JPH07212859A - リモートコントロールシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被制御機器に予め記憶されているリモコン制
御用の信号をリモコン装置に取り込み、この制御信号を
赤外線等で発射し、被制御機器を制御する。 【構成】 リモコン装置イの入力部１より「制御信号呼
出」を入力する。この信号を判別部２で判別し、呼出発
信部３で制御信号呼出用の信号を発生し、駆動部４を介
し発光部５より赤外線等で発射する。この赤外線等は被
制御機器ロの受光部10で受光され、呼出識別部11で識別
され、この識別に基づいて制御信号記憶部12より自機器
の制御信号を読み出し、駆動部13を介し発光部14より赤
外線等で発射する。この赤外線等は受光部６で受光さ
れ、メモリ部７に記憶される。以降、入力部より機器ロ
の操作を入力すれば、相応する制御信号がメモリ部より
読み出され、発光部５より赤外線等で発射され、機器ロ
の受光部10で受光され、機器制御部15により機器ロの機
能を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はリモートコントロール
（以降、リモコンと略す）システムに係り、被制御機器
に記憶されているリモコン制御用の信号をリモコン装置
に取り込んで記憶し、この制御信号を赤外線等で発射し
て機器を操作するものに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、リモコン装置で遠隔操作する機器
が増加し、機器の台数分のリモコン装置が手元に置かれ
る場合があり、リモコン装置を取り違えるケースが生じ
ている。この問題の解決には、例えば、マルチパーパス
（多目的）リモコン装置を使用する、あるいは学習機能
を有するリモコン装置を使用する等の解決方法がある
が、マルチパーパスリモコン装置の場合は被制御機器の
種類に限度があり、また、学習機能付きリモコン装置は
面倒な学習操作を行わなければならない等の問題があ
り、しかも、被制御機器が多数ある場合には操作しよう
とする機器の指定操作を行わなければならない等の煩わ
しさがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、各被制御機器にそれぞれ予め自機器のリモコン
制御信号を記憶させ、この制御信号を外部機器に送出で
きる機能を設け、リモコン装置の操作でこのリモコン制
御信号をリモコン装置内に取り込んでメモリに記憶し、
以降、メモリの信号を読み出して赤外線等で発射するよ
うにすることにより、１台のリモコン装置で何れの被制
御機器でも操作することができるリモコンシステムを提
供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、被制御機器の制御信号呼び出し、あるいは
被制御機器の操作を入力する入力部と、入力部よりの信
号を判別する判別部と、判別部よりの信号に基づいて被
制御機器の制御信号呼び出しを発信する呼出発信部と、
被制御機器よりの赤外線等を受光する第１受光部と、第
１受光部よりの信号を記憶するメモリ部と、前記呼出発
信部よりの信号、あるいは前記メモリ部より読み出した
制御信号にて判別部よりの信号に相応する信号を赤外線
等で発射する第１発光部と、前記入力部、判別部、呼出
発信部、第１受光部、メモリ部および第１受光部を制御
する第１制御部とでなるリモコン装置と、前記リモコン
装置よりの赤外線等を受光する第２受光部と、第２受光
部よりの信号にて制御信号呼び出しを識別する呼出識別
部と、自機器のリモコン信号を記憶する制御信号記憶部
と、前記呼出識別部よりの信号に基づいて制御信号記憶
部より読み出した制御信号を赤外線等で発射する第２発
光部と、前記第２受光部、呼出識別部、制御信号記憶部
および第２発光部を制御する第２制御部とでなる被制御
機器とで構成したリモコンシステムを提供するものであ
る。

【０００５】

【作用】以上のように構成したので、本発明によるリモ
コンシステムにおいては、各被制御機器に設けた記憶部
にそれぞれ自機器のリモコン制御信号を記憶する。そし
て、リモコン装置よりの制御信号呼び出しに応じてこれ
を読み出し、赤外線等で発射する。この信号をリモコン
装置で受光し、メモリ部に記憶する。以降、入力部より
の信号に応じて相応する制御信号を読み出し、被制御機
器に向けて赤外線等で発射し、機器の機能を制御する。

【０００６】

【実施例】以下、本発明によるリモコンシステムの実施
例を詳細に説明する。図１は本発明によるリモコンシス
テムの一実施例の要部ブロック図である。図において、
（イ）はリモコン装置の要部、（ロ）は被制御機器の要
部である。リモコン装置側（イ）の１は入力部で、被制
御機器の制御信号呼び出し、あるいは被制御機器の操作
等を入力する。２は判別部で、入力部１よりの信号の判
別、あるいは入力部１よりの信号に相応する後述するメ
モリ部７よりの制御信号の判別を行う。３は呼出発信部
で、被制御機器の制御信号呼び出し用に設定された信号
を発信する。４は駆動部で、呼出発信部３よりの信号に
基づいて発光部５を駆動する。発光部５は駆動部４の駆
動により所要の制御信号を赤外線等で発射する。６は受
光部で、被制御機器（ロ）より発射された赤外線等を受
光し、電気信号に変換して出力する。メモリ部７は、受
光部６よりの制御信号を登録（記憶）する。８は表示部
で、例えば、液晶表示板等で構成され、メモリ部７より
読み出した制御信号に基づいて表示する。９は制御部
で、リモコン装置（イ）の各部を制御する。

【０００７】被制御機器（ロ）の10は受光部で、リモコ
ン装置（イ）よりの赤外線等を受光し電気信号に変換し
て出力する。11は呼出識別部で、受光部10よりの信号に
て制御信号呼び出しを識別する。12は制御信号記憶部
で、自機器のリモコン制御用の信号を記憶する。13は駆
動部で、制御信号記憶部12よりの信号に基づいて発光部
14を駆動する。発光部14は駆動部13の駆動に応じ、制御
信号記憶部12よりの信号を所要の赤外線等で発射する。
15は機器制御部で、受光部10を介し入力されたリモコン
装置（イ）よりの制御信号に基づいて機器の機能を制御
する。16は制御部で、被制御機器（ロ）の各部を制御す
る。

【０００８】次に、本発明によるリモコンシステムの動
作を説明する。リモコン装置（イ）により未登録の被制
御機器（ロ）を操作する場合、まず最初に、リモコン装
置（イ）の入力部１より「制御信号呼出」を入力する。
入力部１よりの信号は制御部９を介し判別部２で判別さ
れ、この判別に基づいて、呼出発信部３により制御信号
呼出用に設定された信号を発信し、制御部９を介し駆動
部４により発光部５を駆動し、呼出発信部３よりの信号
を赤外線等で発射する。

【０００９】発光部５より発射された赤外線等は被制御
機器（ロ）の受光部10に入力し、電気信号に変換され、
制御部16を介し呼出識別部11により識別される。この識
別に基づいて、制御部16を介し制御信号記憶部12に記憶
されている自機器の制御信号を読み出し、駆動部13を介
し発光部14を駆動し、この制御信号を赤外線等で発射す
る。発光部14よりの赤外線等はリモコン装置（イ）の受
光部６に入力し、電気信号に変換され、制御部９を介し
メモリ部７に入力され、所要の記憶領域に登録（記憶）
される。そして、所要の操作で入力部１より入力される
信号により読み出され、表示部８の液晶表示板等で構成
された表示部８に表示される。

【００１０】以降、リモコン装置（イ）の操作で被制御
機器（ロ）の操作が可能となる。すなわち、表示部８の
表示に従い、所要の操作で入力部１より操作指示を入力
すれば、判別部２にて、メモリ部７より読み出した制御
信号から入力部１よりの信号に相応する信号を判別し、
判別された制御信号に基づいて駆動部４を介し発光部５
を駆動し、指定された制御信号を赤外線等で発射する。
発射された赤外線等は被制御機器（ロ）の受光部10に入
力し、電気信号に変換され、制御部16を介し機器制御部
15により、指示された機能を制御する。

【００１１】なお、前記メモリ部７を複数の被制御機器
分の制御信号を記憶できる容量のものにし、入力部１よ
りの指示に応じて該当する機器の制御信号を読み出し、
表示部８に表示し、指示に応じて赤外線等で発射するよ
うにしてもよい。また、上記では、呼出発信部３よりの
信号とメモリ部７よりの制御信号とを、共に発光部５よ
り発射し、また、被制御機器（ロ）ではこれらを一つの
受光部14で受光するもので説明したが、呼出発信部３よ
りの信号を機器制御用の信号とは異なるコード等で構成
し、前記発光部５とは別に設けた発光部より発射し、被
制御機器（ロ）でも前記受光部10とは別の受光部で受光
するように構成してもよい。

【００１２】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明によるリ
モコンシステムによれば、被制御機器に記憶されている
自機器制御用の信号をリモコン装置に取り込んで記憶
し、記憶された制御信号を赤外線等で発射するものであ
るから、自機器の制御信号を記憶している機器であれば
何れの機器であっても１台のリモコン装置により操作が
可能になるもので、マルチパーパスリモコン装置、ある
いは学習機能付きリモコン装置等を操作する場合の如き
煩わしさを解消できるものである。また、機器を入れ替
えたような場合でも即時に対応が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるリモートコントロールシステムの
一実施例の要部ブロック図である。

【符号の説明】

イ リモートコントロール装置の要部 ロ 被制御機器の要部 １ 入力部 ２ 判別部 ３ 呼出発信部 ４ 駆動部 ５ 発光部 ６ 受光部 ７ メモリ部 ８ 表示部 ９ 制御部 10 受光部 11 呼出識別部 12 制御信号記憶部 13 駆動部 14 発光部 15 機器制御部 16 制御部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被制御機器の制御信号呼び出し、あるい
   は被制御機器の操作を入力する入力部と、入力部よりの
   信号を判別する判別部と、判別部よりの信号に基づいて
   被制御機器の制御信号呼び出しを発信する呼出発信部
   と、被制御機器よりの赤外線等を受光する第１受光部
   と、第１受光部よりの信号を記憶するメモリ部と、前記
   呼出発信部よりの信号、あるいは前記メモリ部より読み
   出した制御信号にて判別部よりの信号に相応する信号を
   赤外線等で発射する第１発光部と、前記入力部、判別
   部、呼出発信部、第１受光部、メモリ部および第１受光
   部を制御する第１制御部とでなるリモートコントロール
   装置と、前記リモートコントロール装置よりの赤外線等
   を受光する第２受光部と、第２受光部よりの信号にて制
   御信号呼び出しを識別する呼出識別部と、自機器のリモ
   ートコントロール信号を記憶する制御信号記憶部と、前
   記呼出識別部よりの信号に基づいて制御信号記憶部より
   読み出した制御信号を赤外線等で発射する第２発光部
   と、前記第２受光部、呼出識別部、制御信号記憶部およ
   び第２発光部を制御する第２制御部とでなる被制御機器
   とで構成したリモートコントロールシステム。
2. 【請求項２】 前記リモートコントロール装置に表示部
   を設け、前記メモリ部より読み出した信号に基づいて表
   示するようにした請求項１記載のリモートコントロール
   システム。
3. 【請求項３】 前記メモリ部に複数の被制御機器分の記
   憶容量を設け、複数の被制御機器の制御信号を記憶でき
   るようにした請求項１記載のリモートコントロールシス
   テム。
4. 【請求項４】 前記呼出発信部よりの信号を発射する発
   光部と、前記第１リモートコントロール信号生成部より
   の信号を発射する発光部とを別々に設けてなる請求項１
   記載のリモートコントロールシステム。