JPH0720714A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JPH0720714A
JPH0720714A JP18324793A JP18324793A JPH0720714A JP H0720714 A JPH0720714 A JP H0720714A JP 18324793 A JP18324793 A JP 18324793A JP 18324793 A JP18324793 A JP 18324793A JP H0720714 A JPH0720714 A JP H0720714A
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JP
Japan
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electrostatic latent
latent image
developing
toner
roll
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Application number
JP18324793A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Okamoto
佳和 岡本
Takashi Fuchiwaki
隆 渕脇
Tomoyoshi Chihara
朋義 千原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真法を利用した現像装置又は画像形成
装置において、現像領域で静電潜像の周囲付近にトナー
が大量に付着することによる画質劣化を防止し、静電潜
像に忠実な高画質現像を可能とする。 【構成】 現像装置40内に、静電潜像保持体10と対
向して、主要部が弾性材料で構成された現像ロール20
を配置し、この現像ロール20が静電潜像保持体10と
圧接され、静電潜像保持体の表面に沿った形状に変形す
るものとする。また、静電潜像保持体を柔軟性のあるベ
ルト状感光体で形成し、現像ロールとの接触面に沿って
静電潜像保持体表面が凹状をなすような構造とすること
もできる。これにより、現像ロール上のトナー層と静電
潜像保持体とが現像領域で面接触し静電潜像に忠実な画
像が得られるとともに、該接触圧が一定に保たれトナー
の凝集等が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電潜像保持体上の静
電潜像をトナーの付着により可視化する現像装置および
このような現像装置を用いた画像形成装置に係り、特に
非磁性トナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤
を用いる現像装置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、プリンタ等の画像形成
装置において用いられる現像装置としては、いろいろな
現像方法によるものが実用化され、また提案されてい
る。従来より一般的に用いられている現像方法として
は、現像剤担持体を静電潜像保持体と対向した位置に間
隙をもって配置し、現像剤担持体上の現像剤を静電潜像
保持体上の静電潜像に転移させて可視化する方法があ
る。このような方法による現像装置としては、使用する
現像剤の種類に応じて各種タイプが知られている。
【0003】例えば、磁気ブラシ現像と呼ばれる方法に
よる現像装置がある。これは、非磁性トナーと磁性キャ
リアとを混合した二成分現像剤を使用するものであり、
現像剤担持体上に二成分現像剤による磁気ブラシを形成
し、現像領域でこの磁気ブラシを静電潜像保持体に摺擦
させて二成分現像剤中の非磁性トナーを静電潜像に付着
させるものである。しかし、このような現像装置では、
磁気ブラシを静電潜像に摺り付けて現像を行なうため、
可視像が乱され、画像の鮮明度が低下する等の問題点が
ある。このため、現像剤担持体上の現像剤層と静電潜像
保持体とが非接触の状態で静電潜像を可視化する現像装
置が提案されている。
【0004】このような現像装置として、例えば、特開
昭54−51848号公報及び実開昭58−14624
9号公報に開示される磁性一成分現像剤を使用する装置
がある。この現像装置は、現像剤担持体内に配置された
磁極によって磁性一成分現像剤を表面に吸着しながら搬
送し、現像剤担持体と静電潜像保持体との間に印加され
るバイアス電圧により、現像領域で現像剤担持体上の一
成分現像剤を飛翔させて静電潜像を可視化するものであ
る。また、特開昭60−53975号公報には、非磁性
一成分現像剤を用いる現像装置が開示されている。この
現像装置は、非磁性一成分現像剤を摩擦帯電させること
によって現像剤担持体表面に付着させ、現像剤規制部材
により規制して表面に現像剤の薄層を形成し、現像領域
で印加されるバイアス電圧により現像剤を飛翔させて静
電潜像を可視化するものである。
【0005】特公平2−4903号公報には、非磁性ト
ナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤を用い、
非接触で現像を行なう現像装置が開示されている。この
現像装置は、現像剤担持体表面に二成分現像剤による磁
気ブラシを形成し、この磁気ブラシが静電潜像保持体と
非接触となるように現像剤量を規制して現像領域に搬送
する。現像領域においては現像剤担持体と静電潜像保持
体との間に直流重畳交流電圧が印加されており、磁気ブ
ラシ中のトナーを静電潜像に飛翔させて現像を行なうも
のである。特開昭59−121077号公報に開示され
る現像装置では、磁気ロールを用いて二成分現像剤の磁
気ブラシを形成し、さらに磁気ブラシ中の非磁性トナー
を現像ロール上に転移させて表面にトナー層を形成し、
現像領域に搬送する。現像領域においては、現像ロール
と静電潜像保持体との間に直流重畳交流電圧が印加され
ており、現像ロール上のトナーを静電潜像保持体に飛翔
させて静電潜像を現像するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような現像装置では、現像剤担持体又は、現像ロールと
静電潜像保持体との間に間隙があり、現像剤担持体又は
現像ロール上の現像剤層と静電潜像とが非接触の状態で
現像が行われているため、現像剤担持体又は現像ロール
と静電潜像保持体との間隙で電気力線が図6に示すよう
になり、静電潜像の周囲付近に強い電界が生じて、トナ
ーが集中的に付着するという現象が発生する。そのた
め、可視像の境界線付近が微妙に乱れ、静電潜像を忠実
に現像することができないという問題点がある。この問
題は、静電潜像がデジタル方式によって形成され、この
静電潜像に忠実な高画質現像が求められる最近の電子写
真複写機等の画像形成装置において、解決が望まれてい
る。
【0007】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、静電潜像に忠実な高画質
現像を可能とし、信頼性の高い現像装置及び画像形成装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するために、請求項1に記載の現像装置は、 表面
にトナーを付着して回転する現像ロールを備え、露光に
よって静電潜像が形成される静電潜像保持体と前記現像
ロールとが対向する現像領域で、現像ロール上の現像剤
を静電潜像保持体に転移させて静電潜像を可視化する現
像装置において、 前記現像ロールの主要部が弾性材
料で構成され、 該現像ロールが前記静電潜像保持体と
圧接され、その接触圧で前記静電潜像保持体の表面に沿
った形状に変形するものとする。
【0009】請求項2に記載の現像装置は、 前記請
求項1に記載の現像装置において、前記現像ロールと対
向する位置に離隔して配置され、トナーとキャリアとを
含む二成分現像剤を表面に吸着して搬送するとともに、
前記現像ロールにトナーを供給する磁気ロールを有する
ものとする。
【0010】請求項3に記載の画像形成装置は、 複
数の支持部材によって周回可能に支持されたベルト状を
なし、表面に静電潜像が形成される静電潜像保持体と、
表面に非磁性トナーを付着して回転する現像ロールを
備え、 該現像ロールが前記静電潜像保持体と対向する
現像領域で、現像ロール上の現像剤を静電潜像保持体に
転移させて静電潜像を可視化する現像装置とを有する画
像形成装置において、前記現像ロールが前記静電潜像保
持体と圧接され、前記現像ロールの周面に沿って前記静
電潜像保持体の表面が凹状をなすように前記現像装置及
び静電潜像保持体が配置されているものとする。
【0011】請求項4に記載の画像形成装置は、 前
記請求項3に記載の画像形成装置において、 前記現像
装置が、 前記現像ロールと対向する位置に離隔して配
置され、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を表面
に吸着して搬送するとともに、前記現像ロールにトナー
を供給する磁気ロールを有するものとする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の現像装置では、現像ロールの
主要部が弾性材料で構成され、該現像ロールが静電潜像
保持体と圧接され、周面が静電潜像保持体に沿った形状
に変形するようになっているので、現像ロール上のトナ
ー層と静電潜像保持体とを接触させた状態で現像が行わ
れ、静電潜像を忠実に可視化することが可能となる。ま
た、現像ロールの弾性変形により静電潜像保持体との接
触圧が適切に調整され、現像領域におけるトナーの凝集
や静電潜像保持体への機械的損傷の発生を防止すること
ができるとともに、現像ロール上のトナーが静電潜像保
持体と接触する現像領域が長くなり、現像効率を高める
ことが可能となる。
【0013】また、請求項2に記載の発明では、上記現
像装置において、現像ロールと対向する位置に、トナー
とキャリアとを含む二成分現像剤を表面に吸着して搬送
するとともに上記現像ロールにトナーを供給する磁気ロ
ールを有しているので、二成分現像剤中のトナーの帯電
量を調整して現像ロール上に一定厚のトナー層を形成す
ることができ、可視像の濃度が均一で信頼性の高い現像
を行うことができる。
【0014】請求項3に記載の画像形成装置では、現像
ロールが周回可能に支持されたベルト状の静電潜像保持
体と圧接され、現像ロールの周面に沿って静電潜像保持
体の表面が凹状をなすように現像装置及び静電潜像保持
体が配置されているので、現像ロール上のトナー層を静
電潜像保持体表面に接触させて、静電潜像に忠実な現像
を行うことができる。また、これとともに、現像ロール
と静電潜像保持体との接触圧がほぼ一定に調整され、ト
ナーの凝集、静電潜像保持体への機械的損傷の発生を防
止することができる。また、現像ロール上のトナーがベ
ルト状の静電潜像保持体と接触する面積を広くすること
ができ、現像効率を高めることが可能となる。
【0015】また、請求項4に記載の発明では、上記画
像形成装置において、現像装置が、現像ロールと対向す
る位置に離隔して配置され、トナーとキャリアとを含む
二成分現像剤を表面に吸着して搬送するとともに、現像
ロールにトナーを供給する磁気ロールを有しているの
で、二成分現像剤中のトナーの帯電量を調整して現像ロ
ール上に一定圧のトナー層を形成することができ、画像
濃度が均一で信頼性の高い画像を得ることが可能とな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、請求項1又は請求項2に記載の発明の第1
の実施例である現像装置を示す概略構成図である。この
現像装置40は、非磁性トナーと磁性キャリアとからな
る二成分現像剤31を収容するハウジング48内に、静
電潜像保持体10と対向し表面に非磁性トナー21を付
着して搬送する現像ロール20と、この現像ロール20
と近接して配置され、表面に二成分現像剤31を吸着し
ながら搬送する磁気ロール30と、前記磁気ロール30
上に吸着された現像剤量を規制する現像剤規制部材42
と、現像剤を攪拌するとともに搬送し、磁気ロール30
に現像剤を供給する現像剤攪拌部材46とを有してい
る。
【0017】上記静電潜像保持体10は一定方向(図1
中に示す矢印14の方向)に移動し、一様に帯電された
後、像光の照射により表面に帯電電位の差による静電潜
像を形成することができるベルト状感光体である。上記
現像ロール20は、シャフトの周りに取り付けた弾性部
材とその表面を薄く覆った非磁性電極部材からなる円筒
状のロールであり、ロール表面がトナー層を介して静電
潜像保持体10と圧接され、その接触圧で変形した部分
に付着したトナーが静電潜像保持体10と接触するよう
にハウジング48内に支持されている。上記現像ロール
20を構成する弾性部材としてはシリコンゴムや多孔性
ウレタン等が用いられ、また、非磁性電極部材としては
厚さ10μmから300μm程度のステンレススチール
や銅などが用いられる。
【0018】この現像ロール20は、静電潜像保持体1
0との対向位置で、双方が同方向に移動するように図中
に示す矢印25の方向に回転方向が設定されている。回
転の速度は周速度が静電潜像保持体10の速度の1倍か
ら2倍となるように設定されるが、画質上は静電潜像保
持体10の1倍から1.5倍の周速度で回転させること
が望ましい。また、上記現像ロール20には、直流バイ
アス電源81から約300Vの電圧が印加されており、
現像ロール20と静電潜像保持体10との間に静電界を
生じ、両者の圧接面が現像領域となっている。このバイ
アス電圧は現像ロールがトナーを介して静電潜像保持体
に圧接されることにより、静電潜像保持体に短絡(リー
ク)するのが防止される。
【0019】なお、上記現像ロール20として、非磁性
電極部材の表面をさらに薄い誘電体層で被覆した構成の
ものを用いることもできる。このとき、非磁性トナーと
現像ロール20との間に働く静電気的、非静電気的な力
が増大することから、現像効率を上げるために現像ロー
ル20に印加するバイアスは直流電位に交流電位を重畳
したものとしてもよい。
【0020】上記磁気ロール30は、位置が不動となる
ように支持された複数の磁石32、33、34の外周
に、回転可能な円筒状のスリーブを配置したものであ
り、スリーブの表面に二成分現像剤31を磁気的に吸着
して磁気ブラシを形成するとともに、スリーブが回転し
て現像剤を搬送することができるものである。上記スリ
ーブの回転方向は、現像ロール20との対向位置で双方
の表面が逆方向に移動するように(図中に示す矢印35
の方向)設定されている。なお、この回転方向は双方の
対向面が同方向に移動するように設定してもよい。ま
た、上記磁気ロール30には直流バイアス電源80から
約100Vの電圧が印加されており、磁気ロール30と
現像ロール20とが近接して対向する位置に静電界を生
じるようになっている。
【0021】本実施例で用いる二成分現像剤31とし
て、磁性キャリアは平均粒径約50〜150μmの不定
形の酸化鉄粉系キャリアで、トナーを負極性に安定して
帯電するための帯電制御剤がその表面にコートされてい
るものを使用し、非磁性トナーとしては平均粒径が約7
〜15μmであって、スチレンアクリル系樹脂をバイン
ダーとし、内部に顔料、帯電制御剤が分散され、前記キ
ャリアと摩擦帯電し負極性となるものを使用する。ま
た、本実施例で用いる静電潜像保持体10は、セレンや
有機感光体からなる柔軟性のあるベルト状感光体であ
り、現像装置40と対向する位置の静電潜像保持体内側
に回転ロール又は固定プレート(図示せず)等を設け、
現像領域におけるベルト状感光体の位置を一定に維持す
るようになっている。
【0022】このような現像装置において、図中点線4
7の高さまで貯留されている非磁性トナーと磁性キャリ
アとは現像剤攪拌部材46によって搬送されるとともに
均一となるように攪拌される。これにより二成分現像剤
中の非磁性トナーの分布が一定に維持されるとともに非
磁性トナーと磁性キャリアとの間の摩擦帯電により非磁
性トナーに充分な電荷が付与される。攪拌された現像剤
は、現像剤攪拌部材46によって磁気ロール30に供給
される。磁気ロール30は現像剤を磁気的に吸着して現
像剤の磁気ブラシを形成し、現像剤規制部材42により
現像剤量を規制した後、回転により現像ロール20との
対向位置まで搬送する。現像ロール20と磁気ロール3
0との間には直流電圧が印加されており、電荷を有する
トナー21はクーロン力によって現像ロール20へ転移
し、現像ロール20表面に一様な厚さのトナー層を形成
する。一方、磁性キャリアは磁気ロール30に磁気的に
吸着されたまま転移せずに残る。
【0023】現像ロール20上のトナー層は、現像ロー
ル20の回転とともに、該現像ロール20と静電潜像保
持体10とが対向する現像領域へ搬送され、現像ロール
20によって静電潜像保持体10の表面に圧接される。
現像領域においては現像ロール20に約300Vの直流
電圧が印加されるとともに、静電潜像保持体10上の画
像部が約400V、非画像部が約200Vに帯電されて
いるので、図2に示すように現像ロール20と静電潜像
保持体10との間にほぼ垂直方向の静電界が形成され
る。これにより、現像ロール20上のトナー21が静電
潜像保持体10上の画像部に転移し、現像が行われる。
このとき、トナー層と静電潜像保持体10とが圧接され
るとともに、上記のような垂直方向への電界が形成され
るので、トナー21が静電潜像保持体10上の画像部と
非画像部との境界線付近に偏って付着することがなく、
静電潜像に忠実な信頼性の高い可視像が得られる。ま
た、現像ロール20の弾性部材がトナー層にかかる圧力
を自動的に調整し、現像領域におけるトナーの凝集や、
静電潜像保持体10の表面に機械的損傷が発生するのを
防止している。
【0024】上記現像工程後、現像ロール20表面のト
ナーが消費されて現像ロール上からトナーが無くなった
部分には、再び磁気ロール30から新たなトナーが供給
される。このとき、現像ロールと磁気ロールとの間隙、
磁気ロール上の二成分現像剤の量、磁気ロールの磁気特
性、現像ロールに対する磁気ロールの回転速度の比、直
流バイアス電源80,81の電圧、二成分現像剤に含ま
れる磁性キャリアの導電度を調整して組み合わせること
により、ほぼ一定の電荷を有する一定量のトナーを現像
ロール上に積層させることができる。なお、現像ロール
20上のトナーが消費された部分に、新たなトナーを供
給し、トナーが消費されずに現像ロール上に残っている
部分と同じ状態とするためには、磁気ロール30の回転
方向を現像ロール20の回転方向と同じにし、磁気ロー
ル30に印加するバイアスを直流電位に交流電位を重畳
したものとし、キャリアの導電度を充分に低くすること
が望ましい。
【0025】図3は、請求項1又は請求項2に記載の発
明の第2の実施例である現像装置を示す概略構成図であ
る。この現像装置は、上記第1の実施例の現像装置の構
成に加えて、磁気ロール30から現像ロール20表面に
供給されたトナーが現像領域へ搬送されるまでの間に、
現像ロール30表面に一定の圧力で当接するならし部材
26が配置されている。このならし部材26は、現像ロ
ール20上のトナー層の厚みを一定に制御できるもので
あり、ウレタンゴム、金属性板バネのような弾性部材
や、金属性板バネの先端部にゴム部材を取り付けたもの
等が用いられる。なお、この現像装置の他の構成は上記
第1の実施例の現像装置と同じである。このような現像
装置では、現像領域に搬送されるトナー層厚が一定に制
御され、トナー層厚のむらに起因する現像濃度むらの発
生が防止される。
【0026】図4は、請求項3に記載の発明の一実施例
である画像形成装置を示す概略構成図である。また図5
は、本実施例の画像形成装置で用いられる現像装置を示
す概略構成図である。この画像形成装置では、静電潜像
保持体110に対向する位置に現像装置140が配置さ
れ、現像ロール120が静電潜像保持体110と圧接す
るように支持されている。さらに静電潜像保持体110
の周面には静電潜像保持体の回転方向における上記現像
装置140よりも上流側に、静電潜像保持体110を一
様に帯電させる帯電器70、画像信号に基づくレーザー
ビーム等を照射して静電潜像を形成する露光装置60が
配置され、上記現像装置140よりも下流側に、現像さ
れたトナー像を用紙に転写する転写器76、転写後静電
潜像保持体上に残ったトナーを除去するクリーニング装
置90が設けられている。
【0027】上記静電潜像保持体110は、柔軟性を有
するベルト状感光体であり、このベルト状感光体は回転
ロール12、13によって支持され、スプリング装置1
1により一定の張力が作用するようになっている。上記
現像装置140は、図5に示すように円筒状の電極スリ
ーブからなる現像ロール120を有しており、この現像
ロール120がトナー層を介して静電潜像保持体110
に押しあてられ、トナー層21にかかる圧力が静電潜像
保持体の張力によりほぼ一定に保たれるようになってい
る。なお、この現像装置140の他の構成は、上記第1
の実施例の現像装置と同じである。
【0028】このような画像形成装置では、静電潜像保
持体110は帯電器70で一様に帯電され、露光装置6
0によって表面に静電潜像が形成される。この静電潜像
は現像装置140で現像され、転写器76によりトナー
像が用紙上に転写される。さらに静電潜像保持体110
は、クリーニング装置90によって表面の清掃が行わ
れ、次の現像工程に供される。転写された用紙は、剥離
用除電器(図示せず)で除電・剥離され、フューザーロ
ール(図示せず)でトナーの用紙への定着が行われる。
このような電子写真複写プロセスを経て一枚の複写画像
が得られる。
【0029】このような画像形成装置においても、現像
ロール120が静電潜像保持体110と圧接されるとと
もに、静電潜像保持体の張力により接触圧がほぼ一定に
保持されるので、静電潜像に忠実な信頼性の高い画像が
得られ、トナーの凝集等による画像欠陥の発生も防止さ
れる。また、現像ロールと静電潜像保持体とがトナーを
介して圧接される面積が大きくなっており、効率のよい
充分な濃度の現像が行われる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
現像装置によれば、静電潜像保持体に現像ロール上のト
ナーを適切な接触圧でしかも広い面積で圧接させて現像
を行っているため、静電潜像に忠実なトナー像を再現す
ることができるとともに、トナーの凝集、静電潜像保持
体の損傷等による画質欠陥の発生を防止することができ
る。また、請求項2に記載の発明によれば、安定して均
一なトナー層を現像ロール上に形成できるうえ、トナー
の帯電量を比較的高く保持することができ、濃度の安定
した信頼性の高い現像を行うことができる。
【0031】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
静電潜像保持体に現像ロールが押圧され、現像ロール上
のトナーが一定圧で静電潜像保持体と接触するように静
電潜像保持体及び現像装置が配置されており、静電潜像
に忠実な再現画像が得られる。さらに、トナーの凝集等
による画像欠陥の発生も防止することができる。また、
請求項4に記載の発明によれば、安定して均一なトナー
層を現像ロール上に形成でき、トナーの帯電量を比較的
高く保持して濃度の安定した信頼性の高い画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1又は請求項2に記載の発明の第1の実
施例である現像装置を示す概略構成図である。
【図2】上記現像装置における現像領域で、トナーが静
電潜像に転移する状態を示す図である。
【図3】請求項1又は請求項2に記載の発明の第2の実
施例である現像装置を示す概略構成図である。
【図4】請求項3に記載の発明の一実施例である画像形
成装置を示す概略構成図である。
【図5】上記図3に示す画像形成装置で用いられる現像
装置を示す概略構成図である。
【図6】従来の現像装置において、現像領域に生じる電
界の状態を示す図である。
【符号の説明】
10,110 静電潜像保持体 20,120
現像ロール 21 非磁性トナー 26 なら
し部材 30 磁気ロール 31 二成
分現像剤 32,33,34 固定磁石 40、140
現像装置 60 露光装置 70 帯電
器 76 転写器 90 クリ
ーニング装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナーを付着して回転する現像
    ロールを備え、露光によって静電潜像が形成される静電
    潜像保持体と前記現像ロールとが対向する現像領域で、
    現像ロール上の現像剤を静電潜像保持体に転移させて静
    電潜像を可視化する現像装置において、 前記現像ロールの主要部が弾性材料で構成され、 該現像ロールが前記静電潜像保持体と圧接され、その接
    触圧で前記静電潜像保持体の表面に沿った形状に変形す
    るものであることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の現像装置におい
    て、 前記現像ロールと対向する位置に離隔して配置され、ト
    ナーとキャリアとを含む二成分現像剤を表面に吸着して
    搬送するとともに、前記現像ロールにトナーを供給する
    磁気ロールを有することを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 複数の支持部材によって周回可能に支
    持されたベルト状をなし、表面に静電潜像が形成される
    静電潜像保持体と、 表面に非磁性トナーを付着して回転する現像ロールを備
    え、該現像ロールが前記静電潜像保持体と対向する現像
    領域で、現像ロール上の現像剤を静電潜像保持体に転移
    させて静電潜像を可視化する現像装置とを有する画像形
    成装置において、 前記現像ロールが前記静電潜像保持体と圧接され、前記
    現像ロールの周面に沿って前記静電潜像保持体の表面が
    凹状をなすように前記現像装置及び静電潜像保持体が配
    置されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の画像形成装置に
    おいて、 前記現像装置が、 前記現像ロールと対向する位置に離隔して配置され、ト
    ナーとキャリアとを含む二成分現像剤を表面に吸着して
    搬送するとともに、前記現像ロールにトナーを供給する
    磁気ロールを有するものであることを特徴とする画像形
    成装置。
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