JPH07285912A - 新規化合物am5221 - Google Patents

新規化合物am5221

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JPH07285912A
JPH07285912A JP8027694A JP8027694A JPH07285912A JP H07285912 A JPH07285912 A JP H07285912A JP 8027694 A JP8027694 A JP 8027694A JP 8027694 A JP8027694 A JP 8027694A JP H07285912 A JPH07285912 A JP H07285912A
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JP
Japan
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compound
salt
formula
agent
ngf
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JP8027694A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yaginuma
慧 柳沼
Teru Asahi
輝 朝日
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を表す)で表される
新規化合物AM5221又はその塩、およびそのフィア
ロセファラ属に属する微生物による製造法。 【効果】 優れたNGF産生促進作用を示し、例えばア
ルツハイマ−型老年性痴呆症治療剤、ハンチントン舞踏
症治療剤、糖尿病性末梢神経障害治療剤、末梢神経損傷
治療剤、脊髄損傷治療剤および筋萎縮性側索硬化症治療
剤として、また脳代謝改善剤あるいは、末梢神経障害改
善剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は神経成長因子(Nerve Gr
owth Factor:以下「NGF〕ということがある)産生促
進作用を有する新規化合物AM5221又はその塩およ
びその製造法並びに該化合物を有効成分とする神経成長
因子産生促進剤に関する。
【0002】
【従来の技術】NGFは試験管内で神経細胞を分化させ
て神経突起の伸長を促したり、神経細胞の生存を維持す
るほか、動物実験においてNGFを脳内に投与すると、
記憶や学習能力が高まり、また脳虚血によってニュ−ロ
ンが死滅するのを防ぐ作用があることが知られている
[EP公開第0121338号公報明細書;J.Neurosc
i.,6 巻、2155ペ−ジ、1986年;Brain Res., 293 巻、3
05 ペ−ジ、1985年;Science, 235巻、214 ペ−ジ、198
6年;Proc.Natl.Acad.Sci,USA, 83巻、9231ペ- ジ、198
6年]。
【0003】アルツハイマ−型老年性痴呆症において
は、記憶や思考を司る神経細胞であるマイネルト核のコ
リン作動性ニュ−ロンの殆どが死滅し失われていること
が多くの症例で確認されているが、この神経細胞の生存
や分化に、NGFが必須であることが多くの研究者らに
よって明らかにされている[老年精神医学、3 巻、751
ペ−ジ、1986年;ファルマシア、22巻、147 ペ−ジ、19
86年]。また、ランス・オルソンらの報告(1991年アル
ツハイマ−病治療のシンポジウム)では、実際にアルツ
ハイマ−病で痴呆症状の出ている患者の脳にネズミから
採ったNGFを3ケ月で計6.6mg直接注入したとこ
ろ、症状が改善されたことが確認されている。
【0004】また、ハンチントン舞踏症患者の脳の線条
体では、GABA作動性神経細胞の脱落と共にコリン作
動性神経細胞の脱落が著しく、NGFが線条体の内因性
コリン作動性神経細胞にも作用することが知られている
[Science, 234巻、1341ペ−ジ、1986年]。さらに、N
GFは中枢神経のみならず末梢の知覚、交感神経系の栄
養因子として働き神経の再生に必須の因子である[Physi
ol. Rev., 60巻、1284頁、1980年]。糖尿病性末梢神経
障害患者では血清中のNGF量の低下がみられ、また動
物実験においてNGFを投与することにより、糖尿病性
末梢神経障害の病態を改善することが知られている [Ac
ta Neurol. Scand.81 巻、402 頁、1990年;Brain Re
s., 634 巻、7頁、1994年] 。また、動物実験において
NGFが切断した神経の再生に有効であることから、N
GFは末梢神経損傷の治療に使用できると考えられてお
り[Exp. Neurol., 105巻、162 頁、1989年] 、さらに脊
髄損傷および筋萎縮性側索硬化症等の治療にも使用でき
ると考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】NGFを実際に人の治
療に用いるには、大量のNGFを安定的に産生させる製
造方法が必要であるが、従来特に好ましい方法は知られ
ていない。また、NGFの分子量(モノマ−で 13000、
ダイマ- で 26000の蛋白質)が大きいために血管を通し
て脳内あるいは末梢神経組織に送り込むためには、特殊
な技術も必要になることや、プロテア−ゼにより分解さ
れるなどの問題点があるため、NGFを投与するよりも
生体内でのNGFの産生を促進する物質を投与し、NG
Fの生合成を促進し、その結果、中枢機能障害および末
梢機能障害を改善することが好ましいとも考えられる。
【0006】そこでこれらの要求を満足する有用なNG
Fの産生促進物質の探索が試みられているが、従来知ら
れているNGF産生促進活性を有する薬剤として、エピ
ネフィリン、ノルエピネフィリンおよびド−パミンなど
のカテコ−ルアミン類が挙げられる。しかし、これらの
化合物はホルモン物質であり、生体内でのホルモンの量
的バランスを崩し副作用を伴う可能性があることから、
製造したNGF中に微量に混じっていても好ましくな
く、NGFの精製に十分の検討が必要となる問題があ
る。また、これらのNGF産生促進剤を体内に投与し
て、体内でNGFの産生を促進する場合にはさらに大き
な問題となり、実用上、未だ満足できる薬剤は見いださ
れていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
理由により、NGFの産生を促進する低分子化合物を探
索した結果、静岡県藤枝市で採取した茶畑土壌から新た
に分離したフィアロセファラ( Phialocephala )属に属
する糸状菌M5221株が培養物中にNGF産生促進作
用を有する新規化合物AM5221を生産していること
を見出し、本発明を完成した。
【0008】即ち本発明は、一般式(I)
【0009】
【化2】
【0010】(式中、Rは水素原子、又はメチル基を表
す)で表される新規化合物AM5221又はその塩およ
びその製造法に関する。なお、本発明の新規化合物AM
5221においては、上記式中、Rがメチル基のものを
化合物AM5221A,水素原子のものを化合物AM5
221Bという。
【0011】本発明のAM5221AおよびAM522
1Bは下記の構造式および物理化学的性状を有する。AM5221A (a)構造式 下記式(II)で表されると推定される。
【0012】
【化3】
【0013】(b)外観 橙色針状結晶 (c)比旋光度 〔α〕D 23 +29.6°(c=0.5,メタノ−ル) (d)分子式 C15146 (e)FAB−MS m/z 291(M+H)+ (f)元素分析 計算値(%)(C15146 に対して) C,62.06;H,4.86 実測値(%) C,61.76;H,4.96 (g)溶解性 メタノール、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム、ジ
メチルスルホキシドに可溶;水、ヘキサンにほとんど溶
けない。 (h)呈色反応 ヨウ素蒸気反応、過マンガン酸カリウム脱色反応に陽性
を示し、ニンヒドリン反応に陰性を示す。 (i)紫外部吸収スペクトル λMeOH or 0.01N HCl MeOH max nm(ε);220
(35600)、270(14400),293(64
00),433(4100)λ0.01N NaOH-MeOH max
m(ε);233(27400),254(1470
0),293(16100),517(4800) (j)赤外部吸収スペクトル 有意なシグナルは次の通りである。
【0014】3400、1640、1620、150
0、1460、1410、1330、1270、118
0、1100、1050cm-1 KBr錠剤中で測定した赤外部吸収スペクトルを図1に
示す。 (k) 1H−NMRスペクトル d6 −ジメチルスルホキシド中で測定した 1H−NMR
スペクトル(400MHz)を図2に示す。 (l)13C−NMRスペクトル(100MHz,DMS
O−d6 中、δppm) ケミカルシフトは次の通りである. 20.5(q),28.8(t),55.3(q),6
1.5(d),92.5(d),107.4(d),1
07.8(s),108.1(d),133.2
(s),138.7(s),143.3(s),16
3.5(s),164.7(s),183.1(s),
185.3(s) (ただし、sはシングレット、dはダブレット,tはト
リプレット、qはカルテットをそれぞれ示す。) (m)塩基性、中性、酸性の区別 酸性物質 (n)TLC Rf=0.59 東京化成社製、シリカゲルスポットフ
ィルムf使用展開溶媒:n−ヘキサン/クロロホルム/
メタノ−ル/酢酸(10:10:2:0.1)AM5221B (a)構造式 下記式(III )で表されると推定される。
【0015】
【化4】
【0016】(b)外観 橙色針状結晶 (c)比旋光度 〔α〕D 23 +30.0°(c=0.5,メタノ−ル) (d)分子式 C14126 (e)FAB−MS m/z 277(M+H)+ (f)元素分析 計算値(%)(C14126 に対して) C,60.87;H,4.38 実測値(%) C,60.65;H.4.50 (g)溶解性 メタノ−ル、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム、ジ
メチルスルホキシドに可溶;水、ヘキサンにはほとんど
溶けない。 (h)呈色反応 ヨウ素蒸気反応、過マンガン酸カリウム脱色反応に陽性
を示し、ニンヒドリン反応に陰性を示す。 (i)紫外部吸収スペクトル λMeOH or 0.01N Hcl MeOH max nm(ε);219
(33300),270(13500),293(62
00),432(3800) λ0.01N NaOH MeOH max nm(ε);232(258
00),255(13500),293(1540
0),517(4600) (j)赤外部吸収スペクトル 有意なシグナルは次の通りである。
【0017】3400、1650、1610、149
0、1460、1400、1330、1290、118
0、1080、1010cm-1 KBr錠剤中で測定した赤外部吸収スペクトルを図3に
示す。 (k) 1H−NMRスペクトル d6 −ジメチルスルホキシド中で測定した 1H−NMR
スペクトル(400MHz)を図4に示す。 (l)13C−NMRスペクトル(100MHz,DMS
O−d6 ,δppm) ケミカルシフトは次の通りである。
【0018】21.1(q),29.3(t),61.
0(d),85.3(d),107.7(d),10
8.2(s),108.3(d),133.6(s),
141.4(s),142.9(s),163.8
(s),165.0(s),183.7(s),18
6.1(s) (ただし、sはシングレット、dはダブレット、tはト
リプレット、qはカルテットをそれぞれ示す。) (m)塩基性、酸性、中性の区分 酸性物質 (n)TLC Rf=0.24 東京化成社製、スポットフィルムシリ
カゲルf使用展開溶媒:n−ヘキサン/クロロホルム/
メタノ−ル/酢酸(10:10:2:0.1) 本発明に係わるAM5221AおよびAM5221B
は、上記した構造及び物理化学的性状を有するナフトキ
ノン骨格を有する化合物である。
【0019】分子式C15146 またはC14126
有するナフトキノン系化合物として5,8−ジメトキシ
−1,4−ナフトキノン−6−カルボン酸エチルエステ
ルありいはその類縁体が報告されている(特開昭60−
169439号公報)が、5位に2−ハイドロキシプロ
ピル基を有する化合物は知られておらず、AM5221
AおよびAM5221Bとは明らかに区別される。従っ
てAM5221AおよびAM5221Bは、従来未知の
新規化合物であることが確認された。
【0020】本発明のAM5221は、塩にすることが
でき、そのような塩としては好適にはナトリウム塩、カ
リウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグ
ネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩等の金属塩、あ
るいは水酸化アンモニウム等で処理したアンモニウム塩
などを挙げることができる。本発明は、またフィアロセ
ファラ(Phialocephala)属に属するAM5221生産菌
を培養し、その培養物よりAM5221を採取すること
を特徴とするAM5221の製造法に関する。
【0021】フィアロセファラ属に属する化合物AM5
221生産菌の好ましい例示としては、フィアロセファ
ラ・フミコ−ラ(Phialocephala humicola) M5221
(FERM P−14279)が挙げられる。このファ
アロセファラ・フミコ−ラM5221の菌学的性状は以
下の通りである。
【0022】(1)各培地における生育状態 (a)ポテト・グルコ−ス寒天培地。 25℃で14日間培養した場合、集落の大きさは直径4
2−45mmとなり、菌叢は薄くビロード状、3−4重
の輪紋を生じ、中央部はやや盛り上がり、周辺部は全縁
である。集落の色は中央部は灰色 grey 、周辺部に向か
うに従い褐灰色brownish grey(4A2)やオリ−ブ褐
色 olive brown(4D3)と濃い色となり、周辺部は黒
色 blackである。集落の裏面は黒色 blackで、紫白色 p
urplishwhite (14A2)の可溶性色素を培地中に産
生する。浸出液は産生しない。37°Cでは生育しな
い。
【0023】(b)麦芽エキス寒天培地。 25℃で14日間培養した場合、集落の大きさは直径3
9−42mmとなり、薄く荒いビロ−ド状、放射状に5
−10本の溝を生じ、周辺部は全縁。集落の色は中央部
は灰褐色 greyish brown (8E3)、周辺部は灰赤色 g
reyish red(7B3)である。集落の裏面の中央部は赤
褐色 reddish brown(8E5)、周辺部は淡橙色 light
orange (5A4)や灰橙色 greyish orange (5B
4)。浸出液及び可溶性色素は産生しない。37°Cで
は生育しない。
【0024】(c)ポテト・キャロット寒天培地。 25℃で14日間培養した場合、集落の大きさは直径2
9−38mmとなり、菌叢は薄く、色は灰色 grey 、中
央部は気生菌糸の形成により粉状で、周辺部は全縁。集
落の裏面は灰色 grey 。浸出液及び可溶性色素は産生し
ない。37°Cでは生育しない。
【0025】(各培地における生育状態の色の表示はK
ornerup,A.and Wanscher,J.
H.1978.“Methuen handbook
ofcolour.3rd ed.”Eyre Met
huen,Londonの表示に従った。) (2)生理的諸性状 M5221株は10−35.5°Cで生育可能で、最適
生育温度は20−34.5°Cである(ポテト・グルコ
ース寒天培地上で測定した)。また本菌株は、pH3−
8.5で生育可能で、最適生育pHは4.5−8である
(ポテト・グルコース液体培地中で測定した)。
【0026】(3)顕微鏡下における形態的特色 分生子柄は単生し、その長さは最大900μmまで伸
び、幅は3.8−8.0μmで、基中菌糸より起立し、
滑面で3−16個の隔壁を有する。分生子柄の基部は暗
褐色となり上方に向かうに従い淡褐色となる。メトレと
フィアライドは分生子柄の上方20−40μmに形成さ
れる。メトレは通常2段、時として3段形成され、ほぼ
左右対称に分枝するが、時として不規則に分枝し、散開
しない。1段目のメトレは2−6本あり、長さは6.0
−12μm、幅は2.7−4.0μmであり、2段目の
メトレは2−4本あり、長さは4.0−10μm、幅は
2.5−3.0μmである。フィアライドは2段目のメ
トレの上に2−4本形成され、長さは7.0−12μ
m、幅は1.6−2.0μmで、円筒形で、カラ−は形
成されない。分生子形成様式はフィアロフォア型であ
る。分生子は1細胞、滑面、卵形ないし楕円形で、長さ
は3.0−4.0μm、幅は2.0−2.3μmであ
る。分生子は分生子柄の上部に粘質集塊を形成し連鎖し
ない。
【0027】(4)微生物の同定及び寄託 M5221株は完全世代が見られず、菌糸に隔壁がある
こと、鞭毛を持った遊走子を形成しないことから不完全
菌類(Deuteromycotina)に属する。菌糸および分生子柄
が褐色をしており、分生子柄が Penicillium 属様の形
態をしていることから Leptographium 属、Phialoceph
ala 属、Sprendocradia 属、Verticicladiella 属が考
えられた。本菌は分生子形成様式がフィアロフォア型で
あり、Leptographium 属はアネロフォア型、Verticicla
diella 属はシンポジュアル型で異なっており、フィア
ロフォア型の分生子形成様式を有する Phialocephala
属、Sprendocradia 属が考えられた (1)。Sprendocradi
a 属は明瞭な円筒形のカラ−を有し、分生子は連鎖する
が、本菌は分生子が連鎖せず、粘質集塊を形成すること
から Phialocephala 属に属する (1)。Phialocephala
属には現在13種が知られているが、カラ−が形成され
ないことから P.gabalongii 、P.humicola、P.phycomyc
es の3種が考えられた (2)。 P.gabalongii はフィア
ライドがフラスコ型をしている点、P.phycomyces は分
生子柄の幅が9.4−29μmと広い点、フィアライド
の長さが11−40μmと長い点が異なっていた (2)。
一方、本菌は分生子柄の大きさ、フィアライドの大き
さ、フィアライドの形、分生子の大きさ、分生子の形な
ど種々の特徴が P.humicola のそれらと良く一致してい
た (3)。
【0028】よってM5221株を Phialocephala hum
icola と同定した。M5221株は特許手続上の微生物
の寄託の国際的承認に関するブタペスト条約に従い、通
商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託され
た(FERM P−14279)。 参考文献 1) Wingfield,M.J.,van Wyk,P.S. and Wingfield,B.D.:
Reclassification ofbased on conidial development.
Trans.Br.Mycol.Soc. 89: 509-520,1987 2) Onofri,S. and Zucconi,L.: Two new species of th
e genus Phialocephala. Mycotaxon 20: 185-195, 1984 3) Jong,S.C. and Davis,E.E.: Phialocephala humicol
a, a new hyphomycete. Mycologia 64: 1351-1356, 19
72 AM5221化合物の生産は単に説明を目的として挙げ
ただけの本明細書記載の特定の微生物の使用に限定され
るものではないことを理解すべきである。この発明は記
載の微生物からX線照射、紫外線照射、N−メチル−
N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジン、2−アミノプ
リン等の変異処理により取得できる人工変異株ならびに
自然変異株を含めてAM5221化合物を生産しうる全
ての変異株の使用をも包含するものである。本発明に係
わるAM5221化合物は、Phialocephala 属に属する
該物質生産菌(例えば Phialocephala humicola M52
21株)を資化しうる炭素及び窒素源を含む栄養培地中
に接種し、好気的条件下で培養することにより(例え
ば、振盪培養、通気攪拌培養等)、生産せしめることが
できる。
【0029】炭素源としては、グルコース、デキストリ
ン、シュークロース、フラクトース、グリセリン、澱
粉、麦芽糖、糖蜜等が単独または混合物として用いられ
る。窒素源としては、大豆粉、綿実粉、コーンスティー
プリカー、肉エキス、ペプトン、小麦胚芽、酵母エキ
ス、オートミール、グルテンミール、魚粉、アンモニウ
ム塩(例えば、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、
リン酸アンモニウム等)、尿素、アミノ酸等が単独また
は混合物として用いられる。必要ある場合には、例えば
次のような無機塩類を添加してもよい:塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、マ
グネシウム塩、銅塩、コバルト塩、鉄塩、亜鉛塩、マン
ガン塩等。また培地の発泡の著しい時には、必要に応じ
て液体パラフィン、動物油、鉱物油、シリコン等を添加
してもよい。
【0030】培養方法としては、一般の微生物代謝産物
の生産方法と同様に行えばよく、固体培養でも液体培養
でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌培養、振
盪培養または通気培養等のいずれを実施してもよいが、
特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が好ましい。培養温
度は本AM5221化合物生産菌が本化合物を生産する
範囲内で適宜変更しうるが、通常は20−34℃、好ま
しくは28℃前後で培養するのがよい。好ましい培地の
pHは5−8の範囲で、培養時間は培養条件や培養量に
よって異なるが、通常は1日−8日間である。培養物か
ら目的とするAM5221化合物を採取するには、微生
物の生産する代謝物の培養物から採取するのに通常使用
される分離手段が適宜利用される。AM5221化合物
は主として培養濾液中に存在するので、培養濾液より通
常の分離手段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法又
は吸着若しくは分配クロマトグラフィー法及びゲル濾過
法等を単独または組み合わせて行うことにより精製でき
る。また高速液体クロマトグラフィーや薄層クロマトグ
ラフィーなども抽出精製に利用することができる。
【0031】AM5221化合物の分離精製は上記のよ
うに既知の方法を適宜利用して行うが、例えば次のよう
にしてもよい。まず培養液を遠心分離し、遠心上清液を
得る。得られた上清液を酸性pH条件下で酢酸エチル,
ブタノ−ル等の有機溶媒で抽出し、塩基性pH条件下で
上記有機溶媒抽出液から水に転溶し、更に酸性pH条件
下で溶媒抽出することにより抽出精製することができ
る。抽出液は濃縮し、濃縮残査をシリカゲルカラムクロ
マトに付し、ヘキサン、ベンゼン、クロロホルム、メタ
ノ−ル、アセトン、酢酸エチル、酢酸、水等の混合溶媒
で溶出し、目的画分を集め濃縮後、更にシリカゲルカラ
ムクロマトに付し、ヘキサン、クロロホルム、メタノ−
ル、酢酸等の混合溶媒で溶出し、目的画分を集め濃縮
後、減圧乾燥することによりAM5221化合物が得ら
れる。
【0032】本発明に係わるAM5221化合物は文献
未公知の新規化合物であり、ヒトを含む動物細胞、動物
組織において、NGF産生促進作用を示するNGF産生
促進剤であり、ヒトに投与した場合には、アルツハイマ
−型老年性痴呆症治療剤、ハンチントン舞踏症治療剤、
糖尿病性末梢神経障害治療剤、末梢神経損傷治療剤、脊
髄損傷治療剤および筋萎縮性側索硬化症治療剤として、
また脳代謝改善剤あるいは、末梢神経障害改善剤として
有用である。
【0033】本発明の化合物AM5221を神経成長因
子産生促進剤としてヒトに投与するにあたっては、自体
公知の方法に従って、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、注射剤、座剤など種々の剤型で、人を含む哺乳動物
に経口的もしくは非経口的に投与しうる。投与量は、対
象疾患の種類、症状、年齢および条件などにより差異は
あるが、通常は成人に対して1日0.1mgから100
0mg、好ましくは1mgから300mgを投与するこ
とができる。
【0034】また、動物細胞、動物組織において、NG
Fを製造する場合においては、NGFを産生する能力の
ある細胞または組織を通常の培養方法で培養するに際
し、本発明の神経成長因子産生促進剤を添加すれば、N
GFの産生量が増加するものである。NGFを産生する
能力のある細胞としては、例えばL−M細胞やヒト胎児
肝細胞が好ましい例として挙げられる。培養液の組成や
培養条件は通常使用されている公知の方法に従えばよ
い。
【0035】次に実施例、試験例を挙げて本発明をさら
に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるもの
ではない。
【0036】
【実施例1】AM5221の醗酵生産 グルコース1%、デキストリン1%、イーストエキス
0.5%、カゼイン水解物0.5%、CaCO3 0.1
%、セライト1%の組成の培地(滅菌前pH6.5)を
500ml容三角フラスコに各々100mlずつ分注
し、115℃で15分間滅菌した。これらにフィアロセ
ファラ・フミコ−ラ(Phialocephala humicola) M52
21株(FERM P−14279)の斜面培養物を各
々一白金耳ずつ接種し、ロ−タリーシェーカー(毎分2
00回転)で26℃、72時間培養した。
【0037】次にグルコース2%、ペプトン1%、コー
ン・スティープ・リカー1%、リン酸一カリウム0.2
%、硫酸マグネシウム0.1%、FS−アンチフォーム
(Dow Corning K.K 社製)0.02%からなる本培養培
地(滅菌前pH6.5)を調整しておき、この本培地2
00lを300l容ファーメンターに注入した。これを
120℃で20分間滅菌した後、先に得た前培養物を
2.5l接種し、26℃で3日間培養した。攪拌は15
0rpm、通気量は260l/分で行った。
【0038】AM5221物質の抽出、精製 上記の培養方法で得られた培養物200lをバスケット
遠心により菌体を除去し、培養上清液180lを得た。
この培養上清液に酢酸エチル90lを加え、攪拌しなが
ら6N塩酸でpH4.0とし、酢酸エチル抽出した。得
られた酢酸エチル層約90lに水50lを添加し攪拌し
ながら6Nアンモニア水でpH9とし、活性画分を水層
に転溶させた。得られた水層は、塩酸でpH4.0に調
整し酢酸エチル25lで抽出した。得られた酢酸エチル
層はロ−タリ−エバポレ−タ−で減圧下、濃縮して約3
00mlとした。次いで予めn−ヘキサン−酢酸エチル
−酢酸(6:4:0.05)の混合溶媒にて作製したシ
リカゲルカラム(4l)に付し、同混合溶媒で展開し、
500mlずつ分画した。分画フラクションは、n−ヘ
キサン−酢酸エチル−酢酸(5:5:0.05)の展開
系を用いたシリカゲル薄層(TLC)に付し、Rf値
0.45を示す画分No16−No25を集め減圧濃縮
するとAM5221Aの橙色粗粉末600mgが得られ
た。また、Rf値0.21を示す画分No43−No6
2を集め減圧濃縮するとAM5221Bの橙色粗粉末1
3gが得られた。
【0039】上記AM5221A粗粉末600mgを少
量のクロロホルムに溶解し、予めn−ヘキサン−クロロ
ホルム−メタノ−ル−酢酸(12:8:0.2:0.
1)の混合溶媒にて作製したシリカゲルカラム(350
ml)に付し、同混合溶媒で溶出を行い18mlずつ分
画した。AM5221Aのみを含む画分No76−No
108を集め減圧濃縮し、酢酸エチルに溶解し、3倍容
のn−ヘキサンを添加し、室温に放置すると、橙色針状
結晶が生じた。これをグラスフィルタ−上に集め乾燥す
るとAM5221Aの単一な橙色針状結晶350mgが
得られた。
【0040】また、上記AM5221Bの粗粉末13g
を1lの酢酸エチルに溶解し、n−ヘキサン2lを加
え、室温に2日間放置すると橙色針状結晶が生じた。こ
れをグラスフィルタ−上に集め、乾燥するとAM522
1Bの単一な橙色針状結晶10gが得られた。ナトリウム塩の作製 上記で得られたAM5221Bの橙色針状結晶(500
mg)をメタノ−ル(40ml)に溶解し重炭酸ナトリ
ウム(167mg,1.1当量)、水(30ml)を加
え、室温にて10分攪拌した。その後、メタノ−ルを除
去し、凍結乾燥するとAM5221Bナトリウム塩(5
72mg)が赤色粉末として得られた。
【0041】
【試験例1】AM5221のNGF産生促進活性 NGF産生促進活性は、マウス結合組織由来の繊維芽細
胞樹立株L−M細胞(ATCC CCL1.2)を用
い、Furukawaら( J.Biol.Chem. 261巻、6039頁、1986
年)の方法に準じて測定した。
【0042】L−M細胞の培養には、0.5%バクトペ
プトン(ディフコ社製)、50μg/mlペニシリンG
カリウム塩(和光純薬社製)及び50μg/mlストレ
プトマイシン硫酸塩(和光純薬社製)を含有する199
培地(ICNバイオメディカルス社製)を用いた。L−
M細胞を24穴培養プレ−ト(ファルコン社製)に各穴
1.8x105 個播き、CO2 インキュベ−タ−中(3
7°C,5%CO2 )で2日間培養し、コンフルエント
とした。培養液を除去後、0.5%牛血清アルブミン
(シグマ社製)含有199培地で細胞を一度洗浄した。
AM5221は、0.5%牛血清アルブミン含有199
培地に規定の濃度で含有させ、L−M細胞に処理した。
L−M細胞を48時間CO2 インキュベ−タ−中で培養
した後、培養液を回収し、培養液中のNGFを定量し
た。
【0043】NGFは、酵素免疫測定法( J.Neuroche
m, 40巻、734 ペ−ジ、1984年)により定量した。ポリ
スチレン製の96穴プレ−トに抗マウスβNGF抗体
(ベ−リンガ−社製)溶液(0.3μg/ml,pH
9.6)を各穴75μlずつ分注し、室温で1時間放置
した。抗体を除去後、洗浄液で各穴を3回洗浄した。標
準βNGF(和光純薬社製)溶液あるいは試料溶液50
μlを各穴に分注し、室温で6−8時間放置した。標準
βNGFあるいは試料溶液を除去し各穴3回の洗浄を行
った後、β- galactosidase 標識抗βNGFモノクロナ
−ル抗体(ベ−リンガ−社製)溶液(100mU/m
l,pH7.0)50μlを各穴に分注し、4°Cで1
5−18時間放置した。酵素標識抗体を除去し、3回の
洗浄を行った後、Chlorophenolred- β-D-galactopyran
oside(ベ−リンガ−社製)溶液(1mg/ml,pH
7.3)を各穴100μlずつ分注した。室温で2−3
時間放置後、570nmの吸光度を測定した。標準曲線
よりNGF量を算出し、結果はAM5221無処置細胞
の産生、分泌するNGF量に対する相対値で表した。
【0044】AM5221AおよびAM5221BをL
−M細胞に適当濃度添加し測定した結果、AM5221
AおよびAM5221B何れも0.5μg/mlの濃度
においては、無処置細胞に比べて2倍以上のNGFを産
生誘導した。
【0045】
【試験例2】座骨神経組織でのNGF産生促進活性 座骨神経でのNGF産生促進活性は、5週齢雄 Sprague
−Dawley系ラットから摘出した座骨神経を用い、Ikegam
i ら(Biomed. Res. 11 巻、61ペ−ジ、1990年)の方法
に準じて測定した。
【0046】エ−テル下でラットを殺した直後に座骨神
経の両対を摘出し、約2mmの長さに細断した。これを
滅菌した137mM塩化ナトリウム、5.1mM塩化カ
リウム、1.6mMリン酸2ナトリウム、5.6mMグ
ルコ−ス含有の25mMトリス・塩酸緩衝液(pH7.
3)で3回洗浄した後、AM5221AまたはAM52
21Bを含有する培地0.5mlを入れた24穴培養の
各穴に10対分(約150mg湿潤重量)を入れ、CO
2 インキュベ−タ−中(37°C、5%CO2)で2日
間培養した。この時用いた培地は、10%牛胎児血清
(バイオシ−ラム社製)、50μg/mlペニシリンG
カリウム塩及び50μg/mlストレプトマイシン硫酸
塩を含有する199培地を用いた。培養終了後、培養液
および座骨神経組織片を回収し、培養液中および組織片
中のNGF量を試験例1の方法のより定量した。尚、組
織片からのNGFの抽出は、0.5mlの上記トリス・
塩酸緩衝液を加えてポリトロンPT10−35( Kinem
atica GmbH Littau 社製)で磨砕することにより行っ
た。
【0047】AM5221AおよびAM5221Bをラ
ット座骨神経組織に適当濃度添加し培養し測定した結
果、AM5221AおよびAM5221Bはいずれも
2.5μg/mlの濃度においては、無処置組織に比べ
て培養液中で4倍以上、座骨神経組織中で2倍以上のN
GFを産生誘導した。
【0048】
【試験例3】AM5221の急性毒性 急性毒性は、ICR系マウス(雄)3匹を用いて、常法
に従って測定した。すなわちAM5221AおよびAM
5221Bを10mg/kg腹腔内投与して3日間観察
したが、何れの化合物も毒性は認められなかった。
【0049】
【製剤例1】5gのAM5221B、168gの乳糖お
よび15gのトウモロコシ澱粉からペ−ストとともに顆
粒化し、これに10gのトウモロコシ澱粉と2gのステ
アリン酸マグネシウムを加え、混合物を圧縮錠剤機で圧
縮して、錠剤一錠当たりAM5221B10mgを含有
する直径5mmの錠剤400個を製造した。
【0050】以上から本発明の新規化合物AM5221
AおよびAM5221Bは、NGF産生促進作用を示す
ことから脳代謝改善剤あるいは末梢神経障害改善剤とし
て有用である。
【0051】
【発明の効果】本発明はAM5221AおよびAM52
21Bを提供するものであるが、これらの物質は従来未
知の新規薬理活性物質であって、優れたNGF産生促進
作用を示すことから例えばアルツハイマ−型老年性痴呆
症治療剤、ハンチントン舞踏症治療剤、糖尿病性末梢神
経障害治療剤、末梢神経損傷治療剤、脊髄損傷治療剤お
よび筋萎縮性側索硬化症治療剤として、また脳代謝改善
剤あるいは、末梢神経障害改善剤として有用である。
【0052】また本発明によって、微生物を利用する上
記物質の製法も確立された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はAM5221AのKBr錠剤中での赤外
部吸収スペクトルを示す。
【図2】図2はAM5221AのDMSO−d6 中で測
定した 1H−NMR(400MHz)スペクトルを示
す。
【図3】図3はAM5221BのKBr錠剤中での赤外
部吸収スペクトルを示す。
【図4】図4はAM5221BのDMSO−d6 中で測
定した 1H−NMR(400MHz)スペクトルを示
す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:645)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を表す)で表される
    新規化合物AM5221又はその塩。
  2. 【請求項2】 フィアロセファラ属に属する化合物AM
    5221生産菌を培養し、培養物より化合物AM522
    1を採取することを特徴とする化合物AM5221の製
    造法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のフィアロセファラ属に属
    する化合物AM5221生産菌が、フィアロセファラ・
    フミコ−ラM5221(FERM P−14279)で
    ある化合物AM5221の製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の化合物を有効成分とする
    神経成長因子産生促進剤。
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JP2003504405A (ja) * 1999-07-21 2003-02-04 サーントゥル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシュ シャーンティフィク (セ エン エール エス) 脳によるグルタミン酸塩の放出に対して抑制効果を示す薬剤を製造するためのベータ−ナフトキノン誘導体の使用
JP2004500873A (ja) * 2000-06-22 2004-01-15 ジェネンテック・インコーポレーテッド アゴニスト抗−trk−cモノクローナル抗体
JPWO2007125913A1 (ja) * 2006-04-26 2009-09-10 富山化学工業株式会社 アルキルエーテル誘導体またはその塩を含有する神経細胞新生誘導剤および精神障害治療剤

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