JPH0720827Y2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH0720827Y2
JPH0720827Y2 JP1991053665U JP5366591U JPH0720827Y2 JP H0720827 Y2 JPH0720827 Y2 JP H0720827Y2 JP 1991053665 U JP1991053665 U JP 1991053665U JP 5366591 U JP5366591 U JP 5366591U JP H0720827 Y2 JPH0720827 Y2 JP H0720827Y2
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JP
Japan
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opening spring
arc
movable contact
barrier
contact
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JP1991053665U
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JPH04136842U (ja
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文明 足立
穰 川井
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Nitto Kogyo Corp
Original Assignee
Nitto Kogyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回路遮断時に発生するア
ークから可動接触子上動用の開極ばねを保護するアーク
遮蔽装置を備えた回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回路遮断器は、図3に示すように
固定接点51及び可動接点52の外側に消弧装置53を設けた
ものであるが、固定接点51及び可動接点52と可動接触子
54を上動させるための開極ばね55との間には、アークを
遮蔽するための手段が何ら設けられていないのが普通で
あった( 例えば、実開昭61-114645 号公報参照) 。その
ため従来のものにあっては、短絡等の大電流遮断時に発
生するアークによって開極ばね55が損傷することがあっ
た。また、アークガスによってベース50にカーボンが付
着し、開極状態においてもベース50に付着したカーボン
等と開極ばね55を介して固定接点51と可動接触子54間に
電気が流れ、同極間の絶縁を確保できないという問題も
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記のような
従来の問題点を解決し、開極時のアークによる開極ばね
の損傷を防止するとともに、カーボン等の付着による同
極間の絶縁不良を防止することができる回路遮断器を提
供するために完成されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、可動接触
子とベースの底部との間に配設した開極ばねの弾発力に
より、該可動接触子を上動させて回路を遮断させる回路
遮断器において、該可動接触子の下面に添装される取付
板部から垂下するバリア部を中央に備えるとともに該バ
リア部に隣接する位置にばね支持部を設けた絶縁材より
なるアークバリアを、前記バリア部を前記開極ばねの前
面に臨ませて設けたことを特徴とする回路遮断器により
解決することができる。
【0005】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1、図2において、1は回路遮断器のベ
ースであり、該ベース1の底部上面には固定接点2が設
けられている。3は該固定接点2の上方に対向する可動
接点4を先端に備えた可動接触子であり、該可動接触子
3はベース1の底部との間に配設された開極ばね5によ
り上向きに附勢されている。6は該開極ばね5を遮断時
に発生するアークから保護するために、可動接触子3の
下面に垂設した絶縁材よりなるアークバリアである。該
アークバリア6は可動接触子3の下面に添装される取付
板部7から垂下するバリア部6aを中央に備え、このバ
リア部6aが開極ばね5の前面に臨むようになってい
る。またこの取付板部7のバリア部6aに隣接する位置
にはばね支持部6bが設けられており、開極ばね5の上
端を支持する構造となっている。
【0006】なお、9は可動接触子3の可動接点4が固
定接点2から離れて回路を遮断した際に発生するアーク
を消弧する消弧装置、10は可動接触子3を作動させるク
ロスバーであり、該クロスバー10は図1に示すように操
作ハンドル11がオンの状態では下向きに押圧されて開極
ばね5の弾発力に抗して可動接触子3を下方に位置させ
固定接点2と可動接点4を密着させ、また、操作ハンド
ル11がオフの状態にあるときあるいは過大電流が回路に
流れてトリップ状態となったときは、操作ハンドル11の
下向きの押圧が解除されて可動接触子3が開極ばね5の
弾発力により押し上げられ、可動接点4と固定接点2と
を開くものである。
【0007】
【作用】このように構成されたものは、短絡等により回
路に過大電流が流れると、異常電流検出器12が引外し装
置13を作動させてクロスバー10の下向きの押圧が解除さ
れ、開極ばね5の弾発力により可動接触子3が上動し
て、可動接点4と固定接点2を開いて回路を遮断するこ
とは従来の回路遮断器と同様である。
【0008】しかし本考案にかかるものは、可動接触子
3の下面に開極ばね5の前面に臨ませた絶縁材よりなる
アークバリア6が垂設されているので、可動接触子3の
可動接点4と固定接点2間にアークが発生しても、アー
ク21はアークバリア6により遮蔽されて開極ばね5に達
することがなく、開極ばね5が損傷することはないもの
である。
【0009】また、絶縁材よりなるアークバリア6は、
上端に連設した水平な取付板部7を可動接触子3の下面
に添装して取付られており、開極ばね5は取付板部7の
ばね支持部6bを介して可動接触子3と当接しているの
で、アークと同時に発生するアークガスによりベース1
の表面にカーボン等が付着して固定接点4と開極ばね5
との間の絶縁性能が低下しても、開極ばね5と可動接触
子3とは絶縁材よりなる取付板部7により絶縁される。
このため、可動接触子3と固定接点4との絶縁は確保で
きるものである。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上に説明したように、可動接
触子の下面に開極ばねの前面に臨ませた絶縁材よりなる
アークバリアを垂設したことにより、大電流遮断時に発
生するアークが開極ばねに達することが無く、開極ばね
が損傷する虞れが無い。このため、開極ばねの弾発力が
損なわれることがなく、またアークガスによるカーボン
等の付着が生じても絶縁性能が低下することがなく、的
確に回路を遮断できるものである。よって本考案は従来
のこの種の回路遮断器の問題点を解決したものとして、
その実用的価値は極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図2】本考案の実施例の要部を示す一部切欠側面図で
ある。
【図3】従来例の要部を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 ベース 3 可動接触子 5 開極ばね 6 アークバリア 6a バリア部 6b ばね支持部7 取付板部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動接触子(3) とベース(1) の底部との
    間に配設した開極ばね(5) の弾発力により、該可動接触
    子(3) を上動させて回路を遮断させる回路遮断器におい
    て、該可動接触子(3) の下面に添装される取付板部(7)
    から垂下するバリア部(6a)を中央に備えるとともに該バ
    リア部(6a)に隣接する位置にばね支持部(6b)を設けた絶
    縁材よりなるアークバリア(6) を、前記バリア部(6a)を
    前記開極ばね(5) の前面に臨ませて設けたことを特徴と
    する回路遮断器。
JP1991053665U 1991-06-14 1991-06-14 回路遮断器 Expired - Lifetime JPH0720827Y2 (ja)

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JPH04136842U JPH04136842U (ja) 1992-12-21
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ID=31929348

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1052335C (zh) * 1996-03-12 2000-05-10 日东工业株式会社 配电断路器

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JPH04136842U (ja) 1992-12-21

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