JPH08321244A - 回路遮断器のアークガス排出装置 - Google Patents
回路遮断器のアークガス排出装置Info
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- JPH08321244A JPH08321244A JP14830095A JP14830095A JPH08321244A JP H08321244 A JPH08321244 A JP H08321244A JP 14830095 A JP14830095 A JP 14830095A JP 14830095 A JP14830095 A JP 14830095A JP H08321244 A JPH08321244 A JP H08321244A
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- Japan
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- protective plate
- arc gas
- free end
- circuit breaker
- plate
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- H01H9/30—Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
- H01H9/34—Stationary parts for restricting or subdividing the arc, e.g. barrier plate
- H01H9/342—Venting arrangements for arc chutes
- H01H2009/343—Venting arrangements for arc chutes with variable venting aperture function of arc chute internal pressure, e.g. resilient flap-valve or check-valve
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- H01H9/34—Stationary parts for restricting or subdividing the arc, e.g. barrier plate
- H01H9/342—Venting arrangements for arc chutes
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- Breakers (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】遮断室開口を覆う遮蔽板の排気口を塞ぐ防護板
の固定を確実にしながらアークガスの排出作用を高め
る。 【構成】遮断室開口１６を覆う遮蔽板１７の排気口２０
を塞ぐ防護板１８の固定端左右に突出する取付片１８ａ
に防護板１８の自由端に沿って切り込んだスリット２１
を設ける。これにより、ケース１の溝１９に挿入される
取付片１８ａの高さH2が大きくても防護板１８が弾性変
形しやすくなり、排気口２０からのアークガスの排出が
良好となる。
の固定を確実にしながらアークガスの排出作用を高め
る。 【構成】遮断室開口１６を覆う遮蔽板１７の排気口２０
を塞ぐ防護板１８の固定端左右に突出する取付片１８ａ
に防護板１８の自由端に沿って切り込んだスリット２１
を設ける。これにより、ケース１の溝１９に挿入される
取付片１８ａの高さH2が大きくても防護板１８が弾性変
形しやすくなり、排気口２０からのアークガスの排出が
良好となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器において、遮断室からアークガ
スを排出させるための装置に関し、詳しくはアークガス
を通す排気口を塞ぐ防護板の改良に関する。
遮断器などの回路遮断器において、遮断室からアークガ
スを排出させるための装置に関し、詳しくはアークガス
を通す排気口を塞ぐ防護板の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４はこの発明に係るアークガス排出装
置が適用される３極回路遮断器の縦断面図である。図に
おいて、モールド樹脂のケース１とカバー２とからなる
絶縁容器内には、電源側（図の左端側）から負荷側（図
の右端側）に至る３条の遮断室がケース１及びカバー２
の相間隔壁で区画されて互いに平行に形成され、各極の
遮断室（図示は中央極）には固定接触子３と可動接触子
４とからなる遮断部が収容されている。電源側端子５と
一体の固定接触子３はケース１に固定され、絶縁物のホ
ルダ６を介してケース１に回動自在に支持された可動接
触子４は、図示中央極に設置された開閉機構７により開
閉駆動される。遮断部には、これを囲むように、多段の
グリッド８を有する消弧室が配置されている。
置が適用される３極回路遮断器の縦断面図である。図に
おいて、モールド樹脂のケース１とカバー２とからなる
絶縁容器内には、電源側（図の左端側）から負荷側（図
の右端側）に至る３条の遮断室がケース１及びカバー２
の相間隔壁で区画されて互いに平行に形成され、各極の
遮断室（図示は中央極）には固定接触子３と可動接触子
４とからなる遮断部が収容されている。電源側端子５と
一体の固定接触子３はケース１に固定され、絶縁物のホ
ルダ６を介してケース１に回動自在に支持された可動接
触子４は、図示中央極に設置された開閉機構７により開
閉駆動される。遮断部には、これを囲むように、多段の
グリッド８を有する消弧室が配置されている。
【０００３】図示閉極状態において、電流は電源側端子
５から、固定接触子３、可動接触子４、可撓導体９、過
電流引外し装置１０のヒータ１１、中継導体１２を経
て、負荷側端子１３に流れる。詳細な説明は省略する
が、通電電流が過電流状態となり過電流引外し装置１０
が作動すると開閉機構７のラッチ１４の鎖錠が解かれ、
可動接触子４は開閉スプリング１５に蓄積されたばね力
により図の時計方向に駆動されて電流遮断が行われる。
その際、遮断部にはアークが発生し、このアークは消弧
室のグリッド８に引き込まれて消弧される。また、同時
にアークの熱により遮断室内の空気や周辺の絶縁物が加
熱されてアークガスが発生し、このアークガスは遮断室
の両端（電源側及び負荷側）の開口１６から外部に噴出
する。
５から、固定接触子３、可動接触子４、可撓導体９、過
電流引外し装置１０のヒータ１１、中継導体１２を経
て、負荷側端子１３に流れる。詳細な説明は省略する
が、通電電流が過電流状態となり過電流引外し装置１０
が作動すると開閉機構７のラッチ１４の鎖錠が解かれ、
可動接触子４は開閉スプリング１５に蓄積されたばね力
により図の時計方向に駆動されて電流遮断が行われる。
その際、遮断部にはアークが発生し、このアークは消弧
室のグリッド８に引き込まれて消弧される。また、同時
にアークの熱により遮断室内の空気や周辺の絶縁物が加
熱されてアークガスが発生し、このアークガスは遮断室
の両端（電源側及び負荷側）の開口１６から外部に噴出
する。
【０００４】ここで、遮断室の開口１６は、この部分か
ら遮断室内に電線屑などの異物が侵入しないように遮蔽
板１７で覆われている。しかして、この遮蔽板１７には
アークガスを排出させる排気口があけられているが、こ
の排気口からもまた異物が侵入しないように、遮蔽板１
７の前面には排気口を塞ぐ防護板１８が重ねられてい
る。図５は上記遮蔽板１７及び防護板１８が取り付けら
れた開口１６を拡大して示す正面図である。図におい
て、遮断室開口１６はケース１とカバー２との跨がって
いるが、ケース１にはこの開口１６に臨む左右端縁に垂
直な溝１９がそれぞれ設けられ、図の下半部が上半部よ
り幅が広い凸形状の遮蔽板１７は下半部の左右端縁が溝
１９に挿入されて固定されている。遮蔽板１７の上半部
は開口１６に臨むカバー２の周縁に密接し、この部分に
アークガスを排出させるための長方形の排気口２０が、
図示の場合は左右２列に３個ずつ、計６個あけられてい
る。
ら遮断室内に電線屑などの異物が侵入しないように遮蔽
板１７で覆われている。しかして、この遮蔽板１７には
アークガスを排出させる排気口があけられているが、こ
の排気口からもまた異物が侵入しないように、遮蔽板１
７の前面には排気口を塞ぐ防護板１８が重ねられてい
る。図５は上記遮蔽板１７及び防護板１８が取り付けら
れた開口１６を拡大して示す正面図である。図におい
て、遮断室開口１６はケース１とカバー２との跨がって
いるが、ケース１にはこの開口１６に臨む左右端縁に垂
直な溝１９がそれぞれ設けられ、図の下半部が上半部よ
り幅が広い凸形状の遮蔽板１７は下半部の左右端縁が溝
１９に挿入されて固定されている。遮蔽板１７の上半部
は開口１６に臨むカバー２の周縁に密接し、この部分に
アークガスを排出させるための長方形の排気口２０が、
図示の場合は左右２列に３個ずつ、計６個あけられてい
る。
【０００５】一方、遮蔽板１７と同様に凸形の防護板１
８は、一端（図の上端）を自由端とし、他端（図の下
端）を固定端とし、この固定端の左右両側に張り出す取
付片１８ａが溝１９に遮蔽板１７と一緒に挿入されて固
定され、自由端部で遮蔽板１７の排気口２０を塞いでい
る。遮蔽板１７及び防護板１８にはいずれもベークライ
ト板やポリエステルガラスマット積層板などの材料が用
いられているが、その板厚は遮蔽板１７が１ｍｍ程度で
あるのに対し、防護板１８は弾性変形が容易なようにそ
の半分以下に作られている。そして、アークガスの排出
時には、ガス圧で防護板１８の自由端が図４の負荷側に
鎖線で示したように弾性変形し、排気口２０を開いてア
ークガスを排出させる。つまり、防護板１８の自由端は
排気口２０を開閉する弁の作用を有している。
８は、一端（図の上端）を自由端とし、他端（図の下
端）を固定端とし、この固定端の左右両側に張り出す取
付片１８ａが溝１９に遮蔽板１７と一緒に挿入されて固
定され、自由端部で遮蔽板１７の排気口２０を塞いでい
る。遮蔽板１７及び防護板１８にはいずれもベークライ
ト板やポリエステルガラスマット積層板などの材料が用
いられているが、その板厚は遮蔽板１７が１ｍｍ程度で
あるのに対し、防護板１８は弾性変形が容易なようにそ
の半分以下に作られている。そして、アークガスの排出
時には、ガス圧で防護板１８の自由端が図４の負荷側に
鎖線で示したように弾性変形し、排気口２０を開いてア
ークガスを排出させる。つまり、防護板１８の自由端は
排気口２０を開閉する弁の作用を有している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図５の従来構成におい
て、高遮断容量の回路遮断器の場合に、アークガス排出
量の増加に対応して排気口２０の面積を大きくするに
は、この部分に重なる防護板１８の自由端の高さH1をで
きるだけ大きくし、その分、固定端の高さH2を小さくす
る必要がある。ところが、固定端の高さ、つまり取付片
１８ａの高さH2をあまり小さくすると、防護板１８の溝
１９に対する掛り量が縮小するため、アークガスの圧力
により防護板１８が飛散してしまう危険が生じる。ま
た、高さH2が小さくなると、取付片１８ａの上端面から
カバー２のケース１との合わせ面までの隙間H3が大きく
なるため、その範囲内で防護板１８が図の上方に位置ず
れした場合に、塞いでいた排気口２０が露出する危険も
生じる。この発明はこのような問題に対処するもので、
防護板の飛散や位置ずれを有効に防止しながら、アーク
ガス排出作用を高めた回路遮断器のアークガス排出装置
を提供することを目的とするものである。
て、高遮断容量の回路遮断器の場合に、アークガス排出
量の増加に対応して排気口２０の面積を大きくするに
は、この部分に重なる防護板１８の自由端の高さH1をで
きるだけ大きくし、その分、固定端の高さH2を小さくす
る必要がある。ところが、固定端の高さ、つまり取付片
１８ａの高さH2をあまり小さくすると、防護板１８の溝
１９に対する掛り量が縮小するため、アークガスの圧力
により防護板１８が飛散してしまう危険が生じる。ま
た、高さH2が小さくなると、取付片１８ａの上端面から
カバー２のケース１との合わせ面までの隙間H3が大きく
なるため、その範囲内で防護板１８が図の上方に位置ず
れした場合に、塞いでいた排気口２０が露出する危険も
生じる。この発明はこのような問題に対処するもので、
防護板の飛散や位置ずれを有効に防止しながら、アーク
ガス排出作用を高めた回路遮断器のアークガス排出装置
を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ケースとカバーとからなる絶縁容器内
に形成された遮断室の開口を覆うとともに、この開口か
らアークガスを排出させる排気口を備えた遮蔽板と、こ
の遮蔽板の前面に重ねられて前記排気口を塞ぐ弾性を有
する防護板とからなり、この防護板は一端を自由端とし
他端を固定端として、この固定端の左右両側に張り出す
取付片が前記ケースの溝に挿入されることにより固定さ
れ、アークガスの排出時には前記自由端が弾性変形して
前記排気口を開く回路遮断器のアークガス排出装置にお
いて、防護板の取付片に、この防護板の自由端の側面に
沿って切り込み形成したスリットを設けるものとする。
その場合、防護板の自由端の左右両側に突片を設け、こ
の突片をカバーに形成した溝に挿入すれば、防護板の保
持が確実になる。
に、この発明は、ケースとカバーとからなる絶縁容器内
に形成された遮断室の開口を覆うとともに、この開口か
らアークガスを排出させる排気口を備えた遮蔽板と、こ
の遮蔽板の前面に重ねられて前記排気口を塞ぐ弾性を有
する防護板とからなり、この防護板は一端を自由端とし
他端を固定端として、この固定端の左右両側に張り出す
取付片が前記ケースの溝に挿入されることにより固定さ
れ、アークガスの排出時には前記自由端が弾性変形して
前記排気口を開く回路遮断器のアークガス排出装置にお
いて、防護板の取付片に、この防護板の自由端の側面に
沿って切り込み形成したスリットを設けるものとする。
その場合、防護板の自由端の左右両側に突片を設け、こ
の突片をカバーに形成した溝に挿入すれば、防護板の保
持が確実になる。
【０００８】
【作用】防護板の取付片に、この防護板の自由端の側面
に沿って切り込み形成したスリットを設けることによ
り、取付片の高さを小さくすることなくスリットの深さ
分だけ自由端の高さを大きくすることができる。また、
その場合、防護板の自由端の左右両側に突片を設け、こ
の突片をカバーに形成した溝に挿入すれば、常時はこの
自由端を突片を介してカバーに係止しできるので、自由
端の高さが大きくなることによる防護板の前方への倒れ
込みを防止できる。
に沿って切り込み形成したスリットを設けることによ
り、取付片の高さを小さくすることなくスリットの深さ
分だけ自由端の高さを大きくすることができる。また、
その場合、防護板の自由端の左右両側に突片を設け、こ
の突片をカバーに形成した溝に挿入すれば、常時はこの
自由端を突片を介してカバーに係止しできるので、自由
端の高さが大きくなることによる防護板の前方への倒れ
込みを防止できる。
【０００９】
【実施例】図１〜図３はこの発明の実施例を示すもの
で、図１は遮断室開口部分の正面図、図２は図１におけ
る防護板の正面図、図３は同じく遮蔽板の正面図であ
る。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用い
るものとする。図において、防護板１８は、図の上端を
自由端とし下端を固定端として、この固定端の左右両側
に張り出す取付片１８ａがケース１の溝１９に挿入され
ることにより固定されているが、取付片１８ａにはスリ
ット２１が防護板１８の自由端の側面に沿って深さＤま
で切り込み形成されている。また、防護板１８の自由端
の左右両側に突片１８ｂが設けられ、この突片１８ｂは
カバー２の開口１６に臨む左右端縁に垂直に設けられた
溝２２に挿入されている。一方、遮蔽板１７は形状は従
来と同じであるが、排気口２０は高遮断容量に対応する
ものとして従来より大きく、かつ低い位置まで１列に配
列されている。
で、図１は遮断室開口部分の正面図、図２は図１におけ
る防護板の正面図、図３は同じく遮蔽板の正面図であ
る。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用い
るものとする。図において、防護板１８は、図の上端を
自由端とし下端を固定端として、この固定端の左右両側
に張り出す取付片１８ａがケース１の溝１９に挿入され
ることにより固定されているが、取付片１８ａにはスリ
ット２１が防護板１８の自由端の側面に沿って深さＤま
で切り込み形成されている。また、防護板１８の自由端
の左右両側に突片１８ｂが設けられ、この突片１８ｂは
カバー２の開口１６に臨む左右端縁に垂直に設けられた
溝２２に挿入されている。一方、遮蔽板１７は形状は従
来と同じであるが、排気口２０は高遮断容量に対応する
ものとして従来より大きく、かつ低い位置まで１列に配
列されている。
【００１０】取付片１８ａにスリット２１が切り込まれ
た防護板１８は、アークガスのガス圧を受けるとスリッ
ト２１の底部から弾性変形して排気口２０を開く。つま
り、固定端の高さH2に関係なく自由端の高さを（H1＋D)
に拡大することができる。従って、固定端の高さH2を十
分に取ってガス圧によって容易に飛散しないように固定
を確実にしながら、弁作用をする自由端の高さも大きく
して、図示の通り遮蔽板１７の排気口２０を従来よりも
低い位置にまで配置し、排気口面積を拡大することがで
きる。また、固定端の高さH2を大きくできることから、
取付片１８ａの上端面からカバー２のケース１との合わ
せ面までの隙間H3を小さくできるので、遮蔽板１７の下
端面から再下位の排気口２０の下縁までの高さH4に対し
てH3＜H4と設定し、防護板１８が上方に位置ずれしても
排気口２０が露出しないようにすることができる。一
方、自由端の高さが大きくなることから防護板１８に前
方への倒れ込みが生じやすくなる場合には、図示の通り
自由端に突片１８ｂを形成し、この突片１８ｂをカバー
２の溝２２に挿入すれば、上記倒れ込みがなくなる。
た防護板１８は、アークガスのガス圧を受けるとスリッ
ト２１の底部から弾性変形して排気口２０を開く。つま
り、固定端の高さH2に関係なく自由端の高さを（H1＋D)
に拡大することができる。従って、固定端の高さH2を十
分に取ってガス圧によって容易に飛散しないように固定
を確実にしながら、弁作用をする自由端の高さも大きく
して、図示の通り遮蔽板１７の排気口２０を従来よりも
低い位置にまで配置し、排気口面積を拡大することがで
きる。また、固定端の高さH2を大きくできることから、
取付片１８ａの上端面からカバー２のケース１との合わ
せ面までの隙間H3を小さくできるので、遮蔽板１７の下
端面から再下位の排気口２０の下縁までの高さH4に対し
てH3＜H4と設定し、防護板１８が上方に位置ずれしても
排気口２０が露出しないようにすることができる。一
方、自由端の高さが大きくなることから防護板１８に前
方への倒れ込みが生じやすくなる場合には、図示の通り
自由端に突片１８ｂを形成し、この突片１８ｂをカバー
２の溝２２に挿入すれば、上記倒れ込みがなくなる。
【００１１】
【発明の効果】この発明によれば、防護板の取付片の高
さを大きくしても弁作用をする自由端の高さを大きく取
れるので、高遮断容量の回路遮断器において防護板の固
定を確実にしながら遮蔽板の排気口面積を拡大でき、か
つ防護板の位置ずれによる排気口の露出を防止すること
ができる。また、その場合、防護板の自由端に形成した
突片をカバーの溝に挿入すれば、自由端の高さが大きく
なることによる防護板の前方への倒れ込みを防止するこ
とができる。
さを大きくしても弁作用をする自由端の高さを大きく取
れるので、高遮断容量の回路遮断器において防護板の固
定を確実にしながら遮蔽板の排気口面積を拡大でき、か
つ防護板の位置ずれによる排気口の露出を防止すること
ができる。また、その場合、防護板の自由端に形成した
突片をカバーの溝に挿入すれば、自由端の高さが大きく
なることによる防護板の前方への倒れ込みを防止するこ
とができる。
【図１】この発明の実施例を示す回路遮断器の遮断室開
口部の正面図である。
口部の正面図である。
【図２】図１における防護板の正面図である。
【図３】図１における遮蔽板の正面図である。
【図４】この発明を適用する回路遮断器の縦断面図であ
る。
る。
【図５】従来構成を示す回路遮断器の遮断室開口部の正
面図である。
面図である。
１ ケース ２ カバー ３ 可動接触子 ４ 固定接触子 ７ 開閉機構 １６ 遮断室開口 １７ 遮蔽板 １７ａ 取付片 １７ｂ 突片 １８ 防護板 １９ ケースの溝 ２０ 排気口 ２１ スリット ２２ カバーの溝
Claims (2)
- 【請求項１】ケースとカバーとからなる絶縁容器内に形
成された遮断室の開口を覆うとともに、この開口からア
ークガスを排出させる排気口を備えた遮蔽板と、この遮
蔽板の前面に重ねられて前記排気口を塞ぐ弾性を有する
防護板とからなり、この防護板は一端を自由端とし他端
を固定端として、この固定端の左右両側に張り出す取付
片が前記ケースの溝に挿入されることにより固定され、
アークガスの排出時には前記自由端が弾性変形して前記
排気口を開く回路遮断器のアークガス排出装置におい
て、 防護板の取付片に、この防護板の自由端の側面に沿って
切り込み形成したスリットを設けたことを特徴とする回
路遮断器のアークガス排出装置。 - 【請求項２】防護板の自由端の左右両側に突片を設け、
この突片をカバーに形成した溝に挿入したことを特徴と
する請求項１記載の回路遮断器のアークガス排出装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14830095A JP3246588B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 回路遮断器のアークガス排出装置 |
| CN96108118A CN1071049C (zh) | 1995-05-23 | 1996-05-23 | 电路断路器的电弧气体排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14830095A JP3246588B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 回路遮断器のアークガス排出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08321244A true JPH08321244A (ja) | 1996-12-03 |
| JP3246588B2 JP3246588B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=15449703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14830095A Expired - Fee Related JP3246588B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 回路遮断器のアークガス排出装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3246588B2 (ja) |
| CN (1) | CN1071049C (ja) |
Cited By (8)
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|---|---|---|---|---|
| WO2001071745A1 (en) * | 2000-03-17 | 2001-09-27 | General Electric Company | Vent screen with rejection features |
| JP2002352691A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Fuji Electric Co Ltd | 回路しゃ断器の防塵構造 |
| JP2010010067A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Denro Co Ltd | 回路遮断器 |
| JP2010251035A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 回路遮断器 |
| WO2012004651A1 (en) * | 2010-07-08 | 2012-01-12 | 1/4Larsen & Toubro Limited | An improved arc chamber assembly for use in moulded case circuit breakers |
| CN102800540A (zh) * | 2011-05-26 | 2012-11-28 | 富士电机机器制御株式会社 | 电路断路器 |
| JP2014107093A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | 回路遮断器の消弧装置 |
| CN106328431A (zh) * | 2016-10-31 | 2017-01-11 | 国网山东省电力公司济南市长清区供电公司 | 断路器液压排气装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FI116865B (fi) * | 2004-01-19 | 2006-03-15 | Abb Oy | Kytkinlaite |
| CN114857779B (zh) * | 2022-04-26 | 2023-07-04 | 安庆船用电器有限责任公司 | 一种船用流体加热器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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