JP2005328143A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スキャンしたデータを容易に分類することができる画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、原稿の画像を光学的に読み取り、データ化する読み取り手段と、前記原稿を構成する記録材の物理パラメータを計測する計測手段と、前記検出手段の検出結果に応じて前記画像のデータを分類する分類手段とを有し、前記物理パラメータは、前記記録材の厚さ、重量、密度、弾性係数、光透過率、光反射率、穴の有無、穴の形状、穴の数、穴の位置のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする画像読み取り装置を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、原稿の画像を光学的に読み取り、データ化する読み取り手段と、前記原稿を構成する記録材の物理パラメータを計測する計測手段と、前記検出手段の検出結果に応じて前記画像のデータを分類する分類手段とを有し、前記物理パラメータは、前記記録材の厚さ、重量、密度、弾性係数、光透過率、光反射率、穴の有無、穴の形状、穴の数、穴の位置のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする画像読み取り装置を提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像を読み取る際に記録材の物理的特徴を検出し、この特徴に応じて読み取ったデータを分類する機能を有する画像読み取り装置に関する。
会議、講習会、講演会、展示会等においては、紙(記録材)に印刷された資料、レジュメ、パンフレット等(以下、「紙文書」という)が配布されることが多い。これらの紙文書は、人間がその内容を視覚的に認識可能であるため簡便に利用できるという長所を有している。しかし、紙文書は一方で、保存のためのスペースを要する、検索性が悪いといった短所を有する。このような短所を克服するため、紙文書をスキャナで読み取り(スキャンし)、データ化してCD−ROMあるいはHDD等の記録媒体に保存するということが行われている。このような記録媒体は高密度で情報を保存できるため保存のためのスペースが小さくてすみ、またデータはパーソナルコンピュータ等の装置で利用することができるため検索性に優れている。
紙文書をデータ化して保存あるいは利用することは利便性が高いが、データ化する際に手間がかかるという問題がある。この問題は、古い紙文書をデータ化する場合に顕著である。例えば会議の資料である紙文書は、プロジェクト毎あるいはテーマ毎等の単位で1冊のバインダに綴じられていることが多い。1冊のバインダに綴じられている紙文書群には、作成者あるいは作成日が異なるものが混在しているのが通常である。しかし、データ化する際には、「○月○日の会議で××さんが作成した資料」というように、混在する文書を別々にデータ化する必要がある。そうでなければデータの検索性が悪く、目的の文書へのアクセスが容易ではなくなってしまうからである。
このため原始的には、紙文書をデータ化する作業(以下、「スキャン作業」という)を行う作業者が、個々の文書をそれぞれ分別した後に別々にスキャンし、適切なファイル名等の属性をデータに付加して保存するということが行われていた。しかし、この作業は非常に煩雑であり、スキャン作業者にとって多大な負担となっていた。この問題を解決するための、自動的にデータを分類する技術として、例えば特許文献1〜7に記載の技術がある。
特開平10−27238号公報
特開平10−282737号公報
特開平4−10064号公報
特開2001−101213号公報
特開平5−89218号公報
特開平9−307719号公報
特開平8−340428号公報
しかし、特許文献1、2、5に記載の技術では、文書を作成する者は原稿をあらかじめ決められた色の用紙に印刷、あるいは原稿の特定の位置に特定の色やバーコードを付加するといった予備的処理を必要とするものであり、そのような予備的処理が施されていない過去の保存文書をデータ化する際には適用できないという問題があった。また、特許文献7に記載の技術は、原稿サイズに基づいてソーティングを行う複写機に関するものであり、同一の原稿サイズの複数の文書には適用できないという問題があった。また、特許文献3に記載の技術は、使用者があらかじめ個々の文書の境を認識している必要があり、そのような認識があいまいな過去の保存文書には適用できないという問題があった。また、特許文献4に記載の技術は、原稿のレイアウト情報等を解析し、その解析情報に基づいてデータを分類するものであり、処理が煩雑であるという問題があった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、前処理なしに作成された文書をスキャンしデータ化する際に、スキャンしたデータを容易に分類することができる画像読み取り装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、原稿の画像を光学的に読み取り、データ化する読み取り手段と、前記原稿を構成する記録材の物理パラメータを計測する計測手段と、前記計測手段の計測結果に応じて前記画像のデータを分類する分類手段とを有し、前記物理パラメータは、前記記録材の厚さ、重量、密度、弾性係数、光透過率、光反射率、穴の有無、穴の形状、穴の数、穴の位置のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする画像読み取り装置を提供する。
この画像読み取り装置によれば、原稿の物理パラメータに基づいて、原稿の画像データを分類することができる。
この画像読み取り装置によれば、原稿の物理パラメータに基づいて、原稿の画像データを分類することができる。
好ましい態様において、本発明に係る画像読み取り装置は、前記計測手段が計測した物理パラメータの値を属性値として前記画像のデータに付加する属性付加手段と、前記属性付加手段により属性値が付加された画像のデータを記憶する記憶手段とをさらに有し、前記分類手段は、同一性を有する属性値が付加されたデータを1ファイルとして前記記憶手段に記憶する。この画像読み取り装置によれば、同一性を有すると判断された複数ページの画像データは、同一のファイルとして保存される。
好ましい態様において、本発明に係る画像読み取り装置は、前記計測手段が計測した物理パラメータの値を属性値として前記画像のデータに付加する属性付加手段と、前記属性付加手段により属性値が付加された画像のデータを記憶する記憶手段とをさらに有し、前記分類手段は、同一性を有する属性値が付加されたデータを、前記記憶手段に設けられた同一のフォルダ内に記憶する。この画像読み取り装置によれば、同一性を有すると判断された複数ページの画像データは、同一のフォルダ内に保存される。
好ましい態様において、本発明に係る画像読み取り装置は、前記計測手段が計測した物理パラメータの値を属性値として前記画像のデータに付加する属性付加手段と、前記属性付加手段により属性値が付加された画像のデータを記憶する記憶手段とをさらに有し、前記分類手段は、同一性を有する属性値が付加されたデータを、前記記憶手段に設けられた同一のフォルダ内に記憶する。この画像読み取り装置によれば、同一性を有すると判断された複数ページの画像データは、同一のフォルダ内に保存される。
好ましい態様において、本発明に係る画像読み取り装置は、前記原稿のあるページの前記物理パラメータと、そのページの前のページの前記物理パラメータとの差である物理パラメータ変化量を算出する物理パラメータ変化量算出手段と、前記物理パラメータの同一性を判断する基準となるしきい値を記憶するしきい値記憶手段とをさらに有し、前記分類手段は、前記物理パラメータ変化量が前記しきい値以下である場合に、当該2つのページが同一性を有すると判断する。
好ましい態様において、本発明に係る画像読み取り装置は、前記原稿のあるページの前記物理パラメータと、そのページの前のページの前記物理パラメータとの変化率である物理パラメータ変化率を算出する物理パラメータ変化率算出手段と、前記物理パラメータの同一性を判断する基準となるしきい値を記憶するしきい値記憶手段とをさらに有し、前記分類手段は、前記物理パラメータ変化率が前記しきい値以下である場合に、当該2つのページが同一性を有すると判断する。
この画像読み取り装置によれば、連続する前後のページのパラメータの変化量あるいは変化率に基づいて文書の区切りを判断することができる。
好ましい態様において、本発明に係る画像読み取り装置は、前記原稿のあるページの前記物理パラメータと、そのページの前のページの前記物理パラメータとの変化率である物理パラメータ変化率を算出する物理パラメータ変化率算出手段と、前記物理パラメータの同一性を判断する基準となるしきい値を記憶するしきい値記憶手段とをさらに有し、前記分類手段は、前記物理パラメータ変化率が前記しきい値以下である場合に、当該2つのページが同一性を有すると判断する。
この画像読み取り装置によれば、連続する前後のページのパラメータの変化量あるいは変化率に基づいて文書の区切りを判断することができる。
本発明によれば、前処理なしに作成された文書をスキャンしデータ化する際に、スキャンしたデータを容易に分類することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<1.構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像読み取り装置であるスキャナ100の機能構成を示すブロック図である。物理パラメータ計測部110は、スキャンする紙の物理パラメータ(本実施形態においては、特に光透過率および光反射率)を計測する機能を有する。画像読み取り部120は、搬送された紙(原稿)から画像を光学的に読み取り、データ化する。記憶部45は、生成した画像データを記憶する。物理パラメータ抽出部140は、画像データを解析して紙の物理パラメータ(本実施形態においては、特に穴の位置、数および大きさ)を抽出する。分類部130は、画像読み取り部120により生成された原稿のデータを、物理パラメータ計測部110による計測結果に基づいて分類する機能を有する。
<1.構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像読み取り装置であるスキャナ100の機能構成を示すブロック図である。物理パラメータ計測部110は、スキャンする紙の物理パラメータ(本実施形態においては、特に光透過率および光反射率)を計測する機能を有する。画像読み取り部120は、搬送された紙(原稿)から画像を光学的に読み取り、データ化する。記憶部45は、生成した画像データを記憶する。物理パラメータ抽出部140は、画像データを解析して紙の物理パラメータ(本実施形態においては、特に穴の位置、数および大きさ)を抽出する。分類部130は、画像読み取り部120により生成された原稿のデータを、物理パラメータ計測部110による計測結果に基づいて分類する機能を有する。
図2は、スキャナ100のハードウェア構成を示す図である。
本実施形態において、スキャナ100はADF10を有している。作業者は、ADF10を利用することにより複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読み取り位置まで搬送させてスキャンを行うことができる。
本実施形態において、スキャナ100はADF10を有している。作業者は、ADF10を利用することにより複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読み取り位置まで搬送させてスキャンを行うことができる。
スキャンを行う場合、作業者は、トレイ11に複数枚の原稿60をセットする。トレイ11には図示しないセンサが設けられており、トレイ11内にセットされた原稿の存在を検知し、その旨を示す信号を出力する。原稿60は引き込みローラ12により1枚ずつ搬送ローラ13まで運ばれる。原稿の搬送経路において、引き込みローラ12と搬送ローラ13の間には、原稿の紙の光透過率および光反射率を計測するための光源/受光素子15と、受光素子19とが設けられている。図3は、光源/受光素子15と、受光素子19とを示す図である。光源/受光素子15は、レーザーダイオード等の光源15aと、フォトダイオード等の受光素子15bとから構成され、光源から放出された光の反射光を受光し、受光した光の強度に応じた電流を出力する。また、受光素子19は、記録材の搬送経路を挟んで光源/受光素子15と対峙しており、光源から放出され記録材を透過した透過光を受光し、その透過光の強度に応じた電流を出力する。搬送ローラ13は、原稿搬送方向を変えてプラテンガラス21に向けて原稿60を搬送する。このようにして搬送される原稿60は、バックプラテン17によりプラテンガラス21に押さえつけられ、最後に排出ローラ14によってADF10から排出される。プラテンガラス21上には、搬送経路の上流から下流まで4箇所の原稿読み取り位置が設けられている。これらの各読み取り位置において、原稿60は一定の速度で搬送される。また、読み取り位置において光源31aから照射され原稿60で反射された反射光(原稿画像)は、ミラー31b、ミラー32a、ミラー32bにより光路を変更され、レンズ33により集光され、CCD(Charge Coupled Devices)センサ34上に結像される。CCDセンサ34は例えば4ラインのCCDセンサであり、各読み取り位置において入力された反射光(原稿画像)に応じてアナログ画像信号R、G、B、Kを後段の回路に出力する。
読み取りが完了すると原稿60は搬送ローラ16により搬送され、排出ローラ14を介して排出トレイ18に排出される。また、搬送ローラ16はADF駆動制御回路43からの信号に応じて原稿60の搬送方向を変える機能を有しており、原稿60を排出ローラ15を介して排出トレイ19に排出することもできる。
ADF10を用いずにスキャンを行う場合、作業者は、プラテンガラス20上に原稿60を1枚ずつセットする。操作部44のスタートボタンを押す等の方法によりスキャン指示が入力されると、光源31aを含む第1CRG31が図2中A方向に移動しながら原稿画像を読み取る。CCDセンサ34は、ADF10を用いた場合と同様にアナログ画像信号R、G、B、Kを後段の回路に出力する。
CCDセンサ34から出力されたアナログ画像信号R、G、B、KはA/D変換回路49によりデジタル画像データR、G、B、Kに変換される。これらのデジタル画像データR、G、B、Kに対し、図示しないシェーディング補正回路等によりCCDセンサ34の感度バラツキや光学系の光量分布特性に対応した補正が施される。こうして補正されたデジタル画像データR、G、B、Kは後段の画像処理回路50に出力される。以下、デジタル画像データR、G、B、Kの一部または全部を単に「画像データ」という。
ADF駆動制御回路43は、CPU(Central Processing Unit)41からの制御信号に従ってADF10を駆動する。また、ADF駆動制御回路43は、ADF10により搬送された原稿の枚数(ページ数)をカウントし、原稿の枚数(ページ数)を示す信号を出力する機能を有する。表示部46は、例えば液晶ディスプレイで構成され、CPU41からの制御信号に従って作業者へのメッセージや作業状況を表示する。操作部44は、テンキー、スタートボタン、ストップボタン、液晶ディスプレイ上に設置されたタッチパネル等で構成され、作業者の操作入力およびその時の表示画面に応じた信号を出力する。記憶部45は、各種の制御プログラムや各種データ等を記憶している。I/F47は、外部機器との間でデータを送受信するためのインターフェースである。
CCD駆動回路42は、CPU41からの制御信号に従ってCCDセンサ34を駆動する回路である。パラメータ計測回路51は、CPU41からの制御信号に従って光源/受光素子15が出力した電流値から、光反射率を算出する。また、パラメータ計測回路51は、受光素子19が出力した電流値から、光透過率を算出する。電流値から光反射率、光透過率を算出する方法としては、例えば、パラメータ計測回路51は電流値を光反射率、光透過率に変換する変換テーブルを記憶しており、これを参照して電流値から光透過率、光反射率を算出する。なお、光透過率は記録材(紙)の厚さを、反射率は記録材(紙)の光沢を反映したパラメータである。
以上で説明した各要素は、バス48で相互に接続されデータのやりとりを行うことができる。図1における分類部130および物理パラメータ抽出部140の機能は、記憶部45に記憶されたデータ分類プログラムをCPU41が実行することにより実現される。
以上で説明した各要素は、バス48で相互に接続されデータのやりとりを行うことができる。図1における分類部130および物理パラメータ抽出部140の機能は、記憶部45に記憶されたデータ分類プログラムをCPU41が実行することにより実現される。
<2.動作>
図4は、本実施形態においてスキャン処理の対象(原稿)となる文書群1を示す図である。文書群1は、あるバインダに綴じられていた複数の文書からなる文書群であり、それぞれ作成者および作成日が異なる文書1−1、文書1−2、文書1−3の3つの文書から構成される。文書1−1および文書1−2はそれぞれ2ページの、文書1−3は3ページの文書である。なお、以下の説明において、あるページ内における位置を指定するのに座標をもって行う場合は、ページの左上部の頂点を原点とし、水平右向きにx軸を、垂直下向きにy軸を有する座標系により位置を定義する。また、文書群1の各ページのサイズは同一であり、その大きさは800×1200である。
図4は、本実施形態においてスキャン処理の対象(原稿)となる文書群1を示す図である。文書群1は、あるバインダに綴じられていた複数の文書からなる文書群であり、それぞれ作成者および作成日が異なる文書1−1、文書1−2、文書1−3の3つの文書から構成される。文書1−1および文書1−2はそれぞれ2ページの、文書1−3は3ページの文書である。なお、以下の説明において、あるページ内における位置を指定するのに座標をもって行う場合は、ページの左上部の頂点を原点とし、水平右向きにx軸を、垂直下向きにy軸を有する座標系により位置を定義する。また、文書群1の各ページのサイズは同一であり、その大きさは800×1200である。
ところで、一口に「紙」と言っても、世の中には様々な種類の紙が存在し、メーカー、あるいは用途により、厚さ、重量、光沢、弾性等の種々の物理パラメータが異なっている。作成者および作成日が異なる文書であれば、使用される紙は異なるのが通常であり、したがって、前述の物理パラメータは文書ごとに異なっているのが通常である。本実施形態においては、図4に示すように、文書1−1、文書1−2、文書1−3はそれぞれ記録材である紙の厚さが異なっている。さらには、前述の文書は、配布時にはステイプラ等により綴じられていることが多く、また、バインダに綴じる際には穴あけパンチ等により穴が開けられるのが通常である。したがって、同一の文書であれば、各ページのほぼ同じ位置にほぼ同じ形状の穴が開いていると考えられる。したがって、同一の文書であれば、穴の形状、数、位置、あるいはこれらの組み合わせは同一性を有するといえる。本実施形態に係るスキャナ100は、このような物理パラメータを計測し、計測した物理パラメータに基づいてデータを分類するものである。以下、スキャナ100の動作の詳細について説明する。
図5は、本実施形態に係るスキャナ100の動作を示すフローチャートである。作業者は、まず、文書群1をADF10のトレイ11に載せる(ステップS101)。ここで特筆すべき点は、作業者は事前に文書の仕分けをする必要が無く、文書群1をバインダからはずしてそのままトレイ11に載せればよいという点である。続いて、作業者は、操作部44のスタートボタンを押す等の方法により、スキャン処理の開始をスキャナ100に指示入力する(ステップS102)。
スキャン処理の開始が指示されると、スキャナ100のCPU41は、ADF駆動制御回路43に文書群1の1ページ目を読み取り位置まで搬送する旨を指示する信号を出力する。ADF駆動制御回路43は、CPU41からの指示に応じてADF10を駆動し、文書群1の1ページ目の搬送を開始する(ステップS103)。
前述のように、記録材(紙)の搬送経路には、記録材の物理パラメータを計測するセンサである光源/受光素子15および受光素子19が設けられている。CPU41は、原稿の搬送タイミングと同期させて、搬送される原稿の物理パラメータを取得する旨を指示する信号をパラメータ計測回路51に出力する。パラメータ計測回路51は、光源/受光素子15から出力される電流値に基づいて光反射率を、受光素子19から出力される電流値に基づいて光透過率を算出し(ステップS104)、CPU41に出力する。CPU41は、光反射率F(n)および光透過率T(n)の値をそれぞれ記憶部45に記憶する。ここで、nは物理パラメータを計測した原稿のページ番号を示す。すなわち、各ページにつき1つの光反射率および光透過率がnページ(本実施形態においては7ページ)分記憶される。
光源/受光素子15および受光素子19で物理パラメータを計測された後、文書群1の1ページ目は、読み取り位置まで搬送される。読み取り位置において、CPU41は、文書群1の1ページ目を画像データ化する(ステップS105)。CPU41は、生成した画像データを記憶部45に一時記憶する(ステップS106)。
続いてCPU41は、文書群1の1ページ目の画像データに対し、穴の数、位置、大きさを計測する処理を行う(ステップS107)。具体的には、CPU41は、記憶部45から穴の検出条件を記述した条件テーブルTB1を読み出す。
図6は、条件テーブルTB1を例示する図である。条件テーブルTB1には、穴を検索する領域となる多角形を定義する頂点の座標と、穴と判定する最小面積Sminと、穴と判定する数mminと、検出条件を特定する識別子との組み合わせが少なくとも1つ登録されている。図7は、条件テーブルTB1により定義される検索領域を示す図である。図7に示される画像には、ステイプラの穴70と、パンチ穴71とが現れている。CPU41は、頂点の座標で定義される多角形の領域内において、最小面積以上の面積を有する黒色の領域を検索する。CPU41は、以上の条件を満たす黒色の領域が、mmin以上の数存在した場合は、それらの領域が穴であると判断する。CPU41は検索した領域内に穴を検出すると、穴の各々を円で近似し、その近似円の中心の座標を示す位置ベクトルC(n,i,j)と、半径r(n,i,j)とを対応付けて記憶部45に記憶する。なお、iは穴の各々を特定する穴識別子であり、jは検出条件を特定する条件識別子である。穴識別子iは、例えば、ページのx座標、y座標をそれぞれ50等分して画像をマトリクス状の領域に分割し、各領域を一意に特定する識別子を与え、円(穴)の中心点の座標が属する領域の識別子をiとする。CPU41は、以上のように、条件テーブルTB1に登録されたすべての条件に従って穴の検出処理を行う。以上の処理は、図1に示す機能構成における物理パラメータ抽出部140の機能に対応する。CPU41は、各ページの画像データと、そのページから検出した物理パラメータと、その物理パラメータを示す識別子とを対応付けて記憶部45に記憶する。その際、物理パラメータの値そのものを属性値として画像データに付加してもよいし、物理パラメータの規格化した値等に変換したものを属性値として付加してもよい。
図6は、条件テーブルTB1を例示する図である。条件テーブルTB1には、穴を検索する領域となる多角形を定義する頂点の座標と、穴と判定する最小面積Sminと、穴と判定する数mminと、検出条件を特定する識別子との組み合わせが少なくとも1つ登録されている。図7は、条件テーブルTB1により定義される検索領域を示す図である。図7に示される画像には、ステイプラの穴70と、パンチ穴71とが現れている。CPU41は、頂点の座標で定義される多角形の領域内において、最小面積以上の面積を有する黒色の領域を検索する。CPU41は、以上の条件を満たす黒色の領域が、mmin以上の数存在した場合は、それらの領域が穴であると判断する。CPU41は検索した領域内に穴を検出すると、穴の各々を円で近似し、その近似円の中心の座標を示す位置ベクトルC(n,i,j)と、半径r(n,i,j)とを対応付けて記憶部45に記憶する。なお、iは穴の各々を特定する穴識別子であり、jは検出条件を特定する条件識別子である。穴識別子iは、例えば、ページのx座標、y座標をそれぞれ50等分して画像をマトリクス状の領域に分割し、各領域を一意に特定する識別子を与え、円(穴)の中心点の座標が属する領域の識別子をiとする。CPU41は、以上のように、条件テーブルTB1に登録されたすべての条件に従って穴の検出処理を行う。以上の処理は、図1に示す機能構成における物理パラメータ抽出部140の機能に対応する。CPU41は、各ページの画像データと、そのページから検出した物理パラメータと、その物理パラメータを示す識別子とを対応付けて記憶部45に記憶する。その際、物理パラメータの値そのものを属性値として画像データに付加してもよいし、物理パラメータの規格化した値等に変換したものを属性値として付加してもよい。
CPU41は、トレイ11に設置されたセンサからの信号に基づいて、ADF10に未処理原稿が残っているか判断する(ステップS108)。ADF10に未処理原稿が残っている場合は(S108:YES)、S103〜S108の処理を繰り返し実行する。ADF10に未処理原稿が残っていない場合は(S108:NO)、次の処理に移行する。
次に、CPU41は、記憶部45に記憶された各物理パラメータの変化量を算出する。すなわち、光反射率F(n)、光透過率T(n)、円の中心座標の位置ベクトルC(i,j)、半径r(i,j)について、変化量ΔF(n)、ΔT(n)、ΔC(i,j)、Δr(i,j)を以下の式により算出し、算出した値を記憶部45に記憶する。
ΔF(n)=F(n)−F(n−1) …(1)
ΔT(n)=T(n)−T(n−1) …(2)
ΔC(n,i,j)=C(n,i,j)−C(n−1,i,j) …(3)
Δr(n,i,j)=r(n,i,j)−r(n−1,i,j) …(4)
なお、第n−1ページにおいて同一のiを有する穴が存在しない場合には、各パラメータの値を0としてけ計算する構成とすればよい。
ΔF(n)=F(n)−F(n−1) …(1)
ΔT(n)=T(n)−T(n−1) …(2)
ΔC(n,i,j)=C(n,i,j)−C(n−1,i,j) …(3)
Δr(n,i,j)=r(n,i,j)−r(n−1,i,j) …(4)
なお、第n−1ページにおいて同一のiを有する穴が存在しない場合には、各パラメータの値を0としてけ計算する構成とすればよい。
CPU41は、各物理パラメータの変化量のしきい値を登録したしきい値テーブルTB2を記憶部45から読み出す。しきい値テーブルTB2には、各パラメータのしきい値と、物理パラメータが変化したと判断する基準となる基準値athとが対応付けられて登録されている。CPU41は、ΔF(n)、ΔT(n)、ΔC(i,j)、Δr(i,j)の各変化量をしきい値と比較し、ページごとに変化量がしきい値を超えたパラメータの数o(n)と、変化量がしきい値を下回ったパラメータの数u(n)とをカウントし、しきい値を超えたパラメータの割合a(n)を算出する。
a(n)=o(n)/{o(n)+u(n)} …(5)
a(n)=o(n)/{o(n)+u(n)} …(5)
CPU41は、すべてのnについて、すなわち、本実施形態においては第1ページから第7ページまでについて以上の比較を終えると、すべてのnについて、a(n)とathとの比較を行う。ここで、a(n)がathを超えた場合は、CPU41は、第nページと第n−1ページとの間で物理パラメータが変化したと判断する。すなわち、第nページと第n−1ページとの間に文書の区切りが存在すると判断する。本実施形態においては、第2ページと第3ページの間、第4ページと第5ページの間に文書の区切りがあると判断される。すなわち、文書群1は、文書1−1、文書1−2、文書1−3の3つの文書に分割されると判断される。CPU41は、文書1−1の2ページの画像データを対応付けて1ファイルとして記憶部45に記憶し、同様に文書1−2、文書1−3の画像データをそれぞれ1ファイルとして記憶部45に記憶する(ステップS109)。以上の処理は、図1に示す機能構成における分類部130の機能に対応する。
本実施形態によれば、作業者は、保存文書を事前に分類せずに、バインダからはずしてそのままADF10に載せてスキャン開始を指示するだけで、各文書ごとに分割されたデータとして文書群1をデータ化することができる。
<3.他の実施形態>
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
<3−1.変形例1>
上述の実施形態において、ステップS108とS109との間に、物理パラメータに基づいて画像データをソートするステップを設けてもよい。図8は、本実施形態に係るスキャナ100の動作を示すフローチャートである。図8においては、図5に示す一実施形態と同一のステップには同一の参照番号を付している。ステップS108において、ADF10に未処理原稿が残っていないと判断された場合は(S108:NO)、CPU41は、スキャン処理により生成した文書群1の全ページの画像データを記憶部45から読み出す(ステップS110)。CPU41は、「文書をソートしますか?」等、ソートの要否を確認するメッセージと、それぞれ「YES」、「NO」と表示されたボタンの画像とを表示部46に表示する。作業者は、操作部44のタッチパネルを操作し、ソートの要否を入力する(ステップS111)。ソートしない場合(S112:NO)、処理はS109へ移行する。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
<3−1.変形例1>
上述の実施形態において、ステップS108とS109との間に、物理パラメータに基づいて画像データをソートするステップを設けてもよい。図8は、本実施形態に係るスキャナ100の動作を示すフローチャートである。図8においては、図5に示す一実施形態と同一のステップには同一の参照番号を付している。ステップS108において、ADF10に未処理原稿が残っていないと判断された場合は(S108:NO)、CPU41は、スキャン処理により生成した文書群1の全ページの画像データを記憶部45から読み出す(ステップS110)。CPU41は、「文書をソートしますか?」等、ソートの要否を確認するメッセージと、それぞれ「YES」、「NO」と表示されたボタンの画像とを表示部46に表示する。作業者は、操作部44のタッチパネルを操作し、ソートの要否を入力する(ステップS111)。ソートしない場合(S112:NO)、処理はS109へ移行する。
ソートを行う場合(S112:YES)、CPU41は、物理パラメータに基づいて画像データのソートを行う(ステップS113)。具体的には、CPU41は、ソートする際のキーとなるパラメータを指定するソートテーブルTB3を記憶部45から読み出す。図9は、ソートテーブルTB3を例示する図である。ソートテーブルTB3には、ソートする際の並べ替えキーとなるパラメータと、そのパラメータの優先度とが対応付けられて登録されている。CPU41は、ソートテーブルTB3の内容に基づき、優先度の低いパラメータから順にデータをソートする。ソートが完了すると、処理はS109へ移行する。以下の処理は上述の実施形態と同様である。
<3−2.変形例2>
文書の分類に用いる記録材(紙)の物理パラメータは上述の実施形態で説明したものに限られない。例えば、記録材の重量、密度、弾性係数、色、形状等を用いてもよい。このためのセンサとしては、例えば、質量系、歪計、応力計等を用いればよい。また、物理パラメータとして2つの穴の距離を用いてもよい。また、記録材の中心部の色と、記録材の周辺部の色の差を物理パラメータとして用いてもよい。ある種の紙においては、時間の経過と共に紙の周辺部が着色される現象(いわゆる紙焼け)が起こるものがある。この物理パラメータによれば、紙焼けにより文書の区切りを判断することができる。
また、物理パラメータが同一性を有するか否かの判断は、上述の方法に限られるものではない。例えば、変化量ではなく、変化率に基づいて判断してもよい。すなわち、上述の(1)〜(4)の代わりに変化率を算出する式を用いてもよい。あるいは、変化量に基づくのではなく、特定のパラメータが特定の値を有するページ同士を同一性を有すると判断する構成としてもよい。また、計測した1以上の物理パラメータを引数として、記憶部45に記憶された関数に入力し、得られた結果に基づいて同一性を判断する構成としてもよい。
文書の分類に用いる記録材(紙)の物理パラメータは上述の実施形態で説明したものに限られない。例えば、記録材の重量、密度、弾性係数、色、形状等を用いてもよい。このためのセンサとしては、例えば、質量系、歪計、応力計等を用いればよい。また、物理パラメータとして2つの穴の距離を用いてもよい。また、記録材の中心部の色と、記録材の周辺部の色の差を物理パラメータとして用いてもよい。ある種の紙においては、時間の経過と共に紙の周辺部が着色される現象(いわゆる紙焼け)が起こるものがある。この物理パラメータによれば、紙焼けにより文書の区切りを判断することができる。
また、物理パラメータが同一性を有するか否かの判断は、上述の方法に限られるものではない。例えば、変化量ではなく、変化率に基づいて判断してもよい。すなわち、上述の(1)〜(4)の代わりに変化率を算出する式を用いてもよい。あるいは、変化量に基づくのではなく、特定のパラメータが特定の値を有するページ同士を同一性を有すると判断する構成としてもよい。また、計測した1以上の物理パラメータを引数として、記憶部45に記憶された関数に入力し、得られた結果に基づいて同一性を判断する構成としてもよい。
また、上述の実施形態においては、変化量がしきい値を超えたパラメータの割合が一定の値を超えた場合に同一性を有さないと判断する構成について説明したが、1以上の特定のパラメータまたはその変化量がしきい値を超えた場合に同一性が失われたと判断する構成としてもよい。
また、上述の実施形態において、しきい値を超えたパラメータの数をカウントする際には、特定のパラメータに重み付けをしてカウントする構成としてもよい。すなわち、記憶部45は、パラメータ名と、重み付け係数とを対応付けて記憶した重み付けテーブルを記憶しており、CPU41はこれを読み出して重みを付けてカウントする。これにより、例えば条件テーブルTB1の条件2で検出された穴に重みを付けて同一性の判断を行うことができる。
また、上述の実施形態においては、センサ(物理パラメータ計測部110)によるものと、画像処理(物理パラメータ抽出部140)によるものと、2種類の方法で計測、抽出した物理パラメータを共に用いて同一性の判断を行う構成としたが、これらのうち一方を省略する構成としてもよい。この態様によれば、より簡単な構成とすることができる。
また、上述の実施形態において、しきい値を超えたパラメータの数をカウントする際には、特定のパラメータに重み付けをしてカウントする構成としてもよい。すなわち、記憶部45は、パラメータ名と、重み付け係数とを対応付けて記憶した重み付けテーブルを記憶しており、CPU41はこれを読み出して重みを付けてカウントする。これにより、例えば条件テーブルTB1の条件2で検出された穴に重みを付けて同一性の判断を行うことができる。
また、上述の実施形態においては、センサ(物理パラメータ計測部110)によるものと、画像処理(物理パラメータ抽出部140)によるものと、2種類の方法で計測、抽出した物理パラメータを共に用いて同一性の判断を行う構成としたが、これらのうち一方を省略する構成としてもよい。この態様によれば、より簡単な構成とすることができる。
<3−3.変形例3>
画像データを分類する方法は、上述の実施形態で説明した方法に限られない。例えば、分割された文書の数(上述の実施形態では3)だけフォルダを生成し、各文書ごとの画像データをそれぞれ同一のフォルダに保存する構成としてもよい。この際、文書は全ページまとめて1ファイルとしてもよいし、ページごとに1ファイルとして保存してもよい。
画像データを分類する方法は、上述の実施形態で説明した方法に限られない。例えば、分割された文書の数(上述の実施形態では3)だけフォルダを生成し、各文書ごとの画像データをそれぞれ同一のフォルダに保存する構成としてもよい。この際、文書は全ページまとめて1ファイルとしてもよいし、ページごとに1ファイルとして保存してもよい。
<3−4.変形例4>
スキャナ100は、物理パラメータが特定の条件を満たすページに対して、自動的にコピーをとる構成としてもよい。すなわち、例えば図5のステップS104において、原稿をスキャンした後、CPU41は、記憶部45からコピー条件テーブルTB4を読み出す。図10は、コピー条件テーブルTB4を例示する図である。コピー条件テーブルTB4には、パラメータと、そのパラメータに対するしきい値と、判定条件とが対応付けて登録されている。判定条件は、例えば「O」はしきい値を超えた場合に条件を満たすと判断することを、「U」はしきい値を下回った場合に条件を満たすと判断することを示す。CPU41は、計測した物理パラメータのうち、コピー条件テーブルTB4に登録されたパラメータが、コピー条件テーブルTB4に登録された条件を満たすか否か判断する。しきい値を超えている場合、CPU41は、コピーが必要であると判断して、スキャナ100の図示しない画像形成部に対し、スキャンした画像を印刷して出力する旨を指示する。本実施形態によれば、例えば紙の厚みをパラメータとして指定しておけば、厚さがしきい値より薄い破れ易い紙はスキャンと同時に自動的にコピーをとる処理を行うことができ、文書の保存に有用である。
スキャナ100は、物理パラメータが特定の条件を満たすページに対して、自動的にコピーをとる構成としてもよい。すなわち、例えば図5のステップS104において、原稿をスキャンした後、CPU41は、記憶部45からコピー条件テーブルTB4を読み出す。図10は、コピー条件テーブルTB4を例示する図である。コピー条件テーブルTB4には、パラメータと、そのパラメータに対するしきい値と、判定条件とが対応付けて登録されている。判定条件は、例えば「O」はしきい値を超えた場合に条件を満たすと判断することを、「U」はしきい値を下回った場合に条件を満たすと判断することを示す。CPU41は、計測した物理パラメータのうち、コピー条件テーブルTB4に登録されたパラメータが、コピー条件テーブルTB4に登録された条件を満たすか否か判断する。しきい値を超えている場合、CPU41は、コピーが必要であると判断して、スキャナ100の図示しない画像形成部に対し、スキャンした画像を印刷して出力する旨を指示する。本実施形態によれば、例えば紙の厚みをパラメータとして指定しておけば、厚さがしきい値より薄い破れ易い紙はスキャンと同時に自動的にコピーをとる処理を行うことができ、文書の保存に有用である。
<3−5.変形例5>
物理パラメータを計測するためのセンサである光源/受光素子15、受光素子19を設ける位置は、図2で示した位置に限られるものではない。図2に示す例では、搬送経路において読み取り位置より上流側にセンサを設置したが、読み取り位置近傍(図2:B)、あるいは読み取り位置より下流側(図2:C)に設置する構成としてもよい。読み取り位置より下流側に設置した場合は、原稿をデータ化した後に物理パラメータの検出を行う構成とすればよい(図5において、S104〜S106の実行順がS105、S106、S104となる)。
物理パラメータを計測するためのセンサである光源/受光素子15、受光素子19を設ける位置は、図2で示した位置に限られるものではない。図2に示す例では、搬送経路において読み取り位置より上流側にセンサを設置したが、読み取り位置近傍(図2:B)、あるいは読み取り位置より下流側(図2:C)に設置する構成としてもよい。読み取り位置より下流側に設置した場合は、原稿をデータ化した後に物理パラメータの検出を行う構成とすればよい(図5において、S104〜S106の実行順がS105、S106、S104となる)。
1…文書群、10…ADF、11…トレイ、12…引き込みローラ、13…搬送ローラ、14…排出ローラ、15…光源/受光素子、17…バックプラテン、19…受光素子、20…プラテンガラス、21…プラテンガラス、33…レンズ、34…CCDセンサ、41…CPU、42…CCD駆動回路、43…ADF駆動制御回路、44…操作部、45…記憶部、46…表示部、47…I/F、48…バス、49…A/D変換回路、50…画像処理回路、51…パラメータ計測回路、60…原稿、70、71…穴、100…スキャナ、110…物理パラメータ計測部、120…画像読み取り部、130…分類部、140…物理パラメータ抽出部、TB1…条件テーブル、TB2…しきい値テーブル、TB3…ソートテーブル、TB4…コピー条件テーブル
Claims (5)
- 原稿の画像を光学的に読み取り、データ化する読み取り手段と、
前記原稿を構成する記録材の物理パラメータを計測する計測手段と、
前記計測手段の計測結果に応じて前記画像のデータを分類する分類手段と
を有し、
前記物理パラメータは、前記記録材の厚さ、重量、密度、弾性係数、光透過率、光反射率、穴の有無、穴の形状、穴の数、穴の位置のうち少なくとも1つを含む
ことを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記計測手段が計測した物理パラメータの値を属性値として前記画像のデータに付加する属性付加手段と、
前記属性付加手段により属性値が付加された画像のデータを記憶する記憶手段と
をさらに有し、
前記分類手段は、同一性を有する属性値が付加されたデータを1ファイルとして前記記憶手段に記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。 - 前記計測手段が計測した物理パラメータの値を属性値として前記画像のデータに付加する属性付加手段と、
前記属性付加手段により属性値が付加された画像のデータを記憶する記憶手段と
をさらに有し、
前記分類手段は、同一性を有する属性値が付加されたデータを、前記記憶手段に設けられた同一のフォルダ内に記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。 - 前記原稿のあるページの前記物理パラメータと、そのページの前のページの前記物理パラメータとの差である物理パラメータ変化量を算出する物理パラメータ変化量算出手段と、
前記物理パラメータの同一性を判断する基準となるしきい値を記憶するしきい値記憶手段と
をさらに有し、
前記分類手段は、前記物理パラメータ変化量が前記しきい値以下である場合に、当該2つのページが同一性を有すると判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。 - 前記原稿のあるページの前記物理パラメータと、そのページの前のページの前記物理パラメータとの変化率である物理パラメータ変化率を算出する物理パラメータ変化率算出手段と、
前記物理パラメータの同一性を判断する基準となるしきい値を記憶するしきい値記憶手段と
をさらに有し、
前記分類手段は、前記物理パラメータ変化率が前記しきい値以下である場合に、当該2つのページが同一性を有すると判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004142250A JP2005328143A (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004142250A JP2005328143A (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005328143A true JP2005328143A (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=35474169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004142250A Withdrawn JP2005328143A (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005328143A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009042439A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2010272062A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 合成画像作成方法及びジョブ解析プログラム |
JP2013251741A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Canon Inc | 画像読取装置とその制御方法 |
CN112084346A (zh) * | 2020-09-11 | 2020-12-15 | 上海飞机制造有限公司 | 用于航空线缆连接器的孔位信息采集装置及采集方法 |
-
2004
- 2004-05-12 JP JP2004142250A patent/JP2005328143A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070419 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081016 |