JP2001175124A - 画像形成装置、画像形成方法、及び記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイに積載されたインサート紙の積載ミス
を簡単に検知できるようにする。 【解決手段】 最初（先頭）にインサートされるべきイ
ンサート紙に記録された先頭マークを、トレイに積載さ
れた最上層のトンサート紙、すなわち最初にインサート
しようとしているインサート紙に対して、上記先頭マー
クの検知処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成部により
画像形成処理が施された記録紙に対して、トレイに積載
されたインサート紙を画像形成部を経由することなく搬
送してインサートするインサート技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、カラー原稿と白黒原稿が混在した
複数枚の原稿を複写する場合、カラー複写装置により、
カラー原稿と白黒原稿が混在した複数枚の原稿の全てを
プリントアウトさせることで、カラーページと白黒ペー
ジが混在する複写物を得ていた。

【０００３】しかし、カラー複写装置は白黒複写装置よ
りも画像形成処理に長時間を要し、ラニングコストも高
くなる。そこで、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
原稿のうち、白黒原稿だけは白黒複写装置にてプリント
アウトし、カラー原稿はカラー複写装置にてプリントア
ウトすることが考えられる。

【０００４】しかし、この場合は、カラー原稿と白黒原
稿が混在した複数枚の原稿について、ユーザが、まず白
黒原稿とカラー原稿とに分ける必要がある。そして、白
黒複写装置及びカラー複写装置にてそれぞれプリントア
ウトが完了したら、白黒原稿とカラー原稿とに分けた複
数枚の原稿を、ユーザ自身が元の混在状態に戻さなけれ
ばならず、ユーザの負担が非常に大きくなる。特に、原
稿に頁番号が付されていない場合や、原稿枚数が多い場
合には、白黒原稿（記録紙）とカラー原稿（記録紙）を
元の混在状態に戻すのが困難である。

【０００５】また、白黒複写装置にてプリントアウトさ
せた記録紙と、カラー複写装置にてプリントアウトさせ
た記録紙を元の複数枚の原稿のように１つに纏めるに
は、一方の複写装置で出力させた記録紙と記録紙の間
に、もう一方の複写装置で出力させた記録紙をユーザが
インサート（中差し）しなければならず、手間かかか
り、特に、複数部数をコピーする場合には、大変な労力
を要していた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】そこで、カラー原稿か
否かを自動的に判別して、複数枚の原稿の中からカラー
原稿のみを選択して自動的にカラーコピーする機能を有
するカラー複写装置と、白黒コピー専用の白黒複写装置
とにより、インサート紙を予め作成しておき、画像形成
部により画像形成処理が施された記録紙に対して、トレ
イに積載されたインサート紙を画像形成部を経由するこ
となく搬送してインサートするようにした複写装置が提
案されている。

【０００７】しかし、この提案に係る複写装置では、適
切な順序で複数のインサート紙をトレイに積載する必要
があるが、その積載ミスを検知することができず、イン
サートミスが発生していた。また、トレイに積載された
インサート紙の束の情報を検出するために、カバー紙を
付加する方法も提案されているが、この方法では本来の
原稿画像用の記録紙以外の余分なカバー紙を用いる必要
があり、用紙の無駄使いになっていた。

【０００８】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その課題は、トレイに積載されたインサート紙
の積載ミスを簡単に検知できるようにすることにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、画像形成部により画像形成処理が施され
た記録紙に対して、トレイに積載されたインサート紙を
画像形成部を経由することなく搬送してインサートする
機能を備えた画像形成装置において、前記インサート紙
に記録された画像情報以外の情報を検知する検知手段・
工程・ルーチンを備えている。

【００１０】また、本発明では、前記画像情報以外の情
報は、複数のインサート紙の中で先頭となるべきインサ
ート紙に記録されている。

【００１１】また、本発明では、前記画像情報以外の情
報は、前記インサート紙の給紙方向の先端部に記録され
ている。

【００１２】また、本発明では、前記画像情報以外の情
報は、所定の色で記録されている。

【００１３】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、反射型のフォトセンサに基づいて検知処理
を行っている。

【００１４】また、本発明では、前記画像情報以外の情
報は、記号又は文字となっている。

【００１５】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、記号又は文字を光学的に読取っている。

【００１６】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記トレイに積載された最上層のインサー
ト紙に対して検知処理を行っている。

【００１７】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記トレイから前記インサート紙を給紙し
得る状態になった後に検知処理を行っている。

【００１８】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記トレイから前記インサート紙をピック
アップするピックアップ部を該インサート紙上に接触さ
せるための動作に連動して前記画像情報以外の情報に接
近している。

【００１９】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記インサート紙が前記トレイからピック
アップされる前の静止状態で検知処理を行っている。

【００２０】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記インサート紙を搬送する過程で検知処
理を行っている。

【００２１】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記インサート紙の搬送速度が減速された
状態で検知処理を行っている。

【００２２】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記インサート紙が所定位置を通過した時
点で減速されている。

【００２３】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記インサート紙の搬送が停止された状態
で検知処理を行っている。

【００２４】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記インサート紙が所定位置を通過した時
点で停止されている。

【００２５】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンは、前記画像情報以外の情報を検知できなかっ
た場合は、前記インサート紙の積載状態が異常である旨
を警告している。

【００２６】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンにより前記画像情報以外の情報を検知できなか
った場合は、前記画像形成部は、画像形成処理を中断し
ている。

【００２７】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンにより前記画像情報以外の情報を検知できなか
った場合は、前記画像形成部は、該画像情報以外の情報
が検知されるようになるまで画像形成処理を中断してい
る。

【００２８】また、本発明では、前記検知手段・工程・
ルーチンにより前記画像情報以外の情報を検知できなか
った場合、前記画像形成部は、画像形成処理を中断し、
該画像情報以外の情報が検知されるようになる前に画像
形成処理が指示されたときは、画像形成処理を再開して
いる。

【００２９】また、本発明では、前記トレイは、複数設
けられている。

【００３０】また、本発明では、同一の前記トレイに
は、同一の画像が記録された複数の前記インサート紙が
積載されている。

【００３１】また、本発明では、同一の前記トレイに
は、異なる画像が記録された複数の前記インサート紙が
積載されている。

【００３２】また、本発明では、前記インサート紙は、
指定されたインサートページにインサートされている。

【００３３】また、本発明では、前記インサートページ
は、前記トレイに積載されたインサート紙と同一の画像
が記録された原稿を含む複数の原稿を順次読取って前記
画像形成部により画像を形成する過程で指定されてい
る。

【００３４】また、本発明では、前記インサートページ
に対応する前記原稿については、前記画像形成部による
画像形成処理を行わないようにしている。

【００３５】また、本発明では、前記トレイに積載され
た全てのインサート紙には、カラー画像が記録されてお
り、該トレイに積載されたインサート紙と同一の画像が
記録された原稿を含む複数の原稿を順次読取って前記画
像形成部により画像を形成する過程でカラー原稿が読取
られた時点でインサート処理指令がなされている。

【００３６】また、本発明では、前記カラー原稿につい
ては、前記画像形成部による画像形成処理を行わないよ
うにしている。

【００３７】また、本発明では、前記複数の原稿を順次
読取って前記画像形成部により複数部数分の画像を形成
する過程でインサート処理を行っている。

【００３８】また、本発明では、前記画像形成装置は、
前記インサート紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿
が混在した複数の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿
のみを抽出してそれぞれカラー画像又は白黒画像を形成
するように構成されている。

【００３９】また、本発明では、前記画像形成装置は、
前記インサート紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿
が混在した複数の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿
のみを抽出してそれぞれカラー画像又は白黒画像を形成
する過程で前記インサートページを出力している。

【００４０】また、本発明では、前記画像形成装置は、
前記インサート紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿
が混在した複数の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿
のみを抽出してそれぞれカラー画像又は白黒画像を形成
する過程で前記インサートページをメモリに記憶してお
き、生成された該インサート紙が前記トレイに積載され
た状態で、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数の原稿
を順次読取りながら前記画像形成部により画像を形成す
る過程でインサート処理を行う際に、該メモリに記憶さ
れたインサートページを利用している。

【００４１】また、本発明では、前記画像形成装置は、
前記インサート紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿
が混在した複数の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿
のみを抽出してそれぞれカラー画像又は白黒画像を形成
する過程で前記検知手段・工程・ルーチンによる検知の
対象となる前記情報を記録している。

【００４２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。

【００４３】図１は、本発明を適用した複写装置の概略
構成を示す断面図である。なお、図１の複写装置は、カ
ラー複写装置を示しているが、本発明は、白黒複写装置
にも適用可能である。

【００４４】図１において、複写装置１０００は、読取
部１０１、画像形成部１０２、シート処理部１０３、及
び操作部４０を有している。

【００４５】読取部１０１は、自動原稿給送部５１と、
原稿上の画像を読取るための３ラインセンサ（以下、Ｃ
ＣＤという）７６を有している。自動原稿給送部５１
は、原稿積載トレイ５０にセットされた原稿Ｐを、原稿
台ガラス７８上の原稿読取位置まで１枚ずつ給送し、原
稿読取位置で原稿画像が読取られると、当該原稿を排紙
位置まで搬送する。なお、原稿積載トレイ５０には、ユ
ーザによりフェイスアップの状態で原稿Ｐがセットされ
る。原稿読取位置では、ランプ７９により原稿Ｐに光が
照射され、その反射光は、反射ミラー７２，７３，７
４、結像レンズ７５を介してＣＣＤ７６に入射される。

【００４６】ＣＣＤ７６は、Ｒ（レッド），Ｇ（グリー
ン），Ｂ（ブルー）のアナログ色信号を独立して得るた
めのカラーラインセンサ、各色毎に増幅するためのアン
プ、アナログ色信号を８ビットのデジタル言号に変換す
るためのＡ／Ｄ変換器を有している。ＣＣＤ７６からの
出力信号は、画像信号制御部７７に入力される。

【００４７】画像形成部１０２は、記録紙の給紙・搬送
機能と画像形成機能とを備えている。記録紙の給紙・搬
送機能は、異なるサイズの複数の記録紙Ｓをそれぞれ積
載した記録紙格納部５３、５４から記録紙Ｓを１枚ずつ
ピックアップする記録紙給紙部５５、５６、記録紙給紙
部５５または５６から給紙された記録紙Ｓをシート搬送
パス５７、シート搬送パス６０を介して画像形成位置
（後述の感光体ドラム６２と対向する位置）へ搬送する
複数の搬送ローラと、画像形成位置にてトナー画像が転
写された記録紙Ｓを定着ローラ６４の方向へ搬送する搬
送ベルト６３と、定着ローラ６４によりトナー画像の定
着処理がなされた記録紙Ｓをシート処理部１０３ヘ搬送
する搬送ローラ６５等により、実現されている。

【００４８】また、画像形成機能は、電子写真方式によ
り実現され、具体的にはレーザスキャナ６１、感光体ド
ラム６２、現像器６７、転写器６８、クリーナ６９、定
着ローラ６４等により実現されている。すなわち、レー
ザスキャナ６１は、読取部１０１にて読取られ、画像信
号制御部７７を介して入力された原稿画像信号に基づい
て、感光体ドラム６２を走査するレーザ光を制御し、感
光体ドラム６２に静電潜像を形成させる。この静電潜像
は、現像器６７によりＲ，Ｇ，Ｂの各色のトナーにより
トナー画像として現像される。そして、感光体ドラム６
２上のトナー画像は、転写器６８により記録紙Ｓに転写
され、定着ローラ６４により記録紙Ｓ上に定着される。

【００４９】シート処理部（以下、フィニッシャとい
う）１０３は、画像形成部１０２から搬送されてきた画
像記録済みの記録紙Ｓを、各種の態様で装置外に排紙す
るものであり、主要な構成要素としてインサータ１０
４、処理トレイユニット８４、サンプルトレイ８５、ス
タックトレイ８６、及び各種のシート搬送機構を有して
いる。

【００５０】インサータ１０４は、３段の各インサータ
トレイ２０ａ，２０ｂ，２０ｃにセットされたインサー
ト紙Ｉを、画像形成部１０２から搬送されてきた記録紙
Ｓと記録紙Ｓ２の間にインサート（中差し）するもので
ある。なお、インサート紙Ｉは、本装置の画像形成部１
０２にて画像形成処理が施されることなく、本装置で画
像記録済みの記録紙Ｓと記録紙Ｓ２の間にインサートさ
れる。

【００５１】インサータ１０４は、上記３段の各インサ
ータトレイ２０ａ，２０ｂ，２０ｃと対応して、それぞ
れ給紙ローラ２１ａ，２１ｂ，２１ｃ、分離ローラ２２
ａ，２２ｂ，２２ｃ、搬送ローラ２３ａ，２３ｂ，２３
ｃ、インサート紙セットセンサ２７ａ，２７ｂ，２７
ｃ、給紙ソレノイド（ピックアップソレノイドともい
う）４３ａ，４３ｂ，４３ｃを有している。

【００５２】給紙ローラ２１ａ，２１ｂ，２１ｃは、通
常、インサート紙Ｉから離間した位置で待機しており、
後述するＣＰＵ２００２により制御されるタイミングで
給紙ソレノイド４３ａ，４３ｂ，４３ｃをオンすること
によって、インサート紙Ｉに着地する。分離ローラ２２
は、給紙ローラ２１にてピックアップされたインサート
紙Ｉを１枚ずつ分離して給紙するためのローラであり、
インサート紙セットセンサ２７ａ，２７ｂ，２７ｃは、
インサータトレイ２０ａ，２０ｂ，２０ｃにインサート
紙Ｉがセットされているか否かを検知するためのセンサ
である。

【００５３】なお、給紙ソレノイド４３ａ，４３ｂ，４
３ｃには、給紙ローラ２１ａ，２１ｂ，２１ｃと共に、
先頭ページセンサ４２ａ，４２ｂ，４２ｃが取付けられ
ている。この先頭ページセンサ４２ａ，４２ｂ，４２ｃ
は、インサータトレイ２０ａ，２０ｂ，２０ｃの最上層
にセットされたインサート紙Ｉに記録された所定の情報
を読取ることにより、インサータトレイ２０ａ，２０
ｂ，２０ｃにセットされたインサート紙Ｉの先頭ページ
を検知するものである。

【００５４】すなわち、インサート紙Ｉの束のうち、先
頭ページとなるべきインサート紙Ｉには、図８に示した
ように、給紙方向側の画像領域外に先頭ページである旨
を示す所定の先頭マークＭが記録されており、先頭ペー
ジセンサ４２ａ，４２ｂ，４２ｃは、給紙ソレノイド４
３ａ，４３ｂ，４３ｃにより給紙ローラ２１ａ，２１
ｂ，２１ｃがインサート紙Ｉに着地されている際に、先
頭マークＭを読取ることにより、現在給紙中のインサー
ト紙Ｉが先頭ページであることを検知する。

【００５５】なお、本実施形態では、先頭マークＭとし
ては黒い印を用いているが、他の色の印を用いたり、文
字や記号を用いてもよい。また、先頭マークＭとして黒
い印を用いたのに対応して、本実施形態では、先頭ペー
ジセンサ４２ａ，４２ｂ，４２ｃとして安価な反射型の
フォトセンサを用いているが、例えば、先頭マークＭと
して文字や記号を用い場合は、光学式文字読取装置を用
いる等、先頭マークＭに応じた他の先頭ページセンサを
用いてもよい。

【００５６】先頭ページセンサ４２ａ，４２ｂ，４２ｃ
は、給紙ソレノイド４３ａ，４３ｂ，４３ｃにより給紙
ローラ２１ａ，２１ｂ，２１ｃがインサート紙Ｉに着地
されて先頭マークＭを読取る状態では、インサート紙Ｉ
との距離が一定になるように、給紙ソレノイド４３ａ，
４３ｂ，４３ｃに取付けられている。また、インサート
紙Ｉの搬送パス上にはインサータパスセンサ４１が設け
られ、このインサータパスセンサ４１の位置をインサー
ト紙Ｉが通過したことが検知される。

【００５７】なお、以降の説明において、各段のインサ
ータトレイ２０ａ，２０ｂ，２０ｃ、先頭ページセンサ
４２ａ，４２ｂ，４２ｃ等を区別せずに一般的に説明す
る場合は、例えばインサータトレイ２０のように、各段
を区別するための添え字としてのａ，ｂ，ｃを削除した
符号で示すこととする。

【００５８】また、本実施形態では、インサート紙Ｉが
３段の各インサータトレイ２０ａ，２０ｂ，２０ｃにフ
ェイスアップの状態でセットされることを前提としてイ
ンサート処理を行うように構成されており、給紙ローラ
２１ａ，２１ｂ，２１ｃ、及び分離ローラ２２ａ，２２
ｂ，２２ｃは、最上層のインサート紙Ｉから順に１枚ず
つフェイスアップ状態でピックアップする。このフェイ
スアップ状態でピックアップされたインサート紙Ｉは、
搬送ローラ２３ａ，２３ｂ，２３ｃ、及び搬送ローラ２
４，２５，２６を介して、搬送ローラ２の位置へ搬送さ
れる。この搬送ローラ２の手前の搬送パスは、図示した
ように半円状になっているので、この半円状の搬送パス
によりインサート紙Ｉは反転されてフェイスダウン状態
となる。そして、インサート紙Ｉは、フェイスダウン状
態のままサンプルトレイ８５、又はスタックトレイ８６
ヘ搬送される。

【００５９】なお、インサート紙Ｉを専ら搬送するため
の上記の各種ローラは、インサータ用の１つの搬送モー
タ（図示省略）により回転駆動されている。また、上記
の搬送ローラ２等のフィニッシヤ１０３内の他の搬送ロ
ーラは、他のモータ（図示省略）により駆動制御されて
いる。給紙ソレノイド４３ａ，４３ｂ，４３ｃが、個別
に駆動制御されることは当然である。換言すれば、各イ
ンサータトレイ２０ａ，２０ｂ，２０ｃからのインサー
ト紙Ｉの給紙制御は、互いに独立して個別に行われる。

【００６０】一方、画像形成部１０２では、画像記録済
みのフェイスアップ状態の記録紙Ｓをフェイスダウン状
態でフィニッシャ１０３ヘ送り込む場合は、記録紙Ｓを
一旦搬送ローラ６６側へ送り込んだ後に、スイッチバッ
クさせることにより、表裏反転させてフィニッシャ１０
３ヘ送り込む。また、記録紙Ｓをフェイスアップ状態で
フィニッシャ１０３ヘ送り込む場合は、搬送ローラ６６
側には送り込まずに（すなわち表裏反転させずに）、フ
ェイスアップ状態の記録紙Ｓをそのままフィニッシャ１
０３ヘ送り込む。

【００６１】従って、インサータ１０４を用いてインサ
ート処理を行う場合、インサータ１０４からのインサー
ト紙Ｉと画像形成部１０２からの記録紙Ｓのフェースの
向きを一致させるため、画像形成部１０２では、記録紙
Ｓを表裏反転させてフェイスダウン状態でフィニッシャ
１０３の入口ローラ１ヘ送り込むようにしている。

【００６２】搬送ローラ２とその後方（出口側）の搬送
ローラ３との間には、シート検知センサ３１が配置され
ている。このシート検知センサ３１は、搬送ローラ２か
ら搬送されてくる記録紙Ｓ、またはインサート紙Ｉの通
過を検知するための入口側のセンサとして機能する。

【００６３】また、搬送ローラ３の後方の搬送パスに
は、記録紙Ｓ、またはインサート紙Ｉの後端付近に穴あ
け処理を行うパンチュニット５０、比較的大口径ローラ
（以下、バッファローラという）５が配置されている。
このバッファローラ５の周囲には、バッファローラ５の
ロール面に記録紙Ｓ、またはインサート紙Ｉを押圧して
搬送するための押付けコロ１２，１３，１４が設けられ
ている。

【００６４】また、バッファローラ５の後方の搬送パス
は、ノンソートパス３５とソートパス３６とに分岐され
ており、ソートパス３６は、さらにインサート紙Ｉを一
時的にソートパス３６から退避させるバッファパス４４
に分岐されている。ノンソートパス３５とソートパス３
６との切変えは、第１の切換フラッパ１１により行わ
れ、ソートパス３６とバッファパス４４との切変えは、
第２の切換フラッパ１０により行われる。また、ノンソ
ートパス３５、ソートパス３６には、それぞれのパス上
の記録紙Ｓおよびインサート紙Ｉを検知するためのシー
ト検知センサ３３，３２が設けられている。

【００６５】上記のように、インサート紙Ｉを一時的に
ソートパス３６からバッファパス４４に退避させてお
き、ソートパス３６に画像形成部１０２からの記録済み
の記録紙Ｓが搬送されたきたことをシート検知センサ３
２により検知した後に、バッファパス４４に退避させて
おいたインサート紙Ｉをソートパス３６に戻すことによ
り、インサート紙Ｉの挿入が行われる。

【００６６】また、ソートパス３６には、記録紙Ｓ、ま
たはインサート紙Ｉをサンプルトレイ８５に排出するた
めの排出ローラ９が設けられ、ソートパス３６には、搬
送ローラ６，７と、搬出ローラ８３ａ，８３ｂと、処理
トレイユニット８４が設けられている。この処理トレイ
ユニット８４は、ステープルユニット８０、中間トレイ
８２、整合板８８、搬出ローラ８３ｂを有している。

【００６７】中間トレイ８２には、搬送ローラ６，７を
介して搬送されてきた記録紙Ｓ及びインサート紙Ｉが一
時的に集積され、この集積された記録紙Ｓ及びインサー
ト紙Ｉは、整合板８８により整合されてステープルユニ
ット８０によりステープルされる。そして、ステープル
された記録紙Ｓ及びインサート紙Ｉの束は、搬出ローラ
８３ａ，８３ｂにより、スタックトレイ８６に搬出され
る。

【００６８】なお、搬出ローラ８３ａは揺動ガイド８１
により揺動可能に支持され、搬出ローラ８３ｂは固定的
に支持され、揺動ガイド８１が閉じ位置に来たときに搬
出ローラ８３ａが中間トレイ８２上の記録紙Ｓ及びイン
サート紙Ｉの束に当接し、この束を搬出ローラ８３ａ，
８３ｂにより挟持してスタックトレイ８６に搬出するよ
うに構成されている。また、束積載ガイド８７は、スタ
ックトレイ８６、サンプルトレイ８５上に積載されるシ
ート束の後端縁（方向に対して後端縁）を突き当て支持
するガイドであり、フィニッシャ１０３の外装を兼ねて
いる。

【００６９】このような構成の下で、ユーザは、原稿積
載トレイ５０に原稿Ｐをセットし、操作部４０にて複写
装置１０００に対する各種のモード設定等を行った後に
画像形成処理を開始させる。複写装置１０００は、設定
されたモードに応じて、読取部１０１にて原稿Ｐの読取
処理を行うと共に、画像形成部１０２にて記録紙格納部
５３、または５４からの画像記録位置への記録紙Ｓの給
紙を開始する。

【００７０】また、操作部４０にて指示されたシートの
分類、インサート紙Ｉの挿入動作等に必要な部数等のデ
ータと分類動作開始信号等の制御信号フィニッシャ１０
３に対して送出し、フィニッシャ１０３の動作を開始さ
せる。

【００７１】次に、読取った原稿の画像情報に基づいて
感光体ドラム６２上に静電潜像を形成し、その静電潜像
をトナー画像として現像して、画像記録位置に搬送され
た記録紙Ｓ上に転写して定着させる。そして、フィニッ
シャ１０３により、インサート紙Ｉの給送、シートの分
類、インサート紙Ｉの挿入、ステープル処理を行う。

【００７２】図２は、画像信号制御部７７の構成を示す
ブロック図である。ＣＣＤ７６からの出力信号は、シェ
ーディング補正部３０１にて各色毎にシェーディング補
正され、シフトメモリ部３０２にて各色間、及び画素間
のずれが補正され、その後、色判定部３１０、及び光濃
度変換のための対数補正を行うＬＯＧ変換部３０３に入
力される。

【００７３】ＬＯＧ変換部３０３から出力された各色の
濃度信号Ｙ（イエロー）、Ｍ（マゼンタ）、Ｃ（シア
ン）は黒生成部３０４に入力される。黒生成部３０４で
は、入力された各色の濃度信号に基づいて黒信号（Ｂ
Ｋ）が生成される。マスキング／ＵＣＲ部３０５では、
黒生成部３０４から出力されるＹ、Ｍ、Ｃ、ＢＫ信号に
対して、カラーセンサ（ＣＣＤ）７６のフィルタ特性、
及びトナー濃度特性に関する補正を行ない、この補正処
理の後、４色の信号の中で現像されるべき１色の信号を
選択して濃度変換部３０７に出力する。

【００７４】濃度変換部３０７では、マスキング／ＵＣ
Ｒ部３０５から出力された色信号に対して、プリンタ
（画像形成部１０２）の現像特性やユーザの指示に応じ
た濃度変換が行われ、トリミング処理部３０８にてユー
ザの所望する区間の編集処理が行なわれた後に、画像形
成部１０２のレーザスキャナ６１に出力される。

【００７５】また、色判定部３１０では、シフトメモリ
部３０２から供給された原稿Ｐの各色の読取画像信号の
信号レベルに基づいて、原稿Ｐの各読取画像が無彩色
（白黒画像）であるか、或いは有彩色を含んでいる（カ
ラー画像）かを判定する。すなわち、Ｒ、Ｇ、Ｂの各色
信号のレベル差が小さい場合は、無彩色であると判定
し、レベル差が大きい場合は、有彩色と判別する。

【００７６】図３は、本実施形態の複写装置１０００を
制御する制御部３００の構成を示すブロック図である。
ＣＰＵ回路部２００は、メモリ２００１、中央処理演算
部（以下、ＣＰＵという）２００２、Ｉ／Ｏ制御部２０
０３を含んでいる。メモリ２００１は、ＲＯＭ、ＲＡＭ
などにより構成されている。ＲＯＭには後述するフロー
チャートに対応するプログラム等の各種プログラムや所
定のデータがプリセットされており、ＲＡＭは、ＲＯＭ
内のプログラムに従ってＣＰＵ２００２により各種の処
理を行う際にワークエリアとして利用される。また、Ｒ
ＡＭは、ＩＣカード、フロッピーディスク等から読出し
たプログラムやデータの記憶媒体としても利用される。

【００７７】Ｉ／Ｏ制御部２００３は、ＣＰＵ回路部２
００と、ＣＰＵ回路部２００の外部の操作部制御部２０
１、読取制御部２０２、画像形成制御部２０４、記録紙
給紙制御部２０３、及びシート処理制御部２０５の間で
授受される制御信号、データの入出力を制御する。な
お、ＣＰＵ２００２は、各種の処理を行う際に、ＣＰＵ
２００２以外の上記の全ての構成要素を統御するもので
ある。

【００７８】読取制御部２０２は、操作部４０の各種の
キーをスキャンしたり、操作部４０の表示部の表示制御
を行う。また、読取制御部２０２は、読取部１０１にお
ける前述の原稿画像の読取動作を制御する。画像形成制
御部２０４は、画像形成部１０２における前述の画像形
成動作を制御する。記録紙給紙制御部２０３は、画像形
成部１０２における前述の記録紙Ｓの搬送動作を制御す
る。また、シート処理制御部２０５は、フィニッシャ１
０３における前述のインサート紙Ｉのインサート処理を
含むシート処理を制御する。

【００７９】次に、操作部４０について説明する。図４
は、本複写装置１０００の操作部４０を示す図である。

【００８０】図４において、パワーランプ６２１は、電
源が入っていることを示すためのランプであり、パワー
スイッチ６１３による電源のＯＮ／ＯＦＦの切換えに応
じて点灯／消灯する。テンキー６２２は、画像形成（コ
ピー）部数の設定や動作モードの設定等を行う際の各種
の数値入力用、或いはファクシミリ設定モード時の電話
番号入力用として使用する。

【００８１】クリアキ−６２３は、テンキー６２２で入
力した設定内容をクリアする場合に使用する。リセット
キ−６１６は、設定したコピー部数や各種の動作モー
ド、選択した給紙段等のモードを既定値に戻すためのも
のである。また、スタ−トキー６１４を押下すること
で、コピー動作を開始させることができる。スタートキ
−６１４の中央には、赤色とグリーンのＬＥＤが設けら
れ、コピー動作を開始できない状態であれば赤色のＬＥ
Ｄが点灯し、コピー動作を開始できる状態であればグリ
ーンのＬＥＤが点灯するように構成されている。

【００８２】ストップキー６１５は、コピー動作の停止
を行う際に使用する。また、ガイドキ−６１７を押下し
た後に、他のキーを押下すると、当該他のキーにより設
定し得る機能の説明が表示パネル６２０にガイダンス表
示される。このガイダンス表示を解除する場合は、再
度、ガイドキ−６１７を押下すればよい。ユーザ設定キ
ー６１８は、本複写装置１０００に予め設定されている
規定の設定値をユーザが変更する場合に使用する。ユー
ザが変更できる設定内容としては、例えば、複写装置１
０００に対する設定を自動的にクリアするまでの時間
や、リセットキ−６１６を押下した際にリセットされる
モード等がある。また、コピー動作中に割込みキー６１
９を押下すると、現在実行中のコピー動作が中断されて
新たなコピー動作が可能となり、その新たなコピー動作
の終了後に中断に係るコピー動作が再開される。

【００８３】表示パネル６２０は、液晶タッチパネルに
より構成されており、詳細なモード設定を容易にすべ
く、モ−ドに応じて表示内容が切換えられ。

【００８４】図４に示した表示パネル６２０には、複写
動作モードの設定画面が表示され、この設定画面には、
複数のタッチキー６２４〜６３２が表示されている。こ
れらタッチキーのうち、用紙選択キー６２７は、所望の
サイズの記録紙を選択するためのタッチキーであり、縮
小キー６２８、等倍キー６２９、拡大キー６３０は、そ
れぞれ縮小コピー、等倍コピー、拡大コピーのモードを
設定するのタッチキーである。

【００８５】応用モードキ−６２６は、多重動作や縮小
レイアウトモード、表紙・合紙モード等の応用機能モー
ドを設定するためのタッチキーである。この応用モード
キ−６２６を押下することにより、各種の応用機能モー
ドを設定するための設定画面が表示パネル６２０に表示
されるので、この設定画面等を利用して所望の応用機能
モードを設定する。

【００８６】両面動作設定キー６２４は、両面コピー動
作に関する各種のモードを設定するためのタッチキーで
あり、例えば、２枚の片面原稿の画像を記録紙の両面に
振分けてコピーする「片一両モード」、両面原稿の両面
の画像を記録紙の両面に振分けてコピーする「両一両モ
ード」、両面原稿の両面の画像を２枚の記録紙の片面に
振分けてコピーする力する「両一片モード」等の設定を
行う際に使用する。

【００８７】排紙処理キー６２５は、フィニッシャ１０
３の各種動作モードの設定や画像メモリを用いた出力紙
の仕分けモードの設定、インサート処理を行うためのイ
ンサートモードの設定等を行う際に使用するタッチキー
である。

【００８８】カラー原稿読取キー６３０と白黒原稿読取
キー６３１は、原稿読取モードとして、それぞれカラー
原稿読取モード、白黒原稿読取モードを設定するための
タッチキーである。カラー原稿読取モードでは、原稿積
載トレイ５０に積載されている複数原稿Ｐの中からカラ
ー原稿のみを抽出してコピー処理が行われ、白黒原稿読
取モードでは、複数原稿Ｐの中から白黒原稿のみを抽出
してコピー処理が行われる。

【００８９】カラー原稿読取キー６３０、白黒原稿読取
キー６３１の何れかが押下された場合は、押下された方
のタッチキーが白黒反転表示となり、現在設定されてい
る原稿読取モードが分かるようになっている。また、反
転状態のタッチキーを押下すると当該モードが解除とな
り、そのタッチキーは非反転表示（通常表示）となる。
なお、カラー原稿読取キー６３０、白黒原稿読取キー６
３１のどちらのタッチキーも非反転表示の場合は、初期
状態であり、カラー原稿、白黒原稿の区別なく原稿積載
トレイ５０にセットされた原稿の全てに対してコピー処
理を行う通常読取モードが設定されていることを示して
いる。

【００９０】上記のカラー原稿読取モード、白黒原稿読
取モードは、インサート紙Ｉを作成する場合などに利用
される。すなわち、カラー原稿と白黒原稿とが混在した
複数の原稿を複数部数コピーするような場合、例えば、
カラー原稿をインサート紙Ｉとするときは、実際にイン
サート処理を行う前に、カラー原稿と白黒原稿とが混在
したオリジナルの原稿束を原稿積載トレイ５０に積載し
ておき、カラー原稿読取モードを設定して、カラー原稿
のみを複数部数コピーすることにより、インサート紙Ｉ
としてのカラー原稿だけを自動的に挿入順に抽出した状
態にするのである。

【００９１】この際、原稿束でのカラー原稿の位置、す
なわちインサートページを表示パネル２０に一覧表示す
ることにより、後述のページ指定をユーザが行う際に、
ユーザが一々原稿束をめくってカラー原稿のページ（イ
ンサートページ）を確認しなくても済むようにする。ま
た、後述のＳ置き、Ｆ置きのいずれの態様でインサート
紙Ｉをイーサータトレイ２０にセットするかに応じて、
コピー済みの同一ページの記録紙Ｓを１つのビンに纏め
て積層して排出する（後述のグループモード）、或いは
ページの若い順にサイクリックに積層して排出するとい
った態様で排出処理を制御する。さらに、先頭のカラー
原稿に対してコピー処理を行う場合は、前述の先頭マー
クＭを自動的に記録紙Ｓに記録しておく。

【００９２】表示パネル６２０内に表示されているタッ
チキーのうち、現時点で使用できないタッチキ−につい
ては、その表示枠を点線で表紙するか、或いは表示部分
全体を網掛けで表示するようにしている。また、表示パ
ネル６２０内の上方箇所には、設定した複写動作の内容
や現在の動作状態が表示され、図４では、表示パネル６
２０の中央部の設定画面がコピーＡの設定画面であり、
コピーＡに係るコピーが可能である旨等が表示されてい
る。また、表示パネル６２０内の下方箇所には、その他
の機能モードの動作状態が表示され、図４では、コピー
Ｂに係る画像を画像形成部１０２に出力中である旨が表
示されている。

【００９３】図４において、コピーＡ機能キー６０１、
コピーＢ機能キー６０４、ファックス機能キー６０７、
プリンタ機能キー６１０は、複写動作、ファックス動
作、プリンタ動作の各機能を設定すべく、表示パネル６
２０の表示内容を切替えるために使用される機能キーで
ある。これら機能キーのキーボタンは、半透明のキーボ
タンで構成されており、キーの内部にはＬＥＤ等の表示
ランプ（不図示）が設けられている。そして、操作され
た機能キーの表示ランプのみが点灯制御される。

【００９４】また、これらの機能キーの右側に配置され
ているグリーンのＬＥＤ６０３、６０６、６０９、６１
２は、各機能の動作状況を表すべく点灯制御される。例
えば、コピーＢ機能キー６０４を押下し、表示パネル６
２０にコピーＢの操作画面を表示させた場合は、コピー
Ｂに係る処理がスタンバイ中であればコピーＢ機能キー
６０４の右側のＬＥＤ６０６は消灯制御される。また、
図４のように、コピーＢが出力動作中であれば、コピー
Ｂ機能キー６０４の右側のＬＥＤ６０６は点滅制御され
る。さらに、コピーＢの画像がメモリ２００１に保存さ
れているが、コピーＢのプリント動作が行われていない
状態では、コピーＢ機能キー６０４の右側のＬＥＤ６０
６は点灯制御される。

【００９５】一方、コピーＡ機能キー６０１、コピーＢ
機能キー６０４、ファックス機能キー６０７、プリンタ
機能キー６１０の左側に配置されている赤色のＬＥＤ６
０２、６０５、６０８、６１１は、各機能で異常が発生
した場合に点灯制御される。例えば、コピーＢに係る処
理の最中に紙なし中断やジャムなどの異常が発生した場
合は、コピーＢ機能キー６０４の左側のＬＥＤ６０５が
点滅制御される。この状態でコピーＢ機能キー６０４を
押下してコピーＢ機能に切替えると、表示パネル６２０
にコピーＢの異常状況の詳細が表示される。

【００９６】上述したこれらの機能キー６０１、６０
４、６０７、６１０は、いずれの動作状況であってもキ
ー操作が受理され、表示パネル６２０に表示させる設定
画面を変更することが可能となっている。

【００９７】そして、前述したストップキー６１５、ス
タートキ−６１４、リセットキ−６１６など、表示パネ
ル６２０の外部に存在するキーは、コピーＡ機能キー６
０１、コピーＢ機能キー６０４、ファックス機能キー６
０７、プリンタ機能キー６１０の中から選択した機能に
対応づけて機能させ得るようになっている。例えば、図
４のように、コピーＡの操作画面を表示パネル６２０上
に表示している時に、コピーＢの複写動作を停止させる
には、コピーＢ機能キー６０４を押下して操作画面をコ
ピーＢの操作画面に切替えた後に、ストップキー６１５
を押せばよい。また、ユーザ設定キー６１８により変更
した内容は、その変更時に選択していた機能に対して反
映されているので、それぞれの機能に対して独立してユ
ーザ設定を行うことができる。

【００９８】図５は、図４の表示パネル６２０内の排紙
処理キー６２５を押下することにより切替えられた排紙
処理設定画面を示した図であり、この排紙処理設定画面
にて、排紙処理に関する各種の排紙モードを選択するこ
とになる。

【００９９】ソートキ−６３２は、ソートモードによる
排紙処理の設定、ステープルキー６３３は、ソートした
出力紙に対してステープル処理を行うモードの設定、グ
ループキー６３４は、１つの原稿に対するコピーを１つ
のビンに排紙するためのグループモードの設定を行うた
めに使用する。

【０１００】インサートモードキ−６３５は、上述した
ようにインサータ１０４を用いてインサート処理を行う
インサートモードを設定するためのタッチキーである。
初期状態では、カラーペ−ジインサートキ−６３８とペ
ージ指定インサートキー６３９は、選択不能を示す網掛
け表示となっており、インサートモードキ−６３５が操
作されて初めて網掛け表示が解除されて通常表示とな
り、選択可能な状態になる。

【０１０１】ここで、カラーペ−ジインサートキー６３
８を押下すると、表示パネル６２０の表紙内容は図６に
示した内容に変わり、Ｓ置きキー６４０、Ｆ置きキー６
４１を選択可能な状態となる。ページ指定インサートキ
ー６３９を押下した場合も、同様に、表示パネル６２０
には、Ｓ置きキー６４０、Ｆ置きキー６４１が選択可能
に表示される。ただし、この場合は、図６に表示されて
いるカラーページインサートキー６３８の代わりに、ペ
ージ指定インサートキー６３９が表示される。これらＳ
置きキー６４０、Ｆ置きキー６４１にて設定されるＳ置
きモード、Ｆ置きモードについては、後述する。

【０１０２】なお、上述した排紙処理を設定するための
タッチキーは排他的なものであって、各モードから排紙
モードを選択できるようになっている。

【０１０３】また、図５，６に示した取消キー６３６
は、当該設定画面で設定したモードををキャンセルする
場合に使用し、ＯＫキー６３７は、該設定画面にて設定
したモードを確定する場合に使用する。

【０１０４】図７は、上記のＳ置きモードとＦ置きモー
ドを説明するための図である。本明細書では、図７
（ａ）のように、各インサータトレイ２０ａ〜２１ｃに
一種類（同一ページ）のインサート紙Ｉが積載されてい
る場合をＳ置きモードといい、図７（ｂ）のように、各
インサータトレイ２０ａ〜２１ｃに複数ページ分のイン
サート紙Ｉをページの若い順に積重ねて積載する場合を
Ｆ置きモードと呼んでいる。

【０１０５】［Ｓ置き／Ｆ置きモードの設定処理］次
に、これらＳ置きモード、Ｆ置きモードの設定処理を、
図９のフローチャートに従って説明する。この設定処理
は、操作制御部２０１から入力された信号に基づいて、
ＣＰＵ２００２の制御の下に実行される。

【０１０６】ＣＰＵ２００２は、まず、操作部４０の表
示パネル６２０上のインサートモードキー６３５が操作
され、さらにカラーページインサートキー６３８、或い
はページ指定キー６３９が操作されることにより、カラ
ーページインサートモード、或いはページ指定インサー
トモードといったインサート給紙モードが選択されたか
否かを判別する（ステップＳ１０１）。その結果、イン
サート給紙モードが選択されなかった場合は、本設定処
理を終了する。

【０１０７】一方、インサート給紙モードが選択された
場合は、Ｓ置きキー６４０が操作されたか否かを判別す
る（ステップＳ１０２）。その結果、Ｓ置きキー６４０
が操作された場合は、インサータトレイ２０ａ〜２１ｃ
へのインサート紙Ｉの積載態様を示すモードとして、Ｓ
置きモードを設定して（ステップＳ１０３）、終了す
る。

【０１０８】一方、Ｓ置きキー６４０が操作されなかっ
た場合は、Ｆ置きキー６４１が操作されたか否かを判別
し（ステップＳ１０４）、Ｆ置きキー６４１が操作され
なかった場合は、本設定処理を終了する。Ｆ置きキー６
４１が操作された場合は、インサータトレイ２０ａ〜２
１ｃへのインサート紙Ｉの積載態様を示すモードとし
て、Ｆ置きモードを設定して（ステップＳ１０５）、終
了する。

【０１０９】［インサータ動作制御処理］次に、ＣＰＵ
２００２の制御の下に行われるインサータ動作制御処理
を図１０，１１のフローチャートに基づいて説明する。

【０１１０】ＣＰＵ２００２は、コピーモードとしてイ
ンサート紙Ｉを挿入するインサートモードが設定されて
いる場合に、スタートキー６１４によりコピーが指示さ
れると（ステップＳ２０１）、インサータトレイ１０４
に積載されているインサート紙Ｉの積載態様として、Ｓ
置きモード、Ｆ置きモードのいずれが設定されているか
を判別する（ステップＳ２０２）。

【０１１１】その結果、Ｓ置きモードが設定されている
場合は、ステップＳ２０３に進み、使用されているイン
サータトレイ２０ａ〜２１ｃの個数を定数ｋにセットす
る（ステップＳ２０３）。ここで、「使用されている」
とは、本装置に搭載されているインサータトレイ２０ａ
〜２１ｃの個数ではなく、使用者が実際にインサート紙
Ｉを積載したインサータトレイの個数を意味し、この個
数は使用者によって入力される。

【０１１２】次に、最初にインサート紙Ｉを給紙するイ
ンサータトレイ２０ａの番号として“１”を変数ｉにセ
ットする（ステップＳ２０４）。そして、インサータ給
紙タイミング信号が発生されたか否か、すなわちインサ
ート紙Ｉを給紙するタイミングが到来したか否かを判別
する（ステップＳ２０５）。インサート紙Ｉを給紙する
タイミングについては、図１２，１３を用いて後述す
る。

【０１１３】ここで、インサータ給紙タイミング信号が
発生すると、変数ｉで示される番号のインサータトレイ
２０にインサート紙Ｉが積載されているか否かをインサ
ータ１０４（シート処理部２０５）に問合わせる（ステ
ップＳ２０６）。このインサート紙Ｉの積載の有無は、
変数ｉで示される番号のインサータトレイ２０のインサ
ート紙セットセンサ２７により行われる（後述のステッ
プＳ２１８，Ｓ２２５も同様）。

【０１１４】その結果、インサート紙Ｉが積載されてい
なければ、インサート紙Ｉを補給するようメッセージを
表示し（ステップＳ２０７）、インサート紙有りフラグ
を“０”クリアして（ステップＳ２０８）、ステップＳ
２０６に戻る。一方、インサート紙Ｉが積載されていれ
ば、インサート紙有りフラグに“１”をセットする（ス
テップＳ２０９）。そして、インサータ動作要求フラグ
に“１”をセットして、変数ｉと共にインサータ１０４
に出力する（ステップＳ２１０）。

【０１１５】次に、インサート紙Ｉの給紙処理の完了を
示す“０”のインサータ動作要求フラグがインサータ１
０４から返送されてきたか否かを判別する（ステップＳ
２１１）。その結果、まだ、返送されてこない場合は、
ステップＳ２１１に戻ることにより、インサート紙Ｉの
給紙処理が完了するのを待つ。

【０１１６】“０”のインサータ動作要求フラグがイン
サータ１０４から返送されてきた場合は、変数ｉと定数
Ｋが等しいか否か、すなわち現在指定されているインサ
ータトレイ２０の番号が使用中のインサータトレイ数と
等しくなっているか否かを判別する（ステップＳ２１
２）。その結果、等しくなっている場合には、ステップ
Ｓ２１０でのインサータ動作要求が最後のインサート紙
Ｉの挿入要求であったか否かを判別し（ステップＳ２１
３）、最後のインサート紙Ｉの挿入要求でなかった場合
は、再度、トレイ番号“１”のインサータトレイ２０か
らインサート紙Ｉを給紙すべくステップＳ２０４に戻
り、最後のインサート紙Ｉの挿入要求であった場合は、
終了する。

【０１１７】一方、現在指定されているインサータトレ
イ２０の番号が使用中のインサータトレイ数と等しくな
っていなかった場合は、変数ｉを“１”だけインクリメ
ントして（ステップＳ２１４）、ステップＳ２０５に戻
る。従って、Ｓ置きモードが設定されている場合であっ
ても、インサータトレイ２０の段数やコピー部数が多
く、用紙が無くなったインサータトレイ２０に対してイ
ンサート紙Ｉを捕給する時間的な余裕がある場合には、
ジョブを停止させることなくコンティニアスランが可能
であり、インサータトレイ２０の段数より多くの種類の
インサート紙Ｉを自動的にインサートさせることも可能
となる。

【０１１８】ステップＳ２０２において、インサータト
レイの積載態様がＦ置きモードであると判別された場合
は、使用されているインサータトレイ２０ａ〜２１ｃの
個数を定数ｋにセットする（ステップＳ２１５）。次
に、最初にインサート紙Ｉを給紙するインサータトレイ
２０ａの番号として“１”を変数ｉにセットする（ステ
ップＳ２１６）。

【０１１９】そして、インサータ給紙タイミング信号が
発生されたか否か、すなわちインサート紙Ｉを給紙する
タイミングが到来したか否かを判別する（ステップＳ２
１７）。ここで、インサータ給紙タイミング信号が発生
すると、変数ｉで示される番号のインサータトレイ２０
にインサート紙Ｉが積載されているか否かをインサータ
１０４（シート処理部２０５）に問合わせる（ステップ
Ｓ２１８）。

【０１２０】その結果、インサート紙Ｉが積載されてい
なければ、インサート紙Ｉを補給するようメッセージを
表示し（ステップＳ２１９）、インサート紙有りフラグ
を“０”クリアして（ステップＳ２２０）、ステップＳ
２１８に戻る。一方、インサート紙Ｉが積載されていれ
ば、インサート紙有りフラグに“１”をセットする（ス
テップＳ２２１）。そして、インサータ動作要求フラグ
に“１”をセットして、変数ｉと共にインサータ１０４
に出力する（ステップＳ２２２）。

【０１２１】次に、インサート紙Ｉの給紙処理の完了を
示す“０”のインサータ動作要求フラグがインサータ１
０４から返送されてきたか否かを判別する（ステップＳ
２１１）。その結果、まだ、返送されてこない場合は、
ステップＳ２１１に戻ることにより、インサート紙Ｉの
給紙処理が完了するのを待つ。

【０１２２】“０”のインサータ動作要求フラグがイン
サータ１０４から返送されてきた場合は、ステップＳ２
２２でのインサータ動作要求が最後のインサート紙Ｉの
挿入要求であったか否かを判別し（ステップＳ２２
４）、最後のインサート紙Ｉの挿入要求であった場合
は、終了する。一方、最後のインサート紙Ｉの挿入要求
でなかった場合は、現在、変数ｉで指定されているイン
サータトレイ２０に未だインサート紙Ｉが有るか否かを
判別する（ステップＳ２２５）。その結果、未だインサ
ート紙Ｉが有る場合は、ステップＳ２１７に戻ることに
より、現在指定中のインサータトレイ２０からのインサ
ート紙Ｉの給紙を続行する。

【０１２３】一方、現在指定中のインサータトレイ２０
にインサート紙Ｉが無い場合は、次のインサータトレイ
２０から給紙すべく、変数ｉを“１”だけインクリメン
トする（ステップＳ２２６）。そして、変数ｉが定数Ｋ
以下であるか否か、すなわち最後のトレイ番号のインサ
ータトレイ２０のインサート紙Ｉまで全て給紙し終えた
か否かを判別し（ステップＳ２２７）、まだ給紙し終え
ていなければ、ステップＳ２１７に戻る。一方、最後の
トレイ番号のインサータトレイ２０のインサート紙Ｉま
で全て給紙し終えた場合は、再度、トレイ番号“１”の
インサータトレイ２０からインサート紙Ｉを給紙すべく
ステップＳ２１６に戻る。

【０１２４】従って、Ｆ置きモードが設定されている場
合には、用紙がなくなったインサータトレイ２０に対し
てインサート紙Ｉを捕給することで、ジョブを停止させ
ることなくコンティニアスランが可能である。

【０１２５】［インサータ給紙タイミング信号の発生処
理］次に、上記のインサータ給紙タイミング信号の発生
処理を、図１２，１３のフローチャートに従って説明す
る。なお、下記のカラーページインサートモード時に
は、インサータトレイ１０４には、挿入すべきカラーの
インサート紙Ｉが積載され、原稿積載トレイ５０には、
カラー原稿と白黒原稿とが混在した状態のオリジナルの
複数原稿が積載されている。また、ページ指定インサー
トモード時には、インサータトレイ１０４には、カラ
ー、白黒を問わず挿入すべきインサート紙Ｉが積載さ
れ、原稿積載トレイ５０には、カラーページインサート
モード時と同様に、カラー原稿と白黒原稿とが混在した
状態のオリジナルの複数原稿が積載されている。

【０１２６】ＣＰＵ２００２は、まず、カラーページイ
ンサートキー６３８の操作によりカラーページインサー
トモードが選択されているか否かを判別し（ステップＳ
３０１）、カラーページインサートモードが選択されて
いなければ、ページ指定インサートキー６３９の操作に
よりページ指定インサートモードが選択されているか否
かを判別する（ステップＳ３０２）。その結果、ページ
指定インサートモードも選択されていなければ、ステッ
プＳ３０１に戻ることにより、カラーページインサート
モード、ページ指定インサートモードのいずれかが選択
されるのを待つ。

【０１２７】一方、ページ指定インサートモードが選択
されている場合は、インサートすべきページの番号が入
力されるのを待つ（ステップＳ３０３）。例えば、図７
の（ｃ）のように、原稿ページ数が８ページでインサー
トしたいページが４ページ、６ページ、８ページの３ペ
ージであった場合は、操作部４０からそのページ番号
“４”、“６”、“８”を入力すればよい。このインサ
ートページは、前述したように、カラー原稿読取モー
ド、或いは白黒原稿読取モードにてインサート紙を得る
ためのコピー処理を行った際に表示されるので、その表
示により容易に知得することができる。

【０１２８】インサートページのページ番号が入力され
ると、スタートキー６１４の操作によりコピースタート
が指示されるのを待って（ステップＳ３０４）、ページ
カウンタを“１”だけインクリメントする（ステップＳ
３０５）。そして、原稿を１枚給紙して（ステップＳ３
０６）、ページカウンタで示される原稿ページがインサ
ートページであるか否かを判別する（ステップＳ３０
７）。その結果、インサートページでなければ、原稿読
取処理、画像形成処理等の一連のコピー処理を行って
（ステップＳ３１５）、ステップＳ３１２に進む。

【０１２９】一方、インサートページであれば、先頭の
インサートページであるか否かを判別し（ステップＳ３
０８）、先頭のインサートページであれば、先頭ページ
検知要求フラグに“１”をセットしてインサータ１０４
に出力して（ステップＳ３０９）、ステップＳ３１０に
進む。先頭のインサートページでなかった場合は、ステ
ップＳ３０９をスキップしてステップＳ３１０に進む。
ステップＳ３１０では、インサータ給紙タイミング信号
を発生する。

【０１３０】なお、上記の説明から推測できるように、
インサートページのタイミングでは、原稿給紙処理だけ
が行われ、それ以降のコピー処理は実行されないことと
なる。これは、当該インサートページに係る原稿をコピ
ーしたコピー紙が、インサート紙Ｉとしてインサータト
レイ２０にセットされており、インサートページについ
てコピー処理を行うと、同一ページをコピーしたコピー
紙が重複してしまうので、その重複を回避するためであ
る。

【０１３１】次に、インサート紙有りフラグが“１”に
なるのを確認して（ステップＳ３１１）、給紙した原
稿、またはインサートページ（インサート紙）が原稿束
の最後であったか否かを判別する（ステップＳ３１
２）。その結果、原稿束の最終ページでなかった場合
は、ステップＳ３０５に戻る。原稿束の最終ページであ
った場合は、さらに最後のジョブであったか否か、すな
わち、設定されているコピー部数の最後の部数に対応す
る原稿束の最終ページであったか否かを判別する（ステ
ップＳ３１３）。その結果、最後のジョブであった場合
は終了し、最後のジョブでなかった場合は、ページカウ
ンタを“０”クリアすると共に、原稿積載トレイ５０に
原稿束を再セットするようメッセージを表示して（ステ
ップＳ３１４）、ステップＳ３０５に戻る。

【０１３２】ステップＳ３０１にて、カラーページイン
サートモードであると判別された場合は、スタートキー
６１４の操作により、コピースタートが指示されるのを
待って（ステップＳ３１６）、原稿を１枚給紙して画像
読取を行う（ステップＳ３１７）。そして、その原稿が
カラー原稿であるか否かを判別し（ステップＳ３１
８）、読取原稿がカラー原稿でなく、白黒原稿であれ
ば、画像形成処理等のコピー処理を行って（ステップＳ
３２５）、ステップＳ３２３に進む。

【０１３３】一方、カラー原稿であれば、最初のカラー
読取原稿であるか否かを判別し（ステップＳ３１９）、
最初のカラー読取原稿であれば、先頭ページ検知要求フ
ラグに“１”をセットしてインサータ１０４に出力して
（ステップＳ３２０）、ステップＳ３２１に進む。最初
のカラー読取原稿でなかった場合は、ステップＳ３２０
をスキップしてステップＳ３２１に進む。ステップＳ３
２１では、インサータ給紙タイミング信号を発生する。

【０１３４】なお、カラー原稿を読取った場合は、カラ
ー原稿に相当するものがインサート紙Ｉとしてインサー
タトレイ２０にセットされているので、当該カラー原稿
のページが重複するのを回避すべく、そのカラー読取画
像に基づくコピー処理、シート処理部１０３へのコピー
済記録紙の搬送処理等を実行しないようにしている。

【０１３５】次に、インサート紙有りフラグが“１”に
なるのを確認して（ステップＳ３２２）、読取原稿が原
稿束の最終ページであったか否かを判別する（ステップ
Ｓ３２３）。その結果、原稿束の最終ページでなかった
場合は、ステップＳ３１７に戻る。一方、原稿束の最終
ページであった場合は、最後のジョブであったか否か、
すなわち、設定されているコピー部数の最後の部数に対
応する原稿束の最終ページであったか否かを判別する
（ステップＳ３２４）。その結果、最後のジョブであっ
た場合は終了し、最後のジョブでなかった場合は、原稿
積載トレイ５０に原稿束を再セットするようメッセージ
を表示して（ステップＳ３２５）、ステップＳ３１７に
戻る。

【０１３６】なお、カラーインサートモードは、迅速に
処理できる点で白黒複写装置で実行する場合に特に有効
に利用できるが、カラー複写装置においても、例えば当
該カラー複写装置よりも鮮明にカラーコピーを行えるカ
ラー複写装置でコピーした記録紙をインサート紙として
用いるような場合には有効に利用することができる。

【０１３７】［インサート紙の給紙処理］次に、インサ
ータ１０４を用いたインサート紙Ｉの給紙処理を、図１
４のフローチャートに従って説明する。なお、このイン
サート紙Ｉの給紙処理は、ＣＰＵ２００２の制御の下に
シート処理制御部２０５により行われるものである。

【０１３８】シート処理制御部２０５は、ＣＰＵ２００
２からの“１”のインサータ動作要求フラグを受信する
と（ステップＳ４０１）、“１”の先頭ページ検知要求
フラグも受信したか否かを判別する（ステップＳ４０
２）。

【０１３９】その結果、“１”の先頭ページ検知要求フ
ラグは受信しなかった場合、すなわち“１”のインサー
タ動作要求フラグは受信したが、“１”の先頭ページ検
知要求フラグは受信しなかった場合は、“１”の先頭ペ
ージ検知要求フラグと共に受信した変数ｉで示されるイ
ンサータトレイ２０のピックアップソレノイド４３をオ
ンすることにより、当該トレイの給紙ローラ２１をイン
サート紙Ｉ上に着地させる（ステップＳ４０３）。そし
て、当該トレイ２０のインサート紙Ｉを搬送すべく、イ
ンサータ用の搬送モータをオンして上記給紙ローラ２０
等のインサータ用のローラを回転させる（ステップＳ４
０４）。

【０１４０】次に、インサート紙Ｉの搬送パス上に設け
られたインサータパスセンサ４１が一旦オンした後にオ
フしたのを確認して、すなわちインサート紙Ｉの後端が
インサータパスセンサ４１の位置を通過したことを確認
して（ステップＳ４０５）、インサータ用の搬送モータ
をオフする（ステップＳ４０６）。なお、インサータ用
の搬送モータをオフした後は、インサートＩは、記録紙
Ｓと共通の搬送パスの搬送ローラ用の搬送モータ（図示
省略）によりソートパス３６に搬送されて、画像形成部
１０２から搬送されてきた記録紙Ｓに対してインサート
される（以下、同様）。

【０１４１】次に、上記変数ｉで示されるインサータト
レイ２０のピックアップソレノイド４３をオフすること
によって、当該トレイ２０の給紙ローラ２１をインサー
ト紙Ｉから離れた位置に退避させる。そして、インサー
タ動作要求フラグを“０”クリアしてＣＰＵ２００２に
返却し（ステップＳ４０８）、終了する。

【０１４２】ステップＳ４０２にて、“１”の先頭ペー
ジ検知要求フラグは受信したと判別された場合は、
“１”の先頭ページ検知要求フラグと共に受信した変数
ｉで示されるインサータトレイ２０のピックアップソレ
ノイド４３をオンすることにより、当該トレイ２０の給
紙ローラ２１をインサート紙Ｉ上に着地させる（ステッ
プＳ４０９）。この際、給紙ローラ２１に連動して先頭
ページ検知センサ４２もインサート紙Ｉに接近する。ま
た、先頭ページ検知センサ４２は、インサート紙Ｉに記
された先頭マークＭと対向する位置に位置している。

【０１４３】そこで、給紙ローラ２１をインサート紙Ｉ
上に着地させた後、直ちに、すなわち、インサート紙Ｉ
をインサータトレイ２０からピックアップする前の停止
状態で、先頭ページ検知センサ４２により、インサート
紙Ｉに記された先頭マークＭを検知する（ステップＳ４
１０）。そして、先頭ページであったか否かを判別し
（ステップＳ４１１）、先頭ページでなかった場合は、
インサート紙Ｉを正しくセットさせるべくエラーメッセ
ージを表示して（ステップＳ４１３）、ステップＳ４０
７に進む。一方、先頭ページであった場合は、先頭ペー
ジ要求フラグを“０”クリアしてＣＰＵ２００２に返却
し（ステップＳ４１２）、ステップＳ４０４に進む。

【０１４４】このように、インサート紙Ｉの給紙機構と
して上層から順に給紙する安価な給紙機構を用いたとし
ても、インサート紙Ｉの束のうちで先頭となるべきイン
サート紙Ｉに先頭マークＭを印しておき、インサートモ
ードでコピー処理を行う場合に、当該先頭となるべきイ
ンサート紙Ｉをインサータトレイ２０から給紙する際
に、先頭マークＭを検知することにより、インサータト
レイ２０に適切なページ順でインサート紙Ｉの束がセッ
トされているかをチェックし、セット状態が適切でない
場合はその旨を警告して再セットを促すことにより、イ
ンサートミスを低減するようにしている。

【０１４５】また、インサータ給紙タイミング信号が発
生しても、インサータトレイ２０にインサート紙Ｉが積
載されて給紙可能な状態になったことを確認した後に、
先頭マークＭを読取ることにより、適切なタイミングで
インサート紙のセットミスを警告するようにしている。
さらに、カバー紙を用いる必要がないので、用紙を節約
することも可能となる。

【０１４６】また、ピックアップソレノイド４３に取付
けられた先頭ページセンサ４２は、先頭マークＭを読取
る際には、先頭マークＭに接近した状態で、かつ先頭マ
ークＭ（インサート紙Ｉ）が停止した状態で読取るの
で、確実に先頭マークＭを読取ることが可能となる。

【０１４７】［インサート紙の給紙処理の第１の変形
例］この第１の変形例では、図２０に示したように、先
頭ページセンサ４２は、ピックアップソレノイド４３に
取り付けられておらず、インサート紙Ｉの搬送パス上の
インサータパスセンサ４１の下流位置に設けられている
ことを条件として、インサート紙の搬送速度を減速して
先頭マークＭを検知するようにしている。なお、第１の
変形例では、先頭ページセンサ４２は１個だけ設ければ
よい（後述の第２の変形例も同様）。この第１の変形例
におけるインサート紙の給紙処理を図１５，１６のフロ
ーチャートに従って説明する。

【０１４８】シート処理制御部２０５は、ＣＰＵ２００
２からの“１”のインサータ動作要求フラグを受信する
と（ステップＳ４２１）、その“１”の先頭ページ検知
要求フラグと共に受信した変数ｉで示されるインサータ
トレイ２０のピックアップソレノイド４３をオンするこ
とにより、当該トレイ２０の給紙ローラ２１をインサー
ト紙Ｉ上に着地させる（ステップＳ４２２）。そして、
当該トレイ２０のインサート紙Ｉを搬送すべく、インサ
ータ用の搬送モータをオンして上記給紙ローラ２１等の
インサータ用のローラを回転させる（ステップＳ４２
３）。

【０１４９】次に、“１”の先頭ページ検知要求フラグ
も受信したか否かを判別する（ステップＳ４２４）。そ
の結果、“１”の先頭ページ検知要求フラグは受信しな
かった場合、すなわち“１”のインサータ動作要求フラ
グは受信したが、“１”の先頭ページ検知要求フラグは
受信しなかった場合は、インサート紙の搬送パス上に設
けられたインサータパスセンサ４１が一旦オンした後に
オフしたのを確認して、すなわちインサート紙Ｉの後端
がインサータパスセンサ４１の位置を通過したことを確
認して（ステップＳ４２５）、インサータ用の搬送モー
タをオフする（ステップＳ４２６）。

【０１５０】次に、上記変数ｉで示されるインサータト
レイ２０のピックアップソレノイド４３をオフすること
によって、当該トレイ２０の給紙ローラ２１をインサー
ト紙Ｉから離れた位置に退避させる（ステップＳ４２
７）。そして、インサータ動作要求フラグを“０”クリ
アしてＣＰＵ２００２に返却し（ステップＳ４２８）、
終了する。

【０１５１】ステップＳ４２４にて、“１”の先頭ペー
ジ検知要求フラグを受信したと判別された場合は、イン
サータパスセンサ４１がオンするのを待って、すなわち
インサート紙Ｉの先端がインサータパスセンサ４１を通
過するのを待って（ステップＳ４２９）、インサータ用
の搬送モータを６００ｍｍ／ｓから１００ｍｍ／ｓに減
速する（ステップＳ４３０）。そして、先頭ページ検知
センサ４２により、インサート紙Ｉに記された先頭マー
クＭを検知する（ステップＳ４３１）。次に、インサー
タパスセンサ４１がオフするのを待って、すなわちイン
サート紙Ｉの後端がインサータパスセンサ４１を通過す
るのを待って（ステップＳ４３２）、インサータ用の搬
送モータを停止する（ステップＳ４３３）。

【０１５２】そして、上記変数ｉで示されるインサータ
トレイ２０のピックアップソレノイド４３をオフするこ
とにより、当該トレイ２０の給紙ローラ２１をインサー
ト紙Ｉから離れた位置に退避させる（ステップＳ４３
４）。そして、インサータ動作要求フラグを“０”クリ
アしてＣＰＵ２００２に返却する（ステップＳ４３
５）。

【０１５３】次に、ステップＳ４３１での検知の結果
が、先頭ページであったか否かを判別し（ステップＳ４
３６）、先頭ページでなかった場合は、インサート紙Ｉ
を正しくセットさせるべくエラーメッセージを表示して
（ステップＳ４３８）、終了する。一方、先頭ページで
あった場合は、先頭ページ要求フラグを“０”クリアし
てＣＰＵ２００２に返却し（ステップＳ４３７）、終了
する。

【０１５４】このように、第１の変形例では、インサー
タシレイ２０の下流に設けた１個の先頭ページセンサ４
２により、インサート紙Ｉの搬送速度を減速した状態で
先頭マークＭを検知するようにしているので、簡単かつ
安価な構成で、確実に先頭マークＭを検知することが可
能となる。

【０１５５】［インサート紙の給紙処理の第２の変形
例］この第２の変形例では、図２１に示したように、先
頭ページセンサ４２は、ピックアップソレノイドに取り
付けられておらず、インサート紙の搬送パス上のインサ
ータパスセンサ４１の上流側であって当該インサータパ
スセンサ４１の近傍位置に設けられていることを条件と
して、インサート紙Ｉの搬送を一旦停止して先頭マーク
Ｍを検知するようにしている。

【０１５６】この第２の変形例におけるインサート紙の
給紙処理を図１７，１８のフローチャートに従って説明
する。ただし、図１７，１８のステップＳ４４１〜４４
８の処理は、図１５，１６のステップＳ４２１〜４２８
の処理と全く同様なので、ここでは説明を省略する。

【０１５７】ステップＳ４４４にて、“１”の先頭ペー
ジ検知要求フラグを受信したと判別された場合は、イン
サータパスセンサ４１がオンするのを待って、すなわち
インサート紙Ｉの先端がインサータパスセンサ４１を通
過するのを待って（ステップＳ４４９）、インサータ用
の搬送モータをオフしてインサート紙Ｉの搬送を停止す
る（ステップＳ４５０）。この停止状態では、上記の説
明から推測できるように、先頭ページ検知センサ４２
は、インサート紙Ｉ上の先頭マークＭと対向する位置に
存在している。

【０１５８】そこで、先頭ページ検知センサ４２によ
り、インサート紙Ｉに記された先頭マークＭを検知する
（ステップＳ４５１）。次に、インサータ用の搬送モー
タをオンし（ステップＳ４５２）、インサータパスセン
サ４１がオフするのを待って、すなわちインサート紙Ｉ
の後端がインサータパスセンサ４１を通過するのを待っ
て（ステップＳ４５３）、インサータ用の搬送モータを
オフする（ステップＳ４５４）。

【０１５９】そして、上記変数ｉで示されるインサータ
トレイ２０のピックアップソレノイド４３をオフするこ
とにより、当該トレイ２０の給紙ローラ２１をインサー
ト紙Ｉから離れた位置に退避させる（ステップＳ４５
５）。次に、インサータ動作要求フラグを“０”クリア
してＣＰＵ２００２に返却する（ステップＳ４５６）。

【０１６０】そして、ステップＳ４５１での検知の結果
が、先頭ページであったか否かを判別し（ステップＳ４
５７）、先頭ページでなかった場合は、インサート紙Ｉ
を正しくセットさせるべくエラーメッセージを表示して
（ステップＳ４５９）、終了する。一方、先頭ページで
あった場合は、先頭ページ要求フラグを“０”クリアし
てＣＰＵ２００２に返却し（ステップＳ４５８）、終了
する。

【０１６１】このように、第２の変形例では、インサー
タトレイ２０の下流に設けた１個の先頭ページセンサ４
２により、インサート紙Ｉの搬送を停止した状態で先頭
マークＭを検知するようにしているので、簡単かつ安価
な構成で、一層確実に先頭マークＭを検知することが可
能となる。

【０１６２】［インサートモード時のジョブ開始処理］
次に、図１９のフローチャートを用いて、インサートモ
ードが設定された時のジョブ開始に関する処理を説明す
る。なお、本フローは、図１に示したように、先頭ペー
ジ検知センサ４２がピックアップソレノイド４３に取付
けられている例に対応するものである。また、インサー
タトレイ２０、ピックアップソレノイド４３等は、上記
変数ｉに対応するものである。

【０１６３】ＣＰＵ２００２は、スタートキ−６１４が
押下されると（ステップＳ５０１）、インサートモード
が選択されているか否かを判別し（ステップＳ５０
２）、インサートモードが選択されていなければ、ステ
ップＳ５０８に進み、直ちにコピージョブを開始する。

【０１６４】一方、インサートモードが選択されていれ
ば、ピックアップソレノイド４３をオンすることによ
り、インサータトレイ２０上にフェイスアップ状態で載
置された最上層のインサート紙Ｉに対し給紙ローラ２１
を着地させて、これと連動する先頭ページ検知センサ４
２を該インサ−ト紙Ｉに近接させて、先頭マークＭを検
知する（ステップＳ５０３）。そして、インサータトレ
イ２０の最上層のインサート紙Ｉから先頭マークＭが検
知されたか否かを判別する（ステップＳ５０４）。その
結果、先頭マークＭが検知された場合は、インサート紙
Ｉが正常な順序で積載されているものとして、ステップ
Ｓ５０８に進んで一連のコピージョブを許可し、以降、
インサートモードでの画像形成処理やインサート紙Ｉの
給紙処理等を行う。

【０１６５】一方、先頭マークＭが検知されなかった場
合は、以降のインサート動作を継続するとインサート紙
Ｉのページ順が正規のページ順と合わなくなるので、イ
ンサート紙Ｉのインサータトレイ２０ヘのセットが正常
でない旨を知らせる警告メッセーシを、操作部４０上の
表示パネル６２０に表示する（ステップＳ５０５）。

【０１６６】そして、当該インサータトレイ２０からイ
ンサート紙Ｉが一旦取除かれて再度セットされたか否か
をインサート紙検知センサ２７により確認し（ステップ
Ｓ５０６）、インサート紙Ｉの再セットが行われた場合
は、ステップＳ５０３に戻って、再度先頭ページ検知等
を行う。このような２回目以降の先頭ページ検知処理で
先頭マークＭが検知された場合は、上記のように一連の
コピージョブが開始される。

【０１６７】一方、インサート紙Ｉの再セットが行われ
なかった場合は、スタートキー６１４が押下されたか否
かを判別し（ステップＳ５０７）、スタートキー６１４
が押下された場合は、警告メッセージの表示を解除して
一連のコピージョブを開始する。このように、インサー
タトレイ２０の最上層のインサート紙Ｉから先頭マーク
Ｍが検知されなかった場合であっても、スタートキー６
１４が操作されたときにはコピー処理を開始するように
したのは、例えば、複数のインサート紙Ｉの画像が同一
である等、複数のインサート紙Ｉの挿入順序は問題とな
らず、挿入ページ（挿入位置）だけが問題となる場合を
考慮したからである。

【０１６８】一方、スタートキー６１４が操作されなか
った場合は、ステップＳ５０６に戻り、インサート紙Ｉ
の再セットを判別する。すなわち、スタートキー６１４
が操作されない限り、インサート紙Ｉが正しくセットし
直されるまで、警告メッセージを表示したままで中断状
態になり、画像形成動作やインサート紙Ｉの給紙動作等
の一連のコピー動作は行われないこととなる。

【０１６９】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れることなく、例えば、複数部数についてインサート処
理を行う場合に、原稿の読取処理は各原稿について１回
だけ行って、その原稿画像信号に基づいて指定部数分の
画像形成処理を纏めて行って、シート処理部２０５に順
次搬送すると共に、インサート紙Ｉを給紙する場合も、
同一ページのインサート紙Ｉを指定部数分だけ順次給紙
するようにしてもよい。

【０１７０】この場合には、Ｓ置きモード時には、予め
ＣＰＵ２００２から指定部数情報をシート処理制御部２
０５（インサータ）に通知しておくことにより、１回の
インサータ動作要求につき指定部数分のインサート紙Ｉ
を、ＣＰＵ２００２から指定された１つのインサータト
レイ２０から給紙させるようにすればよい。また、先頭
ページの検知処理は、１段目のインサータトレイ２０内
のインサート紙Ｉの上層から指定部数分について行って
も、或いは最上層の１枚のインサート紙Ｉについてのみ
行ってもよい。

【０１７１】一方、Ｆ置きモード時には、ＣＰＵ２００
２は、インサータ動作要求を行うときに、指定部数分の
インサータトレイ２０を上段の方から指定すればよい。
また、Ｆ置きモード時にはインサート紙Ｉの積載ミスの
可能性が高くなるので、先頭ページの検知処理は、ＣＰ
Ｕ２００２から指定された全てのインサータトレイ２０
のインサート紙Ｉについて行うのが好ましい。

【０１７２】また、インサート紙Ｉを得るためのカラー
原稿読取モード、或いは白黒原稿読取モードによるコピ
ー処理時に、インサートページをメモリ２００１に保持
しておき、ページ指定インサートモードによるコピー処
理時には、メモリ２００１に保持しておいたインサート
ページを利用することにより、インサートページをユー
ザが入力する手間を省くことも可能である。

【０１７３】この場合には、図４〜６に示したコピーＡ
としてインサート紙を得るためのカラー原稿読取モー
ド、或いは白黒原稿読取モードによるコピー処理を設定
し、続けてコピーＢとしてページ指定インサートモード
によるコピー処理を設定すれば、一連のインサート処理
をより効率的に行うことができる。

【０１７４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー原稿と白黒原稿が混在した原稿束から複数部数の
コピーを得るために、カラー対応機と白黒専用機を効率
的に使用すると共に、インサータトレイへのインサート
紙の積載ミスを検出して警告することにより、インサー
トミスを低減することが可能となる。また、カバー紙を
用いる必要がないので、用紙を節約することもできる。

【０１７５】また、インサータトレイにインサート紙が
積載されているのを確認した後に、インサート紙の積載
ミスを検知するようにしたので、適切なタイミングで積
載ミスを警告することが可能となる。さらに、インサー
ト紙上の先頭マークに先頭マーク検知センサを接近させ
たり、インサート紙を減速、または停止させて先頭マー
クを検知するようにしたので、先頭マークを確実に検知
し、ひいてはインサート紙の積載ミスも確実に検出する
ことが可能となる。

【０１７６】また、インサータトレイの下流のインサー
ト紙用の搬送パスに先頭マーク検知センサを配設するこ
とにより、多段のインサータトレイを用いた場合でも１
個の先頭マーク検知センサだけで済む。また、インサー
タトレイから給紙する給紙機構に連動して先頭マーク検
知センサを先頭マークに接近させることにより、構成を
簡略化することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した複写装置の概略構成を示す断
面図である。

【図２】図１の複写装置の画像信号制御部の構成を示す
ブロック図である。

【図３】図１の複写装置の制御部の構成を示すブロック
図である。

【図４】図１の複写装置の操作部の表示パネルに複写動
作モードの設定画面が表示された状態を示す図である。

【図５】図１の複写装置の操作部の表示パネルに排紙処
理設定画面が表示された状態を示す図である。

【図６】図５よりも深層の排紙処理設定画面が表示され
た状態を示す図である。

【図７】Ｓ置きモードとＦ置きモードを説明するための
図である。

【図８】先頭のインサート紙に記録された先頭マークを
示す図である。

【図９】Ｓ置きモードとＦ置きモードの設定処理を示す
フローチャートである。

【図１０】インサータ動作制御処理を示すフローチャー
トである。

【図１１】図１０の続きのフローチャートである。

【図１２】インサータ給紙タイミング信号発生処理を示
すフローチャートである。

【図１３】図１２の続きのフローチャートである。

【図１４】インサート紙の給紙処理を示すフローチャー
トである。

【図１５】インサート紙の給紙処理の第１の変形例を示
すフローチャートである。

【図１６】図１５の続きのフローチャートである。

【図１７】インサート紙の給紙処理の第２の変形例を示
すフローチャートである。

【図１８】図１７の続きのフローチャートである。

【図１９】インサートモード時のジョブ開始処理を示す
フローチャートである。

【図２０】インサート紙の給紙処理の第１の変形例に対
応する先頭ページセンサの配設位置等を示す図である。

【図２１】インサート紙の給紙処理の第２の変形例に対
応する先頭ページセンサの配設位置等を示す図である。

【符号の説明】

２０ａ，２０ｂ，２０ｃ：インサータトレイ ２１ａ，２１ｂ，２１ｃ：給紙ローラ ２７ａ，２７ｂ，２７ｃ：インサート紙セットセンサ ４０：操作部 ５０：原稿積載トレイ ４１：インサータパスセンサ ４２ａ，４２ｂ，４２ｃ：先頭ページセンサ ４３ａ，４３ｂ，４３ｃ：給紙ソレノイド ４４：バッファパス １０１：読取部 １０２：画像形成部 １０３：シート処理部 １０４：インサータ ２０５：シート処理制御部 １０００：複写装置 ２００１：メモリ ２００２：ＣＰＵ Ｉ：インサート紙 Ｍ：先頭マーク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆行 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 仁村 光夫 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大木 尚之 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三宅 範書 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 真一 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 Ｆターム(参考） 2H027 DB02 DC00 DC03 DE02 DE10 EE03 EE05 EE07 EE08 EH10 EK03 FA27 FA28 FB11 GA30 2H030 AD08 AD16 AD17 3F107 AA01 AB01 AC02 BA02 CA04

Claims (99)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像形成部により画像形成処理が施され
   た記録紙に対して、トレイに積載されたインサート紙を
   画像形成部を経由することなく搬送してインサートする
   機能を備えた画像形成装置において、 前記インサート紙に記録された画像情報以外の情報を検
   知する検知手段を備えたことを特徴とする画像形成装
   置。
2. 【請求項２】 前記画像情報以外の情報は、複数のイン
   サート紙の中で先頭となるべきインサート紙に記録され
   ていることを特徴とする請求項１記載の画像形成装置。
3. 【請求項３】 前記画像情報以外の情報は、前記インサ
   ート紙の給紙方向の先端部に記録されていることを特徴
   とする請求項１又は２記載の画像形成装置。
4. 【請求項４】 前記画像情報以外の情報は、所定の色で
   記録されていることを特徴とする請求項１〜３のいずれ
   かに記載の画像形成装置。
5. 【請求項５】 前記検知手段は、反射型のフォトセンサ
   に基づいて検知処理を行うことを特徴とする請求項４記
   載の画像形成装置。
6. 【請求項６】 前記画像情報以外の情報は、記号又は文
   字であることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記
   載の画像形成装置。
7. 【請求項７】 前記検知手段は、記号又は文字を光学的
   に読取ることを特徴とする請求項６記載の画像形装置。
8. 【請求項８】 前記検知手段は、前記トレイに積載され
   た最上層のインサート紙に対して検知処理を行うことを
   特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載の画像形成装
   置。
9. 【請求項９】 前記検知手段は、前記トレイから前記イ
   ンサート紙を給紙し得る状態になった後に検知処理を行
   うことを特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載の画
   像形成装置。
10. 【請求項１０】 前記検知手段は、前記トレイから前記
    インサート紙をピックアップするピックアップ部を該イ
    ンサート紙上に接触させるための動作に連動して前記画
    像情報以外の情報に接近することを特徴とする請求項１
    〜９のいずれかに記載の画像形成装置。
11. 【請求項１１】 前記検知手段は、前記インサート紙が
    前記トレイからピックアップされる前の静止状態で検知
    処理を行うことを特徴とする請求項１０記載の画像形成
    装置。
12. 【請求項１２】 前記検知手段は、前記インサート紙を
    搬送する過程で検知処理を行うことを特徴とする請求項
    １〜９のいずれかに記載の画像形成装置。
13. 【請求項１３】 前記検知手段は、前記インサート紙の
    搬送速度が減速された状態で検知処理を行うことを特徴
    とする請求項１２記載の画像形成装置。
14. 【請求項１４】 前記検知手段は、前記インサート紙が
    所定位置を通過した時点で減速されることを特徴とする
    請求項１３記載の画像形成装置。
15. 【請求項１５】 前記検知手段は、前記インサート紙の
    搬送が停止された状態で検知処理を行うことを特徴とす
    る請求項１２記載の画像形成装置。
16. 【請求項１６】 前記検知手段は、前記インサート紙が
    所定位置を通過した時点で停止されることを特徴とする
    請求項１５記載の画像形成装置。
17. 【請求項１７】 前記検知手段は、前記画像情報以外の
    情報を検知できなかった場合は、前記インサート紙の積
    載状態が異常である旨を警告することを特徴とする請求
    項１〜１６のいずれかに記載の画像形成装置。
18. 【請求項１８】 前記検知手段により前記画像情報以外
    の情報を検知できなかった場合は、前記画像形成部は、
    画像形成処理を中断することを特徴とする請求項１〜１
    ７のいずれかに記載の画像形成装置。
19. 【請求項１９】 前記検知手段により前記画像情報以外
    の情報を検知できなかった場合は、前記画像形成部は、
    該画像情報以外の情報が検知されるようになるまで画像
    形成処理を中断することを特徴とする請求項１８記載の
    画像形成装置。
20. 【請求項２０】 前記検知手段により前記画像情報以外
    の情報を検知できなかった場合、前記画像形成部は、画
    像形成処理を中断し、該画像情報以外の情報が検知され
    るようになる前に画像形成処理が指示されたときは、画
    像形成処理を再開することを特徴とする請求項１８記載
    の画像形成装置。
21. 【請求項２１】 前記トレイは、複数設けられているこ
    とを特徴とする請求項１〜２０のいずれかに記載の画像
    形成装置。
22. 【請求項２２】 同一の前記トレイには、同一の画像が
    記録された複数の前記インサート紙が積載されることを
    特徴とする請求項２１記載の画像形成装置。
23. 【請求項２３】 同一の前記トレイには、異なる画像が
    記録された複数の前記インサート紙が積載されることを
    特徴とする請求項２１記載の画像形成装置。
24. 【請求項２４】 前記インサート紙は、指定されたイン
    サートページにインサートされることを特徴とする請求
    項１〜２３のいずれかに記載の画像形成装置。
25. 【請求項２５】 前記インサートページは、前記トレイ
    に積載されたインサート紙と同一の画像が記録された原
    稿を含む複数の原稿を順次読取って前記画像形成部によ
    り画像を形成する過程で指定されることを特徴とする請
    求項２４記載の画像形成装置。
26. 【請求項２６】 前記インサートページに対応する前記
    原稿については、前記画像形成部による画像形成処理を
    行わないことを特徴とする請求項２５記載の画像形成装
    置。
27. 【請求項２７】 前記トレイに積載された全てのインサ
    ート紙には、カラー画像が記録されており、該トレイに
    積載されたインサート紙と同一の画像が記録された原稿
    を含む複数の原稿を順次読取って前記画像形成部により
    画像を形成する過程でカラー原稿が読取られた時点でイ
    ンサート処理指令がなされることを特徴とする請求項１
    〜２６のいずれかに記載の画像形成装置。
28. 【請求項２８】 前記カラー原稿については、前記画像
    形成部による画像形成処理を行わないことを特徴とする
    請求項２７記載の画像形成装置。
29. 【請求項２９】 前記複数の原稿を順次読取って前記画
    像形成部により複数部数分の画像を形成する過程でイン
    サート処理を行うことを特徴とする特徴とする請求項１
    〜２８記載の画像形成装置。
30. 【請求項３０】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成するように構成
    されていることを特徴とする請求項１〜２９記載の画像
    形成装置。
31. 【請求項３１】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成する過程で前記
    インサートページを出力することを特徴とする請求項３
    ０記載の画像形成装置。
32. 【請求項３２】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成する過程で前記
    インサートページをメモリに記憶しておき、生成された
    該インサート紙が前記トレイに積載された状態で、カラ
    ー原稿と白黒原稿が混在した複数の原稿を順次読取りな
    がら前記画像形成部により画像を形成する過程でインサ
    ート処理を行う際に、該メモリに記憶されたインサート
    ページを利用することを特徴とする請求項３０記載の画
    像形成装置。
33. 【請求項３３】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成する過程で前記
    検知手段による検知の対象となる前記情報を記録するこ
    とを特徴とする請求項２９〜３２のいずれかに記載の画
    像形成装置。
34. 【請求項３４】 画像形成部により画像形成処理が施さ
    れた記録紙に対して、トレイに積載されたインサート紙
    を画像形成部を経由することなく搬送してインサートす
    る機能を備えた画像形成装置において、 前記インサート紙に記録された画像情報以外の情報を検
    知する検知工程を備えたことを特徴とする画像形成方
    法。
35. 【請求項３５】 前記画像情報以外の情報は、複数のイ
    ンサート紙の中で先頭となるべきインサート紙に記録さ
    れていることを特徴とする請求項３４記載の画像形成方
    法。
36. 【請求項３６】 前記画像情報以外の情報は、前記イン
    サート紙の給紙方向の先端部に記録されていることを特
    徴とする請求項３４又は３５記載の画像形成方法。
37. 【請求項３７】 前記画像情報以外の情報は、所定の色
    で記録されていることを特徴とする請求項３４〜３６の
    いずれかに記載の画像形成方法。
38. 【請求項３８】 前記検知工程は、反射型のフォトセン
    サに基づいて検知処理を行うことを特徴とする請求項３
    ７記載の画像形成方法。
39. 【請求項３９】 前記画像情報以外の情報は、記号又は
    文字であることを特徴とする請求項３４〜３６のいずれ
    かに記載の画像形成方法。
40. 【請求項４０】 前記検知工程は、記号又は文字を光学
    的に読取ることを特徴とする請求項３９記載の画像形成
    方法。
41. 【請求項４１】 前記検知工程は、前記トレイに積載さ
    れた最上層のインサート紙に対して検知処理を行うこと
    を特徴とする請求項３４〜４０のいずれかに記載の画像
    形成方法。
42. 【請求項４２】 前記検知工程は、前記トレイから前記
    インサート紙を給紙し得る状態になった後に検知処理を
    行うことを特徴とする請求項３４〜４１のいずれかに記
    載の画像形成方法。
43. 【請求項４３】 前記検知工程は、前記トレイから前記
    インサート紙をピックアップするピックアップ部を該イ
    ンサート紙上に接触させるための動作に連動して前記画
    像情報以外の情報に接近することを特徴とする請求項３
    ４〜４２のいずれかに記載の画像形成方法。
44. 【請求項４４】 前記検知工程は、前記インサート紙が
    前記トレイからピックアップされる前の静止状態で検知
    処理を行うことを特徴とする請求項４３記載の画像形成
    方法。
45. 【請求項４５】 前記検知工程は、前記インサート紙を
    搬送する過程で検知処理を行うことを特徴とする請求項
    ３４〜４２のいずれかに記載の画像形成方法。
46. 【請求項４６】 前記検知工程は、前記インサート紙の
    搬送速度が減速された状態で検知処理を行うことを特徴
    とする請求項４５記載の画像形成方法。
47. 【請求項４７】 前記検知工程は、前記インサート紙が
    所定位置を通過した時点で減速されることを特徴とする
    請求項４６記載の画像形成方法。
48. 【請求項４８】 前記検知工程は、前記インサート紙の
    搬送が停止された状態で検知処理を行うことを特徴とす
    る請求項４５記載の画像形成方法。
49. 【請求項４９】 前記検知工程は、前記インサート紙が
    所定位置を通過した時点で停止されることを特徴とする
    請求項４８記載の画像形成方法。
50. 【請求項５０】 前記検知工程は、前記画像情報以外の
    情報を検知できなかった場合は、前記インサート紙の積
    載状態が異常である旨を警告することを特徴とする請求
    項３４〜４９のいずれかに記載の画像形成方法。
51. 【請求項５１】 前記検知工程により前記画像情報以外
    の情報を検知できなかった場合は、前記画像形成部は、
    画像形成処理を中断することを特徴とする請求項３４〜
    ５０のいずれかに記載の画像形成方法。
52. 【請求項５２】 前記検知工程により前記画像情報以外
    の情報を検知できなかった場合は、前記画像形成部は、
    該画像情報以外の情報が検知されるようになるまで画像
    形成処理を中断することを特徴とする請求項５１記載の
    画像形成方法。
53. 【請求項５３】 前記検知工程により前記画像情報以外
    の情報を検知できなかった場合、前記画像形成部は、画
    像形成処理を中断し、該画像情報以外の情報が検知され
    るようになる前に画像形成処理が指示されたときは、画
    像形成処理を再開することを特徴とする請求項５１記載
    の画像形成方法。
54. 【請求項５４】 前記トレイは、複数設けられているこ
    とを特徴とする請求項３４〜５３のいずれかに記載の画
    像形成方法。
55. 【請求項５５】 同一の前記トレイには、同一の画像が
    記録された複数の前記インサート紙が積載されることを
    特徴とする請求項５４記載の画像形成方法。
56. 【請求項５６】 同一の前記トレイには、異なる画像が
    記録された複数の前記インサート紙が積載されることを
    特徴とする請求項５４記載の画像形成方法。
57. 【請求項５７】 前記インサート紙は、指定されたイン
    サートページにインサートされることを特徴とする請求
    項３４〜５６のいずれかに記載の画像形成方法。
58. 【請求項５８】 前記インサートページは、前記トレイ
    に積載されたインサート紙と同一の画像が記録された原
    稿を含む複数の原稿を順次読取って前記画像形成部によ
    り画像を形成する過程で指定されることを特徴とする請
    求項５７記載の画像形成方法。
59. 【請求項５９】 前記インサートページに対応する前記
    原稿については、前記画像形成部による画像形成処理を
    行わないことを特徴とする請求項５８記載の画像形成方
    法。
60. 【請求項６０】 前記トレイに積載された全てのインサ
    ート紙には、カラー画像が記録されており、該トレイに
    積載されたインサート紙と同一の画像が記録された原稿
    を含む複数の原稿を順次読取って前記画像形成部により
    画像を形成する過程でカラー原稿が読取られた時点でイ
    ンサート処理指令がなされることを特徴とする請求項３
    ４〜５９のいずれかに記載の画像形成方法。
61. 【請求項６１】 前記カラー原稿については、前記画像
    形成部による画像形成処理を行わないことを特徴とする
    請求項６０記載の画像形成方法。
62. 【請求項６２】 前記複数の原稿を順次読取って前記画
    像形成部により複数部数分の画像を形成する過程でイン
    サート処理を行うことを特徴とする特徴とする請求項３
    ４〜６１記載の画像形成方法。
63. 【請求項６３】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成するように構成
    されていることを特徴とする請求項１〜６２記載の画像
    形成方法。
64. 【請求項６４】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成する過程で前記
    インサートページを出力することを特徴とする請求項６
    ３記載の画像形成方法。
65. 【請求項６５】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成する過程で前記
    インサートページをメモリに記憶しておき、生成された
    該インサート紙が前記トレイに積載された状態で、カラ
    ー原稿と白黒原稿が混在した複数の原稿を順次読取りな
    がら前記画像形成部により画像を形成する過程でインサ
    ート処理を行う際に、該メモリに記憶されたインサート
    ページを利用することを特徴とする請求項６４記載の画
    像形成方法。
66. 【請求項６６】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成する過程で前記
    検知工程による検知の対象となる前記情報を記録するこ
    とを特徴とする請求項６２〜６５のいずれかに記載の画
    像形成方法。
67. 【請求項６７】 画像形成部により画像形成処理が施さ
    れた記録紙に対して、トレイに積載されたインサート紙
    を画像形成部を経由することなく搬送してインサートす
    る機能を備えた画像形成装置により実行されるプログラ
    ムを記憶した記憶媒体であって、前記プログラムは、 前記インサート紙に記録された画像情報以外の情報を検
    知する検知ルーチンを含むことを特徴とする記憶媒体。
68. 【請求項６８】 前記画像情報以外の情報は、複数のイ
    ンサート紙の中で先頭となるべきインサート紙に記録さ
    れていることを特徴とする請求項６７記載の記憶媒体。
69. 【請求項６９】 前記画像情報以外の情報は、前記イン
    サート紙の給紙方向の先端部に記録されていることを特
    徴とする請求項６７又は６８記載の記憶媒体。
70. 【請求項７０】 前記画像情報以外の情報は、所定の色
    で記録されていることを特徴とする請求項６７〜６９の
    いずれかに記載の記憶媒体。
71. 【請求項７１】 前記検知ルーチンは、反射型のフォト
    センサに基づいて検知処理を行うことを特徴とする請求
    項７０記載の記憶媒体。
72. 【請求項７２】 前記画像情報以外の情報は、記号又は
    文字であることを特徴とする請求項６７〜６９のいずれ
    かに記載の記憶媒体。
73. 【請求項７３】 前記検知ルーチンは、記号又は文字を
    光学的に読取ることを特徴とする請求項７２記載の記憶
    媒体。
74. 【請求項７４】 前記検知ルーチンは、前記トレイに積
    載された最上層のインサート紙に対して検知処理を行う
    ことを特徴とする請求項６７〜７３のいずれかに記載の
    記憶媒体。
75. 【請求項７５】 前記検知ルーチンは、前記トレイから
    前記インサート紙を給紙し得る状態になった後に検知処
    理を行うことを特徴とする請求項６７〜７４のいずれか
    に記載の記憶媒体。
76. 【請求項７６】 前記検知ルーチンは、前記トレイから
    前記インサート紙をピックアップするピックアップ部を
    該インサート紙上に接触させるための動作に連動して前
    記画像情報以外の情報に接近することを特徴とする請求
    項６７〜７５のいずれかに記載の記憶媒体。
77. 【請求項７７】 前記検知ルーチンは、前記インサート
    紙が前記トレイからピックアップされる前の静止状態で
    検知処理を行うことを特徴とする請求項７６記載の記憶
    媒体。
78. 【請求項７８】 前記検知ルーチンは、前記インサート
    紙を搬送する過程で検知処理を行うことを特徴とする請
    求項６７〜７５のいずれかに記載の記憶媒体。
79. 【請求項７９】 前記検知ルーチンは、前記インサート
    紙の搬送速度が減速された状態で検知処理を行うことを
    特徴とする請求項７８記載の記憶媒体。
80. 【請求項８０】 前記検知ルーチンは、前記インサート
    紙が所定位置を通過した時点で減速されることを特徴と
    する請求項７９記載の記憶媒体。
81. 【請求項８１】 前記検知ルーチンは、前記インサート
    紙の搬送が停止された状態で検知処理を行うことを特徴
    とする請求項７８記載の記憶媒体。
82. 【請求項８２】 前記検知ルーチンは、前記インサート
    紙が所定位置を通過した時点で停止されることを特徴と
    する請求項８１記載の記憶媒体。
83. 【請求項８３】 前記検知ルーチンは、前記画像情報以
    外の情報を検知できなかった場合は、前記インサート紙
    の積載状態が異常である旨を警告することを特徴とする
    請求項６７〜８２のいずれかに記載の記憶媒体。
84. 【請求項８４】 前記検知ルーチンにより前記画像情報
    以外の情報を検知できなかった場合は、前記画像形成部
    は、画像形成処理を中断することを特徴とする請求項６
    ７〜８３のいずれかに記載の記憶媒体。
85. 【請求項８５】 前記検知ルーチンにより前記画像情報
    以外の情報を検知できなかった場合は、前記画像形成部
    は、該画像情報以外の情報が検知されるようになるまで
    画像形成処理を中断することを特徴とする請求項８４記
    載の記憶媒体。
86. 【請求項８６】 前記検知ルーチンにより前記画像情報
    以外の情報を検知できなかった場合、前記画像形成部
    は、画像形成処理を中断し、該画像情報以外の情報が検
    知されるようになる前に画像形成処理が指示されたとき
    は、画像形成処理を再開することを特徴とする請求項８
    ４記載の記憶媒体。
87. 【請求項８７】 前記トレイは、複数設けられているこ
    とを特徴とする請求項６７〜８６のいずれかに記載の記
    憶媒体。
88. 【請求項８８】 同一の前記トレイには、同一の画像が
    記録された複数の前記インサート紙が積載されることを
    特徴とする請求項８７記載の記憶媒体。
89. 【請求項８９】 同一の前記トレイには、異なる画像が
    記録された複数の前記インサート紙が積載されることを
    特徴とする請求項８７記載の記憶媒体。
90. 【請求項９０】 前記インサート紙は、指定されたイン
    サートページにインサートされることを特徴とする請求
    項６７〜８９のいずれかに記載の記憶媒体。
91. 【請求項９１】 前記インサートページは、前記トレイ
    に積載されたインサート紙と同一の画像が記録された原
    稿を含む複数の原稿を順次読取って前記画像形成部によ
    り画像を形成する過程で指定されることを特徴とする請
    求項９０記載の記憶媒体。
92. 【請求項９２】 前記インサートページに対応する前記
    原稿については、前記画像形成部による画像形成処理を
    行わないことを特徴とする請求項９１記載の記憶媒体。
93. 【請求項９３】 前記トレイに積載された全てのインサ
    ート紙には、カラー画像が記録されており、該トレイに
    積載されたインサート紙と同一の画像が記録された原稿
    を含む複数の原稿を順次読取って前記画像形成部により
    画像を形成する過程でカラー原稿が読取られた時点でイ
    ンサート処理指令がなされることを特徴とする請求項６
    ７〜９２のいずれかに記載の記憶媒体。
94. 【請求項９４】 前記カラー原稿については、前記画像
    形成部による画像形成処理を行わないことを特徴とする
    請求項９３記載の記憶媒体。
95. 【請求項９５】 前記複数の原稿を順次読取って前記画
    像形成部により複数部数分の画像を形成する過程でイン
    サート処理を行うことを特徴とする特徴とする請求項６
    ７〜９４記載の記憶媒体。
96. 【請求項９６】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成するように構成
    されていることを特徴とする請求項６７〜９５記載の記
    憶媒体。
97. 【請求項９７】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成する過程で前記
    インサートページを出力することを特徴とする請求項９
    ６記載の記憶媒体。
98. 【請求項９８】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成する過程で前記
    インサートページをメモリに記憶しておき、生成された
    該インサート紙が前記トレイに積載された状態で、カラ
    ー原稿と白黒原稿が混在した複数の原稿を順次読取りな
    がら前記画像形成部により画像を形成する過程でインサ
    ート処理を行う際に、該メモリに記憶されたインサート
    ページを利用することを特徴とする請求項９７記載の記
    憶媒体。
99. 【請求項９９】 前記画像形成装置は、前記インサート
    紙を生成すべく、カラー原稿と白黒原稿が混在した複数
    の原稿の中からカラー原稿又は白黒原稿のみを抽出して
    それぞれカラー画像又は白黒画像を形成する過程で前記
    検知ルーチンによる検知の対象となる前記情報を記録す
    ることを特徴とする請求項９５〜９８のいずれかに記載
    の記憶媒体。