JPH07210920A - 光磁気ディスクドライブ装置 - Google Patents

光磁気ディスクドライブ装置

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JPH07210920A
JPH07210920A JP6018815A JP1881594A JPH07210920A JP H07210920 A JPH07210920 A JP H07210920A JP 6018815 A JP6018815 A JP 6018815A JP 1881594 A JP1881594 A JP 1881594A JP H07210920 A JPH07210920 A JP H07210920A
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JP
Japan
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magneto
optical disk
disk drive
secondary battery
spindle motor
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JP6018815A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Senboku
和宏 千北
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • G11B33/12Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules
    • G11B33/121Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules the apparatus comprising a single recording/reproducing device
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10595Control of operating function
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
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    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
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    • H02J9/061Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source with automatic change-over, e.g. UPS systems for DC powered loads

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部電源が遮断したとき、ライトバッファに
あるライトデータを安全かつ確実に光磁気ディスクへ書
き込むことができるようにする。 【構成】 光磁気ディスクドライブ装置において、2次
電池に蓄えたチャージ量が予め定めた量に達していない
ときは、ライトデータの光磁気ディスクへの書き込みを
禁止する。 【効果】 予め定めたチャージ量に達していないとき
は、ライトデータの光磁気ディスクへの書き込みを禁止
する旨をホストコンピュータへ伝達するようにしている
ので、外部電源からの電力供給が絶れた場合でも、すで
にライトバッファに書き込まれたライトデータを、安全
かつ確実に光磁気ディスクへ書き込むことが可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光磁気ディスク装置
における停電対策に係り、特に、外部電源が遮断したと
き、2次電池を使用し、ライトバッファにあるライトデ
ータを安全かつ確実に光磁気ディスクへ書き込むことが
できるようにして、データの書き込み状態を改善するこ
とにより信頼性を向上させた光磁気ディスクドライブ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク装置の停電対策として
は、第1に、磁気記録時において、停電する前のデータ
を不揮発メモリに書き込み、電源復帰後に、この不揮発
メモリから所要のメモリに書き込む方法が知られている
(例えば、特公平2−2202号公報)。しかし、この
第1の方法では、不揮発メモリを必要とし、バッファメ
モリの容量が大きい場合には、同容量の不揮発メモリを
用いなければならないので、高価になる上、データ記録
装置内に不揮発メモリを設ける必要があるため、従来の
データ記録装置に全て実施するのは困難である、という
問題がある。
【0003】第2に、電源オフ時に、キャリッジ待避を
ホーム位置からロック位置まで、所定の基準速度で行う
方法も知られている(例えば、特開昭63−31167
7号公報)。この第2の方法は、電源断時に、キャリッ
ジを待避させることを目的としているので、停電時のラ
イトデータの保護は不可能である。
【0004】第3に、記録中断(中止)中は、最後に記
録を行ったセクタにトラッキングする方法も知られてい
る(例えば、特公平3−48576号公報)。この第3
の方法は、ディスクに対するビームの相対位置に、ビー
ム位置を復帰するだけであるから、第2の方法と同様
に、停電時のライトデータの保護は不可能である。
【0005】第4に、電源遮断時に、光学ヘッドを任意
の位置へ自動的にロックする方法である(例えば、特公
昭60−201579号公報)。この第4の方法も、停
電時に、ディスクに対するビームの相対位置に、ビーム
位置を固定するだけであるから、第2の方法と同様に、
停電時のライトデータの保護は不可能である。
【0006】以上のように、従来の光磁気ディスク装置
においては、電源遮断時に、種々の対応策が提案されて
いるが、いずれも、ライトデータの保護に対して有効で
はない。したがって、停電時において、ライトデータを
安全かつ確実に記憶メディアに書き込めるようにした光
磁気ディスクドライブ装置は存在しない、という不都合
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
光磁気ディスクドライブ装置で生じるこれらの不都合を
解決し、外部電源の遮断時に、ライトバッファに不揮発
メモリを使用する必要なしに、ライトバッファ内のライ
トデータを、安全に記憶メディアに書き込めるようにし
た光磁気ディスクドライブ装置を提供することを目的と
する(請求項1から請求項6の発明の課題)。詳しくい
えば、ライトデータの書き込み動作中に、外部電源断が
発生すると、光磁気ディスク上に消去された状態のセク
タが残る場合があり、DOSなどのオペレーティングシ
ステムでは、消去されたセクタが光磁気ディスク上に存
在すると、当該光磁気ディスク自体が、ファイルシステ
ムとしてアクセスできなくなるケースが発生する。
【0008】このような現象は、DOSなどのオペレー
ティングシステムが、磁気ディスクを元に作成され、消
去されたセクタがディスク上に存在しないことを前提と
して作成されていることに原因している。DOSは、デ
ータの書き込みを行う場合、ディスク上のデータを一旦
読み出してからホストコンピュータのバッファ上でライ
トデータを上書きし、それをディスク上に書き戻す動作
を行うことが知られているが、この動作の最初の読み出
しが前述の消去されたセクタの存在によってエラーにな
ってしまうと、DOSはハングアップする。
【0009】また、この消去されたセクタが、DOSの
ファイル構造の部分のデータであった場合、ディスク・
チェックコマンド(CHKDSKコマンド)で、ファイ
ル構造のチェックを行う場合にもハングアップする。そ
こで、この発明では、このような不都合が生じないよう
に、外部電源の遮断時に、ライトバッファ内のライトデ
ータが、確実に記憶メディアに書き込めるようにする
(請求項1から請求項6の発明の課題)。
【0010】第2に、外部電源の遮断時に、2次電池を
使用する場合、2次電池に蓄えられたチャージ量の増加
に従って、2次電池からの電力で光磁気ディスクドライ
ブが動作できる時間が増加する。一方、ライトバッファ
にホストコンピュータから受領するライトデータの量が
増加すると、電源遮断後に2次電池からの電力でライト
バッファのライトデータを書き込む時間も増加する。
【0011】この場合に、2次電池のチャージ量が予め
定めた量に達するまで、ライト動作を禁止すれば(請求
項1の発明)、ライトバッファがライトデータで一杯に
なっても、2次電池での書き込みが行えることが保証さ
れるが、逆に、予め定めたチャージ量に達するまでは、
ライトデータの受領を開始ができない、という問題があ
る。さらに、2次電池が経年変化等で保持できるチャー
ジ量が減ってきても、ライトデータの受領ができなくな
るので、実際に使用可能な2次電池の寿命が限られる、
という問題がある(請求項2の発明の課題)。
【0012】第3に、2次電池で動作する場合に要求さ
れる供給電流量が大きいと、2次電池から供給するため
に必要とされるハードウェアが高価になる、という問題
がある(請求項3の発明の課題)。第4に、電源遮断時
に、スピンドルモータの回転が落ちている間は、その回
転落ちを待っているだけであり、この間のコントローラ
消費電力が無駄になる、という問題がある(請求項4の
発明の課題)。
【0013】第5に、複数のセルにはバラつきがあり、
寿命に達しているセルを電力供給に使用すると、他の寿
命に達していないセルからの電力が、寿命に達している
セルに食われて有効に電力を供給することができない、
という問題がある(請求項5の発明の課題)。第6に、
2次電池のチャージ量が、セルの使用開始当初のフルチ
ャージ量に比べて少ない量しか充電できない場合にも、
安全にライトデータを光磁気ディスクに書き込む必要が
あり、この点も未解決である(請求項6の発明の課
題)。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
光磁気ディスクドライブと、該光磁気ディスクドライブ
へ供給される電力を外部から充電する複数のセルからな
る2次電池と、該2次電池に充電されたチャージ量を検
出するチャージ量検出手段と、ホストコンピュータから
のライトデータを蓄えるライトバッファと、電源が停止
した際に前記光磁気ディスクドライブへの電流を前記2
次電池から供給するように切換える電流切換え手段と、
光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記
光磁気ディスクドライブを制御するコントローラとを具
備し、前記光磁気ディスクに対してデータの読み出し/
書き込みを行う機能を有する光磁気ディスクドライブ装
置において、前記2次電池に蓄えたチャージ量が予め定
めた量に達していないときは、ライトデータの光磁気デ
ィスクへの書き込みを禁止するように構成している。
【0015】第2に、上記第1の光磁気ディスクドライ
ブ装置において、上記2次電池に充電されたチャージ量
に応じて、上記ライトバッファに蓄えるライトデータの
量を制限するライトデータ量制御手段を備えた構成であ
る。
【0016】第3に、上記第1の光磁気ディスクドライ
ブ装置において、外部電力供給が停止し、上記光磁気デ
ィスクドライブへの電力供給が2次電池側に切換わった
とき、上記スピンドルモータへの電力供給を一旦停止
し、該スピンドルモータの回転数が予め定められた回転
数まで低下した時点で、スピンドルモータの回転数を該
予め定められた回転数に保持する回転数保持手段と、前
記スピンドルモータが該予め定められた回転数に保持さ
れたときに、ライトバッファにあるライトデータの光磁
気ディスクへの書き込みを行うように構成している。
【0017】第4に、上記第3の光磁気ディスクドライ
ブ装置において、上記スピンドルモータへの電力供給を
一旦停止した際に、光磁気ディスクドライブのコントロ
ーラの動作クロックを、通常のクロックから、より低速
なクロックに切換える第1のクロック切換え手段と、上
記スピンドルモータの回転数が予め定められた回転数ま
で低下し、スピンドルモータの回転数を該予め定められ
た回転数に保持したとき、前記コントローラの動作クロ
ックを、通常のクロックに切換える第2のクロック切換
え手段、とを備えた構成である。
【0018】第5に、上記第1の光磁気ディスクドライ
ブ装置において、上記複数のセルからなる2次電池の各
セルのチャージ量を検出するチャージ量検出手段によ
り、予め定めたチャージ量に達しているセルを選択して
光磁気ディスクドライブへ電力を供給する手段を備えた
構成である。
【0019】第6に、上記第1の光磁気ディスクドライ
ブ装置において、外部電力供給が停止し、上記光磁気デ
ィスクドライブへの電力供給が2次電池側に切換わった
とき、上記スピンドルモータへの電力供給を一旦停止
し、該スピンドルモータの回転数が、2次電池に蓄えら
れたチャージ量に従って予め定められた回転数まで低下
した時点で、スピンドルモータの回転数を該予め定めら
れた回転数に保持する回転数保持手段を備え、前記スピ
ンドルモータが該予め定められた回転数に保持されたと
きに、ライトバッファにあるライトデータの光磁気ディ
スクへの書き込みを行うように構成している。
【0020】
【作用】この発明では、外部電源が遮断したとき、2次
電池からの電力供給に切換えて動作を続行する光磁気デ
ィスクドライブ装置において、実際に2次電池に蓄えら
れたチャージ量に基いて、ホストコンピュータからライ
トバッファに受領したライトデータを、光磁気ディスク
へ書き込むことができるかどうか判断し、可能な場合に
限り光磁気ディスクへの書き込みを行うようにしている
(請求項1から請求項6の発明)。具体的には、2次電
池のチャージ量が予め定めた量に達するまでライトを禁
止している(請求項1の発明)。
【0021】次に、2次電池のチャージ量から、書き込
み可能なデータ量を計算して、その量だけを新たにホス
トコンピュータからライトバッファへ受領したり(請求
項2の発明)、外部電源遮断時に、スピンドルモータへ
の供給を一旦停止し、その回転数が所定値まで落ちるの
を待っている間は、2次電池からの供給を止めて消費電
力を節減する(請求項3の発明)。第3に、外部電源遮
断時に、スピンドルモータへの供給を一旦停止し、その
回転数が所定値まで落ちるのを待っている間は、コント
ローラのクロックを、通常動作時のクロックより遅いク
ロックに切換えることにより、2次電池の消費電力を節
減する(請求項4の発明)。
【0022】第4に、複数のセルにはバラつきがあり、
寿命に達しているセルを電力供給に使用すると、他の寿
命に達していないセルからの電力が、寿命に達している
セルに食われて有効に電力を供給することができなの
で、チャージ量からセルの寿命を判定し、寿命に達して
いるセルは使用しない(請求項5の発明)。最後に、2
次電池のチャージ量がセルの使用開始当初のフルチャー
ジ量に比べて少ない量しか充電できない場合にも、チャ
ージ量からスピンドルモータの動作可能な回転数を求
め、その回転数でスピンドルモータを駆動させて、安全
にライトデータを光磁気ディスクに書き込むようにして
いる(請求項6の発明)。
【0023】
【実施例1】この発明の光磁気ディスクドライブ装置に
ついて、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明
する。この実施例は、主として請求項1の発明に対応し
ているが、請求項2から請求項6の発明にも関連してい
る。
【0024】この実施例では、外部電源の遮断時に備え
て、2次電池の使用が可能な光磁気ディスクドライブ装
置において、2次電池のチャージ量が、予め定められた
チャージ量に達していないときは、ホストコンピュータ
からの新たなライトデータの光磁気ディスクへの書き込
みを禁止することによって、すでにライトバッファ内に
保持されたライトデータが安全に光磁気ディスクへ書き
込めるようにした点に特徴を有している。
【0025】図1は、この発明の光磁気ディスクドライ
ブ装置について、その要部構成の一実施例を示す機能ブ
ロック図である。図において、1は外部電力供給源、2
は電流切換え手段、3はチャージ量検出手段、4は2次
電池、5は光磁気ディスクドライブ、6は光磁気ディス
ク、7は書き込み手段、8はスピンドルモータ、9はコ
ントローラ、10はライトバッファ、11はホストコン
ピュータ、12はチャージ量伝達手段を示す。
【0026】この図1に示すように、この発明の光磁気
ディスクドライブ装置は、光磁気ディスクドライブ5
と、この光磁気ディスクドライブ5へ供給される電力を
外部から充電する複数のセルからなる2次電池4と、2
次電池4に充電されたチャージ量を検出するチャージ量
検出手段3と、ホストコンピュータ11からのライトデ
ータを蓄えるライトバッファ10と、電源が停止した際
に、光磁気ディスクドライブ5への電流を2次電池4か
ら供給するように切換える電流切換え手段2と、光磁気
ディスク6を回転させるスピンドルモータ8と、光磁気
ディスクドライブ5を制御するコントローラ9とから構
成され、光磁気ディスク6に対してデータの読み出し/
書き込みを行う機能を有している。
【0027】その動作は、次のとおりである。光磁気デ
ィスクドライブ5へ外部電力供給源1から電力が供給さ
れ始めると、同時に、2次電池4にも、外部電力供給源
1からチャージが開始されて、電力が蓄えられる。この
2次電池4に蓄えられるチャージ量は、チャージ量検出
手段3によって検知され、検知されたチャージ量の情報
が、チャージ量伝達手段12によってコントローラ9へ
伝えられる。
【0028】コントローラ9は、ホストコンピュータ1
1から出力される光磁気ディスク6に対する書き込み命
令、すなわち、ライトコマンドを受信したとき、2次電
池4のチャージ量が、予め定めた量(規定量)に達して
いるかどうかチェックし、予め定めた量に達していない
ときは、ライトデータの光磁気ディスク6への書き込み
を禁止する旨の通知を、ホストコンピュータ11へ伝達
する。この場合の伝達方法としては、例えば、SCSI
装置のライトプロテクトエラーや、ドライブノットレデ
ィエラーなどの手段を使用する。
【0029】以上のように、この第1の実施例では、ホ
ストコンピュータ11から光磁気ディスク6に対する書
き込み命令(ライトコマンド)を受信したとき、コント
ローラ9は、2次電池4のチャージ量が予め定めた量に
達しているかどうか確認し、予め定めた量に達していな
いときは、ライトデータの光磁気ディスク6への書き込
みを禁止する旨を、ホストコンピュータ11へ伝達する
ようにしている。したがって、外部電源からの電力供給
が絶たれた場合でも、安全かつ確実にライトバッファ内
のライトデータを光磁気ディスク6へ書き込むことがで
きる。以上の動作をフローで示す。
【0030】図2は、この発明の光磁気ディスクドライ
ブ装置について、コントローラ9の主要な処理の流れを
示すフローチャートである。図において、#1〜#8は
ステップを示す。
【0031】ステップ#1で、外部電力が供給されてい
るかどうかチェックする。外部電力が供給されていれ
ば、ステップ#2へ進み、2次電池のチャージを開始
し、次のステップ#3で、チャージ量を検出する。
【0032】また、外部電力が供給されていないとき
(電源遮断時)には、ステップ#4へ進み、2次電池側
に切換える。次のステップ#5で、ライトコマンドの受
信の有無をチェックする。
【0033】ライトコマンドを受信すると、ステップ#
6へ進み、2次電池のチャージ量が所定の値以上である
かどうかチェックする。もし、所定の値以上であれば、
ステップ#7で、ライトバッファ内のライトデータを光
磁気ディスクに書き込む。
【0034】また、チャージ量が所定の値以上でないと
きは、ステップ#8へ進み、ホストコンピュータに対し
て、書き込み禁止の通知を送る。以上のステップ#1〜
#8の処理により、外部電力が遮断したとき、2次電池
にチャージされた電力によって、ライトバッファ内のラ
イトデータを安全かつ確実に光磁気ディスクに書き込む
ことができる。
【0035】
【実施例2】次に、第2の実施例を説明する。この第2
の実施例は、請求項2の発明に対応しているが、請求項
1の発明にも関連している。また、ハード構成は、先の
第1の実施例で示した図1と同様である。
【0036】先の第1の実施例では、外部電力の遮断時
に、2次電池のチャージ量が所定の値以上であるかどう
か判定し、所定の値以下のときは、ホストコンピュータ
からの新たなライトデータの書き込みを禁止したが、こ
の第2の実施例では、所定の値以上のときは、そのチャ
ージ量に応じて、ホストコンピュータから新たなライト
データを受領する点に特徴を有している。
【0037】この第2の実施例の動作は、次のとおりで
ある。光磁気ディスクドライブ5が、ホストコンピュー
タ11からライトコマンドを受信したとき、コントロー
ラ9は、チャージ量検出手段3によって検知されたその
時点における2次電池4のチャージ量に基いて、2次電
池4の電力のみで、光磁気ディスク6にライトできるデ
ータ量を計算し、ホストコンピュータ11からその量だ
けのライトデータを、ライトバッファ10に受領する。
【0038】その後、コントローラ9は、一旦受領した
ライトデータを、光磁気ディスク6に全てライトできた
ときには、光磁気ディスク6へ書き込まれる続きのライ
トデータがまだ残っていれば、ホストコンピュータ11
からさらにライトデータを受領する。コントローラ9
は、このような動作を、2次電池4に蓄えられたチャー
ジ量で書き込むことが可能なライトデータ分ずつ分割し
て、ホストコンピュータ11から受領するサイクルを、
ライトデータがなくなるまで繰り返えす。以上の動作を
フローで示す。
【0039】図3は、この発明の第2の実施例につい
て、外部電力の遮断時における主要な処理の流れを示す
フローチャートである。図において、#11〜#16は
ステップを示す。
【0040】ステップ#11で、ライトコマンドを受信
する。次のステップ#12で、2次電池のチャージ量を
検出する。ステップ#13へ進み、検出されたチャージ
量でライトできるデータ量を計算する。
【0041】ステップ#14で、計算された量のデータ
を、ホストコンピュータから受領して、光磁気ディスク
に書き込む。ステップ#15で、2次電池の残りのチャ
ージ量で、さらにライトが可能であるかどうす判断す
る。
【0042】もし、ライト可能であれば、ステップ#1
2へ戻り、以下同様の処理を繰り返えし、ステップ#1
5で、ライトが可能でないことを検知すると、ステップ
#16へ進む。ステップ#16で、ホストコンピュータ
に対して、書き込み禁止の通知を送って、この図3のフ
ローを終了する。
【0043】以上のように、この第2の実施例では、光
磁気ディスクドライブ5が、ホストコンピュータ11か
らライトコマンドを受信したとき、コントローラ9は、
チャージ量検出手段3によって検知されたその時点での
チャージ量に基いて、2次電池4の電力のみでライトで
きるデータ量を計算し、その量だけのライトデータをホ
ストコンピュータ11からライトバッファ10に受領す
る。したがって、先の第1の実施例よりも少ない2次電
池4のチャージ量で、ライトデータの受領とライト動作
とを行うことができるので、外部電力の供給開始から光
磁気ディスクドライブ装置がライト可能となるまでの時
間が短縮される。
【0044】
【実施例3】次に、第3の実施例を説明する。この第3
の実施例は、請求項3の発明に対応しているが、請求項
1の発明にも関連している。また、ハード構成も、先の
第1の実施例で示した図1と同様である。
【0045】具体的にいえば、先の第2の実施例(請求
項2の発明)では、光磁気ディスクドライブへの外部電
力の供給が停止したとき、2次電池のチャージ量によ
り、ライト可能なデータ量を計算して、ホストコンピュ
ータからの新たなライトデータの受領の可否を判断する
場合であり、ライトバッファ内に保持されたライトデー
タの光磁気ディスクへの書き込み動作についても、当然
に考慮している。これに対して、この第3の実施例で
は、外部電力の供給が停止したとき、すでにライトバッ
ファ内に保持されたライトデータの光磁気ディスクへの
書き込みの開始の可否を判断する点に特徴を有してい
る。
【0046】図1の回路において、外部電力供給源1か
らの外部電力供給が停止し、光磁気ディスクドライブ5
への電力供給が2次電池4側に切換わったとき、コント
ローラ9は、スピンドルモータ8への電力供給を一旦停
止し、スピンドルモータ8の回転数が予め定められた回
転数まで低下した時点で、スピンドルモータ8の回転数
を予め定められた回転数に保持するように、スピンドル
モータ8への電力供給を再開し、スピンドルモータ8が
予め定められた回転数に保持されたときに、ライトバッ
ファ10にあるライトデータを光磁気ディスク6へ書き
込む。以上の動作をフローで示す。
【0047】図4は、この発明の第3の実施例につい
て、外部電力の遮断時における主要な処理の流れを示す
フローチャートである。図において、#21〜#25は
ステップを示す。
【0048】ステップ#21で、ライトコマンドを受信
する。次のステップ#22で、スピンドルモータへの2
次電池からの電力供給を停止する。ステップ#23へ進
み、スピンドルモータの回転数が、所定の範囲まで低下
したかどうかチェックする。
【0049】所定の範囲まで低下したことを検知する
と、ステップ#24へ進み、スピンドルモータへの電力
供給を再開して、その回転数に保持する。ステップ#2
5で、ライトバッファ内のデータを光磁気ディスクに書
き込み、この図4のフローを終了する。
【0050】このように制御することによって、ライト
に要する時間は多少増加するが、消費電流を低く抑える
ことが可能になる。そして、消費電力は、電流の自乗に
比例するので、必要とするチャージ量を減少させること
ができる。
【0051】また、このように、必要とするチャージ量
を減少させることにより、2次電池4の容量の削減と、
光磁気ディスクドライブ5へ外部電源を投入してからラ
イト動作が可能になるまでの時間を短縮することができ
る。さらに、消費電流の減少により、2次電池4の電
圧、電流制御のハードウエアの電流容量も減少されるの
で、ハードウエアの価格を抑える効果も得られる。
【0052】
【実施例4】次に、第4の実施例を説明する。この第4
の実施例は、請求項4の発明に対応しているが、請求項
3の発明にも関連している。
【0053】この実施例は、外部電力の供給が停止した
とき、すでにライトバッファ内に保持されたライトデー
タの光磁気ディスクへの書き込みの開始の可否を、スピ
ンドルモータの回転数によって判断する点で、先の第3
の実施例と共通している。しかし、この第4の実施例で
は、その際に、コントローラの通常動作時のクロックも
より低速なクロックに切換える点に特徴を有している。
【0054】図5は、この発明の光磁気ディスクドライ
ブ装置について、その要部構成の第4の実施例を示す機
能ブロック図である。図における符号は図1と同様であ
り、また、21はクロック切換え手段を示す。
【0055】この図5の回路では、クロック切換え手段
21が付加された点を除けば、先の図1の回路と同様の
構成である。その動作は、次のとおりである。図5の回
路において、外部電力供給源1からの外部電力供給が停
止し、光磁気ディスクドライブ5への電力供給が2次電
池4側に切換わったとき、コントローラ9は、スピンド
ルモータ8への電力供給を一旦停止し、さらに、コント
ローラ9は、クロック切換え手段21によって、使用す
るクロックを通常動作時より遅いクロックに切換える。
【0056】そして、スピンドルモータ8の回転数が予
め定められた回転数まで低下した時点で、クロック切換
え手段21によって、通常動作時のクロックに戻してか
ら、スピンドルモータ8の回転数を予め定められた回転
数に保持するように、スピンドルモータ8への電力供給
を再開し、スピンドルモータ8が予め定められた回転数
に保持されたときに、ライトバッファ10にあるライト
データを光磁気ディスク6へ書き込む。以上の動作をフ
ローで示す。
【0057】図6は、この発明の第4の実施例につい
て、外部電力の遮断時における主要な処理の流れを示す
フローチャートである。図において、#31〜#37は
ステップを示す。
【0058】ステップ#31で、ライトコマンドを受信
する。次のステップ#32で、スピンドルモータへの2
次電池からの電力供給を停止する。ステップ#33へ進
み、クロック切換え手段によって、通常動作時より遅い
クロックに切換える。
【0059】ステップ#34で、スピンドルモータの回
転数が、所定の範囲まで低下したかどうかチェックす
る。所定の範囲まで低下したことを検知すると、ステッ
プ#35へ進み、クロック切換え手段によって、通常動
作時のクロックに戻す。
【0060】ステップ#36で、スピンドルモータへの
電力供給を再開して、その回転数に保持する。ステップ
#37で、ライトバッファ内のデータを光磁気ディスク
に書き込み、この図6のフローを終了する。
【0061】外部電源が遮断されて、スピンドルモータ
の回転数が所定の範囲まで低下する間は、コントローラ
は、その回転落ちを待っているだけであり、コントロー
ラの消費電力が無駄になる。そこで、その間は、コント
ローラが使用するクロックを、通常動作時よりも遅いク
ロックに切換えて、消費電力を節減する。
【0062】
【実施例5】次に、第5の実施例を説明する。この第5
の実施例は、請求項5の発明に対応しているが、請求項
1の発明にも関連している。この実施例では、複数のセ
ルにはバラつきがあり、寿命に達しているセルを電力供
給に使用すると、他の寿命に達していないセルからの電
力が、寿命に達しているセルに食われて有効に電力を供
給することができない、という点を改良し、予め定めた
チャージ量に達していないセルは、すでに寿命に達して
いるセルと判断して、電力の供給を行わないようにした
点に特徴を有している
【0063】図7は、この発明の光磁気ディスクドライ
ブ装置について、その要部構成の第5の実施例を示す機
能ブロック図である。図における符号は図1と同様であ
り、また、3aはチャージ量検出手段、4aは2次電
池、31と31aはセル選択手段を示す。
【0064】この図7の回路では、先の図1に回路に設
けられたチャージ量検出手段3と、2次電池4に、セル
選択手段31を付加すると共に、これらに並列に、新た
にチャージ量検出手段3aと、2次電池4aと、セル選
択手段31aとを直列に接続した点に特徴を有してい
る。具体的にいえば、光磁気ディスクドライブ5と、こ
の光磁気ディスクドライブ5へ供給される電力を外部か
ら充電する2次電池4,4aと、2次電池4,4aに充
電されたチャージ量を検出するチャージ量検出手段3,
3aと、ホストコンピュータ11からのライトデータを
蓄えるライトバッファ10と、電源が停止した際に、光
磁気ディスクドライブ5への電流を2次電池4,4aか
ら供給するように切換える電流切換え手段2と、光磁気
ディスク6を回転させるスピンドルモータ8と、光磁気
ディスクドライブ5を制御するコントローラ9とから構
成されており、光磁気ディスク6に対してデータの読み
出し/書き込みを行う機能を有している。
【0065】その動作は、次のとおりである。光磁気デ
ィスクドライブ5へ外部電力供給源1から電力が供給さ
れ始めると、同時に、2次電池4,4aにも、外部電力
供給源1からチャージが開始されて、電力が蓄えられ
る。この時点では、セル選択手段31,31aは、接続
状態になっている。この2次電池4,4aに蓄えられる
それぞれのセルのチャージ量は、チャージ量検出手段
3,3aによって検知され、検知されたチャージ量の情
報が、チャージ量伝達手段12によってコントローラ9
へ伝えられる。
【0066】コントローラ9は、各セルごとに、予め定
めたチャージ量に達したかどうか判定して、予め定めた
チャージ量に達したセルは、セル選択手段31,31a
によって接続状態に保持し、予め定めたチャージ量に達
しないセルは、セル選択手段31,31aによって接続
を遮断する。以上の動作をフローで示す。
【0067】図8は、この発明の第5の実施例につい
て、コントローラによる主要な処理の流れを示すフロー
チャートである。図において、#41〜#45はステッ
プを示す。
【0068】ステップ#41で、それぞれの2次電池に
チャージが開始される。次のステップ#42で、それぞ
れの2次電池のチャージ量を検出する。ステップ#43
で、それぞれの2次電池のチャージ量が、予め定めた所
定の値以上であるかどうかチェックする。
【0069】予め定めた所定の値以上であれば、ステッ
プ#44へ進み、セル選択手段を接続状態に保持して、
この図8のフローを終了する。もし、予め定めた所定の
値以下のときは、ステップ#45へ進み、セル選択手段
を切り離して、この図8のフローを終了する。
【0070】以上のステップ#41〜#45の処理によ
って、所定の値以下の2次電池は、すでに寿命に達した
と判断されて、使用されなくなる。したがって、他の寿
命に達していない2次電池が、寿命に達している2次電
池による悪影響を受けることが回避されて、有効に動作
する。
【0071】
【実施例6】次に、第6の実施例を説明する。この第6
の実施例は、請求項6の発明に対応しているが、請求項
1の発明にも関連している。また、ハード構成も、先の
第1の実施例で示した図1と同様である。
【0072】先の第3の実施例(請求項3の発明)で
は、外部電力の供給が停止したとき、すでにライトバッ
ファ内に保持されたライトデータの光磁気ディスクへの
書き込みの開始の可否を、スピンドルモータの回転数に
よって判断した。この第6の実施例では、光磁気ディス
クドライブへの外部電力の供給が停止したとき、スピン
ドルモータへの2次電池からの電力供給をコントローラ
が一旦停止し、2次電池のチャージ量から、2次電池に
よる動作時のスピンドルモータの回転数を求め、スピン
ドルモータの回転数がチャージ量に従って決められた回
転数まで落ちたときに、2次電池からの電力供給を再開
してその回転数に保持し、ライトバッファ内に記憶され
たライトデータを光磁気ディスクへ書き込むようにした
点に特徴を有している。以上の動作をフローで示す。
【0073】図9は、この発明の第6の実施例につい
て、コントローラ9による主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。図において、#51〜#59はステ
ップを示す。
【0074】ステップ#51で、外部電力が供給されて
いるかどうかチェックする。外部電力が供給されていれ
ば、ステップ#52へ進み、2次電池のチャージを開始
し、次のステップ#53で、チャージ量を検出する。
【0075】また、外部電力が供給されていないとき
(電源遮断時)には、ステップ#54へ進み、2次電池
側に切換える。次のステップ#55で、スピンドルモー
タへの2次電池からの電力供給を停止する。
【0076】ステップ#56で、2次電池のチャージ量
から、スピンドルモータの動作可能な回転数を計算す
る。ステップ#57へ進み、スピンドルモータの回転数
が、所定の範囲まで低下したかどうかチェックする。
【0077】所定の範囲まで低下したことを検知する
と、ステップ#58へ進み、スピンドルモータへの電力
供給を再開して、その回転数に保持する。ステップ#5
9で、ライトバッファ内のデータを光磁気ディスクに書
き込み、この図9のフローを終了する。
【0078】以上のステップ#51〜#59の処理によ
り、外部電力が遮断したとき、2次電池にチャージされ
た電力によって、ライトバッファ内のライトデータを安
全かつ確実に光磁気ディスクに書き込むことができる。
したがって、この第6の実施例によれば、2次電池のチ
ャージ量が、セルの使用開始当初のフルチャージ量に比
べて少ない量しか充電できない場合でも、安全かつ正確
にライトデータを光磁気ディスクへ書き込むことができ
る。
【0079】
【発明の効果】請求項1の光磁気ディスクドライブ装置
では、ホストコンピュータから光磁気ディスクに書き込
むライトコマンドを受信したときに、2次電池のチャー
ジ量が予め定めた量に達しているかどうか確認し、予め
定めたチャージ量に達していないときは、ライトデータ
の光磁気ディスクへの書き込みを禁止する旨をホストコ
ンピュータへ伝達するようにしている。したがって、外
部電源からの電力供給が絶れた場合でも、すでにライト
バッファに書き込まれたライトデータを、安全かつ確実
に光磁気ディスクへ書き込むことができる。
【0080】請求項2の光磁気ディスクドライブ装置で
は、光磁気ディスクドライブがホストコンピュータから
ライトコマンドを受領したとき、2次電池に蓄えられた
チャージ量を検出する検出手段を設け、このチャージ量
検出手段によって特定されたチャージ量を基に、コント
ローラは2次電池の電力のみでライトできるデータ量を
計算し、その量だけのライトデータをホストコンピュー
タからライトバッファに受領するようにしている。した
がって、請求項1のドライブ装置よりも少ない2次電池
のチャージ量で、ライトデータ受領とライト動作とを行
うことができると共に、外部電力供給開始から光磁気デ
ィスクドライブ装置がライト可能になるまでの時間を短
縮することができる。
【0081】請求項3の光磁気ディスクドライブ装置で
は、外部からの電力供給が停止し、光磁気ディスクドラ
イブへの電力供給が2次電池側に切り換わったとき、コ
ントローラがスピンドルモータへの電力供給を一旦停止
し、スピンドルモータの回転数が予め定められた回転数
に落ちたとき、該予め定められた回転数に保持するよう
にスピンドルモータへの電力供給を再開して、スピンド
ルモータの回転数を予め定められた回転数に保持された
状態で、ライトバッファ内にあるライトデータを光磁気
ディスクに書き込みを行うようにしている。したがっ
て、ライト動作に要する時間は多少増加するが、消費電
流を抑えることができる。
【0082】この場合に、消費電力は、電流の自乗に比
例するので、必要とされるチャージ量を減少することが
可能となる。そして、必要とされるチャージ量が減るこ
とによって、2次電池の容量の削減と、光磁気ディスク
ドライブへ外部電力を投入してからライト動作が可能に
なるまでの時間を短縮することができると共に、消費電
流の減少に伴って、2次電池の電圧、電流制御のハード
ウエアの電流容量の低減化、さらに、そのハードウエア
の低価格化も達成される。
【0083】請求項4の光磁気ディスクドライブ装置で
は、外部からの電力供給が停止し、光磁気ディスクドラ
イブへの電力供給が2次電池側に切り換わったとき、コ
ントローラがスピンドルモータへの電力供給を一旦停止
し、さらに、コントローラが使用するクロックを、クロ
ック切換え手段によって通常動作時よりも遅いクロック
に切換え、スピンドルモータの回転数が予め定められた
回転数に落ちたとき、前記クロック切換え手段によって
通常動作時のクロックに戻してから、スピンドルモータ
への電力供給を再開し、スピンドルモータの回転数を予
め定められた回転数に保持された状態で、ライトバッフ
ァ内にあるライトデータを光磁気ディスクに書き込みを
行うようにしている。
【0084】したがって、スピンドルモータが減速して
いる最中の消費電流を抑えることができる。そして、消
費電流が減れば、必要とされるチャージ量が減少し、2
次電池の容量の削減と、光磁気ディスクドライブへ外部
電力を投入してからライト動作が可能になるまでの時間
の短縮化を計ることができる。
【0085】請求項5の光磁気ディスクドライブ装置で
は、光磁気ディスクドライブへの外部からの電力供給が
開始すると、外部電力によって複数の2次電池へのチャ
ージが始まり、複数の2次電池に蓄えられる。この場合
に、セル選択手段が接続状態になっている。
【0086】そして、各セルのチャージ量が検出され
て、コントローラへ伝達される。コントローラは、各セ
ルごとにチャージ量が予め定めた量に達しているかどう
か判定し、予め定めたチャージ量に達したセルのセル選
択手段は接続状態のままとし、予め定めたチャージ量に
達しないセルのセル選択手段を切り離すよう動作する。
したがって、複数のセルにはバラつきがあり、寿命に達
しているセルを電力供給に使用すると、他の寿命に達し
ていないセルからの電力が、寿命に達しているセルに食
われる、という不都合が回避される。
【0087】請求項6の光磁気ディスクドライブ装置で
は、外部電源が遮断されて2次電池側に切り換わったと
き、コントローラは、スピンドルモータへの電力供給を
一旦停止し、2次電池のチャージ量からスピンドルモー
タの動作可能な回転数を計算して、スピンドルモータの
回転数が、所定の範囲まで低下したとき、該予め定めら
れた回転数に保持するようにスピンドルモータへの電力
供給を再開し、スピンドルモータの回転数が予め定めら
れた回転数に保持された状態で、ライトバッファ内にあ
るライトデータを光磁気ディスクに書き込みを行うよう
にしている。したがって、2次電池のチャージ量がセル
の使用開始当初のフルチャージ量に比べて少ない量しか
充電できない場合にも、安全かつ確実にライトデータを
光磁気ディスクに書き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光磁気ディスクドライブ装置につい
て、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明の光磁気ディスクドライブ装置につい
て、コントローラ9の主要な処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図3】この発明の第2の実施例について、外部電力の
遮断時における主要な処理の流れを示すフローチャート
である。
【図4】この発明の第3の実施例について、外部電力の
遮断時における主要な処理の流れを示すフローチャート
である。
【図5】この発明の光磁気ディスクドライブ装置につい
て、その要部構成の第4の実施例を示す機能ブロック図
である。
【図6】この発明の第4の実施例について、外部電力の
遮断時における主要な処理の流れを示すフローチャート
である。
【図7】この発明の光磁気ディスクドライブ装置につい
て、その要部構成の第5の実施例を示す機能ブロック図
である。
【図8】この発明の第5の実施例について、コントロー
ラによる主要な処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図9】この発明の第6の実施例について、コントロー
ラ9による主要な処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 外部電力供給源 2 電流切換え手段 3 チャージ量検出手段 3a チャージ量検出手段 4 2次電池 4a 2次電池 5 光磁気ディスクドライブ 6 光磁気ディスク 7 書き込み手段 8 スピンドルモータ 9 コントローラ 10 ライトバッファ 11 ホストコンピュータ 12 チャージ量伝達手段 21 クロック切換え手段 31と31a セル選択手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクドライブと、該光磁気デ
    ィスクドライブへ供給される電力を外部から充電する複
    数のセルからなる2次電池と、該2次電池に充電された
    チャージ量を検出するチャージ量検出手段と、ホストコ
    ンピュータからのライトデータを蓄えるライトバッファ
    と、電源が停止した際に前記光磁気ディスクドライブへ
    の電流を前記2次電池から供給するように切換える電流
    切換え手段と、光磁気ディスクを回転させるスピンドル
    モータと、前記光磁気ディスクドライブを制御するコン
    トローラとを具備し、前記光磁気ディスクに対してデー
    タの読み出し/書き込みを行う機能を有する光磁気ディ
    スクドライブ装置において、 前記2次電池に蓄えたチャージ量が予め定めた量に達し
    ていないときは、ライトデータの光磁気ディスクへの書
    き込みを禁止することを特徴とする光磁気ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の光磁気ディスクドライブ装置
    において、 上記2次電池に充電されたチャージ量に応じて、上記ラ
    イトバッファに蓄えるライトデータの量を制限するライ
    トデータ量制御手段を備えたことを特徴とする光磁気デ
    ィスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の光磁気ディスクドライブ装置
    において、 外部電力供給が停止し、上記光磁気ディスクドライブへ
    の電力供給が2次電池側に切換わったとき、上記スピン
    ドルモータへの電力供給を一旦停止し、該スピンドルモ
    ータの回転数が予め定められた回転数まで低下した時点
    で、スピンドルモータの回転数を該予め定められた回転
    数に保持する回転数保持手段と、 前記スピンドルモータが該予め定められた回転数に保持
    されたときに、ライトバッファにあるライトデータの光
    磁気ディスクへの書き込みを行うことを特徴とする光磁
    気ディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の光磁気ディスクドライブ装置
    において、 上記スピンドルモータへの電力供給を一旦停止した際
    に、光磁気ディスクドライブのコントローラの動作クロ
    ックを、通常のクロックから、より低速なクロックに切
    換える第1のクロック切換え手段と、 上記スピンドルモータの回転数が予め定められた回転数
    まで低下し、スピンドルモータの回転数を該予め定めら
    れた回転数に保持したとき、前記コントローラの動作ク
    ロックを、通常のクロックに切換える第2のクロック切
    換え手段、とを備えたことを特徴とする光磁気ディスク
    ドライブ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の光磁気ディスクドライブ装置
    において、 上記複数のセルからなる2次電池の各セルのチャージ量
    を検出するチャージ量検出手段により、予め定めたチャ
    ージ量に達しているセルを選択して光磁気ディスクドラ
    イブへ電力を供給する手段を備えたことを特徴とする光
    磁気ディスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の光磁気ディスクドライブ装置
    において、 外部電力供給が停止し、上記光磁気ディスクドライブへ
    の電力供給が2次電池側に切換わったとき、上記スピン
    ドルモータへの電力供給を一旦停止し、該スピンドルモ
    ータの回転数が、2次電池に蓄えられたチャージ量に従
    って予め定められた回転数まで低下した時点で、スピン
    ドルモータの回転数を該予め定められた回転数に保持す
    る回転数保持手段を備え、 前記スピンドルモータが該予め定められた回転数に保持
    されたときに、ライトバッファにあるライトデータの光
    磁気ディスクへの書き込みを行うことを特徴とする光磁
    気ディスクドライブ装置。
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