JPH07206887A - 新規ホスホリパーゼc阻害物質am6211及びその製造法 - Google Patents

新規ホスホリパーゼc阻害物質am6211及びその製造法

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JPH07206887A
JPH07206887A JP6005854A JP585494A JPH07206887A JP H07206887 A JPH07206887 A JP H07206887A JP 6005854 A JP6005854 A JP 6005854A JP 585494 A JP585494 A JP 585494A JP H07206887 A JPH07206887 A JP H07206887A
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reaction
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phospholipase
chloroform
calcium
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JP6005854A
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Hidekazu Tanaka
英一 田中
Satoshi Yaginuma
慧 柳沼
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ホスファチジルイノシトール特異的ホスホリ
パーゼC阻害活性作用を有する、タラロマイセス(Ta
laromyces)属の微生物を培養して得られるA
M6211物質、およびその製造法。 【効果】 新規かつ有用なホスファチジルイノシトール
特異的ホスホリパーゼC阻害活性作用を示し、医薬、例
えば血栓症、心臓または脳における虚血性疾患、アレル
ギー、気管支喘息、高血圧、脳血管攣縮、種々の腎疾患
または膵炎等の予防または治療剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タラロマイセス(Ta
laromyces)属に属する微生物が産生する、新
規なホスファチジルイノシトール特異的ホスホリパーゼ
C阻害活性を有するAM6211物質に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスファチジルイノシトール特異的ホス
ホリパーゼC(以下、PL−Cと略することがある)
は、ホスファチジルイノシトール−4,5−二リン酸を
加水分解し、それによってイノシトール−1,4,5−
三リン酸(以下、IP3 と略することがある)及びジア
シルグリセロール(以下、DGと略することがある)を
生成する酵素である。そしてこの酵素は、細胞内で特異
的膜受容体に作用する種々の神経伝達物質、ホルモン及
び成長因子による調節の結果として活性化される。
【0003】さらに、IP3 とDGは細胞内でセカンド
メッセンジャーの役割を演じている。前者は細胞内カル
シウムストアよりカルシウムを遊離することによって、
後者はプロテインキナーゼCを活性化することによって
その役割を果たしている。このように、PL−Cは神経
伝達物質、ホルモン及び成長因子によって誘起される多
くの細胞活性化プロセスに重要な役割を演じている。
【0004】IP3 によって細胞内カルシウムストアよ
りカルシウムが放出されるIP3 誘発カルシウム放出
〔IP3 −induced Ca release(I
ICR)〕機構について説明する。ホルモンや神経伝達
物質、オータコイド等のアゴニストが細胞膜上の各受容
体に結合すると、刺激はGTP結合蛋白質を介し、PL
−Cを活性化する。一方、細胞膜中に存在するイノシト
ールリン脂質であるホスファチジルイノシトールは、ホ
スファチジルイノシトール−4−一リン酸、ホスファチ
ジルイノシトール−4,5−二リン酸(以下、PIP2
と略することがある)へと段階的に変換される。このP
IP2 が、活性化したPL−CによってIP3 とDGの
二つのセカンドメッセンジャーに分解される。そしてI
3 が細胞内カルシウムストアに存在する受容体に結合
してカルシウムが放出される。一方DGは、このカルシ
ウムとともにプロテインキナーゼCを活性化する。更
に、IP3 感受性カルシウムストアからIICR機構に
より放出されたカルシウムは、IP3 非感受性カルシウ
ムストアから、細胞内のカルシウム濃度の上昇によって
カルシウムが放出されるカルシウム誘発カルシウム放出
〔Ca−inducedCa release(CIC
R)〕機構によりカルシウムが放出されるのを誘発す
る。即ち、細胞内カルシウム濃度上昇の律速段階はIP
3 産生である。IP3 産生によりIP3 感受性カルシウ
ムストアよりカルシウムが放出され、受容体作動性カル
シウムチャンネルを介してカルシウムが流入する。次い
で、このカルシウムによってIP3 非感受性カルシウム
ストアからカルシウムが放出され、伝播性のカルシウム
波を発生することが報告されている〔Berridg
e,M.J.,J.Biol.Chem.,265,9
583(1990)〕。
【0005】このようにIP3 が直接的若しくは間接的
に関与して起こる細胞内カルシウムストアからのカルシ
ウム放出は、細胞の機能発現において重要な役割を果た
していることが、以下に挙げる実験等において確認され
ている。(1)血小板をトロンボキサンA2 やトロンビ
ン等で刺激すると、IP3 を介して凝集が起こり、血栓
が形成され、心臓や脳における虚血性疾患に連なる〔B
iochimicaet Biophysica Ac
ta,1082,219−238(1991)〕。
(2)好中球より産生されるロイコトリエンB4 (LT
4 )は、IP3を介して細胞内カルシウム濃度を上昇
させ、炎症部位への好中球遊走を起こし、炎症を進展さ
せる〔ANN.NY.ACAD.Sci.,524,1
87−195(1988)〕。心筋梗塞においてもLT
4 産生が壊死層拡大に関与している〔J.Phar
m.Exp.Ther.,228,510−522(1
983)〕。(3)気管支平滑筋や血管平滑筋におい
て、ロイコトリエンD4 (LTD 4 )やアンジオテンシ
ンII等の刺激によってIP3 が産生され、カルシウムが
放出されることにより収縮が起こり、喘息、高血圧また
は脳血管攣縮等を引き起こすことが示唆されている
〔J.Pharm.Exp.Ther.,244,50
8−515(1987);蛋白質核酸酵素,36,88
5−895(1991)〕。(4)腎において、アンジ
オテンシンIIやブラジキニン等の刺激でIP3 産生とと
もにメサンギウム細胞が増殖し、糸球体腎炎が引き起こ
される。また、その他多くの腎疾患に、IP3 は影響し
ている〔代謝,27,413−425(1990)〕。
(5)膵外分泌細胞において、コレシストキニンやアセ
チルコリン等の刺激で、IP3 を介して細胞内カルシウ
ム濃度が上昇し、プロテアーゼの異常分泌が起こり、膵
炎が引き起こされると考えられている〔Pharmac
ology & Toxicology,68,83−
87(1991)〕。
【0006】以上のように、内因性カルシウムは種々の
疾患と非常に深い関連を有する。したがって、PL−C
に対する阻害物質は、IP3 産生を抑制することによ
り、細胞内カルシウムストアよりカルシウムの放出を抑
制することが可能である。即ち内因性カルシウム放出抑
制剤として有用である。現在までにPL−C阻害物質と
して、vinaxanthone〔Tetrahedr
on Letters,132,4737−4740
(1991)〕、hispidospermidin
〔35nd Symposium on The Ch
emistry of Natural Produc
ts,Kyoto,Japan,Oct.11−13,
306−313(1993)〕等が報告されているが、
医薬品としては用いられていない。また、neomyc
in,steroidamine,nitrocoum
arin等がPL−C阻害物質として知られているが、
これらの化合物は特異性の点において乏しい。〔Dru
gs of the Future,18,343−3
50(1993)〕。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、細胞
内カルシウム濃度の上昇により引き起こされる疾患、例
えばヒトを含めた哺乳動物、特にヒトの血栓症、心臓ま
たは脳における虚血性疾患、アレルギー、気管支喘息、
高血圧、脳血管攣縮、種々の腎疾患、または膵炎等の予
防または治療に有用な、新規なホスファチジルイノシト
ール特異的PL−C阻害活性を有するAM6211物質
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため各
方面から検討した結果、本発明者らは天然物に着目し、
微生物の醗酵生産物に注目するに至り、各種微生物を検
索した結果、神奈川県横須賀市で採取した海泥サンプル
から新たに分離した糸状菌M6211株が培養液中に目
的物質を蓄積することを確認した。さらに、これらの物
質についてその理化学的性質を詳細に研究した結果、従
来未知の新規物質であって、好ましいPL−C阻害作用
を有することを確認し、また、その工業的製法を確立
し、本発明を完成するに至った。
【0009】本発明に係わるAM6211物質は、次に
示される理化学的性質を有する新規物質である。AM6211物質の理化学的性質 (a)比旋光度 〔α〕D 23 −3°±5°(c=1.0,クロロホル
ム) (b)分子式 C9 9 NO5 (c)FAB−MS m/z 212.0569(M+H)+ (d)元素分析 計算値(%)(C9 9 NO5 に対して) C,51.19;H,4.30;N,6.63 実測値(%) C,51.28;H,4.31;N,6.60 (e)溶解性 メタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、クロロホル
ム、ジメチルスルホキシドに可溶;水、ヘキサンにほと
んど溶けない。 (f)呈色反応 ヨウ素蒸気反応、過マンガン酸カリウム脱色反応に陽性
を示し、塩化第二鉄反応、ドラーゲンドルフ反応、フェ
ーリング反応に陰性を示す。 (g)紫外部吸収スペクトル λCH3CN max nm(E1% 1cm );222(720) (h)赤外部吸収スペクトル(NaCl板に塗布して測
定) 有意なシグナルは次の通りである。
【0010】3492,1717,1640,140
8,1312,1204,1177,1111,105
3,980,911,860cm-1 (i) 1H−NMRスペクトル(400MHz,CDC
3 ) ケミカルシフトは次の通りである。 2.21(1H,s),3.81(3H,s),4.6
5(2H,d),5.90(1H,s),6.60(1
H,s),6.67(1H,t,J=2.31,1.9
8Hz) (j)13C−NMRスペクトル(100MHz,CDC
3 ) ケミカルシフトは次の通りである。
【0011】168.5(s),168.1(s),1
62.6(s),148.9(s),128.4
(s),128.1(t),127.2(d),57.
2(t),52.9(q) (k)塩基性、中性、酸性の区別 中性物質 また、測定条件等によって変化することもあり得るが、
次の理化学的性質も有している。 (l)物質の色及び状態 無色油状物質 (m)TLC Rf=0.32 東京化成社製、シリカゲルスポットフ
ィルムf使用展開溶媒:ベンゼン/酢酸エチル(10:
5) 本発明に係わるAM6211物質は、上記した理化学的
性質からみてマレイミドの性状を示し、その構造は下記
の式と推定される。
【0012】
【化1】 マレイミド骨格を有し、AM6211物質と類似のUV
スペクトル、IRスペクトルを有する化合物としてペン
コライド〔Biochem.J.,86,237−24
3(1963)〕等が微生物によって生産されることが
知られているが、AM6211物質とは分子式、元素分
析値等により区別される。従ってAM6211物質は上
述の性状から公知物質とは明らかに区別され、新規物質
であることが確認された。
【0013】本発明に係わるAM6211物質は、後述
の通り、タラロマイセス(Talaromyces)属
に属し、該化合物を生産する能力を有する微生物を培養
することにより製造することができるが、その微生物と
しては、例えば、本発明者らが神奈川県横須賀市で採取
した海泥サンプルから新たに分離した微生物M6211
株が挙げられる。
【0014】M6211株の菌学的性状を詳細に示すと
次の通りである。 (1)各培地における生育状態 (a)ツアペック・酵母エキス寒天培地。 25℃で14日間培養した場合、集落の大きさは直径4
2−47mmとなる。菌叢はやや厚く平坦でビロード
状、中央部はやや盛り上がり、綿毛状となる。中央部の
色は黄白色yellowish white(3A2)
をしており、周辺部に向かうに従い白色となる。浸出
液、拡散性色素は出さない。周辺部は全縁である。裏面
の中央部は蝋黄色wax yellow(3B5)をし
ており、周辺部に向かうに従い淡黄色light ye
llow(3A5)、パステル黄色pastel ye
llow(2A4)となる。37℃での生育は良好であ
る。
【0015】(b)麦芽エキス寒天培地。 25℃で14日間培養した場合、集落の大きさは直径3
1−37mmとなる。菌叢は薄く平坦、綿毛状である。
菌糸に被われた毛玉状の子のう果が散在する。表面は黄
白色yellowish white(1A2)や白色
となる。周辺部はやや不規則な細かな円きょ歯状とな
る。浸出液、拡散性色素は出さない。裏面はパステル黄
色pastel yellow(3A4)、薄黄色pa
le yellow(3A3)となる。37℃での生育
は良好である。
【0016】(c)オートミール寒天培地。 25℃で14日間培養した場合、集落の大きさは直径3
6−40mmとなる。菌叢は薄く平坦で、菌糸に被われ
た毛玉状の子のう果が散在する。中央部は子のう果の形
成が少なくへこむ。白色をしており、周辺部は黄白色y
ellowish white(3A2)となる。周辺
部は緩やかな円きょ歯状となる。浸出液、拡散性色素は
出さない。裏面中央部は薄黄色pale yellow
(2A4)をしており、周辺部に向かうに従い黄白色y
ellowish white(3A2)の淡い色とな
る。37℃での生育は良好である。
【0017】(d)ツアペック寒天培地。 25℃で14日間培養した場合、集落の大きさは直径2
1−29mmとなる。菌叢はやや薄く、やや綿毛状、中
央部は盃状となる。中央部の色は白色をしており、周辺
部は薄黄色pale yellow(1A3)や黄白色
yellowish white(1A2)となる。浸
出液、拡散性色素は出さない。周辺部は全縁である。裏
面の中央部は緑黄色greenish yellow
(1A6)をしており、周辺部に向かうに従いパステル
黄色pastel yellow(1A4)と淡い色と
なる。37℃での生育は良好である。
【0018】(各培地における生育状態の色の表示はK
ornerup,A.and Wanscher,J.
H.1978.“Methuen handbook
ofcolour.3rd ed.”Eyre Met
huen,Londonの表示に従った。) (2)生理的諸性状 M6211株は19−40℃で生育可能で、最適生育温
度は28−36℃である(ポテト・グルコース寒天培地
上で測定した)。また本菌株は、pH1.0−9.7で
生育可能で、最適生育pHは2.0−8.4である(ポ
テト・グルコース液体培地中で測定した)。
【0019】(3)顕微鏡下における形態的特色 子のう果は表存し、明確な壁ができず緩く編まれた菌糸
に被われ、直径250−500μmの球形を示し、約2
週間で成熟する。子のう果原基は膨らんだ分枝した菌糸
のかたまりから発達する。子のうは短い連鎖を形成し、
8胞子性であり、楕円形から亜球形(長さ7.5−9.
0μm、幅5.0−6.5μm)である。子のう胞子は
楕円形(長さ3.0−3.5μm、幅2.0−2.3μ
m)で表面はトゲ状であり、帯状隆起はない。Peni
cillium属に属する分生子世代を形成する。スタ
イプは気生菌糸から分枝し、長さは15−50μm、幅
は2.2−2.5μmの滑壁である。分生子形成様式は
フィアロフォア形である。ペニシリは複輪生から単輪
生、メトレは2−3本群生し、滑壁、長さは10−14
μm、幅は2.0−2.5μmである。フィアライドは
細く長いペン先型、滑壁、長さは12.0−17.5μ
m、幅は2.2−2.5μmである。分生子は楕円形、
滑壁、長さは2.2−2.8μm、幅は1.7−2.0
μmである。
【0020】(4)微生物の同定及び寄託 M6211株は子のう果を形成することから子のう菌類
(Ascomycotina)に属する。子のうが緩く
編まれた菌糸に被われていること、子のうが連鎖してい
ること、分生子世代としてPenicillium属を
有していることからTalaromyces属に属する
1) 。現在Talaromyces属には約35種認め
られており、分生子世代はPaecilomyces
PenicilliumGeosmithia属のい
ずれかである 2) 。分生子世代にPenicilliu
属を有し、M6211株の子のう胞子とほぼ同じ大き
さ、トゲ状の表面構造を有する種には、Talarom
yces convolutusT.derxii
T.flavusT.helicus var.bo
ninensisT.indigoticusT.
trachyspermusの6種が知られている 1-
5) 。本菌株M6211はこれらのうち、子のう果原基
が膨らんだ分枝した菌糸のかたまりから発達することか
T.trachyspermusが考えられ 2) 、他
の5種とは区別できた。更に本菌は、子のう胞子の形、
大きさ、表面構造などからT.trachysperm
usと良く一致した性状を示した 1)2) 。よって本菌株
M6211はT.trachyspermusと同定
し、タラロマイセス・トラキスペルムス(T.trac
hyspermus)M6211株と命名した。
【0021】本菌株の凍結乾燥サンプルは、工業技術院
生命工学工業技術研究所に寄託した(FERM P−1
4058)。参考文献 1)Stolk,A.C.and Samson,R.
A.,“The genus Talaromyce
.studies on Talaromyces
and related genera II”,Stu
d.Mycol.,,65(1982) 2)高田正樹,真菌の分離と分類・同定 Talaro
myces属.防菌防黴,20,651−661(19
92) 3)Takada,M.and Udagawa,
S.,Talaromyces indigoticu
,a new species from soi
l.Mycotaxon,46,129−134(19
93) 4)Udagawa,S.,Three new sp
ecies of Talaromyces from
Nepal.Mycotaxon,48,141−1
56(1993) 5)Yaguchi,T.,Imai,S.and U
dagawa,S.,Talaromyces hel
icus var.boninensis,anew
variety from Japanease so
il.Trans.Mycol.Soc.Japan,
33,511−515(1993) AM6211物質の生産は単に説明を目的として挙げた
だけの本明細書記載の特定の微生物の使用に限定される
ものではないことを理解すべきである。この発明は記載
の微生物からX線照射、紫外線照射、N−メチル−N’
−ニトロ−N−ニトロソグアニジン、2−アミノプリン
等の変異処理により取得できる人工変異株ならびに自然
変異株を含めてAM6211物質を生産しうる全ての変
異株の使用をも包含するものである。本発明に係わるA
M6211物質は、Talaromyces属に属する
該物質生産菌(例えばTalaromyces tra
chyspermus M6211株)を資化しうる炭
素及び窒素源を含む栄養培地中に接種し、好気的条件下
で培養することにより(例えば、振盪培養、通気攪拌培
養等)、生産せしめることができる。
【0022】炭素源としては、グルコース、デキストリ
ン、シュークロース、フラクトース、グリセリン、澱
粉、麦芽糖、糖蜜等が単独または混合物として用いられ
る。窒素源としては、大豆粉、綿実粉、コーンスティー
プリカー、肉エキス、ペプトン、小麦胚芽、酵母エキ
ス、オートミール、グルテンミール、魚粉、アンモニウ
ム塩(例えば、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、
リン酸アンモニウム等)、尿素、アミノ酸等が単独また
は混合物として用いられる。必要ある場合には、例えば
次のような無機塩類を添加してもよい:塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、マ
グネシウム塩、銅塩、コバルト塩、鉄塩、亜鉛塩、マン
ガン塩等。また培地の発泡の著しい時には、必要に応じ
て液体パラフィン、動物油、鉱物油、シリコン等を添加
してもよい。
【0023】培養方法としては、一般の微生物代謝産物
の生産方法と同様に行えばよく、固体培養でも液体培養
でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌培養、振
盪培養または通気培養等のいずれを実施してもよいが、
特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が好ましい。培養温
度は本AM6211物質生産菌が本物質を生産する範囲
内で適宜変更しうるが、通常は28−36℃、好ましく
は30℃前後で培養するのがよい。好ましい培地のpH
は2−8.4の範囲で、培養時間は培養条件や培養量に
よって異なるが、通常は1日−8日間である。培養物か
ら目的とするAM6211物質を採取するには、微生物
の生産する代謝物の培養物から採取するのに通常使用さ
れる分離手段が適宜利用される。AM6211物質は主
として培養濾液中に存在するので、培養濾液より通常の
分離手段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法又は吸
着若しくは分配クロマトグラフィー法及びゲル濾過法等
を単独または組み合わせて行うことにより精製できる。
また高速液体クロマトグラフィーや薄層クロマトグラフ
ィーなども抽出精製に利用することができる。
【0024】AM6211物質の分離精製は上記のよう
に既知の方法を適宜利用して行うが、例えば次のように
してもよい。まず培養液を遠心分離し、遠心上清液を得
る。得られた上清液を酢酸エチル等の有機溶媒で抽出
し、抽出液を濃縮する。濃縮残査をシリカゲルカラムク
ロマトに付し、ベンゼン、酢酸エチル、酢酸等の混合溶
媒で溶出し、目的画分を集め濃縮後、更にシリカゲルカ
ラムクロマトに付し、ヘキサン、酢酸エチル、酢酸等の
混合溶媒で溶出し、目的画分を集め濃縮後、減圧乾燥す
ることによりAM6211物質が得られる。
【0025】AM6211物質は、薬理物質としての使
用の他、単に、PL−C阻害物質としての使用も考えら
れる。薬理物質として投与する場合には、AM6211
物質の有効量を含有する製剤を調製して使用することが
好ましい。有効成分の治療有効量は治療される各患者の
年齢および条件によって変動するが、一般に有効成分
を、静脈内投与の場合には人の体重1Kg当たり1日量
0.01−10mg、筋肉内投与の場合には人の体重1
Kg当たり1日量0.1−10mg、経口投与の場合に
は人の体重1Kg当たり1日量0.5−20mgで、細
胞内カルシウム濃度の上昇により引き起こされる疾患の
予防または治療のために投与することができる。
【0026】本発明に係わるAM6211物質が対象と
する、細胞内カルシウム濃度の上昇により引き起こされ
る疾患とは、具体的には、血栓症、心臓または脳におけ
る虚血性疾患、アレルギー、気管支喘息、高血圧、脳血
管攣縮、種々の腎疾患または膵炎等が例示される。次に
実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明の範
囲はこれらに限定されるものではない。
【0027】
【実施例1】AM6211物質の醗酵生産 グルコース1%、デキストリン1%、イーストエキス
0.5%、カゼイン水解物0.5%、CaCO3 0.1
%、セライト1%の組成の培地(滅菌前pH6.5)を
500ml容三角フラスコに各々100mlずつ分注
し、115℃で15分間滅菌した。これらにタラロマイ
セス・トラキスペルムス(T.trachysperm
us)M6211株(FERM P−14058)の斜
面培養物を各々一白金耳ずつ接種し、ロ−タリーシェー
カー(毎分200回転)で26℃、72時間培養した。
【0028】次にグルコース2%、ペプトン1%、コー
ンスティープリカー1%、KH2 PO4 0.2%、Mg
SO4 ・7H2 O 0.1%、セライト1%、FS−ア
ンチフォーム(Dow Corning K.K社製)
0.02%からなる本培養培地(滅菌前pH6.5)を
調整しておき、この本培地200lを300l容ファー
メンターに注入した。これを120℃で20分間滅菌し
た後、先に得た前培養物を0.5%接種し、28℃で4
日間培養した。攪拌は150rpm、通気量は260l
/分で行った。
【0029】AM6211物質の抽出、精製 上記の培養方法で得られた培養物200lをバスケット
遠心により菌体を除去し、培養上清液180lを得た。
この培養上清液に酢酸エチル90lを加え、アンモニア
水でpH7.0に調整し酢酸エチル抽出を行い、抽出液
を減圧下濃縮し、約20gの油状物質を得た。この油状
物質を予めベンゼンで作製したシリカゲルカラム(4
l)にチャージし、ベンゼン−酢酸エチル−酢酸(1
0:2:0.05)の混合溶媒にて溶出を行い、500
mlずつ分画した。フラクションNo.36−45にA
M6211物質が溶出された。これらのフラクションを
集め減圧濃縮し、予めヘキサン−酢酸エチル−酢酸(1
0:5:0.05)で作製したシリカゲルカラム(40
0ml)にチャージし、同混合溶媒で展開し、17gず
つ分画した。各フラクションをベンゼン−酢酸エチル
(10:5)の系でシリカゲル薄層クロマトグラフィー
に付すと、フラクションNo.107−130にRf値
0.32を示すAM6211物質のみを示すスポットが
観察された。これらの分画を集め減圧下濃縮すると、単
一なAM6211物質が無色油状物として1.52g得
られた。
【0030】
【実施例2】AM6211物質のホスホリパーゼC阻害作用 (a)ホスホリパーゼC酵素液の調製。 ホスホリパーゼCβの調製は、竹縄らの方法〔実験医
学,11,257−261(1993)〕に従って調整
した。即ちウイスター系ラット(5週齢、雄、70−9
0g)の脳100gを、ホモゲナイズ用20mMトリス
緩衝液〔20mMトリス・塩酸,1mM EDTA(E
thylenediaminetetraacetic
Acid;東京化成社製),100μM PMSF
(Phenylmethylsulfonyl Flu
oride;Sigma社製),100μM DIFP
(Diisopropylfluorophospha
te;Sigma社製),2μM ロイペプチン(Si
gma社製);pH7.4〕250ml中でホモゲナイ
ザー(バイオトロン BT型、池田理化社製)を用いて
ホモゲナイズした。ホモジネートを100,000×
g,4℃で60分間遠心した。得られたペレットを1M
NaCl含有ホモゲナイズ用20mMトリス緩衝液2
50ml中でホモゲナイズし、ホモジネートを100,
000×g,4℃で60分間遠心した。得られたペレッ
トを再び1M NaCl含有ホモゲナイズ用20mMト
リス緩衝液250ml中でホモゲナイズし、ホモジネー
トを100,000×g,4℃で60分間遠心した。得
られたペレットを1%コール酸ナトリウム含有ホモゲナ
イズ用20mMトリス緩衝液250ml中で懸濁させ、
100,000×g,4℃で60分間遠心した。その上
清液をカラム用20mMトリス緩衝液(20mMトリス
・塩酸,1mM EDTA,100μM PMSF,1
00μM DIFP;pH7.6)で平衡化したQ S
epharose F.F.(Pharmacia社
製、カラム容量50ml)にチャージし、0,0.2,
0.6,1.0M NaCl含有カラム用20mMトリ
ス緩衝液のステップワイズグラジェントで各々200m
lずつ溶出した。0.6M NaCl含有カラム用トリ
ス緩衝液画分にホスホリパーゼCβ活性が溶出し、これ
をホスホリパーゼCβ酵素液として分注し、−80℃で
保存し、必要に応じて融解して用いた。
【0031】同様にホスホリパーゼCδについてもHo
mma,Y.らの方法〔J.Biol.Chem.,
63,6592−6598(1988)〕に従ってホス
ホリパーゼCδ酵素液を調製した。 (b)ホスホリパーゼC阻害活性の測定。 ホスホリパーゼC阻害活性の測定は、Homma,Y.
らの方法〔J.Biol.Chem.,263,659
2−6598(1988)〕に従ってアッセイした。即
ち、アッセイ用緩衝液{50mM MES〔2−(N−
Morpholino)ethanesulfonic
Acid;和光純薬〕,1mM CaCl2 ,50m
M KCl,0.1mM EDTA,;pH6.8(濃
度はいずれも最終濃度)}55μlに、被検化合物45
μl及び上で調整したホスホリパーゼC酵素液(ホスホ
リパーゼCβ酵素液、またはホスホリパーゼCδ酵素
液)60μlを加えて、37℃で60分間プレインキュ
ベーションを行った。次にこの反応液にアッセイ用基質
溶液〔10μM PIP2 (Phosphatidyl
inositol−4,5−diphosphate;
Sigma社製),5000dpm 3H−PIP2 (N
ew England Nuclear社製),5μM
PE(Phosphatidylethanolam
ine;Sigma社製),1mg/ml BSA(B
ovine Serum Albumin;Sigma
社製)(濃度はいずれも最終濃度、放射能は最終の放射
能)〕を20μl加えて反応を開始し、37℃で60分
間反応を行った。その後、1N塩酸25μlおよびクロ
ロホルム−メタノール(2:1,v/v)溶液500μ
lを加えて反応を停止し、18,500×gで1分間遠
心分離を行い上清液200μlを採取し、上清液中の放
射活性を液体シンチレーションカウンター(Aloka
社製、LSC−700型)にて測定した。被検化合物の
阻害活性は以下の方法で計算した。
【0032】阻害活性(%)={1−(A−C)/(B
−C)}×100 A:被検化合物が反応液中に存在するときの放射活性 B:被検化合物が反応液中に存在しないときの放射活性 C:反応液中に被検化合物及び酵素液が存在しないとき
の放射活性 AM6211物質についてラット脳由来のホスホリパー
ゼCβおよびホスホリパーゼCδの活性を50%阻害す
る濃度(IC50値)を求めた。その結果、AM6211
物質のホスホリパーゼCβ及びホスホリパーゼCδに対
するIC50値はそれぞれ9.4μg/ml,9.6μg
/mlであった。
【0033】なお、AM6211物質はヒト細胞質由来
のホスホリパーゼA2 、豚膵由来のホスホリパーゼA2
及び微生物由来ホスホリパーゼD等のホスホリパーゼに
対しては、200μg/mlの濃度で全く阻害活性を示
さなかった。また本物質は、パパイン、カテプシンB等
のチオールプロテアーゼ、トリプシン、α−キモトリプ
シン等のセリンプロテアーゼに対しても、200μg/
mlの濃度で全く阻害活性を示さなかった。
【0034】
【発明の効果】本発明はAM6211物質を提供するも
のであるが、この物質は従来未知の新規生理活性物質で
あって、ホスファチジルイノシトール特異的ホスホリパ
ーゼC阻害活性作用を示し、医薬、例えば血栓症、心臓
または脳における虚血性疾患、アレルギー、気管支喘
息、高血圧、脳血管攣縮、種々の腎疾患または膵炎等の
予防または治療剤として有用である。
【0035】また本発明によって、微生物を利用する上
記物質の製法も確立された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はAM6211物質のアセトニトリル中で
の紫外部吸収スペクトルを示す。
【図2】図2はAM6211物質のNaCl板に塗布し
た赤外部吸収スペクトルを示す。
【図3】図3はAM6211物質のCDCl3 中で測定
した 1H−NMR(400MHz)スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/70 ABN 7431−4C ABS 7431−4C ABU 7431−4C ACB 7431−4C ACD 7431−4C ACJ 7431−4C ACV 7431−4C C12N 9/16 D (C12P 17/18 C12R 1:645)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の理化学的性質を有するAM621
    1物質。 (a)比旋光度 〔α〕D 23 −3°±5°(c=1.0,クロロホル
    ム) (b)分子式 C9 9 NO5 (c)FAB−MS m/z 212.0569(M+H)+ (d)元素分析 計算値(%)(C9 9 NO5 に対して) C,51.19;H,4.30;N,6.63 実測値(%) C,51.28;H,4.31;N,6.60 (e)溶解性 メタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、クロロホル
    ム、ジメチルスルホキシドに可溶;水、ヘキサンにはほ
    とんど溶けない。 (f)呈色反応 ヨウ素蒸気反応、過マンガン酸カリウム脱色反応に陽性
    を示し、塩化第二鉄反応、ドラーゲンドルフ反応、フェ
    ーリング反応に陰性を示す。 (g)紫外部吸収スペクトル λCH3CN max nm(E1% 1cm );222(720) (h)赤外部吸収スペクトル(NaCl板に塗布して測
    定) 有意なシグナルは次の通りである。 3492,1717,1640,1408,1312,
    1204,1177,1111,1053,980,9
    11,860cm-1 (i) 1H−NMRスペクトル(400MHz,CDC
    3 ) ケミカルシフトは次の通りである。 2.21(1H,s),3.81(3H,s),4.6
    5(2H,d),5.90(1H,s),6.60(1
    H,s),6.67(1H,t,J=2.31,1.9
    8Hz) (j)13C−NMRスペクトル(100MHz,CDC
    3 ) ケミカルシフトは次の通りである。 168.5(s),168.1(s),162.6
    (s),148.9(s),128.4(s),12
    8.1(t),127.2(d),57.2(t),5
    2.9(q) (k)塩基性、中性、酸性の区別 中性物質
  2. 【請求項2】 タラロマイセス(Talaromyce
    )属に属し、請求項1記載のAM6211物質を生産
    する能力を有する微生物を培養することを特徴とするA
    M6211物質の製造法。
JP6005854A 1994-01-24 1994-01-24 新規ホスホリパーゼc阻害物質am6211及びその製造法 Withdrawn JPH07206887A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140492A (ja) * 2004-02-20 2011-07-21 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh グリメピリド誘導及びインスリン誘導グリコシルホスファチジルイノシトール特異的ホスホリパーゼc制御

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JP2011140492A (ja) * 2004-02-20 2011-07-21 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh グリメピリド誘導及びインスリン誘導グリコシルホスファチジルイノシトール特異的ホスホリパーゼc制御

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