JPH07211433A - シールドケースを備えたシリーズギャップ付点火装置 - Google Patents
シールドケースを備えたシリーズギャップ付点火装置Info
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- JPH07211433A JPH07211433A JP6287869A JP28786994A JPH07211433A JP H07211433 A JPH07211433 A JP H07211433A JP 6287869 A JP6287869 A JP 6287869A JP 28786994 A JP28786994 A JP 28786994A JP H07211433 A JPH07211433 A JP H07211433A
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- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P11/00—Safety means for electric spark ignition, not otherwise provided for
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、自動車のエンジン等の点火プラグ
に使用されるシリーズギャップ付点火装置に関し、放電
管のスパークによって発生する電磁波が外部へ漏洩する
障害を防止すると共に、周囲の電界が放電管の放電特性
に及ぼす悪影響を受けることのないシリーズギャップ付
点火装置を提供することを課題とする。 【構成】 放電管７を内蔵するシリーズギャップアッセ
ンブリ１の外側を筒状のシールドケース２で被包し、シ
ールドケース２の下端部に設けた接触用舌片１２をシリ
ンダヘッド９に接触させてシールドケース２とシリンダ
ヘッド９とを導通させ、放電管７のスパークによって発
生する電磁波の漏洩をシールドケース２で遮蔽するよう
にしている。
に使用されるシリーズギャップ付点火装置に関し、放電
管のスパークによって発生する電磁波が外部へ漏洩する
障害を防止すると共に、周囲の電界が放電管の放電特性
に及ぼす悪影響を受けることのないシリーズギャップ付
点火装置を提供することを課題とする。 【構成】 放電管７を内蔵するシリーズギャップアッセ
ンブリ１の外側を筒状のシールドケース２で被包し、シ
ールドケース２の下端部に設けた接触用舌片１２をシリ
ンダヘッド９に接触させてシールドケース２とシリンダ
ヘッド９とを導通させ、放電管７のスパークによって発
生する電磁波の漏洩をシールドケース２で遮蔽するよう
にしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジン等の
点火プラグに使用されるシリーズギャップ付点火装置に
関する。
点火プラグに使用されるシリーズギャップ付点火装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車用のガソリンエンジンに使用され
る点火プラグにカーボン等が付着してスパークが発生し
なくなるいわゆる点火プラグのくすぶりを防止するた
め、図１５に示すような、一対の電極ａ、ａ′で形成さ
れるシリーズギャップｂを有する放電管ｃを点火プラグ
用キャップｄに内蔵させたシリーズギャップ付点火装置
が提案されている。ｅは、シリンダヘッドｆに装着され
た点火プラグである（実開昭６３−１０１４８６号公
報）。
る点火プラグにカーボン等が付着してスパークが発生し
なくなるいわゆる点火プラグのくすぶりを防止するた
め、図１５に示すような、一対の電極ａ、ａ′で形成さ
れるシリーズギャップｂを有する放電管ｃを点火プラグ
用キャップｄに内蔵させたシリーズギャップ付点火装置
が提案されている。ｅは、シリンダヘッドｆに装着され
た点火プラグである（実開昭６３−１０１４８６号公
報）。
【０００３】このようなシリーズギャップ付点火装置
は、点火プラグ用キャップｄ内に放電管ｃを収容してい
るため、放電管ｃ内のスパークによって発生する電磁波
が外部へ漏洩し、周辺の搭載機器たとえば点火時期制御
用のコンピュータ等に対して悪影響を及ぼす問題点を有
している。
は、点火プラグ用キャップｄ内に放電管ｃを収容してい
るため、放電管ｃ内のスパークによって発生する電磁波
が外部へ漏洩し、周辺の搭載機器たとえば点火時期制御
用のコンピュータ等に対して悪影響を及ぼす問題点を有
している。
【０００４】また、最近の自動車エンジンは、ダブルオ
ーバーヘッドカムシャフト（ＤＯＨＣ）方式のものが主
流を占めており、図１６に示すように、この種のエンジ
ンの点火プラグｅは、シリンダヘッドｆに設けられたプ
ラグホールｇの底部に取り付けられているため、シリー
ズギャップ付点火装置Ｓはシリンダヘッドｆに囲まれて
いる。一方、このようなプラグホールｇを有しないエン
ジン、たとえばロータリーエンジン等もあり、この場合
のシリーズギャップ付点火装置Ｓは、図１７に示すよう
に、シリンダヘッドｆから露出した状態に装着されてい
る。
ーバーヘッドカムシャフト（ＤＯＨＣ）方式のものが主
流を占めており、図１６に示すように、この種のエンジ
ンの点火プラグｅは、シリンダヘッドｆに設けられたプ
ラグホールｇの底部に取り付けられているため、シリー
ズギャップ付点火装置Ｓはシリンダヘッドｆに囲まれて
いる。一方、このようなプラグホールｇを有しないエン
ジン、たとえばロータリーエンジン等もあり、この場合
のシリーズギャップ付点火装置Ｓは、図１７に示すよう
に、シリンダヘッドｆから露出した状態に装着されてい
る。
【０００５】シリンダヘッドｆは、アース電位に設定さ
れているため、点火プラグｅの周辺のシリンダヘッドｆ
の形状により、点火プラグｅの近傍の電界が大きく変化
し、点火プラグｅに装着するシリーズギャップ付点火装
置Ｓのシリーズギャップ放電管ｃ′の放電特性に多大な
影響を及ぼしている。そのため、シリーズギャップ付点
火装置Ｓを点火プラグｅに装着した状態で、そのエンジ
ンに合わせてシリーズギャップ放電管ｃ′の放電電圧を
調整する必要が生じ、エンジンの種類に応じてその都
度、煩雑な調整作業を要する問題点がある。
れているため、点火プラグｅの周辺のシリンダヘッドｆ
の形状により、点火プラグｅの近傍の電界が大きく変化
し、点火プラグｅに装着するシリーズギャップ付点火装
置Ｓのシリーズギャップ放電管ｃ′の放電特性に多大な
影響を及ぼしている。そのため、シリーズギャップ付点
火装置Ｓを点火プラグｅに装着した状態で、そのエンジ
ンに合わせてシリーズギャップ放電管ｃ′の放電電圧を
調整する必要が生じ、エンジンの種類に応じてその都
度、煩雑な調整作業を要する問題点がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、放電管を収容するプラグ
キャップにシールドケースを装着することにより、放電
管のスパークによって発生する電磁波が外部へ漏洩する
障害を防止すると共に、周囲の電界が放電管の放電特性
に及ぼす悪影響を受けることのないシリーズギャップ付
点火装置を提供することを課題とする。
点に着目してなされたもので、放電管を収容するプラグ
キャップにシールドケースを装着することにより、放電
管のスパークによって発生する電磁波が外部へ漏洩する
障害を防止すると共に、周囲の電界が放電管の放電特性
に及ぼす悪影響を受けることのないシリーズギャップ付
点火装置を提供することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、点火プラグに高電圧を印加するためのハ
イテンションコードの先端に、一対の電極からなるシリ
ーズギャップを形成した放電管を内蔵するプラグキャッ
プを取付け、該プラグキャップを点火プラグに着脱自在
に嵌着するようにしたシリーズギャップ付点火装置にお
いて、該プラグキャップに内蔵する放電管のケーシング
の外側を筒状のシールドケースで被包すると共に、該シ
ールドケースに接触用舌片を設けてなることを特徴とす
る。
め、本発明は、点火プラグに高電圧を印加するためのハ
イテンションコードの先端に、一対の電極からなるシリ
ーズギャップを形成した放電管を内蔵するプラグキャッ
プを取付け、該プラグキャップを点火プラグに着脱自在
に嵌着するようにしたシリーズギャップ付点火装置にお
いて、該プラグキャップに内蔵する放電管のケーシング
の外側を筒状のシールドケースで被包すると共に、該シ
ールドケースに接触用舌片を設けてなることを特徴とす
る。
【０００８】また、請求項２に記載したように、点火プ
ラグに高電圧を印加するためのハイテンションコードの
先端に、一対の電極からなるシリーズギャップを形成し
た放電管を内蔵するプラグキャップを取付け、該プラグ
キャップを点火プラグに着脱自在に嵌着するようにした
シリーズギャップ付点火装置において、該プラグキャッ
プの外側を筒状のシールドケースで被包すると共に、該
シールドケースに接触用舌片を設けてなることを特徴と
する。筒状のシールドケースは、一枚の導電性金属板を
折曲加工して形成することも好適である（請求項３）。
ラグに高電圧を印加するためのハイテンションコードの
先端に、一対の電極からなるシリーズギャップを形成し
た放電管を内蔵するプラグキャップを取付け、該プラグ
キャップを点火プラグに着脱自在に嵌着するようにした
シリーズギャップ付点火装置において、該プラグキャッ
プの外側を筒状のシールドケースで被包すると共に、該
シールドケースに接触用舌片を設けてなることを特徴と
する。筒状のシールドケースは、一枚の導電性金属板を
折曲加工して形成することも好適である（請求項３）。
【０００９】また、請求項４に記載したように、点火プ
ラグに高電圧を印加するためのハイテンションコードの
先端に、一対の電極からなるシリーズギャップを形成し
た放電管を内蔵するプラグキャップを取付け、該プラグ
キャップを点火プラグに着脱自在に嵌着するようにした
シリーズギャップ付点火装置において、該プラグキャッ
プの外側を箱型のシールドケースで被包すると共に、該
シールドケースを点火プラクの近傍のエンジンブロック
に対し開閉自在に着設するようにしたことを特徴とす
る。
ラグに高電圧を印加するためのハイテンションコードの
先端に、一対の電極からなるシリーズギャップを形成し
た放電管を内蔵するプラグキャップを取付け、該プラグ
キャップを点火プラグに着脱自在に嵌着するようにした
シリーズギャップ付点火装置において、該プラグキャッ
プの外側を箱型のシールドケースで被包すると共に、該
シールドケースを点火プラクの近傍のエンジンブロック
に対し開閉自在に着設するようにしたことを特徴とす
る。
【００１０】請求項５に記載したように、シールドケー
スの全面または一部の面に、通気用の細孔を設けること
も好ましい。
スの全面または一部の面に、通気用の細孔を設けること
も好ましい。
【００１１】
【作用】請求項１に記載した発明のシリーズギャップ付
点火装置は、シリーズギャップを有する放電管の外側を
シールドケースで被包するプラグキャップを備えてお
り、そのシールドケースは端部にシリンダヘッドに接触
する接触用舌片を有するため、点火プラグにプラグキャ
ップを嵌着すると同時に接触用舌片がシリンダヘッドに
接触してアースをとることができる。請求項２および請
求項３に記載した発明のシリーズギャップ付点火装置
は、シリーズギャップを有する放電管を内蔵するプラグ
キャップの外側をシールドケースで被包しており、その
シールドケースは端部に設けた接触用舌片がシリンダヘ
ッドに接触してアースをとることができる。請求項４に
記載した発明のシリーズギャップ付点火装置は、シリー
ズギャップを有する放電管の外側を箱型のシールドケー
スで被包すると共に、該シールドケースを点火プラクの
近傍のエンジンブロックに対し開閉自在に着設してアー
スをとるようにしている。
点火装置は、シリーズギャップを有する放電管の外側を
シールドケースで被包するプラグキャップを備えてお
り、そのシールドケースは端部にシリンダヘッドに接触
する接触用舌片を有するため、点火プラグにプラグキャ
ップを嵌着すると同時に接触用舌片がシリンダヘッドに
接触してアースをとることができる。請求項２および請
求項３に記載した発明のシリーズギャップ付点火装置
は、シリーズギャップを有する放電管を内蔵するプラグ
キャップの外側をシールドケースで被包しており、その
シールドケースは端部に設けた接触用舌片がシリンダヘ
ッドに接触してアースをとることができる。請求項４に
記載した発明のシリーズギャップ付点火装置は、シリー
ズギャップを有する放電管の外側を箱型のシールドケー
スで被包すると共に、該シールドケースを点火プラクの
近傍のエンジンブロックに対し開閉自在に着設してアー
スをとるようにしている。
【００１２】したがって、本発明のシリーズギャップ付
点火装置は、いずれも放電管のスパークによって発生す
る電磁波がシールドケースにより確実に遮蔽されるの
で、電磁波が外部へ漏洩して悪影響を及ぼすことがなく
なる。また、放電管を取り巻く周囲の電界、たとえば、
エンジンのプラグホール周囲のアース電位の影響など
を、シールドケースによって確実に遮断することが可能
となるので、シリーズギャップ放電管の放電電位に対す
る悪影響を受けることがなくなる。さらに、シールドケ
ースに通気用の細孔を設けることにより、無用の過熱を
防止することができる。
点火装置は、いずれも放電管のスパークによって発生す
る電磁波がシールドケースにより確実に遮蔽されるの
で、電磁波が外部へ漏洩して悪影響を及ぼすことがなく
なる。また、放電管を取り巻く周囲の電界、たとえば、
エンジンのプラグホール周囲のアース電位の影響など
を、シールドケースによって確実に遮断することが可能
となるので、シリーズギャップ放電管の放電電位に対す
る悪影響を受けることがなくなる。さらに、シールドケ
ースに通気用の細孔を設けることにより、無用の過熱を
防止することができる。
【００１３】
【実施例】図１は、請求項１に記載した発明の実施例に
係わるシールドケースを備えたシリーズギャップ付点火
装置Ａの一部を切欠いて示した斜視図であり、図２はそ
の側面図である。シリーズギャップ付点火装置Ａは、シ
リーズギャップアッセンブリ１と、その外側を被包する
シールドケース２とからなるプラグキャップ３を備えて
いる。
係わるシールドケースを備えたシリーズギャップ付点火
装置Ａの一部を切欠いて示した斜視図であり、図２はそ
の側面図である。シリーズギャップ付点火装置Ａは、シ
リーズギャップアッセンブリ１と、その外側を被包する
シールドケース２とからなるプラグキャップ３を備えて
いる。
【００１４】シリーズギャップアッセブリ１は、合成樹
脂等の電気絶縁性材料で形成された円筒状のケーシング
４内に、一対の電極５、５′から成るシリーズギャップ
６を有する放電管７を収容しており、ハイテンションコ
ード８から供給される高電圧電流を放電管７を介してエ
ンジンのシリンダヘッド９に装着した点火プラグ１０に
供給するようにしている。１１は点火プラグ１０に被せ
るゴムキャップである。
脂等の電気絶縁性材料で形成された円筒状のケーシング
４内に、一対の電極５、５′から成るシリーズギャップ
６を有する放電管７を収容しており、ハイテンションコ
ード８から供給される高電圧電流を放電管７を介してエ
ンジンのシリンダヘッド９に装着した点火プラグ１０に
供給するようにしている。１１は点火プラグ１０に被せ
るゴムキャップである。
【００１５】シールドケース２は、鉄系、ステンレス鋼
系、アルミニウム系等の金属材料で円筒状に形成され、
下端部にはシリンダヘッド９に弾圧的に接触するように
屈曲させて形成した複数の接触用舌片１２を備えてい
る。接触用舌片１２は、シールドケース２と同一の素材
で折曲加工を施して一体的に形成してもよいが、可撓性
に富む材料で別に作成して、シールドケース２に取付け
るようにしてもよい。
系、アルミニウム系等の金属材料で円筒状に形成され、
下端部にはシリンダヘッド９に弾圧的に接触するように
屈曲させて形成した複数の接触用舌片１２を備えてい
る。接触用舌片１２は、シールドケース２と同一の素材
で折曲加工を施して一体的に形成してもよいが、可撓性
に富む材料で別に作成して、シールドケース２に取付け
るようにしてもよい。
【００１６】また、シールドケース２の上端部と中間部
には、ケーシング４に対して適切な間隙を保持するた
め、合成樹脂またはゴム製の支持材１３を介してケーシ
ング４に装着し、プラグキャップ３を形成している。
には、ケーシング４に対して適切な間隙を保持するた
め、合成樹脂またはゴム製の支持材１３を介してケーシ
ング４に装着し、プラグキャップ３を形成している。
【００１７】点火プラグ１０に上記のプラグキャップ３
を嵌着するには、一般のプラグキャップと同様に、点火
プラグ１０の上からプラグキャップ３を押し込む操作で
簡単に嵌着することができるので作業性は優れている。
を嵌着するには、一般のプラグキャップと同様に、点火
プラグ１０の上からプラグキャップ３を押し込む操作で
簡単に嵌着することができるので作業性は優れている。
【００１８】図３は、請求項２に記載した発明の実施例
に係わるシリーズギャップ付点火装置Ｂの一部を切欠い
て示した正面図であり、図４はその側面図である。シリ
ーズギャップ付点火装置Ｂは、シリーズギャップアッセ
ンブリ１４を内蔵したプラグキャップ１５の外側を被包
するシールドケース１６を備えており、点火プラグ１０
に嵌着した状態を示している。８は前記実施例と同様の
ハイテンションコードである。
に係わるシリーズギャップ付点火装置Ｂの一部を切欠い
て示した正面図であり、図４はその側面図である。シリ
ーズギャップ付点火装置Ｂは、シリーズギャップアッセ
ンブリ１４を内蔵したプラグキャップ１５の外側を被包
するシールドケース１６を備えており、点火プラグ１０
に嵌着した状態を示している。８は前記実施例と同様の
ハイテンションコードである。
【００１９】シールドケース１６は、導電性金属板をプ
レス加工によって形成した二つ割りのケース１７、１
７′から成る。ケース１７、１７′の周縁部には、図５
に示すように、それぞれフランジ部１８、１８′が形成
され、一方のケース１７のフランジ部１８の数カ所に、
折り返し片１９が突設してある。ケース１７、１７′の
下端部にはシリンダヘッド（図示せず）に弾圧的に接触
する接触用舌片２０、２０がそれぞれ形成されている。
レス加工によって形成した二つ割りのケース１７、１
７′から成る。ケース１７、１７′の周縁部には、図５
に示すように、それぞれフランジ部１８、１８′が形成
され、一方のケース１７のフランジ部１８の数カ所に、
折り返し片１９が突設してある。ケース１７、１７′の
下端部にはシリンダヘッド（図示せず）に弾圧的に接触
する接触用舌片２０、２０がそれぞれ形成されている。
【００２０】ケース１７、１７′のフランジ部１８、１
８′を互いに突き合わせて、図６に示すように、折り返
し片１９を折曲することにより、ケース１７、１７′を
互いに結合して筒状のシールドケース１６を形成する。
シリーズギャップ付点火装置Ｂは、二つ割りのケース１
７、１７′を互いに結合してシールドケース１６を形成
するようにしているため、プラグキャップ１５に対する
シールドケース１６の装着が容易である利点がある。
８′を互いに突き合わせて、図６に示すように、折り返
し片１９を折曲することにより、ケース１７、１７′を
互いに結合して筒状のシールドケース１６を形成する。
シリーズギャップ付点火装置Ｂは、二つ割りのケース１
７、１７′を互いに結合してシールドケース１６を形成
するようにしているため、プラグキャップ１５に対する
シールドケース１６の装着が容易である利点がある。
【００２１】図７は、上記シリーズギャップ付点火装置
Ｂのシールドケース１６に代えて使用されるシールドケ
ース２１の正面図であり、図８はその側面図である。シ
ールドケース２１は、一枚の導電性金属板をプレス加工
することによって形成したものである。
Ｂのシールドケース１６に代えて使用されるシールドケ
ース２１の正面図であり、図８はその側面図である。シ
ールドケース２１は、一枚の導電性金属板をプレス加工
することによって形成したものである。
【００２２】すなわち、シールドケース２１の背部２１
ａを軸として左右対称に、接触用舌片２２および抱持片
２３を形成した導電性金属板を、図３に示すプラグキャ
ップ１５の外形に合わせて、背部２１ａを軸として折り
曲げるようにしてプレス加工を施して形成している。図
９は、抱持片２３の形状を示した斜視図であり、図１０
は、プラグキャップ１５にシールドケース２１を被着し
た状態を示す斜視図である。
ａを軸として左右対称に、接触用舌片２２および抱持片
２３を形成した導電性金属板を、図３に示すプラグキャ
ップ１５の外形に合わせて、背部２１ａを軸として折り
曲げるようにしてプレス加工を施して形成している。図
９は、抱持片２３の形状を示した斜視図であり、図１０
は、プラグキャップ１５にシールドケース２１を被着し
た状態を示す斜視図である。
【００２３】図１１は、請求項４に記載した発明の実施
例に係わるシリーズギャップ付点火装置Ｃの斜視図であ
り、図１２はその側断面図である。シリーズギャップ付
点火装置Ｃは、前記実施例と同様のシリーズギャップア
ッセンブリ１４を内蔵したプラグキャップ１５の外側を
被包する箱型のシールドケース２４を備えており、エン
ジンブロック２５に装着された点火プラグ１０に嵌着し
た状態を示している。８は前記実施例と同様のハイテン
ションコードである。
例に係わるシリーズギャップ付点火装置Ｃの斜視図であ
り、図１２はその側断面図である。シリーズギャップ付
点火装置Ｃは、前記実施例と同様のシリーズギャップア
ッセンブリ１４を内蔵したプラグキャップ１５の外側を
被包する箱型のシールドケース２４を備えており、エン
ジンブロック２５に装着された点火プラグ１０に嵌着し
た状態を示している。８は前記実施例と同様のハイテン
ションコードである。
【００２４】シールドケース２４は、一方の縁部２４ａ
とエンジンブロック２５とを蝶番２６で連結し、点火プ
ラグ１０に嵌着したプラグキャップ１５全体を覆うよう
にして、エンジンブロック２５に対し開閉自在に装着さ
れている。他方の縁部２４ｂには、係止爪２７が突設し
てあり、エンジンブロック２５に設けられたロック鉤２
８と係合して、エンジンブロック２５に対してシールド
ケース２４を固定するようにしている。シリーズギャッ
プ付点火装置Ｃのシールドケース２４は、上記実施例に
おけるシールドケースの接触用舌片１２、２０または２
２に相当する接触用舌片を有しないが、エンジンブロッ
ク２５に対して蝶番２６、および係止爪２７とロック鉤
２８との係合によって確実に結合されるため、導通が確
実で信頼性が高い効果がある。
とエンジンブロック２５とを蝶番２６で連結し、点火プ
ラグ１０に嵌着したプラグキャップ１５全体を覆うよう
にして、エンジンブロック２５に対し開閉自在に装着さ
れている。他方の縁部２４ｂには、係止爪２７が突設し
てあり、エンジンブロック２５に設けられたロック鉤２
８と係合して、エンジンブロック２５に対してシールド
ケース２４を固定するようにしている。シリーズギャッ
プ付点火装置Ｃのシールドケース２４は、上記実施例に
おけるシールドケースの接触用舌片１２、２０または２
２に相当する接触用舌片を有しないが、エンジンブロッ
ク２５に対して蝶番２６、および係止爪２７とロック鉤
２８との係合によって確実に結合されるため、導通が確
実で信頼性が高い効果がある。
【００２５】図１３は、上記のシリーズギャップ付点火
装置Ｃに用いられる他のシールドケース２９の斜視図で
ある。シールドケース２９は、上記のシールドケース２
４と外形の寸法は同一であるが、シールドケース２９を
構成する導電性金属板の全面にわたって通気用の細孔３
０が設けてある。
装置Ｃに用いられる他のシールドケース２９の斜視図で
ある。シールドケース２９は、上記のシールドケース２
４と外形の寸法は同一であるが、シールドケース２９を
構成する導電性金属板の全面にわたって通気用の細孔３
０が設けてある。
【００２６】シールドケース２９は、細孔３０を有する
ため、プラグキャップ１５内のシリーズギャップアッセ
ンブリ１４から発生する熱を容易に拡散することができ
るので、過熱防止に有効である。図１４は、同じく通気
用の細孔３１を開設したシリーズギャップ付点火装置Ｂ
用のシールドケース３２の正面図である。このようにシ
ールドケースに通気用の細孔を開設することによってシ
ールドケース内の温度上昇を防止することが可能とな
る。
ため、プラグキャップ１５内のシリーズギャップアッセ
ンブリ１４から発生する熱を容易に拡散することができ
るので、過熱防止に有効である。図１４は、同じく通気
用の細孔３１を開設したシリーズギャップ付点火装置Ｂ
用のシールドケース３２の正面図である。このようにシ
ールドケースに通気用の細孔を開設することによってシ
ールドケース内の温度上昇を防止することが可能とな
る。
【００２７】
【発明の効果】本発明のシリーズギャップ付点火装置
は、シリーズギャップを有する放電管の外側をシールド
ケースで被包するようにしているため、放電管のスパー
クによって発生する電磁波がシールドケースにより確実
に遮蔽されるので、電磁波が外部へ漏洩して悪影響を及
ぼすことがなくなると共に、周囲の電界の変動による影
響を受けることがなく放電管の放電特性が安定する。し
たがって、プラグキャップから発生する電磁波の遮蔽手
段を設けていないシリンダヘッドに対して電磁波の遮蔽
が確実かつ容易に実施できると共に、点火プラグに対す
る装着も特別な作業を要せず、一般のプラグキャップの
装着と同様に簡単に着脱することができる。また、シー
ルドケースに通気孔を設けることによって、プラグキャ
ップ内の過熱を防止できるなどの利点がある。
は、シリーズギャップを有する放電管の外側をシールド
ケースで被包するようにしているため、放電管のスパー
クによって発生する電磁波がシールドケースにより確実
に遮蔽されるので、電磁波が外部へ漏洩して悪影響を及
ぼすことがなくなると共に、周囲の電界の変動による影
響を受けることがなく放電管の放電特性が安定する。し
たがって、プラグキャップから発生する電磁波の遮蔽手
段を設けていないシリンダヘッドに対して電磁波の遮蔽
が確実かつ容易に実施できると共に、点火プラグに対す
る装着も特別な作業を要せず、一般のプラグキャップの
装着と同様に簡単に着脱することができる。また、シー
ルドケースに通気孔を設けることによって、プラグキャ
ップ内の過熱を防止できるなどの利点がある。
【図１】請求項１に記載した発明の実施例に係わるシー
ルドケースを備えたシリーズギャップ付点火装置の一部
を切欠いて示した斜視図である。
ルドケースを備えたシリーズギャップ付点火装置の一部
を切欠いて示した斜視図である。
【図２】図１のシリーズギャップ付点火装置のシールド
ケースを切欠いて示した側面図である。
ケースを切欠いて示した側面図である。
【図３】請求項２に記載した発明の実施例に係わるシリ
ーズギャップ付点火装置の一部を切欠いて示した正面図
である。
ーズギャップ付点火装置の一部を切欠いて示した正面図
である。
【図４】図３のシリーズギャップ付点火装置の側面図で
ある。
ある。
【図５】図４の二つ割りのケースの斜視図である。
【図６】図５の二つ割りのケース相互を結合した状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図７】請求項３に記載した発明の実施例に係わるシー
ルドケースの正面図である。
ルドケースの正面図である。
【図８】図７のシールドケースの側面図である。
【図９】図７のシールドケースの抱持片を示す斜視図で
ある。
ある。
【図１０】図７のシールドケースを被着したシリーズギ
ャップ付点火装置の斜視図である。
ャップ付点火装置の斜視図である。
【図１１】請求項４に記載した発明の実施例に係わるシ
リーズギャップ付点火装置の斜視図である。
リーズギャップ付点火装置の斜視図である。
【図１２】図１１のシリーズギャップ付点火装置の側面
図である。
図である。
【図１３】請求項５に記載した発明の実施例に係わるシ
ールドケースの斜視図である。
ールドケースの斜視図である。
【図１４】請求項５に記載した発明の他の実施例に係わ
るシールドケースの斜視図である。
るシールドケースの斜視図である。
【図１５】従来のシリーズギャップ付点火装置の断面図
である。
である。
【図１６】従来のエンジンのプラグホールにシリーズギ
ャップ付点火装置を装着した状態を示す説明図である。
ャップ付点火装置を装着した状態を示す説明図である。
【図１７】従来のプラグホールを有しないエンジンの点
火プラグにシリーズギャップ付点火装置を装着した状態
を示す説明図である。
火プラグにシリーズギャップ付点火装置を装着した状態
を示す説明図である。
Ａ、Ｂ、Ｃ、 シールドケースを備えたシリーズギャッ
プ付点火装置 ２ シールドケース ３ プラグキャップ ７ 放電管 ８ ハイテンションコード １０ 点火プラグ １２ 接触用舌片 １５ プラグキャップ １６ シールドケース １７、１７′ ケース １８、１８′ フランジ部 １９ 折り返し片 ２０ 接触用舌片 ２１ シールドケース ２２ 接触用舌片 ２４ シールドケース ２５ エンジンブロック
プ付点火装置 ２ シールドケース ３ プラグキャップ ７ 放電管 ８ ハイテンションコード １０ 点火プラグ １２ 接触用舌片 １５ プラグキャップ １６ シールドケース １７、１７′ ケース １８、１８′ フランジ部 １９ 折り返し片 ２０ 接触用舌片 ２１ シールドケース ２２ 接触用舌片 ２４ シールドケース ２５ エンジンブロック
Claims (5)
- 【請求項１】 点火プラグに高電圧を印加するためのハ
イテンションコードの先端に、一対の電極からなるシリ
ーズギャップを形成した放電管を内蔵するプラグキャッ
プを取付け、該プラグキャップを点火プラグに着脱自在
に嵌着するようにしたシリーズギャップ付点火装置にお
いて、該プラグキャップに内蔵する放電管のケーシング
の外側を筒状のシールドケースで被包すると共に、該シ
ールドケースに接触用舌片を設けてなることを特徴とす
るシリーズギャップ付点火装置。 - 【請求項２】 点火プラグに高電圧を印加するためのハ
イテンションコードの先端に、一対の電極からなるシリ
ーズギャップを形成した放電管を内蔵するプラグキャッ
プを取付け、該プラグキャップを点火プラグに着脱自在
に嵌着するようにしたシリーズギャップ付点火装置にお
いて、該プラグキャップの外側を筒状のシールドケース
で被包すると共に、該シールドケースに接触用舌片を設
けてなることを特徴とするシリーズギャップ付点火装
置。 - 【請求項３】 筒状のシールドケースが、一枚の導電性
金属板を折曲加工して形成されている請求項２記載のシ
リーズギャップ付点火装置。 - 【請求項４】 点火プラグに高電圧を印加するためのハ
イテンションコードの先端に、一対の電極からなるシリ
ーズギャップを形成した放電管を内蔵するプラグキャッ
プを取付け、該プラグキャップを点火プラグに着脱自在
に嵌着するようにしたシリーズギャップ付点火装置にお
いて、該プラグキャップの外側を箱型のシールドケース
で被包すると共に、該シールドケースを点火プラクの近
傍のエンジンブロックに対し開閉自在に着設するように
したことを特徴とするシリーズギャップ付点火装置。 - 【請求項５】 シールドケースの全面または一部の面
に、通気用の細孔が設けられている請求項１、請求項
２、請求項３または請求項４記載のシリーズギャップ付
点火装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6287869A JPH07211433A (ja) | 1993-11-30 | 1994-11-22 | シールドケースを備えたシリーズギャップ付点火装置 |
| US08/755,654 US5785035A (en) | 1993-11-30 | 1996-11-25 | Ignition device with series gap having shielding case |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-299881 | 1993-11-30 | ||
| JP29988193 | 1993-11-30 | ||
| JP6287869A JPH07211433A (ja) | 1993-11-30 | 1994-11-22 | シールドケースを備えたシリーズギャップ付点火装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07211433A true JPH07211433A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=26556919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6287869A Withdrawn JPH07211433A (ja) | 1993-11-30 | 1994-11-22 | シールドケースを備えたシリーズギャップ付点火装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5785035A (ja) |
| JP (1) | JPH07211433A (ja) |
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| DE10110279B4 (de) * | 2000-03-03 | 2004-01-22 | Delphi Technologies, Inc., Troy | Abschirmungs- und Federschnittstelle zwischen einer Zündkerze und einer Stiftspule |
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| KR20150128451A (ko) * | 2014-05-09 | 2015-11-18 | 한국델파이주식회사 | 수직배치형 이온발생기용 쉴드 케이스 |
| EP3223379A1 (en) | 2016-03-22 | 2017-09-27 | NGK Spark Plug Co., Ltd. | Ignition system |
| JP6381729B1 (ja) * | 2017-04-20 | 2018-08-29 | 三菱電機株式会社 | 高周波点火装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2284968B1 (en) | 2008-04-28 | 2013-11-13 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug |
| CN102278257B (zh) * | 2011-07-07 | 2013-02-20 | 西北工业大学 | 带有电磁干扰屏蔽装置的发动机点火系统 |
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| FR1295473A (fr) * | 1961-04-25 | 1962-06-08 | Isodio | Dispositif d'antiparasitage pour moteurs à explosions |
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| US5163838A (en) * | 1991-12-09 | 1992-11-17 | General Motors Corporation | Shielded spark plug boot assembly |
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1994
- 1994-11-22 JP JP6287869A patent/JPH07211433A/ja not_active Withdrawn
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1996
- 1996-11-25 US US08/755,654 patent/US5785035A/en not_active Expired - Fee Related
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| US10250016B2 (en) | 2016-03-22 | 2019-04-02 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Ignition system |
| JP6381729B1 (ja) * | 2017-04-20 | 2018-08-29 | 三菱電機株式会社 | 高周波点火装置 |
| US11047356B2 (en) | 2017-04-20 | 2021-06-29 | Mitsubishi Electric Corporation | High frequency ignition device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5785035A (en) | 1998-07-28 |
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