JP2000145602A - 点火プラグと点火ケーブルとの接続部の構造 - Google Patents

点火プラグと点火ケーブルとの接続部の構造

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JP2000145602A
JP2000145602A JP10321878A JP32187898A JP2000145602A JP 2000145602 A JP2000145602 A JP 2000145602A JP 10321878 A JP10321878 A JP 10321878A JP 32187898 A JP32187898 A JP 32187898A JP 2000145602 A JP2000145602 A JP 2000145602A
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terminal
plug
ignition
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plug pipe
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JP10321878A
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Taketo Uchiyama
健人 内山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/04Means providing electrical connection to sparking plugs

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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火ケーブル側の接続端子と点火プラグ側の
ターミナル端子とをより完全に接続することが可能な点
火プラグと点火ケーブルとの接続部の構造を提供するこ
と。 【解決手段】 セラミック材により形成されたプラグパ
イプ1の上端部にゴム製の第1のブッシュ部材11が内
嵌めされると共に下端部にゴム製の第2のブッシュ部材
15が内嵌めされる。点火ケーブルKの高圧端子T近傍
部分を第1のブッシュ部材11で保持して高圧端子Tを
プラグパイプ1内の所定位置に保持した状態で、第2の
ブッシュ部材15を点火プラグPの碍子部Pgに外嵌さ
せて、プラグパイプ1内で高圧端子Tとターミナル端子
Ptとを電気的に接続した状態で保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の内燃
機関における点火プラグと点火ケーブルとの接続部の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関のレイアウトによっ
ては、エンジン本体の直ぐ近くに排気管等の熱発生源と
なる部材が配設されることがある。この場合、エンジン
本体に取付けられた点火プラグと点火ケーブルとの接続
部の構造は、熱発生源からの輻射熱等により約400℃
以上の高温条件下に晒されるため、熱対策を十分に考慮
する必要がある。
【0003】このため、従来の接続部の構造は、図6及
び図7に示されるような構成となっていた。
【0004】すなわち、この接続部の構造は、ゴムブー
ツ100内に点火ケーブルK端部の高圧端子Tを収容配
置し、このゴムブーツ100をエンジン本体Eから突出
した点火プラグPの碍子部Pgに嵌合させることによ
り、その高圧端子Tと碍子部Pg上部のターミナル端子
Ptとを電気的に接続した状態で保持する構成となって
いる。
【0005】また、上記ゴムブーツ100を金属製の遮
熱部材110により覆って、これにより熱発生源Hから
の輻射熱を遮蔽して、ゴムブーツ100の熱劣化を防止
するようにしている。
【0006】また、この遮熱部材110には、点火プラ
グPをスパークさせるための二次高電圧によって高電圧
が誘導されるので、これをアースしておく必要がある。
そこで、遮熱部材110の下端側開口部内に導電性のコ
イルバネ112の上端部を係合させ、そのコイルバネ1
12の下端部を遮熱部材110から下方に突出させてお
き、ゴムブーツ100を碍子部Pgに嵌合させた際にそ
のコイルバネ112を点火プラグPの外周金属部114
に接触させてアースする構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の接続部の構造によると、ゴムブーツ100を碍
子部Pgに嵌合させる際に、コイルバネ112が点火プ
ラグPの碍子部Pg等と干渉してしまうことになる。こ
のため、その組み付け作業性を悪化させ、ゴムブーツ1
00と碍子部Pgとの嵌合不十分から高圧端子Tとター
ミナル端子Pt間の電気的接続が不完全となり、エンジ
ンの失火、停止を引き起こす恐れがある。
【0008】また、ゴムブーツ100の外側を遮熱部材
110が覆う構成となっているため、この接続部の構造
の大型化を招くことになる。このため、排気管等によっ
て囲まれた狭い空間での組立作業性を悪化させることに
なり、これからも、ゴムブーツ100と碍子部Pgとの
嵌合不十分による高圧端子Tとターミナル端子Pt間の
電気的接続の不完全ひいてはエンジンの失火、停止が引
き起こされる恐れがある。
【0009】さらに、この接続部の構造では、ゴムブー
ツ100の上端部を下方に押さえ付けることによって、
ゴムブーツ100を碍子部Pgに嵌合させることとな
る。しかしながら、ゴムブーツ100自体は剛性が低
く、しかも、金属製の遮熱部材110に囲まれているた
め、その嵌合時の節度感がなく、このため、ゴムブーツ
100と碍子部Pgとの嵌合が不十分なままで組立終了
とされ易く、これによる高圧端子Tとターミナル端子P
t間の電気的接続の不完全からエンジンの失火、停止を
引き起こす恐れがある。
【0010】そこで、この発明は上述したような問題を
解決すべくなされたもので、点火ケーブル側の接続端子
と点火プラグ側のターミナル端子とをより完全に接続す
ることが可能な点火プラグと点火ケーブルとの接続部の
構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項1記載の点火プラグと点火ケーブ
ルとの接続部の構造は、碍子部及びその上部に配置され
たターミナル端子を突出させた姿勢でエンジン本体に取
付けられた点火プラグと、端部に高圧端子が取付けられ
た点火ケーブルと、セラミック材により形成され、内部
に前記点火ケーブルの端部の高圧端子を収容可能な略筒
状に形成されると共に、その一端部及び他端部に弾性材
よりなる第1のブッシュ部材及び第2のブッシュ部材が
それぞれ内嵌めされたプラグパイプとを備え、前記点火
ケーブルの前記高圧端子近傍部分を前記第1のブッシュ
部材で嵌合保持して前記高圧端子を前記プラグパイプ内
の所定位置に保持した状態で、前記第2のブッシュ部材
を前記碍子部に外嵌させることにより、前記プラグパイ
プ内で前記高圧端子と前記ターミナル端子とが電気的に
接続されている。
【0012】なお、請求項2記載のように、前記プラグ
パイプの他端部の内周面に突部を形成すると共に、前記
第2のブッシュ部材に前記突部が係合可能な溝部を形成
し、前記突部を前記溝部に係合させた状態で前記第2の
ブッシュ部材が前記プラグパイプの他端部に内嵌めされ
ていてもよい。
【0013】また、請求項3記載のように、前記第2の
ブッシュ部材が前記プラグパイプの他端部内に納まる形
状に形成されていてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる一実施形
態の点火プラグと点火ケーブルとの接続部の構造につい
て説明する。
【0015】この接続部の構造は、図1に示すように、
端部に高圧端子Tが取付けられた点火ケーブルKが、プ
ラグパイプ1を介して、自動車の内燃機関等のエンジン
本体Eに取付けられた点火プラグPに接続されるように
構成される。
【0016】点火プラグPは、その上部の碍子部Pgを
エンジン本体Eの外面から突出させた状態で、エンジン
本体Eに取付けられている。この碍子部Pgの上端部に
は高電圧印加用のターミナル端子Ptが突出して設けら
れている。また、高圧端子Tは、その圧着抱持部Taを
介して点火ケーブルK端部に取付けられ、この圧着抱持
部Taに嵌合用端子部Tbが連接されている。そして、
この嵌合用端子部Tb内にターミナル端子Ptを嵌合さ
せることにより、点火ケーブルKと点火プラグPとの電
気的な接続がなされる構成となっている。
【0017】プラグパイプ1は、耐熱性に優れた非導電
性のセラミック材によって略円筒状に形成されている。
ここで、セラミック材としては、例えば、耐熱温度10
00℃以上のアルミナ系のものを用いることができる。
【0018】プラグパイプ1の上端部は、その長手方向
中間部よりもやや拡径されて第1の取付部2とされ、こ
の第1の取付部2に第1のブッシュ部材11が内嵌めさ
れる。第1のブッシュ部材11はゴム等の弾性材によっ
て略短筒状に形成され、この第1のブッシュ部材11内
に挿通された点火ケーブルKの高圧端子T近傍部分を保
持することによって高圧端子Tをプラグパイプ1内の長
手方向中間部の所定位置に保持するように構成される。
また、この第1のブッシュ部材11によってプラグパイ
プ1の上端部が絶縁シールされ、ターミナル端子Pt及
び高圧端子Tからプラグパイプ1内周面を伝って上方外
部に向かう漏電が防止されるようになっている。
【0019】また、プラグパイプ1の下端部が、その長
手方向中間部よりもやや拡径されると共に、その拡径部
分5の外周面の上下方向中間位置からそれよりも下側の
拡径部分5の外周面を所定距離離れて覆うようにして外
筒状部6が周設され、これにより第2のブッシュ部材1
5を取付可能な第2の取付部4が形成される。第2のブ
ッシュ部材15は、ゴム等の弾性材によって形成されて
おり、前記拡径部分5内に内嵌めされる筒状の本体部1
6とこの本体部16の下端部から外側へ上方に向け折り
返すようにして連続形成された略筒状の折返部17とを
備える。そして、上記本体部16を拡径部分5内に内嵌
めすると共に折返部17を拡径部分5と外筒状部6の隙
間に収容させるようにして、この第2のブッシュ部材1
5が第2の取付部4に取付けられる。また、上記本体部
16は、点火プラグPの碍子部Pgに外嵌め可能に構成
されており、上述のように高圧端子Tをプラグパイプ1
内の所定位置に保持した状態で、本体部16を碍子部P
gにその上方から外嵌めすると、碍子部Pgの上端部の
ターミナル端子Ptが高圧端子Tの端子部Tb内に嵌合
されてそれらターミナル端子Ptと高圧端子Tとが電気
的・機械的に接続された状態で保持される構成となって
いる。このとき、第2のブッシュ部材15によってプラ
グパイプ1の下端部が絶縁シールされており、高圧端子
T及びターミナル端子Ptからプラグパイプ1内周面を
伝って下方外部に向かう漏電が防止される。
【0020】この点火プラグと点火ケーブルとの接続部
の構造は以上のように構成されており、次にこの接続部
の構造の組立方法について説明する。
【0021】まず、端部に高圧端子Tが取付けられてい
ない点火ケーブルKを第1のブッシュ部材11に通し、
次に、この点火ケーブルKをプラグパイプ1にその上端
部側から通す。そして、プラグパイプ1の下端部側から
引出された点火ケーブルKの端部に高圧端子Tを圧着し
て取付けた後、第1のブッシュ部材11を第1の取付部
2内に内嵌めして取付けた状態で点火ケーブルKをプラ
グパイプ1の上端部側に引き戻し、これにより高圧端子
Tをプラグパイプ1内の所定位置に保持させる。この
後、第2の取付部4に第2のブッシュ部材15を取付け
てから、その第2のブッシュ部材15の本体部16をエ
ンジン本体Eに取付けられた点火プラグPの碍子部Pg
に外嵌させる。これにより、プラグパイプ1内で高圧端
子Tとターミナル端子Ptとが電気的に接続されるよう
になる。
【0022】以上のように構成された点火プラグと点火
ケーブルとの接続部の構造によると、まず、点火ケーブ
ルKの高圧端子T近傍部分を第1のブッシュ部材11で
保持して高圧端子Tをプラグパイプ1内の所定位置に保
持した状態で、プラグパイプ1の第2の取付部4に取付
けられた第2のブッシュ部材15を碍子部Pgに外嵌さ
せることにより、プラグパイプ1内で高圧端子Tとター
ミナル端子Ptとが電気的に接続される。このとき、プ
ラグパイプ1の上端部及び下端部はそれぞれ第1のブッ
シュ部材11及び第2のブッシュ部材15によってそれ
ぞれ絶縁シールされている。
【0023】そして、プラグパイプ1はセラミック材で
あるため、耐熱性が高く、図6及び図7に示す従来のよ
うに他に遮熱部材110を設ける必要がなくなり、本接
続部の構造の小型化が図られる。このため、排気管等に
よって囲まれた狭い空間での組立作業性に優れることに
なり、高圧端子Tとターミナル端子Ptの電気的接続が
より完全になされることになる。
【0024】また、このプラグパイプ1は非導電性のセ
ラミック材によって形成されているので、プラグパイプ
1をアースする必要がなくなる。従って、従来では、ア
ース用のコイルバネ112が不可欠の構成要素となり、
このコイルバネ112が干渉して高圧端子Tとターミナ
ル端子Pt間の電気的接続が不完全となることがあった
が、本発明ではそのようなコイルバネ112は不要なの
で上記事態が生じ難く、この点において高圧端子Tとタ
ーミナル端子Pt間の電気的接続がより完全になされる
ことになる。
【0025】さらに、プラグパイプ1が剛性の高いセラ
ミック材によって形成されているので、その下端部に取
付けられた第2のブッシュ部材15を点火プラグPの碍
子部Pgに外嵌させる際に、それらの嵌合時の節度感を
向上させることができ、第2のブッシュ部材15と碍子
部Pgとの嵌合が十分に行われるようにこの接続部の構
造を組立てることができ、この点において高圧端子Tと
ターミナル端子Ptの電気的接続がより完全になされる
ことになる。
【0026】また、第1のブッシュ部材11をプラグパ
イプ1の上端部の取付部2内に内嵌めし、第2のブッシ
ュ部材15の本体部16をプラグパイプ1の拡径部分5
内に内嵌めし、さらに第2のブッシュ部材15の折返部
17を外筒状部6内に収容した構成となっているため、
第1のブッシュ部材11及び第2のブッシュ部材15の
うちのプラグパイプ1によって覆われた部分が輻射熱に
晒されることがなく、従って、第1のブッシュ部材11
及び第2のブッシュ部材15の熱劣化が防止される。
【0027】そして、第2のブッシュ部材15の本体部
16をプラグパイプ1の拡径部分5内に内嵌めしてその
折返部17を外筒状部6内に収容した構成となっている
ため、高圧端子T及びターミナル端子Ptからプラグパ
イプ1内周面を伝って下方外部に向かう漏電がより確実
に防止されると共に、当該第2のブッシュ部材15がプ
ラグパイプ1に確実に取付けられることになるため、例
えば、点火プラグPからプラグパイプ1を取り外す際等
に、第2のブッシュ部材15がプラグパイプ1から抜け
外れてしまうようなことが防止される。
【0028】以下では、上記実施形態の変形例について
述べる。なお、各変形例の説明において、上記実施形態
のものと同様構成要素については同一符号を付してその
説明を省略する。
【0029】まず、第1の変形例は、図2に示すよう
に、プラグパイプ1Bの下端部がその長手方向中間部よ
りもやや拡径され、その拡径部分5Bの外周面の下部に
その周方向に沿って全周に突条部6Bが突設され、これ
により第2の取付部4Bが形成されている。一方、この
第2の取付部4Bに取付けられる第2のブッシュ部材1
5Bは、前記拡径部分5B内に内嵌めされる筒状の本体
部16Bとこの本体部16Bの下端部から拡径部分5B
の外周面に沿って上側に折り返すようにして連続形成さ
れた略筒状の折返部17Bとを備えており、折返部17
Bの内周面には前記突条部6Bが係合可能な溝条部18
Bが周方向に沿って全周に形成される。そして、上記本
体部16Bを拡径部分5B内に内嵌めすると共に折返部
17Bを拡径部分5Bの外周面上に覆い被せるようにし
て突条部6Bを溝条部18Bに係合させことにより、第
2のブッシュ部材15Bが第2の取付部4Bに取付けら
れる構成となっている。
【0030】なお、この場合、熱劣化防止の観点から、
プラグパイプ1Bから露出する第2のブッシュ部材15
Bの部分はなるべく小さくすることが好ましく、従っ
て、折返部17Bの上下の寸法h1をなるべく小さくす
ることが好ましい。
【0031】また、この第1の変形例でも、折返部17
Bを拡径部分5Bの外周面上に覆い被せるようにしてい
るという点で高圧端子T及びターミナル端子Ptからプ
ラグパイプ1B内周面を伝って下方外部に向かう漏電が
より確実に防止されると共に、突条部6Bを溝条部18
Bに係合させているという構成から、例えば、点火プラ
グPからプラグパイプ1Bを取り外す際等に、第2のブ
ッシュ部材15Bがプラグパイプ1Bから抜け外れてし
まうようなことが防止されるという効果が得られる。
【0032】次に、第2の変形例は、図3に示すよう
に、プラグパイプ1Cの下端部がその長手方向中間部よ
りもやや拡径されて第2の取付部4Cが形成されてい
る。一方、この第2の取付部4Cに取付けられる第2の
ブッシュ部材15Cは、第2の取付部4C内に内嵌めさ
れる本体部16Cの外周面の下端部にその周方向に沿っ
て全周に外方へ向けて突出する突条部17Cが形成され
てなる。そして、突条部17Cが第2の取付部4Cの下
端面に当接するまで本体部16Cを第2の取付部4C内
に内嵌めすることにより、第2のブッシュ部材15Cが
第2の取付部4Cに取付けられる構成となっている。
【0033】この第2の変形例では、第2の取付部4C
から露出する第2のブッシュ部材15Cの部分が突条部
17C部分のみであり、比較的小さいので、当該ブッシ
ュ部材15Cが輻射熱によって熱劣化し難くなる。
【0034】第3の変形例は、図4に示すように、プラ
グパイプ1Dの下端部がその長手方向中間部よりもやや
拡径され、その拡径部分5Dの内周面下端部にその周方
向に沿って全周に内方に向けて突出する突条部6Dが形
成され、これにより第2の取付部4Dが形成されてな
る。一方、この第2の取付部4Dに取付けられる第2の
ブッシュ部材15Dは、第2の上記拡径部分5D内に内
嵌めされる筒状の本体部16Dの外周面の下端部にその
周方向に沿って全周に外方へ向けて突出する突条部17
Dが形成されると共に、本体部16Dの外周面における
突条部17Dの上側領域に第2の取付部4D側の突条部
6Dが係合可能な溝条部18Dが周方向に沿って全周に
形成されてなる。そして、突条部17Dが第2の取付部
4Dの下端面に当接するまで本体部16Dを第2の取付
部4D内に内嵌めすると、突条部6Dが溝条部18Dに
係合した抜止め状態で、第2のブッシュ部材15Dが第
2の取付部4Dに取付けられる構成となる。
【0035】この第3の変形例では、突条部6Dが溝条
部18Dに係合した抜止め状態で、第2のブッシュ部材
15Dが第2の取付部4Dに取付けられており、特に、
第2のブッシュ部材15Dを点火プラグPの碍子部Pg
に外嵌めした状態では、そのブッシュ部材15Dが碍子
部Pgにより拡径変形されて突条部6Dが溝条部18D
に深く嵌まり込んだ状態となっているので、点火プラグ
Pからプラグパイプ1Dを取り外す際等に、第2のブッ
シュ部材15Dがプラグパイプ1Dから抜け外れてしま
うようなことが防止される。
【0036】最後に、第4の変形例は、図5に示すよう
に、プラグパイプ1Eの下端部がその長手方向中間部よ
りもやや拡径されて第2の取付部4Eが形成されてい
る。一方、この第2の取付部4Eに取付けられる第2の
ブッシュ部材15Eは、第2の取付部4C内の拡径部分
に丁度納まる程度の長さ寸法の短筒状に形成されてい
る。そして、第2のブッシュ部材15Eを第2の取付部
4E内に収容させると、その第2のブッシュ部材15E
がプラグパイプ1Eの下端側開口部から露出することな
く第2の取付部内に納められて取付けられるようになっ
ている。
【0037】この第4の変形例では、第2のブッシュ部
材15Eがプラグパイプ1Eから露出していないので、
熱輻射による第2のブッシュ部材15Eの熱劣化が防止
される。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1記載
の点火プラグと点火ケーブルとの接続部の構造による
と、点火ケーブルの高圧端子近傍部分を第1のブッシュ
部材で保持して高圧端子をプラグパイプ内の所定位置に
保持した状態で、第2のブッシュ部材を碍子部に外嵌さ
せることにより、プラグパイプ内で高圧端子とターミナ
ル端子とが電気的に接続される。
【0039】そして、プラグパイプ自体の耐熱性が高い
ため、従来のように他に遮熱部材を設ける必要がなくな
るので、本接続部の構造の小型化が図られる。このた
め、排気管等によって囲まれた狭い空間での組立作業性
に優れることになり、接続端子とターミナル端子の電気
的接続がより完全になされることになる。
【0040】また、このプラグパイプは非導電性のセラ
ミック材によって形成されているので、プラグパイプを
アースする必要がなくなる。従って、従来では、アース
用のコイルバネが干渉して接続端子とターミナル端子間
の電気的接続が不完全となることがあったが、本発明で
はアース用のコイルバネは不要なのでそのような事態が
生じ難く、この点において接続端子とターミナル端子間
の電気的接続がより完全になされることになる。
【0041】さらに、プラグパイプが剛性の高いセラミ
ックによって形成されているので、その他端の第2のブ
ッシュ部材を点火プラグの碍子部に外嵌させる際に、そ
れらの嵌合時の節度感を向上させることができ、第2の
ブッシュ部材と碍子部との嵌合を十分に行え、この点に
おいて接続端子とターミナル端子の電気的接続がより完
全になされることになる。
【0042】また、請求項2記載のように、プラグパイ
プの他端部の内周面に突部を形成すると共に、第2のブ
ッシュ部材に前記突部が係合可能な溝部を形成し、突部
を溝部に係合させた状態で第2のブッシュ部材がプラグ
パイプの他端部に内嵌めされた構成とすると、点火プラ
グからプラグパイプを取り外す際等に、第2のブッシュ
部材がプラグパイプから抜け外れてしまうようなことが
防止される。
【0043】さらに、請求項3記載のように、第2のブ
ッシュ部材がプラグパイプの他端部内に納まる形状に形
成されていると、その第2のブッシュ部材の熱劣化が防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態の点火プラグと点
火ケーブルとの接続部の構造を示す断面図である。
【図2】同上の接続部の構造の第1の変形例を示す断面
図である。
【図3】同上の接続部の構造の第2の変形例を示す断面
図である。
【図4】同上の接続部の構造の第3の変形例を示す断面
図である。
【図5】同上の接続部の構造の第4の変形例を示す断面
図である。
【図6】従来例の点火プラグと点火ケーブルとの接続部
の構造を示す断面図である。
【図7】同上の接続部の構造の一組立工程を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 プラグパイプ 2 第1の取付部 4 第2の取付部 11 第1のブッシュ部材 15 第2のブッシュ部材 K 点火ケーブル T 高圧端子 P 点火プラグ Pg 碍子部 Pt ターミナル端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G019 CA07 KB08 5E085 BB02 BB11 CC03 CC09 DD07 EE11 EE40 FF14 GG11 GG24 GG26 GG32 JJ03 JJ16 JJ21 JJ38 5E087 EE02 EE06 FF04 FF07 FF12 GG14 GG25 GG31 HH01 KK02 LL03 LL12 MM05 QQ04 RR07 RR18 RR29 RR31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍子部及びその上部に配置されたターミ
    ナル端子を突出させた姿勢でエンジン本体に取付けられ
    た点火プラグと、 端部に高圧端子が取付けられた点火ケーブルと、 セラミック材により形成され、内部に前記点火ケーブル
    の端部の高圧端子を収容可能な略筒状に形成されると共
    に、その一端部及び他端部に弾性材よりなる第1のブッ
    シュ部材及び第2のブッシュ部材がそれぞれ内嵌めされ
    たプラグパイプとを備え、 前記点火ケーブルの前記高圧端子近傍部分を前記第1の
    ブッシュ部材で嵌合保持して前記高圧端子を前記プラグ
    パイプ内の所定位置に保持した状態で、前記第2のブッ
    シュ部材を前記碍子部に外嵌させることにより、前記プ
    ラグパイプ内で前記高圧端子と前記ターミナル端子とが
    電気的に接続された点火プラグと点火ケーブルとの接続
    部の構造。
  2. 【請求項2】 前記プラグパイプの他端部の内周面に突
    部を形成すると共に、前記第2のブッシュ部材に前記突
    部が係合可能な溝部を形成し、前記突部を前記溝部に係
    合させた状態で前記第2のブッシュ部材が前記プラグパ
    イプの他端部に内嵌めされた請求項1記載の点火プラグ
    と点火ケーブルとの接続部の構造。
  3. 【請求項3】 前記第2のブッシュ部材が前記プラグパ
    イプの他端部内に納まる形状に形成された請求項1又は
    2記載の点火プラグと点火ケーブルとの接続部の構造。
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