JPH07208412A - 筐体構造 - Google Patents

筐体構造

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Publication number
JPH07208412A
JPH07208412A JP622994A JP622994A JPH07208412A JP H07208412 A JPH07208412 A JP H07208412A JP 622994 A JP622994 A JP 622994A JP 622994 A JP622994 A JP 622994A JP H07208412 A JPH07208412 A JP H07208412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
bracket
metal case
plastic plate
screws
Prior art date
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Pending
Application number
JP622994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Noda
英一 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP622994A priority Critical patent/JPH07208412A/ja
Publication of JPH07208412A publication Critical patent/JPH07208412A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度サイクルを加えてもプラスチック板のク
リープによるネジの緩みが生じない堅固な筐体構造を提
供すること。 【構成】 金属ケース30とプラスチック板51を第1
及び第2のネジ11を用いて締結する筐体構造におい
て、前記第1及び第2のネジの座面に当接するブラケッ
ト40と、このブラケットの前記第1及び第2のネジの
中間領域に位置し、前記プラスチック板と一体に形成さ
れた中間固定部52と、この中間固定部と当接する、前
記金属ケースに設けられた中間当接部31と、前記ブラ
ケットの前記第1及び第2のネジの座面近傍に当接する
と共に、前記金属ケースの前記中間当接部の前記第1及
び第2のネジ側に伸設されたネジ締結部32とを有する
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ等の筐体に
用いられるプラスチック等を用いた締結構造の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子機器用の筐体では、プラスチック板
と金属板を当接させて締結することが行われている。図
6は軽軸荷重用の締結構造の構成断面図で、(A)は当
初状態、(B)はクリープ発生後を表している。図にお
いて、プラスチック板21はポリアセタール樹脂等の構
造用プラスチック材料よりなるものであり、金属板22
には鋼板やアルミ板が用いられる。ネジ11はナット1
2を用いて、プラスチック板21と金属板22を締結す
るものである。しかしながら、温度サイクルを加えると
ネジによる軸荷重を受けているプラスチック板11が塑
性変形して、ネジが緩むという課題があった。
【0003】図7は重軸荷重用の締結構造の構成断面図
で、(A)は当初状態、(B)はクリープ発生後を表し
ている。金属座板23をネジ11とプラスチック板11
の間に介在させて、軸荷重を分散させている。このよう
な構造によれば、プラスチック板11の変形に起因して
ネジが緩むという現象は軽減される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、温度サイクル
を加える実験をしてみると、すぐ図7(B)に示す状態
となって軸力が低下し、設計条件を満たさなくなるとい
う課題があった。詳細に観察してみると、プラスチック
板11のネジ近傍にクリープが発生して、金属座板23
に融着する等の現象を生じていた。本発明は上述の課題
を解決したもので、温度サイクルを加えてもプラスチッ
ク板のクリープによるネジの緩みが生じない堅固な筐体
構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、金属ケース30とプラスチック板51を第1及
び第2のネジ11を用いて締結する筐体構造において、
前記第1及び第2のネジの座面に当接するブラケット4
0と、このブラケットの前記第1及び第2のネジの中間
領域に位置し、前記プラスチック板と一体に形成された
中間固定部52と、この中間固定部と当接する、前記金
属ケースに設けられた中間当接部31と、前記ブラケッ
トの前記第1及び第2のネジの座面近傍に当接すると共
に、前記金属ケースの前記中間当接部の前記第1及び第
2のネジ側に伸設されたネジ締結部32とを有すること
を特徴としている。
【0006】
【作用】ブラケットとネジ締結部は、第1及び第2のネ
ジにより金属ケースに作用する軸荷重を直接負担する。
また、ブラケットと中間部当接部は、中間固定部を挟む
ことで、間接的にプラスチック板を金属ケースに固定し
ている。中間部当接部と中間固定部の接触面積は、ネジ
の座面に比較して広いので、プラスチック性の中間固定
部にクリープを生じない。
【0007】
【実施例】以下図面を用いて、本発明を説明する。図1
は本発明の一実施例を示す構成断面図である。第1のネ
ジ11Aは第1のナット12Aにより取り付けられ、第
2のネジ11Bは第2のナット12Bにより取り付けら
れるものである。ブラケット40は、第1及び第2のネ
ジ11A,Bの座面に当接すると共に、この反対側の面
は中間固定部52と当接する。好ましくは、ブラケット
40のこの反対面はプラスチック板51にも当接して不
要な開口部を設けないようにすると、ケースとして好ま
しい。プラスチック板51は金属ケース30に取り付け
られるもので、第1及び第2のネジ11A,Bの間に位
置する中間固定部52を有している。金属ケース30
は、この中間固定部52と当接する中間当接部31と、
この中間当接部31の第1及び第2のネジ11A,B側
に伸設されたネジ締結部32を有している。ネジ締結部
32は、ブラケット40の第1及び第2のネジ11A,
Bの座面近傍に当接する。
【0008】このように構成すると、ネジの軸荷重はブ
ラケット40とネジ締結部32で負担するので、緩みが
生じ難い。また、中間固定部52は中間当接部31とブ
ラケット40により挟まれるが、ネジの座面に比較して
広い面積で接触するので、中間固定部52にはクリープ
を生じ難い。
【0009】図2は図1の締結構造が用いられる筐体の
組立状態を示す斜視図である。図において、ブラケット
40は略L字形をしている金属製のものである。プラス
チック製ケース50は、ブラケット40の装着される位
置にプラスチック板51と中間固定部52を有してい
る。金属ケース30はプラスチック製ケース50に収容
されるもので、つば状の中間当接部31とネジ締結部3
2を有している。そして、金属ケース30には磁気ディ
スク装置等のユニット33と、このユニット33と接続
するケーブル34が収容される。
【0010】図3は図2の装置を組み立てた全体構成斜
視図である。プラスチック製ケース50の内部に金属ケ
ース30が収容されると共に、ブラケット40が装着さ
れている。そして、ケーブル34がプラスチック製ケー
ス50の開口部から露出している。このプラスチック製
ケース50と金属ケース30との係合に、図1の構造が
用いられている。
【0011】図4は金属ケース30の要部拡大図であ
る。中間当接部31とネジ締結部32の表面の距離D
は、中間固定部52の板厚tよりも僅かに小さくするこ
とで、締結を確実にする。ネジ締結部32は片持ち梁の
バネになるから、ネジを締めつければネジ締結部32と
ブラケット40は密着するのである。
【0012】図5はブラケット40と中間当接部31に
挟まれた中間固定部52の説明図で,(A)は当初状
態、(B)は温度サイクルを課した後を示している。当
初は、距離Dと板厚tの不釣り合いにより、ブラケット
40に若干の曲げ変形が生じているが、温度サイクルを
課すとネジ11の軸荷重に応じて中間固定部52が弾性
変形をして馴染みがよくなる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればブ
ラケットとネジ締結部によりネジにより金属ケースに作
用する軸荷重を直接負担しているので、プラスチック板
にクリープが生じない。また、ブラケットと中間部当接
部は、中間固定部を挟むことで、間接的にプラスチック
板を金属ケースに固定しているので、固定も確実に行え
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成断面図である。
【図2】図1の締結構造が用いられる筐体の組立状態を
示す斜視図である。
【図3】図2の装置を組み立てた全体構成斜視図であ
る。
【図4】金属ケース30の要部拡大図である。
【図5】ブラケット40と中間当接部31に挟まれた中
間固定部52の説明図である。
【図6】軽軸荷重用の締結構造の構成断面図である。
【図7】重軸荷重用の締結構造の構成断面図である。
【符号の説明】
11 ネジ 30 金属ケース 31 中間当接部 32 ネジ締結部 51 プラスチック板 52 中間固定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ケース(30)とプラスチック板(5
    1)を第1及び第2のネジ(11)を用いて締結する筐
    体構造において、 前記第1及び第2のネジの座面に当接するブラケット
    (40)と、 このブラケットの前記第1及び第2のネジの中間領域に
    位置し、前記プラスチック板と一体に形成された中間固
    定部(52)と、 この中間固定部と当接する、前記金属ケースに設けられ
    た中間当接部(31)と、 前記ブラケットの前記第1及び第2のネジの座面近傍に
    当接すると共に、前記金属ケースの前記中間当接部の前
    記第1及び第2のネジ側に伸設されたネジ締結部(3
    2)と、 を有することを特徴とする筐体構造。
JP622994A 1994-01-25 1994-01-25 筐体構造 Pending JPH07208412A (ja)

Priority Applications (1)

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JP622994A JPH07208412A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 筐体構造

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JP622994A JPH07208412A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 筐体構造

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JPH07208412A true JPH07208412A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11632694

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JP622994A Pending JPH07208412A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 筐体構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112512228A (zh) * 2019-09-13 2021-03-16 夏普株式会社 板状构件的固定结构以及电子设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112512228A (zh) * 2019-09-13 2021-03-16 夏普株式会社 板状构件的固定结构以及电子设备
CN112512228B (zh) * 2019-09-13 2022-05-17 夏普株式会社 板状构件的固定结构以及电子设备

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