JPH07206632A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JPH07206632A JPH07206632A JP2002894A JP2002894A JPH07206632A JP H07206632 A JPH07206632 A JP H07206632A JP 2002894 A JP2002894 A JP 2002894A JP 2002894 A JP2002894 A JP 2002894A JP H07206632 A JPH07206632 A JP H07206632A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 L−アスコルビン酸およびその誘導体、胎盤
抽出物、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸およ
びその誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイド
ロキノンの配糖体およびその誘導体よりなる群から選ば
れた一種または二種以上と、下記一般式化1で表される
ゲンチシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその
塩よりなる群から選ばれた一種または二種以上とを含有
して成る皮膚外用剤。 【化1】
抽出物、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸およ
びその誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイド
ロキノンの配糖体およびその誘導体よりなる群から選ば
れた一種または二種以上と、下記一般式化1で表される
ゲンチシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその
塩よりなる群から選ばれた一種または二種以上とを含有
して成る皮膚外用剤。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚美白効果が著しく改
良された安全性の高い皮膚外用剤に関する。
良された安全性の高い皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚のしみなどの発生機序については不
明な点もあるが、一般には、ホルモンの異常や日光から
の紫外線の刺激が原因となってメラニン色素が形成さ
れ、これが皮膚内に異常沈着するものと考えられてい
る。このようなしみやあざの治療法にはメラニンの生成
を抑制する物質、例えばL−アスコルビン酸を大量に投
与する方法、グルタチオン等を注射する方法あるいはコ
ウジ酸、システインなどを軟膏、クリーム、ローション
などの形態にして、局所に塗布するなどの方法がとられ
ている。
明な点もあるが、一般には、ホルモンの異常や日光から
の紫外線の刺激が原因となってメラニン色素が形成さ
れ、これが皮膚内に異常沈着するものと考えられてい
る。このようなしみやあざの治療法にはメラニンの生成
を抑制する物質、例えばL−アスコルビン酸を大量に投
与する方法、グルタチオン等を注射する方法あるいはコ
ウジ酸、システインなどを軟膏、クリーム、ローション
などの形態にして、局所に塗布するなどの方法がとられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のものの多くは、安定性、安全性、匂い等の面において
問題があり、また期待できる効果は弱く、未だ満足のい
くものではなかった。本発明者等は、このような事情に
鑑み、真に優れた美白効果を有する皮膚外用剤を得るべ
く鋭意研究を重ねた結果、L−アスコルビン酸およびそ
の誘導体、胎盤抽出物、コウジ酸およびその誘導体、ア
ゼライン酸およびその誘導体、グルコサミンおよびその
誘導体、ハイドロキノンの配糖体およびその誘導体より
なる群から選ばれた一種または二種以上と、ゲンチシン
酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩よりなる
群から選ばれた一種または二種以上とを併用することに
より相乗的な美白効果が得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。
のものの多くは、安定性、安全性、匂い等の面において
問題があり、また期待できる効果は弱く、未だ満足のい
くものではなかった。本発明者等は、このような事情に
鑑み、真に優れた美白効果を有する皮膚外用剤を得るべ
く鋭意研究を重ねた結果、L−アスコルビン酸およびそ
の誘導体、胎盤抽出物、コウジ酸およびその誘導体、ア
ゼライン酸およびその誘導体、グルコサミンおよびその
誘導体、ハイドロキノンの配糖体およびその誘導体より
なる群から選ばれた一種または二種以上と、ゲンチシン
酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩よりなる
群から選ばれた一種または二種以上とを併用することに
より相乗的な美白効果が得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1は、L−アスコルビン酸およびその誘導体、胎盤抽
出物、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸および
その誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロ
キノンの配糖体およびその誘導体よりなる群から選ばれ
た一種または二種以上と、下記一般式化2で表わされる
ゲンチシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその
塩よりなる群から選ばれた一種または二種以上とを含有
することを特徴とする皮膚外用剤である。
項1は、L−アスコルビン酸およびその誘導体、胎盤抽
出物、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸および
その誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロ
キノンの配糖体およびその誘導体よりなる群から選ばれ
た一種または二種以上と、下記一般式化2で表わされる
ゲンチシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその
塩よりなる群から選ばれた一種または二種以上とを含有
することを特徴とする皮膚外用剤である。
【0005】
【化2】
【0006】本発明の請求項2は、請求項1記載の皮膚
外用剤中のL−アスコルビン酸およびその誘導体がL−
アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステル、
L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルまたはそれらの
塩であることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明の
請求項3は、請求項1記載の皮膚外用剤中のハイドロキ
ノンの配糖体がハイドロキノンβ−D−グルコ−スであ
ることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明の請求項
4は、請求項1乃至3記載の皮膚外用剤中のゲンチシン
酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩が2−
(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニ
ルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸およびその塩であ
ることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明の請求項
5は、請求項1乃至4記載の皮膚外用剤中のL−アスコ
ルビン酸およびその誘導体、胎盤抽出物、コウジ酸およ
びその誘導体、アゼライン酸およびその誘導体、グルコ
サミンおよびその誘導体、ハイドロキノンの配糖体およ
びその誘導体よりなる群から選ばれた一種または二種以
上の配合量が皮膚外用剤全量中、0.001〜20重量
%であることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明の
請求項6は、請求項1乃至5記載の皮膚外用剤中のゲン
チシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩よ
りなる群から選ばれた一種または二種以上の配合量が皮
膚外用剤全量中、0.001〜20重量%であることを
特徴とする皮膚外用剤である。本発明の請求項7は、請
求項1乃至5記載の皮膚外用剤中のゲンチシン酸とトラ
ネキサム酸のエステル体およびその塩よりなる群から選
ばれた一種または二種以上の配合量が皮膚外用剤全量
中、0.1〜7重量%であることを特徴とする皮膚外用
剤である。
外用剤中のL−アスコルビン酸およびその誘導体がL−
アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステル、
L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルまたはそれらの
塩であることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明の
請求項3は、請求項1記載の皮膚外用剤中のハイドロキ
ノンの配糖体がハイドロキノンβ−D−グルコ−スであ
ることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明の請求項
4は、請求項1乃至3記載の皮膚外用剤中のゲンチシン
酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩が2−
(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニ
ルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸およびその塩であ
ることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明の請求項
5は、請求項1乃至4記載の皮膚外用剤中のL−アスコ
ルビン酸およびその誘導体、胎盤抽出物、コウジ酸およ
びその誘導体、アゼライン酸およびその誘導体、グルコ
サミンおよびその誘導体、ハイドロキノンの配糖体およ
びその誘導体よりなる群から選ばれた一種または二種以
上の配合量が皮膚外用剤全量中、0.001〜20重量
%であることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明の
請求項6は、請求項1乃至5記載の皮膚外用剤中のゲン
チシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩よ
りなる群から選ばれた一種または二種以上の配合量が皮
膚外用剤全量中、0.001〜20重量%であることを
特徴とする皮膚外用剤である。本発明の請求項7は、請
求項1乃至5記載の皮膚外用剤中のゲンチシン酸とトラ
ネキサム酸のエステル体およびその塩よりなる群から選
ばれた一種または二種以上の配合量が皮膚外用剤全量
中、0.1〜7重量%であることを特徴とする皮膚外用
剤である。
【0007】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明で使用するL−アスコルビン酸は、一般にビタミン
Cといわれ、その強い還元作用により細胞呼吸作用、酵
素賦活作用、膠原形成作用を有し、かつメラニン還元作
用を有する。又、L−アスコルビン酸の誘導体として
は、例えば、L−アスコルビン酸モノステアレート、L
−アスコルビン酸モノパルミテート、L−アスコルビン
酸モノオレート等のL−アスコルビン酸モノアルキルエ
ステル類、L−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L
−アスコルビン酸−2−硫酸エステルのようなL−アス
コルビン酸モノエステル誘導体、L−アスコルビン酸ジ
ステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテート、L
−アスコルビン酸ジオレート等のジアルキルエステル
類、L−アスコルビン酸ジリン酸エステルのようなL−
アスコルビン酸ジエステル類、L−アスコルビン酸トリ
ステアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテート、
L−アスコルビン酸トリオレート等のトリアルキルエス
テル類、L−アスコルビン酸トリリン酸エステル等のア
スコルビン酸トリエステル類等をあげることができる。
発明で使用するL−アスコルビン酸は、一般にビタミン
Cといわれ、その強い還元作用により細胞呼吸作用、酵
素賦活作用、膠原形成作用を有し、かつメラニン還元作
用を有する。又、L−アスコルビン酸の誘導体として
は、例えば、L−アスコルビン酸モノステアレート、L
−アスコルビン酸モノパルミテート、L−アスコルビン
酸モノオレート等のL−アスコルビン酸モノアルキルエ
ステル類、L−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L
−アスコルビン酸−2−硫酸エステルのようなL−アス
コルビン酸モノエステル誘導体、L−アスコルビン酸ジ
ステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテート、L
−アスコルビン酸ジオレート等のジアルキルエステル
類、L−アスコルビン酸ジリン酸エステルのようなL−
アスコルビン酸ジエステル類、L−アスコルビン酸トリ
ステアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテート、
L−アスコルビン酸トリオレート等のトリアルキルエス
テル類、L−アスコルビン酸トリリン酸エステル等のア
スコルビン酸トリエステル類等をあげることができる。
【0008】本発明で使用するコウジ酸誘導体として
は、例えばコウジ酸アルキルエステル等のコウジ酸エス
テル類、コウジ酸アルキルエーテル等のコウジ酸エーテ
ル類等をあげることができる。
は、例えばコウジ酸アルキルエステル等のコウジ酸エス
テル類、コウジ酸アルキルエーテル等のコウジ酸エーテ
ル類等をあげることができる。
【0009】本発明で使用するアゼライン酸誘導体とし
ては、例えばアゼライン酸モノアルキルエステル等のア
ゼライン酸モノエステル類、アゼライン酸ジアルキルエ
ステル等のアゼライン酸ジエステル類等をあげることが
できる。
ては、例えばアゼライン酸モノアルキルエステル等のア
ゼライン酸モノエステル類、アゼライン酸ジアルキルエ
ステル等のアゼライン酸ジエステル類等をあげることが
できる。
【0010】本発明で使用するグルコサミン誘導体とし
ては、例えばアセチルグルコサミン等のグルコサミンエ
ステル類、グルコサミンメチルエーテル等のグルコサミ
ンエ−テル類等をあげることができる。
ては、例えばアセチルグルコサミン等のグルコサミンエ
ステル類、グルコサミンメチルエーテル等のグルコサミ
ンエ−テル類等をあげることができる。
【0011】本発明で使用するハイドロキノンの配糖体
としては、例えば、ハイドロキノンα−D−グルコー
ス、ハイドロキノンβ−D−グルコース、ハイドロキノ
ンα−L−グルコース、ハイドロキノンβ−L−グルコ
ース,ハイドロキノンα−D−ガラクトース、ハイドロ
キノンβ−D−ガラクトース、ハイドロキノンα−L−
ガラクトース、ハイドロキノンβ−L−ガラクトース等
の六炭糖配糖体、ハイドロキノンα−D−リボース、ハ
イドロキノンβ−D−リボース、ハイドロキノンα−L
−リボース、ハイドロキノンβ−L−リボース,ハイド
ロキノンα−D−アラビノース、ハイドロキノンβ−D
−アラビノース、ハイドロキノンα−L−アラビノー
ス、ハイドロキノンβ−L−アラビノース等の五炭糖配
糖体、ハイドロキノンα−D−グルコサミン、ハイドロ
キノンβ−D−グルコサミン、ハイドロキノンα−L−
グルコサミン、ハイドロキノンβ−L−グルコサミン,
ハイドロキノンα−D−ガラクトサミン、ハイドロキノ
ンβ−D−ガラクトサミン、ハイドロキノンα−L−ガ
ラクトサミン、ハイドロキノンβ−L−ガラクトサミン
等のアミノ糖配糖体、ハイドロキノンα−D−グルクロ
ン酸、ハイドロキノンβ−D−グルクロン酸、ハイドロ
キノンα−L−グルクロン酸、ハイドロキノンβ−L−
グルクロン酸,ハイドロキノンα−D−ガラクツロン
酸、ハイドロキノンβ−D−ガラクツロン酸、ハイドロ
キノンα−L−ガラクツロン酸、ハイドロキノンβ−L
−ガラクツロン酸等のウロン酸配糖体等をあげることが
でき、その誘導体としてはアセチル化物等のエステル
体、メチル化物等のエ−テル体等をあげることができる
が、美白効果、入手の容易性、安定性等の面から言え
ば、ハイドロキノンβ−D−グルコース(一般名:アル
ブチン,以後アルブチンと言う)の使用が好ましい。
としては、例えば、ハイドロキノンα−D−グルコー
ス、ハイドロキノンβ−D−グルコース、ハイドロキノ
ンα−L−グルコース、ハイドロキノンβ−L−グルコ
ース,ハイドロキノンα−D−ガラクトース、ハイドロ
キノンβ−D−ガラクトース、ハイドロキノンα−L−
ガラクトース、ハイドロキノンβ−L−ガラクトース等
の六炭糖配糖体、ハイドロキノンα−D−リボース、ハ
イドロキノンβ−D−リボース、ハイドロキノンα−L
−リボース、ハイドロキノンβ−L−リボース,ハイド
ロキノンα−D−アラビノース、ハイドロキノンβ−D
−アラビノース、ハイドロキノンα−L−アラビノー
ス、ハイドロキノンβ−L−アラビノース等の五炭糖配
糖体、ハイドロキノンα−D−グルコサミン、ハイドロ
キノンβ−D−グルコサミン、ハイドロキノンα−L−
グルコサミン、ハイドロキノンβ−L−グルコサミン,
ハイドロキノンα−D−ガラクトサミン、ハイドロキノ
ンβ−D−ガラクトサミン、ハイドロキノンα−L−ガ
ラクトサミン、ハイドロキノンβ−L−ガラクトサミン
等のアミノ糖配糖体、ハイドロキノンα−D−グルクロ
ン酸、ハイドロキノンβ−D−グルクロン酸、ハイドロ
キノンα−L−グルクロン酸、ハイドロキノンβ−L−
グルクロン酸,ハイドロキノンα−D−ガラクツロン
酸、ハイドロキノンβ−D−ガラクツロン酸、ハイドロ
キノンα−L−ガラクツロン酸、ハイドロキノンβ−L
−ガラクツロン酸等のウロン酸配糖体等をあげることが
でき、その誘導体としてはアセチル化物等のエステル
体、メチル化物等のエ−テル体等をあげることができる
が、美白効果、入手の容易性、安定性等の面から言え
ば、ハイドロキノンβ−D−グルコース(一般名:アル
ブチン,以後アルブチンと言う)の使用が好ましい。
【0012】本発明の実施に当たってはこれらの中から
1種または2種以上が適宜選択され配合される。
1種または2種以上が適宜選択され配合される。
【0013】本発明に係る皮膚外用剤に配合されるL−
アスコルビン酸およびその誘導体、胎盤抽出物、コウジ
酸およびその誘導体、アゼライン酸およびその誘導体、
グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロキノンの配糖
体およびその誘導体よりなる群から選ばれた一種または
二種以上の配合量には特に限定はないが、一般には皮膚
外用剤全量に対して0.001〜20重量%、好ましく
は0.01〜10重量%、特に好ましくは0.1〜7重
量%配合する。この配合量が0.001重量%未満では
皮膚外用剤の美白効果が乏しくなる傾向にあり、逆に、
20重量%を超えて配合しても効果の増加は実質上望め
ないし、皮膚外用剤への配合も難しくなる傾向にある。
アスコルビン酸およびその誘導体、胎盤抽出物、コウジ
酸およびその誘導体、アゼライン酸およびその誘導体、
グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロキノンの配糖
体およびその誘導体よりなる群から選ばれた一種または
二種以上の配合量には特に限定はないが、一般には皮膚
外用剤全量に対して0.001〜20重量%、好ましく
は0.01〜10重量%、特に好ましくは0.1〜7重
量%配合する。この配合量が0.001重量%未満では
皮膚外用剤の美白効果が乏しくなる傾向にあり、逆に、
20重量%を超えて配合しても効果の増加は実質上望め
ないし、皮膚外用剤への配合も難しくなる傾向にある。
【0014】本発明に係るゲンチシン酸とトラネキサム
酸のエステル体およびその塩は、例えば、次の方法によ
り合成することができる。すなわちトラネキサム酸また
はその反応性誘導体にゲンチシン酸を反応させることに
よりトラネキサム酸のゲンチシン酸エステルが製造され
る。トラネキサム酸の反応性誘導体としては酸クロライ
ド、酸ブロマイドのような酸ハライド、混合酸無水物等
が好ましい。トラネキサム酸をそのまま反応させる場合
にはジシクロヘキシルカルボジイミド等の縮合剤を共存
させるのが好ましい。また、トラネキサム酸のアミノ基
を適当な保護基、例えば、ベンジルオキシカルボニル基
等で保護しておき、エステル化後に該保護基を接触還元
等により立つ脱離してもよい。また、ゲンチシン酸のカ
ルボキシル基および/または一方のフェノ−ル性水酸基
を適当な保護基、例えば、ベンジル基等で保護してお
き、エステル化後に該保護基を接触還元等により脱離し
てもよい。
酸のエステル体およびその塩は、例えば、次の方法によ
り合成することができる。すなわちトラネキサム酸また
はその反応性誘導体にゲンチシン酸を反応させることに
よりトラネキサム酸のゲンチシン酸エステルが製造され
る。トラネキサム酸の反応性誘導体としては酸クロライ
ド、酸ブロマイドのような酸ハライド、混合酸無水物等
が好ましい。トラネキサム酸をそのまま反応させる場合
にはジシクロヘキシルカルボジイミド等の縮合剤を共存
させるのが好ましい。また、トラネキサム酸のアミノ基
を適当な保護基、例えば、ベンジルオキシカルボニル基
等で保護しておき、エステル化後に該保護基を接触還元
等により立つ脱離してもよい。また、ゲンチシン酸のカ
ルボキシル基および/または一方のフェノ−ル性水酸基
を適当な保護基、例えば、ベンジル基等で保護してお
き、エステル化後に該保護基を接触還元等により脱離し
てもよい。
【0015】上記の如くして製造された本発明化合物は
所望のより塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸
塩、あるいは酢酸、乳酸、マレイン酸、フマル酸、酒石
酸、クエン酸、メタンスルホン酸,p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸塩、あるいはナトリウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等
とすることができる。
所望のより塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸
塩、あるいは酢酸、乳酸、マレイン酸、フマル酸、酒石
酸、クエン酸、メタンスルホン酸,p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸塩、あるいはナトリウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等
とすることができる。
【0016】具体的に物質名を例示すれば、2−(トラ
ンス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキ
シ)−5−ヒドロキシ安息香酸、2−(トランス−4−
アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−
ヒドロキシ安息香酸塩酸塩、2−(トランス−4−アミ
ノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒド
ロキシ安息香酸ナトリウム、5−(トランス−4−アミ
ノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒド
ロキシ安息香酸、5−(トランス−4−アミノメチルシ
クロヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒドロキシ安息
香酸塩酸塩、5−(トランス−4−アミノメチルシクロ
ヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒドロキシ安息香酸
カリウム等があげられる。皮膚美白効果、安全性および
安定性などの面からいえば、2−(トランス−4−アミ
ノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒド
ロキシ安息香酸およびその塩が好ましい。
ンス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキ
シ)−5−ヒドロキシ安息香酸、2−(トランス−4−
アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−
ヒドロキシ安息香酸塩酸塩、2−(トランス−4−アミ
ノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒド
ロキシ安息香酸ナトリウム、5−(トランス−4−アミ
ノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒド
ロキシ安息香酸、5−(トランス−4−アミノメチルシ
クロヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒドロキシ安息
香酸塩酸塩、5−(トランス−4−アミノメチルシクロ
ヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒドロキシ安息香酸
カリウム等があげられる。皮膚美白効果、安全性および
安定性などの面からいえば、2−(トランス−4−アミ
ノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒド
ロキシ安息香酸およびその塩が好ましい。
【0017】本発明に係る皮膚外用剤に配合されるゲン
チシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩の
配合量には特に限定はないが、一般には、皮膚外用剤全
量に対して0.001〜20重量%、好ましくは0.1
〜7重量%配合する。この配合量が0.001重量%未
満では皮膚外用剤の美白効果および皮膚外用剤の皮膚刺
激性を抑制する効果が乏しくなる傾向にあり、逆に、2
0重量%を超えて配合しても効果の増加は実質上望めな
いし、皮膚外用剤への配合も難しくなる傾向にある。
チシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩の
配合量には特に限定はないが、一般には、皮膚外用剤全
量に対して0.001〜20重量%、好ましくは0.1
〜7重量%配合する。この配合量が0.001重量%未
満では皮膚外用剤の美白効果および皮膚外用剤の皮膚刺
激性を抑制する効果が乏しくなる傾向にあり、逆に、2
0重量%を超えて配合しても効果の増加は実質上望めな
いし、皮膚外用剤への配合も難しくなる傾向にある。
【0018】本発明の皮膚外用剤には上記した必須成分
の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる
他の成分例えば油分、湿潤剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、アルコー
ル、増粘剤等を必要に応じて適宜配合することができ
る。本発明に係る皮膚外用剤の剤型は任意であり例えば
化粧水などの可溶化系、乳液、クリームなどの乳化系、
又は軟膏、分散液などの任意の剤型をとることができ
る。
の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる
他の成分例えば油分、湿潤剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、アルコー
ル、増粘剤等を必要に応じて適宜配合することができ
る。本発明に係る皮膚外用剤の剤型は任意であり例えば
化粧水などの可溶化系、乳液、クリームなどの乳化系、
又は軟膏、分散液などの任意の剤型をとることができ
る。
【0019】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を更に詳しく説明
するが、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定す
るものでないことはいうまでもない。なお、以下の実施
例において配合量は重量%である。先ず、本発明に係る
ゲンチシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその
塩の合成例について詳述する。
するが、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定す
るものでないことはいうまでもない。なお、以下の実施
例において配合量は重量%である。先ず、本発明に係る
ゲンチシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその
塩の合成例について詳述する。
【0020】合成例1 トラネキサム酸のベンジルオキ
シカルボニル保護体 (トランス−4−ベンジルオキシカルボニルアミノメチ
ルシクロヘキサンカルボン酸) トラネキサム酸 (6.3g,40mmol)の10%水酸化ナトリウム
水溶液(16ml) にベンジルオキシカルボニルクロライド
(8.2g,48mmol)、10%水酸化ナトリウム水溶液(20ml)
を氷冷攪拌下、順次滴下した。氷冷下1時間攪拌後、塩
酸を加え反応系内を酸性にした後、結晶をろ取した。ベ
ンゼン−石油エーテルより再結晶し、トラネキサム酸の
ベンジルオキシカルボニル保護体 (10.7g,収率92%)を
得た。 融点 114〜116 ℃
シカルボニル保護体 (トランス−4−ベンジルオキシカルボニルアミノメチ
ルシクロヘキサンカルボン酸) トラネキサム酸 (6.3g,40mmol)の10%水酸化ナトリウム
水溶液(16ml) にベンジルオキシカルボニルクロライド
(8.2g,48mmol)、10%水酸化ナトリウム水溶液(20ml)
を氷冷攪拌下、順次滴下した。氷冷下1時間攪拌後、塩
酸を加え反応系内を酸性にした後、結晶をろ取した。ベ
ンゼン−石油エーテルより再結晶し、トラネキサム酸の
ベンジルオキシカルボニル保護体 (10.7g,収率92%)を
得た。 融点 114〜116 ℃
【0021】合成例2 ゲンチシン酸のジベンジル保
護体 (5−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ルエステル) ゲンチシン酸(10g,65mmol)を室温、アセトン中、炭酸
カリウム存在下、ベンジルブロマイド(20ml,130mmol)
と10時間反応させ、シリカゲルカラムにて分離精製し、
ゲンチシン酸のジベンジル保護体(14.0g,収率83%)を
得た。 融点 68.5 〜69.0℃
護体 (5−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ安息香酸ベンジ
ルエステル) ゲンチシン酸(10g,65mmol)を室温、アセトン中、炭酸
カリウム存在下、ベンジルブロマイド(20ml,130mmol)
と10時間反応させ、シリカゲルカラムにて分離精製し、
ゲンチシン酸のジベンジル保護体(14.0g,収率83%)を
得た。 融点 68.5 〜69.0℃
【0022】合成例3 ゲンチシン酸とトラネキサム
酸のエステル体の保護体 (5−ベンジルオキシ−2−(トランス−4−ベンジル
オキシカルボニルアミノメチルシクロヘキシルカルボニ
ルオキシ)安息香酸ベンジルエステル) トランス−4−ベンジルオキシカルボニルアミノメチル
シクロヘキサンカルボン酸(4.4g,15mmol)を塩化チオニ
ル(5ml)に加え、40℃にて30分間反応させた後、反応
系内に石油エ−テル(50ml)を加え析出した白色結晶を
ろ取した。この白色結晶の乾燥ベンゼン溶液(50ml)を
室温攪拌下、5−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ安息
香酸ベンジルエステル(3.75g,14.5mmol) とトリエチル
アミン(1.63g,16mmol) を溶解した乾燥ベンゼン溶液
(60ml) に徐々に滴下した後、さらに4時間攪拌した。
反応系内に析出したトリエチルアミン塩酸塩をろ去した
後、シリカゲルカラムにて分離精製し、ゲンチシン酸と
トラネキサム酸のエステル体の保護体(4.02g,収率52
%)を得た。 融点 118.5〜119 ℃
酸のエステル体の保護体 (5−ベンジルオキシ−2−(トランス−4−ベンジル
オキシカルボニルアミノメチルシクロヘキシルカルボニ
ルオキシ)安息香酸ベンジルエステル) トランス−4−ベンジルオキシカルボニルアミノメチル
シクロヘキサンカルボン酸(4.4g,15mmol)を塩化チオニ
ル(5ml)に加え、40℃にて30分間反応させた後、反応
系内に石油エ−テル(50ml)を加え析出した白色結晶を
ろ取した。この白色結晶の乾燥ベンゼン溶液(50ml)を
室温攪拌下、5−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ安息
香酸ベンジルエステル(3.75g,14.5mmol) とトリエチル
アミン(1.63g,16mmol) を溶解した乾燥ベンゼン溶液
(60ml) に徐々に滴下した後、さらに4時間攪拌した。
反応系内に析出したトリエチルアミン塩酸塩をろ去した
後、シリカゲルカラムにて分離精製し、ゲンチシン酸と
トラネキサム酸のエステル体の保護体(4.02g,収率52
%)を得た。 融点 118.5〜119 ℃
【0023】合成例4 ゲンチシン酸とトラネキサム
酸のエステル体 (2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカ
ルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸) 5−ベンジルオキシ−2−(トランス−4−ベンジルオ
キシカルボニルアミノメチルシクロヘキシルカルボニル
オキシ)安息香酸ベンジルエステル(1.07g,2mmol)を酢
酸(100ml)に溶解し、10%パラジウム炭素(100mg)を加
え、室温、常圧にて接触還元を行った。理論量の水素が
吸収された後、触媒をろ去、反応液を減圧濃縮し、残査
をエーテルより結晶化しゲンチシン酸とトラネキサム酸
のエステル体を白色結晶(438 mg,収率100 %)として
得た。 融点 196〜198.5 ℃
酸のエステル体 (2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカ
ルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸) 5−ベンジルオキシ−2−(トランス−4−ベンジルオ
キシカルボニルアミノメチルシクロヘキシルカルボニル
オキシ)安息香酸ベンジルエステル(1.07g,2mmol)を酢
酸(100ml)に溶解し、10%パラジウム炭素(100mg)を加
え、室温、常圧にて接触還元を行った。理論量の水素が
吸収された後、触媒をろ去、反応液を減圧濃縮し、残査
をエーテルより結晶化しゲンチシン酸とトラネキサム酸
のエステル体を白色結晶(438 mg,収率100 %)として
得た。 融点 196〜198.5 ℃
【0024】合成例5 ゲンチシン酸とトラネキサム
酸のエステル体塩酸塩 (塩酸2−(4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニ
ルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸) 2−(4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキ
シ)−5−ヒドロキシ安息香酸(500mg)を9%塩酸酢酸
溶液−エーテルより結晶化し、さらにエタノール−エー
テルより再結晶し、ゲンチシン酸とトラネキサム酸のエ
ステル体塩酸塩を白色結晶(420 mg, 収率72%)として
得た。 融点 246.5〜248.5 ℃1 H−NMR(DMSO−d6,TMS,ppm) δ1.01〜2.51(m,10H,シクロヘキサン
環) δ2.66(d,2H,J=6.8Hz,−CH2 NH
2 ) δ6.91(d,1H,J=8.5Hz,ベンゼン環H
−3) δ6.98(dd,1H,J=2.9 and8.5Hz,
ベンゼン環H−4) δ7.28(d,1H,J=2.9Hz,ベンゼン環H
−6) δ8.05(bs,3H,−NH3 + Cl- ) δ9.75(bs,1H,−OH) δ12.74(bs,1H,−COOH)13 C−NMR(DMSO−d6,TMS,ppm) δ27.6(シクロヘキサン環C−3,C−5) δ28.6(シクロヘキサン環C−2,C−6) δ34.9(シクロヘキサン環C−4) δ42.0(シクロヘキサン環C−1) δ44.1(−CH2 NH2 ) δ117.0(ベンゼン環C−6) δ120.0(ベンゼン環C−4) δ124.4(ベンゼン環C−3) δ124.6(ベンゼン環C−1) δ142.0(ベンゼン環C−2) δ154.8(ベンゼン環C−5) δ165.6(エステルC=O) δ173.7(−COOH) 元素分析値 C15H19NO5 ・HClとして 計算値(%) C:54.63 ,H:6.11 ,N:4.25 ,
Cl:10.75 実測値(%) C:54.62 ,H:6.12 ,N:4.22 ,
Cl:10.72
酸のエステル体塩酸塩 (塩酸2−(4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニ
ルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸) 2−(4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキ
シ)−5−ヒドロキシ安息香酸(500mg)を9%塩酸酢酸
溶液−エーテルより結晶化し、さらにエタノール−エー
テルより再結晶し、ゲンチシン酸とトラネキサム酸のエ
ステル体塩酸塩を白色結晶(420 mg, 収率72%)として
得た。 融点 246.5〜248.5 ℃1 H−NMR(DMSO−d6,TMS,ppm) δ1.01〜2.51(m,10H,シクロヘキサン
環) δ2.66(d,2H,J=6.8Hz,−CH2 NH
2 ) δ6.91(d,1H,J=8.5Hz,ベンゼン環H
−3) δ6.98(dd,1H,J=2.9 and8.5Hz,
ベンゼン環H−4) δ7.28(d,1H,J=2.9Hz,ベンゼン環H
−6) δ8.05(bs,3H,−NH3 + Cl- ) δ9.75(bs,1H,−OH) δ12.74(bs,1H,−COOH)13 C−NMR(DMSO−d6,TMS,ppm) δ27.6(シクロヘキサン環C−3,C−5) δ28.6(シクロヘキサン環C−2,C−6) δ34.9(シクロヘキサン環C−4) δ42.0(シクロヘキサン環C−1) δ44.1(−CH2 NH2 ) δ117.0(ベンゼン環C−6) δ120.0(ベンゼン環C−4) δ124.4(ベンゼン環C−3) δ124.6(ベンゼン環C−1) δ142.0(ベンゼン環C−2) δ154.8(ベンゼン環C−5) δ165.6(エステルC=O) δ173.7(−COOH) 元素分析値 C15H19NO5 ・HClとして 計算値(%) C:54.63 ,H:6.11 ,N:4.25 ,
Cl:10.75 実測値(%) C:54.62 ,H:6.12 ,N:4.22 ,
Cl:10.72
【0025】合成例6〜8 合成例2〜5の方法に準じて以下の化合物を合成した。
【0026】合成例6 2,5−ジヒドロキシ−安息香酸ベンジルエステル 融点 101.5〜103.0 ℃
【0027】合成例7 5−(トランス−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ
メチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジルエステル 融点 110〜111 ℃
メチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジルエステル 融点 110〜111 ℃
【0028】合成例8 塩酸5−(4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニル
オキシ)−2−ヒドロキシ安息香酸 融点 181〜185 ℃1 H−NMR(DMSO−d6,TMS,ppm) δ1.02〜2.55(m,10H,シクロヘキサン
環) δ2.68(t,2H,J=5.9Hz,−CH2 NH
2 ) δ6.98(d,1H,J=8.8Hz,ベンゼン環H
−3) δ7.25(dd,1H,J=2.9 and8.8Hz,
ベンゼン環H−4) δ7.47(d,1H,J=2.9Hz,ベンゼン環H
−6) δ8.11(bs,3H,−NH3 + Cl- ) 元素分析値 C15H19NO5 ・HClとして 計算値(%) C:54.63 ,H:6.11 ,N:4.25 ,
Cl:10.75 実測値(%) C:54.64 ,H:6.08 ,N:4.22 ,
Cl:10.78
オキシ)−2−ヒドロキシ安息香酸 融点 181〜185 ℃1 H−NMR(DMSO−d6,TMS,ppm) δ1.02〜2.55(m,10H,シクロヘキサン
環) δ2.68(t,2H,J=5.9Hz,−CH2 NH
2 ) δ6.98(d,1H,J=8.8Hz,ベンゼン環H
−3) δ7.25(dd,1H,J=2.9 and8.8Hz,
ベンゼン環H−4) δ7.47(d,1H,J=2.9Hz,ベンゼン環H
−6) δ8.11(bs,3H,−NH3 + Cl- ) 元素分析値 C15H19NO5 ・HClとして 計算値(%) C:54.63 ,H:6.11 ,N:4.25 ,
Cl:10.75 実測値(%) C:54.64 ,H:6.08 ,N:4.22 ,
Cl:10.78
【0029】次に本発明の効果試験方法および評価方法
について説明する。美白効果は、累積塗布による皮膚に
対する色白効果、シミ、ソバカスの解消などの使用テス
トから判定した。
について説明する。美白効果は、累積塗布による皮膚に
対する色白効果、シミ、ソバカスの解消などの使用テス
トから判定した。
【0030】(1)美白効果 (試験方法)色黒、しみ、そばかす等に悩む、被試験
者、1群20名として、1つの試料ローションを朝夕、
3ケ月間、毎日顔面に塗布し、3ケ月後にその美白効果
を調べた。下記に示す処方で実施例1〜6、比較例1〜
7について試験を行った。 実施例1〜6、比較例1〜7の試料 (アルコ−ル相) 重量% 95%エチルアルコール 25.0 ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油エーテル 2.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 薬剤(表1記載) (水相) グリセリン 2.0 プロピレングリコール 1.0 イオン交換水 残 余 (製法)水相、アルコール相を調製後可溶化する。
者、1群20名として、1つの試料ローションを朝夕、
3ケ月間、毎日顔面に塗布し、3ケ月後にその美白効果
を調べた。下記に示す処方で実施例1〜6、比較例1〜
7について試験を行った。 実施例1〜6、比較例1〜7の試料 (アルコ−ル相) 重量% 95%エチルアルコール 25.0 ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油エーテル 2.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 薬剤(表1記載) (水相) グリセリン 2.0 プロピレングリコール 1.0 イオン交換水 残 余 (製法)水相、アルコール相を調製後可溶化する。
【0031】
【表1】
【0032】(判定基準) 著 効:色素沈着がほとんど目立たなくなった。 有 効;非常にうすくなった。 やや有効:ややうすくなった。 無 効:変化無し (判定) ◎:被試験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
80%以上の場合 ○:被試験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
50%以上80%未満の場合 △:被試験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
30%以上50%未満の場合 ×:被試験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
30%未満の場合
80%以上の場合 ○:被試験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
50%以上80%未満の場合 △:被試験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
30%以上50%未満の場合 ×:被試験者のうち著効、有効の示す割合(有効率)が
30%未満の場合
【0033】表2より明らかなように、比較例に比べ
て、実施例の方が優れた皮膚美白効果を有することが認
められた。
て、実施例の方が優れた皮膚美白効果を有することが認
められた。
【0034】実施例7 バニシングクリーム ステアリン酸 5.0 ステアリンアルコール 4.0 ステアリン酸ブチルアルコールエステル 8.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 アスコルビン酸ジステアレート 1.0 プロピレングリコール 10.0 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 1.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水に2−(トランス−4−アミノメ
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩とプロピレングリコールを加え溶解
し、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し
加熱融解して70℃に保つ(油相)。上記水相に油相を
徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に
保ち反応をおこさせる。その後ホモミキサーで均一に乳
化し、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩とプロピレングリコールを加え溶解
し、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し
加熱融解して70℃に保つ(油相)。上記水相に油相を
徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に
保ち反応をおこさせる。その後ホモミキサーで均一に乳
化し、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0035】実施例8 バニシングクリーム ステアリン酸 6.0 ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 アルブチン 7.0 プロピレングルコール 10.0 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸 5.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水に2−(トランス−4−アミノメ
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸、アルブチン及びプロピレングリコールを加
え加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加
熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予
備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく
かきまぜながら、30℃まで冷却する。
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸、アルブチン及びプロピレングリコールを加
え加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加
熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予
備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく
かきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0036】実施例9 中性クリーム ステアリルアルコール 7.0 ステアリン酸 2.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシリアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 胎盤抽出物 0.1 プロピレングリコール 5.0 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 10.0 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水に2−(トランス−4−アミノメ
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、胎盤抽出物及びプロピレングリコー
ルを加え加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した
後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、胎盤抽出物及びプロピレングリコー
ルを加え加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した
後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0037】実施例10 コールドクリーム 固型パラフィン 5.0 蜜ロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) 2.0 ソルビタンモノラウリン酸エステル コウジ酸 2.0 石鹸粉末 0.1 硼砂 0.2 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 0.1 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 (製法)イオン交換水に2−(トランス−4−アミノメ
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、コウジ酸、石鹸粉末および硼砂を加
え加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合
し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をか
きまぜながら徐々の加え反応を行う。反応終了後ホモミ
キサーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30
℃まで冷却する。
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、コウジ酸、石鹸粉末および硼砂を加
え加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合
し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をか
きまぜながら徐々の加え反応を行う。反応終了後ホモミ
キサーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30
℃まで冷却する。
【0038】実施例11 乳 液 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 アルブチン 2.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 20.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールに2−(トランス−
4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−
5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩及びアルブチンを加温溶
解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を溶
解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一乳化し、乳
化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−
5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩及びアルブチンを加温溶
解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を溶
解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一乳化し、乳
化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0039】実施例12 乳 液ポリオキシエチレン
(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 7.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールに2−(トランス−
4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−
5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩を加温溶解し、更にプロ
ピレングリコール以下の水溶性成分を溶解して、70℃
に保つ(水相)。他の油性成分を混合し、加熱融解して
70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を
行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくかき
まぜながら、30℃まで冷却する。
(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 7.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールに2−(トランス−
4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−
5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩を加温溶解し、更にプロ
ピレングリコール以下の水溶性成分を溶解して、70℃
に保つ(水相)。他の油性成分を混合し、加熱融解して
70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を
行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくかき
まぜながら、30℃まで冷却する。
【0040】実施例13 乳 液 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 胎盤抽出物 5.0 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 7.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールに2−(トランス−
4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−
5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩および胎盤抽出物を加温
溶解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を
溶解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、
乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−
5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩および胎盤抽出物を加温
溶解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を
溶解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、
乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0041】実施例14 乳 液 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 グルセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 コウジ酸 3.0 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 3.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールに2−(トランス−
4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−
5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩およびコウジ酸を加温溶
解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を溶
解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、
乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−
5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩およびコウジ酸を加温溶
解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成分を溶
解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、
乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却する。
【0042】実施例15 乳 液 ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 蜜ロウ 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)モノオレイン酸エステル 1.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 クインスシード抽出液(5%水溶液) 20.0 エチルアルコール 10.0 アルブチン 20.0 プロピレングリコール 5.0 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 1.0 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 (製法)イオン交換水に2−(トランス−4−アミノメ
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、アルブチン及びプロピレングリコー
ルを加え加熱溶解して70℃に保つ(水相)。エチルア
ルコールに香料を加えて溶解する(アルコール相)。ク
インスシード抽出液を除く他の成分を混合し加熱融解し
て70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
行いホモミキサーで均一に乳化する。これをかきまぜな
がらアルコール相とクインスシード抽出液を加える。そ
の後かきまぜながら30℃まで冷却する。
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、アルブチン及びプロピレングリコー
ルを加え加熱溶解して70℃に保つ(水相)。エチルア
ルコールに香料を加えて溶解する(アルコール相)。ク
インスシード抽出液を除く他の成分を混合し加熱融解し
て70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
行いホモミキサーで均一に乳化する。これをかきまぜな
がらアルコール相とクインスシード抽出液を加える。そ
の後かきまぜながら30℃まで冷却する。
【0043】実施例16 乳 液 マイクロクリスタリンワックス 1.0 蜜ロウ 2.0 ラノリン 2.0 流動パラフィン 20.0 スクワラン 10.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) 1.0 ソルビタンモノオレイン酸エステル アルブチン 5.0 コウジ酸 5,0 プロピレングリコール 7.0 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 2.0 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 (製法)イオン交換水に2−(トランス−4−アミノメ
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩,アルブチン、コウジ酸及びプロピレ
ングリコールを加え加熱して70℃に保つ(水相)。他
の成分を混合し加熱溶解して70℃に保つ(油相)。油
相をかきまぜながら、この油相に水相を徐々に加え、ホ
モミキサーで均一に乳化する。乳化後よくかきまぜなが
ら30℃まで冷却する。
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩,アルブチン、コウジ酸及びプロピレ
ングリコールを加え加熱して70℃に保つ(水相)。他
の成分を混合し加熱溶解して70℃に保つ(油相)。油
相をかきまぜながら、この油相に水相を徐々に加え、ホ
モミキサーで均一に乳化する。乳化後よくかきまぜなが
ら30℃まで冷却する。
【0044】実施例17 ゼリー 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 アルブチン 0.5 アスコルビン酸ジステアレ−ト 0.5 カルボキシビニルポリマー(商品名:カーボポール941) 1.0 苛性カリ 0.15 L−アルギニン 0.1 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 1.0 5−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−2−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 1.0 香料 適 量 防腐剤 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水に2−(トランス−4−アミノメ
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、5−(トランス−4−アミノメチル
シクロヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒドロキシ安
息香酸塩酸塩、アルブチン及びカーボポール941を均
一に溶解し、一方95%エタノールにジプロピレングリ
コール、ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアル
コールエーテル、その他の成分を溶解し、水相に添加す
る。ついで苛性カリ、L−アルギニンで中和させ増粘す
る。
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、5−(トランス−4−アミノメチル
シクロヘキシルカルボニルオキシ)−2−ヒドロキシ安
息香酸塩酸塩、アルブチン及びカーボポール941を均
一に溶解し、一方95%エタノールにジプロピレングリ
コール、ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアル
コールエーテル、その他の成分を溶解し、水相に添加す
る。ついで苛性カリ、L−アルギニンで中和させ増粘す
る。
【0045】実施例18 ピールオフ型パック (アルコール相) 95%エタノール 10.0 ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 防腐剤 適 量 香 料 適 量 (水相) 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 3.0 アルブチン 1.0 ポリビニルアルコール 12.0 グリセリン 3.0 ポリエチレングリコール1500 1.0 イオン交換水 残 余 (製法)80℃にて水相を調製し、50℃に冷却する。
ついで室温で調製したアルコール相を添加後均一に混合
し、放冷する。
ついで室温で調製したアルコール相を添加後均一に混合
し、放冷する。
【0046】実施例19 粉末入りパック (アルコール相) 95%エタノール 2.0 防腐剤 適 量 香 料 適 量 色 剤 適 量 アスコルビン酸ジオレ−ト 1.0 (水相) 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 7.0 アルブチン 1.0 プロピレングリコール 7.0 亜鉛華 25.0 カオリン 20.0 イオン交換水 残 余 (製法)室温にて水相を均一に調製する。ついで室温に
て調製したアルコール相を添加し均一に混合する。
て調製したアルコール相を添加し均一に混合する。
【0047】実施例20 吸水軟膏 ワセリン 40.0 ステアリルアルコール 18.0 モクロウ 20.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 0.25 グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 胎盤抽出物 1.0 2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシル カルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸塩酸塩 10.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水に2−(トランス−4−アミノメ
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、胎盤抽出物を加え、70℃に保つ
(水相)。他の成分を70℃にて混合溶解する(油
相)。上記水相に油相を添加し、ホモミキサーで均一に
乳化後、冷却する。
チルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキ
シ安息香酸塩酸塩、胎盤抽出物を加え、70℃に保つ
(水相)。他の成分を70℃にて混合溶解する(油
相)。上記水相に油相を添加し、ホモミキサーで均一に
乳化後、冷却する。
【0048】本発明で得られた皮膚外用剤はいずれも実
施例1〜6で行った美白効果試験において効果が認めら
れた。
施例1〜6で行った美白効果試験において効果が認めら
れた。
【0049】
【発明の効果】本発明に係るL−アスコルビン酸および
その誘導体、胎盤抽出物、コウジ酸およびその誘導体、
アゼライン酸およびその誘導体、グルコサミンおよびそ
の誘導体、ハイドロキノンの配糖体およびその誘導体よ
りなる群から選ばれた一種または二種以上と、ゲンチシ
ン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩よりな
る群から選ばれた一種または二種以上とを含有する皮膚
外用剤は、皮膚美白効果が著しく改良された安全性の高
い皮膚外用剤である。
その誘導体、胎盤抽出物、コウジ酸およびその誘導体、
アゼライン酸およびその誘導体、グルコサミンおよびそ
の誘導体、ハイドロキノンの配糖体およびその誘導体よ
りなる群から選ばれた一種または二種以上と、ゲンチシ
ン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩よりな
る群から選ばれた一種または二種以上とを含有する皮膚
外用剤は、皮膚美白効果が著しく改良された安全性の高
い皮膚外用剤である。
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 7/42 (72)発明者 芝田 由記 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 加来 留美子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 北村 謙始 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 岩本 中 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内
Claims (7)
- 【請求項1】L−アスコルビン酸およびその誘導体、胎
盤抽出物、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸お
よびその誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイ
ドロキノンの配糖体およびその誘導体よりなる群から選
ばれた一種または二種以上と、下記一般式化1で表わさ
れるゲンチシン酸とトラネキサム酸のエステル体および
その塩よりなる群から選ばれた一種または二種以上とを
含有することを特徴とする皮膚外用剤。 【化1】 - 【請求項2】請求項1記載の皮膚外用剤中のL−アスコ
ルビン酸およびその誘導体がL−アスコルビン酸、L−
アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸−
2−硫酸エステルまたはそれらの塩であることを特徴と
する皮膚外用剤。 - 【請求項3】請求項1記載の皮膚外用剤中のハイドロキ
ノンの配糖体がハイドロキノンβ−D−グルコ−スであ
ることを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項4】請求項1乃至3記載の皮膚外用剤中のゲン
チシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩が
2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカル
ボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸およびその塩
であることを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項5】請求項1乃至4記載の皮膚外用剤中のL−
アスコルビン酸およびその誘導体、胎盤抽出物、コウジ
酸およびその誘導体、アゼライン酸およびその誘導体、
グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロキノンの配糖
体およびその誘導体よりなる群から選ばれた一種または
二種以上の配合量が皮膚外用剤全量中、0.001〜2
0重量%であることを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項6】請求項1乃至5記載の皮膚外用剤中のゲン
チシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩よ
りなる群から選ばれた一種または二種以上の配合量が皮
膚外用剤全量中、0.001〜20重量%であることを
特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項7】請求項1乃至5記載の皮膚外用剤中のゲン
チシン酸とトラネキサム酸のエステル体およびその塩よ
りなる群から選ばれた一種または二種以上の配合量が皮
膚外用剤全量中、0.1〜7重量%であることを特徴と
する皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002894A JPH07206632A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002894A JPH07206632A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07206632A true JPH07206632A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=12015625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002894A Withdrawn JPH07206632A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07206632A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0940545A (ja) * | 1995-07-25 | 1997-02-10 | L'oreal Sa | アスコルビン酸を含有する安定組成物 |
JPH0971519A (ja) * | 1995-09-05 | 1997-03-18 | Kanebo Ltd | 美白化粧料 |
WO1997041825A1 (fr) * | 1996-05-02 | 1997-11-13 | Technoble Co., Ltd. | Produit de beaute |
JP2006306744A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Nikko Chemical Co Ltd | 皮膚外用組成物 |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP2002894A patent/JPH07206632A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0940545A (ja) * | 1995-07-25 | 1997-02-10 | L'oreal Sa | アスコルビン酸を含有する安定組成物 |
JPH0971519A (ja) * | 1995-09-05 | 1997-03-18 | Kanebo Ltd | 美白化粧料 |
WO1997041825A1 (fr) * | 1996-05-02 | 1997-11-13 | Technoble Co., Ltd. | Produit de beaute |
JP2006306744A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Nikko Chemical Co Ltd | 皮膚外用組成物 |
JP4723899B2 (ja) * | 2005-04-26 | 2011-07-13 | 日光ケミカルズ株式会社 | 皮膚外用組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |