JPS6127706Y2 - - Google Patents

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JPS6127706Y2
JPS6127706Y2 JP6199581U JP6199581U JPS6127706Y2 JP S6127706 Y2 JPS6127706 Y2 JP S6127706Y2 JP 6199581 U JP6199581 U JP 6199581U JP 6199581 U JP6199581 U JP 6199581U JP S6127706 Y2 JPS6127706 Y2 JP S6127706Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は射出成形機等において金型をその固定
盤又は可動盤等の定盤に取付ける金型固定装置に
関するものである。
従来、射出成形機等へ金型を取付ける方法とし
て、固定盤及び可動盤(以下両者を「定盤」と称
する)上にボルト締めによつて金型取付板を介し
て金型を取付ける方法が知られている。しかしボ
ルト締めによる方法では時間と人力とを必要とし
て能率が悪く、しかも金型の重量が大きくなると
危険な作業となつていた。このボルト締めによる
方法よりは進歩した別の方法として楔を用いた流
体圧式ダイクランパを使用する方法がある。しか
しこの方法では作動油または圧縮空気の漏れ、あ
るいは停電による駆動源の停止等による作動流体
圧力の急低下により、クランプ力が落ち、金型の
脱落事故を発生して射出成形機等の損傷を生ずる
ことがあつた。この欠点を補う方法とした弾性体
の弾性復元力を用いた流体圧式ダイクランパを使
用する方法がある。この一例の概略図を第7図に
示す。すなわち、弾性体50を持つ流体圧シリン
ダ51を定盤52の金型取付面と直交する方向に
取付け、流体圧により弾性体50を圧縮弾性変形
せ、その弾性復元力を梃子53を介して金型取付
板54に作用させ、金型の定盤52に押圧する方
法である。しかしこの方法では弾性体50の弾性
復元力を梃子53を介して金型取付板54に作用
させたり、また逆に金型取付板54より、弾性体
50の弾性復元力を解放しようとする時、梃子5
3と金型取付板54の接触面にΔの間隙を設け
る必要がある。そのためには必然的に弾性体50
に所定押圧力を発生するための圧縮弾性変形状態
Xを一時的に超えて、Δを設けるために必要な
圧縮弾性変形状態Yに至るような流体圧を加えな
ければならない。また他の一例として第8図に示
すように、第7図の梃子53の端部にボルト55
を設け、このボルト55を人力により回動させ
て、梃子53と金型取付板54との接触面の間隙
を設定するものも知られている。しかし前者の
場合、強度上またはその方式上クランプ装置が大
きなものとなる欠点があり、さらにΔを厳しく
管理しておかない場合、たとえば梃子53と金型
取付板54の接触面を摩滅したら、楔を用いた流
体圧式ダイクランプ同様に、クランプ力が落ち、
金型の脱落事故を発生して射出機等本体の損傷を
生ずることがあつた。また後者の場合、操作に時
間と人力を必要とするため、射出成形等の生産効
率低下を招く欠点があつた。
本考案はかかる欠点を解消するもので作業が簡
単で金型が脱落する恐れのないコンパクトな金型
クランプ装置を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を図面により説明す
る。
第1図は射出成形機の型締装置の一例を示すも
ので1は固定盤、2は可動盤、3は固定金型4の
取付板、5は可動金型6の取付板である。第2図
示すように固定金型4、可動金型6はその各々の
取付板3,5を介して固定盤と可動盤2にクラン
プ装置10,10,……により取付けられる。第
2図イ示のように金型4,6を上方より搬入する
方式では取付板3,5の両側を、第2図ロ示のよ
うに金型4,6を側方より搬入する方法では取付
板3,5の上側と下側を夫々クランプ装置10,
10,……により取付ける。
第3〜6図示のように上記クランプ装置10,
10,……においてはスライドガイド11が定盤
1,2に第6図示のボルト12,12により固定
されている。スライドガイド11の中央には定盤
1,2の金型取付面に向つてあらかじめ設定され
るθの角度で下り傾斜するアリ溝13が設けられ
ている。このアリ溝13に断面L型のスライド1
4を金型方向(第4図左進方向)、また反金型方
向(第4図右進方向)に摺動自在に挿入する。こ
の摺動には入力あるいは流体圧シリンダを使用す
る。第4図示のようにこのスライド14の突出す
る金型側サポート部14aには軸15が設けら
れ、第6図示のようにこの軸15の両側部には一
対のリンク16,16が回動自在に設けられ、第
3図示のようにこのリンク16,16の端部には
押え部17,17を形成している。第6図示のよ
うにこの軸15の一端には頭を、他端には止め輪
18を嵌着して、リンク16,16の脱出を防止
する。第5図示のようにこのスライド14の反金
型側端部の上面にはシリンダ20を設け、リンク
16,16の反金型側端部19,19はシリンダ
20の外壁両側に設けられている円柱状突起部2
1,21に回動自在に嵌合する。反金型側端部1
9と円柱状突起部21の接触面にはシリンダ20
の移動に必要な間隙を設ける。また、円柱状突起
部21の端部に止め輪22を設け、リンク16,
16の脱出を防止する。
上記シリンダ20とスライド14の上面間の間
隙には所定押圧力発生に必要な数の環状の皿バネ
23を挿入し、この皿バネ23は無負荷状態で間
隙に遊びが生じない寸法に設定しておく。第4図
示のように上記シリンダ20にはネジ部24を有
するピストンシヤフト25を円柱状突起部21の
軸線に対し、直交する軸芯をもつて挿入し、この
ピストンシヤフト25は上記シリンダ20の底部
及び皿バネ23の中心孔を貫通してそのネジ部2
4をスライド14の反金型側端部のネジ孔26に
螺着する。ピストンシヤフト25のピストン部と
シヤフト部を抱合するシリンダ面にそれぞれUパ
ツキング27,28を装着しておくことによりピ
ストン部の下側に密閉室29を形成する。このシ
リンダ20には密閉室29へ流体圧を導入するた
めの小孔30を設ける。シリンダ20のピストン
シヤフト25挿入口にはカバー31がボルト32
により固定され、カバー31には排気用小孔33
を設ける。
次にこの装置の動作を説明する。
金型を搬入する場合、第2図イ示の矢印40の
ように型締装置の上方からクレーン等で吊下げる
場合と、第2図ロ示の矢印41のようにローラコ
ンベア等で横方向から搬入する場合がある。この
ように金型を搬入する時、クランプ装置10,1
0,……は第3図イ示のように金型アンクランプ
状態にある。すなわちリンク16の金型押え部1
7が金型取付板3,5より反金型方向(第3図イ
右進方向)へ移動した位置にあるように人力ある
いは流体圧シリンダ等によりスライド14を移動
させておく。次に流体圧を第4図示の小孔30よ
り密閉室29へ送り込むことにより、シリンダ2
0は第3図イ矢印42方向に移動する。またこの
時皿バネ23はシリンダ20とスライド14とが
形成する間隙内で圧縮弾性変形をする。このシリ
ンダ20の移動は第3図イ点線で示すようにシリ
ンダ受圧面積および流体圧とで得られる力と、皿
バネ23の圧縮弾性変形によつて発生する弾性復
元力とがつり合う位置まで継続され停止する。こ
のシリンダ20の移動と連動してシリンダ20外
壁に設けられている円柱状突起部21がリンク1
6を、軸15を中心として第3図イ矢印43方向
へ回動させる。次にこの状態を保ちながら第3図
ロで示すようにリンク16の金型押え部17が金
型取付板3,5に接触する位置までスライド14
を金型方向(第3図左進方向)へ人力あるいは流
体圧シリンダ等で移動させる。この時リンク16
の金型押え部17はスライドガイド11の傾斜角
θにより金型取付板3,5に接触するが、それは
軽く接触しているだけで楔作用による金型取付板
3,5締付力は発生していない。かくして密閉室
29へ送りこんでいる流体圧を解放することによ
り、シリンダ20が皿バネ23の弾性復元力で第
3図ロ矢印44方向へ移動し、またリンク16が
第3図ロ矢印45方向へ回動しようとするが、す
でにリンク16が金型取付板3,5に接触してそ
の動きを拘束されているため、皿バネ23の弾性
復元力はリンク16を介して金型取付板3,5へ
押圧力として作用する。
金型を搬出する場合は上記の逆の動作をさせれ
ばよい。すなわち、第3図ロ示の金型クランプ状
態において、再び流体圧を小孔30より密閉室2
9へ送りこみ、皿バネ23の弾性復元力につり合
う力をシリンダ20に与える。これにより、リン
ク16の金型押え部17は金型取付板3,5に接
触しているだけの状態となる。その後、リンク1
6の金型押え部17が金型取付板3,5より反金
型方向すなわち第3図ロ右進方向へ移動した位置
にあるようにスライド14を人力あるいは流体圧
シリンダ等により移動させ、第3図イに示す位置
に戻して後、流体圧を解放する。これによつて金
型4,6を搬出することができる。
以上のように本考案によれば、スライドが金型
取付面に向つて傾斜する溝を滑動して、それに支
持したリンクが金型を押えているので従来のボル
トによる取付方法のように時間と労力を必要とせ
ず、また油圧式、空圧式のクランパのように作動
流体の漏れや停電等による緊急時に流体圧が降下
してクランプ力が低下するという事は皆無であ
り、また、リンク16の金型押え部17と金型取
付板3,5との接触が摩滅しても従来のクランプ
装置のようにクランプ力が低下することもなく、
そのため金型落下事故を完全に防ぐことができる
ものである。またクランプ終了後は流体圧を零に
解放するので油圧ポンプの運転を停止でき、省エ
ネルギー効果も大である。更に従来の弾性体の弾
性変形を利用したクランプ装置のように弾性体を
必要以上に弾性変形させる事も不要なためクラン
プ装置が受ける弾性復元力を必要最少なものとす
ることができ、よりコンパクトがクランプ装置を
得ることが可能である。またリンクの金型押え部
17を金型取付板3,5に大きな面で面接触させ
ることができるので、それぞれ摩滅、強度上等に
有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は射出成形機の型締装置を示す外観図、
第2図イはその固定盤又は可動盤の金型取付面に
おけるクランプ装置の配置を示す正面図、ロはそ
の他の配置を示す正面図、第3図イは第2図イ矢
印46よりみたクランプ装置のアンクランプ状態
における側面図、ロまそのクランプ状態における
側面図、第4図は第2図イのA−A線断面図、第
5図はクランプ装置の背面図、第6図は第4図B
−B線断面図、第7図は従来の弾性体を用いた流
体圧式ダイクランプ装置の一部を断面として左側
面図、第8図はその他の例における梃子の先端の
側面図である。 1……固定盤、2……可動盤、10……クラン
プ装置、13……溝、11……スライドガイド、
14……スライド、14a……サポート部、15
……軸、16……リンク、20……シリンダ、2
1……突起部、23……皿バネ、25……ピスト
ンシヤフト、29……密閉室、30……小孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 射出成形機の固定盤又は可動盤等の定盤に設け
    たクランプ装置においてその定盤の金型取付面に
    向つて一定角度θで下り傾斜する溝を設けたスラ
    イドガイドを定盤に固定し、この溝にスライドを
    摺動自在に挿入し、このスライドのサポート部に
    設けた軸には金型を押えるリンクを回動自在に取
    付け、このスライドの反金型側端部の上面にシリ
    ンダを設け、このシリンダの外壁に設けた突起部
    を上記リンクに係合されると共にシリンダとスラ
    イドの間隙にはバネを配置し、このシリンダのピ
    ストンのシヤフトはシリンダの底部を貫通してス
    ライドに固定し、このシリンダとピストン間の密
    閉室には圧油を供給する小孔を貫通させてなる射
    出成形機等における金型固定装置。
JP6199581U 1981-04-27 1981-04-27 Expired JPS6127706Y2 (ja)

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JP6199581U JPS6127706Y2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27

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JP6199581U JPS6127706Y2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27

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