JP2001226031A - 原稿分別装置 - Google Patents
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Abstract
ことで、人手による不要原稿の仕分け作業を必要とせ
ず、紙資源のリサイクルを効率良く、かつ、確実に行え
るようにする。 【解決手段】 原稿を搬送する原稿搬送手段10と、搬
送される原稿からの画像読み取りを行う画像読取手段2
0と、所定の記録媒体上に可視画像を出力する画像形成
手段40と、画像出力後の記録媒体を仕分け排出する仕
分け排出手段50と、画像読み取りの対象となった原稿
の種類を判別する原稿判別手段30と、原稿種類の判別
結果を基に画像読み取り後の原稿をその種類毎に前記仕
分け排出手段50に分別排出させる分別排出手段とを備
えて、原稿分別装置を構成する。
Description
りが行われた後の原稿を、その種類毎に分別して排出す
る機能を有した原稿分別装置に関するものである。
ら情報の電子化(ペーパーレス化)が進み、例えば大量
に有る既存の紙情報をスキャナ装置等により電子情報に
変換した後、磁気ディスク(HD等)や光磁気ディスク
(MO等)といった記憶媒体に保存しておき、必要に応
じてプリンタ装置等を用いて紙上に出力して利用する、
といったことが行われている。
情報に変換するには、通常、スキャナ装置や複写機等を
構成する画像読取装置が用いられる。画像読取装置は、
例えばCCD(Charge Coupled Device)等の固体撮像
素子を用いて、読み取り対象となる原稿から光学的に画
像読み取りを行うものである。このような画像読取装置
の中には、読み取り対象となる原稿が複数枚に及ぶ場合
の高速処理を可能にすべく、自動原稿搬送装置(Automa
tic Document Feeder;以下「ADF」と称す)を備えた
ものが広く知られている。
れた原稿を順次繰り出して、各原稿からの画像読み取り
を連続的に行わせるようになっているが、その画像読み
取り後の原稿については、全てADFが有する単一の排
出トレイ上に順次排出するものが殆どである。これに対
して、例えば特開平10−282737号公報には、A
DFが複数の排出トレイを有することで、画像読み取り
後の原稿の排出時に当該原稿の分類を可能にしたものが
開示されている。また、例えば特開平10−29350
3号公報に開示されているように、ADFにセットされ
た原稿が白紙であるか否かに応じて当該原稿を排出トレ
イではなく画像形成のための給紙装置へ送出すること
で、当該原稿の再利用を可能にしたものもある。
置での光学的画像読み取りにより原稿上に描かれた画像
情報を電子情報に変換した場合、その電子情報を記憶媒
体に保存した後には、画像読み取り後の原稿は不要なも
のとなり、多くは紙資源リサイクルのために分別回収さ
れる。ただし、この場合に読み取り対象となる原稿は、
例えば白黒原稿、カラー原稿、一般の印刷物、OHP、
感熱紙等といったように、多種のものが混在しているこ
とが多い。これは、特に、ADFを利用して複数枚の原
稿を連続して処理するときに顕著となる。
は、読み取り対象となる原稿を分別する機能が無く、画
像読み取り後の原稿を単一の排出トレイ上に順次排出す
るようになっているので、紙資源リサイクルのためには
オペレータが1枚1枚原稿の種類を判断して仕分けを行
う必要が生じてしまう。したがって、オペレータにとっ
ては非常に手間の掛かる作業となってしまうのに加え
て、人間による判断を介することから分別ミスが生じる
可能性もある。これに対して、例えば特開平10−28
2737号公報に開示されているように、ADFが有す
る複数の排出トレイを利用して画像読み取り後の原稿を
分類することも考えられるが、かかる従来技術では、A
DFの上方に複数の排出トレイを設置する必要があるた
め、その設置スペース等を考慮すると装置構成が大掛か
りなものとなってしまい、またオペレータがADFに原
稿をセットする際の作業性や安全性等が大きく損なわれ
てしまうおそれもある。さらに、例えば特開平10−2
93503号公報に開示された従来技術では、白紙原稿
については再利用が可能であるが、それ以外の不要原稿
については、上述した場合と同様にオペレータが1枚1
枚原稿の種類を判断して仕分けを行わなければならな
い。
をADFにて順次搬送し、必要に応じてその原稿に描か
れた画像を電子情報として読み取ってこれを保存した後
に、原稿をその種類に応じて分別排出するのを可能にす
ることで、人手による不要原稿の仕分け作業を必要とせ
ず、紙資源のリサイクルを効率良く、かつ、確実に行う
ことができ、しかもそのために装置構成が大掛かりなも
のとなったり、原稿セット時の作業性や安全性等が損な
われたりすることのない原稿分別装置を提供することを
目的とする。
するために案出された原稿分別装置で、シート状の原稿
を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段が搬送す
る原稿に対して光学的に画像読み取りを行う画像読取手
段と、所定の記録媒体上に可視画像を出力する画像形成
手段と、前記画像形成手段による画像出力後の記録媒体
を仕分け排出する仕分け排出手段と、前記画像読取手段
での画像読み取りの対象となった原稿の種類を判別する
原稿判別手段と、前記画像読取手段での画像読み取り後
の原稿を前記原稿搬送手段から前記仕分け排出手段へ受
け渡し前記原稿判別手段による判別結果を基に当該原稿
の種類毎に前記仕分け排出手段に分別排出させる分別排
出手段とを備えることを特徴とするものである。
送手段が原稿を搬送すると、その原稿に対して画像読取
手段が画像読み取りを行うとともに、その画像読み取り
の対象となった原稿について原稿判別手段が原稿の種類
を判別する。そして、画像読取手段での画像読み取り後
の原稿を原稿搬送手段から受け取ると、分別排出手段
は、その原稿を仕分け排出手段へ受け渡し、その仕分け
排出手段に原稿判別手段での判別結果を基にした分別排
出を行わせる。したがって、原稿搬送手段が搬送する原
稿に複数種類のものが混在していても、各原稿は、その
種類が原稿判別手段によって判別された後に、仕分け排
出手段によって各種類毎に分別排出されることになる。
しかも、その分別排出は、本来は画像形成手段による画
像出力後の記録媒体を仕分け排出する仕分け排出手段を
利用して行うので、分別排出のための機能を新たに原稿
搬送手段等に設ける必要もない。
原稿分別装置について説明する。ただし、ここでは、本
発明を、原稿から読み取った画像をコピー用紙等の記録
媒体上に出力する機能を有したデジタル複写システムに
適用した場合を例に挙げて説明する。
分別装置の第1実施形態について説明する。図1は本発
明を適用したデジタル複写システムの第1実施形態を示
す概略構成図であり、図2はそのデジタル複写システム
の要部を示す構成図(その1)であり、図3はそのデジ
タル複写システムの外観を示す説明図であり、図4はそ
のデジタル複写システムの要部を示す構成図(その2)
であり、図5は分別排出動作例の一部を示すフローチャ
ートである。
は、大別すると、図1に示すように、ADF10と、画
像読取装置(Image Input Terminal;以下「IIT」と
称す)20と、画像処理装置(Image Processing Syste
m;以下「IPS」と称す)30と、画像形成装置(Imag
e Output Terminal;以下「IOT」と称す)40と、後
処理装置(以下「ソータ」と称す)50と、図示しない
ユーザインタフェース(User Interface;以下「UI」
と称す)部とから構成されている。
積重される給紙トレイ11と、その給紙トレイ11にセ
ットされた原稿を順次繰り出して搬送する原稿搬送機構
12と、このADF10が独自に有している単一の排紙
トレイ13とを備えている。ただし、ADF10は、原
稿反転機構14を備えた、いわゆるDADFであっても
よい。
に、その特徴的な構成として、ソータ50に連なる原稿
搬送経路15と、その原稿搬送経路15に付随して設け
られた搬送切り換えゲート16とを備えている。そし
て、搬送切り換えゲート16の位置を切り換えることに
より、原稿搬送機構12により搬送されてきた原稿を、
排紙トレイ13と原稿搬送経路15とのいずれか一方に
選択的に排出し得るようになっている。なお、原稿搬送
機構12による原稿の搬送および搬送切り換えゲート1
6の位置切り換えは周知技術を利用したものであるた
め、ここではその詳細な説明を省略するものとする。
稿からその原稿に描かれている画像をCCD等の固体撮
像素子を用いて光学的に読み取るものである。
によって得られた電気信号に対して所定の信号処理を行
うものである。このIPS30が行う信号処理として
は、その一つに例えばIIT20での画像読み取りの対
象となった原稿の種類を判別するための処理がある。な
お、IPS30が判別し得る原稿の種類としては、詳細
を後述するように、白黒原稿、カラー原稿、一般の印刷
物(普通紙または再生紙)原稿、OHP原稿、感熱紙原
稿等がある。また、各原稿のサイズについても判別す
る。
号またはIPS30にて処理された後の電気信号は、図
示しない磁気ディスク装置等の記憶装置または図示しな
いネットワークを介して接続されたサーバ装置等に送出
し、その記憶装置またはサーバ装置等に画像データとし
て保持記憶させるようにしてもよい。
の電気信号または図示しないネットワークを介して接続
されたサーバ装置から受け取った電気信号を基に、コピ
ー用紙等の記録媒体上に可視画像を形成して出力するも
のである。そのために、IOT40では、被画像形成媒
体となる所定(例えばA4,A3サイズ等のコピー用
紙)の記録媒体を予め収納している給紙トレイ41と、
その給紙トレイ41から繰り出される記録媒体に対して
周知の電子写真技術を用いて画像形成を行うプリンタエ
ンジン42とを備えている。
された後の記録媒体を受け取って、これを所定条件(例
えば出力部数毎)に従いつつ、仕分け排出するものであ
る。そのために、ソータ50では、IOT40から受け
取った記録媒体の搬送を行う媒体搬送経路51と、その
媒体搬送経路51に沿って多段構成に配設された複数の
排出トレイ52と、各排出トレイ52に付随して設けら
れた搬送切り換えゲート53とを備えている。なお、こ
のソータ50における媒体の搬送および搬送切り換えゲ
ート53の位置切り換えも周知技術を利用したものであ
るため、その詳細な説明を省略するものとする。
に、その特徴的な構成として、ADF10の原稿搬送経
路15とこのソータ50の媒体搬送経路51との間を連
通させる原稿搬送経路54と、図示しないCPU(Cent
ral Processing Unit)等からなる分別排出制御部とを
備えている。そして、原稿搬送経路54がADF10の
原稿搬送経路15からの原稿を受け取ると、分別排出制
御部は、IPS30での原稿種類の判別結果を基に搬送
切り換えゲート53を切り換えて、受け取った原稿を複
数の排出トレイ52のいずれかに分別排出するようにな
っている。なお、分別排出制御部は、ソータ50内では
なく、他の部分、すなわちADF10、IIT20、I
PS30またはIOT40に設けられていてもよい。
に、原稿搬送経路54上の所定箇所で原稿の通過を検知
するセンサ等からなる原稿通過判定部55と、各排出ト
レイ52毎に原稿が排出されたか否かを検知するセンサ
等からなる原稿排出判定部56とが設けられている。そ
して、これら原稿通過判定部55および原稿排出判定部
56での検知結果を基に、詳細を後述するように、分別
排出制御部が搬送切り換えゲート53の切り換えを制御
したり、さらには、各排出トレイ52へ分別排出する原
稿枚数の計数や分別排出時のジャム発生の有無を検出等
を行うようになっている。なお、ソータ50では、IO
T40から受け取った記録媒体についても、同様に媒体
枚数の計数およびジャム発生の検出を行い得るものとす
る。
に、分別排出された原稿の種類を視覚的に表示すべく、
IPS30が判別し得る原稿種類の表示およびその表示
に対応して配された発光素子57aからなる表示部57
が設けられている。なお、表示部57は、ソータ50が
有する各排出トレイ52毎に個別に設けられている。
ペレータに対する情報表示を行ったり、そのオペレータ
が各種設定入力を行うためのもので、図4に示すよう
に、LCD(Liquid Crystal Display)パネル61およ
びキースイッチ62を備えてなるものである。
写システムにおいて原稿の分別排出を行う場合の処理動
作例について詳しく説明する。
動作を行うのにあたっては、先ず、図1に示すように、
ADF10の給紙トレイ11上に読み取り対象となる複
数枚の原稿が積重される。この原稿は、複数種類のもの
が混在していてもよい。
システムのオペレータによって、各種設定がなされてい
るものとする。UI部60にてオペレータが行う設定と
しては、ADF10が搬送する原稿に対してソータ50
での分別排出を行うか、あるいは分別排出せずにADF
10の排紙トレイ13上へ排出させるかの選択がある。
また、その他にも、分別排出を行う場合に、どの種類の
原稿をどの排出トレイ52上に排出させるか、すなわち
分別排出される原稿種類とソータ50の各排出トレイ5
2との対応関係を指定することが考えられる。
下等により画像読み取り動作の開始が指示されると、A
DF10では、原稿搬送機構12が給紙トレイ11上に
積重された原稿を順次繰り出して搬送する。そして、I
IT20は、繰り出された原稿に対する画像読み取りを
行う。この画像読み取りは、原稿搬送機構12により所
定箇所にセットされた原稿を走査することで行うように
しても、あるいは原稿搬送機構12が搬送中の原稿に対
していわゆる流し読みを行うようにしてもよい。
と、ADF10では、その画像読み取り終了後の原稿の
排出を行う。ここで、例えばUI部60にて排紙トレイ
13上への排出が選択されていると、ADF10は、画
像読み取り終了後の原稿を排紙トレイ13上へ排出する
ように搬送切り換えゲート16の位置を切り換える。こ
れにより、画像読み取り終了後の原稿は、排紙トレイ1
3上に排出されることになる。これは、例えば一般的な
複写処理を行う場合の動作と同様である。
出が選択されていると、ADF10は、画像読み取り終
了後の原稿を原稿搬送経路15へ排出するように搬送切
り換えゲート16の位置を切り換える。これにより、画
像読み取り終了後の原稿は、原稿搬送経路15を通じて
ソータ50へ排出され、そのソータ50にて分別排出さ
れることになる。
は、IIT20での画像読み取り結果を基に、IPS3
0がその画像読み取りの対象となった原稿の種類を判別
する。ここで、この原稿種類判別のための処理について
簡単に説明する。
った原稿に対して、どのサイズの原稿であるか、白黒原
稿/カラー原稿のどちらであるか、OHP原稿/感熱紙
原稿/普通紙または再生紙原稿のいずれであるか等、を
判別する。
IT20での画像読み取り結果から原稿のエッジ(端
縁)の位置を検出することで判別する。ただし、UI部
60にて原稿サイズの指定がある場合には、その指定内
容に基づいて判別するようにしてもよい。
ついては、IIT20の固体撮像素子がカラー画像の読
み取りに対応したものであれば、その固体撮像素子から
RGB各色成分毎の電気信号が得られるので、その各色
成分毎の電気信号を解析することで判別する。
たは再生紙原稿のいずれであるかについては、以下のよ
うにして判別する。
がOHP原稿である場合には、その大部分の被読み取り
面が透明である。そのため、固体撮像素子から得られた
画像読み取り結果が、原稿を背面から抑える原稿押え部
(プラテンカバー)に対する読み取り値(ただし、予め
設定されて所定領域に格納されているものとする)と略
同じであれば、その原稿はOHP原稿であると判別す
る。また、OHP原稿を読み取った場合の結果(デー
タ)を予め設定しておき、原稿全面についての画像読み
取り結果がある面積以上で当該データと一致すれば、そ
の原稿はOHP原稿であると判別することも考えられ
る。これらの判別手法は、原稿押え部が黒色以外の場合
に有効である。原稿押え部が黒色の場合は、白黒OHP
/カラーOHPともに全面黒原稿と判断されてしまう
が、現実には全面黒原稿の存在が殆ど有り得ないため、
かかる読み取り結果が得られたらその原稿はOHP原稿
であると判別すればよい。さらには、原稿端部と原稿押
え部との濃度差が検出できない(エッジが検出できな
い)場合に、その原稿はOHP原稿であると判別するよ
うにしてもよく、この場合には原稿押え部の色に左右さ
れずに判別し得るようになる。
た原稿が感熱紙原稿である場合には、一般の普通紙また
は再生紙原稿とは見た目の白さが異なる。しかも、主に
電子黒板やファクシミリ装置等から出力されるため白黒
原稿が殆どである。そのため、感熱紙原稿を読み取った
場合の白色データ(絶対値またはRGB比率)を予め設
定しておけば、原稿全面についての画像読み取り結果が
ある面積以上で当該データと一致した場合に、その原稿
は感熱紙原稿であると判別することができる。また、感
熱紙原稿は、一般の普通紙または再生紙原稿よりも青み
があることから、青色データまたはその比率を基に判別
することも考えられる。さらに、通常、感熱紙原稿はロ
ール紙を手で切断したものが多くその切断面も微視的に
みると直線ではないことから、原稿のエッジの検出時に
相対する二辺が手により切断されていると認識できる場
合に、その原稿は感熱紙原稿であると判別するようにし
てもよい。つまり、感熱紙原稿については、上述したそ
れぞれの判別手法またはこれらの組み合わせによって判
別すればよい。
ければ、その原稿は普通紙または再生紙原稿であると判
別する。
は、上述した以外にも、例えば特開平7-20750号
公報に開示されているように、予め原稿にバーコード等
を用いて紙質に関する情報を埋め込んでおいたり、別途
原稿の材質、厚さ、硬さ等を検知するセンサを設けて行
うようにしてもよい。また、OHP原稿については、例
えば特開平11−240226号公報に開示されている
ように、フォトセンサ等における原稿からの反射光の受
光出力により認識することで判別するようにしてもよ
い。
分別排出制御部に通知される。そして、分別排出制御部
は、通知された判別結果に応じてソータ50の搬送切り
換えゲート53の位置を切り換えることで、ADF10
からソータ50へ排出された原稿の分別排出を行う。つ
まり、ソータ50側での分別排出は、分別排出制御部に
よる動作制御に従いつつ行われる。
て分別排出のための原稿排出先の切り換え(搬送切り換
えゲート53の切り換え動作等)が行われていると、I
IT20での画像読み取りが終了しても、その切り換え
が終了するまでの間、原稿搬送機構12がソータ50側
へ原稿を受け渡すのを待機する。これは、原稿排出先の
切り換え中に原稿を搬送してしまうと、その原稿の分別
排出を的確に行えないおそれがあり、これに起因する原
稿ジャムの発生を未然に回避するためである。
て原稿の分別排出が選択されていても、ソータ50がI
OT40から排出された画像出力後の記録媒体の仕分け
排出を行っている場合には、IIT20での画像読み取
り終了後の原稿に対する分別排出を行わずに、その原稿
をADF10の排紙トレイ13上に排出するようにAD
F10に指示を与えるとともに、その旨をUI部60の
LCDパネル61に表示してオペレータに通知する。こ
れは、ソータ50での仕分け排出を優先することで、ソ
ータ50の排出トレイ52上で仕分け排出後の記録媒体
と分別排出後の原稿とが混在してしまうのを防ぐためで
ある。
にて原稿種類を判別し得ない原稿、すなわちIPS30
がどの種類にも該当しないと判別した原稿については、
上述した場合と同様に、ソータ50側での分別排出を行
わずに、その原稿をADF10の排紙トレイ13上に排
出するようにADF10に指示を与えるとともに、その
旨をUI部60のLCDパネル61に表示してオペレー
タに通知する。これは、種類の判別できない原稿を別途
排出することによって、ソータ50側における分別排出
の精度を向上させるためである。
は、UI部60にて原稿の分別排出が選択されており、
ソータ50側が原稿排出先の切り換え動作中ではなく、
ソータ50がIOT40からの記録媒体の仕分け排出を
行っておらず、IPS30での原稿種類の判別結果が明
らかな場合にのみ、ADF10の原稿搬送経路15から
の原稿が送られてくることになる。
経路15からの原稿を受け取ると、分別排出制御部は、
図5に示すような手順で、その原稿に対する分別排出動
作を行う。すなわち、分別排出制御部は、その原稿につ
いてのIPS30での原稿種類の判別結果を認識し(ス
テップ101、以下ステップを「S」と略す)、次いで
その原稿が原稿搬送経路54上の原稿通過判定部55を
通過したか否かを判断する(S102)。
5を通過すれば、分別排出制御部は、その原稿が排出先
となる排出トレイ52に到達するまでの時間を考慮しつ
つ、その排出トレイ52に対応する搬送切り換えゲート
53のみを閉じるように切り換え指示を与える(S10
3)。
原稿種類とソータ50の各排出トレイ52との対応関係
が指定されていれば、分別排出制御部は、その指定に従
いつつ上述した切り換え指示を与える。これにより、原
稿は、その種類毎に分別されてオペレータが所望する排
出トレイ52上に排出されることになる。
ない場合には、分別排出制御部は、以下のようにして分
別排出される原稿種類と各排出トレイ52との対応関係
を決定する。例えば、分別排出制御部は、原稿分別排出
処理の開始直前における排出先、すなわち既に排出先と
されていた排出トレイ52を最初に分別排出する原稿
(1枚目)の排出先とする。その後、IPS30による
原稿種類の判別結果に変更があると、1枚目原稿の排出
先である排出トレイ52に隣接するか、あるいは排出先
設定がされていない中で最も近くの排出トレイ52を優
先して排出先とする。つまり、2枚目以降の異なる種類
の原稿については、排出可能な排出トレイのうち最も近
いものを排出先とする。このようにすれば、搬送切り換
えゲート53の位置切り換えや分別排出すべき原稿の搬
送に要する時間を短縮できるので、分別排出を迅速に行
うことができるようになる。
した搬送切り換えゲート53が閉じると、続いて、分別
排出制御部は、その排出トレイ52に対応して設けられ
た原稿排出判定部56を原稿が通過したか否かを判断す
る(S104)。この判断の結果、原稿が原稿排出判定
部56を通過すれば、分別排出制御部は、ソータ50が
仕分け排出した媒体枚数を計数するために備えている仕
分けカウンタのカウント数をインクリメント(+1)さ
せる(S105)。
過判定部55を通過しなかった場合(S102)、また
は、原稿が原稿排出判定部56を通過しなかった場合
(S104)には、分別排出制御部は、ADF10また
はソータ50において原稿のジャムが発生したと判断
し、その旨をUI部60のLCDパネル61に表示して
オペレータに通知する(S106,S107)。そし
て、その表示を参照したオペレータによるジャムクリア
があれば(S108)、残りの原稿の再セットをUI部
60のLCDパネル61を通じてオペレータに依頼する
(S109)。
レイ11上に積重された各原稿について繰り返し行うこ
とにより、分別排出制御部は、各原稿をその種類毎に異
なる排出トレイ52上に排出させる。
れると、分別排出制御部は、各排出トレイ52毎に個別
に設けられた表示部57に対して、排出された原稿の種
類を視覚的に表示するように指示を与える。これによ
り、表示部57は、排出された原稿の種類に対応する発
光素子57aを点灯させて、オペレータが排出された原
稿の種類を視覚的に視認できるようにする。
ための表示は、UI部60にて行うようにしてもよい。
この場合は、図4に示すように、UI部60が各排出ト
レイ52に個別に付された番号と原稿種類とを互いに関
連付けて表示することが考えられる。
ル複写システムは、請求項1に記載の発明の如く、IP
S30での原稿種類の判別結果を基に分別排出制御部が
ADF10によって繰り出された原稿をソータ50に分
別排出させるようになっている。したがって、このデジ
タル複写システムによれば、ADF10が搬送する原稿
に複数種類のものが混在していても、各原稿は、各種類
毎に分別排出されることになる。しかも、その分別排出
は、本来は画像出力後の記録媒体を仕分け排出するソー
タ50を利用して行うので、分別排出のための機能を新
たにADF10等に設ける必要もない。
ムでは、混在した複数枚の原稿をADF10にて順次搬
送し、必要に応じてその原稿に描かれた画像を電子情報
として読み取った後に、原稿をその種類に応じて分別排
出するのが可能となるので、オペレータが1枚1枚原稿
の種類を判断して仕分けを行う必要がなく、しかも人間
による判断を介しないことから分別ミスが生じることも
なく、紙資源のリサイクルを効率良く、かつ、確実に行
うことができる。さらには、原稿の分別排出を可能にし
ても、ADF10への原稿セット時の作業性や安全性等
が損なわれてしまうのを回避することもできる。
は、請求項2に記載の発明の如く、原稿の分別排出にあ
たって、その原稿の種類毎に当該原稿をソータ50にお
ける異なる排出トレイ52上に排出するようになってい
るので、その分別排出を確実に行うことができるのに加
えて、その分別排出後の原稿を回収するオペレータにと
つても原稿種類毎の回収が非常に容易なものとなる。
は、請求項4に記載の発明の如く、ADF10が搬送す
る原稿に対し、ソータ50での分別排出を行うか、ある
いは分別排出せずにADF10の排紙トレイ13上へ排
出させるかを、UI部60にて選択し得るようになって
いるので、原稿の分別排出のみならず一般的な複写処理
等にも対応することができる。つまり、このデジタル複
写システムでは、使用形態の汎用性を向上させること
で、オペレータが利用するのにあたって非常に便利なも
のとなっている。
は、請求項5に記載の発明の如く、ソータ50側にて分
別排出のための原稿排出先の切り換えが行われている
と、ADF10が原稿のソータ50側への受け渡しを待
機するようになっているので、原稿ジャムの発生を未然
に回避することができ、結果として原稿の分別排出の的
確さを高めることができる。
は、請求項6に記載の発明の如く、ソータ50がIOT
40からの記録媒体の仕分け排出を行っていると、AD
F10が原稿をソータ50側ではなく排紙トレイ13上
に排出するようになっているので、ソータ50を利用し
て原稿の分別排出を行う場合であっても、ソータ50の
排出トレイ52上で仕分け排出後の記録媒体と分別排出
後の原稿とが混在してしまうのを防ぐことができる。
は、請求項7に記載の発明の如く、IPS30にて原稿
種類を判別し得ない原稿を、ADF10の排紙トレイ1
3上に排出するようになっているので、ソータ50側で
の分別排出結果に種類の判別できなかった原稿が混在し
てしまうことがなく、結果としてソータ50側における
分別排出の精度を向上させることができる。
は、請求項8に記載の発明の如く、UI部60にて分別
排出される原稿種類とソータ50の各排出トレイ52と
の対応関係を指定し得るようになっているので、オペレ
ータが所望する排出トレイ52上に同じくオペレータが
所望する種類の原稿を排出することができ、オペレータ
にとっては非常に便利なものとなる。
は、上述したような対応関係の指定がなければ、請求項
9に記載の発明の如く、原稿の分別排出にあたってその
排出直前の排出先を当該原稿の排出先とするとともに、
その後原稿種類の判別結果に変更があれば、当該排出先
に隣接するか、あるいは排出先設定がされていない中で
最も近くの排出トレイ52を優先して排出先とするよう
になっている。そのため、このデジタル複写システムに
よれば、搬送切り換えゲート53の位置切り換えや分別
排出すべき原稿の搬送に要する時間を短縮できるので、
分別排出を迅速に行うことができるようになる。
は、請求項10に記載の発明の如く、表示部57または
UI部60が各排出トレイ52に分別排出された原稿の
種類を視覚的に表示するようになっているので、オペレ
ータがその表示を参照することで排出された原稿の種類
を容易に識別することができ、オペレータにとっては非
常に便利なものとなる。
は、ソータ50の排出トレイ52上に原稿が排出される
度に分別排出制御部がカウント数をインクリメントさせ
ることで、請求項11に記載の発明の如く、分別排出さ
れた原稿の枚数を計数するようになっている。そのた
め、その計数結果を利用すれば、オペレータが各種類毎
の原稿枚数を容易に把握できる。さらに、その計数結果
を基に課金を行うことも可能となる。
項12に記載の発明の如く、分別排出された原稿枚数と
仕分け排出された記録媒体の枚数とを、それぞれ別個に
計数することも考えられる。すなわち、原稿枚数を計数
するカウンタと記録媒体枚数を計数するカウンタとを別
個に持たせるようにしてもよい。このようにすれば、原
稿枚数と記録媒体枚数とをそれぞれ個別に計数し得るよ
うになるので、オペレータにとってより一層便利なもの
になるとともに、課金を行うのにあたっても適切な対応
が可能となる。
分別装置の第2実施形態について説明する。ただし、こ
こでは、上述した第1実施形態の場合との相違点につい
てのみ説明し、同一の構成要素については同一の符号を
与えてその説明を省略するものとする。図6は本発明を
適用したデジタル複写システムの第2実施形態を示す概
略構成図であり、図7はそのデジタル複写システムにお
ける原稿の分別排出の態様を示す説明図である。
は、図6に示すように、第1実施形態の場合とソータ5
0aが異なっている。このソータ50aは、ADF10
からの原稿とIOT40からの記録媒体との双方を受け
取り得るようになっているが、その原稿または記録媒体
を排出するための排出トレイ58を一つしか備えていな
い。ただし、このソータ50aでは、一つの排出トレイ
58上においても原稿の分別排出または記録媒体の仕分
け排出を行い得るようにすべく、図示しない排出態様可
変機構を備えている。
うに、一つの排出トレイ58上における原稿または記録
媒体の排出位置を相違させるためのものである。この場
合、排出態様可変機構は、原稿または記録媒体をニップ
するローラおよびそのローラの位置を軸方向に移動させ
る駆動機構等によって構成すればよい。ただし、排出態
様可変機構は、原稿または記録媒体を排出する際の向き
を相違させる(90°回転させる等)ものであってもよ
い。つまり、排出態様可変機構は、原稿または記録媒体
が排出される際の態様を可変させることによって、一つ
の排出トレイ58上においても原稿の分別排出または記
録媒体の仕分け排出を行い得るようにするためのもので
ある。
写システムにおける原稿分別排出の処理動作例について
説明する。例えば図7(b)に示すように、ADF10
の給紙トレイ11上に原稿種類Aの束、原稿種類Bの
束、原稿種類Aの束および原稿種類Cの束が積重された
場合について考える。
について給紙トレイ11からの繰り出しを行うと、IP
S30での種類判別結果を基にした分別排出制御部から
の指示に従いつつ、排出態様可変機構は、その原稿種類
Aの原稿を排出トレイ58上の所定位置(初期位置)に
排出する。そして、ADF10が原稿種類Bについて繰
り出しを行うと、排出態様可変機構は、その原稿種類B
の原稿の排出位置をずらして、排出トレイ58上の第2
の位置に排出する。その後、排出態様可変機構は、原稿
種類A、原稿種類Cと移り変わる度に、原稿の排出位置
を初期位置、第3の位置とずらして、排出トレイ58上
に積み重なるように排出する。したがって、排出トレイ
58上では、図7(c)に示すように、原稿の種類毎に
ずれた状態で重なり合った原稿の束が排出されることに
なる。
ル複写システムにおいても、上述した第1実施形態の場
合と同様に、混在した複数枚の原稿をADF10にて順
次搬送した後に、原稿をその種類に応じて分別排出する
のが可能となるので、紙資源のリサイクルを効率良く、
かつ、確実に行うことができる。しかも、ADF10へ
の原稿セット時の作業性や安全性等が損なわれてしまう
こともない。
ムでは、請求項3に記載の発明の如く、原稿の分別排出
にあたって、その原稿の種類毎に異なる態様で一つの排
出トレイ58上に排出するようになっているので、その
分別排出を確実に行うことができるのに加えて、省スペ
ース化等の実現が非常に容易なものとなる。
分別装置の第3実施形態について説明する。ただし、こ
こでも、上述した第1または第2実施形態との相違点に
ついてのみ説明する。図8は本発明を適用したデジタル
複写システムの第3実施形態の要部を示す概略構成図で
ある。
は、図8(a)に示すように、第1または第2実施形態
の場合とソータ50bが異なっている。このソータ50
bには、多段構成の排出トレイ52aが配設されている
が、第1実施形態で説明したのとは異なり、各排出トレ
イ52aに沿って媒体搬送経路および搬送切り換えゲー
トが設けられておらず、各排出トレイ52a自身が上下
方向に移動することによって、原稿の分別排出または記
録媒体の仕分け排出を行うようになっている。すなわ
ち、このソータ50bでは、原稿または記録媒体を受け
取るべき排出トレイ52aが図中の位置Jに移動した状
態で、当該原稿または記録媒体を排出する。
イ52aとは別に一つの排出トレイ52bが配設されて
いる。そして、各排出トレイ52aと一つの排出トレイ
52bとのいずれか一方に選択的に原稿または記録媒体
を排出すべく、図8(b)に示すように、媒体搬送経路
59aおよび搬送切り換えゲート59bが設けられてい
る。この一つの排出トレイ52bは、各排出トレイ52
aを用いたソーティングを行わない場合に利用されるも
のである。ただし、上述した第2実施形態の場合のよう
に構成することで、この一つの排出トレイ52bにおい
てもソーティングを行い得るようにしてもよい。
テムにおいても、上述した第1または第2実施形態で説
明したように原稿の分別排出が行われることから、第1
または第2実施形態の場合と全く同様の効果が得られる
ことになる。
では、各排出トレイ52aとは別に一つの排出トレイ5
2bを備えていることから、第1実施形態においてAD
F10の排紙トレイ13上に排出していた原稿(例えば
種類を判別できなかった原稿)を、各排出トレイ52a
と一つの排出トレイ52bとのうち原稿の分別排出に用
いていない方に排出させるようにしてもよい。
分別装置の第4実施形態について説明する。ただし、こ
こでも、上述した第1、第2または第3実施形態との相
違点についてのみ説明する。図9は本発明を適用したデ
ジタル複写システムの第3実施形態の要部を示す概略構
成図である。
は、図9に示すように、第1、第2または第3実施形態
の場合とADF10aが異なっている。このADF10
aには、原稿搬送機構12の搬送路上に、CCDやフォ
トセンサ等からなるセンサ17が、互いに対向するよう
に配設されている。そして、これらのセンサ17による
検出結果を基に、第1実施形態で説明した場合と同様に
して原稿の種類が判別されるようになっている。
ムでは、原稿搬送機構12の搬送路上にセンサ17が配
設されていることから、請求項13に記載の発明の如
く、給紙トレイ11から繰り出された原稿に対し、その
原稿の搬送中に当該原稿の種類を判別することになる。
したがって、本実施形態のデジタル複写システムによれ
ば、原稿種類の判別、延いては原稿の分別排出が迅速化
することになる。なお、このことは、第1実施形態で説
明した、いわゆる流し読みを行った場合についても同様
のことがいえる。
は、原稿搬送機構12の搬送路上のセンサ17が互いに
対向するように配設されているので、請求項14に記載
の発明の如く、原稿の両面に画像が描かれているか、あ
るいは片面にのみ画像が描かれているかを判別し得るよ
うになる。したがって、その判別結果を基に分別排出を
行うようにすれば、原稿をその種類によって仕分けるだ
けではなく、片面に画像が描かれていない、いわゆる裏
紙を区別して仕分けることができるようになる。そのた
め、裏紙を容易に再利用できるようになり、より一層効
率の良い紙資源のリサイクルを行うことが可能になる。
ては、本発明をデジタル複写システムに適用した場合を
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、スキャン機能およびソータ機能を有したもの
であれば、他の装置やシステムであっても同様に適用す
ることが可能である。
稿分別装置は、原稿判別手段での原稿種類の判別結果を
基に分別排出手段が仕分け排出手段に原稿の分別排出を
行わせるようになっている。したがって、原稿搬送手段
が搬送する原稿に複数種類のものが混在していても、各
原稿は、各種類毎に分別排出されることになる。しか
も、その分別排出は、本来は画像出力後の記録媒体を仕
分け排出する仕分け排出手段を利用して行うので、分別
排出のための機能を新たに原稿搬送手段等に設ける必要
がない。
示す概略構成図である。
示す構成図(その1)である。
示す説明図である。
示す構成図(その2)である。
を示すフローチャートである。
示す概略構成図である。
を示す説明図であり、(a)はその一態様を示す図、
(b)は原稿種類を説明する図、(c)は排出後の原稿
の積重状態を示す図である。
示す概略構成図であり、(a)および(b)はいずれも
その要部を示す図である。
要部を示す概略構成図である。
サ、20…IIT、30…IPS、40…IOT、5
0,50a,50b…ソータ、52,52a,52b,
58…排出トレイ、57…表示部、60…UI部
Claims (14)
- 【請求項1】 シート状の原稿を搬送する原稿搬送手段
と、 前記原稿搬送手段が搬送する原稿に対して光学的に画像
読み取りを行う画像読取手段と、 所定の記録媒体上に可視画像を出力する画像形成手段
と、 前記画像形成手段による画像出力後の記録媒体を仕分け
排出する仕分け排出手段と、 前記画像読取手段での画像読み取りの対象となった原稿
の種類を判別する原稿判別手段と、 前記画像読取手段での画像読み取り後の原稿を前記原稿
搬送手段から前記仕分け排出手段へ受け渡し前記原稿判
別手段による判別結果を基に当該原稿の種類毎に前記仕
分け排出手段に分別排出させる分別排出手段とを備える
ことを特徴とする原稿分別装置。 - 【請求項2】 前記仕分け排出手段が複数の排出トレイ
を有している場合に、前記分別排出手段は、前記原稿搬
送手段からの原稿を当該原稿の種類毎に異なる排出トレ
イ上に排出させることを特徴とする請求項1記載の原稿
分別装置。 - 【請求項3】 前記仕分け排出手段が原稿排出用として
一つの排出トレイを有している場合に、前記分別排出手
段は、前記原稿搬送手段からの原稿を当該原稿の種類毎
に異なる態様で前記一つの排出トレイ上に排出させるこ
とを特徴とする請求項1記載の原稿分別装置。 - 【請求項4】 前記原稿搬送手段が搬送する原稿に対
し、前記仕分け排出手段での分別排出を行うか、あるい
は分別排出せずに前記原稿搬送手段が独自に有する排出
トレイ上へ排出させるかを選択するための選択手段が設
けられたことを特徴とする請求項1,2または3記載の
原稿分別装置。 - 【請求項5】 前記原稿搬送手段は、複数枚の原稿を連
続して搬送する場合に、前記仕分け排出手段による原稿
の排出先または排出態様の切り換えがあると、当該切り
換えが行われる間前記分別排出手段への原稿の受け渡し
を待機することを特徴とする請求項1,2,3または4
記載の原稿分別装置。 - 【請求項6】 前記分別排出手段は、前記仕分け排出手
段が画像出力後の記録媒体の仕分け排出を行っている場
合には、前記原稿搬送手段が搬送する原稿を分別排出せ
ずに当該原稿搬送手段が独自に有する排出トレイ上へ排
出させることを特徴とする請求項1,2,3,4または
5記載の原稿分別装置。 - 【請求項7】 前記分別排出手段は、前記原稿判別手段
が種類を判別し得ない原稿については、前記仕分け排出
手段が有する排出トレイではなく、前記原稿搬送手段が
独自に有する排出トレイ上へ排出させることを特徴とす
る請求項1,2,3,4,5または6記載の原稿分別装
置。 - 【請求項8】 前記仕分け排出手段が複数の排出トレイ
を有している場合に、分別排出される原稿の種類と各排
出トレイとの対応関係を任意に設定するための設定手段
が設けられたことを特徴とする請求項1,2,4,5,
6または7記載の原稿分別装置。 - 【請求項9】 前記仕分け排出手段が複数の排出トレイ
を有している場合に、前記分別排出手段は、原稿の分別
排出にあたって、当該原稿の排出直前に排出先として設
定されていた排出トレイを当該原稿の排出先とするとと
もに、その後に前記原稿判別手段による判別結果に変更
があると、当該排出トレイに隣接するか、あるいは排出
先設定がされていない中で最も近くの排出トレイを優先
して排出先とすることを特徴とする請求項1,2,4,
5,6,7または8記載の原稿分別装置。 - 【請求項10】 前記仕分け排出手段が複数の排出トレ
イを有している場合に、各排出トレイに分別排出される
原稿の種類を視覚的に表示する表示手段が設けられたこ
とを特徴とする請求項1,2,4,5,6,7,8また
は9記載の原稿分別装置。 - 【請求項11】 前記分別排出手段が前記仕分け排出手
段に分別排出させた原稿の枚数を計数する計数手段が設
けられたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1
項に記載の原稿分別装置。 - 【請求項12】 前記計数手段は、前記分別排出手段が
前記仕分け排出手段に分別排出させた原稿の枚数と、前
記仕分け排出手段が仕分け排出した記録媒体の枚数と
を、それぞれ別個に計数し得るものであることを特徴と
する請求項11記載の原稿分別装置。 - 【請求項13】 前記原稿判別手段は、前記原稿搬送手
段による原稿の搬送中に当該原稿の種類を判別すること
を特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の原
稿分別装置。 - 【請求項14】 前記原稿判別手段は、前記画像読取手
段での画像読み取りの対象となった原稿の両面に画像が
描かれているか、あるいは片面にのみ画像が描かれてい
るかを判別するとともに、 前記分別排出手段は、当該判別結果を基にそれぞれを区
別して前記仕分け排出手段に分別排出させることを特徴
とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の原稿分別
装置。
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