JPH0720750A - 画像記録装置および紙質識別処理装置 - Google Patents

画像記録装置および紙質識別処理装置

Info

Publication number
JPH0720750A
JPH0720750A JP5191619A JP19161993A JPH0720750A JP H0720750 A JPH0720750 A JP H0720750A JP 5191619 A JP5191619 A JP 5191619A JP 19161993 A JP19161993 A JP 19161993A JP H0720750 A JPH0720750 A JP H0720750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
information
quality
image
paper quality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5191619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3413889B2 (ja
Inventor
Atsushi Miyazaki
宮崎  淳
Hisatada Nakamura
久肇 中村
Masatomi Inagaki
政富 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP19161993A priority Critical patent/JP3413889B2/ja
Publication of JPH0720750A publication Critical patent/JPH0720750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3413889B2 publication Critical patent/JP3413889B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 紙の再利用を促すために、複数種の紙質が
混在する中から、確実に同質の紙を分類すること、およ
び弁別回収するための紙質識別処理装置。 【構 成】 紙質判断手段(11)は、画像情報を出力
する際の紙質情報を判断する。また、画像情報の質を指
示する指示手段(12)は、ユーザの選択によって画像
情報の質情報を指示する。画像形成手段(14)は、画
像情報を出力する際に画像情報と共に、前記紙質情報お
よび画像情報の質情報を紙に埋め込む。そして、紙質情
報および画像情報の質情報は、可視的あるいは非可視的
情報からなる。また、上記紙質情報および画像情報の質
情報に基づいて、紙質識別処理装置は、紙を分類するこ
とができる。さらに、上記製紙工程によって予め記録さ
れた紙質情報においても、上記と同様な処理を行なうこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報と共に紙質情
報を埋め込むことができる画像記録装置に関するもので
ある。近年、地球資源の保護が叫ばれており、紙を再生
するリサイクル技術が発達してきた。しかし、オフィス
における紙資源の死蔵化、ゴミとして廃却されるOA関
連の紙量は、OA機器の狙いであるペーパレスと逆に増
大し続けている。死蔵化あるいはゴミとなる紙量の増大
は、紙を有効な資源として再活用されていないからであ
る。たとえば、鉄・アルミなどの金属製品は、磁気等を
利用する弁別手段が確立されているため、古くから再利
用されてきた歴史もある。しかし、紙においては、金属
を弁別する磁気のような簡単な手段が無かった。
【0002】また、本発明は、紙の性質を識別すること
ができる紙質識別処理装置に関するものである。本明細
書において、「紙」は、上質紙、普通紙、再生紙、カラ
ー用紙、OHP用紙に使用する複写体も含むものとす
る。このような紙は、複数の転写体を使用する複写機、
プリンタ、ファクシミリ、コンピュータの出力装置など
の画像形成装置において、共通に利用される。近年、地
球資源の保護から、社内会議用の資料等は、再生紙の優
先的な利用が望まれている。一方で、公的な資料や鮮明
なコピーが必要な場合には、普通紙を用いるなど、使い
分けを行うのが一般的である。また、再生紙は、紙の腰
が弱い、紙粉を発生し易い、カールし易い等の理由か
ら、再生紙か普通紙かで異なる処理を行うような画像形
成装置の提案も行われている。
【0003】
【従来の技術】従来、紙質を判断する手段は、腰の弱い
再生紙を確実にマーキングするために開発されている。
紙質判断手段は、大きく分類して、紙質を自動的に認識
するものと、紙質を認識できないものとがある。そし
て、紙質を自動的に認識できる判断手段は、光反射型の
センサを用いており、たとえば、特開平4−39223
号公報、特開平4−324872号公報、特開平4−3
31966号公報がある。紙質を自動的に認識しない紙
質判断手段には、装置本体にユーザが紙質を選択できる
スイッチを付けたものと、紙を入れるトレイに紙質の識
別情報を付けたものとがある。そして、装置本体に選択
スイッチを設けた紙質判断手段は、たとえば、特開平4
−64553号公報がある。
【0004】また、トレイに識別情報を付けたものに
は、人間が目視して紙質を知るものと、トレイの識別情
報を機械が自動的に読み取って紙質を通知するものとが
ある。トレイの識別情報を人間が目視で知るものとして
は、たとえば特開平4−55220号公報がある。ま
た、トレイの識別情報を機械が自動的に読み取るものに
は、トレイに識別ラベルを貼るものと、トレイの形状を
検出するものとがある。トレイに識別ラベルを貼ること
により、紙質を認識するものとしては、たとえば特開平
4−356086号公報がある。また、トレイの形状を
検出して、紙質を認識するものとしては、たとえば特開
平4−331966号公報がある。
【0005】反射型センサによって、紙質を識別する手
段は、上質紙と再生紙との光の反射率の違いを利用して
紙の種類を弁別するものである。この方式では、ある一
つの会社が製紙した上質紙と再生紙とを分類する場合に
良い。また、普通紙と再生紙とを複数のトレイで切りわ
ける方法が一般的に行われている。なお、人間は、識別
できないが、機械が識別できる情報として、薄い黄色に
より印刷するという技術がある。上記技術は、たとえば
特開平4−343570号公報、特開平4−35116
4号公報に示されている。これらはそれぞれ、複写機に
おいて原稿の複写禁止領域を示すもの、複写したハード
コピーに複写した機械などの情報を埋めこむために用い
られている。紙質を判断する手段は、腰の弱い再生紙を
確実にマーキングするために開発されている。シュレッ
ダに効率よく廃棄するための用紙を供給する装置として
は、オートフィーダつきのシュレッダがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上質紙と再生
紙とを光の反射率の相違によって弁別することは、非常
に困難である。すなわち、上質紙と再生紙とは、同じ白
い紙でも、製紙会社別、紙の新旧、紙を光に曝した時間
等によって光の反射率が異なるため、紙の自動回収時な
どの目的に利用し難い。光の反射率を用いた紙質判断手
段は、複数の製紙会社の上質紙・再生紙が混在する場
合、有効には機能しない。また、再生紙の純白度は、技
術の進歩と共に増していくので、再生紙の弁別を反射型
のセンサのみに頼ることが困難になっていくことが予想
される。
【0007】また、従来の画像形成装置においては、ト
レイにセットされている用紙が普通紙なのか、あるいは
再生紙なのかの識別ができない。そのため、ユーザは、
自分でトレイにセットされている紙質を確認しなければ
ならないという手間のかかる問題があった。また、ユー
ザが紙質を認識する場合、目視ミスが発生したり、ある
いは今後の技術発展により普通紙と再生紙の目視による
区別がし難くなるという問題を有する。装置本体に紙質
を識別するスイッチを設けた場合、ユーザは、意識して
スイッチを設定する必要がある。また、紙質をトレイの
形状で検出する方法、トレイの識別ラベルで判定する方
法においても、ユーザは、どのトレイにどのような紙質
の用紙を入れてあるのか、常に意識する必要がある。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、紙の再利用を促すために、複数種の紙質が
混在する中から、確実に同質の紙を分類できる紙質情報
を埋め込むことができる画像記録装置を提供することを
目的とする。本発明は、画像情報の質情報を埋め込むこ
とができる画像記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像情報と共に可視的および/または非可視
的紙質情報、あるいは画像情報の質情報を埋め込むこと
ができる画像記録装置を提供することを目的とする。本
発明は、紙に埋め込まれた紙質情報および/または画像
情報の質情報に基づいて紙を識別処理することができる
紙質識別処理装置を提供することを目的とする。本発明
は、製紙工程によって予め記録された紙質情報に基づい
て紙を識別処理することができる紙質識別処理装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)前記目的を達成するために、本発明の画像
記録装置は、画像情報を出力する際の紙の紙質を判断す
る紙質判断手段(11)と、当該紙質判断手段(11)
によって判断された紙質情報を画像情報と共に生成する
画像形成手段(14)とから構成される。
【0010】(第2発明)本発明の画像記録装置は、画
像情報を出力する際に当該画像情報の質を指示する指示
手段(12)と、当該指示手段(12)によって指示さ
れた画像情報の質情報を画像情報と共に生成する画像形
成手段(14)とから構成される。
【0011】(第3発明)本発明の画像記録装置は、前
記紙質判断手段(11)と、前記画像情報の質を指示す
る指示手段(12)とを備え、紙質情報および/または
画像情報の質情報を画像情報と共に生成する画像形成手
段(14)とから構成される。
【0012】(第4発明)本発明の画像記録装置におい
て、画像情報を出力する際に、紙に埋め込まれた紙質情
報は、可視的および/または非可視的情報として記録さ
れていることを特徴とする。
【0013】(第5発明)本発明の画像記録装置におい
て、出力する際の画像情報は、可視的および/または非
可視的情報として記録されていることを特徴とする。
【0014】(第6発明)本発明の紙質識別処理装置
は、前記画像記録装置によって記録された紙質情報およ
び/または画像情報の質情報に基づいて紙を識別処理す
ることを特徴とする。
【0015】(第7発明)本発明の紙質識別処理装置
は、製紙工程によって予め記録された紙質情報を判断す
る紙質判断手段(11)と、当該紙質判断手段(11)
の判断情報に基づいて紙を識別処理する識別処理手段
(図12、図17)とから構成される。
【0016】
【作 用】
(第1発明)紙質判断手段は、画像情報を記録する紙の
紙質を判断する。そして、画像形成手段は、前記紙質判
断手段によって判断された紙質情報と画像情報とを紙上
に生成する。また、上記紙質情報は、たとえば紙の材質
(上質紙、普通紙、再生紙、カラー用紙、OHP用紙
等)、画像情報および紙質情報を印刷する際のトナー種
別情報、製紙情報等がある。したがって、本発明の画像
記録装置は、画像情報と共に紙質情報が記録された状態
で出力するため、この紙を廃棄して再生する際に最適な
処理方法を選択することができる。
【0017】(第2発明)ユーザは、画像情報の質を指
示する指示手段によって、画像情報の質情報を指示する
ことができる。そして、画像形成手段は、画像情報と共
に前記指示手段によって指示された画像情報の質情報を
紙上に生成する。たとえば、上記画像情報の質情報は、
画像形成手段によって生成する書類の重要度をユーザの
判断によって指示することができる。したがって、本発
明の画像記録装置によって得られた文書は、廃棄するか
否かの判断が簡単にできる。 (第3発明)
【0018】本発明の画像記録装置は、上記紙質判断手
段および画像情報の質情報を指示する指示手段によっ
て、紙質情報および画像情報の質情報を必要に応じて埋
め込むことができる。したがって、本発明の画像記録装
置は、出力された紙に埋め込まれた情報に基づいて、文
書を廃棄する際の判断、あるいは再生する際の仕分け等
を簡単に行なうことができる。
【0019】(第4発明および第5発明)画像情報を出
力する際の紙に埋め込まれる紙質情報は、人間の目視で
認識できる可視的情報、および/または機械が自動的に
認識できる非可視的情報によって記録されている。これ
らの情報は、たとえば光反射率の異なるインク、磁気イ
ンク、あるいは色等により、また、バーコード、あるい
は非対称で角度的な方位付けが行なわれているデジタル
・データからなるグリフ等を利用することによって可視
的あるいは非可視的に認識できる。画像情報の質は、そ
の重要度に応じて、人間および/または機械が認識でき
る情報として上記と同様に記録される。したがって、画
像情報の質情報および紙質情報が記録された紙は、人間
あるいは機械によって所望の仕分け方ができるため、紙
のリサイクルが簡単にできる。
【0020】(第6発明)本発明の画像記録装置によっ
て記録された紙質情報および/または画像情報の質情報
は、紙を廃棄または再生する際に、識別処理装置等によ
って自動的に読み取られる。そして、これらの情報を読
み取った上記紙質識別処理装置は、上記情報に合った処
理を行なうことができる。
【0021】(第7発明)本発明において、製紙工程で
記録された紙質情報は、紙の材質、紙の製紙情報等から
なり、紙を廃棄または再生する際に、紙を識別処理する
紙質識別処理装置等によって自動的に読み取られる。そ
して、この紙質情報を読み取った紙質識別処理装置は、
上記紙質情報に合った処理を行なうことができる。
【0022】
【実 施 例】図1は本発明の第1実施例で、画像記録
装置における各種情報を画像情報と共に形成する概略ブ
ロック構成図である。図1において、本実施例における
画像記録装置は、紙質を判断するために必要な紙質セン
サ群10と、当該紙質センサ群10からの情報を基にし
て紙質を判断する紙質判断手段11と、画像情報の重要
性等の質を指示する情報の質指示手段12と、文字列、
イメージ、表、グラフ、計算式、写真等を含む画像情報
が蓄積されている画像情報蓄積手段13と、当該画像情
報蓄積手段13に蓄積されている画像情報、前記紙質判
断手段11からの紙質情報、および情報の質指示手段1
2からの情報の質情報を基にして画像を形成する画像形
成手段14とから構成されている。
【0023】本実施例における画像記録装置は、たとえ
ば複写機、ファクシミリ、コンピュータ等の出力装置を
含むもので、紙あるいはOHP(Over Head Projector
)用紙等に画像を印刷するものである。紙質センサ群
10は、たとえば紙の色を検出するセンサ1と、紙の厚
さを検出するセンサ2と、紙の材質を検出するセンサ3
と、紙の堅さを検出するセンサ4とから構成されてい
る。センサ1は、紙面から反射する光の量を受光素子に
よって検出し、その電流の量で紙の色が判断できる。セ
ンサ2およびセンサ3は、静電容量計を用いることによ
って紙の厚さおよび材質が判断できる。また、センサ4
は、機械的に接触させた際の接触圧等を計測することで
判断できる。紙質判断手段11は、前記センサ1ないし
センサ4に実際の色、厚さ、材質、堅さの判ったものを
計測して、この計測結果と、判別すべき紙からセンサ1
ないしセンサ4によって得られた値とによって判断でき
る。情報の質指示手段12は、情報の質をユーザが判断
して入力するものである。
【0024】図2は本発明の第1実施例で、図1におけ
る実施例をさらに詳細に説明するためのブロック構成図
である。本実施例における画像記録装置は、図1に示す
構成以外に、紙質判断手段11を制御する紙質判断手段
制御部21と、画像形成手段14を制御する画像形成手
段制御部22と、後述のCPUに接続するためのインタ
フェース23と、画像記録装置を制御するCPU24
と、紙質を判断するためのデータを格納したり、あるい
は画像等を処理するための作業領域となるRAM25
と、画像記録装置を作動させるためのプログラムを格納
するROM26と、ユーザが出力される印刷物等に対し
て重要書類であることを指示する重要書類指示ボタン2
7と、ユーザが重要書類に対する重要度を入力するテン
キー28と、前記重要書類指示ボタン27のオン/オフ
およびテンキー28の入力位置をそれぞれ検出するコン
トロールパネル制御部29とから構成される。
【0025】本実施例における画像記録装置は、画像デ
ータを印刷して出力する際に、画像データと共に、紙質
判断手段11からの紙質情報と、情報の質指示手段12
からの情報の質情報とを紙に印刷することができる。し
たがって、上記画像記録装置によって出力された紙は、
紙質情報を読み取って選別すると共に、紙質情報の内容
に基づいて、廃棄あるいは再生処理の仕方も変えること
ができる。また、上記画像記録装置によって出力された
紙は、情報の質情報を読み取って、これに基づいて廃棄
処理を行なうか否かを決定する。このようにして、画像
記録装置によって出力された紙は、再生する際に効率良
く行なうことができると共に、不要な紙を死蔵化させる
ことがない。
【0026】図3は本発明の第1実施例で、紙質判断の
アルゴリズムの一例を説明するための図である。図4は
同じく本発明の第1実施例で、紙質判断のアルゴリズム
の一例を説明するためのものである。そして、図3およ
び図4はA−A′において連続した一つのフローチャー
トからなる。図3において、紙質判断手段11は、セン
サ1ないしセンサ4で読み取った内容とRAM25に予
め記憶されている紙質内容とを比較して、センサ1ない
しセンサ4で読み取った紙質が上質紙であるか否かを調
べる(ステップ31)。紙質判断手段11は、紙質デー
タが上質紙であると判断した場合、マーク情報を上質紙
として、図示されていない出力装置が前記マーク情報を
紙に付ける(ステップ32)。紙質判断手段11は、紙
質データが上質紙でないと判断した場合、紙質データが
再生紙であるか否かを調べる(ステップ33)。紙質判
断手段11は、紙質データが再生紙であると判断した場
合、マーク情報を再生紙として、前記出力装置が前記マ
ーク情報を紙に付ける(ステップ34)。
【0027】紙質判断手段11は、紙質データが再生紙
でないと判断した場合、紙質データがカラー紙であるか
否かを調べる(ステップ35)。紙質判断手段11は、
紙質データがカラー紙であると判断した場合、マーク情
報をカラー紙として、前記出力装置が前記マーク情報を
紙に付ける(ステップ36)。紙質判断手段11は、紙
質データがカラー紙でないと判断した場合、紙質データ
がOHP用紙であるか否かを調べる(ステップ37)。
紙質判断手段11は、紙質情報がOHP用紙であると判
断した場合、マーク情報をOHP用紙として、前記出力
装置が前記マーク情報をOHP用紙に付ける(ステップ
38)。紙質判断手段11は、紙質データがOHP用紙
でないと判断した場合、紙質データがその他であるとし
て、マーク情報をその他にする(ステップ39)。
【0028】コントロールパネル制御部29は、情報の
質情報が重要書類の指示であるか否かを調べる(ステッ
プ40)。コントロールパネル制御部29は、情報の質
情報が重要書類の指示であると判断した場合、テンキー
28で入力された書類の保存期間、あるいは重要度のラ
ンク情報等を読み取る(ステップ41)。コントロール
パネル制御部29は、情報の質情報が重要書類の指示で
ないと判断した場合、ステップ42に処理を進める。画
像形成手段14は、画像情報と共に、マーク情報である
紙質情報および情報の質情報を形成する(ステップ4
2)。
【0029】上記実施例において、画像記録装置が紙質
情報および情報の質情報を自動的に識別して、画像デー
タを出力する際に紙に付加しているが、これらの各情報
は、人間によって目視できるもの、機械によって認識さ
れるもの、あるいは人間および機械の両方に認識される
ものとすることができる。また、これらの各情報のマー
キングは、予め決められた任意の位置、形状、あるいは
コード体系を採用することができる。そして、上記実施
例において、紙に付加される各情報は、エコロジー情報
として、紙質の他に、印刷に使用されているインクの材
質名等を入れることによって、紙を再生する際に、最適
な化学処理を効率的に行なえるようにすることができ
る。
【0030】また、上記実施例を1パス2カラーの複写
機に適用した場合、人間が視認できる各情報は、たとえ
ば赤色を付加することにより、更に視認性を増す。さら
に、複写機等にICカードや光ディスク等による記憶装
置を付加し、このICカードに紙質情報、情報の質情報
の他に、マル秘マーク、紙を再生するためのエコロジー
情報、社名、プロジェクト名等を記憶させておき、所定
の位置に人間が視認できる情報として印刷することがで
きる。上記実施例は、ICカードや光ディスク等に重要
書類に関する設定付加データを予め蓄積しておくことに
より、画像記録装置が紙に画像データを印刷する際に、
重要書類指示ボタンの指示によって、上記データの付加
を容易に行なうことができる。
【0031】また、上記実施例は、ICカードや光ディ
スクに、パスワードによる認証機能を加えておくことが
できる。たとえば、本画像記録装置において、紙に画像
情報を印刷する際に、重要書類指示ボタンを押すと、紙
に画像情報と予め決められて、ICカードや光ディスク
に記憶されている前記パスワードが非可視的に印刷され
る。この非可視的なパスワードを印刷した紙は、正しい
パスワードを入力しない限り複写できない。また、同様
に、重要書類指示ボタンを押すと、紙に画像情報と予め
決められて、ICカードや光ディスクに記憶されている
マル秘マークが可視的に印刷される。このマル秘マーク
は、重要書類であることを喚起させると共に、複写機に
よって読み取られた場合、複写が禁止されるような処理
が行なわれる。
【0032】図5は本発明の第2実施例を説明するため
のブロック構成図である。図5において、紙質識別処理
装置は、予め製紙工程によって埋め込まれた紙質情報を
識別する紙質識別センサ51と、当該紙質識別センサ5
1によって識別された情報に基づいて、当該情報の内容
を判定する紙質判定手段52、当該紙質判定手段52と
後述のCPUとを接続するインタフェース53と、紙質
識別処理装置の制御を行なうCPU54と、紙質識別処
理装置の処理プログラムおよび制御プログラムを格納す
るROM55と、前記紙質判定手段52における処理情
報および各種処理および制御のための作業領域となるR
AM56とから構成される。予め製紙工程で埋め込まれ
た紙質情報は、紙質識別センサ51によって読み取ら
れ、紙質判定手段52によって、判定される。
【0033】紙に予め埋め込まれる紙質を識別するため
の紙質情報には、たとえば紙質が普通紙、上質紙、再生
紙、カラー紙、OHP用紙、特殊ペーパー等がある。こ
れらの紙質を判断するために、紙質判定手段52は、紙
質識別センサ51から得たデータと、予めRAM56に
格納されている紙質データとを比較して紙質を判定す
る。上記紙質情報には、予め可視的に製紙工程でマーキ
ングされた識別情報、たとえば紙の一定位置に、バーコ
ードが印刷されている。識別情報がバーコードの場合、
前記紙質識別センサ51は、バーコード読取装置であ
る。バーコードによる紙質情報は、予め紙の所定位置に
印刷されるため、可視的に人間が読み取ることができる
と共に、機械的に読み取ることもできる。また、識別情
報は、バーコードの代わりにパターン情報として、グリ
フを使用することができる。グリフは、ゼロックス コ
ーポレイションの出願にかかるもの(特開平4−334
266号公報)で、ハーフトーンのイメージに読み取り
が可能なデジタル・データを埋め込み、これを機械によ
って読むものである。また、上記グリフのパターン形状
は、非対称であると共に、角度的な方位付けが行なわれ
たデータ・データである。たとえば、垂直な線が「0」
を表し、右上がりまたは右下がりの傾斜線が「1」を表
す。そして、グリフの特徴は、垂直線とこの垂直線に対
する角度的な相違により区別できるため、バーコードと
比較して読み取りが正確かつ簡単で、安価な読取装置で
済む。
【0034】他の紙質情報を埋め込む方法としては、磁
気インクがある。磁気インクで印刷することによって埋
め込まれた紙質情報は、非可視的であるため、ユーザの
目障りとなることがないという特徴を持っている。ま
た、他の紙質情報を埋め込む方法としては、製紙工程中
に透かしを入れる。紙に透かしを入れる技術は、古くか
らあり、コスト的にも高価ではない。また、透かしの読
取技術は、光の反射率あるいは透過率等によって達成で
きる。さらに、他の紙質情報を埋め込む方法としては、
薄い色を使用することができる。たとえば、紙質情報
は、画像情報を読む際に邪魔にならない薄い色、たとえ
ば黄色にすることができる。また、この色による紙質情
報は、紙の所定位置、たとえば四方の一箇所、あるいは
紙の周囲等に設けることができる。さらに、紙質情報
は、紙の一部に切り込みを入れ、これを光センサあるい
は機械的に読み取ることができる。
【0035】図6は本発明の第3実施例を説明するため
のブロック構成図である。図6において、図5と相違す
る点は、トレイAおよびトレイBに製紙工程で予め紙質
情報を印刷した紙をセットした場合の例で、各トレイ
A、Bに対応して、紙質識別センサ61および紙質識別
センサ62と、同じく紙質判定部63および紙質判定部
64と、トレイAおよびトレイBの紙質を表示するため
の操作パネルを制御する操作パネル制御部65と、操作
パネルにおいて、トレイ情報を表示するトレイ情報表示
部66とを備えていることである。たとえば、普通紙と
再生紙とがトレイAおよびトレイBに収容されている。
紙質判定部63または紙質判定部64は、普通紙か再生
紙かを判定して、この情報をインタフェース53を通じ
てCPU54に送る。
【0036】CPU54では、与えられた情報に基づ
き、ROM55に格納されているプログラムと、RAM
56に格納されている情報にしたがって適切な処理を決
定する。たとえば、当該紙質識別処理装置は、CPU5
4と操作パネル制御部65の処理によって、トレイ情報
表示部66に紙質情報を表示する。なお、再生紙は、腰
が弱い、紙粉を発生し易い、カールし易いなどの理由か
ら、普通紙と異なる処理を行なう。そのため、第1実施
例の画像記録装置において、画像形成処理工程の前に一
度だけ紙質判定を行ない、新たに紙質情報を埋め込む。
【0037】図7は本発明の第4実施例を説明するため
のブロック構成図である。図7において、図6と相違す
る点は、紙質を識別した後、紙を回収する弁別制御部と
紙を分けるため駆動部が設けられていることである。す
なわち、第4実施例は、第3実施例の構成の他に、紙質
情報に基づいて紙を弁別するため駆動部73と、弁別す
る際の駆動部73を制御するための弁別制御部74とが
備えられている。本実施例の用紙回収箱は、その中に紙
を入れると、紙質識別センサ71と紙質判定部72とで
紙質を判別する。用紙回収箱は、たとえば普通紙と再生
紙の区別、あるいはOHP用紙とカラー紙との識別を行
なうだけでも良い。紙質判定部72で判定された情報
は、インタフェース53を通してCPU54に入力され
る。CPU54では、与えられた情報に基づき、給紙ロ
ーラ等を制御し、該当する紙質別回収箱に紙を送る。
【0038】図8は本発明の第4実施例における用紙回
収システムの紙質情報と処理の流れを説明するための図
である。図8において、本実施例の用紙回収システム
は、紙を識別する紙質識別手段81と、当該紙質識別手
段81によって得られた紙質情報に基づいて用紙を分類
する紙分類手段82と、当該紙分類手段82によって分
類された紙を収容する紙質別回収箱83とから構成され
る。図9は本発明の第4実施例において、紙質を識別す
るフローチャートである。図9において、紙質識別を開
始する(ステップ91)。たとえば、紙質判定部72
は、紙質識別センサ71におけるセンサによって紙質情
報を得た後、その紙質情報を解析する(ステップ9
2)。
【0039】紙質判定部72は、紙が普通紙または再生
紙であるか否かを調べる(ステップ93)。紙質判定部
72は、紙が普通紙または再生紙であると判断した場
合、当該紙の紙質データを「1」とする(ステップ9
4)。紙質判定部72は、紙が普通紙または再生紙でな
いと判断した場合、カラー紙であるか否かを調べる(ス
テップ95)。紙質判定部72は、紙がカラー紙である
と判断した場合、当該紙の紙質データを「2」とする
(ステップ96)。紙質判定部72は、紙がカラー紙で
ないと判断した場合、OHP用紙であるか否かを調べる
(ステップ97)。紙質判定部72は、紙がOHP用紙
であると判断した場合、当該用紙の紙質データを「3」
とする(ステップ98)。紙質判定部72は、紙がOH
P用紙でないと判断した場合、当該紙の紙質データを
「4」とする(ステップ99)。
【0040】図10は本発明の第4実施例において、紙
を分類するフローチャートである。図10において、紙
の分類を開始する(ステップ101)。図7に示す弁別
制御部74は、紙質データが「1」となっているか否か
を調べる(ステップ102)。前記弁別制御部74は、
紙質データが「1」となっていると判断した場合、普通
紙および/または再生紙用の回収箱に図示されていない
仕分け弁を図7に示す駆動部73によって駆動する(ス
テップ103)。前記弁別制御部74は、紙質データが
「1」となっていないと判断した場合、紙質データが
「2」となっているか否かを調べる(ステップ10
4)。
【0041】前記弁別制御部74は、紙質データが
「2」となっていると判断した場合、カラー紙用回収箱
に図示されていない仕分け弁を駆動部73によって駆動
する(ステップ105)。前記弁別制御部74は、紙質
データが「2」となっていないと判断した場合、紙質デ
ータが「3」となっているか否かを調べる(ステップ1
06)。前記弁別制御部74は、紙質データが「3」と
なっていると判断した場合、OHP用紙用の回収箱に図
示されていない仕分け弁を駆動部73によって駆動する
(ステップ107)。前記弁別制御部74は、紙質デー
タが「3」となっていないと判断した場合、その用紙を
他の回収箱へ移動するように駆動部73へ伝える(ステ
ップ108)。
【0042】図11は本発明の第5実施例で、紙質情報
によって用紙を紙質別に回収または粉砕する用紙回収シ
ステムを説明するためのブロック構成図である。図11
において、第5実施例における用紙回収システムは、紙
の紙質を物理的に、たとえば光の反射率を計る紙質識別
センサ111と、図示されていないCPUとRAMに格
納されているデータとによって紙質情報を判断する紙質
判断手段112と、画像記録装置によって埋め込まれた
情報の質情報を判断する情報の質判断手段113と、紙
質判断手段112および情報の質判断手段113とによ
って得られた紙質情報および情報の質情報を基に、紙を
分類する紙分類手段114と、紙質情報に応じて、たと
えば重要書類、丸秘書類であれば、紙質に係わらず粉砕
するための紙粉砕手段115と、当該紙粉砕手段115
によって粉砕された紙と粉砕する必要のない紙を回収す
る紙質別回収箱116とから構成される。上記用紙回収
システムは、紙質情報と情報の質情報とを判断して、情
報の質の高い重要書類、丸秘書類を粉砕すると共に、粉
砕後の紙の回収を含めて紙質別にそれぞれの用紙を回収
することができる。
【0043】図12は本発明の第6実施例で、回収装置
の一例を説明するための概略図である。図12におい
て、本実施例の回収装置は、紙を回収するために識別す
る識別箱121と、紙の識別後に分類する回収箱122
とから構成される。また、上記識別箱121は、使用済
の紙を入れる紙挿入口123と、紙を上質紙および/ま
たは再生紙、カラー紙、OHP用紙、その他の紙等を識
別する識別部124と、各紙を識別した後、これらを分
類する仕分部125とから構成される。また、上記識別
部124は、紙挿入口123から紙を挿入した際に受け
る第1案内板1241と、第1案内板1241の上を案
内されながら用紙を移動させる搬送ローラ1242、1
244、1246と、反射型センサ1243やイメージ
スキャナ1245からなる情報検出部と、第2案内板1
247とから構成される。
【0044】また、上記仕分部125は、回転軸125
2、1252′を中心に回転自在に移動することによっ
て、各種の用紙を種類別に仕分ける仕分板1251、1
251′と、必要に応じて可動モータ1253の回転に
よって可動レール1254上を移動する粉砕手段125
5とから構成される。
【0045】上記回収箱122は、たとえば、案内板を
備えた上質紙および/または再生紙を収納する上質/再
生紙回収箱1221と、同じくカラー紙を回収するカラ
ー紙回収箱1222と、同じくOHP用紙を回収するO
HP用紙回収箱1223と、同じくその他の用紙を回収
するその他用紙回収箱1224とから構成される。
【0046】図13は図12における回収装置を制御す
るためのブロック構成図である。図13において、回収
装置における紙質認識回路部131は、前述の紙質識別
センサおよび紙質判断部とから構成されている。また、
上記回収装置のインタフェース53、CPU54、RO
M55、RAM56は、前述の実施例と同じであるから
説明を省略する。すなわち、第6実施例の回収装置は、
上記構成の他に、紙質情報を基にして、図12に示す仕
分板1251を制御して紙を分類する紙分類手段制御部
132と、情報の質情報に基づいて紙を粉砕するため
に、図12に示す粉砕手段1255を制御する紙粉砕手
段制御部133と、前記紙質情報および情報の質情報を
読み取るスキャナ134と、当該スキャナ134を制御
するスキャナ制御回路部135とから構成される。
【0047】図14は第6実施例における回収装置の処
理を説明するためのフローチャートである。図14にお
いて、スキャナ134は、紙に埋め込まれた紙質情報を
読み取ることによって、スキャン情報を解析する(ステ
ップ141)。紙質認識回路部131は、前記スキャン
情報から紙質情報を認識して上質紙あるいは再生紙であ
るか否かを調べる(ステップ142)。そして、ステッ
プ143ないしステップ148は、前記図9に示すステ
ップ94ないしステップ99の処理と同じであるので、
説明を省略する。
【0048】図15は第6実施例における回収装置の他
の処理を説明するためのフローチャートである。図15
において、スキャナ134によって紙に埋め込まれた紙
質情報を読み取ることによって、スキャン情報を解析す
る(ステップ151)。紙質認識回路部131は、紙質
情報が重要情報であるか否かを調べる(ステップ15
2)。紙質認識回路部131は、紙質情報が重要情報で
あると判断した場合、情報の質情報を「1」とする(ス
テップ153)。紙質認識回路部131は、紙質情報が
重要情報でないと判断した場合、情報の質情報を「0」
とする(ステップ154)。
【0049】図16は本発明の第6実施例において、紙
を分類するフローチャートである。図16において、紙
分類手段制御部132は、紙質データが「1」となって
いるか否かを調べる(ステップ161)。紙分類手段制
御部132は、紙質データが「1」となっていると判断
した場合、上質紙および/または再生紙用の回収箱の位
置に図示されていない仕分け弁をセットする(ステップ
162)。紙分類手段制御部132は、紙質データが
「1」となっていないと判断した場合、紙質データが
「2」となっているか否かを調べる(ステップ16
3)。
【0050】紙分類手段制御部132は、紙質データが
「2」となっていると判断した場合、カラー紙用回収箱
の位置に図示されていない仕分け弁をセットする(ステ
ップ164)。紙分類手段制御部132は、紙質データ
が「2」となっていないと判断した場合、紙質データが
「3」となっているか否かを調べる(ステップ16
5)。紙分類手段制御部132は、紙質データが「3」
となっていると判断した場合、OHP用紙用の回収箱の
位置に図示されていない仕分け弁をセットする(ステッ
プ166)。紙分類手段制御部132は、紙質データが
「3」となっていないと判断した場合、紙質データが
「4」となっているか否かを調べる(ステップ16
7)。紙分類手段制御部132は、紙質データが「4」
となっていると判断した場合、その他の回収箱の位置に
図示されていない仕分け弁をセットする(ステップ16
8)。
【0051】紙分類手段制御部132は、仕分けされた
紙に情報の質情報が「1」となっているか否かを調べる
(ステップ169)。紙分類手段制御部132は、紙に
埋め込まれた情報の質情報が「1」である場合、図12
に示す粉砕手段1255をセットするように紙粉砕手段
制御部133に伝える(ステップ170)。紙分類手段
制御部132は、上記情報の質情報が「1」でないと判
断した場合、紙粉砕手段制御部133に粉砕手段125
5をセットしないように伝える。そして、本実施例の回
収装置は、紙質情報にしたがい、かつ必要に応じて、紙
をそれぞれの回収箱に収容する。
【0052】図17は本発明の第7実施例で、個人向け
の用紙回収箱を説明するための図である。図17におい
て、机171には、紙回収箱172が取り付けられてい
る。そして、この紙回収箱172は、机171との取付
具1711と、不要な紙を挿入する紙挿入口1721
と、必要により不要な紙を粉砕するための粉砕手段を始
動する粉砕指定ボタン1722と、紙を紙質情報にした
がって分類して廃棄または再生するための紙質別回収袋
1723、1724、1725と、これらの紙質別回収
袋1723、1724、1725に仕分ける仕分板17
26、1727とから構成されている。これまで説明し
てきた回収装置がオフィスで共用するタイプであるのに
対して、本実施例の用紙回収箱は、個人向けの小規模な
ものである。このように、本用紙回収箱は、個人のデス
クサイドに取り付けられて、書類の粉砕の指定を外から
ユーザが指示する簡易的なものである。
【0053】上記用紙回収箱を使用する際に、ユーザ
は、紙の中に付与されている紙質情報によって、文書の
重要性や廃棄する都度紙質を考慮せずに機械的に処分す
ることができる。光ファイリング装置、マイクロフィッ
シュ装置などの装置に文書を電子的、光学的に記録した
後の入力済みの書類は、通常廃棄される。これらの文書
は、重要書類であることが多く確実に粉砕廃棄されねば
ならない。また、粉砕されたこれら書類は、その紙質に
したがった再生処理を行なうために、上記用紙回収箱に
分類されて回収される。また、これら入力済みの書類を
廃棄するために、本実施例の用紙回収箱は、光ファイリ
ング装置、マイクロフィッシュ装置に接続するような構
成とすることができる。
【0054】用紙回収箱は、画像入力機器に直接接続さ
れ、画像等が入力された後、不要となった原稿用紙の紙
質を自動的に判断した後、紙質にしたがって弁別し、自
動的に回収できるような構成とすることができる。ま
た、用紙回収箱は、画像入力機器に直接接続され、画像
等が入力された後、不要となった原稿用紙の紙質だけで
はなく紙に書かれた情報の質を判断して、重要/非重要
の区別を行い、重要書類の廃棄であればシュレッダにか
け自動的に回収できる機能をもたせるような構成とする
ことができる。
【0055】以上、本実施例を詳述したが、前記本実施
例に限定されるものではない。そして、特許請求の範囲
に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の
設計変更を行なうことが可能である。たとえば、可視的
あるいは非可視的な紙質情報や情報の質情報は、コード
情報、透かし、マーク、切り込み、色、磁気、赤外線、
放射線等公知あるいは周知の各種情報を当てることがで
きる。センサは、半導体受光素子、静電容量、感圧素
子、機械的検知素子等の公知あるいは周知のものを適用
できる。また、その他の各手段または装置においても、
公知あるいは周知の技術を応用できる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、画像記録装置によっ
て、紙質情報および情報の質情報を可視的あるいは非可
視的に入力させることができるため、重要書類の保存期
間終了後、必要に応じて粉砕処理して再生利用が簡単に
なる。本発明によれば、画像記録装置によって、トナー
の種別情報を含む紙質情報を入力すると、再生のための
化学的処理を容易に行なうことができる。本発明によれ
ば、画像記録手段あるいは製紙工程において、可視的あ
るいは非可視的に紙質情報が入力されているため、この
紙質情報を読み取ることによって、不要な紙を紙質別に
弁別して回収することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例で、画像記録装置におけ
る各種情報を画像情報と共に形成する概略ブロック構成
図である。
【図2】 本発明の第1実施例で、図1における実施例
をさらに詳細に説明するためのブロック構成図である。
【図3】 本発明の第1実施例で、紙質判断のアルゴリ
ズムの一例を説明するための図である。
【図4】 本発明の第1実施例で、紙質判断のアルゴリ
ズムの一例を説明するためのものである。
【図5】 本発明の第2実施例を説明するためのブロッ
ク構成図である。
【図6】 本発明の第3実施例を説明するためのブロッ
ク構成図である。
【図7】 本発明の第4実施例を説明するためのブロッ
ク構成図である。
【図8】 本発明の第4実施例における用紙回収システ
ムの紙質情報と処理の流れを説明するための図である。
【図9】 本発明の第4実施例において、紙質を識別す
るフローチャートである。
【図10】 本発明の第4実施例において、紙を分類す
るフローチャートである。
【図11】 本発明の第5実施例で、紙質情報によって
用紙を紙質別に回収または粉砕する用紙回収システムを
説明するためのブロック構成図である。
【図12】 本発明の第6実施例で、回収装置の一例を
説明するための概略図である。
【図13】 図12における回収装置を制御するための
ブロック構成図である。
【図14】 第6実施例における回収装置の処理を説明
するためのフローチャートである。
【図15】 第6実施例における回収装置の他の処理を
説明するためのフローチャートである。
【図16】 本発明の第6実施例において、紙を分類す
るフローチャートである。
【図17】 本発明の第7実施例で、個人向けの用紙回
収箱を説明するための図である。
【符号の説明】
10・・・紙質センサ群 11・・・紙質判断手段 12・・・情報の質指示手段 13・・・画像情報蓄積手段 14・・・画像形成手段 21・・・紙質判断手段制御部 22・・・画像形成手段制御部 23・・・インタフェース 24・・・CPU 25・・・RAM 26・・・ROM 27・・・重要書類指示ボタン 28・・・テンキー 29・・・コントロールパネル制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 政富 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 KSPR&Dビジネスパークビル 富士 ゼロックス株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を出力する際の紙の紙質を判断
    する紙質判断手段と、 当該紙質判断手段によって判断された紙質情報を画像情
    報と共に生成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 画像情報を出力する際に当該画像情報の
    質を指示する指示手段と、 当該指示手段によって指示された画像情報の質情報を画
    像情報と共に生成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記紙質判断手段と、前記画像情報の質
    を指示する指示手段とを備え、紙質情報および/または
    画像情報の質情報を画像情報と共に生成する画像形成手
    段と、 から構成されたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 画像情報を出力する際の紙の紙質情報
    は、可視的および/または非可視的情報として記録され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項3記載の
    画像記録装置。
  5. 【請求項5】 画像情報を出力する際の画像情報の質情
    報は、可視的および/または非可視的情報として記録さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項3記載
    の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記画像記録装置によって記録された紙
    質情報および/または画像情報の質情報に基づいて紙を
    識別処理することを特徴とする請求項1または請求項3
    記載の紙質識別処理装置。
  7. 【請求項7】 製紙工程によって予め記録された紙質情
    報を判断する紙質判断手段と、 当該紙質判断手段の判断情報に基づいて紙を識別処理す
    る識別処理手段と、から構成されたことを特徴とする紙
    質識別処理装置。
JP19161993A 1993-07-06 1993-07-06 画像記録装置 Expired - Fee Related JP3413889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19161993A JP3413889B2 (ja) 1993-07-06 1993-07-06 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19161993A JP3413889B2 (ja) 1993-07-06 1993-07-06 画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0720750A true JPH0720750A (ja) 1995-01-24
JP3413889B2 JP3413889B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=16277654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19161993A Expired - Fee Related JP3413889B2 (ja) 1993-07-06 1993-07-06 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3413889B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006501A (ja) * 1998-06-24 2000-01-11 Casio Comput Co Ltd 印刷装置
JP2011069824A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Xerox Corp 基材評価装置
JP2014137578A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Toshiba Corp 消去装置
US8934829B2 (en) 2011-11-16 2015-01-13 Kyocera Document Solutions Inc. Document cover, image reader having document cover, and image forming apparatus
JP2016057333A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 株式会社東芝 消色装置、記録媒体の再利用管理方法、プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006501A (ja) * 1998-06-24 2000-01-11 Casio Comput Co Ltd 印刷装置
JP2011069824A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Xerox Corp 基材評価装置
US8934829B2 (en) 2011-11-16 2015-01-13 Kyocera Document Solutions Inc. Document cover, image reader having document cover, and image forming apparatus
JP2014137578A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Toshiba Corp 消去装置
JP2016057333A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 株式会社東芝 消色装置、記録媒体の再利用管理方法、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3413889B2 (ja) 2003-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0136039B1 (ko) 특수원고의 판별유니트를 구비한 복사장치
EP0710003B1 (en) Copier apparatus capable of rotating an image
US7282687B2 (en) Image forming apparatus having a processing deciding section and image formation controlling method
US20080209549A1 (en) Computer readable medium, document processing apparatus, document processing system, document processing method, and computer data signal
US20200177753A1 (en) Image log management apparatus, inspection apparatus, image forming apparatus, image reading apparatus, image forming system, control method, and computer program
JP3413889B2 (ja) 画像記録装置
JPH07319347A (ja) 画像形成装置
US7715057B2 (en) Hierarchical miniature security marks
JP4891277B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP4225958B2 (ja) 画像読取装置及びそれを備えてなる画像形成装置
JP4341701B2 (ja) 画像形成装置
JP3587009B2 (ja) 画像入力装置
JPH04227365A (ja) 画像形成装置
JPH09130516A (ja) 原稿画像の天地を認識できる画像処理装置
JP2010145482A (ja) 画像形成装置
JPH08139920A (ja) 画像形成装置
JP3587008B2 (ja) 画像入力装置
JP3384210B2 (ja) 画像形成装置
JP2005328143A (ja) 画像読み取り装置
JP4411242B2 (ja) 画像形成装置
JP2006245747A (ja) 印刷装置および印刷処理方法
JP2007281825A (ja) 画像処理装置及びプログラム
JPH04227372A (ja) 画像処理方法
JPH04227367A (ja) 画像形成装置
JPH08224930A (ja) 画像処理装置および画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees