JPH07211902A - Mis型トランジスタ及びその作製方法 - Google Patents

Mis型トランジスタ及びその作製方法

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JPH07211902A
JPH07211902A JP1775794A JP1775794A JPH07211902A JP H07211902 A JPH07211902 A JP H07211902A JP 1775794 A JP1775794 A JP 1775794A JP 1775794 A JP1775794 A JP 1775794A JP H07211902 A JPH07211902 A JP H07211902A
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region
insulating layer
mis
semiconductor substrate
manufacturing
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Koichi Hayakawa
康一 早川
Tadashi Ikeda
直史 池田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パンチスルー特性とサブスレッショルド特性の
両方を向上させることができ、しかも、放熱性に優れ、
チャネル内マジョリティーキャリアが蓄積され難いMI
S型トランジスタ及びその作製方法を提供する。 【構成】半導体基板10の表面に形成されたMIS型ト
ランジスタは、チャネル領域30の下方にのみ絶縁層1
1又は半絶縁層が形成されている。半導体基板表面にソ
ース領域、チャネル領域及びドレイン領域が形成され、
チャネル領域の上にはゲート電極領域が形成されたMI
S型トランジスタの作製方法は、チャネル領域形成予定
領域の下方にのみSIMOX法によって絶縁層を形成す
る工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MIS型トランジスタ
及びその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】模式的な一部断面図を図13の(A)に
示す従来のプレーナ技術に基づいた通常のMIS型トラ
ンジスタは、半導体基板10の表面に形成された薄いゲ
ート酸化膜21及びゲート電極22から成るゲート電極
領域20、ゲート電極領域20の一方の側に形成された
ソース領域31、並びにゲート電極領域20の他方の側
に形成されたドレイン領域32から構成されている。そ
して、ソース領域31から注入されたキャリアは、ゲー
ト電極領域20直下のチャネル領域30を通過し、ドレ
イン領域32に到達する。ドレイン領域32に到達する
キャリアは、通常、ゲート電極領域20に印加されるゲ
ート電圧によって制御される。尚、図中、参照番号13
は素子分離領域、14はウエル、23はゲートサイドウ
オールである。
【0003】昨今のデバイス微細化技術の進歩に伴い、
ゲート電極幅が縮小化され、ドレイン電圧がソース領域
31にまで直接影響を与えるに至っている。特に、半導
体基板表面から深いチャネル領域の部分においては、ゲ
ート電圧ではなくドレイン電圧が支配的になる。そのた
め、ゲート電圧で制御できない電流がソース領域31か
らドレイン領域32へと流れる、所謂パンチスルー現象
が避けられなくなっている。
【0004】また、MIS型トランジスタの特性値の1
つに、S値と呼ばれるサブスレッショルド係数がある。
MIS型トランジスタの動作電圧を低電圧化するために
は、ゲート電圧の小さい変化でドレイン電流を大きく変
化させる必要がある。そのためには、S値を小さくする
必要がある。S値は次の式で表わすことができる。 S=(kB・T/q)log1O(1+CD/COX) 但し、kBはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子
の電荷、CDは空乏層容量、COXはゲート酸化膜の容量
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、S値はチ
ャネル領域30の空乏層容量(チャネル容量)CDに依
存し、空乏層容量CDが小さいほどS値も小さくなる。
通常の構造を有するMIS型トランジスタにおいては、
パンチスルー特性を改善するために、チャネル領域30
下部の不純物濃度を高くしている。しかしながら、この
ようにチャネル領域30下部の不純物濃度を高くする
と、空乏層幅が薄くなる。その結果、空乏層容量CD
大きくなり、S値が増加し、サブスレッショルド特性が
低下するという問題がある。従って、パンチスルー特性
の向上とサブスレッショルド特性の向上を同時に達成す
ることは、極めて困難である。
【0006】図14に遅延時間とドレイン面積の関係を
示す。ドレイン面積、即ち接合容量(寄生容量)が増加
するに従い、遅延時間が増大する。尚、ゲート電極の幅
Lを0.1μm、VDDを2.5Vとした。回路シミュレ
ーションによる遅延時間の要因分析を行ったところ、接
合容量が遅延時間発生要因の約50%をも占めている。
従って、半導体素子の高速化を図るためには、接合容量
(寄生容量)を低減することが不可欠である。
【0007】半導体素子の微細化に伴い、ソース・ドレ
イン領域においては浅い接合が要求される。通常の熱処
理ではドーパントの拡散によって接合が深くなるため、
現状では、ランプアニールやレーザアニールを行ってい
るが、より安定した品質の浅い結合の形成が望まれてい
る。
【0008】これらの特性を同時に向上させるための手
段の1つとして、SOI(Semiconductor On Insulato
r)構造が提案されている。SOI構造を有するMIS
型トランジスタの構造の模式的な一部断面図を、図13
の(B)に示す。図13の(B)中、参照番号80は絶
縁層であり、81は絶縁層80上に形成された半導体層
である。この半導体層81に、チャネル領域30、ソー
ス領域31、ドレイン領域32が形成されている。ま
た、半導体層81上にゲート酸化膜21及びゲート電極
22が形成されている。SOI構造を採用することによ
って、図13の(A)に示した通常のMIS型トランジ
スタで問題とされるパンチスルー特性の向上を図ること
ができる。また、接合容量を非常に小さくすることがで
き、サブスレッショルド特性の向上も同時に図ることが
できる。
【0009】しかしながら、SOI構造においては、ト
ランジスタが絶縁層80によって半導体基板10から完
全に隔離されているために、放熱性が悪く、トランジス
タが蓄熱し易いという問題がある。また、チャネル領域
30にチャネル内マジョリティーキャリア(電流を伝え
るキャリアと逆の導電型を有するキャリア)が蓄積され
易いという問題がある。チャネル内マジョリティーキャ
リアが蓄積されると、所謂寄生バイポーラ効果によって
様々な問題が生じる。例えば、電圧電流特性にキンクが
発生し、ソース・ドレイン耐圧が減少する。
【0010】従って、本発明の目的は、パンチスルー特
性とサブスレッショルド特性の両方を向上させることが
でき、しかも、放熱性に優れ、チャネル内マジョリティ
ーキャリアが蓄積され難く、寄生バイポーラ効果が生じ
難いMIS型トランジスタ及びその作製方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、半導体基
板表面に形成されたMIS型トランジスタであって、チ
ャネル領域の下方にのみ絶縁層又は半絶縁層が形成され
ていることを特徴とする本発明の第1の態様に係るMI
S型トランジスタによって達成することができる。
【0012】本発明の第1の態様に係るMIS型トラン
ジスタにおいては、絶縁層又は半絶縁層は、ソース領域
の一部にまで更に延びていてもよいし、ドレイン領域の
一部にまで更に延びていてもよいし、更には、ソース領
域の一部及びドレイン領域の一部にまで更に延びていて
もよい。
【0013】また、ソース領域とドレイン領域との外縁
領域並びにチャネル領域に、ソース領域及びドレイン領
域の導電型とは反対の導電型を有する低抵抗領域を形成
することもできる。これによって、チャネル内マジョリ
ティーキャリアを効果的に排出することができる。
【0014】チャネル領域と空乏層との境界領域に、絶
縁層又は半絶縁層が形成されていることが好ましい。具
体的には、この境界領域は、ゲート長0.35μmのM
ISFETに対して、半導体基板表面から例えば40乃
至120nmの深さの所に形成することが望ましい。
【0015】上記の目的は、半導体基板表面にソース領
域、チャネル領域及びドレイン領域が形成され、チャネ
ル領域の上にはゲート電極領域が形成されたMIS型ト
ランジスタの作製方法であって、チャネル領域形成予定
領域の下方にのみSIMOX(Separation by IMplante
d OXygen)法によって絶縁層を形成する工程を含むこと
を特徴とする本発明の第1の態様に係るMIS型トラン
ジスタの作製方法によって達成することができる。
【0016】更に、上記の目的は、半導体基板表面にソ
ース領域、チャネル領域及びドレイン領域が形成され、
チャネル領域の上にはゲート電極領域が形成されたMI
S型トランジスタの作製方法であって、半導体基板に不
純物をドープし、半導体基板の表面から一定の深さの所
に半絶縁層を形成する工程と、ソース領域形成予定領域
及びドレイン領域形成予定領域に不純物のイオン注入を
行い、ソース領域及びドレイン領域を形成する工程、を
含むことを特徴とする本発明の第2の態様に係るMIS
型トランジスタの作製方法によって達成することができ
る。
【0017】本発明の第2の態様に係るMIS型トラン
ジスタの作製方法にあっては、半導体基板の表面から一
定の深さの所に半絶縁層を形成するための不純物のドー
プにおいては、深い準位を形成する不純物を用い、ソー
ス領域及びドレイン領域を形成するためのイオン注入に
おいては、深い準位を形成する不純物の濃度よりも高い
濃度でドナー又はアクセプターをドープすることが好ま
しい。
【0018】また、本発明の第1若しくは第2の態様に
係るMIS型トランジスタの作製方法においては、絶縁
層又は半絶縁層を、ソース領域の一部にまで更に形成す
ることができ、あるいは、ドレイン領域の一部にまで更
に形成することができ、更にはまた、ソース領域の一部
及びドレイン領域の一部にまで更に形成することができ
る。
【0019】本発明の第1若しくは第2の態様に係るM
IS型トランジスタの作製方法においては、ソース領域
及びドレイン領域並びにゲート電極領域を形成する前
に、ソース領域形成予定領域とドレイン領域形成予定領
域との外縁領域並びにチャネル領域形成予定領域に、ソ
ース領域及びドレイン領域の導電型とは反対の導電型を
有する低抵抗領域を形成することができる。
【0020】絶縁層又は半絶縁層を、チャネル領域と空
乏層との境界領域に形成することが好ましい。
【0021】上記の目的は、半導体基板表面に形成され
たMIS型トランジスタであって、ソース領域及びドレ
イン領域の下方にのみ絶縁層が形成されていることを特
徴とする本発明の第2の態様に係るMIS型トランジス
タによって達成することができる。
【0022】本発明の第2の態様に係るMIS型トラン
ジスタにおいては、絶縁層をチャネル領域の一部にまで
更に延ばしてもよい。
【0023】上記の目的は、半導体基板表面にソース領
域、チャネル領域及びドレイン領域が形成され、チャネ
ル領域の上にはゲート電極領域が形成されたMIS型ト
ランジスタの作製方法であって、ソース領域形成予定領
域及びドレイン領域形成予定領域の下方にのみSIMO
X法によって絶縁層を形成する工程を含むことを特徴と
する本発明の第3の態様に係るMIS型トランジスタの
作製方法によって達成することができる。
【0024】この本発明の第3の態様に係るMIS型ト
ランジスタの作製方法においては、絶縁層を、チャネル
領域の一部にまで更に形成してもよい。
【0025】
【作用】通常の構造を有するMIS型トランジスタにお
いてパンチスルー現象が発生する領域は、半導体基板の
表面から深さ数十nm乃至約100nmに位置するチャ
ネル領域の部分である。本発明の第1の態様に係るMI
S型トランジスタにおいては、概ねこのチャネル領域の
部分に絶縁層又は半絶縁層が形成されているので、チャ
ネル領域の深部に流れる電流を抑制することができ、そ
の結果、パンチスルー特性を向上させることができる。
また、チャネル領域の下方に形成された絶縁層又は半絶
縁層にはキャリアが侵入することがなく、その結果、チ
ャネル領域の下方における空乏層幅が広くなり、空乏層
容量CDが減少し、サブスレッショルド特性の向上を図
ることができる。
【0026】しかも、キャリアの移動、侵入を妨げる絶
縁層又は半絶縁層は概ねチャネル領域の下方に存在して
いるだけであるため、熱やチャネル内マジョリティーキ
ャリアはソース領域若しくはドレイン領域を介して半導
体基板に流れ込む。従って、SOI構造における問題点
を回避することができる。
【0027】半絶縁層を形成した場合、絶縁層を形成し
た場合と比較して、一般的にはリーク電流が大きくなる
ものの、ホットエレクトロンが抜け易くなり、熱伝導性
が良くなる。従って、MIS型トランジスタの動作が安
定し、しかも設計の自由度が高くなる。要するに、MI
S型トランジスタの用途に応じて、絶縁層あるいは半絶
縁層を形成すればよい。
【0028】また、本発明の第2の態様に係るMIS型
トランジスタにおいては、ソース領域及びドレイン領域
の下方に絶縁層が形成されているので、浅い結合を形成
でき、しかも、接合容量(寄生容量)の低減を図ること
ができる。また、チャネル領域において半導体基板と導
通がとれているので、SOI構造における寄生バイポー
ラ効果の問題を回避することができる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき本発
明を説明する。尚、実施例1〜実施例5で説明する本発
明の第1の態様に係るMIS型トランジスタは、本発明
の第1の態様に係るMIS型トランジスタの作製方法に
よって作製され、実施例6〜実施例8で説明する本発明
の第1の態様に係るMIS型トランジスタは、本発明の
第2の態様に係るMIS型トランジスタの作製方法によ
って作製される。また、実施例9にて説明する本発明の
第2の態様に係るMIS型トランジスタは、本発明の第
3の態様に係るMIS型トランジスタの作製方法によっ
て作製される。
【0030】(実施例1)実施例1のMIS型トランジ
スタの模式的な一部断面図を図1に示す。実施例1のM
IS型トランジスタは、本発明の第1の態様に係るMI
S型トランジスタである。このMIS型トランジスタ
は、半導体基板10の表面に形成されており、チャネル
領域30の下方にのみ絶縁層11が形成されている。絶
縁層11はSiO2から成る。絶縁層11は、チャネル
領域と空乏層との境界領域に形成されていることが望ま
しく、具体的には、例えばゲート長0.35μmのMI
SFETの場合、半導体基板10の表面から深さ40乃
至120nmの所に形成されていることが好ましい。実
施例1においては、絶縁層11は、ソース領域31及び
ドレイン領域32には延びていない。
【0031】MIS型トランジスタは、更に、半導体基
板10の表面に形成された薄いゲート酸化膜21及びゲ
ート電極22から成るゲート電極領域20、ゲート電極
領域20の一方の側に形成されたソース領域31、並び
にゲート電極領域20の他方の側に形成されたドレイン
領域32から構成されている。ソース領域31から注入
されたキャリアは、ゲート電極領域20の下方のチャネ
ル領域30を通過し、ドレイン領域32に到達する。ド
レイン領域32に到達するキャリアは、通常ゲート電極
領域20に印加されるゲート電圧によって制御される。
尚、図中、参照番号14はウエルであり、参照番号23
はLDD構造を構成するゲートサイドウオールであり、
ゲート電極領域20の側壁に形成され、SiO2から成
る。
【0032】以下、半導体基板等の模式的な一部断面図
である図2及び図3を参照して、実施例1のMIS型ト
ランジスタの作製方法を説明する。このMIS型トラン
ジスタの作製方法は、基本的には、本発明の第1の態様
のMIS型トランジスタの作製方法である。
【0033】[工程−100]先ず、予めウエル14が
形成されたシリコン基板から成る半導体基板10のチャ
ネル領域形成予定領域の下方にのみSIMOX法によっ
て絶縁層11を形成する。そのために、半導体基板10
の表面に、通常のフォトリソグラフィ技術によってマス
ク60を形成する(図2の(A)参照)。マスク60に
は開口部61が形成されており、この開口部61は半導
体基板10のチャネル領域形成予定領域に相当する部分
の上に形成されている。マスク60は、熱酸化法やCV
D法にて形成された二酸化シリコン、窒化シリコン、ポ
リシリコン等から構成することができる。マスク60の
厚さは、次の酸素イオンのイオン注入時に酸素イオンを
半導体基板10に到達させない厚さであればよく、例え
ば1μm程度である。
【0034】次いで、半導体基板10の表面に酸素イオ
ンのイオン注入を行う。イオン注入の条件は特に限定さ
れるものではないが、例えば200keV、1×1018
/cm2とすることができる。マスク60を形成した半
導体基板10にイオン注入を行うことによって、マスク
60で被覆された半導体基板10にはイオン注入が施さ
れず、開口部61の底部に露出した半導体基板10にの
み酸素イオンが注入され、半導体基板10のチャネル領
域形成予定領域の下方にのみ酸素注入層11Aが形成さ
れる。具体的には、半導体基板10の表面から深さ40
乃至120nm程度の所に、この酸素注入層11Aが形
成される(図2の(B)参照)。
【0035】その後、半導体基板10をアニール処理す
る。アニール処理は、例えば1260゜Cとすることが
できる。尚、マスク60はアニール処理の前、あるいは
アニール処理の後に除去する。これによって、酸素注入
層11Aが埋め込み型の二酸化シリコンから成る絶縁層
11に変化する(図2の(C)参照)。絶縁層11の上
方には半導体層12が残される。半導体層12の厚さは
概ね30乃至100nmである。こうして、シリコン基
板から成る半導体基板10のチャネル領域形成予定領域
の下方にのみSIMOX法によって絶縁層11が形成さ
れる。
【0036】[工程−110]次に、図2の(D)に示
すように、例えば通常の選択酸化法(LOCOS法)に
よって素子分離領域13を形成する。
【0037】[工程−120]その後、熱酸化法等の従
来の方法に基づき半導体基板10の表面にSiO2から
成るゲート酸化膜21を形成し、更に、チャネル領域形
成予定領域の上方に、ポリシリコンやシリサイド、ポリ
サイド、金属等から成るゲート電極22を形成する。こ
れによって、ゲート酸化膜21及びゲート電極22から
構成されたゲート電極領域20が形成される。次いで、
LDD構造を形成するためのイオン注入を行い、全面に
SiO2から成る絶縁膜を堆積させた後、かかる絶縁膜
をエッチバックすることによってゲート電極領域20の
側壁にSiO2から成るゲートサイドウオール23を形
成する(図3の(A)参照)。
【0038】[工程−130]次に、半導体基板10の
ソース領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域
にイオン注入を施し、ソース領域31及びドレイン領域
32を形成する。一方、ゲート電極領域20直下の半導
体層12にはチャネル領域30が形成される。こうして
図1に示した実施例1のMIS型トランジスタが作製さ
れる。ソース領域31及びドレイン領域32を形成する
ためのイオン注入の条件を以下に例示する。 N型チャネル形成の場合 ドーパント : Asイオン 加速電圧 : 20keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 P型チャネル形成の場合 ドーパント : BF2イオン 加速電圧 : 30keV ドーズ量 : 4×1015/cm2
【0039】[工程−140]その後、例えばSiO2
から成る層間絶縁層40を例えばCVD法にて全面に形
成し、ソース領域31及びドレイン領域32の上方の層
間絶縁層40にフォトリソグラフィ技術及びドライエッ
チング技術に基づき開口部41を形成する(図3の
(B)参照)。尚、層間絶縁層としては、SiO2以外
にも、BPSG、PSG、BSG、AsSG、PbS
G、SbSG、SOG、SiONあるいはSiN等の公
知の絶縁材料、あるいはこれらの絶縁層を積層したもの
から構成することができる。
【0040】次いで、例えばスパッタ法にてTi層/T
iN層(図示せず)を順に開口部41内を含む層間絶縁
層40上に堆積させる。Ti層は次に形成する金属配線
材料層とソース領域31やドレイン領域32との間のコ
ンタクト抵抗を減ずる目的で形成する。また、TiN層
は、金属配線材料層がソース領域31やドレイン領域3
2に突き抜けることを防止するバリアメタルとしての機
能を有する。その後、例えばスパッタ法にてアルミニウ
ム系合金から成る金属配線材料層42を開口部41内を
含む層間絶縁層40上に堆積させる(図3の(C)参
照)。その後、層間絶縁層40上に堆積した金属配線材
料層42、Ti層/TiN層を所望のパターンにパター
ニングする。アルミニウム系合金には、純Al、あるい
はAl−Si、Al−Cu、Al−Si−Cu、Al−
Ge等のアルミニウム合金が包含される。
【0041】タングステンから成る金属配線材料層を所
謂ブランケットタングステンCVD法や選択タングステ
ンCVD法にて形成することもできる。ブランケットタ
ングステンCVD法によるタングステンの形成条件を以
下に例示する。 使用ガス: WF6/H2/N2/Ar=75/500/
300/2200sccm 温度 : 450゜C 圧力 : 1.1×104Pa 膜厚 : 0.4μm 一方、選択タングステンCVD法によるタングステンの
形成条件を以下に例示する。 使用ガス: WF6/H2/Ar=10/1000/25
sccm 温度 : 260゜C 圧力 : 27Pa 膜厚 : 0.15μm
【0042】(実施例2)実施例2は実施例1の変形で
ある。実施例1においては、絶縁層11がチャネル領域
の下方にのみ形成されていたが、実施例2においては、
図4の(A)に模式的な一部断面図を示すように、絶縁
層11はソース領域31の一部にまで更に延びている。
尚、ソース領域31の一部にまで延びた絶縁層11の部
分を図4の(A)では11Aで示す。絶縁層11はソー
ス領域31の全面に延びてはいない。その他の構造は実
施例1と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0043】絶縁層11をソース領域31の一部にまで
延ばすことによって、絶縁層11をチャネル領域の下方
にのみ形成する場合と比較して、チャネル領域30の熱
発散は若干犠牲になる。また、チャネル内マジョリティ
ーキャリアは、チャネル領域30からpn接合を越えて
ソース領域31に抜ける必要が生じるので、チャネル内
マジョリティーキャリアの排出性が若干犠牲になる。し
かしながら、チャネル領域30とソース領域31は絶縁
層11の上方の僅かな部分で接しているだけなので、空
乏層容量CDを一層低減することができる。
【0044】実施例2のMIS型トランジスタの作製方
法は、実施例1の[工程−100]において、チャネル
領域形成予定領域に相当する半導体基板10の表面、及
びソース領域形成予定領域に相当する半導体基板10の
表面の一部に、マスク60の開口部61を形成する点を
除き、実施例1のMIS型トランジスタの作製方法と実
質的に同様とすることができるので、詳細な説明は省略
する。
【0045】(実施例3)実施例3も実施例1の変形で
ある。実施例1においては、絶縁層11がチャネル領域
の下方にのみ形成されていたが、実施例3においては、
図4の(B)に模式的な一部断面図を示すように、絶縁
層11はドレイン領域32の一部にまで更に延びてい
る。尚、ドレイン領域32の一部にまで延びた絶縁層1
1の部分を図4の(B)では11Bで示す。絶縁層11
はドレイン領域32の全面に延びてはいない。その他の
構造は実施例1と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0046】絶縁層11をドレイン領域32の一部にま
で延ばすことによって、絶縁層11をチャネル領域の下
方にのみ形成する場合と比較して、チャネル領域30の
熱発散は若干犠牲になる。しかしながら、チャネル領域
30とドレイン領域32は絶縁層11の上方の僅かな部
分で接しているだけなので、空乏層容量CDを一層低減
することができる。
【0047】実施例3のMIS型トランジスタの作製方
法は、実施例1の[工程−100]において、チャネル
領域形成予定領域に相当する半導体基板10の表面、及
びドレイン領域形成予定領域に相当する半導体基板10
の表面の一部に、マスク60の開口部61を形成する点
を除き、実施例1のMIS型トランジスタの作製方法と
実質的に同様とすることができるので、詳細な説明は省
略する。
【0048】(実施例4)実施例4も実施例1の変形で
ある。実施例4においては、図4の(C)に模式的な一
部断面図を示すように、絶縁層11はソース領域31及
びドレイン領域32の一部にまで更に延びている。その
他の構造は実施例1と同様であり、詳細な説明は省略す
る。尚、ソース領域31の一部にまで延びた絶縁層11
の部分を図4の(C)では11Aで示し、ドレイン領域
32の一部にまで延びた絶縁層11の部分を11Bで示
す。
【0049】絶縁層11をソース領域31及びドレイン
領域32の一部にまで延ばすことによって、チャネル領
域30とソース領域31及びドレイン領域32は、絶縁
層11の上方の僅かな部分で接する。従って、絶縁層1
1をチャネル領域の下方にのみ形成する場合と比較し
て、チャネル領域30の熱発散は若干犠牲になるが、空
乏層容量CDを一層低減することができる。
【0050】実施例4のMIS型トランジスタの作製方
法は、実施例1の[工程−100]において、チャネル
領域形成予定領域に相当する半導体基板10の表面、並
びにソース領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定
領域に相当する半導体基板10の表面の一部に、マスク
60の開口部61を形成する点を除き、実施例1のMI
S型トランジスタの作製方法と実質的に同様とすること
ができるので、詳細な説明は省略する。
【0051】(実施例5)実施例5のMIS型トランジ
スタにおいては、図5に模式的な一部断面図を示すよう
に、ソース領域31とドレイン領域32との外縁領域並
びにチャネル領域30に、ソース領域31及びドレイン
領域32の導電型とは反対の導電型を有する低抵抗領域
31A,32A,30Aが形成されている。これらの低
抵抗領域31A,32A,30Aを形成することによっ
て、チャネル内マジョリティーキャリアの排出を一層効
果的に行うことができる。
【0052】実施例5のMIS型トランジスタの作製方
法は、[工程−110]と[工程−120]との間に以
下の工程を加えることを除き、実施例1のMIS型トラ
ンジスタの作製方法と同様とすることができる。以下、
実施例1の[工程−110]と[工程−120]との間
に加えるべき工程を、図6を参照して主に説明する。
【0053】[工程−500]先ず、予めウエル14が
形成された実施例1の[工程−100]と同様に、シリ
コン基板から成る半導体基板10のチャネル領域形成予
定領域の下方にのみSIMOX法によって絶縁層11を
形成する。次に、実施例1の[工程−110]と同様
に、素子分離領域13を形成する(図6の(A)参
照)。
【0054】[工程−510]その後、ソース領域形成
予定領域とドレイン領域形成予定領域との外縁領域並び
にチャネル領域形成予定領域に、ソース領域及びドレイ
ン領域の導電型とは反対の導電型を有する低抵抗領域3
1A,32A,30Aを形成する。具体的には、全面に
イオン注入を施し、これらの低抵抗領域を形成する。
(図6の(B)参照)。イオン注入の条件を以下に例示
する。 N型チャネル形成の場合 ドーパント : Bイオン 加速電圧 : 280keV ドーズ量 : 4×1012/cm2 P型チャネル形成の場合 ドーパント : Pイオン 加速電圧 : 350keV ドーズ量 : 8×1012/cm2
【0055】[工程−520]次に、実施例1の[工程
−120]と同様に、ゲート電極領域20、ゲートサイ
ドウオール23を形成し、更に、半導体基板10のソー
ス領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域に例
えばイオン注入を施し、ソース領域形成予定領域及びド
レイン領域形成予定領域に、ソース領域31及びドレイ
ン領域32を形成する。一方、ゲート電極領域20の直
下の半導体層12にはチャネル領域30が形成される。
こうして図5に示した実施例5のMIS型トランジスタ
が作製される。イオン注入の条件を以下に例示する。 N型チャネル形成の場合 ドーパント : Asイオン 加速電圧 : 20keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 P型チャネル形成の場合 ドーパント : BF2イオン 加速電圧 : 30keV ドーズ量 : 4×1015/cm2
【0056】[工程−530]その後、実施例1の[工
程−140]と同様に、層間絶縁層40、開口部41、
Ti層/TiN層、金属配線材料層42を形成し(図6
の(C)参照)、次いで金属配線材料層42、Ti層/
TiN層を所望のパターンにパターニングする。
【0057】尚、実施例5で説明した絶縁層11を、実
施例2、実施例3、実施例4にて説明した形態、即ち、
絶縁層を、ソース領域の一部にまで更に延ばし、ドレイ
ン領域の一部にまで更に延ばし、更には、ソース領域の
一部及びドレイン領域の一部にまで更に延ばしてもよ
い。
【0058】(実施例6)実施例6〜実施例8で説明す
るMIS型トランジスタは、本発明の第1の態様に係る
MIS型トランジスタであり、基本的には、本発明の第
2の態様に係るMIS型トランジスタの作製方法によっ
て作製される。
【0059】実施例6のMIS型トランジスタの模式的
な一部断面図を図7に示す。実施例6のMIS型トラン
ジスタは半導体基板10の表面に形成されており、チャ
ネル領域30の下方にのみ半絶縁層51が形成されてい
る。半絶縁層51は、酸素やバナジウム等の深い準位を
形成する不純物が大量に(例えば1018乃至1020/c
3程度に)ドープされたシリコンから成る。
【0060】MIS型トランジスタは、更に、半導体基
板10の表面に形成された薄いゲート酸化膜21及びゲ
ート電極22から成るゲート電極領域20、ゲート電極
領域20の一方の側に形成されたソース領域31、並び
にゲート電極領域20の他方の側に形成されたドレイン
領域32から構成されている。ソース領域31及びドレ
イン領域32は、ドナー又はアクセプターを大量に(深
い準位を形成する上述の不純物の濃度以上に)半絶縁層
51にドープすることによって形成することができる。
【0061】実施例6においては、半絶縁層51は、ソ
ース領域31及びドレイン領域32には延びていない。
ソース領域31から注入されたキャリアは、ゲート電極
領域20の下方のチャネル領域30を通過し、ドレイン
領域32に到達する。ドレイン領域32に到達するキャ
リアは、通常ゲート電極領域20に印加されるゲート電
圧によって制御される。
【0062】以下、半導体基板等の模式的な一部断面図
である図8を参照して、実施例6のMIS型トランジス
タの作製方法を説明する。
【0063】[工程−600]先ず、予めウエル14が
形成されたシリコン基板から成る半導体基板10の基板
上に半絶縁層51を形成し、更にその上に厚さ50乃至
200nm程度の半導体層52を形成する(図8の
(A)参照)。半絶縁層51は、酸素やバナジウム等の
深い準位を形成する不純物が大量にドープされたシリコ
ンから成る。一方、半導体層52はシリコンから成る。
半絶縁層51は、シリコンのエピタキシャル成長中に、
酸素やバナジウム等の深い準位を形成する不純物を10
18乃至1020/cm3程度ドープすることによって形成
することができる。その後、シリコンのエピタキシャル
成長によって、半導体絶縁層51の上に半導体層52を
形成する。
【0064】尚、マスクを設けることによって、半絶縁
層51をチャネル領域形成予定領域の下方にのみ選択的
に形成してもよい。あるいは又、半導体基板に不純物を
ドープする別の形態として、酸素イオン等を半導体基板
10にイオン注入することもでき、これによって、半導
体基板10の表面から所定の深さの所に半絶縁層51を
形成することもできる。一方、半絶縁層51の上には所
定の厚さを有する半導体層52が形成される。
【0065】[工程−610]次に、例えば通常の選択
酸化法(LOCOS)によって素子分離領域13を形成
する。
【0066】[工程−620]その後、熱酸化法等の従
来の方法に基づき半導体基板10の表面にSiO2から
成るゲート酸化膜21を形成し、更に、チャネル領域形
成予定領域の上方に、ポリシリコンやシリサイド、ポリ
サイド、金属等から成るゲート電極22を形成する。こ
れによって、ゲート酸化膜21及びゲート電極22から
構成されたゲート電極領域20が形成される。その後、
実施例1の[工程−120]と同様にLDD構造を形成
する(図8の(B)参照)。
【0067】[工程−630]次に、半導体基板10の
ソース領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域
にイオン注入を施し、ソース領域31及びドレイン領域
32を形成する。一方、ゲート電極領域20の直下の半
導体層12にはチャネル領域30が形成される。こうし
て図7に示した実施例6のMIS型トランジスタが作製
される。尚、ソース領域形成予定領域及びドレイン領域
形成予定領域において、[工程−600]にて形成され
た半絶縁層51を導電層とするために、言い換えれば、
ソース領域31及びドレイン領域32を形成するため
に、ドナー又はアクセプターを大量([工程−600]
にて形成された半絶縁層51における不純物の濃度以
上)に半絶縁層51にドープする必要がある。イオン注
入の条件を以下に例示する。 N型チャネル形成の場合 ドーパント : Asイオン 加速電圧 : 20keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 P型チャネル形成の場合 ドーパント : BF2イオン 加速電圧 : 30keV ドーズ量 : 4×1015/cm2
【0068】[工程−640]その後、実施例1の[工
程−140]と同様に、層間絶縁層40、開口部41、
Ti層/TiN層、金属配線材料層42を形成し(図8
の(C)参照)、次いで金属配線材料層42、Ti層/
TiN層を所望のパターンにパターニングする。
【0069】(実施例7)実施例6にて説明した半絶縁
層51は、チャネル領域30の下方にのみ半絶縁層51
が形成されている。この半絶縁層51を、実施例2にて
説明したと同様に、ソース領域31の一部にまで延ばす
ことができ、また、実施例3にて説明したと同様に、ド
レイン領域の一部にまで延ばすことができ、更には、実
施例4にて説明したと同様に、ソース領域の一部及びド
レイン領域の一部にまで延ばすことができる。
【0070】例えば、半絶縁層51を、実施例2にて説
明したと同様にソース領域31の一部にまで延ばす場合
には、実施例6の[工程−600]と同様に、半導体基
板10の上に半絶縁層51及び半導体層52を形成す
る。また、半導体基板10のソース領域形成予定領域及
びドレイン領域形成予定領域にイオン注入を施し、ソー
ス領域31及びドレイン領域32を形成する際、ソース
領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域へのイ
オン注入は実施例6の[工程−630]と同様とすれば
よい。一方、半絶縁層を延ばすべきソース領域形成予定
領域の部分へのイオン注入は、実施例6の[工程−63
0]にて説明したイオン注入条件よりも加速電圧及びド
ーズ量を下げた条件で実施する。これによって、半絶縁
層を延ばすべきソース領域形成予定領域の部分には半絶
縁層51が残される。
【0071】半絶縁層51を、ドレイン領域の一部にま
で延ばす場合、あるいは又、ソース領域の一部及びドレ
イン領域の一部にまで延ばす場合も、実質的には上述し
た方法と同様の方法で半絶縁層51、ソース領域31、
ドレイン領域32を形成することができる。
【0072】(実施例8)実施例6の変形である実施例
8のMIS型トランジスタにおいては、実施例5と同様
に、ソース領域31及びドレイン領域32の外縁領域並
びにチャネル領域30に、ソース領域31及びドレイン
領域32の導電型とは反対の導電型を有する低抵抗領域
が形成されている。これらの低抵抗領域を形成すること
によって、チャネル内マジョリティーキャリアの排出を
一層効果的に行うことができる。
【0073】実施例8のMIS型トランジスタの作製方
法は、[工程−610]と[工程−620]との間に、
実施例5の[工程−510]と同様の工程を加えること
を除き、実施例6のMIS型トランジスタの作製方法と
同様とすることができる。
【0074】(実施例9)実施例9のMIS型トランジ
スタの模式的な一部断面図を図9に示す。実施例9のM
IS型トランジスタは、本発明の第2の態様に係るMI
S型トランジスタである。このMIS型トランジスタ
は、半導体基板10の表面に形成されており、ソース領
域31及びドレイン領域32の下方にのみ絶縁層71が
形成されている。絶縁層71はSiO2から成る。例え
ばゲート長0.35μmのMISFETの場合、絶縁層
71は、半導体基板10の表面から深さ40乃至120
nmの所に形成されていることが好ましい。実施例9に
おいては、絶縁層71は、チャネル領域30には延びて
いない。
【0075】MIS型トランジスタは、更に、半導体基
板10の表面に形成された薄いゲート酸化膜21及びゲ
ート電極22から成るゲート電極領域20、及びSiO
2から成りLDD構造を構成するゲートサイドウオール
23から構成されている。
【0076】以下、半導体基板等の模式的な一部断面図
である図10及び図11を参照して、実施例9のMIS
型トランジスタの作製方法を説明する。このMIS型ト
ランジスタの作製方法は、基本的には、本発明の第3の
態様のMIS型トランジスタの作製方法である。
【0077】[工程−900]先ず、予めウエル14が
形成されたシリコン基板から成る半導体基板10のソー
ス領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域の下
方にのみSIMOX法によって絶縁層71を形成する。
そのために、半導体基板10の表面に、通常のフォトリ
ソグラフィ技術によってマスク60を形成する(図10
の(A)参照)。マスク60には開口部61が形成され
ており、この開口部61は半導体基板10のソース領域
形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域に相当する
部分の上に形成されている。マスク60は、熱酸化法や
CVD法にて形成された二酸化シリコン、窒化シリコ
ン、ポリシリコン等から構成することができる。マスク
60の厚さは例えば1μm程度である。
【0078】次いで、半導体基板10の表面に酸素イオ
ンのイオン注入を行う。イオン注入の条件は特に限定さ
れるものではないが、例えば200keV、1×1018
/cm2とすることができる。マスク60を形成した半
導体基板10にイオン注入を行うことによって、マスク
60で被覆された半導体基板10にはイオン注入が施さ
れず、開口部61の底部に露出した半導体基板10にの
み酸素イオンが注入され、半導体基板10のチャネル領
域形成予定領域の下方にのみ酸素注入層71Aが形成さ
れる。具体的には、半導体基板10の表面から深さ40
乃至120nm程度の所、例えば100nmの所に、こ
の酸素注入層71Aが形成される(図10の(B)参
照)。
【0079】その後、半導体基板10をアニール処理す
る。アニール処理は、例えば1260゜Cとすることが
できる。尚、マスク60はアニール処理の前、あるいは
アニール処理の後に除去する。これによって、酸素注入
層71Aが埋め込み型の二酸化シリコンから成る絶縁層
71に変化する(図10の(C)参照)。絶縁層71の
上方には半導体層72が残される。半導体層72の厚さ
は概ね40乃至120nm、例えば100nmである。
こうして、シリコン基板から成る半導体基板10のソー
ス領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域の下
方にのみSIMOX法によって絶縁層71が形成され
る。
【0080】[工程−910]次に、図10の(D)に
示すように、例えば通常の選択酸化法(LOCOS法)
によって素子分離領域13を形成する。
【0081】[工程−920]その後、熱酸化法等の従
来の方法に基づき半導体基板10の表面にSiO2から
成るゲート酸化膜21を形成し、更に、チャネル領域形
成予定領域の上方に、ポリシリコンやシリサイド、ポリ
サイド、金属等から成るゲート電極22を形成する。こ
れによって、ゲート酸化膜21及びゲート電極22から
構成されたゲート電極領域20が形成される。次いで、
LDD構造を形成するためのイオン注入を行い、全面に
SiO2から成る絶縁膜を堆積させた後、かかる絶縁膜
をエッチバックすることによってゲート電極領域20の
側壁にSiO2から成るゲートサイドウオール23を形
成する(図11の(A)参照)。
【0082】[工程−930]次に、半導体基板10の
ソース領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域
にイオン注入を施し、ソース領域31及びドレイン領域
32を形成する。一方、ゲート電極領域20直下の半導
体層12にはチャネル領域30が形成される。こうして
図9に示した実施例9のMIS型トランジスタが作製さ
れる。イオン注入の条件を以下に例示する。 N型チャネル形成の場合 ドーパント : Asイオン 加速電圧 : 20keV ドーズ量 : 3×1015/cm2 P型チャネル形成の場合 ドーパント : BF2イオン 加速電圧 : 30keV ドーズ量 : 4×1015/cm2
【0083】[工程−940]その後、実施例1の[工
程−140]と同様に、層間絶縁層40、開口部41、
Ti層/TiN層、金属配線材料層42を形成し(図1
1の(B)参照)、次いで金属配線材料層42、Ti層
/TiN層を所望のパターンにパターニングする。
【0084】尚、ソース領域31の下方に形成された絶
縁層71をチャネル領域30の一部にまで更に延ばして
もよいし、あるいは又、ドレイン領域32の下方に形成
された絶縁層71をチャネル領域30の一部にまで更に
延ばしてもよいし、更には、ソース領域31及びドレイ
ン領域32の下方に形成された絶縁層71をチャネル領
域30の一部にまで更に延ばしてもよい。このようなM
IS型トランジスタの作製方法は、実施例9の[工程−
900]において、マスク60の開口部61を形成する
領域を変える点を除き、実施例9のMIS型トランジス
タの作製方法と実質的に同様とすることができるので、
詳細な説明は省略する。
【0085】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。実施例にて説明した各種条件は例示であり、適
宜変更することができる。配線構造の形成に用いた材料
(Ti,TiN,アルミニウム系合金、タングステン
等)も、公知の各種材料に置き換えることができる。
【0086】素子分離領域の形成と絶縁層若しくは半絶
縁層の形成順序を、場合によっては逆にしてもよい。
【0087】更には、例えば、実施例1において、絶縁
層11を形成する際、同時に素子分離領域13を形成す
ることもできる。この場合には、半導体基板10の表面
に、通常のフォトリソグラフィ技術によってマスク60
を形成する(図12の(A)参照)。マスク60には開
口部61が形成されており、この開口部61はチャネル
領域形成予定領域に相当する半導体基板10の表面に形
成されている。また、素子分離領域形成予定領域上のマ
スク60の部分60Aの厚さは、ソース領域形成予定領
域上及びドレイン領域形成予定領域上のマスク60の厚
さより薄くする。次いで、半導体基板10の表面に酸素
イオンのイオン注入を施す。
【0088】マスク60を形成した半導体基板10にイ
オン注入を行うことによって、マスク60で被覆された
半導体基板10のソース領域形成予定領域及びドレイン
領域形成予定領域にはイオン注入が施されない。開口部
61の底部に露出した半導体基板10には酸素イオンが
注入され、半導体基板10のチャネル領域形成予定領域
の下方に酸素注入層11Aが形成される。また、マスク
60で被覆された半導体基板10の素子分離領域形成予
定領域においては、半導体基板10の浅い領域にイオン
注入が施され、酸素注入層13Aが形成される(図12
の(B)参照)。
【0089】その後、半導体基板10をアニール処理す
る。アニール処理は、例えば1260゜Cとすることが
できる。尚、マスク60はアニール処理の前、あるいは
アニール処理の後に除去する。これによって、酸素注入
層11Aが埋め込み型の二酸化シリコンから成る絶縁層
11に変化する(図12の(C)参照)。絶縁層11の
上方には半導体層12が残される。一方、素子分離領域
形成予定領域における酸素注入層13Aが二酸化シリコ
ンから成る素子分離領域13に変化する(図12の
(C)参照)。
【0090】こうして、シリコン基板から成る半導体基
板10のチャネル領域形成予定領域の下方にのみSIM
OX法によって絶縁層11が形成される。また、同時に
素子分離領域13が形成される。
【0091】
【発明の効果】本発明の第1の態様に係るMIS型トラ
ンジスタにおいては、通常のMIS型トランジスタでパ
ンチスルー現象が発生するチャネル領域の部分に絶縁層
又は半絶縁層が形成されているので、チャネル領域の深
部に流れる電流を抑制することができ、その結果、パン
チスルー特性を向上させることができる。また、チャネ
ル領域の下方に形成された絶縁層又は半絶縁層にキャリ
アが侵入することがなく、その結果、チャネル領域の下
方における空乏層幅が広くなり、空乏層容量が減少し、
サブスレッショルド特性の向上を図ることができる。
【0092】しかも、キャリアの移動、侵入を妨げる絶
縁層又は半絶縁層は概ねチャネル領域の下方に存在して
いるだけであるため、熱やチャネル内マジョリティーキ
ャリアはソース領域若しくはドレイン領域を介して半導
体基板に流れ込む。
【0093】本発明の第2の態様に係るMIS型トラン
ジスタにおいても、接合容量(寄生容量)の低減によっ
て、MIS型トランジスタの動作速度の高速化を図るこ
とができ、しかも低電圧動作が可能になる。また、ソー
ス・ドレイン領域において浅い接合を容易に形成するこ
とができ、しかも接合リーク電流の減少を図ることがで
きる。更には、SOI構造で問題となる寄生バイポーラ
効果を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のMIS型トランジスタの模式的な一
部断面図である。
【図2】実施例1のMIS型トランジスタの作製方法を
説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図3】図2に引き続き、実施例1のMIS型トランジ
スタの作製方法を説明するための半導体基板等の模式的
な一部断面図である。
【図4】実施例2、実施例3及び実施例4のMIS型ト
ランジスタの模式的な一部断面図である。
【図5】実施例5のMIS型トランジスタの模式的な一
部断面図である。
【図6】実施例5のMIS型トランジスタの作製方法を
説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図7】実施例6のMIS型トランジスタの模式的な一
部断面図である。
【図8】実施例6のMIS型トランジスタの作製方法を
説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図であ
る。
【図9】実施例9のMIS型トランジスタの模式的な一
部断面図である。
【図10】実施例9のMIS型トランジスタの作製方法
を説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図で
ある。
【図11】図10に引き続き、実施例9のMIS型トラ
ンジスタの作製方法を説明するための半導体基板等の模
式的な一部断面図である。
【図12】絶縁層と素子分離領域を同時に形成する方法
を説明するための半導体基板等の模式的な一部断面図で
ある。
【図13】通常のMIS型トランジスタ及びSOI構造
を有するMIS型トランジスタの構造の模式的な一部断
面図である。
【図14】遅延時間とドレイン面積の関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体基板 11,71 絶縁層 11A 酸素注入層 12 半導体層 13 素子分離領域 20 ゲート電極領域 21 ゲート酸化膜 22 ゲート電極 23 ゲートサイドウオール 30 チャネル領域 31 ソース領域 32 ドレイン領域 40 層間絶縁層 41 開口部 42 金属配線材料層 51 半絶縁層 52 半導体層 60 マスク 61 マスクに形成された開口部 80 絶縁層 81 半導体層

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板表面に形成されたMIS型トラ
    ンジスタであって、チャネル領域の下方にのみ絶縁層又
    は半絶縁層が形成されていることを特徴とするMIS型
    トランジスタ。
  2. 【請求項2】前記絶縁層又は半絶縁層が、ソース領域の
    一部にまで更に延びていることを特徴とする請求項1に
    記載のMIS型トランジスタ。
  3. 【請求項3】前記絶縁層又は半絶縁層が、ドレイン領域
    の一部にまで更に延びていることを特徴とする請求項1
    に記載のMIS型トランジスタ。
  4. 【請求項4】前記絶縁層又は半絶縁層が、ソース領域の
    一部及びドレイン領域の一部にまで更に延びていること
    を特徴とする請求項1に記載のMIS型トランジスタ。
  5. 【請求項5】ソース領域とドレイン領域との外縁領域並
    びにチャネル領域に、ソース領域及びドレイン領域の導
    電型とは反対の導電型を有する低抵抗領域が形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    1項に記載のMIS型トランジスタ。
  6. 【請求項6】前記絶縁層又は半絶縁層は、チャネル領域
    と空乏層との境界領域に形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のMIS
    型トランジスタ。
  7. 【請求項7】半導体基板表面に形成されたMIS型トラ
    ンジスタであって、ソース領域及びドレイン領域の下方
    にのみ絶縁層が形成されていることを特徴とするMIS
    型トランジスタ。
  8. 【請求項8】絶縁層がチャネル領域の一部にまで更に延
    びていることを特徴とする請求項7に記載のMIS型ト
    ランジスタ。
  9. 【請求項9】半導体基板表面にソース領域、チャネル領
    域及びドレイン領域が形成され、該チャネル領域の上に
    はゲート電極領域が形成されたMIS型トランジスタの
    作製方法であって、 チャネル領域形成予定領域の下方にのみSIMOX法に
    よって絶縁層を形成する工程を含むことを特徴とするM
    IS型トランジスタの作製方法。
  10. 【請求項10】半導体基板表面にソース領域、チャネル
    領域及びドレイン領域が形成され、該チャネル領域の上
    にはゲート電極領域が形成されたMIS型トランジスタ
    の作製方法であって、 半導体基板に不純物をドープし、半導体基板の表面から
    一定の深さの所に半絶縁層を形成する工程と、 ソース領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域
    に不純物のイオン注入を行い、ソース領域及びドレイン
    領域を形成する工程、を含むことを特徴とするMIS型
    トランジスタの作製方法。
  11. 【請求項11】半導体基板の表面から一定の深さの所に
    半絶縁層を形成するための不純物のドープにおいては、
    深い準位を形成する不純物を用い、 ソース領域及びドレイン領域を形成するためのイオン注
    入においては、前記深い準位を形成する不純物の濃度よ
    りも高い濃度でドナー又はアクセプターをドープするこ
    とを特徴とする請求項10に記載のMIS型トランジス
    タの作製方法。
  12. 【請求項12】前記絶縁層又は半絶縁層を、ソース領域
    の一部にまで更に形成することを特徴とする請求項9、
    請求項10又は請求項11に記載のMIS型トランジス
    タの作製方法。
  13. 【請求項13】前記絶縁層又は半絶縁層を、ドレイン領
    域の一部にまで更に形成することを特徴とする請求項
    9、請求項10又は請求項11に記載のMIS型トラン
    ジスタの作製方法。
  14. 【請求項14】前記絶縁層又は半絶縁層を、ソース領域
    の一部及びドレイン領域の一部にまで更に形成すること
    を特徴とする請求項9、請求項10又は請求項11に記
    載のMIS型トランジスタの作製方法。
  15. 【請求項15】ソース領域及びドレイン領域並びにゲー
    ト電極領域を形成する前に、ソース領域形成予定領域と
    ドレイン領域形成予定領域との外縁領域並びにチャネル
    領域形成予定領域に、ソース領域及びドレイン領域の導
    電型とは反対の導電型を有する低抵抗領域を形成するこ
    とを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1項
    に記載のMIS型トランジスタの作製方法。
  16. 【請求項16】前記絶縁層又は半絶縁層を、チャネル領
    域と空乏層との境界領域に形成することを特徴とする請
    求項9乃至請求項15のいずれか1項に記載のMIS型
    トランジスタの作製方法。
  17. 【請求項17】半導体基板表面にソース領域、チャネル
    領域及びドレイン領域が形成され、該チャネル領域の上
    にはゲート電極領域が形成されたMIS型トランジスタ
    の作製方法であって、 ソース領域形成予定領域及びドレイン領域形成予定領域
    の下方にのみSIMOX法によって絶縁層を形成する工
    程を含むことを特徴とするMIS型トランジスタの作製
    方法。
  18. 【請求項18】絶縁層を、チャネル領域の一部にまで更
    に形成することを特徴とする請求項17に記載のMIS
    型トランジスタの作製方法。
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