JPH07212430A - シンボル同期回路 - Google Patents

シンボル同期回路

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Publication number
JPH07212430A
JPH07212430A JP6023822A JP2382294A JPH07212430A JP H07212430 A JPH07212430 A JP H07212430A JP 6023822 A JP6023822 A JP 6023822A JP 2382294 A JP2382294 A JP 2382294A JP H07212430 A JPH07212430 A JP H07212430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
symbol
reception
phase difference
clock
Prior art date
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Pending
Application number
JP6023822A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Osaki
勉 大崎
Kenzo Urabe
健三 占部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP6023822A priority Critical patent/JPH07212430A/ja
Publication of JPH07212430A publication Critical patent/JPH07212430A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シンボル同期専用のプリアンブル信号が先頭に
付加されたバースト信号を受信したとき、同期引込みを
高速化しても位相ジッタが発生しないシンボル同期回路
を実現する。 【構成】レベル判定器1に入力されるRSSIによって
受信を検知する。クロック発生器2で発生出力するシン
ボルレートの1/2の周波数で互いに90°の位相差を
有するクロックA,Bと、検波部から得られる互いに直
交したベースバンド信号I,Qとをそれぞれ組合せて平
衡変調器31〜34で平衡変調出力を得る。この出力を
それぞれLPF41〜44とA/D変換器51〜54で
相互相関値α,β,γ,δを求めてシンボル位相判定器
6に与える。シンボル位相判定器6はその値からI相,
Q相の電力の大きい方の相関値の位相差Δθを判定して
クロック発生器2に位相制御信号を与えてシンボル同期
クロックCLKを出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル通信機の復
調回路に用いられるシンボル同期回路に関するものであ
り、特に、同期引込みを高速に行うように改良したシン
ボル同期回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信機の復調回路に用いられ
るシンボル同期方式としては従来、PLL(Phase Lock
ed Loop ;位相同期)方式が広く用いられている。この
PLL方式では、受信シンボルの極性変化点や振幅のピ
ーク点と同期再生中のクロックの位相を比較し、その比
較結果に応じて上記クロックの位相をフィードバックル
ープ構成により補正制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの構成では、
フィードバックループの時定数を小さく設定して引込み
を高速化すると、引込み完了後のクロックの位相ジッタ
による復調性能の劣化を生じる。そのためフィードバッ
クループの時定数を大きく設定すると、位相ジッタは改
善されるが、引込み時間が長くなるという問題がある。
特に、TDMA(Time Division Multiple Access )通
信やパケット通信のように、信号がバースト状で伝送さ
れる場合、この問題は大きな欠点となる。
【0004】本発明の目的は、前記従来の方法において
生ずる位相ジッタや引込み速度の問題点を解決し、バー
スト伝送においても高速に正しい同期位相を抽出するこ
とのできるシンボル同期回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシンボル同期回
路は、受信電界強度インディケータによって受信を検知
したとき受信検知信号を出力するレベル判定器と、該受
信検知信号が入力されたとき、シンボルレートの1/2
の周波数を有し互いに90°の位相差を有するクロック
A,Bと、受信シンボルと同一の周波数を有し外部から
与えられる位相制御入力に従って位相制御されたシンボ
ル同期クロックCLKとを出力するクロック発生器と、
検波部から得られる互いに直交したベースバンド信号
I,Qと前記クロックA,Bをそれぞれの入力とし、こ
れらの平衡変調出力I・A,I・B,Q・A,Q・Bを
それぞれ出力する4つの平衡変調器と、該4つの平衡変
調器のそれぞれの出力から、それぞれ高調波成分と雑音
成分を除去する4つの低域ろ波器と、該4つの低域ろ波
器の出力をそれぞれディジタル値に変換し、前記ベース
バンド信号I,Qと前記クロックA,Bとの相互相関値
α,β,γ,δを得るA/Dコンバータと、前記相互相
関値からα2 +β2 とγ2 +δ2 を算出して比較し、大
きい方の相関値の組から、式Δθ=tan-1(β/
α)、又はΔθ=tan-1(δ/γ)によって、クロッ
クAもしくはBと受信シンボルタイミングとの位相差Δ
θを判定し、記憶保持するとともに該位相差Δθを前記
クロック発生器の前記位相制御入力として供給するシン
ボル位相判定器とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。本発明の構成では、バースト状に伝送される信号の
受信開始点に、所定のシンボル同期専用のプリアンブル
信号を設けるものとし、該プリアンブルを利用するもの
とする。また、シンボルタイミング抽出用の信号は、B
PSK2値での“1”/“0”交番信号とする。図にお
いて、1はレベル判定器であり、RSSI(受信電界強
度インディケータ)によって受信を検知したとき受信検
知信号を出力する。2はクロック発生器であり、レベル
判定器1から受信検知信号が入力されたとき、シンボル
レートの1/2の周波数で互いに90°の位相差を有す
るクロックA,Bと、受信シンボルと同一の周波数で外
部から与えられる位相制御入力に従って位相制御された
シンボル同期クロックCLKとを出力する。31〜34
は平衡変調器であり、検波部(図示を省略した)から得
られる互いに直交したベースバンド信号I,Qと上記ク
ロックA,Bとを入力とし、これらの平衡変調出力I・
A,I・B、Q・A,Q・Bを出力する。41〜44は
低域ろ波器(LPF)であり、平衡変調器31〜34の
出力の高調波成分と雑音成分を除去する。平衡変調器3
1〜34とLPF41〜44の各々の組は、I,Qと
A,Bとの相互相関処理回路を構成している。
【0007】51〜54はA/Dコンバータであり、低
域ろ波器41〜44の出力をディジタル値に変換し、
I,QとA,Bとの相互相関値α,β,γ,δを得る。
この4つのA/Dコンバータ回路5は、1つのA/Dコ
ンバータをスイッチで切替える構成としてもよい。6は
シンボル位相判定器であり、A/Dコンバータ51〜5
4から入力される相互相関値α,β,γ,δからα2
β2 とγ2 +δ2 を算出して比較し、大きい方の相関値
の組から、式Δθ=tan-1(β/α)、又はΔθ=t
an-1(δ/γ)によって、クロックA(もしくはB)
と受信シンボルタイミングとの位相差Δθを判定し、記
憶保持するとともにΔθをクロック発生器2の位相制御
入力として供給する。なお、上記記憶保持動作は、バー
スト受信区間が終了するまで継続するものとする。
【0008】次に、図1に基づく本発明の構成例の作用
を、図2,図3を用いて以下に詳しく説明する。図2は
プリアンブル信号受信中の図1の各信号、A,B,I,
Q,I・A,I・B及びCLKの動作波形例を示したタ
イムチャートである。図示したように、クロックAのハ
ッチングを施した部分と、プリアンブル信号によるベー
スバンド信号成分Iのハッチングを施した部分との位相
差がΔθであり、シンボル位相判定器6はこの値を判定
する。上記判定動作は以下の通りである。
【0009】平衡変調器31,32の出力I・A,I・
Bは図示したようになり、その低域ろ波器41,42に
よる平滑出力は図の破線となる。この値がA/D変換器
51,52によってディジタル値に変換され、A,Bと
Iとの相互相関値α,βとして検出される。ここで前記
位相差Δθとα,βとの関係を図3に示す。図示したよ
うに、式:Δθ=tan-1(β/α)の関係が成立す
る。従って、式に基づいてΔθを判定し、クロック発生
器2の位相制御入力に供給すれば、Δθに対応した位相
補正が施され、Iの立ち上がりゼロクロス点a、立ち下
がりゼロクロス点bに位相同期したシンボル同期クロッ
クCLKを得ることができる。
【0010】以上は同期の基準信号としてベースバンド
信号Iを用いた例であるが、シンボル同期のためのプリ
アンブル信号がBPSKの場合、キャリア位相同期を前
提としない準同期検波によって得られるベースバンド信
号I,Qは、受信信号の電力値であるこれらの自乗和I
2 +Q2 が一定であるにもかかわらず、各々の大きさは
送信側と受信側のキャリア位相差に依存し、不定であ
る。従って、シンボル位相判定回路6における、Iの電
力値I2 =α2 +β2 と、Qの電力値Q2 =γ2 +δ2
との比較操作により、大きい電力値を与える相関値の組
α,β、もしくはγ,δを選択することにより、位相差
Δθの判定の信頼度を維持できることがわかる。以上の
構成により、受信バーストのプリアンプル信号区間にお
ける高速同期引込み動作と、受信バースト終了までの同
期保持動作とが実現できることがわかる。上記同期保持
動作は、クロック発生器2内の発振源の精度が高いほ
ど、また上記バースト区間が短いほど、有効に作用す
る。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の構
成によれば、プリアンブル区間で短期に位相差を検出し
た結果を位相補正に供給するというフィードフォワード
構成であるため、従来のPLL方式におけるフィードバ
ック構成と異なり、高速動作が可能である。また、受信
バーストの区間では補正動作をホールドするので、位相
ジッタなどの劣化が少ない等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の各部の信号波形例図である。
【図3】位相差Δθとα,βの関係図である。
【符号の説明】
1 レベル判定器 2 クロック発生器 31〜34 平衡変調器 41〜44 LPF 51〜54 A/Dコンバータ 5 A/Dコンバータ回路 6 シンボル位相判定器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信電界強度インディケータによって受
    信を検知したとき受信検知信号を出力するレベル判定器
    と、 該受信検知信号が入力されたとき、シンボルレートの1
    /2の周波数を有し互いに90°の位相差を有するクロ
    ックA,Bと、受信シンボルと同一の周波数を有し外部
    から与えられる位相制御入力に従って位相制御されたシ
    ンボル同期クロックCLKとを出力するクロック発生器
    と、 検波部から得られる互いに直交したベースバンド信号
    I,Qと前記クロックA,Bをそれぞれの入力とし、こ
    れらの平衡変調出力I・A,I・B,Q・A,Q・Bを
    それぞれ出力する4つの平衡変調器と、 該4つの平衡変調器のそれぞれの出力から、それぞれ高
    調波成分と雑音成分を除去する4つの低域ろ波器と、 該4つの低域ろ波器の出力をそれぞれディジタル値に変
    換し、前記ベースバンド信号I,Qと前記クロックA,
    Bとの相互相関値α,β,γ,δを得るA/Dコンバー
    タと、 前記相互相関値からα2 +β2 とγ2 +δ2 を算出して
    比較し、大きい方の相関値の組から、式Δθ=tan-1
    (β/α)、又はΔθ=tan-1(δ/γ)によって、
    クロックAもしくはBと受信シンボルタイミングとの位
    相差Δθを判定し、記憶保持するとともに該位相差Δθ
    を前記クロック発生器の前記位相制御入力として供給す
    るシンボル位相判定器とを備えたシンボル同期回路。
JP6023822A 1994-01-26 1994-01-26 シンボル同期回路 Pending JPH07212430A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6650718B1 (en) 1999-12-28 2003-11-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Timing reproducer and demodulator comprising this
US6683493B1 (en) 2000-02-04 2004-01-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Timing reproducing device and demodulator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6650718B1 (en) 1999-12-28 2003-11-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Timing reproducer and demodulator comprising this
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