【0027】而して、上記洗濯工程中のS1ステップで
の給水段階において、上記水位センサ13が或る水位を
検知してから所定量(1.5リットル)の水がたまって
水位が2cm上昇し、この上昇水位を水位センサ13が
検知するまでの所要時間T1を計測して求める。
【0028】そして、制御部15は、この所要時間T1
に基づいて第1の給水能力判定を行う。即ち、所要時間
T1を基準時間6秒及び9秒と比較する。具体的には、
所要時間T1が6秒未満であるか、6秒以上9秒未満で
あるか、9秒以上であるかを調べる(S2ステップ)。
6秒未満であると、給水能力は15リットル/分超であ
ると判定して、洗濯流量ランクR1に1を設定する(S
3ステップ)。6秒以上9秒未満であると、給水能力は
15リットル/分以下で10リットル/分超であると判
定して、洗濯流量ランクR1に2を設定する(S4ステ
ップ)。9秒以上であると、給水能力は10リットル/
分以下であると判定して、洗濯流量ランクR1に3を設
定する(S5ステップ)。
【0029】尚、上記所要時間T1は、給水開始から給
水弁9が閉じられるまで時間とすることもできる。この
場合、基準時間はこれに応じたものとすることは、言う
までもない。
【0030】上記洗濯工程が終了すると、制御部15は
次いで脱水すすぎ工程を実行する。脱水すすぎ工程にお
いては、まず排水弁11を開放して洗濯時の洗濯水を排
出する(S7ステップ)。排水が終了すると、脱水すす
ぎが実行される(S8ステップ)。排水弁11は開放状
態を維持する。
【0031】即ち、図5を参照するに、洗濯に際しての
給水能力を表す上記洗濯流量ランクR1に基づいて、洗
濯兼脱水槽5に対する給水制御を行うべく、時間tを決
定し、この時間tの間、制御部15は給水弁9を開放し
て給水を行う。決定される上記時間tは、図6の如く、
給水能力が大であるほど(洗濯流量ランクR1が小さい
ほど)、短い。
【0032】そして、上記給水の間、制御部15は、上
記駆動モータ7の1秒駆動−5秒停止の繰り返しを行
う。この時、洗濯兼脱水槽5は、回転翼6とともに高速
回転状態に立ち上がろうとすると直ちに惰性回転状態に
入るのを繰り返す。結局、洗濯兼脱水槽5はゆっくり回
転する。
【0033】従って、洗濯兼脱水槽5がゆっくり回転し
ながら給水が行われて、洗濯兼脱水槽5内の洗濯物にほ
ぼ満遍なく水が降り掛かり、洗濯物全体に水がしみ込ん
でいく。給水能力に応じた上記時間tが経過した頃には
水が十分しみ込んだ状態となる。
【0034】その後、給水弁9を閉じ、制御部15は一
定時間(例えば5分)の間駆動モータ7を駆動して、洗
濯兼脱水槽5を高速回転させて脱水を行う。これによ
り、洗剤が水とともに飛ばされる。
【0035】以上の、洗濯兼脱水槽5をゆっくり回転し
ながら給水し、その後脱水するという一連の流れを1サ
イクルとすると、S8ステップでの脱水すすぎにおいて
は、2サイクルが実行される。
【0036】上記脱水すすぎ工程が終了すると、制御部
15は続いて通常すすぎ(ためすすぎ)工程を実行す
る。この工程においては、洗濯工程の場合と同様に、制
御部15は、上記水位センサ13が所定水位を検知する
まで、給水弁9を開放して水道蛇口からの水を供給する
(S9ステップ)。排水弁11は脱水すすぎ工程の直前
に事前に閉じておく。所定水位が検知されると、給水弁
9は閉じられる。そして、所定量の水がたまると、制御
部15は上記駆動モータ7の駆動の下に回転翼6のみを
回転させ、これによりためすすぎが行われる(S15ス
テップ)。
【0037】而して、上記通常すすぎ工程中のS9ステ
ップでの給水段階において、上記水位センサ13が或る
水位を検知してから所定量(1.5リットル)の水がた
まって水位が2cm上昇し、この上昇水位を水位センサ
13が検知するまでの所要時間T2を計測して求める。
【0038】そして、制御部15は、この所要時間T2
に基づいて第2の給水能力判定を行う。即ち、所要時間
T2を基準時間6秒及び9秒と比較する。具体的には、
所要時間T1が6秒未満であるか、6秒以上9秒未満で
あるか、9秒以上であるかを調べる(S10ステッ
プ)。6秒未満であると、給水能力は15リットル/分
超であると判定して、すすぎ流量ランクR2に1を設定
する(S11ステップ)。6秒以上9秒未満であると、
給水能力は15リットル/分以下で10リットル/分超
であると判定して、すすぎ流量ランクR2に2を設定す
る(S12ステップ)。9秒以上であると、給水能力は
10リットル/分以下であると判定して、すすぎ流量ラ
ンクR2に3を設定する(S13ステップ)。
【0039】尚、上記所要時間T2は、給水開始から給
水弁9が閉じられるまで時間とすることもできる。この
場合、基準時間はこれに応じたものとすることは、言う
までもない。
【0040】その後、制御部15は、第2の給水能力判
定に基づいたすすぎ流量ランクR2の内容を、上記第1
の給水能力判定に基づいた洗濯流量ランクR1の内容と
比較し(S14ステップ)、この比較結果に基づいてた
めすすぎを制御する(S16ステップ)。これについて
は後述する。
【0041】上記通常すすぎ工程が終了すると、制御部
15は最後に脱水工程を実行する。脱水工程において
は、まず排水弁11を開放して、ためすすぎ時の水を排
出する(S17ステップ)。排水が終了すると、制御部
15は洗濯兼脱水槽5を高速回転し、脱水が実行される
(S18ステップ)。排水弁11は開放状態を維持す
る。
【0042】さて、脱水すすぎ及びためすすぎに際して
水道蛇口から給水するものの、風呂水を有効活用すべく
洗濯に際しては風呂水をバケツや風呂水給水ポンプ等を
用いて洗濯兼脱水槽5内に供給する場合は、キー入力部
16でスタートキーを操作する前に、予め水道蛇口を手
動で閉じておく。
【0043】そして、スタートキーの操作により運転が
開始されるに至っては、S1ステップで給水弁9が開く
も水道蛇口からは給水されない。しかし、この時バケツ
や風呂水給水ポンプを用いて洗濯兼脱水槽5内に別途迅
速に風呂水を供給するのである。これにより、水位が上
昇して所定水位の検知が行われる。所定水位の検知に伴
うS6ステップでの洗濯時の回転翼6の動きを見て、風
呂水給水は止めるのである。同時に、水道蛇口を手動で
開放するのである。
【0044】尚、水道蛇口からの給水と風呂水給水の双
方を行う場合は、水道蛇口を閉じる必要はなく、この場
合はより早く水位が上昇する。
【0045】しかし、このようにバケツや風呂水給水ポ
ンプを用いての給水能力は、脱水すすぎやためすすぎに
際して行われる水道蛇口からの給水の能力とは異なり、
従って、洗濯に際しての給水能力に基づいて上述の如く
脱水すすぎにおける時間tを決定しても、脱水すすぎを
満足に行えない。
【0046】即ち、洗濯に際しての給水が迅速に行われ
ると、その給水能力は大と判断され、洗濯流量ランクR
1は例えば1が設定される。そして、この洗濯流量ラン
クR1の内容に基づいて上記時間tを短めに決定して
も、実際の脱水すすぎにおける水道蛇口からの給水の能
力は低く、上記時間tは短すぎることになるのである。
【0047】このように風呂水を有効活用する場合は、
脱水すすぎが満足に行えなくなるが、これは次のためす
すぎでカバーされ、すすぎ全体としては満足なものとな
る。
【0048】この点を以下に詳述するに、風呂水の有効
活用においてその給水能力が大と判断されると、S14
ステップでは、すすぎ流量ランクR2の内容が洗濯流量
ランクR1の内容より大きいと判断される。即ち、ため
すすぎに際して判定された給水能力が、洗濯に際して判
定された給水能力より劣ると判断される。そして、この
判断の下に、S16ステップにおいては、ためすすぎの
回数が1回増やされる。または、回数は1回のままです
すぎ時間が延長される。従って、すすぎ全体としては満
足なものとなるのである。
【0049】ところで、S2ステップでの洗濯に際して
の第1の給水能力判定において用いる基準時間6秒及び
9秒に比べて、S10ステップでのためすすぎに際して
の第2の給水能力判定において用いる基準時間を、同じ
6秒及び9秒より長い7秒及び11秒とすると、洗濯機
の性能が一層向上する。
【0050】即ち、ためすすぎに際しての給水能力が洗
濯に際しての給水能力より劣る場合にためすすぎの回数
を増やしたりすすぎ時間を延長したりする構成において
(劣らないとか向上する場合には、満足な脱水すすぎが
行われるため、このようなことは行わない)、例えば洗
濯、脱水すすぎ及びためすすぎのいずれも水道蛇口から
給水し、且つ、給水能力自身は変化ないのに何らかの影
響により所要時間の計測にバラツキが生じてためすすぎ
に際しての給水能力が劣ると判断される方向に所要時間
が長くなる状況にあっては、基準時間が同一であると、
単なる計測のバラツキにより計測された所要時間が長く
なっただけで、不所望にためすすぎの回数が増えたりす
すぎ時間が延長したりする。
【0051】しかし、上述の如く、ためすすぎに際して
給水能力を判定するときに用いる基準時間を洗濯に際し
てのものより長くすると、少々のバラツキで所要時間が
長くなっても給水能力の判定は変動せず、給水能力が劣
るとの判断はなされない。従って、上記バラツキに影響
を受けずにためすすぎは正しく行われる。
【0052】尚、上記実施例においては、通常すすぎ工
程でためすすぎを行う構成であるが、ためすすぎに代え
て注水すすぎを行うようにしても良い。この場合、注水
すすぎは、上述のように脱水すすぎが満足に行われたか
否かに応じて制御される他に、注水すすぎにおける給水
能力によっても制御されることは、言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、洗濯後、脱
水すすぎ及び通常すすぎを順次実行するとともに、洗濯
に際しての給水能力に基づいて脱水すすぎ時の給水制御
を行う節水型の洗濯機において、風呂水等を有効活用す
べく洗濯に際して風呂水を供給することなどにより、脱
水すすぎを満足に行えなくなっても、すすぎ全体として
満足なすすぎを行うことができる。
【0054】更に、請求項2によれば、洗濯に際しての
給水能力が大であるほど、脱水すすぎ時の給水制御にお
いて、給水時間を短くするため、従って、洗濯及び脱水
すすぎのいずれに際しても水道蛇口から給水する場合
は、脱水すすぎ時の給水制御を精度良く行え、満足な脱
水すすぎを行うことができる。
【0055】更に、請求項3によれば、脱水すすぎが満
足に行われていないと判断した場合は通常すすぎの回数
を増やし、これにより、すすぎ全体として満足なすすぎ
を行うことができる。
【0056】更に、請求項4によれば、脱水すすぎが満
足に行われていないと判断した場合は通常すすぎのすす
ぎ時間を延長し、これにより、すすぎ全体として満足な
すすぎを行うことができる。
【0057】更に、請求項5によれば、給水能力は洗濯
兼脱水槽に所定量の水がたまるのに要する所要時間を基
準時間と比較することにより判定する構成において、上
記所要時間の計測にバラツキが生じても、このバラツキ
に影響を受けないようにでき、通常すすぎを正しく行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全自動洗濯機の断面図である。
【図2】同洗濯機のブロック回路図である。
【図3】同洗濯機の基本的運転手順を示すシーケンス図
である。
【図4】同洗濯機の制御部に組み込まれたプログラムの
流れ図である。
【図5】同洗濯機の脱水すすぎ時の要部の駆動タイミン
グを示すタイミング図である。
【図6】同洗濯機の脱水すすぎ時の給水時間と給水能力
との関係を示す図である。
【符号の説明】
5 洗濯兼脱水槽 7 駆動モータ 9 電磁給水弁 11 電磁排水弁 13 水位センサ 15 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽へ水を供給して洗濯を実行
    する洗濯工程と、この洗濯工程における給水能力を判定
    する第1給水能力判定工程と、上記洗濯工程の後、上記
    第1給水能力判定工程における給水能力判定結果に基づ
    いた上記洗濯兼脱水槽に対する給水制御、及び上記洗濯
    兼脱水槽の高速回転制御を行い脱水すすぎを実行する脱
    水すすぎ工程と、この脱水すすぎ工程の後、上記洗濯兼
    脱水槽へ水を供給してすすぎを実行する通常すすぎ工程
    と、この通常すすぎ工程における給水能力を判定する第
    2給水能力判定工程とを備え、上記第1及び第2給水能
    力判定工程における各々の給水能力判定結果を比較し、
    この比較結果に基づいて上記通常すすぎ工程におけるす
    すぎを制御することを特徴とする洗濯機の運転方法。
  2. 【請求項2】 上記第1給水能力判定工程で判定された
    給水能力が大であるほど、上記脱水すすぎ工程の給水制
    御において、給水時間を短くすることを特徴とする請求
    項1に記載の洗濯機の運転方法。
  3. 【請求項3】 上記比較結果において、上記第2給水能
    力判定工程で判定された給水能力が上記第1給水能力判
    定工程で判定された給水能力より劣る場合、上記通常す
    すぎ工程におけるすすぎを、すすぎ回数を増やすように
    制御することを特徴とする請求項1または2に記載の洗
    濯機の運転方法。
  4. 【請求項4】 上記比較結果において、上記第2給水能
    力判定工程で判定された給水能力が上記第1給水能力判
    定工程で判定された給水能力より劣る場合、上記通常す
    すぎ工程におけるすすぎを、すすぎ時間を延長するよう
    に制御することを特徴とする請求項1または2に記載の
    洗濯機の運転方法。
  5. 【請求項5】 上記第1及び第2給水能力判定工程は、
    上記洗濯兼脱水槽に所定量の水がたまるのに要する時間
    を基準時間と比較して給水能力を判定する形態を有する
    とともに、上記第2給水能力判定工程における基準時間
    を上記第1給水能力判定工程における基準時間より長く
    したことを特徴とする請求項3または4に記載の洗濯機
    の運転方法。
JP6013736A 1994-02-07 1994-02-07 洗濯機の運転方法 Expired - Fee Related JP2859119B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6013736A JP2859119B2 (ja) 1994-02-07 1994-02-07 洗濯機の運転方法
CN95100024A CN1070952C (zh) 1994-02-07 1995-01-25 可进行最适当清洗的全自动洗衣机及其运转方法
KR1019950002055A KR100242494B1 (ko) 1994-02-07 1995-02-06 최적 헹굼이 가능한 전자동 세탁기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6013736A JP2859119B2 (ja) 1994-02-07 1994-02-07 洗濯機の運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07213783A true JPH07213783A (ja) 1995-08-15
JP2859119B2 JP2859119B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=11841548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6013736A Expired - Fee Related JP2859119B2 (ja) 1994-02-07 1994-02-07 洗濯機の運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2859119B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000308792A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000308792A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2859119B2 (ja) 1999-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101455773B1 (ko) 세탁기의 탈수 제어방법
JPH02154793A (ja) 洗濯機の制御装置
JPH07213783A (ja) 洗濯機の運転方法
JP3234428B2 (ja) 全自動洗濯機
JP3157421B2 (ja) 洗濯機の運転方法
JPH05269290A (ja) 洗濯機の脱水制御装置
JP2911358B2 (ja) 洗濯機
JP2004065638A (ja) 洗濯機
JP3081436B2 (ja) 洗濯機の運転方法
JPH1057664A (ja) 洗濯機の制御方法
JP3234591B2 (ja) 洗濯機の運転方法
JP2507656Y2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2902931B2 (ja) 洗濯機の運転方法
JP3691282B2 (ja) 洗濯機
JPH11276783A (ja) 全自動洗濯機
KR100242494B1 (ko) 최적 헹굼이 가능한 전자동 세탁기
JP3143364B2 (ja) 洗濯機
KR0164949B1 (ko) 세탁기의 헹굼행정 제어방법
JP3253498B2 (ja) 洗濯機
JP3433176B2 (ja) 洗濯機
JPH0928976A (ja) 洗濯機
JPS60119988A (ja) 全自動洗濯機
JPS598998A (ja) 全自動洗濯機
JPH09322996A (ja) 洗濯機
JPH09322995A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091204

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101204

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees