JPH0721211U - 曲げ加工機の金型クランプ装置 - Google Patents
曲げ加工機の金型クランプ装置Info
- Publication number
- JPH0721211U JPH0721211U JP5495293U JP5495293U JPH0721211U JP H0721211 U JPH0721211 U JP H0721211U JP 5495293 U JP5495293 U JP 5495293U JP 5495293 U JP5495293 U JP 5495293U JP H0721211 U JPH0721211 U JP H0721211U
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- JP
- Japan
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- jaw member
- intermediate plate
- force
- fulcrum
- hydraulic cylinder
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- Pending
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧シリンダの力とバネの反撥力を合理的に
組合せて利用することにより、省エネルギ的な金型クラ
ンプ装置を提供すること。 【構成】 ラムの下端部に取付けられるプレ−トと、該
プレ−トの後端に取付けられた中間板と、該中間板の前
面に取付けられた開閉自在のジョ−部材とを有する金型
クランプ装置において、前記ジョ−部材が中間板の前面
に保持されるその保持支点に関し、該支点より上方に位
置した前記ジョ−部材と中間板の間に、バネの反撥力が
前記両部材に作用する圧縮バネを介挿させると共に、前
記支点より下方に位置した前記ジョ−部材と中間板の間
に、ピストンの進出力が両部材に作用する油圧シリンダ
を介挿させて成り、前記ジョ−部材のクランプ力は前記
圧縮バネの反撥力を利用し、該ジョ−部材を開くアンク
ランプ力は前記油圧シリンダのピストンの進出力を利用
するようにした。
組合せて利用することにより、省エネルギ的な金型クラ
ンプ装置を提供すること。 【構成】 ラムの下端部に取付けられるプレ−トと、該
プレ−トの後端に取付けられた中間板と、該中間板の前
面に取付けられた開閉自在のジョ−部材とを有する金型
クランプ装置において、前記ジョ−部材が中間板の前面
に保持されるその保持支点に関し、該支点より上方に位
置した前記ジョ−部材と中間板の間に、バネの反撥力が
前記両部材に作用する圧縮バネを介挿させると共に、前
記支点より下方に位置した前記ジョ−部材と中間板の間
に、ピストンの進出力が両部材に作用する油圧シリンダ
を介挿させて成り、前記ジョ−部材のクランプ力は前記
圧縮バネの反撥力を利用し、該ジョ−部材を開くアンク
ランプ力は前記油圧シリンダのピストンの進出力を利用
するようにした。
Description
【0001】
本考案はプレスブレ−キ等の曲げ加工機における上金型のクランプ装置に関す る。
【0002】
例えば、プレスブレ−キの上金型は、曲げ長さなどに対応して選択使用される 長さの異なる金型を保持するため、横長のラムフレ−ム(以下、ラムという)の 下端部に、所定の単位長さに形成された金型保持部材を、等間隔で列設して金型 のクランプ装置に形成されている。
【0003】 上記のラムに列設される金型保持部材は、一般に、長尺のラムの下端部前面に 取付けられるプレ−トと、該プレ−トに、前記ラムの下端面との間に調整駒を介 在させて取付けられた中間板と、該中間板の前面にボルト締等により開閉自在に 取付けられ、閉じたとき上金型をクランプ保持するようにしたジョ−部材とから 形成されている。
【0004】 そして、上記中間板とジョ−部材の開閉構造には、先に述べたボルト締め構造 、油圧シリンダによる開閉構造のものが知られているが、いずれの方式の開閉構 造にも一長一短があって、問題点がある。
【0005】 即ち、ボルト締め構造のものは、ラムの長さ方向に列設されたすべての金型保 持部材について、上金型の取付け,取外しの度ごとに、ボルトの緊締,ボルトの 弛緩作業が必要であるため、電動工具等を使用するにしても、金型の着脱の段取 りに要する時間は無視できないものであった。
【0006】 一方、油圧シリンダによる開閉構造のものは、ボルト締め構造のような問題点 はないが、クランプ力を油圧によって得ているため、金型の装着時、及び、使用 時には、常時油圧を作用させておく必要があって、省エネルギ的観点からは、好 ましいものではなかった。
【0007】
従って、本考案が解決しようとする課題は、油圧シリンダの力とバネの反撥力 を合理的に組合せて利用することにより、省エネルギ的な金型クランプ装置を提 供することにある。
【0008】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、ラムの下端部 に取付けられるプレ−トと、該プレ−トの後端に取付けられた中間板と、該中間 板の前面に取付けられた開閉自在のジョ−部材とを有する金型クランプ装置にお いて、前記ジョ−部材が中間板の前面に保持されるその保持支点に関し、該支点 より上方に位置した前記ジョ−部材と中間板の間に、バネの反撥力が前記両部材 に作用する圧縮バネを介挿させると共に、前記支点より下方に位置した前記ジョ −部材と中間板の間に、ピストンの進出力が両部材に作用する油圧シリンダを介 挿させて成り、前記ジョ−部材のクランプ力は前記圧縮バネの反撥力を利用し、 該ジョ−部材を開くアンクランプ力は前記油圧シリンダのピストンの進出力を利 用するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
次に本考案の実施例を図に拠り説明する。図1は本考案クランプ装置を構成す るための1個の金型保持部材の一例の正面図、図2は図1のA−A線矢視図、図 3は図1のB−B線矢視図である。
【0010】 これらの図において、1は、その前面上部に水平に形成した浅溝1aにおいて、 ラムRの下端に、固定金具Mとボルトbを介して取付けられる正面から見て大略 倒凹字状をなすプレ−ト、2は該プレ−ト1の背面において、前記ラムRとの間 に、楔状の調整駒3を介在させて、前記プレ−ト1にボルト4により取付けられ る中間板である。
【0011】 上記中間板2は、正面からみてほぼ横長矩形のブロック状をなし、正面側から みた上半側の中央部近傍に逆三角形の頂点位置に3個の丸穴2a,2aと2bが形成さ れていると共に、側面からみて下半側の前,後面が段部2c,2dに形成されいる。 上記3個の穴2a,2aと2bのうち、上方の2つの穴2a,2aは、後述する圧縮スプリ ングの収装穴であり、下方の一つの穴2bは、この穴2bの底に連通させてこの中間 板2に形成した油圧回路2eに接続され、かつ、ピストン5を収装してシリンダと して機能する穴である。なお、中間板2のシリンダ用の穴2bの両側には、小径の 圧縮バネ8,8を収装する小穴2f,2fが形成されている。圧縮バネ8は、前記シ リンダのピストン5の進出を補助するためのものである。
【0012】 6は上記中間板2の前面に、ボルト5a,5bによってわずかに浮いた状態で取付 け保持されるジョ−部材で、正面からみて大略倒T字状をなすように形成されて おり、このジョ−部材6の背面上部によって前記3個の穴2a,2a,2bは覆われる 。なお、ジョ−部材6の下端の背面側には後面に向け少し突出したキ−部6aが形 成されている。
【0013】 上記ジョ−部材6の背面と、中間板2の前面側の段部2cとが形成する隙間Gに 、金型Pがそのキ−溝Pkを前記ジョ−部材6のキ−部6aに嵌合させて保持される 点において、従来の金型保持構造と共通している。しかし、本考案装置における 保持では、金型Pの取付保持ボルト5a,5bが少し緩められた状態で、止めネジ5c ,5dによりロックされているので、前記取付保持ボルト5a,5bを結ぶ仮想線Lの 上方に設けられたバネ用の2つの穴2a,2aに内装された2つの圧縮バネ7,7の 圧縮反撥作用が前記仮想線Lを支点として、当該ジョ−部材6の下端側を中間板 2の前面側の段部2c側に押しつけることとなるので、金型Pは前記バネ7,7の 反撥作用を受けたジョ−部材6によって、中間板2の段部2cの前面とジョ−部材 6との間に挟持されることとなり、これによって金型Pの取付けを終えるのであ る。
【0014】 一方、金型Pの取外しは、前記仮想線Lの下方において作用する油圧シリンダ のピストン5をジョ−部材6側に油圧によって進出させることによって、前記バ ネ7,7の力に抗してジョ−部材6の下半側が前記仮想線Lを支点として中間板 2の前面から離隔され、これによって金型Pのクランプが解かれることになる。
【0015】 上記のように、本考案クランプ装置では、中間板2とジョ−部材6の間に介挿 した圧縮バネ7,7の圧縮反撥力をクランプ力として利用できるように、当該中 間板2とジョ−部材6とを結合する一方、前記バネ7,7の反撥力によるクラン プを開放するために、前記中間板2とジョ−部材6の間に油圧シリンダを組込ん だので、この油圧シリンダは金型Pを取外すときだけ油圧を作用させれば足りる こととなる。
【0016】
本考案クランプ装置は以上の通りであって、圧縮バネの反撥力を金型を保持す るためのクランプ力として利用する一方、油圧シリンダのピストンの進出力を前 記クランプを開放するときにのみ利用するようにしたので、油圧を金型保持のク ランプ力のために使用していた従来のクランプ装置に比べ、油圧駆動源の作動時 間を著しく短かくすることができ、省エネルギ的な金型保持用のクランプ装置を 実現することができる。
【0017】 従って、本考案装置は、プレスブレ−キやタンジェントベンダのような曲げ加 工機の上金型のクランプ装置としてきわめて好適である。また、このための構成 も至ってシンプルなもので済むから、製作手間,コストの面でも、従来品より有 利である。
【図1】本考案クランプ装置を構成する1個の金型保持
部材の一例の正面図。
部材の一例の正面図。
【図2】図1のA−A線矢視図。
【図3】図1のB−B線矢視図。
1 プレ−ト 2 中間板 3 駒部材 4 ボルト 5 ピストン 6 ジョ−部材 7 圧縮バネ
Claims (1)
- 【請求項1】 ラムの下端部に取付けられるプレ−ト
と、該プレ−トの後端に取付けられた中間板と、該中間
板の前面に取付けられた開閉自在のジョ−部材とを有す
る金型クランプ装置において、前記ジョ−部材が中間板
の前面に保持されるその保持支点に関し、該支点より上
方に位置した前記ジョ−部材と中間板の間に、バネの反
撥力が前記両部材に作用する圧縮バネを介挿させると共
に、前記支点より下方に位置した前記ジョ−部材と中間
板の間に、ピストンの進出力が両部材に作用する油圧シ
リンダを介挿させて成り、前記ジョ−部材のクランプ力
は前記圧縮バネの反撥力を利用し、該ジョ−部材を開く
アンクランプ力は前記油圧シリンダのピストンの進出力
を利用するようにしたことを特徴とする曲げ加工機の金
型クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5495293U JPH0721211U (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 曲げ加工機の金型クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5495293U JPH0721211U (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 曲げ加工機の金型クランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721211U true JPH0721211U (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=12985012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5495293U Pending JPH0721211U (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 曲げ加工機の金型クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721211U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60119387A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-26 | Japanese National Railways<Jnr> | 給油装置 |
JPS633711U (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP5495293U patent/JPH0721211U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60119387A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-26 | Japanese National Railways<Jnr> | 給油装置 |
JPS633711U (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 |
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