JPH07233856A - 防振マウント組立体及びその組付方法 - Google Patents

防振マウント組立体及びその組付方法

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JPH07233856A
JPH07233856A JP6049881A JP4988194A JPH07233856A JP H07233856 A JPH07233856 A JP H07233856A JP 6049881 A JP6049881 A JP 6049881A JP 4988194 A JP4988194 A JP 4988194A JP H07233856 A JPH07233856 A JP H07233856A
Authority
JP
Japan
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vibration
assembly
mount
bolt
mount body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6049881A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Tanahashi
洋昭 棚橋
Naohito Kuwayama
直仁 桑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP6049881A priority Critical patent/JPH07233856A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来に比べて、組付性が簡単で確実に組付け
ることのできる防振マウント組立体とその組付方法を提
供する。 【構成】 組付ボルトの一部にセレ−ション部61を設
け第1、第2の防振マウントの少なくともいずれか一方
の金具31に嵌合部を設けて両者を圧入嵌着することに
よってサブアッセンブリと成し、その後被支持部材10
に螺着されたことを特徴とする防振マウント組立体及び
その組付方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持部材を、防振マウ
ント体を介して被支持部材に取付けられる防振マウント
組立体に関するものであって、例えば車両等に於けるボ
デ−マウントやキャブマウント、あるいは走行装置とフ
レ−ム等を防振支持する防振マウント組立体に好適に利
用される。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、図5に示すように、
支持部材20の両面に防振マウント体を配し、被支持部
材10に一体的に組付られて成る防振マウント装置が一
般的に使用されている。(例えば特公昭40−2305
0号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した従来例の
ような、防振マウント体を2個使用したいわゆる圧縮型
の防振マウント組立体に於いては、支持部材20の片面
側に、あらかじめスペ−サ−金具50を中央孔に軽圧入
された第1の防振マウント体を載置し、更に該マウント
体に被支持部材10を載置すると共に、支持部材20の
反対面から第2の防振マウント体40の中央孔をスペ−
サ−金具50に軽圧入して仮止めした後、組付ボルト6
0とナット80によって一体的に螺着するか、あるいは
第1、第2の防振マウント体を支持部材20の両面から
スペ−サ−金具50に軽圧入した状態で仮止めし、その
後最終組付工程に於いて被支持部材10に組付ボルト6
0とナット80によって螺着する構成を取っている。
【0004】このような構成の場合の問題点として、部
品点数が多いことと、上記の仮止めした状態すなわちサ
ブアッセンブリ−状態の組立体を組付ライン上で移動さ
せたり、次工程へこれらを移送する場合に於いて、第
1、第2の防振マウント体が移送中の振動あるいは他部
品との干渉等によって離散し易すく、最終組付時に不都
合が生じる問題があった。又最終組付時に、例えばナッ
ト80を締め込む際第2の防振マウント体がナットの回
転によって共廻りし、ゴム部分が捩られた状態で組付け
られ、その結果防振性能や耐久性に悪影響を与えるとい
う欠点もあった。
【0005】これらの問題点を解決するための手段とし
て例えば実開昭58−196450号には、前記スペ−
サ−金具50を第1あるいは第2の防振マウント体の金
具と一体化し、更にねじ部を設ける構成も開示されてい
るが、完全なものではなく、昨今のように組付工程の自
動化に対応していくには更に改良を行う必要があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであって第1、第2の防振マウント体を簡単な方法
で支持部材に固定できると共に確実に被支持部材に組付
けることができる防振マウント組立体と、その組付方法
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に於いては、貫通孔を有する板状の支持部材
の両面に、略円筒状を成す第1、第2の防振マウント体
が、前記支持部材の貫通孔に同軸に相対向して載置さ
れ、前記第1、第2の防振マウント体の中央孔を挿通す
る組付けボルトによって、前記第1、第2の防振マウン
ト体のいずれか一方の端面側に配置された被支持部材に
一体的に螺着されて成る防振マウント組立体に於いて、
前記組付ボルトの軸外周面の一部にセレ−ション部が設
けられると共に、前記第1、第2の防振マウント体の少
くともいずれか一方の金具中央孔に前記セレ−ション部
に嵌合する嵌合部が設けられ該嵌合部が圧入固着されて
いる構成を採用した。
【0008】又、前記第1、第2の防振マウント体の少
くともいずれか一方の軸方向端面に、前記ボルトのセレ
−ション部に嵌合する中央孔を有するワッシャ部材を併
設し、該中央孔と前記組付ボルトのセレ−ション部が嵌
着しても良い。
【0009】そして、前述の防振マウント組立体の組付
方法として、前記支持部材の両面に前記第1、第2の防
振マウント体を載置し、前記中央孔に前記組付ボルトを
挿通して、これらの防振マウント体を圧着すると共に前
記セレ−ション部を嵌着して、固定し、その後前記被支
持部材の組付孔に前記組付ボルトの一端を挿通して螺着
する方法を採用したものである。
【0010】
【作用】前述の構成をとったことにより、第1、第2の
防振マウント体は、仮止めの状態、すなわち被支持部材
に組付けられる前のサブアッセンブリ状態に於いて両者
は確実に支持部材をはさみ込んで固定されることにな
る。更に、被支持部材に螺着する際、ナット80の回転
に共なって、ボルトに回転力が発生しても、第1、第2
の防振マウント体が、圧着、固定されていることによっ
て両者の間に相対的な回転が発生せず、共廻りを防止す
ることができるのである。
【0011】
【実施例】実施例について以下に図面を参照して説明す
る。図1は本発明の請求項1に係る一実施例であり、図
2、図3はその変形例を示したものであるが、ここでは
図1を用いてその構成を説明する。板状の支持部材20
は貫通孔21を有していて、その両面に略円筒状の第1
の防振マウント体30と第2の防振マウント体40が前
記貫通孔21に同軸に載置されている。第1のマウント
体の片側金具31は、円板状の部分と、それに連って中
央孔に同軸に延長された円筒部31aを有し、中央孔の
一部にボルトのセレ−ション部分に嵌合する他の部分よ
り小径となった嵌合部32が設けられている。
【0012】第2の防振マウント体40は、本図の場合
第1の防振マウント体と略同様な構成であるが、金具4
1の中央孔部分には嵌合部は設けられていない。組付ボ
ルト60は、前記第1の防振マウント体の嵌合部に合う
位置にセレ−ション部61が他の外径部より若干大径と
なるように設けられ、第2の防振マウント体側から、先
端を前記中央孔に挿入された後、組付ボルトの頭部62
と第1の防振マウント体金具31を、図示しない圧入治
具によって圧縮すると同時にセレ−ション部61を嵌合
部32に嵌着される。
【0013】そして被支持部材の中央孔11に組付ボル
ト先端を挿入した後、組付ナット80によって被支持部
材10に一体的に螺着されるのである。
【0014】図2、図3は図1の変形例であり、図2で
は、第1の防振マウント体の金具31の中央孔円筒部を
更に延長して、第2の防振マウント体の金具を平板状と
した点、及び図1の金具31、42が無い点が異ってい
る。又、図3は第1、第2の防振マウント体金具31、
41の各々に嵌合部32、42を設け、組付ボルト60
に各々の嵌合部に相当してセレ−ション部61、62を
設けてある。
【0015】尚、第1、第2の防振マウント体を構成す
る金具31、32、41、42、の形態については、円
板状とは限らず、必要によってその形状を変え得ること
は可能であり、図2の如く支持部材側の金具を廃止して
も良い。
【0016】図4は、本発明の請求項2に係る一実施例
を示し、本図の例では第1、第2の防振マウント体金具
31、41には嵌合部は設けずに第1の防振マウント体
と被支持部材間に併設したワッシャ部材70の中央孔7
1がセレ−ション部との嵌合部として使われている。す
なわちこの場合は第1、第2の防振マウント体と、支持
部材とを、ワッシャ部材によって組付ボルトに嵌着する
ものである。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので以下のような効果を奏する。第1、第2の防振
マウント体の支持部材への固定が、従来のゴムとスペ−
サ−との軽圧入に比較して拡段の固着力が得られ、した
がって、サブアッセンブリ状態に於ける移動、あるいは
次工程への搬送等に於いて、部品の脱落、離散が皆無と
なり組付上のトラブルを解消できると共に最終組付工程
に於いて、ボルト、ナットによる締付時の防振マウント
体の共廻りが防止でき、もって防振マウント組立体の信
頼性を高めることができる。
【0018】更にいえば、本構成の組付方法に於いて
は、第1、第2の防振マウント体と組付ボルトをそれら
の軸方向に加圧するだけで成立し、組付に要する設備、
治工具も簡単で済むのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための防振マウン
ト組立体の半断面図
【図2】図1の実施例の変形例を示す半断面図
【図3】本発明の他の実施例を示す半断面図
【図4】更に本発明の他の実施例を示す半断面図
【図5】従来技術を示す断面図
【符号の説明】
10 支持部材 11 被支持部材の組付孔 20 支持部材 21 支持部材の貫通孔 30 第1の防振マウント体 40 第2の防振マウント体 32、42 嵌合部 60 組付ボルト 61、62 組付ボルトに設けられたセレ−ション部 70 ワッシャ部材 71 ワッシャ部材の嵌合部 80 組付ナット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 防振マウント組立体及びその組付方

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有する板状の支持部材の両面
    に、略円筒状を成す第1、第2の防振マウント体が前記
    支持部材の貫通孔に同軸に相対向して載置され、前記第
    1、第2の防振マウント体の中央孔を挿通する組付けボ
    ルトによって、前記第1、第2の防振マウント体のいず
    れか一方の端面側に配置された被支持部材に一体的に螺
    着されて成る防振マウント組立体に於いて、前記組付ボ
    ルトの軸外周面の一部にセレ−ション部が設けられると
    ともに、前記第1、第2の防振マウント体の少なくとも
    いずれか一方の金具中央孔に前記セレ−ション部に嵌合
    する嵌合部が設けられ、該嵌合部が圧入固着されている
    ことを特徴とする防振マウント組立体。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の防振マウント体の少な
    くともいずれか一方の軸方向端面に、前記ボルトのセレ
    −ション部に嵌合する中央孔を有するワッシャ部材を併
    設し、該中央孔と前記組付ボルトのセレ−ション部が嵌
    着されていることを特徴とする請求項1記載の防振マウ
    ント組立体。
  3. 【請求項3】 前記支持部材の両面に前記第1、第2の
    防振マウント体を載置し、前記中央孔に前記組付ボルト
    を挿通してこれらの防振マウント体と圧着すると共に、
    前記セレ−ション部を嵌着して固定し、その後前記被支
    持部材の組付孔に前記組付ボルトの一端を挿通して螺着
    することを特徴とする防振マウント組立体の組付方法。
JP6049881A 1994-02-22 1994-02-22 防振マウント組立体及びその組付方法 Pending JPH07233856A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09156535A (ja) * 1995-12-11 1997-06-17 Daihatsu Motor Co Ltd サブフレームの支持構造
KR100373269B1 (ko) * 2000-12-05 2003-02-25 기아자동차주식회사 차체의 마운팅러버
JP2003104077A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Showa Corp プロペラシャフトのブラケット取付構造
CN103459883A (zh) * 2011-04-05 2013-12-18 株式会社普利司通 防振装置

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