JP4225958B2 - 画像読取装置及びそれを備えてなる画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機密情報を含むシートを分別することのできる画像読取装置及びそれを備えてなる画像形成装置に関する。
近年、情報のセキュリティを確保するため機密情報が記載された文書類が厳しく管理されている。画像形成の分野でも機密情報が記載されている書類に対しては、その書類に機密情報が記載されていることがわかるように、書類を作成する時に機密文書であることを示すマーク等を付加したりしている。また、複製物を作成できないように機密情報を含む機密書類と認識した場合に画像形成を中断したりして画像形成ができないようにしている。そして、このように画像形成装置を動作させるために付加されるマークや情報は、一見してわかるような例えば丸秘や極秘等の文字によるマークや、暗号化されたパターンやバーコード等によって付加される場合が多い。前記の情報セキュリティ確保のため、機密文書を廃棄する場合には、焼却や裁断処理を行うことを義務付けている組織や団体が多い。
一方、画像形成された書類は必要なくなった場合に、省エネの観点からリサイクルのためにリサイクルを行う業者などにて回収が行われる。回収された書類はリサイクル工場に運ばれリサイクルの処理がなされるが、このコストを低くするためにはそれぞれの工程での効率化が重要になる。たとえば、回収からリサイクル工場への搬送には書類の容積をできるだけ小さくし輸送効率を上げる必要がある。そのためには、書類は裁断を行わずにシート状で回収するのが容積を一番小さくでき一番効率的である。ところが、前述のように機密情報を含んでいる書類は裁断処理がなされ、非常に容積が大きくなってしまうために輸送時の効率が低下してしまう。
さらに、機密書類を処理する場合には、その書類に付加されている機密書類を表すマークを頼りに処理類を機密書類か一般書類かに分別する。その後、機密書類を裁断処理するのが一般的である。このとき、機密書類を例えば暗号化されたマークやバーコード等で機密情報を含んだ書類であるという情報を付加した書類の場合には、一見してそれが機密情報を含む機密書類であるか否かを容易に判断することができないという問題がある。
また、機密書類を表す目視可能なマークが付加された場合であっても、大量の書類をいちいち手めくりして分別する場合は非常に手間でありミスを犯してしまうという問題もある。
書類の分別を自動化して効率化し、あるいは分別ミスを減らすために、読取原稿のサイズ、白黒原稿かカラー原稿かの種別、あるいは原稿の用紙の種類を判別して分別する装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。この他にも、原稿の特定領域の色データに基づいて分別を行う手法が知られている(例えば、特許文献3)。また、原稿中に埋め込まれた当該原稿を識別するための原稿情報を人が認識できる形態に変換して合成印字し、使用者に情報を知らせる手法が知られている(例えば、特許文献4)。
特開2001−226031号公報 特開平8−268569号公報 特開平10−282737号公報 特開平9−116739号公報
従来の手法では、原稿分別を特定の原稿サイズ、原稿の用紙種類に基づいて行ったり、白黒/カラー種別や特定領域の色データに基づいて行ったりしており、書類がこれらの規則に従って作成されなければ正しく分別することができなかった。しかし、前述したように、機密書類の分別は、機密情報を示す特定のマークを頼りに分別することが一般的であり、また、これらのマークには複数の種類があるのが一般的である。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、書類に付加された機密書類を示す画像を読み取り、機密書類とそうでない一般書類とに自動的に分別することができる画像読取装置とその装置を備えた画像形成装置を提供するものである。
本発明は、読取位置でシート上の画像情報を読み取る読取処理部と、シートを読取位置へ搬送して読取処理部で画像情報を読み取らせ、読取処理後の原稿を複数のシート排出部のいずれかへ排出する原稿搬送部と、読み取った画像情報に機密を表す情報が含まれるかどうかを判断する比較部と、判断結果に基づいてシートを排出するシート排出部を選択し、機密情報を含むシートを所定のシート排出部へ排出する排出先選択部とを備えることを特徴とする画像読取装置を提供する。
本発明の画像読取装置は、読み取った画像情報に機密を表す情報が含まれるかどうかを判断する比較部と、判断結果に基づいてシートを排出するシート排出部を選択し、機密を表す情報を含むシートを所定のシート排出部へ排出する排出先選択部とを備えるので、書類に付加された機密書類を示すマークの画像に基づいて、シートを機密書類とそうでない一般書類とに分別することができる。特に、仕分けるシートの枚数が多い場合や、人の目には一見して機密を表す情報を示すマークとして認識されにくくされた画像や意図せずして視認しにくいマークの画像が付加されている場合に特に有効である。
この発明の画像読取装置は、読取位置でシート上の画像情報を読み取る読取処理部と、シートを読取位置へ搬送して読取処理部で画像情報を読み取らせ、読取処理後の原稿を複数のシート排出部のいずれかへ排出する原稿搬送部と、読み取った画像情報に機密を表す情報が含まれるかどうかを判断する比較部と、判断結果に基づいてシートを排出するシート排出部を選択し、機密を表す情報を含むシートを所定のシート排出部へ排出する排出先選択部とを備えることを特徴とする。
ここで、読取処理部が読み取る画像情報は、画像そのものであってもよいがこれにかぎらず、例えばバーコードのように画像によって表される符号を読み取るようなものであってもよいし、OCRのように画像によって表される文字や数字の情報を読み取るようなものであってもよい。
また、シートに機密を表す情報が含まれるかどうかの判別のために参照する参照情報を予め記憶する参照情報記憶部を更に備え、前記比較部は、参照情報記憶部に記憶された参照情報と読み取られたシート上の画像情報とが相関を持つかどうかを判断し、相関があると判断した場合に当該シートが機密を表す情報を含むと判断するようにしてもよい。このようにすれば、予め参照情報記憶部に参照すべき特定画像の情報やデータを記憶させておくことにより、シートの分別に係る判断を行わせることができ、パターンマッチングなどの比較処理によってシートが機密書類か否かを単純な処理で確実に判断させることができる。
さらにまた、前記読取処理部が読取位置で静止し、搬送された原稿が読取位置を通過するときに読取処理を行うように構成されてもよい。このようにすれば、シートを搬送しながら読み取ることができるので、シートを読取位置に停止させて走査を行う方式に比べて読み取りを短時間に行うことが可能であり、効率的にシートの分別を行うことができる。
また、この発明の画像形成装置は前記の画像読取装置を備えてなり、前記読取処理部で読み取った画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成装置であって、シート上の画像情報を読み取り、読み取った画像情報に基づいて形成した画像を出力する画像出力モードと、機密を表す情報を含むシートを他のシートと異なるシート排出部へ排出して分別する分別モードとを備えていてもよい。このようにすれば、画像形成装置が備える画像読取装置を画像出力モードで動作させて画像を形成して出力し、さらに前記画像読取装置を分別モードで動作させてシートの分別を行わせることができるので、専用の分別装置を用いることなく、シートの分別を行うことができる。
また、この発明の画像形成装置は、シートから読み取った画像情報に機密を表す情報を付加して画像形成させる機密情報付加部と、出力に付加する機密を表す情報を予め記憶する付加情報記憶部とを更に備え、前記比較部は、分別モード中に読み取られたシート上の画像情報と付加情報記憶部に記憶された機密を表す情報とが相関を持つかどうかを判断し、相関があると判断した場合に当該シートが機密を表す情報を含むと判断するようにしてもよい。
以下、図面を用いてこの発明を詳述する。
(実施の形態1)
この実施の形態では、この発明の画像読取装置の機械的及び電気的な構成の一例について説明する。図1は、本発明の実施の一形態であるシート給送装置を備えた画像読取装置を装着した画像形成装置の全体構成を示す縦断面図である。画像読取装置は、大略的に、光学系2と、その上方に配置されるADF3(シート給送装置)とを備えて構成されており、前記複写機やファクシミリ装置のスキャナ装置として用いられ、原稿の両面をも読取り可能な構成である。
前記光学系2は、読取り手段であるCCD(Charge Coupled Device)読取りユニット11を備えて構成され、原稿台(プラテンガラス)12上に載置され、平面支持された原稿の画像を、光源ユニット13およびミラーユニット14によって、固定位置に設けられた前記CCD読取りユニット11に結像し、読取りを行う。前記CCD読取りユニット11は、結像レンズ11aおよびCCDイメージセンサ11bなどを備えて構成される。
前記光源ユニット13は、光源13aと、その光源13aからの読取り用の照明光を前記原稿台12上の所定の読取り位置に集光するミラー13bと、原稿からの反射光のみを通過させるスリット13cと、前記スリット13cを通過した光の光路を90°変更するミラー13dとを備えて構成される。前記ミラーユニット14は、前記光源ユニット13からの光の光路を180°変更する一対のミラー14a,14bを備えて構成される。前記光源ユニット13の速度をVとすると、ミラーユニット14はV/2の速度で、矢符15方向(副走査方向)に変位してゆくことによって、原稿画像を読取ることができる。
または、前記CCD読取りユニット11は、図示していないが、少なくともCCDイメージセンサ11b、結像レンズ11aおよび光源13aを一つのユニットに構成した縮小読取光学系または等倍読取光学系のユニットをVの速度で走査させる構造でもよい。
一方、ADF3は、原稿トレイ上に積層状態で載置された原稿をピックアップローラ101により1枚ずつ取り込んでゆき、給紙ローラ102と分離ローラ103とにより1枚の原稿(シート)だけが湾曲搬送路104に送り込まれ、レジストローラ105により画像を読取るタイミングに合わせて原稿台12上に向けて原稿を搬送させる。原稿台12上では原稿は原稿搬送ベルト107によって矢印の方向に搬送され原稿台12の読取領域内にて停止される。なお、前記湾曲搬送路104は、あらゆる種類の原稿の安定供給が可能な曲率となっており、読取り可能な原稿の内、最も厚い、すなわち最も腰のある原稿を円滑に搬送できる曲率となっている。
原稿台12上に停止した原稿を読取る際には、光源ユニット13は、図1中のPos1の位置からPos2の位置の方向に、図1に図示しない原稿サイズ検出器等で検出されたサイズに応じて所定距離だけ移動し、原稿の表面(下側)の画像を読取ることができるようになっている。読取られた原稿(シートは)再度原稿搬送ベルト107により排出部に送られ排出部の排出トレイ108に排出される。この動作を繰り返し行うことにより原稿トレイに載置した原稿を全て読取り排出トレイに積載し読取処理動作を完了させる。さらに、光源ユニットを13をPos1の位置で停止させ原稿を搬送させながら読み取りを行うこともできるようになっている。
また、ADF3は、画像読取装置の奥側(紙面奥側)にて、光学系2との間に設けられたヒンジ(図示せず)を回動支点として、上方に回動するようになっている。これにより、該画像読取装置では、紙面手前側から、原稿台12の上面を開放できるようになっており、搬送できないブック物の原稿等を原稿台12にセットできるようになっている。
図2は、上述のように構成される画像読取装置の電気的構成を示すブロック図である。この図2において、図1の構成に対応する部分には、同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。マイクロコンピュータなどで実現される制御部には、前記原稿トレイに原稿がセットされていることを検出する原稿検出器や、原稿を搬送中に原稿の搬送状況を検出する複数個の検出器(図1には代表する検出器のみ図示している)より構成される原稿搬送タイミング検出器を備え原稿のサイズ(副走査方向の長さ)を検出したり、原稿の搬送ジャム等を検出したりできるようになっている。
そして、CCD読取りユニット11を使用しての読取りでは、前記制御部は、ステッピングモータ等よりなる走査モータによって光源ユニット13およびミラーユニット14を駆動するとともに、光源ユニット検出器よって検出された光源ユニット13の位置に応じて、露光ランプ13aやCCD11bを駆動し、原稿画像を読取る。原稿を搬送させながら読み取る場合は走査モータを停止させた状態で露光ランプ13aやCCD11bを駆動させた状態で原稿を一定の速度で搬送させながら読み取りを行う。
また、制御部は、液晶タッチパネル等で実現される操作部にシート給送装置(ADF)3や光学系(画像読取部)2や画像形成装置等の必要な情報を表示するとともに、該操作部への使用者の入力操作を受付ける。
前述の各ブロックは、例えばマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータが実行すべき処理手順を示すプログラム、センサからの信号を検出したり負荷を制御するための入出力回路を用いて構成することができる。
図8は、前記操作部の一構成例を示す正面図である。操作部は、該画像読取り装置1の上面に設けられ、各種のキーK1〜K8を備えるとともに、液晶タッチパネルなどで実現される操作パネルPを備えて構成されている。その右側にテンキーK1、スタートキー(プリント開始キー)K5、クリアキーK3、割込キーK2及び全解除キーK4が配置されている。左側には動作モードを切換えるためのモードキー、ファックスキーK6,プリンタキーK7,コピーキーK8が配置されている。
この操作パネルPの画面上には、種々の画面が切換えて表示される。これらの画面中では、種々の条件を設定するタッチキーが配置されており、タッチキーを指で直接押圧操作して、各種の条件設定が可能になっている。また、特別な機能を使用するためのキーや操作のガイダンスや警告等もこの操作パネルPに表示される。
この図8の例では、前記操作パネルP中に、本発明の仕分処理を行うための仕分処理キーK9や排出するトレイを選択するためのトレイ選択キーK0が表示されている例である。
OKキーは選択されたモードや処理内容を決定するキーである。
(実施の形態2)
この実施の形態では、この発明の画像形成装置の構成の概略を説明する。
図1の画像形成装置において、本発明の実施の一形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。この画像形成装置は、電子写真方式を用いたデジタル複合機である。実施の形態1で説明した画像読取装置にて読取られた原稿画像は、画像データとして図示しない画像データ入力部へと送られ、画像データに対して所定の画像処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像を読出して画像形成部210の光書込み装置であるレーザ書込みユニット227に転送される。
レーザ書込みユニット227は、メモリから読出した画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が感光体ドラム222上において等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズなどをから構成されている。なお、本実施例では、書込み装置としてレーザ書込みユニットを用いているが、LEDやEL等の発光素子アレイを用いた固体走査型の光書込みヘッドユニットを用いてもよい。
画像形成部210にはその他、感光体ドラム222の周囲に、感光体ドラム222を所定の電位に帯電させる帯電器223、感光体ドラム222上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器224、感光体ドラム222表面に形成されたトナー像をシートに転写する転写器(転写チャージャ等)225、余分なトナーを回収するクリーニング器226、除電器(除電チャージャ等)229を備えている。この画像形成部210で画像が転写されたシートは、その後、定着ユニット217に送られ、画像がシートに定着される。
前記画像形成部210の排出側には、上記定着ユニット217の他に、シートの裏面に再度画像を形成するためにシートの前後を反転させるスイッチバック路221、画像が形成されたシートに対してステープル処理等を行うとともに昇降トレイ261を有する後処理装置260を備えている。定着ユニット217にてトナー像が定着されたシートは、必要に応じてスイッチバック路221を経て排紙ローラ219にて後処理装置260へと導かれ、ここで所定の後処理が施された後、排出される。
給紙部は、上記画像形成部210の下方に配設されており、本体に備えられた手差トレイ254,両面ユニット255,用紙トレイ251と多段給紙部270に備えられた給紙トレイ252,253で構成されている。また、これらのトレイ251,252,253,254から給紙した用紙を画像形成部210における転写器が配置された転写位置へと搬送する搬送手段250を備えている。両面ユニット255は、シートを反転させるスイッチバック路221に通じており、シートの両面に画像形成を行う時に用いられる。なお両面ユニット255は通常の用紙カセットと交換可能な構成となっており、両面ユニット255を通常の用紙カセットに置き換えた構成とすることも可能となっている。
また、図示していないが用紙を数千枚収納可能な大容量給紙トレイを装着することもできるようになっている。
(実施の形態3)
この実施の形態では、シートを読み取って機密を表す情報を判別し、判別結果に基づいてシートを分別する動作について説明する。
図3〜5は、この発明の画像読取装置が備える原稿搬送部であるADFの機械的構成と、ADFに載置された原稿が搬送される様子を示す説明図である。図3(a)は、通常原稿Aと機密を表す情報を含む原稿Bとが重ねて原稿トレイ113に載置されている状態を示している。この状態から、図2の原稿搬送モータ120をオンするとともにピックアップローラクラッチ123をオンしてピックアップローラ101降下させ、上側の原稿Aを1枚給紙し、読取部へ搬送する。読取処理は、原稿を原稿台12上で停止させた状態で、光源ユニット13を図1のPos1からPos2まで走査させて原稿上の画像を読み取ってもよいが、光源ユニット13をPos1の位置に静止させておき、その状態で光源ユニット上を搬送されて通過する原稿上の画像を読み取るようにしてもよい。このようにすれば、原稿を停止させることなく画像を読み取ることができるので、原稿を停止させる場合に比べて読取処理を短時間で行うことができる。図3(b)は、Pos1の位置に静止した図示しない光源ユニット上を原稿Aが通過する様子を示している。読取を終了した原稿は、そのまま右側の排出部へ搬送される。原稿Aの先端が、排出部の排出切換フラッパ109に到達する前に原稿Aの読み取り処理が終了し、読み取られた画像は図2の画像処理部151で処理される。
画像読取装置が分別モードで動作している場合、画像処理部151で処理された画像データはいったん記憶部154内の画像メモリ157へ記憶される。そして、読み取った原稿画像に機密を表す情報が含まれているかどうかを、参照情報記憶部155に予め記憶されたデータと記憶部154に記憶された画像データとを比較することによって判定する。前記比較処理は、比較部153によって行われる。図7は、原稿に含まれる機密を表わす情報の例を示す説明図である。図7(a)は、「秘」の文字が丸い枠で囲まれた画像が、原稿が機密情報であることを表している。(b)は、原稿の文章内に含まれる「社外秘」のキーワードが、当該原稿が機密情報であることを表している。さらに(c)は、原稿の一部に印字されたバーコードの内容によって、書類の種類が分類され、バーコードの内容が機密情報を表す場合を示している。そして、(d)は、原稿内に一般の人には意味が解釈できない特定のパターンによってその原稿が機密情報であることを表す場合を示している。
このような機密を表す情報を判別するために、図2の参照情報記憶部155には、たとえば図7(a)に対応するマル秘の画像データを予め記憶させておき、この画像データが、記憶部154に記憶された原稿の画像データの一部と相関があるかどうかを比較する。これは、いわゆる画像のパターンマッチングの判定処理として知られる手法を用いることによって実現することができる。あるいは、図7(b)のキーワードに対応して、参照情報記憶部155に、「社外秘」を記憶しておき、画像処理部151は、読取処理した原稿画像をOCR処理し、処理結果の文章にキーワードである「社外秘」の文字が含まれているかどうかを検索することによって実現することができる。また、図7(c)のバーコードに対応して、参照情報記憶部155にバーコードが示すデータのうち、機密を表すデータを記憶しておき、画像処理部151は、まず、読取処理した原稿画像中に含まれるバーコードを前述のパターンマッチング処理によって抽出し、さらに、抽出されたバーコードを解読することによってバーコードが表すデータを取得し、これと参照情報記憶部155に記憶された機密を表すバーコードデータとを比較することによって実現することができる。さらにまた、図7(d)の符号に対しても、前述の図7(a)の場合と同様に、参照情報記憶部155に画像を記憶させておき、パターンマッチングの手法を用いて原稿中に機密を表すパターンが含まれている場合に、それを抽出することができる。
参照情報記憶部155に参照情報を記憶させる操作は、例えば画像読取装置の製造工程で行ってもよいが、これに限らず、たとえば設置された装置の保守管理を担当するサービス担当者が、装置の使用者から特定画像を入手してサービス専用のモードで画像読取装置を作動させることによって読取らせた画像を参照情報記憶部115へ記憶させてもよく、あるいは、ユーザが自らの操作で参照用の画像を画像読取装置に読取らせ、参照情報記憶部115へ記憶させるように構成されていてもよい。
前述のようにして原稿に機密を表す情報が含まれるかどうかを判定した結果、比較部153が、原稿に機密を表す情報が含まれないと判断した場合、図3(c)に示すようにADF3の排出切換フラッパ109の方向を切り替える排出切換フラッパソレノイド125をオフし、原稿Aを第1排出トレイ108へ排出させる(図4(a))。
一方、比較部153が、原稿中に機密を表す情報が含まれると判断した場合、図4(c)に示すように排出切換フラッパ109の方向を切り替える排出切換フラッパソレノイド125をオンし、原稿Bを第2排出トレイ112へ排出させる。図4(a)〜(c)及び図5は、2枚目の原稿Bを給紙して読み取った結果、原稿に機密を表す情報が含まれると判断し、原稿Bを第2排出トレイ112へ排出させる様子を示す。
図9は、この発明の読取装置によってシートの分別処理を行う場合の処理の手順を示すフローチャートである。図9に示すように、制御部152は、ピックアップローラを降下させ、原稿トレイ113にセットされたシートの一枚を給紙して読取部へ搬送する(Step S1)。そして、読取部を通過する原稿を読み取り処理部159で読み取らせ(Step S2)、読み取った画像を処理して、比較部153で画像から機密を表す特定画像の抽出を試みる(Step S3)。その結果、比較部153が、機密を表す情報が読み取った画像に含まれると判断した場合、ルーチンはStep S5へ進み、排出切換フラッパを操作して読取部を通過した搬送原稿を第2排出トレイ112へ排出させる。一方、比較部153が、読み取った原稿画像に機密を表す情報が含まれないと判断した場合、ルーチンはStep S6へ進み、読取部を通過した搬送原稿を第1排出トレイ108へ排出させる。原稿トレイ113に次の原稿がある場合は、この原稿搬送を繰り返し、原稿と例113に原稿がなくなるまで処理を繰り返す。
画像読取装置が、画像出力モードとして動作し、原稿の画像を読み取ってその画像を印字する場合には、排出切換フラッパ109や反転切換フラッパ111は、片面原稿と両面原稿との読取を行う原稿搬送路の切替に用いられる。すなわち、前述の分別モードと同様に原稿トレイ113から給紙され、レジストローラ105を経てPos1に静止した光源ユニット13通過して表面の画像の読取処理を行った原稿は、片面原稿の場合、第1排出トレイ108へ排出される。この原稿搬送経路を通って排出される複数枚の原稿は、第1排出トレイ108上に、原稿トレイ113に載置されたのと同じ重ねあわせの状態で堆積される。一方、両面原稿の場合は、表面の読取処理完了後、排出切換フラッパソレノイド125をオンして原稿を反転経路へ導き、さらに反転切換フラッパソレノイド124をオンして原稿を第2排出トレイ112へ排出させずに原稿搬送ベルト107の方へ導く。原稿Cの先端が原稿搬送ベルト107にさしかかった時点で、原稿搬送ベルトを逆方向に回転させる(図6(a))。そして、反転後の原稿Cを原稿台12へ導いて一旦停止させ、光源ユニット13をPos2へ走査して原稿裏面の読取処理を行う。裏面の読取処理を終えた原稿Cは、第2排出トレイ112へ排出する(図6(b))。この原稿搬送経路を通って排出される複数枚の両面原稿は、第2排出トレイ112上に、原稿トレイ113に載置されたのと同じ重ねあわせの状態で堆積される。
(実施の形態4)
この実施の形態で説明する画像形成装置は、原稿に機密を表す定型の情報を付加して印字する機能を持つ。すなわち図7(a)、(c)あるいは(d)に示すようなマル秘のスタンプを模した画像や、バーコードあるいは符号などが予め図2に示す記憶部154の付加情報記憶部156に予め記憶され、記憶されたこれらの画像を印字データと重ね合わせて印字するものである。このような画像形成装置では、自身が印字した出力データに機密を表す前記の情報が付加されているかどうかを比較するのに、参照情報記憶部155に別途参照情報を登録しなくても、付加情報記憶部のデータを参照してパターンマッチング処理などを行えばよい。このようにすることにより、記憶容量が節約できるばかりでなく、参照情報を登録させる手間や時間を省くことができる。
本発明の実施の一形態であるシート給送装置を備えた画像読取装置を装着した画像形成装置の全体構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の画像読取装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。 この発明の画像読取装置が備える原稿搬送部であるADFの機械的構成と、ADFに載置された原稿が搬送される様子を示す説明図である。 この発明の画像読取装置が備える原稿搬送部であるADFに載置された原稿が搬送される様子をさらに示す説明図である。 この発明の画像読取装置が備える原稿搬送部であるADFに載置された原稿が搬送される様子をさらに示す説明図である。 この発明の画像読取装置が備える原稿搬送部であるADFに載置された両面原稿が両面読み取り時に搬送される様子をさらに示す説明図である。 原稿に含まれる機密を表わす情報の例を示す説明図である。 図1に示す画像形成装置における操作部の一構成例を示す正面図である。 この発明の画像読取装置によってシートの分別処理を行う場合の処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 光学系
3 ADF、シート給送装置
11 CCD読取りユニット
11a 結像レンズ
11b CCDイメージセンサ
12 原稿台(プラテンガラス)
13 光源ユニット
13a 光源
13b、13d、14a、14b ミラー
13c スリット
14 ミラーユニット
17 光源ユニット検出器
101 ピックアップローラ
102 給紙ローラ
103 分離ローラ
104 湾曲搬送路
105 レジストローラ
106 原稿搬送タイミング検出器
107 原稿搬送ベルト
108 第1排出トレイ
109 排出切換フラッパ
110 反転ローラ
111 反転切換フラッパ
112 第2排出トレイ
113 原稿トレイ
114 原稿検出器
120 原稿搬送モータ
121 ピックアップローラクラッチ
123 レジストローラクラッチ
124 反転切換フラッパソレノイド
125 排出切換フラッパソレノイド
150 画像読取制御部
151 画像処理部
152 制御部
153 比較部
154 記憶部
155 参照情報記憶部
156 付加情報記憶部
157 画像メモリ
158 排出先選択部
159 読取処理部
210 画像形成部
217 定着ユニット
219 排紙ローラ
221 スイッチバック路
222 感光体ドラム
223 帯電器
225 転写器、転写チャージャ
226 クリーニング器
229 除電器、除電チャージャ
227 レーザ書込みユニット
250 搬送手段
251,252,253,254 用紙トレイ
254 手差しトレイ
255 両面ユニット
260 後処理装置
261 昇降トレイ
270 多段給紙部

Claims (3)

  1. 読取位置でシート上の画像情報を読み取る読取処理部、シートを読取位置へ搬送して読取処理部で画像情報を読み取らせ、読取処理後の原稿を複数のシート排出部のいずれかへ排出する原稿搬送部、読み取った画像情報に機密を表す情報が含まれるかどうかを判断する比較部、および、判断結果に基づいてシートを排出するシート排出部を選択し機密を表す情報を含むシートを所定のシート排出部へ排出させる排出先選択部を含んでなる画像読取装置と、
    読み取られた画像情報に機密を表す情報を付加する機密情報付加部と、
    付加すべき前記情報を予め記憶する付加情報記憶部と、
    前記情報が付加された画像情報の画像形成を行う画像形成部とを備え、
    前記画像読取装置は、読み取られた画像情報を画像形成部に提供する画像出力モードと機密を表す情報を含むシートを他のシートと異なるシート排出部へ排出させて分別する分別モードとを備えてなり、
    前記比較部は、分別モード中に読み取られた画像情報と付加情報記憶部に記憶された機密を表す情報とが相関を持つかどうかを判断し、相関があると判断した場合に当該画像情報が機密を表す情報を含むと判断することを特徴とする画像形成装置
  2. 前記画像読取装置は、シートに機密を表す情報が含まれるかどうかの判別のために参照する参照情報を予め記憶する参照情報記憶部を更に含んでなり
    前記比較部は、参照情報記憶部に記憶された参照情報と読み取られたシート上の画像情報とが相関を持つかどうかを判断し、相関があると判断した場合に当該シートが機密を表す情報を含むと判断する請求項1記載の画像形成装置
  3. 前記読取処理部が読取位置で静止し、搬送された原稿が読取位置を通過するときに読取処理を行う請求項1記載の画像形成装置
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