JPH0856688A - Fo−2546物質およびその製造法 - Google Patents

Fo−2546物質およびその製造法

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JPH0856688A
JPH0856688A JP6192555A JP19255594A JPH0856688A JP H0856688 A JPH0856688 A JP H0856688A JP 6192555 A JP6192555 A JP 6192555A JP 19255594 A JP19255594 A JP 19255594A JP H0856688 A JPH0856688 A JP H0856688A
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microorganism
conidia
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JP6192555A
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Satoshi Omura
智 大村
Hiroshi Koda
洋 供田
Rokurou Masuma
碌郎 増間
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Kitasato Institute
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Kitasato Institute
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FO−2546物質を生産する能力を有する
微生物を培養して、培養物中にFO−2546物質を蓄
積せしめ、該培養物からFO−2546物質を採取する
FO−2546物質およびその製造法である。 【構成】 Albophoma yamanashie
nsisにより生産され、アシルコエンザイムAコレス
テロールアシル転位酵素阻害活性を有するFO−254
6E物質、FO−2546F物質、FO−2546L物
質、FO−2546M物質およびFO−2546N物質
(これらの物質をFO−2546物質と総称する)はコ
レステロール蓄積に起因する疾病の予防および治療に有
用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アシルコエンザイムA
コレステロールアシル転位酵素阻害を有する新規物質F
O−2546物質およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いくつかの高脂血症治療のための
薬物が知られている。高脂血症の治療薬としては、
(1)コレステロール、(2)コレステロールの吸収阻
害、(3)コレステロールの異化促進、(4)リポ蛋白
リパーゼの活性化(リポ蛋白の合成の抑制)などの作用
を有する薬物が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、食生活の向上に
伴い成人の高脂血症や動脈硬化などコレステロール蓄積
に起因する症状が現代病として問題視されている。高脂
血症は、動脈硬化の進行を促進する因子のひとつとして
知られており、血中コレステロールを低下させることで
虚血性心疾患の減少をもたらすことができる。又、高脂
血症になると心筋硬塞の発症率も高くなるなど高脂血
症、特に高コレステロール血症のより有効で安全な治療
薬の出現が望まれている。
【0004】コレステロールはアシルコエンザイムAか
らアシル基転位によりコレステロールエステルとなり、
細胞内および血中リポ蛋白に蓄積される。このアシル基
転位反応を触媒する酵素がアシルコエンザイムAコレス
テロールアシル転位酵素であり、コレステロールの腸管
からの吸収および冠動脈における泡沫細胞の形成に深く
係わっている。したがって、アシルコエンザイムAコレ
ステロールアシル転位酵素を阻害する物質は、かかる疾
病に有効であることが推察される。
【0005】かかる実情において、アシルコエンザイム
Aコレステロールアシル転位酵素阻害活性を有する物質
を提供することは、高脂血症やそれに基く動脈硬化など
の成人病の治療上有用なことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、微生物の
生産する代謝産物について研究を続けた結果、新たに土
壌から分離したFO−2546菌株の培養物中にアシル
コエンザイムAコレステロールアシル転位酵素阻害活性
を有する物質が産生されることを見出した。次いで、該
培養物からアシルコエンザイムAコレステロール転位酵
素阻害活性物質を分離、精製した結果、後記の理化学的
性質を有する各物質を得た。これらの物質は従来まった
く知られていないことから、これら各物質をFO−25
46E物質、FO−2546F物質、FO−2546L
物質、FO−62546M物質、FO−2546N物質
と称することにした。本発明においては、これら各物質
をFO−2546物質と総称する。
【0007】本発明は、係る知見に基づいて完成された
ものであって、一般式、
【0008】
【化6】 (式中、R1 は水素原子または
【0009】
【化7】 を示し、またR2 は水素原子または水酸基を示し、Xは
Yと共に
【0010】
【化8】
【0011】
【化9】 または
【0012】
【化10】 基を形成し、Zはメチル基またはハイドロキシメチル基
またはアルデヒド基を示す)で表されるFO−2546
物質を提供するものである。
【0013】更に、本発明は分生子果不完全菌綱に属
し、FO−2546物質を生産する能力を有する微生物
を培地に培養して培養物にFO−2546物質を蓄積せ
しめ、該培養物からFO−2546物質を採取すること
を特徴とするFO−2546物質の製造法を提供するも
のである。
【0014】さらにまた、本発明は、分生子果不完全菌
綱に属し、FO−2546物質を生産する能力を有する
微生物を提供するものである。FO−2546物質を生
産する能力を有する微生物(以下、FO−2546物質
生産菌と称する)は、分生子果不完全菌綱に属するが、
例えば本発明者らが分離した分生子果不完全菌綱に属す
るFO−2546菌株は、本発明の最も有効に使用され
る菌株の一例であって、本菌株の菌学的性状を示すと次
の通りである。
【0015】本発明のFO−2546物質を生産するた
めに使用される菌株としては、例えば本発明者らによっ
て土壌から分離された分生子果不完全菌綱に属するSt
rain FO−2546株が挙げられる。
【0016】培養上の諸性状 本菌株の培養所見を下記の表1に示す。本所見は各種培
地上で25℃、14日間培養した場合の肉眼的に観察し
た結果である。
【0017】
【表1】
【0018】生理学的性状 (1)生育温度範囲:8.5〜33℃ (2)至適生育温度範囲:18.5〜28℃ (3)生育pH範囲:2〜10 (4)至適生育pH範囲:3〜6 (5)好気性、嫌気性の区別:好気性
【0019】本菌はポテトデキストロース寒天(PD
A)培地上で比較的良好に生育(25℃、7日間培養、
直径約20mm、コロニーの表面は平坦フエルト状)す
る。コロニーは白色を呈し、多数の分生子殻を形成す
る。コーンミール培地においても同様であった。PDA
培地でうす黄色の可溶性色素を生成した。分生子殻は白
色、球形、大きさは100〜180μm、肉質で分生子
殻室の殻壁は5〜10μmと薄く壊れやすい。分生子殻
壁はもつれ菌糸構造で内層菌糸から分岐する分生子柄上
に全出芽・アレウロ型に分生子を形成する。
【0020】分生子は無色、球形、一細胞でその大きさ
は0.8〜2μmであった。透過型電子顕微鏡下では分
生子表面に多数のフリル模様が観察された。その他、生
育温度範囲は8.5〜33℃であり、至適温度は20〜
30℃であった。生育pH範囲は2〜10であり、至適
pH範囲は3〜8であった。
【0021】上記したように、FO−2546株の形態
的特徴、培養上の諸性状、生理学的性状に基づき、既知
菌種との比較を試みた結果、本菌株は分生子果不完全菌
綱に属する一菌株と考えられる。分生子果不完全菌は分
生子をつくる器の形と色調で大別され、さらに分生子の
色と形そして細胞数などによって分類されている。白
色、球形、肉質の分生子殻と透過型電子顕微鏡下で表面
に多数のフリルをつけた小さい球形の分生子という特徴
から本菌はスフェロプシス目、ネクトリオイド科に入る
一新属新種と考えら、本菌をAlbophoma ya
manashiensisと命名した。なお、本菌株
は、Strain FO−2546として通商産業省工
業技術院生命工学工業技術研究所にFERM BP−4
406として寄託されている。原寄託日は平成4年7月
7日である。
【0022】以上、FO−2546生産菌について説明
したが、菌の一般的性状として菌学上の性状はきわめて
変異し易く、一定したものではなく、自然的にあるいは
通常行われる紫外線照射または変異誘導体、例えばN−
メチル−N−ニトロ−N−ニトロソグアニジン、エチル
メタンスルホネートなどを用いる人工的変異手段により
変異することは周知の事実であり、このような人工的変
異株は勿論、自然変異株も含め、Albophomaに
属し、FO−2546物質を生産する能力を有する菌株
は、すべて本発明に使用することができる。また、細胞
融合、遺伝子操作などの細胞工学的に変異させた菌株も
物質FO−2546物質生産菌として包含される。
【0023】本発明においては、先ずAlbophom
aに属するFO−2546物質生産菌が培地に培養され
る。本菌の培養においては、通常真菌の培養に用いられ
る方法が一般に用いられれる。培地としては、微生物が
同化し得る炭素源、資化し得る窒素源、さらには必要に
応じて無機酸塩などを含有させた栄養培地が使用され
る。同化し得る炭素源としては、ブドウ糖、ショ糖、糖
密、デキストリン、セルロースなどが単独または組み合
わせて用いられる。
【0024】資化し得る窒素源としては、ペプトン、肉
エキス、酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コーン・ステ
ィープ・リカー、綿実粕、カゼイン、大豆蛋白加水分解
物、アミノ酸、尿素などの有機窒素源、アンモニウム塩
などの無機窒素化合物が単独または組み合わせて用いら
れる。その他、必要に応じてナトリウム塩、カリウム
塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、リン酸塩などの無
機塩、重金属塩類が添加される。さらに、培地には、必
要に応じて、本菌の生育やFO−2546物質の生産を
促進する微量栄養素、発育促進物質、前駆物質などを適
当に添加してもよい。
【0025】培養は通常振とうまたは通気攪拌培養など
の好気的条件下で行うのがよい。工業的には深部通気攪
拌培養が好ましい。培養のpHは中性付近で培養を行う
のが好ましい。培養温度は20〜37℃で行い得るが、
通常は24〜30℃に保つのがよい。培養時間は通常2
〜3日間培養を行うと、本FO−2546物質が蓄積さ
れるので、培養中の蓄積量が最大に達した時に、培養を
終了すればよい。
【0026】これらの培地組成、培地の液性、培養温
度、通気量などの培養条件は使用する菌株の種類や外部
の条件などに好ましい結果が得られるように適宜調節、
選択されることはいうまでもない。液体培養において、
発泡があるときは、シリコン油、植物油、界面活性剤な
どの消泡剤を適宜使用できる。このようにして得られた
培養物に蓄積されるFO−2546物質は、菌体内およ
び培養濾液中に含有されるので、培養物を遠心分離して
培養濾液と菌体とに分離し、各々から本FO−2546
物質を採取するのが有利である。
【0027】培養濾液からFO−2546物質を採取す
るには、先ず培養濾液を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベン
ゼンなどの非親水性有機溶媒で抽出し、抽出液を減圧濃
縮して粗製のFO−2546物質が得られる。この粗製
物質はさらに脂溶性物質の精製に通常用いられる公知の
方法、例えばシリカゲル、アルミナなどの担体を用いる
カラムクロマトグラフィーにより各々FO−2546
E、F、L、MおよびN物質を分離精製することができ
る。
【0028】菌体からFO−2546物質を採取するに
は、菌体を含水アセトン、含水メタノールなどの含水親
水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液を減圧濃縮し、
その濃縮物を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼンなどの
非親水性有機溶媒で抽出、得られた抽出液は前記の培養
液から得た抽出液と合わせて分離精製するか、あるいは
前記と同様の方法によりFO−2546物質を分離精製
することができる。
【0029】次に、本発明のFO−2546物質の理化
学的性状について述べる。FO−2546E物質、FO
−2546F物質、FO−2546L物質、FO−25
46M物質、およびFO−2546N物質の理化学的性
状は表2および表3に示す通りである。
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】溶媒に対する溶解性:メタノール、エタノ
ール、アセトニトリル、酢酸エチル、ベンゼンに可溶、
水に不溶 塩基性、酸性、中性の区別:中性 物質の色、形状:白色粉末 化学構造式:FO−2546E物質、FO−2546F
物質、FO−2546L物質、FO−2546M物質お
よびFO−2546N物質はそれぞれ以下の通りであ
る。
【0033】FO−2546E物質
【化11】
【0034】FO−2546F物質
【化12】
【0035】FO−2546L物質
【化13】
【0036】FO−2546M物質
【化14】
【0037】FO−2546N物質
【化15】
【0038】次に、本発明のFO−2546物質の生物
学的性状について述べる。 (1)ラット由来アシルコエンザイムAコレステロール
アシル転位酵素に対する阻害作用 アシルコエンザイムAコレステロールアシル転位酵素活
性に対する影響は供田らの方法(ザ・ジャーナル・オブ
・アンチバイオティックス、44巻、136頁、199
1年)に従い、ラット肝ミクロソーム画分より調製した
粗酵素を用い100mMリン酸緩衝液(pH7.4)中
300μM牛血清アルブミン、30μM〔1−14C〕O
leoyl−CoA(0.02μCi)、30μMコレ
ステロール(30分の1重量のトリトンWR−1339
で溶解させたもの)を添加して全量200μlとし、3
7℃で30分間反応させ、総脂質をクロロホルム:メタ
ノール(2:1)混合液で抽出後、TLC(キーゼルゲ
ルGF254 、展開溶媒として石油エーテル:ジエチルエ
ーテル:酢酸=90:10:1)で各脂質を分離後、コ
レステロールエステル画分にとり込まれた放射活性をR
Iスキャナー(アンビス社製)で分析し、アシルコエン
ザイムAコレステロールアシル転位酵素活性を測定し
た。本酵素活性を50%阻害する濃度を算定した結果は
表4に示す。
【0039】
【表4】
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明のFO−2546
物質は、アシルコエンザイムAコレステロールアシル転
位酵素に対して著しい阻害活性を示すことから、ヒトの
コレステロール蓄積に起因する疾病の予防および治療に
有用である。
【0041】以下に本発明の実施例を挙げて具体的に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【実施例】500ml容三角フラスコにグルコース0.
1%、スターチ2.4%、ペプトン0.3%、肉エキス
0.3%、イーストエキストラクト0.5%、炭酸カル
シウム0.4%を含む培地(pH7.0に調整)100
mlを仕込み、綿栓後、蒸気滅菌し、寒天培地上に生育
させたAlbophoma yamanashiens
is(FERM BP−4406)を白金耳にて無菌的
に接種し、27℃で48時間振とう培養して種培養液を
得た。
【0042】一方、30Lジャーファーメンター1基に
グルコース1.0%、トリプトン0.5%、酵母エキス
0.3%、マルトエキス0.3%、寒天0.1%(pH
6.0に調整)に仕込み、蒸気滅菌冷却後、種培養した
種培養液200mlを無菌的に移植し、攪拌速度250
rpm、通気量10L/分の培養条件下で27℃で72
時間、通気攪拌培養した。
【0043】培養後、培養液20Lを酢酸エチル18L
で抽出し、抽出液を減圧濃縮して粗製物19gを得た。
この粗製物をシリカゲル(400g、メルク社製、Ar
t.9385)のカラムにチャージし、クロロホルム−
メタノール(99:1)で溶出るするカラムクロマトグ
ラフィーを行った。各フラクションは100mlづつ分
画し、活性分を含むフラクションを集め、減圧乾固して
粗活性物質1.0gを得た。
【0044】これを10回に分けて高速液体クロマトグ
ラフィーにより分離精製した。装置はトリロータV(日
本分光社製)を用い、カラムはYMC−Pack A−
343(ODS系樹脂、山村化学研究所製)を用い、溶
媒系は45%のアセトニトリル水から85%のアセトニ
トリル水に対し直線濃度勾配を用い、検出はUV225
nm、流速は9ml/分で行った。その結果、FO−2
546E物質30mg、FO−2546F物質8.3m
g、FO−2546L物質233mg、FO−2546
M物質31mgおよびFO−2546N物質15mgを
単離した。
【図面の簡単な説明】
【図1】FO−2546E物質の紫外線吸収スペクトル
である。
【図2】FO−2546E物質の赤外線吸収スペクトル
である。
【図3】FO−2546E物質の1H−NMRスペクトル
である。
【図4】FO−2546E物質13C−NMRスペクトル
である。
【図5】FO−2546F物質の紫外線吸収スペクトル
である。
【図6】FO−2546F物質の赤外線吸収スペクトル
である。
【図7】FO−2546F物質の1H−NMRスペクトル
である。
【図8】FO−2546F物質の13C−NMRスペクト
ルである。
【図9】FO−2546L物質の紫外線吸収スペクトル
である。
【図10】FO−2546L物質の赤外線吸収スペクト
ルである。
【図11】FO−2546L物質の1H−NMRスペクト
ルである。
【図12】FO−2546L物質の13C−NMRスペク
トルである。
【図13】FO−2546M物質の紫外線吸収スペクト
ルである。
【図14】FO−2546M物質の赤外線吸収スペクト
ルである。
【図15】FO−2546M物質の1H−NMRスペクト
ルである。
【図16】FO−2546M物質の13C−NMRスペク
トルである。
【図17】FO−2546N物質の紫外線吸収スペクト
ルである。
【図18】FO−2546N物質の赤外線吸収スペクト
ルである。
【図19】FO−2546N物質の1H−NMRスペクト
ルである。
【図20】FO−2546N物質の13C−NMRスペク
トルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/74 ADN G 7431−4C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、R1 は水素原子または 【化2】 を示し、またR2 は水素原子または水酸基を示し、Xは
    Yと共に 【化3】 【化4】 【化5】 基を形成し、Zはメチル基またはハイドロキシメチル基
    またはアルデヒド基を示す)で表されるFO−2546
    物質。
  2. 【請求項2】 分生子果不完全菌綱に属し、FO−25
    46物質を生産する能力を有する微生物を培地に培養し
    て培養物中にFO−2546物質を蓄積せしめ、該培養
    物からFO−2546物質を採取することを特徴とする
    FO−2546物質の製造法。
  3. 【請求項3】 分生子果不完全菌綱に属し、FO−25
    46物質を生産する能力を有する微生物が、Strai
    n FO−2546(FERM BP−4406)であ
    る請求項2に記載の製造法。
  4. 【請求項4】 分生子果不完全菌綱に属し、FO−25
    46物質を生産する能力を有する微生物が、Albop
    homa属に属する微生物である請求項2に記載の製造
    法。
  5. 【請求項5】 分生子果不完全菌綱に属し、FO−25
    46物質を生産する能力を有する微生物が、Albop
    homa yamanashiensisである請求項
    4記載の製造法。
  6. 【請求項6】 分生子果不完全菌綱に属し、FO−25
    46物質を生産する能力を有する微生物。
  7. 【請求項7】 微生物が、Strain FO−254
    6(FERM BP−4406)である請求項6記載の
    微生物。
  8. 【請求項8】 分生子果不完全菌綱に属し、FO−25
    46物質を生産する能力を有する微生物が、Albop
    homa yamanashiensisである請求項
    6記載の製造法。
  9. 【請求項9】 微生物が、Albophoma yam
    anashiensis FERM BP−4406で
    ある請求項6記載の微生物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005090326A1 (ja) * 2004-03-24 2005-09-29 The Kitasato Institute 抗生物質fki−1778およびその製造法
JP2020093982A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 学校法人北里研究所 ステロールo−アシルトランスフェラーゼ2(soat2)阻害活性を有する新規化合物及びその製造方法

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