JPH09130516A - 原稿画像の天地を認識できる画像処理装置 - Google Patents

原稿画像の天地を認識できる画像処理装置

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JPH09130516A
JPH09130516A JP7303341A JP30334195A JPH09130516A JP H09130516 A JPH09130516 A JP H09130516A JP 7303341 A JP7303341 A JP 7303341A JP 30334195 A JP30334195 A JP 30334195A JP H09130516 A JPH09130516 A JP H09130516A
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histogram
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Application number
JP7303341A
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English (en)
Inventor
Takamoto Nabeshima
孝元 鍋島
Hideyuki Hashimoto
英幸 橋本
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
Kazutomi Sakatani
一臣 坂谷
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿画像の天地を自動認識する画像処理装置
を提供する。 【解決手段】 英文の活字原稿は大文字や小文字の一部
は他の文字よりも上又は下に突出する部分があり、上側
に突出する部分がある文字の方が下側に突出する部分が
ある文字よりも使用頻度が多い。文字の配列方向の画素
数を累積し、図1(b)に示す形状のヒストグラムを作
成し、標準文字高さhに相当する上下の部分のピ−クを
エツジe1 とe2 とすると、エツジe1 の上側には標準
文字高さhより上に突出した部分の文字の画素数が累積
された小さいピ−クp1 が存在し、エツジe2 の下側に
は標準文字高さhより下に突出した部分の文字の画素数
が累積された小さいピ−クp2 が存在する。上側に突出
している部分がある文字の方が使用頻度が多いから、小
さいピ−クp1 が存在する方を文字列の「天」と判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】この発明は、画像形成装置に
関し、特に原稿の天地を自動的に認識することができる
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の画像形成装置は、自動原稿給送装
置により給送される2枚或いは4枚の原稿を1枚の記録
紙上に記録するものや、画像形成された記録紙を丁合し
てステイプルで綴合する製本機能を備えたものなど、多
様な自動処理機能を備えるものが提供されている。
【0003】この様な自動処理機能を備えた画像形成装
置を効果的に使用するには、自動原稿給送装置により給
送される複数枚の原稿の天地が揃つていることが重要
で、1枚でも天地が逆になつた原稿が混ざつていること
に気付かないで複写物を作成した後、これに気付いた場
合は、作成した複写物を廃棄しなければならないことに
なり、多数部数の場合には多大の時間と費用を浪費する
ことになる。
【0004】このため、原稿画像の天地を自動的に判別
し、天地が逆になつたものが発見されたときは、その原
稿画像を正常な向きに回転処理する画像形成装置が提案
されている。例えば特開平4−229763号公報に開
示された画像形成装置では、原稿を走査して得た画像デ
−タから文字画像のサンプルを選択し、このサンプルを
別に用意された参照文字と比較して原稿画像の天地或い
は回転角を判別し、判別の結果修正の必要があれば原稿
画像を正常な向きに回転処理するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た原稿を走査して得た画像デ−タから文字画像のサンプ
ルを選択し、このサンプルを別に用意された参照文字と
比較して原稿の天地或いは回転角を判別する手段では、
文字画像のサンプルを抽出して処理するにしても、文字
を読み取り参照文字と比較する高度の画像処理が必要と
されるから、画像形成装置に原稿画像の天地或いは横向
きを自動的に判別する手段を付加することは、装置のコ
ストを著しく高いものとしていた。この発明は上記した
課題を解決することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、原稿を走査してデジタル画像信号を発生
させる画像信号発生手段と、画像信号を記憶する記憶手
段と、画像信号を処理する画像処理手段を備えた画像形
成装置であつて、前記画像処理手段は、画像信号の主走
査方向の画素累積値及び副走査方向の画素累積値を演算
して画素累積値のヒストグラムを作成し、作成したヒス
トグラムを解析して文字列方向を識別すると共に文字列
方向と識別されたヒストグラムにおける主要領域とその
前後の副領域を識別し、前記した主要領域の前後に2つ
の副領域が識別されたときは、2つの副領域の累積値の
大小を判別して原稿画像の天地を判別することを特徴と
するものである。
【0007】そして、前記画像処理手段における画素累
積値ヒストグラムの解析における文字列方向の識別は、
前記画素累積値ヒストグラムのパタ−ンを予め設定され
た所定のパタ−ンと比較することにより文字列方向を識
別する。
【0008】また、前記画像処理手段における画素累積
値ヒストグラムの解析における主要領域と副領域の識別
は、ヒストグラムのピ−ク値に基づいて主要領域のエツ
ジを検出し、主要領域のエツジの外側に別のピ−ク値が
存在するとき副領域であると識別する。
【0009】
【発明の実施の形態】英文活字文字の原稿を読取り、そ
の画像信号の主走査方向の画素累積値及び副走査方向の
画素累積値を演算して画素累積値のヒストグラムを作成
する。作成したヒストグラムのパタ−ンを所定のパタ−
ンとの比較により文字列方向を識別する。識別された文
字列ヒストグラムのピ−ク値に基づいて文字列を示す主
要領域のエツジを検出し、主要領域のエツジの外側に別
のピ−ク値が存在するとき副領域であると識別し、主要
領域の前後に2つの副領域が識別されたときは、2つの
副領域の累積値の大小を判別して原稿画像の天地を判別
する。
【0010】
【実施例】まず、この発明の特徴点である原稿画像の天
地を自動判別する手法について説明する。英文の活字原
稿では図1の(a)にサンプルを示すように、先頭の大
文字は小文字よりも上側に突出しており、また小文字で
は「b、d、f、h、i、j、k、l、t」は他の文字
よりも上側に突出している部分があり、「j、p、q、
y」のみが他の文字よりも下側に突出している部分があ
る。そして、各文字の使用頻度を考慮しても、上側に突
出している部分がある文字(例えばb)の方が、下側に
突出している部分がある文字(例えばj)よりも一般的
に多いという特徴がある。そこで、この発明は、この英
文活字原稿の上記した特徴に着目して文字列の「天」を
判別しようとするものである。
【0011】まず、原稿画像の文字の配列方向(矢印s
方向)の画素数を例えば走査ライン毎に累積すると、図
1の(b)に示すような形状のヒストグラムを得ること
ができる。このヒストグラムを観察すると、標準の文字
の高さhに相当する上下のエツジ部分にピ−クが存在す
る。これをエツジe1 とe2 と呼ぶことにする。エツジ
e1 の上側には標準の文字の高さhよりも上側に突出し
た部分がある文字(この例では大文字Cと小文字t、
l、f、d、i)の画素数が累積された小さいピ−クp
1 が存在し、エツジe2 の下側には標準の文字の高さh
よりも下側に突出した部分がある文字(この例では2つ
のpとg)の画素数が累積された小さいピ−クp2 が存
在する。
【0012】先に述べた通り、上側に突出した部分があ
る文字のほうが、その文字の使用頻度を考慮しても一般
的に多いから、前記した小さいピ−クp1 が存在する方
が文字列の「天」と判断することができる。
【0013】以下、この発明の実施例について説明す
る。図2はこの発明を適用したデジタル複写機の構成の
概略を示す断面図である。画像読取部100は、原稿を
読み取り原稿の各画素に対応した画像デ−タを出力する
ものである。画像読取部100は、画像読取部100の
上面に配置された原稿台101と原稿流し撮り部10
2、原稿台101の下に配置された光源111、ミラ−
112、投影レンズ113から構成される走査光学系1
14、主走査方向に1列に配置されたCCDからなるラ
インセンサ115、及び画像処理ユニツト116から構
成される。
【0014】原稿台101上に載置された原稿ORの画
像は走査光学系114によりラインセンサ115上に投
影され、ラインセンサ115から主走査方向の1ライン
分の画像信号が出力される。走査光学系114が副走査
方向に移動することにより原稿台101上に載置された
原稿ORの全面が走査されて、原稿1ぺ−ジ分の画像信
号が順次ラインセンサ115から画像処理ユニツト11
6に出力される。
【0015】また、原稿流し撮り部102を使用する場
合は、走査光学系114の光源111及びミラ−112
を所定位置に固定し、その上に原稿流し撮り部102を
配置する。原稿流し撮り部102の原稿挿入口から原稿
ORを矢印a方向に送り込むと、原稿が副走査方向に搬
送される間にラインセンサ115で読み取られる。原稿
が移動することにより原稿の全面が走査され、原稿1ぺ
−ジ分の画像信号が順次ラインセンサ115から画像処
理ユニツト116に出力される。
【0016】ラインセンサ115から出力された画像信
号は、画像処理ユニツト116においてデジタル信号に
変換され、倍率の変更、画質補正など所定の画像処理が
なされた後、後述する画像記録部120に出力される。
【0017】画像記録部120は、画像デ−タに基づい
て記録紙上に画像を記録するもので、公知の電子写真方
式の記録装置である。即ち、画像記録部120はLD駆
動ユニツト121、レ−ザ発振器122、ポリゴンミラ
−123、f/θレンズ124、反射ミラ−125から
構成されるレ−ザ光学系126、感光体ドラム128、
感光体ドラム128の周囲に配置された帯電チヤ−ジヤ
129、現像器130、転写チヤ−ジヤ131、分離チ
ヤ−ジヤ132、クリ−ナ133、イレ−サ134、及
び定着器135、給紙カセツト136などから構成され
る。
【0018】LD駆動ユニツト121は、レ−ザ発振器
122から放射されるレ−ザ光を画像信号で変調するも
のである。画像信号で変調されたレ−ザ光はポリゴンミ
ラ−123、f/θレンズ124、反射ミラ−125か
ら構成されるレ−ザ光学系126を経て感光体ドラム1
28上に投影され、画像潜像を形成する。感光体ドラム
128上の画像潜像は現像器130により現像され、ト
ナ−像は転写位置において転写チヤ−ジヤ131により
給紙カセツト136から給紙された記録紙に転写され
る。トナ−像の転写された記録紙は分離チヤ−ジヤ13
2により感光体ドラム128から分離され、定着器13
5により定着処理され、排紙トレイ137に排出され
る。
【0019】図3は、画像処理ユニツト116の画像処
理回路の構成を示したブロツク図である。光源111で
照射された原稿ORからの反射光はラインセンサ115
で検出され、出力された画像信号はアナログ処理部20
1で所定の処理がされた後、A/D変換部202でデジ
タル信号に変換される。A/D変換部202における参
照レベルデ−タはD/A変換部203から供給される。
【0020】デジタル信号に変換された画像信号はシエ
−デイング補正部204で光源の配光むら、CCD画素
間の感度むらなどの補正がなされた後、セレクタ205
を経て反射率濃度変換部206において反射デ−タから
濃度デ−タに変換される。この後、変倍処理部207、
MTF補正部208、γ補正部209において所定の処
理がなされ、インタ−フエイス部210を経て画像記録
部120に記録すべき画像デ−タとして出力される。
【0021】また、シエ−デイング補正部204から出
力された画像デ−タは、フイ−ルドメモリ211に一時
記憶され、一時記憶された画像デ−タはヒストグラム回
路213において後述するヒストグラムが作成され、画
像の天地認識の判断に使用される。
【0022】後述する画像の天地認識の判断の結果、画
像の回転が必要とされたときは、フイ−ルドメモリ21
1に一時記憶された画像デ−タは、画像回転部212で
回転処理されてセレクタ205に出力される。
【0023】セレクタ205は、画像の天地認識の判断
の結果、画像の回転が必要と判断されたときは、画像回
転部212で画像回転処理された画像デ−タを反射率濃
度変換部206に出力し、また画像の回転が必要でない
と判断されたときは、シエ−デイング補正部204から
出力された画像デ−タを直接反射率濃度変換部206に
出力する。
【0024】以上説明した画像処理回路の各要素はCP
U215とタイミング信号発生部216からのタイミン
グ信号により制御される。なお、ROM217は制御用
デ−タの記憶に使用され、RAM218は処理デ−タの
一時記憶に使用される。
【0025】図4は、以下説明する原稿画像の天地の判
別処理の説明に使用する英文活字文字列(以下、英文文
字列、又は文字列という)からなるサンプル原稿であ
る。以下の説明では文字列方向を主走査方向とする。
【0026】図4において(a)は英文文字列のサンプ
ル、(b)は英文文字列の主走査方向の画素累積値(画
像濃度)のヒストグラム、(c)は英文文字列の副走査
方向の画素累積値(画像濃度)のヒストグラムを示す。
【0027】図5の(a)は、図4の(b)で示したサ
ンプルの英文文字列の主走査方向のヒストグラムで、図
5の(b)は、このヒストグラムを所定のスレツシヨル
ドレベルでサンプリングした結果であり、斜線で塗り潰
したヒストグラムを得ることができる。
【0028】また、図6の(a)は、図4の(c)で示
したサンプル原稿の英文文字列の副走査方向のヒストグ
ラムで、図6の(b)は、このヒストグラムを所定のス
レツシヨルドレベルでサンプリングした結果であり、斜
線で塗り潰したヒストグラムを得ることができる。上記
した主走査方向のヒストグラム、副走査方向のヒストグ
ラムを後述するフロ−チヤ−トで示した文字列方向の検
出処理ル−チンで処理すると、文字列方向を判定するこ
とができる。
【0029】図7は、図5の(a)又は図6の(a)で
示した英文文字列の走査方向(主走査方向、又は副走査
方向)のヒストグラムを拡大して示した図である。先に
図1により説明した通り、エツジ部(e1 )(e2 )の
両側の小さいピ−ク(p1 )(p2 )のレベルから原稿
画像の天地を判別することができる。以下、原稿画像の
天地の判別について説明する。
【0030】なお、図5、図6、図7におけるヒストグ
ラムのアドレスとは、ヒストグラムを一時格納したメモ
リのアドレスであつて、画像の天地判別の際に使用され
る。このアドレスは、フイ−ルドメモリに格納された画
像デ−タのアドレスと同じ大小関係を維持するように付
けるとよい。
【0031】図8は画像処理ユニツト116内の画像処
理回路のCPU215で実行される画像デ−タ処理の全
体の概略を示す主ル−チンのフロ−チヤ−トである。原
稿を原稿台にセツトし(ステツプP1)、コピ−釦の押
されるのを待ち(ステツプP2)、原稿の走査を開始さ
せる(ステツプP3)。原稿画像を読取り(ステツプP
4)、画像デ−タから文字列方向を検出する(ステツプ
P5)。原稿画像の天地の認識を行い(ステツプP
6)、必要に応じて画像の回転処理を実行して(ステツ
プP7)、画像プリントを行う(ステツプP8)。
【0032】図9は図8のフロ−チヤ−トでステツプP
5として示した文字列方向検出サブル−チンのフロ−チ
ヤ−トである。まず、主走査方向の画像デ−タの画素累
積値を演算してヒストグラムを作成し(ステツプP1
1)、作成したヒストグラムの形状が予め設定されてい
る所定のパタ−ンと一致するか否かを判定し、判定結果
を一時記憶しておく(ステツプP12)。
【0033】同じく、副走査方向についても画像デ−タ
の画素累積値を演算してヒストグラムを作成し(ステツ
プP13)、作成したヒストグラムの形状が予め設定さ
れている所定のパタ−ンと一致するか否かを判定し、判
定結果を一時記憶しておく(ステツプP14)。
【0034】前記一時記憶された主走査方向の判定結
果、及び副走査方向の判定結果に基づいてヒストグラム
形状を総合判定する(ステツプP15)。そして、主走
査方向のヒストグラムの形状、或いは副走査方向のヒス
トグラムの形状の、いずれかが所定のパタ−ンと一致す
るときはステツプP16に進む。
【0035】そして、主走査方向のヒストグラムの形状
が所定のパタ−ンと一致するか否かを判定し、主走査方
向の形状が一致するときは文字列方向は主走査方向であ
ると決定し(ステツプP18)、また、ステツプP16
の判断で主走査方向が一致しないときは文字列方向は副
走査方向であると決定し(ステツプP17)、主ル−チ
ンに戻る。
【0036】ステツプP15の判定で、主走査方向のヒ
ストグラムの形状と副走査方向のヒストグラムの形状の
両方が所定のパタ−ンと一致する場合、及び主走査方向
のヒストグラムの形状と副走査方向のヒストグラムの形
状の両方が所定のパタ−ンと不一致の場合とがあるが、
これ等の場合は文字の配列方向を識別できないので、原
稿の天地の識別は行わず、直ちに主ル−チンに戻る。
【0037】図10は図9のフロ−チヤ−トでステツプ
P12及びP14として示したヒストグラムの形状が予
め設定されている所定のパタ−ンと一致するか否かを判
定するヒストグラム形状パタ−ン判定サブル−チンのフ
ロ−チヤ−トであつて、主走査方向と副走査方向の判定
処理はピ−ク回数を示すパラメ−タPn の値が相違する
点以外は同一の処理である。以下の説明では主走査方向
の判定処理について説明する。
【0038】まず、原稿画像の主走査方向の画像デ−タ
(又は副走査方向の画像デ−タ)を累積して、図7に示
すようなヒストグラムが得られたものとする。
【0039】まず、所定のスレツシヨルドレベルを越え
る主走査方向(副走査方向)のヒストグラムのピ−ク
(n番目)を検出し(ステツプP21)、ピ−ク幅が所
定値Gを越えているか否かを判定する(ステツプP2
2)。ここで、所定値Gは英文文字列の高さ(図1の
h)に相当する幅とするとよい。
【0040】ピ−ク幅が所定値Gを越えている場合は、
その越えているピ−ク検出回数Pをカウント(P←P+
1)し(ステツプP23)、次のピ−クの有無を判定し
(ステツプP24)、次のピ−クがある場合は次のピ−
クの検出を行うため、番号「n」をインクリメントし
(ステツプP25)、ステツプP21に戻る。
【0041】ステツプP24の判定で、次のピ−クがな
い場合は、ピ−ク検出回数Pが予め設定されている所定
回数Pj (例えば2回)以上か否かを判定し(ステツプ
P26)、P≧Pj の場合は一致したと判定し、判定結
果を一時記憶メモリに格納し(ステツプP27、P2
8)、主ル−チンに戻る。また、ステツプP26の判定
でP<Pj の場合は不一致と判定し、直ちに主ル−チン
に戻る。
【0042】図11は、図8のフロ−チヤ−トでステツ
プP6として示した原稿画像の天地の認識を行うサブル
−チンのフロ−チヤ−トである。
【0043】まず、図9のフロ−チヤ−トにおけるステ
ツプP17、ステツプP18において文字列方向と決定
されたヒストグラムを読み出す(ステツプP31)。読
み出されるヒストグラムは図7に示すようなヒストグラ
ムで、主走査方向のヒストグラムの場合と副走査方向の
ヒストグラムの場合とがある。
【0044】カウンタNの内容(値n)を1に、カウン
タLの内容(値l)を0に、カウンタMの内容(値m)
を0にリセツトし(ステツプP32)、n番目(nは1
から始まる)のヒストグラムのピ−クを検出する(ステ
ツプP33)。ピ−クを検出したヒストグラムのエツジ
(図7のe1 、e2 )を検出し(ステツプP34)、さ
らにエツジの両側にある小さなピ−ク(図7のp1 、p
2 )のレベルを検出する(ステツプP35)。
【0045】検出された小さな2つのピ−クp1 、p2
のレベルのいずれが大きいかを判定する(ステツプP3
6)。ピ−クレベルの大きい方のアドレスが他のピ−ク
のアドレスよりも大きい場合は、アドレスの大きい方が
「天」であると決定し、カウンタLをインクリメント
(l←l+1)する(ステツプP37、P38)。ま
た、ピ−クレベルの大きい方のアドレスが他のピ−クの
アドレスよりも小さい場合は、アドレスの小さい方が
「天」であると決定し、カウンタMをインクリメント
(m←m+1)する(ステツプP39、P40)。
【0046】次のヒストグラムのピ−クの有無を判定し
(ステツプP41)、ピ−クが有る場合はカウンタNを
インクリメント(n←n+1)し(ステツプP42)、
ステツプP33に戻る。残りのピ−クがない場合、即ち
全てのピ−クの処理が終了した場合は、カウンタMとL
の計数値l、mの大小を判定し(ステツプP43)、l
>m場合はアドレスの大きい方を最終的に「天」である
と決定し(ステツプP44)、l>mでない場合はアド
レスの小さい方を最終的に「天」であると決定し(ステ
ツプP45)、主ル−チンに戻る。
【0047】以上説明した実施例では、英文の活字原稿
について原稿画像の天地を判別する例で説明したが、こ
の発明は英文の活字原稿に限らず、例えば仏文活字文字
その他の活字原稿においても同様に文字列の標準高さか
ら上下に突出する部分のある文字の使用頻度に基づい
て、この発明と同様の判別手法を適用することにより原
稿画像に天地を判別することが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、原稿
を走査してデジタル画像信号を発生させる画像信号発生
手段と、画像信号を記憶する記憶手段と、画像信号を処
理する画像処理手段を備えた画像形成装置であつて、前
記画像処理手段は、画像信号の主走査方向の画素累積値
及び副走査方向の画素累積値を演算して画素累積値のヒ
ストグラムを作成し、作成したヒストグラムを解析して
文字列方向を識別すると共に文字列方向の識別されたヒ
ストグラムにおける主要領域とその前後の副領域を識別
し、前記した主要領域の前後に2つの副領域が識別され
たときは、2つの副領域の累積値の大小を判別して原稿
画像の天地を判別することを特徴とするものである。
【0049】この構成により、原稿画像から抽出したサ
ンプル文字を別に用意された参照文字と比較して原稿画
像の天地を判別する方法のように、高度の画像処理を必
要とせず、簡単で容易且つ正確に原稿画像の天地を判別
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原稿画像の天地を自動判別する手法を説明する
図。
【図2】この発明を適用したデジタル複写機の構成の概
略を示す断面図。
【図3】画像処理回路の構成を示すブロツク図。
【図4】原稿画像の天地の判別を説明するサンプル原
稿。
【図5】サンプル原稿の主走査方向の画素累積値のヒス
トグラム。
【図6】サンプル原稿の副走査方向の画素累積値のヒス
トグラム。
【図7】走査方向(主走査方向、又は副走査方向)のヒ
ストグラムの拡大図。
【図8】画像デ−タ処理の全体の概略を示す主ル−チン
のフロ−チヤ−ト。
【図9】文字列方向検出サブル−チンのフロ−チヤ−
ト。
【図10】ヒストグラム形状パタ−ン判定サブル−チン
のフロ−チヤ−ト。
【図11】原稿画像の天地の認識を行うサブル−チンの
フロ−チヤ−ト。
【符号の説明】
100 画像読取部 101 原稿台 102 原稿流し撮り部 114 走査光学系 115 ラインセンサ 116 画像処理ユニツト 120 画像記録部 121 LD駆動ユニツト
フロントページの続き (72)発明者 今泉 祥二 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 坂谷 一臣 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査してデジタル画像信号を発生
    させる画像信号発生手段と、画像信号を記憶する記憶手
    段と、画像信号を処理する画像処理手段を備えた画像形
    成装置であつて、 前記画像処理手段は、画像信号の主走査方向の画素累積
    値及び副走査方向の画素累積値を演算して画素累積値の
    ヒストグラムを作成し、作成したヒストグラムを解析し
    て文字列方向を識別すると共に文字列方向と識別された
    ヒストグラムにおける主要領域とその前後の副領域を識
    別し、前記した主要領域の前後に2つの副領域が識別さ
    れたときは、2つの副領域の累積値の大小を判別して原
    稿画像の天地を判別することを特徴とする原稿画像の天
    地を認識できる画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段における画素累積値ヒ
    ストグラムの解析における文字列方向の識別は、前記画
    素累積値ヒストグラムのパタ−ンを予め設定された所定
    のパタ−ンと比較することにより文字列方向を識別する
    ことを特徴とする請求項1記載の原稿画像の天地を認識
    できる画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段における画素累積値ヒ
    ストグラムの解析における主要領域と副領域の識別は、
    ヒストグラムのピ−ク値に基づいて主要領域のエツジを
    検出し、主要領域のエツジの外側に別のピ−ク値が存在
    するとき副領域であると識別することを特徴とする請求
    項1記載の原稿画像の天地を認識できる画像形成装置。
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