JP2003504405A - 脳によるグルタミン酸塩の放出に対して抑制効果を示す薬剤を製造するためのベータ−ナフトキノン誘導体の使用 - Google Patents

脳によるグルタミン酸塩の放出に対して抑制効果を示す薬剤を製造するためのベータ−ナフトキノン誘導体の使用

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベータ−ナフトキノン誘導体およびその塩類の新規な使用を提供する。 【解決手段】 脳でのグルタミン酸塩の放出に対して抑制効果を有する薬剤を製造するためのベータ−ナフトキノン化合物の使用であって、該化合物が式(I)を有し、 【化1】 (式中、Rは−NH−CO−NH、−NH−CO−CHまたは−OH基を表わす)、あるいは式(II) 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脳内でのグルタミン酸塩の放出に対して抑制効果を示す薬剤を製造
するためのベータ−ナフトキノン誘導体およびその塩類の新規な使用に関する。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】
グルタミン酸塩は、哺乳類の中枢神経系における主要な神経伝達物質である。
【0003】 しかしながら、脳の細胞外の空間でのその過剰な蓄積は、ニューロンに有毒で
あり、このことは、その蓄積が、外傷性血管または他の由来の脳偶発症候の結果
放出される過剰のグルタミン酸塩による有害な作用に関係するてんかん、筋委縮
性側索硬化症、脊髄筋委縮症、ハンチントン舞踏病および種々の発作のような多
数の神経病の原因の因子であるという考えをもたらしてきた。
【0004】 血管保護薬剤(vasoprotective drug)として知られるある種のベータ−ナフト
キノン化合物の発明者による研究により、これらの化合物が、意外なことにグル
タミン酸塩の放出に対して抑制効果を有することが証明されてきた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明は、脳によるグルタミン酸塩の放出に対して抑制効果を有する
薬剤を製造するためのベータ−ナフトキノン誘導体の新規な使用であって、これ
らの誘導体が式(I)を有し、
【化4】 (式中、Rは−NH−CO−NH、−NH−CO−CHまたは−OH基を表
わす)、式(II)
【化5】 で示される、対応するグルクロン酸結合された誘導体、あるいは医薬として許容
される酸とのこれらの付加塩である使用に向けられている。
【0006】 最も詳細には、本発明は、それぞれ式(III)および(IV)の、国際的一
般名に従ってナフタゾン(naftazone)と呼ばれる1,2−ナフトキノン−2−セ
ミカルバゾールに加えて、その対応するグルクロン酸結合された誘導体、1−(
1−ヒドロキシ,2−ナフチル)セミカルバジド−1−β−O−グルコピラノシ
ドウロン酸の使用に向けられている。
【0007】
【化6】
【0008】 これらの化合物の酸との付加塩は、鉱酸または有機酸により生成する塩を含む
【0009】 例として、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、更にギ酸、安息香酸、マレイン
酸、酒石酸、クエン酸、シュウ酸、アスパラギン酸およびアルカンスルホン酸が
挙げられる。
【0010】 本発明に従って使用される化合物の調製は、文献、例えばBSM924Mまた
は特許FR2103504号に広く記載されてきた。
【0011】 後述する実施例に記載する、これらの化合物の抑制性質により、これらの化合
物が、過剰に放出されるグルタミン酸塩の有害な作用に関係する神経病および発
作を治療することに特に適するようになる。
【0012】 例えば、外傷性または他の血管由来の脳偶発症候の結果放出される過剰のグル
タミン酸塩によるてんかん、筋委縮性側索硬化症、脊髄筋委縮症、ハンチントン
舞踏病、有害な作用の治療が挙げられる。
【0013】 これらの薬剤は、特に経口投与および注入できるチャンネルを経て投与される
。有利には、これらの薬剤は、経口投与のために錠剤、糖被覆錠剤、硬質ゼラチ
ンカプセル剤、カプセル剤、顆粒剤の形態、または注入できるチャンネルを経る
投与のために溶液もしくは懸濁液の形態である。
【0014】 用量は、治療する患者および病状に従って適合させられ、例えば1mg〜10
0mg/日である。
【0015】 本発明の他の特徴および利点を下記の実施例に挙げ、ここでは図1および2を
それぞれ参照する: −図1は、化学発光の測定手法を例証するダイアグラムを表わし、 −図2は、ナフタゾン(図2A)またはそのグルクロン酸結合された誘導体(
図2B)の濃度に対するグルタミン酸塩の自発的な放出および誘発された放出を
表わす。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施例1:ナフタゾンおよびそのグルクロン酸結合された誘導体によるグルタミ
ン酸塩に対する抑制効果の検討 A:正常ラットのCSF(脳脊髄液)中のグルタミン酸塩レベルに対する、ナ
フタゾンによる15日間の連続処理の効果の検討 4〜8週齢の、体重200〜220gのスプレーグ−ドーリー(Sprague-Dawle
y)ラットと両性のスイス−ウェブスターマウスとを使用する。
【0017】 12時間の明/暗周期を有する23〜24℃のよく換気された室内の籠に動物
を保つ。
【0018】 対照中の、またはナフタゾンによる処理後のCSFグルタミン酸塩レベルを調
べるために、雄性ラットを3つの群に分ける: −群I(n=8)を対照として使用する。この群のラットに、口当たり(per o
s)15日間、ナフタゾンを可溶化するために使用するものと同じ担体(carrier)
、すなわち1%メチルセルロース(シグマ社)を与える、 −群II(n=5)およびIII(n=5)の動物に、口当たり15日間、単
一の丸薬として与えて、kg当たり、1日当たりそれぞれ10mgおよび100
mgのナフタゾンを与える。
【0019】 6%ペントバルビタール(i.p.)で麻酔をかけたラットのCSFを、通常
の方法に従って操作することにより集める。
【0020】 次いで動物を断頭する。CSF試料を10℃、6000gで10分間遠心分離
する。
【0021】 上清を抽出し、血液析出物を含有する沈降物を除去する。
【0022】 試料を2.5%トリクロロ酢酸中に保持し、−80℃に保つ。
【0023】 試料からトリクロロ酢酸を洗い流すためにエーテルを使用する。
【0024】 CSF中のグルタミン酸塩レベルを決定するために、図1のダイアグラムに記
載された方法に従って化学発光の測定を行う。反応は、グルタミン酸塩脱水素酵
素の作用下でのグルタミン酸塩の2−オキソグルタル酸塩への酸化に基づき、こ
れはNaDH2を生じ、光細菌の化学発光反応を用いることにより評価される。
【0025】 既知の体積の試料を、トリス緩衝液(120mM、pH7.2)中の250μ
lのサッカロース(120mM)と、50μlのNAD、DMN、NADH−F
MN酸化還元酵素、ルシフェラーゼおよびGDHの酵素混合物と、5μlのn−
デシルアルデヒドとを含有する反応媒質に添加することによりCSF試料を試験
する。
【0026】 L−グルタミン酸塩の酸化とNADHの生産とに連続する発光反応により放射
される光を、光電子倍増管装置により検出し、記録し、それを標準グルタミン酸
塩により放射される光と比較することにより検定する。
【0027】 不対の(unpaired)試料についてスチューデントのt検定を用いることにより、
データの統計的解析を行う。値を平均値+/−SEMで表し、nは動物または行
った実験の数である。
【0028】 データはp<0.05において対照に対して有意差があると考えられる。
【0029】 メチルセルロース担体を15日間投与されてきた対照ラット(群I)は、22
.1+/−6.3nmol・ml−1の平均値(n=8)を伴って、16〜34
nmol・ml−1のCSFグルタミン酸塩含有量を有する。
【0030】 10または100mg/kgのナフタゾン用量を用いる15日間のラット(群
IIおよびIII)の毎日の処理により、ラットの両方の群のCSFグルタミン
酸塩含有量がそれぞれ8.1+/−1.8(n=5)および10.8+/−3.
3ml−1(n=5)であることが示される。
【0031】 これらの結果により、両方のナフタゾン用量で処理したラットのCSF中のグ
ルタミン酸塩含有量が、対照と比較して顕著に減少する(それぞれp=0.00
1およびp=0.004)ことが示される。
【0032】 更に、ナフタゾンで処理したラットの両方の群の間に、CSFグルタミン酸塩
含有量の顕著な違いが見られず、このことは、薬剤の効果が用量相関性でないこ
とを示す。
【0033】 B:マウスの脳のシナプトソームからのグルタミン酸塩の放出に対するナフタ
ゾンおよびそのグルクロニド誘導体の効果の検討 苔状繊維のシナプトソームを調製するために、スイス−ウェブスターラットを
断頭し、小脳を迅速に除去する。組織の小片(1〜2mm)を、下記のもの(
mM)を含有する100mlの哺乳類塩類標準溶液中で洗浄する:NaCl、1
36;KCl、5.6;MgCl、1.2;CaCl、2.2;グルコース
、5.5;NaHCO、7.5;NaHPO/NaHPO緩衝液、1.
2。
【0034】 酸素流をこれらに10分間通じる。
【0035】 片を解離するために、これらを1mlのピペットを用いて逆方向の動きで吸い
上げる。
【0036】 得られるホモジネートを3mlの哺乳類クレブス(Krebs’s)溶液中で希釈し、
ナイロン(登録商標)組織(メッシュ50μm)で濾過する。
【0037】 濾液を集め、重力により30〜45分間沈降させる。
【0038】 グルタミン酸塩の(glutamatergic)苔状繊維に由来するシナプトソームは、核
フラクションについてのその大きなサイズのために沈降する。上清を捨て、沈降
物を1mlの標準溶液に再懸濁する。シナプトソームからのグルタミン酸塩の放
出を、CSF中でこれを評価するために使用される技術に従って検出する。
【0039】 図2Aおよび2Bは、グルタミン酸塩の自発的な放出(曲線―○―)および減
極(depolarization)により誘発される放出(曲線―●―)に対するナフタゾン(
濃度0.5〜50μM)およびそのグルクロン酸結合された誘導体の効果をそれ
ぞれ示す。
【0040】 AおよびB中の各点は、三つ組で行われる3回の測定のISEM平均を示す。
Aにおいて、自発的に放出されたグルタミン酸塩は、試験される薬剤に1時間晒
される間に連続的に測定され、対照と比較される。減極によるグルタミン酸塩の
放出は、試験される薬剤に1時間晒した後に決定され、対照と比較される。
【0041】 薬剤を、測定前に、シナプトソームアリコートを用いて1時間加温放置する。
【0042】 高いK含有量(30mM)を有し、Ca2+(5mM)を含有する媒質によ
り誘発される減極に応答するグルタミン酸塩の放出は、検討した濃度値ではナフ
タゾンに顕著に影響されない。
【0043】 しかしながら、図2Aに示すように、ナフタゾンは、シナプトソームからのグ
ルタミン酸塩の自発的な放出を減少させる。グルタミン酸塩の自発的な放出に対
するナフタゾンの抑制効果は、使用される薬剤の最低の濃度(0.5μM)で既
に観察される。この効果は25μMの濃度で最大である。
【0044】 より高い濃度は、抑制効果を更に増大させないようである。
【0045】 自発的な放出およびKにより引き起こされる放出に対する、グルクロン酸結
合された誘導体の効果を評価するとき、薬剤が、使用される濃度の範囲でグルタ
ミン酸塩の自発的な放出を減少させないことがわかる。
【0046】 しかしながら、図2Bに示すように、グルクロン酸結合された誘導体は、用量
に相関して、高いK含有量(20mM)を有し、Ca2+(5mM)を含有す
る媒質により誘発される放出を減少させる。
【0047】 最大の減少(約60%)は、試験される薬剤の最高の濃度(32μM)で観察
される。
【0048】 実施例2:医薬組成物の調製 従来技術に従って操作することにより、下記のものを含有する錠剤: −ナフタゾン:10mg −100mgにするための賦形剤 または下記のものを含有する、注入できる溶質を製造する: −ナフタゾン:5mg −2mlにするための滅菌水。
【図面の簡単な説明】
【図1】 化学発光の測定手法を例証するダイアグラムである。
【図2】 ナフタゾン(図2A)またはそのグルクロン酸結合された誘導体(図2B)の
濃度に対するグルタミン酸塩の自発的な放出および誘発された放出を表わすグラ
フである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年6月21日(2001.6.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【化1】 (式中、Rは−NH−CO−NH、−NH−CO−CHまたは−OH基を表
わす)、式(II)
【化2】 を有する対応する化合物である、グルクロン酸結合された誘導体、あるいは医薬
として許容される酸とのこれらの付加塩である使用。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】 従って、本発明は、脳によるグルタミン酸塩の放出に対して抑制効果を有する
薬剤を製造するためのベータ−ナフトキノン誘導体の新規な使用であって、
導体が式(I)を有し、
【化4】 (式中、Rは−NH−CO−NH、−NH−CO−CHまたは−OH基を表
わす)、式(II)
【化5】 で示される、対応するグルクロン酸結合された誘導体、あるいは医薬として許容
される酸とのこれらの付加塩である使用に向けられている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/00 A61P 25/00 25/08 25/08 25/14 25/14 43/00 111 43/00 111 // C07H 15/203 C07H 15/203 (71)出願人 ブロイ クリスチャン フランス国 リヨン リュ サーント ジ ュヌヴィエーヴ 21 (71)出願人 マッテ セザール フランス国 パリー リュ ドゥ ラヴル 16 (72)発明者 イスラエル モーリス フランス国 ビュール シュール イヴェ ット リュ アリスチド ブリアン 2 (72)発明者 モルゴ ジョルディ フランス国 アーントニ アヴニュー ピ エール ヴェルメール 10 (72)発明者 ブロイ クリスチャン フランス国 リヨン リュ サーント ジ ュヌヴィエーヴ 21 (72)発明者 マッテ セザール フランス国 パリー リュ ドゥ ラヴル 16 Fターム(参考) 4C057 BB02 JJ22 4C086 AA02 EA08 MA01 MA04 MA52 MA66 ZA01 ZA06 ZA15 ZA94 ZC02 4C206 AA02 HA08 HA26 KA04 MA01 MA04 MA72 MA86 ZA01 ZA06 ZA15 ZC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脳でのグルタミン酸塩の放出に対して抑制効果を有する薬剤
    を製造するためのベータ−ナフトキノン化合物の使用であって、該化合物が式(
    I)を有し、 【化1】 (式中、Rは−NH−CO−NH、−NH−CO−CHまたは−OH基を表
    わす)、式(II) 【化2】 で示される、対応するグルクロン酸結合された誘導体、あるいは医薬として許容
    される酸とのこれらの付加塩である使用。
  2. 【請求項2】 式(III)および(IV) 【化3】 をそれぞれ有する1,2−ナフトキノン−2−セミカルバゾールまたはその対応
    するグルクロン酸結合された1−(1−ヒドロキシ,2−ナフチル)セミカルバ
    ジド−1−β−O−グルコピラノシドウロン酸を使用することを含む、請求項1
    記載の使用。
  3. 【請求項3】 鉱酸または有機酸により生成する塩を使用することを含む、
    請求項1または2記載の使用。
  4. 【請求項4】 過剰に放出されるグルタミン酸塩の有害な作用に関係する神
    経病および発作を治療するための薬剤を製造するための、請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の使用。
  5. 【請求項5】 外傷性血管由来の脳偶発症候の結果放出される過剰のグルタ
    ミン酸塩によるてんかん、ハンチントン舞踏病、筋委縮性側索硬化症、脊髄筋委
    縮症、有害な作用を治療するための薬剤を製造するための、請求項4記載の使用
  6. 【請求項6】 薬剤が経口投与または注射で投与されることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項記載の使用。
JP2001510459A 1999-07-21 2000-07-21 脳によるグルタミン酸塩の放出に対して抑制効果を示す薬剤を製造するためのベータ−ナフトキノン誘導体の使用 Expired - Fee Related JP4989830B2 (ja)

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