JPH07208591A - 5速自動変速機の液圧制御装置 - Google Patents

5速自動変速機の液圧制御装置

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JPH07208591A
JPH07208591A JP6329069A JP32906994A JPH07208591A JP H07208591 A JPH07208591 A JP H07208591A JP 6329069 A JP6329069 A JP 6329069A JP 32906994 A JP32906994 A JP 32906994A JP H07208591 A JPH07208591 A JP H07208591A
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valve
speed
pot
inflow
pressure oil
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JP6329069A
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Jae-Duk Jang
ジャン ジャエ−デュク
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Hyundai Motor Co
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Hyundai Motor Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0202Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
    • F16H61/0251Elements specially adapted for electric control units, e.g. valves for converting electrical signals to fluid signals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0202Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
    • F16H61/0204Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signal
    • F16H61/0206Layout of electro-hydraulic control circuits, e.g. arrangement of valves

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で変速応答性に優れた5速自動変
速機の液圧制御装置を提供する。 【構成】 本発明の液圧制御装置は、複数個の摩擦係合
要素を選択的に係合および解放させて5速の前進ギア比
と1速の後進ギア比を達成するためのものであって、所
定圧力の圧油を生成するための油ポンプ60と、この油
ポンプからの圧油を前進ラインおよび後進ラインで分配
するように手動で操作される手動弁78と、前記前進ラ
インを介して供給された圧油を前記摩擦係合要素中少な
くとも一つに供給して前記5速の前進ギア比中一つを達
成する第1第4のシフト弁94、96、98、100
に各々対応するように設けられ車速およびスロットル開
度によって各シフト弁の作動を制御するための第1
4の電磁切換弁S1〜S4と、前記第1第3のシフト
弁によって位置制御され圧油の流れ経路を切換える2速
〜4速のシフト弁によって位置制御され圧油の流れ経路
を切換えるオーバードライブユニット弁で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の自動変速機に関す
るものであり、さらに詳細には構造が簡単で変速応答性
に優れた5速自動変速機の液圧制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的に、車両用自動変速機はトルクコ
ンバータと、このトルクコンバータに作動的に連結され
ているギヤトレインと、圧油によって選択的に係合およ
び解放され前記ギヤトレインを介して動力の伝達経路を
変化させることにより多様な前進ギヤ比および後進ギヤ
比を達成するための複数個の摩擦係合要素と、車両の運
転状態によって前記摩擦係合要素の作動を制御する液圧
制御装置を備えている。自動変速機技術分野では前記ト
ルクコンバータ、ギヤトレインおよび摩擦係合要素を一
括して“パワートレイン”と呼ぶこともある。
【0003】公知の5速自動変速機において、前記ギヤ
トレインは複数個の遊星歯車装置を備えているし、各々
の遊星歯車装置は太陽歯車と内歯歯車と、これら両者の
ギヤ間に配置された複数個のピニオンとからなる。ま
た、前記摩擦係合要素はオーバーラン前進クラッチ、前
進クラッチ、3速クラッチ、後進クラッチ、オーバード
ライブユニットクラッチ等の油圧作動式クラッチと、ロ
ー/リバースブレーキ、2速ブレーキ、4速バンドブレ
ーキ、5速ブレーキ等の油圧作動式ブレーキで構成され
る。
【0004】一方、5速自動変速機用液圧制御装置は所
定の圧油を生成するための油ポンプと、この圧油の圧力
を低圧、中圧、高圧に可変できる調圧弁と、調節された
圧油を前記トルクコンバータ、クラッチおよびブレーキ
へ分配する一連のスプールベルブと、前記圧油の圧力を
減少させて制御流体を生成する減圧弁と、この低圧油を
用いて前記スプールベルブの作動を制御する複数個の電
磁切換弁と、運転者によって手動で操作され変速レンジ
を決定する手動弁とを含んでいる。このような液圧制御
装置の作動モードは前記手動弁の位置および前記電磁切
換弁の開閉によって異なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の液圧制御装置に
ついて、より具体的に述べる。従来の液圧制御置の一例
として、本出願人が1993年6月22日付で出願した
韓国特許出願第93−11131号には、一つ以上の摩
擦係合要素へ圧油を選択的に供給する複数個のスプール
タイプシフト弁と、圧油の圧力を適切に変化させて前記
各々のシフト弁へ供給するためのトルクコントロール弁
と、前記トルクコントロール弁から流れる圧油の経路を
切換するためのコントロールスイッチ弁と、前記シフト
弁、トルクコントロール弁およびコントロールスイッチ
弁の作動を制御するための複数個の電磁切換弁とからな
る液圧制御装置が開示されている。この液圧制御装置は
圧油の圧力をトルクコントロール弁で制御した後、コン
トロールスイッチ弁を通じて各々のシフト弁へ供給する
ように構成されているために、変速応答性が不良である
ばかりでなく、スプールベルブおよび電磁切換弁の数量
の増加によって装置の構造が複雑となり価格が高価にな
るという問題点を有している。
【0006】また、本出願人が1993年7月1日付で
出願した韓国特許出願第93−12037号には、シフ
ト弁として第1〜第4の電磁切換弁を用いて2速弁、3
速弁、4速弁およびオーバードライブユニット弁を適切
に制御し、これによって2速ブレーキ、3速クラッチ、
4速ベンドブレーキ、オーバードライブユニットクラッ
チおよび5速ブレーキを係合または解放させることによ
り前進5速を実現するようになった自動変速機用液圧制
御装置が提案されている。この液圧制御装置によれば、
手動弁をDレンジで置くと、油ポンプからの圧油が前進
クラッチおよびオーバードライブユニット直結クラッチ
へ直接供給され第1速を達成するようになる。第2速で
は第1の電磁切換弁が通電され2速弁のベルブスプール
を右側へ移動させることによって圧油が2速ブレーキへ
供給され当該ブレーキを係合させるようになる。第3〜
至第5速では第2乃至第4の電磁切換弁が順次に通電さ
れ3速クラッチ、4速バンドブレーキおよび5速ブレー
キを係合させる。この液圧制御装置は従来のスプールタ
イプシフト弁を電磁切換弁に代替したため、構造が簡単
で価格が安いという長所がある。しかしながら、油ポン
プから供給される圧油の流れを電磁切換弁で直接制御す
るようになるので、大容量の電磁切換弁を使用しなけれ
ばならず、また、長時間運転後には電磁切換弁が熱的損
傷等により故障を起こして変速の信頼性を低下させる虞
れがある。
【0007】本発明はこのような従来技術の問題点を鑑
みてなされたもので、作動の信頼性が低下せず変速に必
要なスプールベルブおよび電磁切換弁の数量を減少させ
ると共に、油路の単純化および部品の共用化を図ること
ができる5速自動変速機の液圧制御装置を提供すること
をその目的とする。本発明の他の目的は、油ポンプから
各々の摩擦係合要素へ分配される圧油の圧力をシフト弁
で直接制御することによって変速応答性が向上される5
速自動変速機の液圧制御装置を提供することにある。本
発明のまた他の目的は、Dレンジの全ての変速段で摩擦
係合要素を係合させるに充分な値の液圧を確保し得るよ
うに設計された5速自動変速機の液圧制御装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明の液圧制御装置は、複数個の摩擦係合要
素を選択的に係合および解放させて5速の前進ギヤ比と
1速の後進ギヤ比を達成するように構成されたものであ
って、所定圧力の圧油を生成するための油ポンプと、こ
の油ポンプからの圧油を前進ラインおよび後進ラインへ
分配するように手動で操作される手動弁と、前記前進ラ
インを介して供給された圧油を前記摩擦係合要素中少な
くとも一つに供給して前記5速の前進ギヤ比中いずれか
一つを達成する第1〜第4のシフト弁と、前記第1〜第
4のシフト弁に各々対応するように設けられ車速および
スロットル開度によって各シフト弁の作動を制御するた
めの第1〜第4の電磁切換弁と、前記第1〜第3のシフ
ト弁によって位置制御され圧油の流れ経路を切換える2
速〜4速弁と、前記第4のシフト弁によって位置制御さ
れ油圧の流れ経路を切換えるオーバードライブユニット
弁とを含んでいる。
【0009】本発明の好ましい態様において、前記第1
〜第4のシフト弁はそれぞれ、ハウジングと、前記第1
の位置と第2の位置との間で運動できるように前記ハウ
ジング内に摺動自在に組立られた一対の第1および第2
ベルブスプールと、これら第1および第2ベルブスプー
ルを前記第1の位置へバイアスさせるための一対の第1
および第2スプリングとからなる。また、好適には、前
記ハウジングは、ボアと、圧油を前記ボア内に導入する
ための流入ポットと、この流入ポットに選択的に連通す
る排出ポットと、前記ボア内へ低圧油を導入して前記第
1および第2のベルブスプールをスプリング力に対抗し
て第2の位置へ移動させるための制御ポットとを有す
る。前記第1のベルブスプール前記流入ポットを選択的
に開閉するための第1のレンドと前記第1のレンドから
所定の間隔で軸方向に離間されている第2のレンドとを
備える。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。各々の図面において同一部品
は同一参照番号で示す。
【0011】図1には本発明の液圧制御装置が適用され
るパワートレインが概略的に図示されている。このパワ
ートレインはトルクコンバータTCを含み、前記トルク
コンバータTCは、エンジンのクランク軸に直結され回
転するポンプインペラIと、このポンプインペラIと対
向配置され作動流体を通じてポンプインペラIの回転力
の伝達を受けるタービンランナーRと、これらポンプイ
ンペラIとタービンランナーRとの間に配置された作動
流体の流れ方向を変えることによってタービンランナー
Rの回転力を増大させるステータQとからなる。
【0012】前記タービンランナーRは主変速部2の入
力軸X1に直結されエンジンの回転力を伝達できるよう
になっており、この入力軸X1の外周には各々個別的に
回転できる3段入力軸4と後進太陽歯車軸6が回転自在
に設けられている。前記3段入力軸4と後進太陽歯車軸
6は3速クラッチC3と後進クラッチC4とを通じて回
転力の伝達を受けて各々第1遊星歯車装置8と第2遊星
歯車装置10へ回転力を伝達できるようになっている。
【0013】前記第1および第2遊星歯車装置8、10
は入力軸X1の回転力の伝達を受けて変速を行う主変速
部2を構成するようになっているが、前記第1遊星歯車
装置8はオーバーラン前進クラッチC1および前進クラ
ッチC2とを介して入力軸X1の回転力を直接伝達を受
ける太陽歯車12と、この太陽歯車12の外周に噛合う
複数の遊星歯車14およびこの遊星歯車14と噛合われ
る内歯歯車16とを含んでいる。前記遊星歯車14はキ
ャリア18によって支持されるが、このキャリア18は
第2遊星歯車装置10の内歯歯車20と駆動スプロケッ
ト22とを連結する出力ドラム24に一体に連結され
る。
【0014】また、前記第2遊星歯車装置10は太陽歯
車26と遊星歯車28および内歯歯車20を構成要素と
して第1遊星歯車装置8と同一な構造でなされている。
前記第1遊星歯車装置8の内歯歯車16は3速クラッチ
C3を介して3段入力軸4の回転力の伝達を受けるよう
になっているし、第2遊星歯車装置10の遊星歯車28
を支持しているキャリア30と連結され動力を伝達する
ようになっている。前記後進太陽歯車軸6は4速バンド
ブレーキB3によって回転が制御されるように設けられ
ているし、また、2速ブレーキB2によって反時計方向
の回転が制御されるようになっている。前記2速ブレー
キB2と後進太陽歯車軸6との間には一方向クラッチF
3が設けられ、2−3速変速時作用するようになってい
るし、第2遊星歯車装置10のキャリア30の延長部は
ロー/リバースブレーキB1によって回転されるように
なっている。このキャリア30の延長部はまた一方向ク
ラッチF2によって反時計方向の回転を制御しながら1
−2速変速時作用するようになっている。また前記前進
クラッチC2と第1遊星歯車装置8の太陽歯車12との
間には一方向クラッチF1が設けられ、3−4速変速時
作用するようになっている。
【0015】前記駆動スプロケット22は副(サブ)変
速部32の従動スプロケット34とチェイン部材36で
連結され主(メイン)変速部2の動力を副変速部32へ
伝達できるようになっている。この従動スプロケット3
4は第3遊星歯車装置38へ回転力を伝達できるように
キャリア40と連結されているが、このキャリア40は
太陽歯車42の外周に噛合われた遊星歯車44を回転可
能に支持する。遊星歯車44は内歯歯車46に内接して
回転力を伝達できるようになっているし、この内歯歯車
46は出力フレンジ48を通じて縦減速用遊星歯車装置
50へ回転力を伝達できるようになっている。
【0016】前記従動スプロケット34と太陽歯車42
との間にはオーバードライブユニットクラッチC5と、
4−5速変速時作用する一方向クラッチF4が設けられ
ているし、また、5速ブレーキB4が変速機ケース52
に設けられている。また前記縦減速用遊星歯車装置50
はディファレンシャル54ヘ回転力を伝達し、この回転
力は出力軸X2を介して車輪に伝達され車両を駆動する
ようになる。
【0017】図2は各変速段別ブレーキおよびクラッチ
の作動状態を示す。図2において、記号○はクラッチま
たはブレーキが係合状態であることを示し、記号×はク
ラッチまたはブレーキが解放状態であることを示す。ま
た、記号Cは油圧によって作動されるクラッチ、記号F
は一方向クラッチ、記号Bは油圧によって作動されるブ
レーキを各々示す。
【0018】図2に示したオーバーラン前進クラッチC
1,前進クラッチC2、3速クラッチC3、後進クラッ
チC4、オーバードライブユニットクラッチC5、ロー
/リバースブレーキB1,2速ブレーキB2,4速ブレ
ーキB3および5速ブレーキB4の作動は図3〜図15
を参照して後述する液圧制御装置によって適切に制御さ
れ、所望の変速段を達成するようになる。各変速段にお
いてクラッチおよびブレーキの作動するか否かは図2に
明瞭に示しているのでこれに関する具体的な説明は省略
する。
【0019】図3を参照すると、本発明による液圧制御
装置の液圧回路が図示されている。この液圧制御装置
は、変速機の入力軸と共に回転してオイルパン56内の
流体をポンピングすることにより高圧の圧油をメイン圧
力ライン58に吐出する油ポンプ60と、この油ポンプ
60によって生成された圧油の圧力を電磁切換弁S5の
デューティ率によって低圧、中圧、高圧中いずれか一つ
で可変制御してライン圧へ変化させる調圧弁62を備え
ている。
【0020】前記メイン圧力ライン58内の油圧はコン
バータフィード弁64およびダンパクラッチ制御弁66
を経由してトルクコンバータTCへ供給される。コンバ
ータフィード弁64はトルクコンバータTCへ供給され
る流体の圧力を一定に調節する機能を行い、ダンパーク
ラッチ制御弁66は前記コンバータフィード弁64およ
びトルクコンバータTCへ供給される流体の流れ経路を
切換えることによりダンパークラッチもしくはロックア
ップクラッチ68を選択的に係合および解放する役目を
行う。ダンパークラッチ制御弁66の作動は電磁切換弁
S6によって制御される。
【0021】また、前記メイン圧力ライン58内の油圧
は第1の分枝ライン70、第2の分枝ライン72および
第3の分枝ライン74を介して減圧弁76、手動弁78
およびオーバードライブユニット弁80へ各々分配され
る。前記減圧弁76は圧油の圧力を減少させて低圧油に
変換する役目を行い、この低圧油は減圧ライン82を介
して前記調圧弁62およびダンパークラッチ制御弁66
へ供給される。また、前記低圧油は後述する第1〜第4
のシフト弁および後進防止弁にも供給されてこれら弁を
制御することに使用される。
【0022】前記手動弁78は運転者の手動操作によっ
て駐車位置のPレンジ,後進位置のRレンジ,中立位置
のNレンジ、前進駆動位置のDレンジ、第1の低速位置
のLレンジ、第2低速位置の2レンジおよび第3の低速
位置の3レンジで選択的に移動されるベルブスプール8
4を備えている。図3には前記手動弁78のベルブスプ
ール84がPレンジであるものと図示されている。この
Pレンジでは第2の分枝ライン72を介して供給された
圧油がベルブスプール84の中心に軸方向に穿孔された
排出口(点線で示した)通じて前記オイルパン56へ戻
る。Rレンジでは前記第2の分枝ライン72が後進ライ
ン86と連通される反面、Nレンジでは前記第2の分枝
ライン72内の圧油が手動弁78を通過できないように
なっている。また、Dレンジでは圧油が前記手動弁78
を通過して前進ライン88へ供給され、Lレンジでは圧
油が前進ライン88だけでなく第1の低速ライン90へ
も供給される。2レンジおよび3レンジでは圧油が前記
前進ライン88および第1の低速ライン90外に第2の
低速ライン92へも供給される。
【0023】本発明の液圧制御装置は前進ライン88を
介して供給された圧油の流れ経路を変えて2速ブレーキ
B2、3速クラッチC3、4速バンドブレーキB3およ
び5速ブレーキB4順次的にまたは飛び越し方式で作動
させるための第1〜第4のシフト弁94、96、98、
100を備えている。また、この第1〜第4のシフト弁
94、96、98、100はギアトレインの回転トルク
によって圧油の圧力を適切に可変させてクラッチやブレ
ーキのスリップ現象を防止する機能を行う。それらシフ
ト弁94、96、98、100の作動は、それに対応し
て設けられた第1〜第4の前記閉鎖型電磁切換弁S1、
S2,S3,S4によって制御され、これら電磁切換弁
S1、S2,S3,S4は図面に図示していない変速機
制御ユニットTCUによってデューティ制御される。し
たがって、前記各々のシフト弁94、96、98、10
0を通じて前記2速ブレーキB2、3速クラッチC3、
4速バンドブレーキB3および5速ブレーキB4へ供給
される圧油の圧力は前記電磁切換弁S1、S2,S3,
S4のデューティ率によって作動する第1〜第4のシフ
ト弁によってギアトレインの回転トルクに合うように適
切に調節できる。
【0024】また、前記第1〜第3のシフト弁94、9
6、98は2速〜4速弁102、104、106を介し
て前記2速ブレーキB2、3速クラッチC3および4速
バンドブレーキB3と各々連通できるようになっている
し、前記第4のシフト弁100はオーバードライブユニ
ット弁80を介して5速ブレーキB4と連通できるよう
になっている。また、後進ライン86には後進防止弁8
7が付加的に設けられて、車両の前進走行中誤って手動
弁78をRレンジへ移動させてもロー/リバースブレー
キB1が作動しないようになっている。このような後進
防止弁87は第1の電磁切換弁S1によって制御され
る。
【0025】図4に明瞭に図示されているように、前記
第1のシフト弁94は圧油の圧力を調節して前記2速ブ
レーキB2へ供給することによって1速と2速との間の
変速を行うためのもので、ベルブハウジング108と、
左側位置と右側位置との間で運動できるように前記ハウ
ジング108内に相互一定な距離で離れて組立てられた
一対の第1および第2ベルブスプール110、112
と、前記各々のベルブスプール110、112を右側位
置へバイアスさせるための一対の第1および第2スプリ
ング114、116とからなり、前記第1のスプリング
114は前記第2のスプリング116と比べて小さい弾
性係数を有する。
【0026】前記ハウジング108はボア118と、前
進ライン88に連結され圧油の供給を受ける流入ポット
120と、この流入ポット120と選択的に連通し前記
2速弁102に連結された排出ポット122と、減圧ラ
イン82を介して第1の電磁切換弁S1と連通している
制御ポット124とを有している。また、前記第1のベ
ルブスプール110は流入ポット120を選択的に開閉
するための第1のレンド126と、この第1のレンド1
26から所定の間隔で軸方向に離間されている第2のレ
ンド128とを有する。
【0027】図6(A)は第1のシフト弁94のベルブ
スプール110、112が右側位置へ移動していること
を示している。一方、通電状態にある第1の電磁切換弁
S1を介して低圧油は制御ポット124から外部へ排出
され、これに伴なってベルブスプール110、112は
スプリング114、116の弾力によって図示されたよ
うに右側へ移動するようになる。それゆえに、流入ポッ
ト120は第1のベルブスプール110のレンド126
によって閉鎖され排出ポット122と連通できないよう
になる。前記第1の電磁切換弁S1が非通電状態にデュ
ーティ制御されと、制御ポット124から低圧油がボア
118内へ導入され、これに伴なってベルブスプール1
10、112はスプリング114、116の弾力を克服
して左側へ移動するようになる。この結果、流入ポット
120は排出ポット122と連通して第1のシフト弁9
4を介した圧油の流れを許容するようになる。
【0028】ところが、前記第1の電磁切換弁S1は変
速機制御ユニットTCUによってデューティ制御されな
がらも所定のデューティ率(通電時間/周期)でオン・
オフを反復するようになるので、前記第1のシフト弁9
4の第1および第2ベルブスプール110、112は反
復的な直線往復運動されて流入ポット120を連続的に
開閉する。この際、流入ポット120の開放時間が閉鎖
時間より長い場合、排出ポット122から2速ブレーキ
B2へ供給される圧油の圧力が高くなり、反対に、開放
時間が閉鎖時間より短いと前記圧油の圧力が低くなる。
【0029】一方、前記電磁切換弁S1がオン状態で固
定されると、制御ポット124からボア118内へ導入
され第1および第2のベルブスプール110、112を
左側に押していた低圧油は減圧ライン82を介して外部
に排出され、これによって、第2のベルブスプール11
2が第2のスプリング116の弾力によって右側へ迅速
に移動するようになる。さらに、第1のベルブスプール
110が第1のスプリング114の弾力を受けて右側へ
移動するようになるが、この際、第1のベルブスプール
110の移動速度は第2のベルブスプール112の移動
速度と比べてかなり遅い。その理由は第1のスプリング
114の弾性係数が第2のスプリング116の弾性係数
よりかなり小さく設定されているからである。このよう
に第1のベルブスプール110の移動速度を遅延させる
と第2速から第1速への下向変速時、2速ブレーキB2
に作用していた油圧を徐々に解除して変速衝撃を減らす
ことができる。
【0030】さらに図4を参照すると、前記2速弁10
2は、ベルブハウジング130と、第1および第2の位
置の間で運動できるように前記ハウジング130内に摺
動自在に組立てられたベルブスプール132と、このベ
ルブスプール132を第1の位置へバイアスさせるため
のスプリング134とからなる。前記ハウジング130
はボア136と、前記第1のシフト弁94の排出ポット
に連結された第1の流入ポット138と、前記前進ライ
ン88に連結され圧油が供給される第2の流入ポット1
40と、前記3速弁104および4速弁106を経由し
て前記第1の低速ライン144に連結された第3の流入
ポット142と、前記第1の流入ポット138と選択的
に連通し前記2速ブレーキB2に結ばれた第1の排出ポ
ット144と、前記第2の流入ポット140と選択的に
連通し前記第2のシフト弁96および前記3速弁104
に結ばれた第2の排出ポット146と、前記第3の流入
ポット142と選択的に連通し前記ロー/リバースブレ
ーキB1に結ばれた第3の流入ポット148と、前記第
3の流入ポット142と選択的に連通し前記4速バンド
ブレーキB3に結ばれた第4の流入ポット150を備え
ている。
【0031】また、前記2速弁102のベルブスプール
132は前記流入ポット138、140、142および
前記排出ポット144、146、148、150と協働
して前記2速弁102を通じた圧油の流れを制御できる
ようにベルブスプール132の長さに沿って所定の間隔
で配列された第1〜第5のレンド152、154、15
6、158、160を有する。
【0032】図7(A)に図示されたように、前記2速
弁102のベルブスプール132は不断スプリング13
4の弾力によって第1の位置、即ち、左側位置へバイア
スされている。この位置で、第1の排出ポット144は
前記ベルブスプール132の第1のレンド152によっ
て第1の流入ポット138から断絶されているので、前
記第1のシフト弁94からの圧油は前記2速ブレーキB
2に供給できない。同じく、第2の排出ポット146も
ベルブスプール132の第3のレンド156によって第
2の流入ポット140から断絶されている。一方、第3
の流入ポット142は第3の排出ポット148とは連通
するが第4の排出ポット150からは断絶されているの
で、前記第2の低速ライン92からの圧油は第3の流入
ポット142および第3の排出ポット148を経てロー
/リバースブレーキB1へ供給できるようになる。
【0033】圧油が前記第1のシフト弁94から第1の
流入ポット138を通じて前記2速弁102へ供給され
ると、ベルブスプール132は図7(B)に図示したよ
うにスプリング134の弾力を克服して第2の位置、即
ち、右側位置へ移動するようになる。これによって、第
1のシフト弁94からの圧油は第1の流入ポット138
および第1の排出ポット144を通じて前記2速ブレー
キB2に流れて当該2速ブレーキB2を係合させるよう
になる。これと同時に、前進ライン88内の圧油は第2
の流入ポット140および第2の排出ポット146を経
て前記第2のシフト弁96および前記3速弁104へ各
々分配され、第3の流入ポット142は第4の排出ポッ
ト150と連通して、前記第2の低速ライン92からの
圧油を4速バンドブレーキB3へ供給するようになる。
【0034】図4を再び参照すると、前記第2のシフト
弁96は圧油の圧力を調節して前記3速クラッチC3へ
供給することにより2速と3速との間の変速を行うため
のもので、ベルブハウジング162と、左側位置と右側
位置との間で運動できるように前記ハウジング162内
に相互一定した距離をおいて組立られた一対の第1およ
び第2のベルブスプール164、166と、前記各々の
スプール164、166を右側位置へバイアスさせるた
めの一対の第1および第2スプリング168、170と
からなり、前記第1のスプリング168は前記第2のス
プリング170よりさらに小さい弾性係数を有する。
【0035】前記ハウジング162はボア172と、前
記第2のシフト96の第2の排出ポット146に連結さ
れた流入ポット174と、この流入ポット174と選択
的に連通し3速弁104に結ばれた排出ポット176
と、減圧ライン82を介して第2の電磁切換弁S2と連
通している制御ポット178とを有している。また、前
記第1のベルブスプール164は流入ポット174を選
択的に開閉するための第1のレンド180と、この第1
のレンド180から所定の間隔をおいて軸方向に離間さ
れている第2のレンド182とを有する。このような構
造の第2のシフト弁96は上述した第1のシフト弁と同
一な方式で作動する。
【0036】前記3速弁104はベルブハウジング19
0と、第1および第2との位置の間で運動できるように
前記ハウジング190内で摺動自在に組立られたベルブ
スプール186と、このベルブスプール186を第1の
位置へバイアスさせるためのスプリング188とからな
る。前記ハウジング190はボア184と、前記第2の
シフト弁96の排出ポット176に連結された第1の流
入ポット192と、前記2速弁102の第2の排出ポッ
ト146に連結された第2の流入ポット194と、前記
第2の低速ライン92に直結された第3の流入ポット1
96と、前記第1の流入ポット192と選択的に連通し
前記3速クラッチC3に連結された第1の排出ポット1
98と、前記第2の流入ポット194と選択的に連通し
前記第3のシフト弁98および前記4速弁106に結ば
れた第2の排出ポット200と、前記第3の流入ポット
196と選択的に連通し前記2速弁102の第3の流入
ポット142に結ばれた第3の排出ポット202を備え
ている。
【0037】また、前記3速弁104のベルブスプール
186は第1〜第3の流入ポット192、194、19
6および第1〜第3の排出ポット198、200、20
2と協働し前記3速弁104を通じた圧油の流れを制御
できるようにベルブスプール186の長さに沿って所定
の間隔で配列された第1〜第5のレンド204、20
6、208、210、212を有する。
【0038】図5を参照すると、前記第3のシフト弁9
8は圧油の圧力を調節して前記4速バンドブレーキB3
へ供給することにより3速と4速との間の変速を行うた
めのもので、ベルブハウジング214と、左側位置と右
側位置との間で運動できるように前記ハウジング214
内に相互一定した距離をおいて組立られた一対の第1お
よび第2のベルブスプール216、218と、前記各々
のベルブスプール216、218を右側位置へバイアス
させるための一対の第1および第2スプリング220、
222とからなり、前記第1のスプリング220は第2
のスプリング222よりさらに小さい弾性係数を有す
る。
【0039】前記ハウジング214はボア224と、前
記3速弁104の第2の排出ポット200に連結された
流入ポット226と、この流入ポット226と選択的に
連通し前記4速弁106に結ばれた排出ポット228
と、減圧ライン82を介して第3の電磁切換弁S3と連
通している制御ポット230とを有している。また、前
記第1のベルブスプール216は流入ポット226を選
択的に開閉するためのもので、第1のレンド232とこ
の第1のレンド232から所定の間隔をおいて軸方向に
離間されている第2のレンド234とを有する。以上の
ような第3のシフト弁98は、第1のベルブスプール2
16が右側へ移動した際、流入ポット226と排出ポッ
ト228が相互に連通するようになる点を除いては上述
した第1のシフト弁94とほぼ同一な方式で作動する。
【0040】前記4速弁106はベルブハウジング23
6と、第1および第2位置との間で運動できるように前
記ハウジング236内に摺動自在に組立られたベルブス
プール238と、このベルブスプール238を第1の位
置へバイアスさせるためのスプリング240とからな
る。前記ハウジング236はボア242と、前記第3の
シフト弁98の排出ポット228に結ばれた第1の流入
ポット244と、前記3速弁106の第2の排出ポット
200に結ばれた第2の流入ポット246と、前記第1
の低速ライン90に直結された第3の流入ポット248
と、前記第1の流入ポット244と選択的に連通し前記
4速バンドブレーキB3へ連結された第1の排出ポット
250と、前記第2の流入ポット246と選択的に連通
し前記4速のシフト弁100に結ばれた第2の排出ポッ
ト252と、前記第3の流入ポット248と選択的に連
通し前記オーバーラン前進クラッチC1に連結された第
3の排出ポット254とを備えている。
【0041】また、前記4速弁106のベルブスプール
238は前記第1〜第3の流入ポット244、246、
248および前記第1〜第3の排出ポット250、25
2、254と協働して前記4速弁106を通じた圧油の
流れを制御できるようにベルブスプール238の長さに
沿って所定の間隔で配列された第1〜第5のレンド25
6、258、260、262、264を有する。
【0042】図5に図示されているように、前記第4の
シフト弁100は圧油の圧力を調節して前記5速ブレー
キB4へ供給することにより4速と5速との間の変速を
行うためのもので、ベルブハウジング266と、左側位
置と右側位置との間で運動できるように前記ハウジング
266内に相互一定した距離をおいて組立られた一対の
第1および第2のベルブスプール268、270と、前
記各々のベルブスプール268、270を右側位置へバ
イアスさせるための一対の第1および第2スプリング2
72、274とからなり、前記第1のスプリング272
は第2のスプリング274よりさらに小さい弾性係数を
有する。
【0043】前記ハウジング266はボア276と、前
記4速弁106の第2の排出ポット252に連結されて
圧油の供給を受ける流入ポット278と、この流入ポッ
ト278と選択的に連通し前記オーバードライブユニッ
ト弁80に結ばれた排出ポット280と、減圧ライン8
2を介して第4の電磁切換弁S4と連通している制御ポ
ット282とを有している。また、前記第1のベルブス
プール268は前記流入ポット278を選択的に開閉す
るためのもので、第1のレンド284とこの第1のレン
ド284から所定の間隔をおいて軸方向に離間されてい
る第2のレンド286で構成されている。
【0044】このような構造を有する第4のシフト弁1
00は第1のベルブスプール268が右側へ移動した
際、流入ポット278と排出ポット280が相互に連通
するようになる点を除いては上述した第1のシフト弁9
4とほぼ同一な方式で作動する。前記オーバードライブ
ユニット弁80はベルブハウジング288と、第1およ
び第2の位置との間で運動できるように前記ハウジング
288内に摺動自在に組立られたベルブスプール290
と、このベルブスプール290を第1の位置へバイアス
させるためのスプリング292とからなる。前記ハウジ
ング280はボア294と、前記第4のシフト弁100
の排出ポット280に連結された第1の流入ポット29
6と、前記第3の分枝ライン74を介して油ポンプに直
結された第2の流入ポット298と、前記第1の流入ポ
ット296と選択的に連通し前記5速ブレーキB4に連
結された第1の排出ポット300と、前記第2の流入ポ
ット298と選択的に連通し前記オーバードライブユニ
ットクラッチC5に連結された第2の排出ポット302
とを備えている。また、前記オーバードライブユニット
弁80のベルブスプール290は前記第1の流入ポット
296、第2の流入ポット298、第1の排出ポット3
00および第2の排出ポット302と協同して前記オー
バードライブユニット弁80を通じた圧油の流れを制御
できるようにベルブスプール186の長さに沿って所定
の間隔で配列された第1〜第3のレンド304、30
6、308を有する。
【0045】次に、図8〜図15を参照して本発明によ
る5速自動変速機用液圧制御装置の作動に関して詳細に
説明する。図8はNレンジで液圧制御装置の作動状態を
示す液圧回路図として、この図面で縞模様は圧油の分布
を示すものである。図示されているように、油ポンプ6
0はエンジンによって駆動され高圧油をメイン圧力ライ
ン58に送給し、このメイン圧力ライン58内の圧油の
圧力は電磁切換弁S5のデューティ率によって作動する
調圧弁62によって各々の変速レンジに適合な圧力(一
般的に“ラインアップ”という)で変換される。続い
て、前記圧油は第1の分枝ライン70を介して減圧ベル
ブ76へ供給され、この減圧ベルブ76は圧油の圧力を
減少させて低圧油を生成した後、減圧ライン82を介し
て第1乃至第6の電磁切換弁S1−S6へ分配するよう
になる。
【0046】また、前記メイン圧力ライン58内の圧油
は第2の分枝ライン72を介して手動弁78にも供給さ
れる。ところが、手動弁78のベルブスプール84はニ
ュートラル位置Nヘ移動しているので、前記第2の分枝
ライン72内の圧油は手動弁78を通過することができ
ない。これとは別に、前記メイン圧力ライン58内の圧
油は第3の分枝ライン74およびオーバードライブユニ
ット弁80を経由してオーバードライブユニットクラッ
チC5にも分配されて当該クラッチC5を係合させるこ
とによってNレンジを達成するようになる。図2に図示
されているように、Nレンジにおいてはオーバードライ
ブユニットクラッチC5を除いた全ての液圧作動式クラ
ッチおよびブレ−キは解放状態で維持される。
【0047】図9はDレンジの第1速で液圧制御装置の
作動状態を示す液圧回路として、この図面で縞模様は圧
油の分布を示す。図示されたように、メイン圧力ライン
58内の圧油は第1〜第3の分枝ライン70、72、7
4を介して減圧弁76、手動弁78およびオーバードラ
イブユニット弁80へ各々分配される。前記減圧弁76
へ送り込まれた圧油は低圧油に変換された後、減圧ライ
ン82を介して第1〜第6の電磁切換弁S1−S6へ供
給され、前記オーバードライブユニット弁80に送り込
まれた圧油はオーバードライブユニットクラッチC5へ
供給され当該クラッチC5を係合させる。一方、前記手
動弁78は分枝ライン72と前進ライン88とを連通さ
せることにより圧油が前進ライン88を介して前進クラ
ッチC2へ供給されるようにする。以上のような方式で
オーバードライブユニットクラッチC5と前進クラッチ
C2が係合状態になると、Dレンジの第1速が達成され
る。
【0048】図2をみると分かるように、前記Dレンジ
の第1速では前記オーバードライブユニットクラッチC
5および前進クラッチC2のみでなく第1、第2および
第4の一方向クラッチF1,F2,F4も作動するよう
になり、第1および第2の電磁切換弁S1、S2はオン
状態でデューティ制御され減圧ライン82から低圧油を
排出させる。
【0049】図10はDレンジの第2速で液圧制御装置
の作動状態を示す液圧回路図として、この図面で縞模様
は圧油の分布を示す。前記した第1速と同じく、第2速
ではオーバードライブユニットクラッチC5と前進クラ
ッチC2が圧油によって係合状態で維持されている。第
1速の状態で車速およびスロットル開度が増加すると、
第1の電磁切換弁S1がオフされ低圧油が制御ポット1
24を介して第1のシフト弁94内に導入されるように
なる。これによって、第1および第2のスプール11
0、112はスプリングの弾力を克服して左側へ移動し
て流入ポット120と排出ポット122とを連通させ
る。この結果、圧油は前記2速弁102の第1の流入ポ
ット138へ流入されてベルブスプール132を右側に
おして第1の排出ポット144を経て2速ブレーキB2
へ供給されることによって第2速を達成する。この際、
前記2速弁102の第2の流入ポット140に待機して
いた圧油は第2の排出ポット146から第2のシフト弁
96および3速弁104へ供給される。図2に示されて
いるように、前記第2速では2速ブレーキB2、前進ク
ラッチC2およびオーバードライブユニットクラッチC
5のみでなく第1、第3、第4の一方向クラッチF1,
F3,F4も係合する。
【0050】図11はDレンジの第3速で液圧制御装置
の作動状態を示す液圧回路図として、この図面で縞模様
は圧油の分布を示している。前述した第2速と同じく、
第3速では前進クラッチC2、2速ブレーキB2および
オーバードライブユニットクラッチC5が圧油によって
係合状態で維持されている。第2速の状態で車速および
スロットル開度が増加すると、第2の電磁切換弁S2が
オフされ低圧油が制御ポット178から第2のシフト弁
96内へ導入される。これによって、第1および第2の
スプール164、166はスプリングの弾力を克服して
左側に移動して流入ポット174と排出ポット176と
を連通させる。この結果、圧油は前記3速弁104の第
1の流入ポット192へ流入されてベルブスプール18
6を右側におして第1の排出ポット198を経て3速ブ
レーキC3に供給されることによって第3速を達成す
る。この際、前記3速弁104の第2の流入ポット19
4に待機していた圧油は第2の排出ポット200から前
記第3のシフト弁98および4速弁106へ供給され
る。図2に示されているように、前記第3速では前進ク
ラッチC2、2速ブレーキB2,3速クラッチC3およ
びオーバードライブユニットクラッチC5のみでなく第
1および第4の一方向クラッチF1,F4も係合する。
【0051】図12はDレンジの第4速で液圧制御装置
の作動状態を示す液圧回路図として、この図面で縞模様
は圧油の分布を示している。前述した第3速と同じく、
第4速では前進クラッチC2、2速ブレーキB2、3速
クラッチC3およびオーバードライブユニットクラッチ
C5が圧油によって係合状態で維持されている。第3速
の状態で車速およびスロットル開度が増加すると、第3
の電磁切換弁S3がオンされ低圧油が第3のシフト弁9
8から制御ポット230から排出される。これによっ
て、第1および第2のベルブスプール216、218は
スプリングの弾力によって右側に移動して流入ポット2
26と排出ポット228とを連通させる。この結果、圧
油は前記4速弁106の第1の流入ポット224へ流入
されてベルブスプール238を右側におして第1の排出
ポット250を経て4速バンドブレーキB3へ供給され
ることによって第4速を達成する。この際、前記4速弁
106の第2の流入ポット246に待機していた圧油は
第2の排出ポット252から前記第4のシフト弁100
へ供給される。図2に示されているように、前記第4速
では前進クラッチC2、2速ブレーキB2,3速クラッ
チC3,4速バンドブレーキB3およびオーバードライ
ブユニットクラッチC5のみでなく第4の一方向クラッ
チF4も係合する。
【0052】図13はDレンジの前述した第4速と同じ
く、第5速では前進クラッチC2、2速ブレーキB2、
3速クラッチC3および4速バンドブレーキB3が圧油
によって係合状態で維持されているが、オーバードライ
ブユニットクラッチC5は後述することと同じ方式で解
除される。第4速の状態でオーバードライブスイッチを
オンすると、第4の電磁切換弁S4がオンされ低圧油が
第4のシフト弁100から制御ポット282から排出さ
れる。これによって、第1および第2のベルブスプール
268、270はスプリングの弾力によって右側に移動
して流入ポット278と排出ポット280とを連通させ
る。この結果、圧油は前記オーバードライブユニット弁
80の第1の流入ポット296へ流入されてベルブスプ
ール290を右側におして第1の排出ポット300を経
て5速ブレーキB4へ供給される。この際、第2の流入
ポット298と第2の排出ポット302は第2のレンド
306によって遮断されるのでオーバードライブユニッ
トクラッチC5にはこれ以上圧油が供給されない。要す
るに、第5速では前記前進クラッチC2、2速ブレーキ
B2、3速クラッチC3、4速バンドブレーキB3およ
び5速ブレーキB4が係合し、オーバードライブユニッ
トクラッチC5は解放される。また、図2に示したよう
に、排出ポット252から前記第4のシフト弁100へ
供給される。図2に図示のように、第1〜第4の一方向
クラッチF1−F4はいずれも係合しない。
【0053】図14はRレンジで液圧制御装置の作動状
態を示す液圧回路図として、この図面で縞模様は圧油の
分布を示している。油ポンプ60から吐出されたメイン
圧力ライン58内の圧油は第1〜第3の分枝ライン7
0、72、74を介して減圧弁76、手動弁78および
オーバードライブユニット弁80へ供給されている。こ
の際、オーバードライブユニット弁80のベルブスプー
ルはスプリングの弾力によって左側に移動しているの
で、第3の分枝ラインからの圧油はオーバードライブユ
ニットクラッチC5へ直接供給され当該クラッチC5を
係合させるようになる。また、手動弁78へ供給された
圧油は後進ライン86を介して後進クラッチC4へ送り
出されて当該クラッチC4を係合させる。後進ライン8
6内の圧油は後進防止弁87にも供給される。しかる
に、Rレンジでは第1の電磁切換弁S1がオフ状態で維
持されているので、前記後進防止弁87のベルブスプー
ルは制御圧油によって左側に押される。これによって、
後進ライン86内の圧油はバイパスライン89を介して
ロー/リバースブレーキB1へ供給され当該ブレーキB
1を係合させるようになる。要するに、Rレンジではロ
ー/リバースブレーキB1、後進クラッチC4およびオ
ーバードライブユニットクラッチC5が圧油によって係
合され、残りの油圧作動式クラッチおよびブレーキは解
除状態で維持される。また、図2に示したように、前記
Rレンジでは第2および第4の一方向クラッチF2,F
4も係合する。
【0054】図15はLレンジで液圧制御装置の作動状
態を示す液圧回路図として、この図面で縞模様は圧油の
分布を示すものである。上述したDレンジの第1速と同
じく、Lレンジではメイン圧力ライン58内の圧油は第
1〜第3の分枝ライン70、72、74を介して減圧弁
76、手動弁78およびオーバードライブユニット弁8
0へ供給される。この際、オーバードライブユニット弁
80のベルブスプールはスプリングの弾力によって左側
に移動しているので、第3の分枝ラインからの圧油はオ
ーバードライブユニットクラッチC5へ直接供給され当
該クラッチC5を係合させるようになる。一方、手動弁
78へ供給された圧油は前進ライン88、第1の低速ラ
イン90および第2の低速ライン92へ各々分配され
る。前進ライン88内の圧油は前進クラッチC2へ直接
供給され、第1の低速ライン90内の圧油は4速弁10
1を経てオーバーラン前進クラッチC1へ供給され第2
の低速ライン92内の圧油は3速および2速弁104、
102を経由してロー/リバースブレーキB1へ供給さ
れる。したがって、Lレンジではロー/リバースブレー
キB1、オーバーラン前進クラッチC1、前進クラッチ
C2およびオーバードライブユニットクラッチC5が係
合状態となり、残りの油圧作動式クラッチおよびブレー
キは解放される。また、図2に示したように、Lレンジ
では第1、第2および第4の一方向クラッチF1,F
2,F4も係合する。
【0055】以上においては順次的に変速に関して詳細
に説明したが、車速の変換率が急激な場合は飛び越えて
の変速も可能である。例えば、第1速から第3速への飛
び越し変速が必要な際は、図9で第2の電磁切換弁S2
をオフさせて第2のシフト弁96のベルブスプールが左
側に移動されるようにした後、第1の電磁切換弁S1を
オンからオフヘデューティ制御して第1のシフト弁94
のベルブスプールが左側に移動されるようにする。これ
によって、前進ライン88内の圧油は第1のシフト弁9
4および2速弁102を経て2速ブレーキB2へ供給さ
れると同時に、第2のシフト弁96および3速弁104
を経由して3速クラッチC3にも供給されることによっ
て第1速から第3速への飛び越し変速がなされるように
なるのである。その他の飛び越し変速も第1乃至第4の
電磁切換弁S1−S4を適切に制御して達成することが
できる。また、下向変速(downshift)は図9
〜図13を参考に説明した上向変速(upshift)
の逆順でなされるし、非常時には第3速で固定される。
【0056】
【発明の効果】以上で詳細に説明した本発明の液圧制御
装置によると、作動の信頼性を向上しながら変速に必要
なスプールベルブおよび電磁切換弁の数量を減少させる
と共に流路の単純化および部品共用化を図ることができ
るし、油ポンプから各々の摩擦係合要素に分配される圧
油の圧力をシフト弁で直接制御することによって変速応
答性を向上させることができる。また、前進ライン内の
圧油を2速弁、3速弁および4速弁で直接供給するため
の別途の流路が用意されているので、3速クラッチ、4
速バンドブレーキおよび5速ブレーキを係合させるに充
分な油量を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液圧制御装置が適用される従来のパワ
ートレインの一例を図示する概略図である。
【図2】各変速レンジにおいて図1のパワートレインを
構成する摩擦係合要素の係合および解放状態を示す図面
である。
【図3】本発明による液圧制御装置の油圧回路図とし
て、手動弁が駐車位置(P)にあることを示す図面であ
る。
【図4】図3に2点鎖線で図示した液圧制御装置の上側
変速制御部P1を示す拡大図である。
【図5】図3に2点鎖線で図示した液圧制御装置の下側
変速制御部P2を示す拡大図である。
【図6】図4および図5に図解した上側変速制御部P1
を構成する第1のシフト弁の位置を図解した図であり、
図6(A)は第1のシフト弁が右側位置に移動している
状態を示す拡大図であり、図6(B)は第1のシフト弁
が左側位置へ移動している状態を示した拡大図である。
【図7】図4の上側変速制御部P1を構成する2速弁の
移動状態を示す拡大図であり、図7(A)は2速弁が右
側位置へ移動している状態を示す拡大図であり、図7
(B)は2速弁が左側位置へ移動している状態を示す拡
大図である。
【図8】Nレンジで本発明による液圧制御装置の作動状
態を示す液圧回路図である。
【図9】Dレンジの1速で液圧制御装置の作動状態を示
す液圧回路図である。
【図10】Dレンジの2速で液圧制御装置の作動状態を
示す液圧回路図である。
【図11】Dレンジの3速で液圧制御装置の作動状態を
示す液圧回路図である。
【図12】Dレンジの4速で液圧制御装置の作動状態を
示す液圧回路図である。
【図13】Dレンジの5速で液圧制御装置の作動状態を
示す液圧回路図である。
【図14】Rレンジで液圧制御装置の作動状態を示す液
圧回路図である。
【図15】Lレンジで液圧制御装置の作動状態を示す液
圧回路図である。
【符号の説明】
58 メイン圧力ライン 60 油ポンプ 62 調圧弁 64 コンバータフィード弁 66 テンパークラッチ制御弁 68 テンパークラッチ 76 減圧弁 78 手動弁 80 オーバードライブユニット弁 87 後進防止弁 94 第1のシフト弁 96 第2のシフト弁 98 第3のシフト弁 100 第4のシフト弁 102 2速弁 104 3速弁 106 4速弁 S1−S6 電磁切換弁 C1 オーバーラン前進クラッチ C2 前進クラッチ C3 3速クラッチ C4 後進クラッチ C5 オーバードライブユニットクラッチ B1 ロー/リバースブレーキ B2 2速ブレーキ B3 4速バンドブレーキ B4 5速ブレーキ TC トルクコンバータ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクコンバータと、5速の前進ギヤ比
    と少なくとも1速の後進ギヤ比を達成できるように前記
    トルクコンバータに作動的に連結されたギヤトレイン
    と、圧油によって作動され前記ギヤトレインを介した動
    力の伝達経路を変更する複数個の摩擦係合要素と、前記
    摩擦係合要素を選択的に係合させるか解放させて前記ギ
    ヤ比中いずれか一つを達成するための液圧制御装置とか
    らなる車両用自動変速機において、前記液圧制御装置
    が、 所定圧力の圧油を生成するための油ポンプと、 前記油ポンプからの圧油を前進ラインおよび後進ライン
    へ分配するように手動で操作される手動弁と、 前記前進ラインを介して供給された圧油の圧力を調節し
    て前記摩擦係合要素中少なくとも一つに供給することに
    よって前記5速の前進ギヤ比中いずれか一つを達成する
    ためのものであって、ベルブハウジングと、圧油の流れ
    を遮断する第1の位置と圧油の流れを許容する第2の位
    置との間で運動できるように前記ハウジング内に互いに
    所定距離だけ離間して組立られる第1および第2のベル
    ブスプールと、前記ベルブスプールを前記第1の位置お
    よび第2の位置中いずれか一つへバイアスする第1およ
    び第2のスプリングを各々備えている第1〜第4のシフ
    ト弁と、 前記第1〜第4のシフト弁に各々対応するように設けら
    れ、車速およびスロットル開度によって各シフト弁の作
    動を制御するための第1〜第4の電磁切換弁と、 前記第1のシフト弁および前記前進ラインと連通してお
    り、圧油の流れを遮断する第1の位置と前記第1のシフ
    ト弁からそれに対応する摩擦係合要素への圧油の流れを
    許容し第2速の前進ギヤ比を達成する第2の位置との間
    で作動できるように構成された2速弁と、 前記第2のシフト弁および前記2速弁と連通しており、
    圧油の流れを遮断する第1の位置と前記第2のシフト弁
    からそれに対応する摩擦係合要素への圧油の流れを許容
    して第3の前進ギヤ比を達成する第2の位置との間で作
    動できるように構成された3速弁と、 前記第3のシフト弁および前記3速弁と連通しており、
    圧油の流れを遮断する第1の位置と前記第3のシフト弁
    からそれに対応する摩擦係合要素への圧油の流れを許容
    して第4速の前進ギア比を達成する第2の位置との間で
    作動できるように構成された4速弁と、 前記第4のシフト弁および前記油ポンプと連通してお
    り、前記第4のシフト弁からの圧油の流れを遮断する第
    1の位置と前記油ポンプからの圧油の流れを遮断すると
    共に前記第4のシフト弁からそれに対応する摩擦係合要
    素への圧油の流れを許容して第5速の前進ギア比を達成
    する第2の位置との間で作動できるように構成されたオ
    ーバドライブユニット弁を含むことを特徴とする自動変
    速機。
  2. 【請求項2】 前記各シフト弁の第1のスプリングは前
    記第2のスプリングに比べてより小さい弾性係数を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の自動変速機。
  3. 【請求項3】 前記各シフト弁のハウジングは、ボア
    と、圧油を前記ボア内に導入するための流入ポットと、
    この流入ポットに選択的に連通する排出ポットと、前記
    ボア内に低圧油を導入して前記第1および第2のベルブ
    スプールをスプリングの弾力に対抗して第2の位置へ移
    動させるための制御ポットを備えていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の自動変速機。
  4. 【請求項4】 前記第1のベルブスプールは、前記流入
    ポットを選択的に開閉するための第1のレンドと、この
    第1のレンドから所定の間隔をおいて軸方向に離間して
    いる第2のレンドからなることを特徴とする請求項3記
    載の自動変速機。
  5. 【請求項5】 前記電磁切換弁は常時閉鎖型の電磁切換
    弁であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の
    自動変速機。
  6. 【請求項6】 前記2速弁、3速弁および4速弁はそれ
    ぞれ、ハウジングと、第1の位置と第2の位置との間で
    運動できるように前記ハウジング内に摺動自在に組立ら
    れたベルブスプールと、このベルブスプールを前記第1
    の位置へバイアスさせるためのスプリングとからなるこ
    とを特徴とする請求項3または4記載の自動変速機。
  7. 【請求項7】 前記2速弁のハウジングは、ボアと、前
    記第1のシフト弁の排出ポットに連結された第1の流入
    ポットと、前記前進ラインに連結され圧油が導入される
    第2の流入ポットと、前記3速弁および4速弁を経由し
    て前記油ポンプから第2の低速ラインを介して圧油が導
    入される第3の流入ポットと、前記第1の流入ポットと
    選択的に連通する第1の排出ポットと、前記第2の流入
    ポットと選択的に連通し前記第2のシフト弁および前記
    3速弁に連結される第2の排出ポットと、前記第3の流
    入ポットと選択的に連通する第3の排出ポットと、前記
    第3の排出ポットが前記第3の流入ポットと連通してい
    ないとき前記第3の流入ポットと連通するようになる第
    4の流入ポットとからなることを特徴とする請求項6記
    載の自動変速機。
  8. 【請求項8】 前記2速弁のベルブスプールは、前記第
    1〜第3の流入ポットおよび前記第1〜第4の排出ポッ
    トと協働して前記2速弁を通じた圧油の流れを制御でき
    るように前記ベルブスプールの長さに沿って所定の間隔
    で配列された第1〜第5のレンドを有することを特徴と
    する請求項7記載の自動変速機。
  9. 【請求項9】 前記3速弁のハウジングは、ボアと、前
    記第2のシフト弁の排出ポットに連結された第1の流入
    ポットと、前記2速弁の第2の排出ポットに連結された
    第2の流入ポットと、前記油ポンプからの圧油が第2の
    低速ラインを通じて供給される第3の流入ポットと、前
    記第1の流入ポットと選択的に連通する第1の排出ポッ
    トと、前記第2の流入ポットと選択的に連通し前記第3
    のシフト弁および前記4速弁に連結される第2の排出ポ
    ットと、前記第3の流入ポットと選択的に連通し前記2
    速弁の第3の流入ポットに連結された第3の排出ポット
    とからなることを特徴とする請求項6〜8いずれか記載
    の自動変速機。
  10. 【請求項10】 前記3速弁のベルブスプールは、前記
    第1〜第3の流入ポットおよび第1〜第3の排出ポット
    と協働して前記3速弁を通じた圧油の流れを制御できる
    ように前記ベルブスプールの長さに沿って所定の間隔で
    配列された第1〜第5のレンドを有することを特徴とす
    る請求項9記載の自動変速機。
  11. 【請求項11】 前記4速弁のハウジングは、ボアと、
    前記第3のシフト弁の排出ポットに連結された第1の流
    入ポットと、前記3速弁の第2の排出ポットに連結され
    た第2の流入ポットと、前記油ポンプから第1の低速ラ
    インを介して圧油が供給される第3の流入ポットと、前
    記第1の流入ポットと選択的に連通する第1の排出ポッ
    トと、前記第2の流入ポットと選択的に連通し前記第4
    のシフト弁に連結された第2の排出ポットと、前記第3
    の流入ポットと選択的に連通する第3の排出ポットとか
    らなることを特徴とする請求項6〜10いずれか記載の
    自動変速機。
  12. 【請求項12】 前記4速弁のベルブスプールは、前記
    第1〜第3の流入ポットおよび第1〜第3の排出ポット
    と協働して前記4速弁を通じた圧油の流れを制御できる
    ように前記ベルブスプールの長さに沿って所定の間隔で
    配列された第1〜第5のレンドを有することを特徴とす
    る請求項11記載の自動変速機。
  13. 【請求項13】 前記オーバードライブユニット弁は、
    ハウジングと、前記第1の位置と前記第2の位置との間
    で運動できるように前記ハウジング内に摺動自在に組立
    られたベルブスプールと、このベルブスプールを前記第
    1の位置にバイアスさせるためのスプリングとからなる
    ことを特徴とする請求項6〜12いずれか記載の自動変
    速機。
  14. 【請求項14】 前記オーバードライブユニット弁のハ
    ウジングは、ボアと、前記第4のシフト弁の排出ポット
    に連結された第1の流入ポットと、前記油ポンプに直結
    された第2の流入ポットと、前記第1の流入ポットと選
    択的に連通する第1の排出ポットと、前記第2の流入ポ
    ットと選択的に連通する第2の排出ポットを有すること
    を特徴とする請求項13記載の自動変速機。
  15. 【請求項15】 前記オーバードライブ弁のベルブスプ
    ールは、前記第1の流入ポット、第2の流入ポット、第
    1の排出ポットおよび第2の排出ポットと協働して前記
    オーバードライブ弁を通じた圧油の流れを制御できるよ
    うにベルブスプールの長さに沿って所定の間隔で配列さ
    れた第1〜第3のレンドを有することを特徴とする請求
    項14記載の自動変速機。
  16. 【請求項16】 車両の前進走行中前記手動弁を後進位
    置へ操作しても前記後進ギヤ比が達成できないようにす
    る後進防止弁をさらに含むことを特徴とする請求項1〜
    15いずれか記載の自動変速機。
  17. 【請求項17】 前記後進防止弁の作動は前記第1の電
    磁切換弁によって制御されることを特徴とする請求項1
    6記載の自動変速機。
  18. 【請求項18】 前記油ポンプから吐出された圧油を低
    圧、中圧および高圧中いずれか一つで可変的に調節する
    ための調圧弁をさらに含むことを特徴とする請求項1〜
    17いずれか記載の自動変速機。
  19. 【請求項19】 前記圧油の圧力を減少させて低圧油を
    生成するための減圧弁をさらに含むことを特徴とする請
    求項18記載の自動変速機。
  20. 【請求項20】 前記摩擦係合要素は、前記油圧制御装
    置によって選択的に係合および解放され前記5速の前進
    ギヤ比および1速の後進ギヤ比中いずれか一つを達成す
    るためのオーバーラン前進クラッチ、前進クラッチ、3
    速クラッチ、後進クラッチ、オーバードライブユニット
    クラッチ、ロー/リバースブレーキ、2速ブレーキ、4
    速バンドブレーキおよび5速ブレーキとを含むことを特
    徴とする請求項1〜19いずれか記載の自動変速機。
JP6329069A 1993-12-31 1994-12-28 5速自動変速機の液圧制御装置 Ceased JPH07208591A (ja)

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