JP3384210B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3384210B2
JP3384210B2 JP27505195A JP27505195A JP3384210B2 JP 3384210 B2 JP3384210 B2 JP 3384210B2 JP 27505195 A JP27505195 A JP 27505195A JP 27505195 A JP27505195 A JP 27505195A JP 3384210 B2 JP3384210 B2 JP 3384210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
rotation angle
image data
original
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27505195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0998276A (ja
Inventor
一臣 坂谷
祥二 今泉
孝元 鍋島
英幸 橋本
Original Assignee
ミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP27505195A priority Critical patent/JP3384210B2/ja
Publication of JPH0998276A publication Critical patent/JPH0998276A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3384210B2 publication Critical patent/JP3384210B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
関し、特に原稿の天地を自動的に認識することができる
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の画像形成装置は、自動原稿給送装
置により給送される2枚或いは4枚の原稿を1枚の記録
紙上に記録するものや、画像形成された記録紙を丁合し
てステイプルで綴合する製本機能を備えたものなど、多
様な自動処理機能を備えるものが提供されている。
【0003】この様な自動処理機能を備えた画像形成装
置を効果的に使用するには、自動原稿給送装置により給
送される複数枚の原稿の天地が揃つていることが重要
で、1枚でも天地が逆になつた原稿が混ざつていること
に気付かないで複写物を作成した後、これに気付いた場
合は、作成した複写物を廃棄しなければならないことに
なり、多数部数の場合には多大の時間と費用を浪費する
ことになる。
【0004】このため、原稿画像の天地或いは横向きを
自動的に判別し、天地が逆或いは横向きになつたものが
発見されたときは、その原稿画像を正常な向きに回転処
理する画像形成装置が提案されている。例えば、特開平
4−229763号公報に開示された画像形成装置で
は、原稿を走査して得た画像データから文字画像のサン
プルを選択し、このサンプルを別に用意された参照文字
と比較して原稿画像の天地或いは回転角を判別し、修正
の必要があれば原稿画像を正常な向きに回転処理するよ
うに構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た原稿を走査して得た画像データから文字画像のサンプ
ルを選択し、このサンプルを別に用意された参照文字と
比較して原稿の天地或いは回転角を判別する手段では、
画像の天地或いは横向きなど画像回転角の判別には相当
の時間を必要とするから、多数枚の原稿の場合には画像
回転角の判別だけでも無視できない時間を消費し、結果
としてコピーに長時間を必要とする結果となる。そし
て、単純なコピー作業では画像回転角の判別を必要とし
ない場合もあり、また、原稿によつては回転角の判別が
困難なものもあり、一律に画像の回転角を判別すること
は時間の浪費となり、作業能率を低下させていた。
【0006】また、画像回転角の判別を行なつてコピー
するコピー作業の途中で紙詰まりや割り込み処理がある
と、紙詰まりや割り込み処理が復旧したとき、それまで
に記憶されていた画像回転角がリセツトされて失われる
ので、改めて画像回転角の判別を行わせる処理が必要に
なる場合があり、作業能率を低下させていた。この発明
は上記した課題を解決することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、請求項1の発明は、原稿を走査して画像
データを発生させる画像データ発生手段と、少なくとも
原稿1ページ分の画像データを記憶する記憶手段と、画
像形成条件を設定する操作手段と、操作手段により設定
された画像形成条件に基づいて画像データを処理する画
像データ処理手段とを備えた画像形成装置において、前
記画像データ処理手段は、記憶手段に記憶された画像デ
ータに対して画像の回転角を検知する回転角検知手段
と、検知された画像回転角情報を記憶する回転角記憶手
段と、回転角記憶手段に記憶された画像回転角情報に基
づいて画像データを処理して画像を回転する画像回転手
段とを含み、前記画像データ処理手段は、前記操作手段
により設定された画像形成条件が、原稿台上に自動的に
原稿を搬送する自動原稿搬送装置の使用であると判定さ
れたときは前記回転角検知手段及び画像回転手段の作動
を許容し、自動原稿搬送装置の使用でないと判定された
ときは前記回転角検知手段及び画像回転手段の作動を禁
するように制御することを特徴とする画像形成装置で
ある
【0008】請求項2の発明は、原稿を走査して画像デ
ータを発生させる画像データ発生手段と、少なくとも原
稿1ページ分の画像データを記憶する記憶手段と、画像
データを処理する画像データ処理手段とを備えた画像形
成装置において、前記画像データ処理手段は、記憶手段
に記憶された画像データに対して画像の回転角を検知す
る回転角検知手段と、記憶手段に記憶された画像データ
の属性を判定する属性判定手段と、検知された画像回転
角情報を記憶する回転角記憶手段と、回転角記憶手段に
記憶された画像回転角情報に基づいて画像データを処理
して画像を回転する画像回転手段とを含み、前記画像デ
ータ処理手段は、属性判定手段により判定された画像デ
ータが、写真画像であると判定されたときは前記回転角
検知手段及び画像回転手段の動作を禁止し、写真画像で
ないと判定されたときは前記回転角検知手段及び画像回
転手段の動作を許容することを特徴とする画像形成装置
である。
【0009】請求項3の発明は、原稿を走査して画像デ
ータを発生させる画像データ発生手段と、少なくとも原
稿1ページ分の画像データを記憶する記憶手段と、画像
回転角検知条件を設定する操作手段と、該操作手段によ
り設定された画像回転角検知条件に基づいて画像回転角
を検知して画像データを処理する画像データ処理手段と
を備えた画像形成装置において、前記画像データ処理手
段は、記憶手段に記憶された画像データに対して画像の
回転角を検知する回転角検知手段と、検知された画像回
転角情報を記憶する回転角記憶手段と、回転角記憶手段
に記憶された画像回転角情報に基づいて画像データを処
理して画像を回転する画像回転手段とを含み、前記画像
データ処理手段は、前記操作手段により設定された画像
回転角検知条件で特定される原稿の画像データに基づい
て画像回転角を検知するよう前記回転角検知手段を制御
することを特徴とする画像形成装置である。
【0010】そして、前記操作手段により設定された画
像回転角検知条件で特定された原稿の画像データは、走
査される最初の1枚の原稿の画像データである。
【0011】さらに、前記画像データ処理手段は、さら
に記憶手段により記憶された画像データの属性を判定す
る属性判定手段を含み、前記操作手段により設定された
画像回転角検知条件で特定された原稿の画像データは、
属性判定手段により文字情報を含むと判定された原稿の
うち、走査される最初の1枚の原稿の画像データであ
る。
【0012】請求項6の発明は、原稿を走査して画像デ
ータを発生させる画像データ発生手段と、少なくとも原
稿1ページ分の画像データを記憶する記憶手段と、画像
データを処理する画像データ処理手段とを備えた画像形
成装置において、前記画像データ処理手段は、記憶手段
に記憶された画像データに対して画像の回転角を検知す
る回転角検知手段と、記憶手段に記憶された画像データ
の属性を判定する属性判定手段と、検知された画像回転
角情報を記憶する回転角記憶手段と、回転角記憶手段に
記憶された画像回転角情報に基づいて画像データを処理
して画像を回転する画像回転手段とを含み、前記画像デ
ータ処理手段は、属性判定手段により文字情報を含むと
判定された画像データを、さらに画像データの特徴に基
づいて活字文字情報か手書き文字情報かを属性判定手段
により判定し、その判定結果に基づいて検知精度の異な
る複数の回転角検知手段から最適の検知精度のものを選
択することを特徴とする画像形成装置である。
【0013】請求項7の発明は、原稿を走査して画像デ
ータを発生させる画像データ発生手段と、少なくとも原
稿1ページ分の画像データを記憶する記憶手段と、画像
回転角検知条件を設定する操作手段と、該操作手段によ
り設定された画像回転角検知条件に基づいて画像回転角
を検知して画像データを処理する画像データ処理手段と
を備えた画像形成装置において、前記画像データ処理手
段は、記憶手段に記憶された画像データに対して画像の
回転角を検知する回転角検知手段と、検知された画像回
転角情報を記憶する回転角記憶手段と、回転角記憶手段
に記憶された画像回転角情報に基づいて画像データを処
理して画像を回転する画像回転手段とを含み、前記操作
手段により設定された画像回転角検知条件が、検知精度
の異なる複数の回転角検知手段から選択された検知精度
であることを特徴とする画像形成装置である。
【0014】請求項8の発明は、原稿を走査して画像デ
ータを発生させる画像データ発生手段と、少なくとも原
稿1ページ分の画像データを記憶する記憶手段と、画像
回転角検知条件を設定する操作手段と、該操作手段によ
り設定された画像回転角検知条件に基づいて画像回転角
を検知して画像データを処理する画像データ処理手段と
を備えた画像形成装置において、前記画像データ処理手
段は、記憶手段に記憶された画像データに対して画像の
回転角を検知する回転角検知手段と、検知された画像回
転角情報を記憶する回転角記憶手段と、回転角記憶手段
に記憶された画像回転角情報に基づいて画像データを処
理して画像を回転する画像回転手段とを含み、前記画像
データ処理手段は、回転角検知手段による画像回転角の
検知において、複数の画像データについて検知した複数
の画像回転角情報から多数決により全体の画像回転角を
1つに決定することを特徴とする画像形成装置である。
【0015】そして、請求項1乃至請求項8のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記回転角記憶手段に
記憶された画像回転角情報は、新たな原稿のセツト、原
稿カバーの開閉、記録媒体の抜き取りのいずれかが検出
されたときにリセツトされるものとする。
【0016】また、請求項1乃至請求項8のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記回転角記憶手段に記
憶された画像回転角情報は、紙詰り、割り込み処理のい
ずれかが検出されてもリセツトされないものとする。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1の発明では、画像データ
処理手段は、操作手段により設定された画像形成条件
が、設定された画像形成条件が自動原稿搬送装置の使用
であるときは回転角検知手段及び画像回転手段の作動を
許容し自動原稿搬送装置の使用でないときは作動を禁
止する。設定された画像形成条件が画像編集モード又は
記録媒体仕上げモードであるときは回転角検知手段及び
画像回転手段の作動を許容し、これ等のモードでないと
きは作動を禁止する。
【0018】請求項の発明では、画像データ処理手段
は、属性判定手段により判定された画像データが、写真
画像であるときは前記回転角検知手段及び画像回転手段
の動作を禁止し、写真画像でないときは前記回転角検知
手段及び画像回転手段の動作を許容する。
【0019】請求項の発明では、画像データ処理手段
は、操作手段により設定された画像回転角検知条件で特
定される原稿の画像データに基づいて画像回転角を検知
するよう前記回転角検知手段を制御する。ここで、特定
される原稿の画像データは、走査される最初の1枚の原
稿の画像データ、或いは属性判定手段により文字情報を
含むと判定された原稿のうち、走査される最初の1枚の
原稿の画像データである。
【0020】請求項の発明では、画像データ処理手段
は、属性判定手段により文字情報を含むと判定された画
像データを、さらに画像データの特徴に基づいて活字文
字情報か手書き文字情報かを属性判定手段により判定
し、その判定結果に基づいて検知精度の異なる複数の回
転角検知手段から最適の検知精度のものを選択する。
【0021】請求項の発明では、検知精度の異なる複
数の回転角検知手段から所望の検知精度のものを選択す
る。
【0022】請求項の発明では、画像回転角を、複数
の画像データについて検知した複数の画像回転角情報か
ら多数決により画像回転角を1つに決定する。
【0023】さらに、請求項1乃至請求項のいずれか
に記載の画像形成装置では、回転角記憶手段に記憶され
た画像回転角情報は、新たな原稿のセツト、原稿カバー
の開閉、記録媒体の抜き取りのいずれかでリセツトさ
れ、紙詰り、割り込み処理の発生ではリセツトされない
ように制御する。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
なお、以下の説明で、「天地」或いは「天地認識」とい
う用語が使用される場合があるが、これは原稿画像の基
準方向に対する天地(上下)ばかりでなく、基準方向か
らの「回転角」或いは「回転角の認識」を含むものとし
て使用している。
【0025】図1はこの発明を適用したデジタル複写機
の構成の概略を示す断面図である。複写機は、イメージ
スキヤナ部10、プリンタ部30、及び原稿搬送部50
から構成される。イメージスキヤナ部10は原稿を走査
して画像信号に変換して一時記憶する機能を備えた部分
で、原稿照明用ランプ11、ミラー12、13、14か
ら構成されて原稿台の下を副走査方向に移動して原稿を
走査するスキヤナ15、投影レンズ16、CCDライン
センサ17、画像データ処理回路18、フレームメモリ
19、原稿台20などから構成される。
【0026】また、プリンタ部30は、画像データに基
づいて記録紙上に画像を形成する機能を備えた部分で、
感光体ドラム31、感光体ドラム31の周囲に配置され
た帯電チヤージヤ32、現像器33、転写チヤージヤ3
4、クリーナ35、イレーサ36、給紙トレイ37、搬
送ベルト38、定着器41、排紙トレイ42、及び画像
データ処理回路45、プリントヘツド46などから構成
される。
【0027】原稿搬送部50は多数枚の原稿を自動的に
順次原稿台に搬送し、走査の終了した原稿を回収する機
能を備えた部分で、代表的には原稿給紙トレイ51、原
稿搬送部52、原稿排出トレイ53などから構成される
自動原稿搬送装置と呼ばれる装置であつて、原稿台20
の上に設置される。
【0028】次にその動作の概略を説明する。原稿搬送
部50により原稿台20上に搬送された原稿は、イメー
ジスキヤナ部10のスキヤナ15により走査され、原稿
画像は投影レンズ16によりCCDラインセンサ17上
に投影され、画像信号に変換される。画像信号は画像デ
ータ処理回路18により、シエーデイング補正等の補正
処理がなされた後、少なくとも処理可能な最大サイズの
原稿1ページ分の記憶容量のあるフレームメモリ19に
記憶される。なお、フレームメモリ19に記憶された画
像データはハードデイスクなどで構成された外部メモリ
25に退避させ、記憶させておくこともできる。
【0029】プリンタ部30では、フレームメモリ19
に記憶された画像データを読出し、画像データ処理回路
45で所要の処理を行い、プリントヘツド46に出力す
る。プリントヘツド46では、図示しないレーザ発振器
から放射され、画像信号で変調されたレーザ光をポリゴ
ンミラーを介して感光体ドラム31に投射し、感光体ド
ラム31上に画像の潜像が形成される。
【0030】感光体ドラム31上の画像潜像は現像器3
3でトナーにより現像され、トナー像は、転写位置にお
いて転写チヤージヤ34により給紙トレイ37から搬送
された記録紙上に転写され、定着器41で定着処理され
た後、排紙トレイ42に排出される。なお、ステープル
処理が指示されているときは排出されるときステープル
装置48により綴じ合わせて排出される。また、排紙ト
レイ42にはコピー引抜きセンサ49が設置されてお
り、コピーの引抜きを検知することができるように構成
されている。
【0031】図2はこの発明を適用したデジタル複写機
の操作パネルの正面図で、図3乃至図7は操作パネルの
表示状態を説明する正面図である。操作パネル61には
表示パネル62、編集キー63、仕上げキー64、その
他キー65、基本画面キー66、割り込みキー67、天
地認識キー68、プリントキー69が配置されている。
そして、編集キーなど特定のキーを選択操作すると、そ
のパネル表示においてさらに詳細な選択ができるタツチ
キーが表示されるようになつている。図2は基本画面キ
ー66が操作されて基本画面が表示された状態を示して
いる。
【0032】今、図2の状態において、編集キー63が
操作されると図3の表示状態になり、タツチキー70
a、70b、70c、70dの操作により、それぞれ片
面原稿モード、両面原稿モード、原稿2枚を1枚にコピ
ーする2in1モード、原稿4枚を1枚にコピーする4in
1モードなどの選択ができる。また、タツチキー71
a、71bの操作により、片面コピー、両面コピーの選
択ができる。
【0033】図2の状態において、仕上げキー64が操
作されると図4の表示状態になり、タツチキー72の操
作により分類モードの選択ができ、タツチキー73の操
作によりステープルモードの選択ができる。
【0034】図2の状態において、その他キー65が操
作されると図5の表示状態になり、タツチキー74の操
作により綴じ代モードの選択ができ、タツチキー75の
操作によりパンチ穴を穿孔するパンチ穴穿孔モードの選
択ができる。
【0035】また、図2の状態において、天地認識キー
68が操作されると図6の表示状態になる。タツチキー
81aの操作により認識レベルとして「オート」を選択
すると、後述する画像処理においてオートモードが設定
され(図15、ステツプ#274参照)、タツチキー8
1bの操作により「マニユアル」を選択し、タツチキー
82の操作により認識レベルの選択をするとレベル1モ
ード乃至レベル3モードが設定される(図15、ステツ
プ#275〜#278参照)。
【0036】次に、タツチキー83aの操作により認識
モードとして「シングル」を選択するとシングルモード
が設定され(図15、ステツプ#280参照)、タツチ
キー83bの操作により「多数決」を選択すると多数決
モードが設定される(図15、ステツプ#281参
照)。認識モードの選択がないときは自動的に多数決モ
ードが設定される。さらに、タツチキー85の操作によ
り「強制OFF」を選択すると、天地認識を行わない通
常のコピー処理を選択することができる(図15、ステ
ツプ#282参照)。
【0037】図7は、紙づまりが発生した状態を示すも
ので、後述する画像処理において、リセツトチエツク
(図22参照)において画像の回転を処理するときの記
憶回転角をリセツトしない処理(ステツプ#708)を
行う。なお、割り込みキー67が操作されたときも記憶
回転角をリセツトしない処理(ステツプ#708)を行
う。
【0038】以上説明した編集モード、仕上げモード、
その他モードなどの特定モードの選択や、天地認識に関
するモードの選択がなされると、後述するこの発明の画
像処理において特定モードや天地認識に関するモードの
選択を示すフラグがONとなる。
【0039】図8は、図1における画像データ処理回路
18、及び関連する構成部分の詳細を説明するブロツク
図である。以下、その構成と動作を説明する。
【0040】CPU113の制御の下に、CCDライン
センサ17上に投影された原稿画像は画像信号に変換さ
れ、増幅器102で増幅され、A/D変換器103でデ
ジタル信号に変換される。さらに、シエーデイング補正
回路104で光源の配光むら、CCD画素の感度のバラ
ツキなどのシエーデイング補正がなされて適正な画像デ
ータとした後、フレームメモリ19に格納される。シエ
ーデイング補正回路104に付設されたメモリ107は
シエーデイング補正のための初期値を格納するメモリ
で、初期調整の際にデータが格納される。また、D/A
変換器105、106はCPU113からの指令に基づ
いて増幅器102のゲインの設定、A/D変換器103
の参照電圧の設定を行うものである。なお、操作パネル
61は画像形成条件、画像回転角検知条件その他を入力
し、また、装置の状態を表示するものである。
【0041】シエーデイング補正された適正に補正され
た画像データは、log変換回路108においてそれま
での反射率データを濃度データに変換され、さらに、M
TF補正回路109でMTF補正され、変倍回路110
で指定された所望の倍率に変倍処理され、γ補正回路1
11でγ補正され、プリンタ部30へ出力される。
【0042】原稿の天地・回転角を識別するときに必要
となる原稿が文字であるか写真であるかを判別する文字
/写真判別部122では、CPU113の制御の下にフ
レームメモリ19に格納された画像データを読出してヒ
ストグラムを作成し、原稿の属性を判別する。これにつ
いては後で詳細に説明する。
【0043】また、原稿画像の天地の識別処理では、C
PU113の制御の下にフレームメモリ19に格納され
た画像データを読出し、文字切り出し部117、パター
ンマツチング部118で回転角が判別され、回転角処理
部119で回転角が決定されて記憶回転角としてRAM
115に記憶される。フレームメモリ19に格納された
画像データは、回転処理回路120においてRAM11
5に記憶された記憶回転角に従つて回転処理され出力さ
れる。これ等の処理については後で詳細に説明する。
【0044】ROM114には、予め設定されている突
き合わせのための文字パターンデータなどが記憶されて
おり、またRAM115は処理途中のデータ、原稿属性
の判別結果や、回転角の認識結果などを一時保存するた
めに使用され、CPU113の指令に基づいて書き込
み、読み出しされる。
【0045】なお、図8における前記した文字/写真判
別部122、文字切り出し部117、パターンマツチン
グ部118、回転角処理部119、回転処理回路120
などは、CPUで実行される機能を表したものである
が、これ等の機能をハードウエアとして構成することも
可能である。
【0046】図9乃至図17及び図18乃至図22は、
CPU113で実行される画像処理を説明するフローチ
ヤートで、この発明の天地認識処理に関連する部分を主
として説明してある。
【0047】図9は、CPU113で実行される画像処
理の概略を説明するフローチヤートである。まず、複写
機の初期状態の設定、各種フラグの初期値の設定など初
期設定(ステツプ#1)の後、操作パネル上の各種キー
から入力されたキー入力の処理を行なう(ステツプ#
2)。次に天地認識制御処理を行ない(ステツプ#
3)、コピー動作の制御処理、その他の制御処理(ステ
ツプ#4、#5)を行ない、複写機の動作サイクルを制
御する内部タイマの計時終了を待ち(ステツプ#6)、
ステツプ#2に戻る。
【0048】図10は、図9のフローチヤートにおい
て、ステツプ#2として示したキー入力処理のうち、編
集モードのチエツク処理を示すフローチヤートである。
【0049】まず、操作パネル上の原稿モードキーの操
作状態を判定する(ステツプ#101)。片面原稿を示
す片面原稿キーがONであれば片面原稿モードを設定す
る(ステツプ#102)。また、両面原稿を示す両面原
稿キーがONであれば両面原稿モードを設定し(ステツ
プ#103)、原稿2枚を1枚に合成する2in1キーが
ONであれば2in1モードを設定し(ステツプ#10
4)、原稿4枚を1枚に合成する4in1キーがONであ
れば4in1モードを設定し(ステツプ#105)、両面
原稿モード、2in1モード、4in1モードを設定した場
合は、認識モードの設定を示す認識フラグをONとする
(ステツプ#106)。いずれの原稿モードキーも操作
されていない場合は片面原稿モードを設定する。
【0050】さらに、操作パネル上のコピーモードキー
の操作状態を判定し(ステツプ#107)、片面コピー
を示す片面コピーキーがONであれば片面コピーモード
を設定する(ステツプ#108)。両面コピーを示す両
面コピーキーがONであれば両面コピーモードを設定
し、認識モードの設定を示す認識フラグをONとして
(ステツプ#109、#110)、主ルーチンに戻る。
いずれのコピーモードキーも操作されていない場合は片
面コピーモードを設定する。
【0051】図11は、図9のフローチヤートにおい
て、ステツプ#2として示したキー入力処理のうち、仕
上げモードのチエツク処理を示すフローチヤートであ
る。
【0052】まず、操作パネル上のステープルキーの操
作状態を判定し(ステツプ#121)、ステープルキー
が操作されていない場合は、ノンステープルモードを設
定し(ステツプ#122)、ステープルキーが操作され
ている場合は、ステープルモードを設定し、認識モード
の設定を示す認識フラグをONとして(ステツプ#12
3、#124)、主ルーチンに戻る。
【0053】図12は、図9のフローチヤートにおい
て、ステツプ#2として示したキー入力処理のうち、そ
の他モード(綴じ代モード、パンチ穴穿孔モードなど)
のチエツク処理を示すフローチヤートである。
【0054】まず、操作パネル上の綴じ代キーの操作状
態を判定し(ステツプ#141)、綴じ代キーが操作さ
れていない場合は、ノン綴じ代モードを設定し(ステツ
プ#142)、綴じ代キーが操作されている場合は、綴
じ代モードを設定し、認識モードの設定を示す認識フラ
グをONとする(ステツプ#143、#144)。さら
に、操作パネル上のパンチ穴キーの操作状態を判定し
(ステツプ#145)、パンチ穴キーが操作されていな
い場合は、ノンパンチ穴穿孔モードを設定し(ステツプ
#146)、パンチ穴キーが操作されている場合は、パ
ンチ穴穿孔モードを設定し、認識モードの設定を示す認
識フラグをONとして(ステツプ#147、#14
8)、主ルーチンに戻る。
【0055】図13及び図14は、図9のフローチヤー
トにおいて、ステツプ#3として示した天地認識制御処
理の詳細を示すフローチヤートである。なお、ここで、
シングルモードとは、処理対象の最初の原稿1枚だけに
ついて天地を認識して処理対象の全原稿の天地を決定す
るモードであり、多数決モードとは処理対象の原稿全部
の天地認識の結果から原稿の天地を決定するモードであ
る。
【0056】まず、原稿搬送部50における自動原稿搬
送装置(以下、ADFという)の使用選択の状態を判定
する(ステツプ#201)。ADFを使用しない場合
は、操作パネルから入力される特定モードの設定状態の
チエツクを行ない(ステツプ#202)、原稿の天地認
識の必要の有無を示す認識フラグを判定し(ステツプ#
203)、天地の認識を必要としない場合はステツプ#
251以降の処理に移る。ステツプ#201の判定でA
DFを使用する場合、及びステツプ#203の判定で天
地の認識を必要とする場合はステツプ#204に移り、
認識モードのチエツクを行い(ステツプ#204)、天
地認識制御処理を行なう。
【0057】なお、天地の認識には文字原稿だけが使用
され、写真(写真以外の画像も含む)原稿は使用されな
い。これは写真などは天地や回転角の識別が不可能であ
るからである。以下説明する天地の認識では文字原稿だ
けが対象となる。
【0058】まず、設定された認識モードを判定し(ス
テツプ#210)、シングルモードであれば、処理枚数
を計数するカウンタNに1を加算して、N枚目の原稿を
走査し、文字原稿か写真原稿を判別する(ステツプ#2
15、#216、#217)。写真原稿であればN枚目
の画像データをフレームメモリに記憶させ、カウンタN
を1だけインクリメントしてステツプ#216に戻り、
次の原稿の処理に移る(ステツプ#218、#219、
#220)。
【0059】ステツプ#218の判定の結果、写真原稿
でない場合は、後述する原稿の天地の認識処理を行ない
(ステツプ#221)、処理の結果得られた画像回転角
を記憶回転角としてRAMに記憶させる(ステツプ#2
22)。さらに、N枚目の画像データをフレームメモリ
に記憶させ(ステツプ#223)、残りの原稿の有無を
判定し(ステツプ#224)、残りの原稿が有るときは
カウンタNを1だけインクリメントしてN枚目の原稿を
走査し(ステツプ#225、#226)、ステツプ#2
23に戻る。ステツプ#224の判定の結果、残りの原
稿がない、即ち全原稿の処理が終了したときは、ステツ
プ#250以降の処理に移る。
【0060】ステツプ#210の判定で、設定された認
識モードが多数決モードであれば、処理枚数を計数する
カウンタMに1を加算して、M枚目の原稿を走査し、文
字原稿か写真原稿を判別する(ステツプ#231、#2
32、#233、#234)。写真原稿であればM枚目
の画像データをフレームメモリに記憶させ(ステツプ#
237)、残りの原稿の有無を判定し(ステツプ#23
8)、残りの原稿が有るときはカウンタMを1だけイン
クリメントして(ステツプ#239)、ステツプ#23
2に戻る。
【0061】ステツプ#234の判定の結果写真原稿で
ない場合には、後述する原稿画像の天地の認識処理を行
ない(ステツプ#235)、処理の結果得られたM枚目
の原稿画像回転角をRAMに記憶させ(ステツプ#23
6)、ステツプ#237に移る。
【0062】ステツプ#238の判定の結果、残りの原
稿がない、即ち全原稿の処理が終了したときは、後述す
る画像回転角の決定処理を行ない、処理の結果得られた
画像回転角を記憶回転角としてRAMに記憶させる(ス
テツプ#240、#241)。RAMに記憶された画像
回転角に基づいてフレームメモリに記憶された画像デー
タの回転処理をし(ステツプ#250)、反射率データ
の画像濃度データへの変換、MTF補正、変倍処理、γ
補正などの処理を加えた後、プリンタ部30へ出力して
コピー処理される(ステツプ#251)。
【0063】さらに、後述するリセツトチエツク処理を
し(ステツプ#252)、リセツトフラグがONの場合
はRAMに記憶された画像回転角をリセツトし(ステツ
プ#253、#254)、主ルーチンに戻る。
【0064】図15は、図13のフローチヤートにおい
て、ステツプ#204として示した認識モードチエツク
の詳細を示すフローチヤートである。まず、処理時間の
関係その他の理由から、認識モードチエツクを省略する
ために認識モードを強制的にOFFとする、強制OFF
キーの操作状態をチエツクし(ステツプ#271)、O
FFであれば認識フラグをOFFとし(ステツプ#28
2)、直ちに主ルーチンに戻る。
【0065】認識モードが強制OFFでなければ認識フ
ラグをONとし、認識レベルキーの操作状態を判定する
(ステツプ#272、#273)。認識レベルキーのオ
ートが操作されていればオートモードを設定し(ステツ
プ#274)、認識レベルキーのマニユアルが操作され
ていれば、設定レベルをチエツクし、設定レベルに応じ
てレベル1モード乃至レベル3モードを設定する(ステ
ツプ#275、#276、#277、#278)。
【0066】認識モードキーの操作状態を判定し(ステ
ツプ#279)、シングルモードキーが操作されていれ
ばシングルモードを設定し、多数決モードキーが操作さ
れていれば多数決モードを設定する(ステツプ#28
0、#281)。いずれの認識モードキーも操作されて
いない場合は自動的に多数決モードを設定する。
【0067】図16は、図13及び図14のフローチヤ
ートにおいて、ステツプ#221及び#235として示
した天地認識処理の詳細を示すフローチヤートである。
まず、使用者が操作パネルのキー操作を行い、認識レベ
ルとして「マニユアル」の指定をしているか否かを判定
し(ステツプ#301)、「マニユアル」が指定されて
いる場合は、認識レベルをチエツクし(ステツプ#30
5)、検出レベル1から検出レベル3までのレベルに応
じて後述する精度重視の回転角検出1、処理速度重視の
回転角検出3、或いはその中間の回転角検出2のいずれ
かに振り分け、回転角の検出処理を行い、原稿画像の回
転角を決定する(ステツプ#306、#307、#30
8、#309)。
【0068】また、ステツプ#301の判定で認識レベ
ルが指定されていない場合は「オート」の指定を意味す
るので、原稿が手書き文字か活字かを判定し(ステツプ
#302、#303)、手書き文字の場合はステツプ#
306の精度重視の回転角検出1の処理に移る。また、
原稿が活字の場合は回転角検出3の処理を実行し、原稿
画像の回転角を決定する(ステツプ#304、#30
9)。
【0069】図17は、図16のフローチヤートにおい
て、ステツプ#306として示した回転角検出1の処理
の詳細を示すフローチヤートである。なお、この回転角
の検出は公知の手法による(特開平4−229763号
公報参照)。
【0070】まず、フレームメモリから画像情報を読み
出して文字情報を識別し、第1の文字情報の切り出しを
行い、作業用メモリに記憶させる(ステツプ#401、
#402、#403)。切り出した文字数が所定の文字
数N1 になるまで繰り返し、作業用メモリに記憶させる
(ステツプ#404、#405)。
【0071】比較作業に先立ち、比較文字数N1 を計数
するカウンタNx 、参照文字数M1を計数するカウンタ
Mx 、及び比較手順の繰り返し回数を計数するカウンタ
Rをそれぞれ1にセツトする(ステツプ#406)。
【0072】作業用メモリから比較する第1の文字
(N)を取り出し参照文字(M)と比較する。比較は、
文字情報内の参照点における画像信号の有無を調査す
る。文字が回転していなければ参照点全てにおいて画像
信号を有しているが、文字が回転しているときはわずか
な参照点だけが画像信号を有していることになる。この
比較結果である突き合わせデータ(参照点に画像信号が
ある個数)がメモリに記憶される(ステツプ#407、
#408)。
【0073】図18に参照点の例示を示す。図18の
(a)は文字Aを認識するための参照点A1 〜A6 の位
置を示す。文字Aの向きが参照文字と一致していれば参
照点A1 〜A6 の全てにおいて画像信号を有している
が、文字Aが図18の(b)に示すように90°回転し
ているときは、参照点A3 とA6 しか画像信号を有して
いないことになる。図18の(c)は文字Bを認識する
ための参照点B1 〜B6 の位置を示す。文字Bの向きが
参照文字と一致していれば参照点B1 〜B6 の全てにお
いて画像信号を有しているが、文字Bが図18の(d)
に示すように90°回転しているときは、参照点B4 し
か画像信号を有していないことになる。
【0074】参照文字(M)を順次変更し、カウンタM
x を1インクリメントして比較を続け(ステツプ#40
9、#410)、所定の参照文字数M1 の全てについて
比較が終了(Mx =M1 )したときは、カウンタMx を
リセツトする(ステツプ#411)。
【0075】作業用メモリから比較する次の文字(N)
を取り出し参照文字(M)と比較する。比較文字(N)
を順次変更し、カウンタNx を1インクリメントして比
較を続け(ステツプ#412、#413)、所定の比較
文字数N1 の全てについて比較が終了(Nx =N1 )し
たときは、カウンタNx をリセツトする(ステツプ#4
14)。
【0076】突き合わせデータの合計を計算し(ステツ
プ#415)、比較手順の繰り返し回数を計数するカウ
ンタRの内容が4か否かを判定し、4でない場合は文字
情報を90°回転し、カウンタRを1インクリメントし
てステツプ#407に戻る。カウンタRの内容が4にな
るまで文字情報を順次90°づつ回転して、文字情報の
回転角0°、90°、180°、及び270°について
前記した比較処理を行う(ステツプ#416、#41
7、#418)。
【0077】カウンタRの内容がR=4であれば、比較
処理の終了であるからカウンタRをリセツトし(ステツ
プ#419)、R=1、2、3、4の場合のそれぞれの
突き合わせデータの合計のうち最大値を示す文字情報の
向きが画像の向き、即ち回転角であると決定する(ステ
ツプ#420)。即ち、カウンタRの内容がR=3の場
合に突き合わせデータの合計が最大値を示したとすれ
ば、文字情報の回転角、即ち回転角は180°であると
判定される。
【0078】図16のフローチヤートにおいてステツプ
#307として示した回転角検出2の処理は、前記した
回転角検出1の処理において、比較文字(N)の文字数
N1をN2 とし、参照文字(M)の文字数M1 をM2 と
した点で相違するだけで、その他の点では同じであるか
ら説明は省略する。
【0079】また、図16のフローチヤートにおいてス
テツプ#308及びステツプ#304として示した回転
角検出3の処理は、前記した回転角検出1の処理におい
て、比較文字(N)の文字数N1 をN3 とし、参照文字
(M)の文字数M1 をM3 とした点で相違するだけで、
その他の点では同じであるから説明は省略する。
【0080】ここで、比較文字の文字数の大小は、N1
>N2 >N3 の関係に設定され、参照文字の文字数の大
小は、M1 >M2 >M3 の関係に設定されることで、原
稿回転角検出1の処理は高い精度で検出され、原稿回転
角検出3の処理は高速で検出することができる。
【0081】図19は、図13のフローチヤートにおい
て、ステツプ#202として示した特定モードチエツク
処理の詳細を示すフローチヤートである。ADFを使用
しない場合は、通常のモードであれば天地認識処理を必
要としない場合が多いが、例えば2枚の原稿を1枚の記
録紙にコピーする2in1モードや、4枚の原稿を1枚の
記録紙にコピーする4in1モード、両面モード、綴じ代
モード(パンチ穴を消去するパンチ穴穿孔モードを含
む)、ステープルモードなどの編集、仕上げを要求する
特定モードが選択されている場合は、原稿の向きを検出
し、画像の向きを揃えて(天地認識の処理をして)コピ
ーすることが望ましい。そこで、操作パネルのキーから
入力されたモードをチエツクし、特定モードが選択され
ている場合は認識モードの設定を示す認識フラグを設定
する。
【0082】まず、認識フラグをOFFとし(ステツプ
#501)、天地認識の入力がOFFか否かを判定する
(ステツプ#502)。OFFであれば特定モードのチ
エツクをせず、直ちに主ルーチンに戻る。OFFでなけ
れば、編集モードのチエツク、仕上げモードのチエツ
ク、その他モードのチエツクを順次行い(ステツプ#5
03、#504、#505)、主ルーチンに戻る。
【0083】図20は、図14のフローチヤートにおい
て、多数決モードの処理(ステツプ#231以降)で、
ステツプ#240として示した画像回転角の決定処理の
詳細を示すフローチヤートである。まず、画像回転角の
集計結果を記憶したカウンタをリセツトする(ステツプ
#601)。
【0084】次に、ステツプ#233(図14参照)で
判別された写真情報以外(即ち文字情報)の原稿(ここ
ではその原稿枚数をM0 とする)の回転角を分類する対
象となる原稿枚数カウンタLに1を加算し(ステツプ#
602)、ステツプ#236(図14参照)で一時記憶
されている原稿の回転角を読み出し、(L)枚目の原稿
の回転角が0°、90°、180°、及び270°のい
ずれかを判定し、それぞれの回転角を分類するカウンタ
L0 、L90、L180 、L270 に加算する(ステツプ#6
03〜#610)。分類処理された原稿枚数Lが原稿枚
数M0 に達するまで上記処理を繰り返す(ステツプ#6
11、#612)。
【0085】処理対象の原稿(枚数M0 )の処理が終了
したならば、多数決処理により画像回転角を決定する
(ステツプ#613、#614)。
【0086】図21は、図20のフローチヤートでステ
ツプ#613として示した多数決処理の詳細を示すフロ
ーチヤートである。まず、最初に走査された原稿枚数を
Mとし、回転角の判定処理された原稿枚数をM0 とした
とき、M0 /Mの比が平均値Aveよりも大きいか否かを
判定する(ステツプ#651)。M0 /Mの比が平均値
Aveよりも大きいときは、カウンタL0 、L90、L180
、L270 の内容を読出し、カウント値の大きい順に並
べ替える(ステツプ#652、#653)。カウント値
の最大値L1 と次に大きい値L2 との差が所定値αより
も小さい(L1 −L2 <α)か否かを判定する(ステツ
プ#654)。L1 −L2 が所定値αよりも大きい場合
は画像回転角をカウント値の最大値L1 に決定し(ステ
ツプ#657)、主ルーチンに戻る。
【0087】また、ステツプ#651の判定でM0 /M
の比が平均値Aveよりも小さい場合、またステツプ#6
54の判定で(L1 −L2 <α)の場合は、誤判定の可
能性が高いので走査パネルに警告表示をして画像の回転
処理を禁止し(ステツプ#655、#656)、主ルー
チンに戻る。
【0088】画像回転角の決定は、単純にカウンタL0
、L90、L180 、L270 の内容の大小関係から決定し
てもよいが、この場合は誤判定の可能性がある。即ち、
前記したM0 /Mの比が平均値Aveよりも小さい場合
は、回転角の判定処理された原稿枚数M0 が少な過ぎる
ことを意味し、誤判定の可能性が高い。また、カウント
値の最大値L1 と次に大きい値L2 との差が所定値αよ
りも小さい(L1 −L2 <α)ときも原稿の向きが全く
不揃いであることを意味し、誤判定の可能性が高い。そ
こで、この発明では前記のような場合には画像の回転処
理を禁止するように処理している。
【0089】図22は、図14のフローチヤートにおい
て、ステツプ#252として示したリセツトチエツク処
理の詳細を示すフローチヤートで、図14のフローチヤ
ートに示す天地認識制御処理のステツプ#222、#2
41で保持された記憶回転角をリセツトする処理であ
る。まず、紙づまり(JAM)の発生や操作パネルから
割り込みコピーの指示が入力されたときは(ステツプ#
701、#702)、それまで保持していた記憶回転角
をリセツトすると、紙づまりの処理や割り込みコピーの
処理の後は、それ以後の画像の向きが判らなくなつてし
まう。そこで、記憶回転角をリセツトせずに保持するた
め、リセツトフラグをOFFとする(ステツプ#70
8)。
【0090】また、前記した紙づまりや割り込みがない
場合には、天地認識を必要とする特定モード(例えば原
稿2枚を1枚に合成するモード、2in1モード等)が設
定されているか否かを判定し(ステツプ#703)、特
定モードが設定されている場合は、複写機の排紙トレイ
42から記録紙が引き抜かれたか否かをコピー引抜セン
サ49により検知し(ステツプ#706)、引き抜かれ
ていない場合は記憶回転角を保持するためリセツトフラ
グをOFFとし(ステツプ#708)、引き抜かれてい
る場合はリセツトフラグをONとして(ステツプ#70
7)、保持していた記憶回転角をリセツトする。
【0091】ステツプ#703の判定で特定モードが設
定されていない場合は、ADFに新たに原稿がセツトさ
れたか、ADFが開かれたか否かを判定し(ステツプ#
704、#705)、ADFに新たに原稿がセツトされ
たとき、ADFが開かれたときはリセツトフラグをON
として(ステツプ#707)、保持していた記憶回転角
をリセツトする。
【0092】なお、紙づまりが発生した場合や割り込み
指示があつた場合は、図13及び図14に示す処理の中
で、いずれの状態でも割り込み可能とし、例えばコピー
処理の途中で割り込みがあつても割り込み処理の終了後
は割り込み前の状態に復帰する処理を行うように構成す
る。
【0093】図23は、図8の画像処理回路ブロツク図
における文字/写真判別部122、図13及び図14の
フローチヤートのステツプ#217、#233として示
した文字/写真判別処理において、原稿の属性を画像の
ヒストグラム分布状況から判別する手法を説明する図で
ある。
【0094】図23は画像データのヒストグラムの分布
状況を示したもので、横軸は画像データの出力値でCC
Dで読み取つた反射率(0:黒側、255:白側)であ
り、縦軸は出現頻度である。
【0095】図23の(a)は典型的な文字画像のヒス
トグラム分布で、領域Aには文字画像のピーク値が存在
し、領域Bには殆ど画像データがなく、領域Cには原稿
の下地の画像データが現われている。
【0096】図23の(b)は文字と写真が混在した画
像のヒストグラム分布で、領域Aには文字画像に相当す
るピーク値が存在し、領域Bには写真画像データに相当
する画像データが現われ、領域Cには原稿の下地も含ん
で写真画像のデータが現われている。
【0097】図23の(c)は写真画像のヒストグラム
分布で、領域Aから領域Cまでの全領域に写真画像デー
タに相当する画像データが現われる。原稿の下地がある
場合は領域Cにピーク値が現われるが、その他の場合は
殆どピーク値が現われないという特徴がある。
【0098】このように画像データのヒストグラム分布
は原稿の属性により特徴のある分布を示すので、領域A
から領域Cまでのヒストグラムの分布状況から原稿画像
が文字画像か写真画像か、或いは両者が混在した文字/
写真画像であるかを判別し、文字画像及び文字/写真画
像については天地認識を行い、写真画像については天地
認識を行なわないという制御を行うことができる。ま
た、文字/写真画像の場合は、図16のフローチヤート
に示すように認識レベルに応じて検出レベルを切り換え
検出精度を変更してもよく、領域Aに現われる文字画像
のピーク値が曖昧な場合は写真画像として扱う構成とす
ることもできる。
【0099】図24は、図16のフローチヤートのステ
ツプ#302、#303として示した原稿が手書き文字
か/活字かの判別処理において、手書き文字か/活字か
の判別を、文字画像データのヒストグラム分布状況から
判別する手法を説明する図である。
【0100】図24の(a)は図23の(a)で示した
ヒストグラム分布図と同じで、典型的な文字画像のヒス
トグラム分布を示しており、領域Aには文字画像のピー
ク値が存在する。しかし、これはワープロなど活字で作
成されて文字濃度の濃い原稿の画像の場合であり、手書
き原稿、特に鉛筆書きのようなものは文字濃度が薄いも
のが多い。そこで、領域AをA1 、A2 、A3 の3領域
に分割し、各分割領域における文字画像のヒストグラム
分布を調べると、図24の(b)〜(d)のようにな
る。即ち、活字文字の場合は図24の(b)のようにピ
ーク値が領域A1にあるが、手書き文字の場合は図24
の(c)(d)のようにピーク値が領域A2 、A3 にく
るものが多くなる。
【0101】したがつて、文字画像のヒストグラム分布
を調べ、ピーク値が領域A1 にあるときは活字文字と判
定し、ピーク値が領域A2 、A3 にあるときは手書き文
字と判定する。この場合、領域A1 の判定では誤判別の
可能性は多くないので、速度重視の原稿回転角検出3
(図16のステツプ#308)により検出し、また、領
域A3 の判定では誤判別の可能性が多くなるので検出精
度の高い原稿回転角検出1(図16のステツプ#30
6)により検出し、領域A2 の判定では中間の原稿回転
角検出2(図16のステツプ#307)により検出する
ように、ピーク値の存在する領域に応じて検出精度を切
り換えて、適切な原稿回転角検出を行うように制御す
る。
【0102】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、この発明の請
求項1の発明によれば、操作手段で設定された画像形成
条件に基づいて画像データ処理手段による画像データの
処理が行われるのであり、画像データ処理手段は、操作
手段で設定された画像形成条件が、原稿台上に自動的に
原稿を搬送する自動原稿搬送装置の使用であると判定さ
れたときは前記回転角検知手段及び画像回転手段の作動
を許容し、自動原稿搬送装置の使用でないと判定された
ときは前記回転角検知手段及び画像回転手段の作動を禁
止するから、自動原稿搬送装置を使用しない場合は、
稿画像の天地の判別と画像の回転処理が禁止されて高速
で画像形成を行うことができる。
【0103】請求項の発明によれば、属性判定手段で
判定された画像データが写真画像の場合には画像の天地
の判別と画像の回転処理を禁止し、効率的に画像形成を
行うことができる。
【0104】請求項の発明によれば、画像回転角検知
条件で特定された原稿で天地の判別処理がされるから、
例えば天地の判別を1枚目の原稿に基づいて行うモード
を選択した場合は多数枚の原稿の処理を高速で処理する
ことができる。
【0105】請求項の発明によれば、原稿画像の天地
の判別に使用する文字が活字文字か手書き文字かを判別
し、判別結果に応じた検出精度で原稿画像の天地の判別
をするから、活字文字か手書き文字かに応じて精度良く
天地の判別を行うとともに、効率的に画像形成を行うこ
とができる。
【0106】請求項の発明によれば、検知精度の異な
る複数の画像回転角情報から所望の検知精度の情報を選
択して原稿画像の天地の判別をすることができる。
【0107】さらに、請求項の発明によれば、複数の
画像回転角情報に基づいて多数決により原稿画像の天地
の判別をするから、多数枚の原稿の処理を効率よく高速
で処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用のデジタル複写機の構成の概略
を示す断面図。
【図2】図1に示す複写機の操作パネルの正面図。
【図3】図2に示す操作パネルの表示状態を説明する正
面図(その1)。
【図4】図2に示す操作パネルの表示状態を説明する正
面図(その2)。
【図5】図2に示す操作パネルの表示状態を説明する正
面図(その3)。
【図6】図2に示す操作パネルの表示状態を説明する正
面図(その4)。
【図7】図2に示す操作パネルの表示状態を説明する正
面図(その5)。
【図8】画像処理回路及び関連する構成部分を説明する
ブロツク図。
【図9】CPUで実行される画像処理の概略を説明する
フローチヤート。
【図10】入力モード処理のうち編集モードチエツクを
説明するフローチヤート。
【図11】入力モード処理のうち仕上げモードチエツク
を説明するフローチヤート。
【図12】入力モード処理のうちその他モードチエツク
を説明するフローチヤート。
【図13】天地認識制御処理の詳細を説明するフローチ
ヤート。
【図14】天地認識制御処理の詳細を説明するフローチ
ヤート(つづき)。
【図15】認識モードチエツク処理の詳細を説明するフ
ローチヤート。
【図16】天地認識処理の詳細を説明するフローチヤー
ト。
【図17】原稿回転角検出1の処理の詳細を説明するフ
ローチヤート
【図18】文字を認識するための参照点を説明する図。
【図19】特定モードチエツク処理の詳細を説明するフ
ローチヤート。
【図20】画像回転角の決定処理の詳細を説明するフロ
ーチヤート。
【図21】多数決処理の詳細を説明するフローチヤー
ト。
【図22】リセツトチエツク処理の詳細を説明するフロ
ーチヤート。
【図23】原稿の属性を画像のヒストグラム分布状況か
ら文字/写真の判別手法を説明する図。
【図24】文字画像データのヒストグラム分布状況から
手書き文字か/活字かの判別手法を説明する図。
【符号の説明】17 CCD 19 フレームメモリ 104 シエーデイング補正回路 113 CPU 117 文字切り出し部 118 パターンマツチング部 119 回転角処理部 120 回転処理回路 122 文字/写真判別部
フロントページの続き (72)発明者 橋本 英幸 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−229278(JP,A) 特開 平6−311334(JP,A) 特開 平2−309367(JP,A) 特開 平2−66586(JP,A) 特開 昭63−134439(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査して画像データを発生させる
    画像データ発生手段と、少なくとも原稿1ページ分の画
    像データを記憶する記憶手段と、画像形成条件を設定す
    る操作手段と、操作手段により設定された画像形成条件
    に基づいて画像データを処理する画像データ処理手段と
    を備えた画像形成装置において、 前記画像データ処理手段は、記憶手段に記憶された画像
    データに対して画像の回転角を検知する回転角検知手段
    と、検知された画像回転角情報を記憶する回転角記憶手
    段と、回転角記憶手段に記憶された画像回転角情報に基
    づいて画像データを処理して画像を回転する画像回転手
    段とを含み、 前記画像データ処理手段は、前記操作手段により設定さ
    れた画像形成条件が、原稿台上に自動的に原稿を搬送す
    る自動原稿搬送装置の使用であると判定されたときは前
    記回転角検知手段及び画像回転手段の作動を許容し、自
    動原稿搬送装置の使用でないと判定されたときは前記回
    転角検知手段及び画像回転手段の作動を禁止するように
    制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿を走査して画像データを発生させる
    画像データ発生手段と、少なくとも原稿1ページ分の画
    像データを記憶する記憶手段と、画像データを処理する
    画像データ処理手段とを備えた画像形成装置において、 前記画像データ処理手段は、記憶手段に記憶された画像
    データに対して画像の回転角を検知する回転角検知手段
    と、記憶手段に記憶された画像データの属性を判定する
    属性判定手段と、検知された画像回転角情報を記憶する
    回転角記憶手段と、回転角記憶手段に記憶された画像回
    転角情報に基づいて画像データを処理して画像を回転す
    る画像回転手段とを含み、 前記画像データ処理手段は、属性判定手段により判定さ
    れた画像データが、写真画像であると判定されたときは
    前記回転角検知手段及び画像回転手段の動作を禁止し、
    写真画像でないと判定されたときは前記回転角検知手段
    及び画像回転手段の動作を許容することを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿を走査して画像データを発生させる
    画像データ発生手段と、少なくとも原稿1ページ分の画
    像データを記憶する記憶手段と、画像回転角検知条件を
    設定する操作手段と、該操作手段により設定された画像
    回転角検知条件に基づいて画像回転角を検知して画像デ
    ータを処理する画像データ処理手段とを備えた画像形成
    装置において、 前記画像データ処理手段は、記憶手段に記憶された画像
    データに対して画像の回転角を検知する回転角検知手段
    と、検知された画像回転角情報を記憶する回転角記憶手
    段と、回転角記憶手段に記憶された画像回転角情報に基
    づいて画像データを処理して画像を回転する画像回転手
    段とを含み、 前記画像データ処理手段は、前記操作手段により設定さ
    れた画像回転角検知条件で特定される原稿の画像データ
    に基づいて画像回転角を検知するよう前記回転角検知手
    段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記操作手段により設定された画像回転
    角検知条件で特定された原稿の画像データは、走査され
    る最初の1枚の原稿の画像データであることを特徴とす
    る請求項記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データ処理手段は、さらに記憶
    手段により記憶された画像データの属性を判定する属性
    判定手段を含み、 前記操作手段により設定された画像回転角検知条件で特
    定された原稿の画像データは、属性判定手段により文字
    情報を含むと判定された原稿のうち、走査される最初の
    1枚の原稿の画像データであることを特徴とする請求項
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 原稿を走査して画像データを発生させる
    画像データ発生手段と、少なくとも原稿1ページ分の画
    像データを記憶する記憶手段と、画像データを処理する
    画像データ処理手段とを備えた画像形成装置において、 前記画像データ処理手段は、記憶手段に記憶された画像
    データに対して画像の回転角を検知する回転角検知手段
    と、記憶手段に記憶された画像データの属性を判定する
    属性判定手段と、検知された画像回転角情報を記憶する
    回転角記憶手段と、回転角記憶手段に記憶された画像回
    転角情報に基づいて画像データを処理して画像を回転す
    る画像回転手段とを含み、 前記画像データ処理手段は、属性判定手段により文字情
    報を含むと判定された画像データを、さらに画像データ
    の特徴に基づいて活字文字情報か手書き文字情報かを属
    性判定手段により判定し、その判定結果に基づいて検知
    精度の異なる複数の回転角検知手段から最適の検知精度
    のものを選択することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿を走査して画像データを発生させる
    画像データ発生手段と、少なくとも原稿1ページ分の画
    像データを記憶する記憶手段と、画像回転角検知条件を
    設定する操作手段と、該操作手段により設定された画像
    回転角検知条件に基づいて画像回転角を検知して画像デ
    ータを処理する画像データ処理手段とを備えた画像形成
    装置において、 前記画像データ処理手段は、記憶手段に記憶された画像
    データに対して画像の回転角を検知する回転角検知手段
    と、検知された画像回転角情報を記憶する回転角記憶手
    段と、回転角記憶手段に記憶された画像回転角情報に基
    づいて画像データを処理して画像を回転する画像回転手
    段とを含み、 前記操作手段により設定された画像回転角検知条件が、
    検知精度の異なる複数の回転角検知手段から選択された
    検知精度であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 原稿を走査して画像データを発生させる
    画像データ発生手段と、少なくとも原稿1ページ分の画
    像データを記憶する記憶手段と、画像回転角検知条件を
    設定する操作手段と、該操作手段により設定された画像
    回転角検知条件に基づいて画像回転角を検知して画像デ
    ータを処理する画像データ処理手段とを備えた画像形成
    装置において、 前記画像データ処理手段は、記憶手段に記憶された画像
    データに対して画像の回転角を検知する回転角検知手段
    と、検知された画像回転角情報を記憶する回転角記憶手
    段と、回転角記憶手段に記憶された画像回転角情報に基
    づいて画像データを処理して画像を回転する画像回転手
    段とを含み、 前記画像データ処理手段は、回転角検知手段による画像
    回転角の検知において、複数の画像データについて検知
    した複数の画像回転角情報から多数決により全体の画像
    回転角を1つに決定することを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記回転角記憶手段に記憶された画像回
    転角情報は、新たな原稿のセツト、原稿カバーの開閉、
    記録媒体の抜き取りのいずれかが検出されたときにリセ
    ツトされることを特徴とする請求項1乃至請求項のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記回転角記憶手段に記憶された画像
    回転角情報は、紙詰り、割り込み処理のいずれかが検出
    されてもリセツトされないことを特徴とする請求項1乃
    至請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
JP27505195A 1995-09-29 1995-09-29 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3384210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27505195A JP3384210B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27505195A JP3384210B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0998276A JPH0998276A (ja) 1997-04-08
JP3384210B2 true JP3384210B2 (ja) 2003-03-10

Family

ID=17550170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27505195A Expired - Fee Related JP3384210B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3384210B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201885A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Sharp Corp 画像判断装置、画像形成装置、画像判断方法、画像判断プログラム、画像形成プログラムおよびコンピュータ読取り可能な記録媒体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5182208B2 (ja) * 2009-04-27 2013-04-17 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201885A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Sharp Corp 画像判断装置、画像形成装置、画像判断方法、画像判断プログラム、画像形成プログラムおよびコンピュータ読取り可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0998276A (ja) 1997-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6011877A (en) Apparatus and method for determining the directional orientation of a document image based upon the location of detected punctuation marks within the document image
US8253966B2 (en) Image forming apparatus to print scanned documents in a predetermined order and method thereof
US6963721B2 (en) Image forming apparatus having function of automatically selecting one of sheet feeders, method of controlling the image forming apparatus and storage medium
US6308041B2 (en) Image forming apparatus having paper size discrimination and stapling control
US5930001A (en) Copier which rotates an image based on the recognition of an extracted character from various directions
JP3332546B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH07245696A (ja) 画像形成装置
US20070188805A1 (en) Image processing apparatus
US6343197B1 (en) Image formation processing having image rotation function
JPH0993376A (ja) ディジタル複写機
JP3343367B2 (ja) 縦横方向データを利用した画像方向性判定方法および装置
JP3384210B2 (ja) 画像形成装置
US20180007222A1 (en) Image-forming apparatus with document reading unit that automatically feeds and reads documents
JP2003127508A (ja) オフラインプリント方法、出力制御データの作成方法、およびソフトウェア
US20020186983A1 (en) Image forming apparatus, image forming method, medium for providing control program, and control program
JPH09130516A (ja) 原稿画像の天地を認識できる画像処理装置
JPH0983691A (ja) 画像処理装置及び方法
JP3492352B2 (ja) オフラインプリント方法およびプリント装置
JPH06225053A (ja) 白紙対応の画像形成方法および画像形成装置
JPH0955840A (ja) ファクシミリ装置
JP3333250B2 (ja) 画像比較装置
JPH09307675A (ja) 画像処理装置および画像処理装置の画像処理方法
JPH08224930A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2004015818A (ja) オフラインプリント方法、出力制御データの作成方法、およびプリント装置
JP2003141444A (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091227

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101227

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101227

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111227

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111227

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121227

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131227

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees