JPH07208066A - トンネル構築方法 - Google Patents

トンネル構築方法

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Publication number
JPH07208066A
JPH07208066A JP2317994A JP2317994A JPH07208066A JP H07208066 A JPH07208066 A JP H07208066A JP 2317994 A JP2317994 A JP 2317994A JP 2317994 A JP2317994 A JP 2317994A JP H07208066 A JPH07208066 A JP H07208066A
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JP
Japan
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ground
tunnel
space
excavated
supporting
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JP2317994A
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Inventor
Kiyoshi Matsushita
清 松下
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】縦長大断面のトンネルを的確に構築する。 【構成】地山2中に先進させたサイロット坑7A、7B
を利用して、その下側の地山2に土留壁9、9を構築し
て、土留壁9、9間に下部支保地盤2Aを形成してお
き、サイロット坑7A、7Bの側壁部に側壁コンクリー
ト10、10を設置すると共に、サイロット坑7A、7
B間の地山2を、これらを連絡するアーチ状にリング掘
削して形成したリング坑25を利用して、形成すべきト
ンネル空間3上方の地山2を支持し得る覆工構築物21
を構築し、覆工構築物21の下部に上部支保地盤2Bを
形成しておき、覆工構築物21で地山2を支持しなが
ら、上部支保地盤2Bを掘削して上部空間5を形成し、
土留壁9、9と覆工構築物21で地山2を支持しなが
ら、下部支保地盤2Aを掘削してトンネル空間3を形成
し、トンネル空間3にコンクリート躯体23を構築する
ようにして構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下線並列道路用のト
ンネルを構築する際に適用するのに好適なトンネル構築
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路等の上り線と下り線が並
列走行するような道路に設けられるトンネルにおいて
は、該上下の線を一緒に通す形で大断面のトンネルを構
築したり、或いは、上り線と下り線の各々専用のトンネ
ルを別個に構築したり、さらには、トンネルの断面形状
をメガネ状にしたり、等の各種の方法が、道路の用途や
車線数、或いはトンネル構築箇所の現場条件等に応じて
任意採択されていた。しかし、これらの方法ではいずれ
にしても、トンネルが地盤中において左右方向に有る程
度の領域を占有する形になるため、既存の道路の下側
等、左右の幅が限定された領域では、こうしたトンネル
を構築することが出来ないという不都合がある。そこ
で、前記上り線と下り線が上下方向に並ぶような縦長大
断面のトンネルを構築したいという要求があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、地盤は、深
さに応じて異なる性状を有するものであるため、上述し
たように縦長断面のトンネルを構築しようとすると、該
トンネルを、互いに異なる性状をなす地盤の各領域に跨
るように構築しなければならない。特に、地盤中におい
て地下水位より上側の領域と下側の領域とでは、地盤性
状やこれに適した掘削及び支保方法が明らかに異なるた
めに、該地下水位より上側の領域と下側の領域の両方に
適した掘削及び支保方法でトンネルを構築するのは、非
常に難しい。それに加えて、土被りの浅い土砂地山にト
ンネルを構築するとなると更に一層難しくなる。そこ
で、深さに応じて異なる性状をなす地盤中に縦長大断面
のトンネルを的確に構築することが出来るような方法の
開発が望まれていた。そこで、本発明は、上記事情に鑑
み、縦長大断面のトンネルを的確に構築することが出来
るようにした、トンネル構築方法を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第一の
発明は、左右方向に所定の間隔(L1)をなす一対のサ
イロット坑(7A、7B)を地盤(2)中に先進させ、
前記一対のサイロット坑(7A、7B)を利用して、該
各々のサイロット坑(7A、7B)の下側の地盤(2)
中に土留壁(9)を構築して、該左右の土留壁(9)間
に下部支保地盤(2A)を形成しておき、前記各々のサ
イロット坑(7A、7B)の側壁部(7c)に側壁支保
部材(10)を設置すると共に、前記一対のサイロット
坑(7A、7B)間の地盤(2)を、これらサイロット
坑(7A、7B)間を連絡するアーチ状にリング掘削し
て先行リング坑(25)を形成し、前記先行リング坑
(25)を利用して、形成すべきトンネル空間(3)上
方の地盤(2)を支持し得るトンネル上部支持体(2
1)を構築し、該トンネル上部支持体(21)の下部で
前記一対のサイロット坑(7A、7B)間に上部支保地
盤(2B)を形成しておき、前記トンネル上部支持体
(21)によって地盤(2)を支持しながら、前記上部
支保地盤(2B)を掘削してトンネル上部空間(5)を
形成し、前記左右の土留壁(9)と前記トンネル上部支
持体(21)によって地盤(2)を支持しながら、前記
トンネル上部空間(5)より下側の前記下部支保地盤
(2A)を掘り下げていく形で掘削することによってト
ンネル空間(3)を形成し、前記トンネル空間(3)に
トンネル躯体(23)を構築するようにして構成され
る。また本発明のうち第二の発明は、第一の発明におい
て、前記トンネル躯体(23)を、上下方向に並ぶ形の
トンネル供用空間(26、27)を形成するように構築
した。また本発明のうち第三の発明は、第一の発明にお
いて、前記サイロット坑(7A、7B)及び、前記上部
支保地盤(2B)を地下水位(P1)より上のレベルに
形成しておき、前記上部支保地盤(2B)を掘削した
後、掘削形成されたトンネル上部空間(5)を利用して
地下水位(P1)より下のレベルの地盤(2)を地盤改
良し、その後、前記下部支保地盤(2A)を掘削するよ
うにして構成される。
【0005】なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の作用の欄についても同様である。
【0006】
【作用】上記した構成により、本発明のうち第一の発明
では、トンネル空間(3)は、この掘削に先立って別個
に形成された上部支保地盤(2B)及び、下部支保地盤
(2A)を掘削する形で形成される。また、本発明のう
ち第二の発明では、1本の道路幅のトンネル(1)に上
下に複数本の道路が納められる。また、本発明のうち第
三の発明では、左右の土留壁(9)と不透水性の改良地
盤(2a)によって、地下水位(P1)より下の下部支
保地盤(2A)のうちトンネル空間(3)に相当する部
位が周囲の地盤(2)に対して水封される。
【0007】
【実施例】図1は、本発明を適用して構築されているト
ンネルの一例を示した模式断面図、図2は、図1のX1
−Y1線断面図、図3は、図1のX2−Y2線断面図、
図4は、図1に示すリング掘削機を矢印I方向より見た
矢視図、図5は、図1に示すリング掘削機を矢印II方向
より見た矢視図、図6は、図1に示すリング掘削機の詳
細図である。
【0008】構築中のトンネル1は、図1乃至図3に示
すように、地山2中に図1の紙面左右方向である矢印
A、B方向(水平方向)に伸延した形で掘削形成された
断面が略半円形の上部空間5を有しており、該上部空間
5の下側には、これに隣接した形で断面が略長方形の下
部空間6が掘削形成されている。上部空間5の上部切羽
5aは下部空間6の下部切羽6aよりも矢印A側に先行
しており、上部空間5と下部空間6とが上下に隣接した
箇所(図1の紙面右端部付近或いは、図3で示す箇所)
では、上部空間5と下部空間6とが上下に隣接連通して
縦長大断面のトンネル空間3が形成されている。なお、
上部空間5周囲の地山2は、土被りの浅い土砂地山とな
っている。上部空間5の上部切羽5aからは、図1及び
図2に示すように、上部空間5の一部が矢印A側に先行
掘削された形で、矢印A、B方向に伸延した小断面の2
つのサイロット坑7A、7Bが掘削形成されており、サ
イロット坑7A、7Bの上部切羽5aに形成された開口
部7aA、7aBはそれぞれ、図2の紙面左右方向に間
隔L1で、上部切羽5aの半円形形状の図2紙面左下、
右下の両隅に整合した形で形成されている。即ち、サイ
ロット坑7A、7Bの底面7b、7bと上部空間5の底
面5bとは矢印A、B方向に水平連続しており、サイロ
ット坑7Aの図2紙面左側の側壁部7cと上部空間5の
図2紙面左側の側壁部5cとは矢印A、B方向に連続し
ており、サイロット坑7Bの図2紙面右側の側壁部7c
と上部空間5の図2紙面右側の側壁部5cとは矢印A、
B方向に連続している。各サイロット坑7A、7Bの矢
印A側端部にはサイロット切羽7d、7dがそれぞれ形
成されている。
【0009】サイロット坑7A、7Bのうち各サイロッ
ト切羽7d、7d付近からサイロット坑7A、7Bの開
口部7aA、7aBまでは、掘削された地山2の表面
に、コンクリートの吹き付けによって形成された吹き付
けコンクリート支保工(図示せず)が設けられている。
サイロット坑7A、7Bは、上述したように、小断面で
形成されているため、吹き付けコンクリート支保工(図
示せず)によってこれらサイロット坑7A、7B周囲の
地山2は安定している。また、サイロット坑7A、7B
のうち各サイロット切羽7d、7dから所定距離矢印B
側の位置より矢印B側部位(但し、図示しない前記吹き
付けコンクリート支保工が設けられている部位)におい
ては、各底面7b、7b側の地山2に、複数の鉛直な柱
状の壁部材片9aが矢印A、B方向の一重並列の形で互
いに隙間無く連続してそれぞれ打設されており、連続し
て打設された複数の壁部材片9aはそれぞれ土留壁9、
9となっている。なお、各壁部材片9aは内部にH型鋼
が埋め込まれたコンクリートによって構成されており、
各土留壁9、9は、サイロット坑7Aでは図2の紙面左
側の側壁部7c、サイロット坑7Bでは図2の紙面左側
の側壁部7cにそれぞれ沿った形で構築されている。従
って、地山2のうち土留壁9、9に挾まれた部分は水平
方向(図2の紙面左右方向)からの土圧から支保された
下部支保地盤2Aとなっている。また、サイロット坑7
A、7Bのうち前記土留壁9、9が構築されている部位
には、サイロット坑7Aでは図2の紙面左側の側壁部7
c、サイロット坑7Bでは図2の紙面左側の側壁部7c
に沿った形で側壁コンクリート10、10がそれぞれ設
けられている。従って、側壁コンクリート10、10は
対応する各土留壁9、9の上端部に載置接合された形で
設けられている。
【0010】一方、前記上部空間5の上部切羽5aより
矢印A側の地山2中には、図1及び図2に示すように、
上部切羽5aに、上部空間5の半円形断面の輪郭即ち、
アーチ形の開口部を形成する形で半円リング形状のリン
グ坑25(即ち公知のリング掘削工法において見られる
半円リング形状の先進坑と類似のもの)が矢印A方向に
先行して掘削形成されている。従って、リング坑25は
サイロット坑7A、7Bをアーチ状に連絡連通させる形
で形成されている。このリング坑25の矢印A側端部で
あるリング坑切羽25a付近には、図1、図4、図5、
図6に示すように、サイロット坑7A、7Bにまたがっ
た形でアーチ状に形成されたリング掘削機11が配置さ
れている。リング掘削機11は、掘削すべきリング坑2
5断面に沿って形成されたフレーム12を有しており、
フレーム12の両端にはサイロット坑7A、7B内を矢
印A、B方向に移動駆動自在に設けられた移動台車1
6、16が設けられている。なお、これら移動台車1
6、16はサイロット坑7A、7B内に設けられている
側壁コンクリート10、10の上端面10a、10aに
それぞれ載置された形で設けられており(従って、リン
グ掘削機11はフレーム12がリング坑25に収めら
れ、フレーム12の両端の移動台車16、16が側壁コ
ンクリート10、10載置されて支持された形で配置さ
れている)、移動台車16、16は上端面10a、10
a上を矢印A、B方向に移動駆動自在である。
【0011】移動台車16、16には、図4に示すよう
に、該移動台車16、16の上方より落下してくる掘削
土砂を、該移動台車16、16の側方(即ち、サイロッ
ト坑7A、7B内)に搬出するズリシュート16a、1
6aが設けられている。またフレーム12上には、リン
グ坑25の内周坑壁25bに沿った形のボトムメッセル
13及びリング坑25の外周坑壁25cに沿った形のフ
ロントメッセル15が、円弧状の間隔W1なる掘削機移
動空間12aを形成する形で平行に設けられている。各
メッセル13、15は矢印A、B方向に偏長した長方形
板状に形成された複数のメッセルプレート13a、15
aが、リング坑25の周方向である図の矢印C、D方向
に互いに接続されて構成されており、個々のメッセルプ
レート13a、15aは矢印A、B方向に移動自在に設
けられている。メッセルプレート13aとフレーム12
間には、図6に示すように、駆動ジャッキ29が、メッ
セルプレート13aを矢印A、B方向に移動駆動し得る
ように設けられている。各メッセルプレート13aには
グリッパ30が核部方向である図の矢印I、J方向に突
出駆動自在に設けられており、また、メッセルプレート
15aとフレーム12間には、図6に示すように、駆動
ジャッキ31が、メッセルプレート15aを矢印A、B
方向に移動駆動し得るように設けられている。リング坑
25のリング坑切羽25a付近では、この両メッセル1
3、15によって周囲の地山2からの土圧が支保されて
おり、従ってリング坑切羽25a付近の地山2は安定し
ている。
【0012】また、フレーム12の、掘削機移動空間1
2a内の図6中の上下部分には、ガイドレール32、3
2がリング坑25断面に沿った形で敷設されており、図
6中の下部のガイドレール32には該ガイドレール32
に沿った形でラック32a、32aが穿設形成されてい
る。ガイドレール32、32にはリング走行掘削機33
が、該走行掘削機33のフレーム33aの図6中の下部
に設けられた走行歯車33b、33bを介してガイドレ
ール32、32に沿って、矢印C、D方向に走行自在に
設けられており、フレーム33aには伸縮ジャッキ35
がラム35aを矢印E、F方向に突出駆動自在にした形
で設けられている。また、ラム35aの先端部の、図6
中の上下両側にはカッタ35b、35bが回転駆動自在
に装着されており、更に伸縮ジャッキ35とフレーム3
3aの間には揺動ジャッキ36がラム36aを矢印G、
H方向に突出駆動自在にした形で設けられている。ま
た、フレーム12の図6中の左方には、スキンプレート
17がリング坑25の内周坑壁25bに沿って略半円形
に形成された形で設けられており、スキンプレート17
とリング坑25の外周坑壁25cで挾まれた空間はコン
クリート打設空間19dとなっている。更に、フレーム
12には、該フレーム12を矢印A、B方向に仕切る形
で隔壁19が設けられており、隔壁19の矢印A側には
コンクリート打設管19aが、リング坑25断面に沿っ
てアーチ状に配置され、該打設管19aにはリング坑2
5の周方向、即ち矢印C、D方向に所定の間隔でコンク
リート注入管19bが、矢印B方向に注入孔19cを開
口させた形で設けられている。即ち、コンクリート打設
管19a及びコンクリート注入管19bを介して輸送さ
れるコンクリートは注入孔19cからコンクリート打設
空間19d側に注入打設自在である。
【0013】リング掘削機11のコンクリート打設空間
19dには、図1及び図6に示すように、コンクリート
が充填固結されており、このコンクリート打設空間19
d内のコンクリート即ち、サイロット坑7A、7Bの側
壁コンクリート10、10間に亙って形成されたアーチ
状のコンクリートはコンクリート覆工体20の一部(矢
印A側端部付近の部分)になっている。つまり、リング
坑25内のうちリング掘削機11のコンクリート打設空
間19dより矢印B側には、リング坑25に沿ってサイ
ロット坑7A、7Bの側壁コンクリート10、10間に
亙って形成構築されたアーチ状のコンクリート覆工体2
0が続いている。なお、コンクリート覆工体20とその
両端側の側壁コンクリート10、10とは互いに接合さ
れ一体になる形で構築されており、コンクリート覆工体
20と側壁コンクリート10、10とは一体となって覆
工構築物21となっている。つまり、地山2には上部切
羽5aから矢印A方向にリング坑25が先進掘削され、
そのリング坑25に沿った形で覆工構築物21が形成さ
れているため、該上部切羽5aの付近の地山2は覆工構
築物21によりその周囲からの土圧が支保されて安定し
ている。なお、地山2のうち覆工構築物21の内周側に
存在する地盤はその周囲の地山2の土圧から支保された
上部支保地盤2Bとなっている。
【0014】また、サイロット坑7A、7Bの下方の地
山2に打設構築されている土留壁9、9及び、サイロッ
ト坑7A、7Bに設けられている側壁コンクリート1
0、10とこれら側壁コンクリート10、10に亙って
構築されたコンクリート覆工体20、従って覆工構築物
21は、サイロット坑7A、7B或いは、リング坑25
の矢印B側に連続する上部空間5の下方の地山2及び、
上部空間5内にも連続して、従って、矢印B方向に延長
された形で設けられている。従って、上部切羽5aより
矢印B側における上部空間5では、覆工構築物21によ
って、該上部空間5周囲の地山2が支保され安定してい
る。上部切羽5aより所定距離だけ矢印B側には、上部
空間5の底面5b側の地山2が掘削されて、上述した下
部空間6が形成されている。下部空間6は、上部空間5
の側壁コンクリート10、10の下方に打設されている
土留壁9、9の間である下部支保地盤2Aを掘削する形
で形成されており、従って、上部空間5の底面5b側の
地山2が掘削除去されても、覆工構築物21は、側壁コ
ンクリート10、10において土留壁9、9を介して地
山2に支持されていることから、上部空間5の上方の地
山2は安定して支保されている。なお、下部切羽6a
は、多段ベンチ式に形成されているため、下部空間6は
大断面に形成されているが、この下部切羽6aでは地山
2の安定が確保されている。また、掘削形成された下部
空間6においては、対面した土留壁9、9間に複数の切
梁22が適宜架設されているので、下部空間6の水平側
方の地山2はより確実に支保されている。
【0015】また、下部空間6の底面6cを形成してい
る地山2には所定の地盤改良薬液が注入されており、不
透水性の改良地盤2aになっている。下部空間6の下部
切羽6aより所定距離だけ矢印B側の位置より矢印B側
では、コンクリート躯体23が構築されており、コンク
リート躯体23は、互いに一体的に設けられた下部スラ
ブ23a、側壁躯体23b、23b、上部スラブ23c
から構成されている。即ち、下部スラブ23aは下部空
間6の底面6cに沿った形で水平に敷設構築されてお
り、側壁躯体23b、23bは、下部スラブ23aに立
設された形で、しかも土留壁9、9に沿った形で鉛直に
構築されており、上部スラブ23cは、側壁躯体23
b、23bに支持された形で、しかも上部空間5と下部
空間6との境界をなす形で水平に構築されている。な
お、上部スラブ23cは、該上部スラブ23cの上面側
と覆工構築物21の下端側とが互いに一体接合されるよ
うに構築される。従って、上部空間5には、上部スラブ
23cと覆工構築物21によって包囲された上通行空間
26が形成され、下部空間6にはコンクリート躯体23
内部に下通行空間27が形成されている。なお、このト
ンネル1近辺の地山2中には図示しない帯水層が形成さ
れており、その水位は、トンネル1の上部空間5と下部
空間6との境界付近のレベルである図の水位P1に形成
されている。しかし、下部空間6は上述したように、そ
の両側を土留壁9、9によって挾まれ、土留壁9、9間
であり、下部空間6の下方である位置には不透水性の改
良地盤2aが形成されているので、下部空間6内は地山
2側との間で遮水されている。
【0016】構築中のトンネル1及びリング掘削機11
等は以上のような構成を有しているので、該トンネル1
を構築するには、まず2本のサイロット坑7A、7B
を、図1及び図2に示すように、トンネル空間3を掘削
形成すべき地山2中に、掘削形成されるべき上部空間5
における両側下隅にそれぞれ配置させる形で、従って、
既設のサイロット坑7A、7Bのサイロット切羽7d、
7dより更に矢印A方向に前進掘削させる形で)、図の
矢印A方向に先進掘削する。サイロット坑7A、7Bの
先進掘削と共に、従って、該先進掘削によるサイロット
切羽7d、7dの矢印A方向への移動形成に追随する形
で、先進掘削直後のサイロット坑7A、7Bの掘削面に
コンクリートの吹き付けを行い吹き付けコンクリート支
保工(図示せず)を構築して行く。なお、サイロット坑
7A、7Bは、上述したように、小断面で掘削形成され
るため、吹き付けコンクリート支保工(図示せず)によ
ってこれらサイロット坑7A、7B周囲の地山2は安定
する。サイロット坑7A、7Bにおける吹き付けコンク
リート支保工(図示せず)の構築箇所が矢印A方向に伸
長されると共に、サイロット坑7A、7Bの底面7b、
7bより地山2に、複数の壁部材片9aを、既設の土留
壁9、9の矢印A側に隙間無く連続する形で打設して土
留壁9、9を矢印A方向に延長構築して行く。つまり、
土留壁9、9の延長構築によって、地山2のうちこれら
土留壁9、9間の下部支保地盤2Aを矢印A方向に延長
形成して行く。なお、壁部材片9aの打設は、まずサイ
ロット坑7A、7Bの空間を利用して、図示しないH型
鋼を底面7b、7bより地山2に挿入打設する。この挿
入打設はサイロット坑7A、7B内で挿入打設可能な長
さの複数のH型鋼を順次溶接接続しながら挿入打設する
ことで可能となる。H型鋼を所定の長さ挿入打設した
後、該H型鋼の周囲にコンクリートを注入して壁部材片
9aが形成される。土留壁9、9の延長構築と共に、サ
イロット坑7A、7Bでは図3の紙面左、右側の側壁部
7c、7cに沿った形で側壁コンクリート10、10
を、既設の側壁コンクリート10、10の矢印A側に連
続する形で打設構築して、側壁コンクリート10、10
を矢印A方向に延長構築して行く。
【0017】側壁コンクリート10、10の延長構築に
従って、既設のリング坑25のリング坑切羽25a付近
に配置されているリング掘削機11によって掘削及び、
覆工を進行させる。即ち、リング掘削機11のリング走
行掘削機33のカッタ35b、35bを回転駆動しつ
つ、伸縮ジャッキ35のラム35aを図6の矢印E、F
方向に適宜突出駆動させると共に、揺動ジャッキ36の
ラム36aを図6の矢印G、H方向に適宜突出駆動させ
て伸縮ジャッキ35をカッタ35b、35bと共に図6
中の上下方向に揺動させ、矢印A側即ち、リング坑切羽
25a側の地山2を掘削する。この時掘削により生じた
ズリはフレーム12内の掘削機移動空間12aを介して
自重により移動台車16、16のズリシュート16a、
16aを通ってサイロット坑7A、7B内に排出される
ので、掘削に伴うズリ出しはサイロット坑7A、7B内
の中空スペース内に排出されたズリをトンネル外に排出
するだけで完了する。こうして、カッタ35b、35b
を伸縮ジャッキ35及び揺動ジャッキ36を介してリン
グ坑切羽25aに対して適宜移動させ、更に、フレーム
33aをガイドレール32、32を介して走行歯車33
b、33b及び該歯車33b、33bに噛合したラック
32a、32aにより図4の矢印C、D方向に移動駆動
させることにより、リング掘削機11の矢印A側の地山
2をアーチ状に掘削する。つまり、リング坑25が矢印
A方向に延長掘削された。この状態で、ボトムメッセル
13及びフロントメッセル15の各メッセルプレート1
3a、15aを各駆動ジャッキ29、31を突出駆動さ
せることにより矢印A方向に突出させ、掘削された地山
2の変形及び崩壊を防止する。なお、メッセルプレート
13a、15aの矢印A方向の突出動作は、カッタ35
b、35bによる掘削が完了するのを待つこと無く、カ
ッタ35b、35bによる矢印A方向の掘削が適宜進行
した時点で、随時矢印A方向に突出させ、地山2の変形
及び崩壊を最小限に防止するようにすることも当然可能
である。
【0018】また、ボトムメッセル13の各メッセルプ
レート13aを矢印A方向に突出させたところで、各メ
ッセルプレート13aに設けられているグリッパ30を
リング掘削機11に囲まれたいまだ掘削されていない地
山2の核部方向、即ち図6の矢印J方向に突出させて、
各メッセルプレート13aを地山2に対して固定する。
この状態で、各駆動ジャッキ29、31を後退させる
と、各メッセルプレート13a、15aと地山2間に作
用する摩擦により、またボトムメッセル13の各メッセ
ルプレート13aがグリッパ30を介して地山2に対し
て固定されているので、フレーム12全体が矢印A方向
に前進することになり、フレーム12の隔壁19と直前
に打設構築されたコンクリート覆工体20の矢印A側の
端面20aとの間のコンクリート打設空間19dが中空
となる。
【0019】そこで、コンクリート打設管19a及び複
数のコンクリート注入管19bを介してコンクリート打
設空間19d内にコンクリートを注入孔19cを介して
打設する。コンクリート打設空間19d内に打設された
コンクリートが凝固することにより両下端の側壁コンク
リート10、10上に支持された形のアーチ状のコンク
リート覆工体20が既設のコンクリート覆工体20の矢
印A側に続けて延長構築された。つまり、コンクリート
覆工体20及び側壁コンクリート10、10からなる覆
工構築物21が矢印A方向に延長構築された。また、覆
工構築物21の延長構築によって、該覆工構築物21の
下側の上部支保地盤2Bが矢印A方向に延長形成され
た。上部支保地盤2Bが矢印A方向に延長形成された
後、上部切羽5aを矢印A方向に掘削する。上部空間5
は半円形断面で扁平な大断面空間であるので、その掘削
と同時に、該上部空間5周囲には大きな土圧がかかる。
しかし、掘削する箇所は前記上部支保地盤2Bとなって
おり、該上部支保地盤2Bの周囲には既に覆工構築物2
1が施されているので、掘削直後の上部空間5周囲の地
山2は安定している。なお、上部支保地盤2Bの掘削に
先行して覆工構築物21が地山2中に構築されており、
従って上部空間5を掘削形成した際にも、該上部空間5
上部の地山2の沈下が防止されている。つまり、リング
坑25の外周側の地山2が土被りの浅い土砂地山であっ
ても、トンネル構築作業による地表(図示せず)への影
響が極力防止されている。
【0020】上部切羽5aの掘削に従って、上部空間5
より、その底面5b側の地山2に適宜ボーリング等を行
うことによって所定の地盤改良薬液を注入し、既設の土
留壁9、9間の下部支保地盤2Aの一部(或いは全て)
を不透水性の改良地盤2aとする。なお、改良地盤2a
は土留壁9、9間に亙って隙間無く形成されると共に、
改良地盤2aは形成されるべき下部空間6の底面6cと
なるレベルよりも下方のレベルに底端をもつ形で形成さ
れる。また、改良地盤2aは既設の改良地盤2aの矢印
A側に隙間無く連続する形で形成される。改良地盤2a
の延長形成に従って、下部空間6の下部切羽6aを矢印
A方向に掘削前進させる。下部切羽6aでの掘削は、土
留壁9、9間の範囲で、改良地盤2aの底端よりも上の
範囲で行われるので、土留壁9、9と改良地盤2aによ
って囲まれた下部空間6には、水位が前記水位P1のレ
ベルに存在するにもかかわらず地下水の進入が殆どな
い。つまり、下部空間6での諸作業がドライ状態で行え
るため作業が円滑容易になり、また、上部空間5は、水
位P1のレベル以上に位置するので、その掘削作業はド
ライ状態で円滑に行われているから、トンネル1の構築
作業全てはドライ状態で円滑容易に行われる。なお、下
部空間6の掘削は、土留壁9、9の間である下部支保地
盤2Aを掘削する形で行われるので、下部空間6の掘削
形成によって形成されるトンネル空間3は、その上半部
は土留壁9、9を介して下部の地山2に支持されている
覆工構築物21によって支保されており、下半部は、切
梁22等を介した土留壁9、9によって支持されている
ため、トンネル空間3周辺の地山2は安定して支保され
ている。下部切羽6aでの掘削と共に、下部空間6にコ
ンクリート躯体23を、既設のコンクリート躯体23の
矢印A側に連続した形で構築する。なお、コンクリート
躯体23は必要に応じてトンネル空間3の図3における
全断面について構築してもよいことは勿論である。コン
クリート躯体23の延長構築により、上部空間5では、
上部スラブ23cと覆工構築物21によって包囲された
上通行空間26が延長形成され、下部空間6ではコンク
リート躯体23内部に下通行空間27が延長形成され
る。即ち、トンネル1のうち構築完了された部分が矢印
A方向に延長された。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち第一
の発明は、左右方向に間隔L1等の所定の間隔をなすサ
イロット坑7A、7B等の一対のサイロット坑を地山2
等の地盤中に先進させ、前記一対のサイロット坑を利用
して、該各々のサイロット坑の下側の地盤中に土留壁9
等の土留壁を構築して、該左右の土留壁間に下部支保地
盤2A等の下部支保地盤を形成しておき、前記各々のサ
イロット坑の側壁部7c等の側壁部に側壁コンクリート
10等の側壁支保部材を設置すると共に、前記一対のサ
イロット坑間の地盤を、これらサイロット坑間を連絡す
るアーチ状にリング掘削してリング坑25等の先行リン
グ坑を形成し、前記先行リング坑を利用して、形成すべ
きトンネル空間3等のトンネル空間上方の地盤を支持し
得る覆工構築物21等のトンネル上部支持体を構築し、
該トンネル上部支持体の下部で前記一対のサイロット坑
間に上部支保地盤2B等の上部支保地盤を形成してお
き、前記トンネル上部支持体によって地盤を支持しなが
ら、前記上部支保地盤を掘削して上部空間5等のトンネ
ル上部空間を形成し、前記左右の土留壁と前記トンネル
上部支持体によって地盤を支持しながら、前記トンネル
上部空間より下側の前記下部支保地盤を掘り下げていく
形で掘削することによってトンネル空間を形成し、前記
トンネル空間にコンクリート躯体23等のトンネル躯体
を構築するようにして構成されるので、トンネル空間
は、この掘削に先立って形成された上部支保地盤及び、
下部支保地盤を掘削する形で形成されるから、トンネル
空間の掘削形成は周囲の地盤の安定を図りながら安全か
つ的確に行える。また、上部支保地盤及び、下部支保地
盤はそれぞれ別個に形成されるので、上部支保地盤及
び、下部支保地盤を形成する際の支保の強度や態様は、
それぞれの地盤の性状に応じて互いに異ならせることも
可能である。つまり、トンネル空間が形成されるべき地
盤のうちの上部下部で、地盤の性状が異なる場合にも、
上部支保地盤及び、下部支保地盤はそれぞれ的確に形成
される。また、上部支保地盤の掘削に先行してトンネル
上部支持体が地盤中に構築されており、従ってトンネル
上部空間を掘削形成する際にも、該トンネル上部空間の
上部の地盤の沈下が防止される。つまり、土被りの浅い
土砂地山にトンネルを形成する場合であっても、トンネ
ル構築作業による地表への影響が極力防止されている。
つまり、本発明を適用すると縦長大断面のトンネルを的
確に構築することが出来る。
【0022】また、本発明のうち第二の発明は、第一の
発明において、前記トンネル躯体を、上下方向に並ぶ形
の上通行空間26、下通行空間27等のトンネル供用空
間を形成するように構築したので、第一の発明の効果に
加えて、トンネル供用空間は自動車道路等の1本の道路
幅のトンネルに上下に複数本の道路を納めることができ
るので、既存の道路の下側等、左右の幅が限定された領
域に複数本の道路を納めることができるので都合が良
い。
【0023】また、本発明のうち第三の発明は、第一の
発明において、前記サイロット坑及び、前記上部支保地
盤を水位P1等の地下水位より上のレベルに形成してお
き、前記上部支保地盤を掘削した後、掘削形成されたト
ンネル上部空間を利用して地下水位より下のレベルの地
盤を地盤改良し、その後、前記下部支保地盤を掘削する
ようにして構成されるので、第一の発明の効果に加え
て、左右の土留壁と不透水性の改良地盤2aによって下
部支保地盤のうちトンネル空間に相当する部位は周囲の
地盤に対して水封される。つまり、トンネル空間の掘削
形成或いは、トンネル空間内での諸作業はトンネル空間
全断面にわたりドライ状態で行うことができるのでトン
ネル構築作業は容易かつ円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用して構築されているトン
ネルの一例を示した模式断面図である。
【図2】図2は、図1のX1−Y1線断面図である。
【図3】図3は、図1のX2−Y2線断面図である。
【図4】図4は、図1に示すリング掘削機を矢印I方向
より見た矢視図である。
【図5】図5は、図1に示すリング掘削機を矢印II方向
より見た矢視図である。
【図6】図6は、図1に示すリング掘削機の詳細図であ
る。
【符号の説明】
2……地盤(地山) 2A……下部支保地盤 2B……上部支保地盤 3……トンネル空間 5……トンネル上部空間(上部空間) 7c……側壁部 7A……サイロット坑 7B……サイロット坑 9……土留壁 10……側壁支保部材(側壁コンクリート) 21……トンネル上部支持体(覆工構築物) 23……トンネル躯体(コンクリート躯体) 25……先行リング坑(リング坑) 26……トンネル供用空間(上通行空間) 27……トンネル供用空間(下通行空間) L1……間隔 P1……地下水位(水位)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右方向に所定の間隔をなす一対のサイロ
    ット坑を地盤中に先進させ、 前記一対のサイロット坑を利用して、該各々のサイロッ
    ト坑の下側の地盤中に土留壁を構築して、該左右の土留
    壁間に下部支保地盤を形成しておき、 前記各々のサイロット坑の側壁部に側壁支保部材を設置
    すると共に、前記一対のサイロット坑間の地盤を、これ
    らサイロット坑間を連絡するアーチ状にリング掘削して
    先行リング坑を形成し、 前記先行リング坑を利用して、形成すべきトンネル空間
    上方の地盤を支持し得るトンネル上部支持体を構築し、
    該トンネル上部支持体の下部で前記一対のサイロット坑
    間に上部支保地盤を形成しておき、 前記トンネル上部支持体によって地盤を支持しながら、
    前記上部支保地盤を掘削してトンネル上部空間を形成
    し、 前記左右の土留壁と前記トンネル上部支持体によって地
    盤を支持しながら、前記トンネル上部空間より下側の前
    記下部支保地盤を掘り下げていく形で掘削することによ
    ってトンネル空間を形成し、 前記トンネル空間にトンネル躯体を構築するようにして
    構成したトンネル構築方法。
  2. 【請求項2】前記トンネル躯体を、上下方向に並ぶ形の
    トンネル供用空間を形成するように構築した請求項1記
    載のトンネル構築方法。
  3. 【請求項3】前記サイロット坑及び、前記上部支保地盤
    を地下水位より上のレベルに形成しておき、 前記上部支保地盤を掘削した後、掘削形成されたトンネ
    ル上部空間を利用して地下水位より下のレベルの地盤を
    地盤改良し、 その後、前記下部支保地盤を掘削するようにして構成し
    た請求項1記載のトンネル構築方法。
JP2317994A 1994-01-25 1994-01-25 トンネル構築方法 Pending JPH07208066A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011254A1 (ja) * 2007-07-18 2009-01-22 Yoshito Kobayashi 地下構造体の施工方法及び該方法によって得られる地下立地式原子力発電所

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