JPH09241124A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JPH09241124A JPH09241124A JP8078364A JP7836496A JPH09241124A JP H09241124 A JPH09241124 A JP H09241124A JP 8078364 A JP8078364 A JP 8078364A JP 7836496 A JP7836496 A JP 7836496A JP H09241124 A JPH09241124 A JP H09241124A
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- skin
- hydroquinone
- escinol
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮膚美白効果が著しく改良され、肌のくすみ
を一層改善する効果も有する安全性の高い皮膚外用剤を
提供すること。 【解決手段】 L−アスコルビン酸誘導体、プラセンタ
エキス、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸およ
びその誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイド
ロキノンの配糖体およびその誘導体、甘草抽出物よりな
る群から選ばれた一種または二種以上と、エスシノール
またはその塩を含有する。
を一層改善する効果も有する安全性の高い皮膚外用剤を
提供すること。 【解決手段】 L−アスコルビン酸誘導体、プラセンタ
エキス、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸およ
びその誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイド
ロキノンの配糖体およびその誘導体、甘草抽出物よりな
る群から選ばれた一種または二種以上と、エスシノール
またはその塩を含有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚美白効果が著し
く改良され、肌のくすみを一層改善する効果も有する安
全性の高い皮膚外用剤に関する。
く改良され、肌のくすみを一層改善する効果も有する安
全性の高い皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚のしみ・そばかす、日やけ・かぶれ
による色素沈着は、皮膚において色素細胞が増殖または
メラニン産生能の亢進のために、過剰にメラニン色素が
生成され、これが皮膚内に異常沈着するために生じる。
このような皮膚の色素沈着には、メラニンの生成を抑制
する物質、例えばL−アスコルビン酸を内服する方法、
グルタチオン等を注射あるいは内服する方法あるいはプ
ラセンタエキス、アルブチン、L−アスコルビン酸誘導
体、コウジ酸、甘草抽出物などを軟膏、クリーム、ロー
ションなどの形態にして、局所に外用塗布するなどの方
法がとられている。
による色素沈着は、皮膚において色素細胞が増殖または
メラニン産生能の亢進のために、過剰にメラニン色素が
生成され、これが皮膚内に異常沈着するために生じる。
このような皮膚の色素沈着には、メラニンの生成を抑制
する物質、例えばL−アスコルビン酸を内服する方法、
グルタチオン等を注射あるいは内服する方法あるいはプ
ラセンタエキス、アルブチン、L−アスコルビン酸誘導
体、コウジ酸、甘草抽出物などを軟膏、クリーム、ロー
ションなどの形態にして、局所に外用塗布するなどの方
法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のものの多くは、安定性、安全性、匂い等の面において
問題があり、また期待できる効果は弱く、未だ満足のい
くものではなかった。一方、本発明者等は西洋トチノキ
種子のエキス中のエスシンをアルカリ分解してアシル基
を除いたトリテルペノイド系サポニンであるエスシノー
ルに優れた美白作用が認められることをすでに見出して
いる(特願平6−179544号、特願平7−5814
9号参照)。
のものの多くは、安定性、安全性、匂い等の面において
問題があり、また期待できる効果は弱く、未だ満足のい
くものではなかった。一方、本発明者等は西洋トチノキ
種子のエキス中のエスシンをアルカリ分解してアシル基
を除いたトリテルペノイド系サポニンであるエスシノー
ルに優れた美白作用が認められることをすでに見出して
いる(特願平6−179544号、特願平7−5814
9号参照)。
【0004】本発明者等は、このような事情に鑑み、真
に優れた美白効果を有する皮膚外用剤を得るべく鋭意研
究を重ねた結果、L−アスコルビン酸誘導体、プラセン
タエキス、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸お
よびその誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイ
ドロキノンの配糖体およびその誘導体、甘草抽出物より
なる群から選ばれた一種または二種以上と、エスシノー
ルまたはその塩とを併用することにより相乗的な美白効
果と肌のくすみ改善効果が得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
に優れた美白効果を有する皮膚外用剤を得るべく鋭意研
究を重ねた結果、L−アスコルビン酸誘導体、プラセン
タエキス、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸お
よびその誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイ
ドロキノンの配糖体およびその誘導体、甘草抽出物より
なる群から選ばれた一種または二種以上と、エスシノー
ルまたはその塩とを併用することにより相乗的な美白効
果と肌のくすみ改善効果が得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、L−アスコルビン酸誘導体、プラセンタエキス、
コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸およびその誘
導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロキノン
の配糖体およびその誘導体、甘草抽出物よりなる群から
選ばれた一種または二種以上と、下記一般式化2で表わ
されるエスシノールまたはその塩とを含有することを特
徴とする皮膚外用剤である。
明は、L−アスコルビン酸誘導体、プラセンタエキス、
コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸およびその誘
導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロキノン
の配糖体およびその誘導体、甘草抽出物よりなる群から
選ばれた一種または二種以上と、下記一般式化2で表わ
されるエスシノールまたはその塩とを含有することを特
徴とする皮膚外用剤である。
【0006】
【化2】 (式中、R1 は水素原子または水酸基、R2 はピラノー
ス残基を表す)
ス残基を表す)
【0007】請求項2の発明は、L−アスコルビン酸誘
導体が、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アス
コルビン酸−2−硫酸エステル、またはそれらの塩から
選ばれた一種または二種以上であることを特徴とする皮
膚外用剤である。請求項3の発明は、ハイドロキノンの
配糖体がハイドロキノン−α−D−グルコ−スであるこ
とを特徴とする皮膚外用剤である。請求項4の発明は、
L−アスコルビン酸誘導体、プラセンタエキス、コウジ
酸およびその誘導体、アゼライン酸およびその誘導体、
グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロキノンの配糖
体およびその誘導体、甘草抽出物よりなる群から選ばれ
た一種または二種以上の含有量が皮膚外用剤全量中、
0.001〜20重量%であることを特徴とする皮膚外
用剤である。請求項5の発明は、エスシノールまたはそ
の塩の含有量が皮膚外用剤全量中、0.001〜20重
量%であることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明
の請求項5は、エスシノールまたはその塩の含有量が皮
膚外用剤全量中、0.1〜7重量%であることを特徴と
する皮膚外用剤である。
導体が、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アス
コルビン酸−2−硫酸エステル、またはそれらの塩から
選ばれた一種または二種以上であることを特徴とする皮
膚外用剤である。請求項3の発明は、ハイドロキノンの
配糖体がハイドロキノン−α−D−グルコ−スであるこ
とを特徴とする皮膚外用剤である。請求項4の発明は、
L−アスコルビン酸誘導体、プラセンタエキス、コウジ
酸およびその誘導体、アゼライン酸およびその誘導体、
グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロキノンの配糖
体およびその誘導体、甘草抽出物よりなる群から選ばれ
た一種または二種以上の含有量が皮膚外用剤全量中、
0.001〜20重量%であることを特徴とする皮膚外
用剤である。請求項5の発明は、エスシノールまたはそ
の塩の含有量が皮膚外用剤全量中、0.001〜20重
量%であることを特徴とする皮膚外用剤である。本発明
の請求項5は、エスシノールまたはその塩の含有量が皮
膚外用剤全量中、0.1〜7重量%であることを特徴と
する皮膚外用剤である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。本発明で使用するL−アスコルビン酸の誘導体と
しては、例えば、L−アスコルビン酸モノステアレー
ト、L−アスコルビン酸モノパルミテート、L−アスコ
ルビン酸モノオレート等のL−アスコルビン酸モノアル
キルエステル類、L−アスコルビン酸モノリン酸エステ
ル、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルのようなL
−アスコルビン酸モノエステル誘導体、L−アスコルビ
ン酸ジステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテー
ト、L−アスコルビン酸ジオレート等のジアルキルエス
テル類、L−アスコルビン酸ジリン酸エステルのような
L−アスコルビン酸ジエステル類、L−アスコルビン酸
トリステアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテー
ト、L−アスコルビン酸トリオレート等のトリアルキル
エステル類、L−アスコルビン酸トリリン酸エステル等
のアスコルビン酸トリエステル類等をあげることができ
る。
する。本発明で使用するL−アスコルビン酸の誘導体と
しては、例えば、L−アスコルビン酸モノステアレー
ト、L−アスコルビン酸モノパルミテート、L−アスコ
ルビン酸モノオレート等のL−アスコルビン酸モノアル
キルエステル類、L−アスコルビン酸モノリン酸エステ
ル、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルのようなL
−アスコルビン酸モノエステル誘導体、L−アスコルビ
ン酸ジステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテー
ト、L−アスコルビン酸ジオレート等のジアルキルエス
テル類、L−アスコルビン酸ジリン酸エステルのような
L−アスコルビン酸ジエステル類、L−アスコルビン酸
トリステアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテー
ト、L−アスコルビン酸トリオレート等のトリアルキル
エステル類、L−アスコルビン酸トリリン酸エステル等
のアスコルビン酸トリエステル類等をあげることができ
る。
【0009】本発明で使用するコウジ酸誘導体として
は、例えばコウジ酸アルキルエステル等のコウジ酸エス
テル類、コウジ酸アルキルエーテル等のコウジ酸エーテ
ル類等をあげることができる。
は、例えばコウジ酸アルキルエステル等のコウジ酸エス
テル類、コウジ酸アルキルエーテル等のコウジ酸エーテ
ル類等をあげることができる。
【0010】本発明で使用するアゼライン酸誘導体とし
ては、例えばアゼライン酸モノアルキルエステル等のア
ゼライン酸モノエステル類、アゼライン酸ジアルキルエ
ステル等のアゼライン酸ジエステル類等をあげることが
できる。
ては、例えばアゼライン酸モノアルキルエステル等のア
ゼライン酸モノエステル類、アゼライン酸ジアルキルエ
ステル等のアゼライン酸ジエステル類等をあげることが
できる。
【0011】本発明で使用するグルコサミン誘導体とし
ては、例えばアセチルグルコサミン等のグルコサミンエ
ステル類、グルコサミンメチルエーテル等のグルコサミ
ンエ−テル類等をあげることができる。
ては、例えばアセチルグルコサミン等のグルコサミンエ
ステル類、グルコサミンメチルエーテル等のグルコサミ
ンエ−テル類等をあげることができる。
【0012】本発明で使用するハイドロキノンの配糖体
としては、例えば、ハイドロキノン- α−D−グルコー
ス、ハイドロキノン- α−L−グルコース、ハイドロキ
ノン- β−L−グルコース,ハイドロキノン- α−D−
ガラクトース、ハイドロキノン- β−D−ガラクトー
ス、ハイドロキノン- α−L−ガラクトース、ハイドロ
キノンβ−L−ガラクトース等の六炭糖配糖体、ハイド
ロキノン- α−D−リボース、ハイドロキノン- β−D
−リボース、ハイドロキノン- α−L−リボース、ハイ
ドロキノン- β−L−リボース,ハイドロキノン- α−
D−アラビノース、ハイドロキノン- β−D−アラビノ
ース、ハイドロキノン- α−L−アラビノース、ハイド
ロキノン- β−L−アラビノース等の五炭糖配糖体、ハ
イドロキノン- α−D−グルコサミン、ハイドロキノン
- β−D−グルコサミン、ハイドロキノン- α−L−グ
ルコサミン、ハイドロキノン- β−L−グルコサミン,
ハイドロキノン- α−D−ガラクトサミン、ハイドロキ
ノン- β−D−ガラクトサミン、ハイドロキノンα−L
−ガラクトサミン、ハイドロキノン- β−L−ガラクト
サミン等のアミノ糖配糖体、ハイドロキノン- α−D−
グルクロン酸、ハイドロキノン- β−D−グルクロン
酸、ハイドロキノン- α−L−グルクロン酸、ハイドロ
キノン- β−L−グルクロン酸,ハイドロキノン- α−
D−ガラクツロン酸、ハイドロキノン- β−D−ガラク
ツロン酸、ハイドロキノン- α−L−ガラクツロン酸、
ハイドロキノン- β−L−ガラクツロン酸等のウロン酸
配糖体等をあげることができ、その誘導体としてはアセ
チル化物等のエステル体、メチル化物等のエ−テル体等
をあげることができる。
としては、例えば、ハイドロキノン- α−D−グルコー
ス、ハイドロキノン- α−L−グルコース、ハイドロキ
ノン- β−L−グルコース,ハイドロキノン- α−D−
ガラクトース、ハイドロキノン- β−D−ガラクトー
ス、ハイドロキノン- α−L−ガラクトース、ハイドロ
キノンβ−L−ガラクトース等の六炭糖配糖体、ハイド
ロキノン- α−D−リボース、ハイドロキノン- β−D
−リボース、ハイドロキノン- α−L−リボース、ハイ
ドロキノン- β−L−リボース,ハイドロキノン- α−
D−アラビノース、ハイドロキノン- β−D−アラビノ
ース、ハイドロキノン- α−L−アラビノース、ハイド
ロキノン- β−L−アラビノース等の五炭糖配糖体、ハ
イドロキノン- α−D−グルコサミン、ハイドロキノン
- β−D−グルコサミン、ハイドロキノン- α−L−グ
ルコサミン、ハイドロキノン- β−L−グルコサミン,
ハイドロキノン- α−D−ガラクトサミン、ハイドロキ
ノン- β−D−ガラクトサミン、ハイドロキノンα−L
−ガラクトサミン、ハイドロキノン- β−L−ガラクト
サミン等のアミノ糖配糖体、ハイドロキノン- α−D−
グルクロン酸、ハイドロキノン- β−D−グルクロン
酸、ハイドロキノン- α−L−グルクロン酸、ハイドロ
キノン- β−L−グルクロン酸,ハイドロキノン- α−
D−ガラクツロン酸、ハイドロキノン- β−D−ガラク
ツロン酸、ハイドロキノン- α−L−ガラクツロン酸、
ハイドロキノン- β−L−ガラクツロン酸等のウロン酸
配糖体等をあげることができ、その誘導体としてはアセ
チル化物等のエステル体、メチル化物等のエ−テル体等
をあげることができる。
【0013】本発明の実施に当たってはこれらの中から
1種または2種以上が適宜選択され配合される。
1種または2種以上が適宜選択され配合される。
【0014】本発明に係る皮膚外用剤に配合されるL−
アスコルビン酸誘導体、プラセンタエキス、コウジ酸お
よびその誘導体、アゼライン酸およびその誘導体、グル
コサミンおよびその誘導体、ハイドロキノンの配糖体お
よびその誘導体、甘草抽出物よりなる群から選ばれた一
種または二種以上の含有量には特に限定はないが、一般
には皮膚外用剤全量に対して0.001〜20重量%、
好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.
1〜7重量%配合する。この含有量が0.001重量%
未満では皮膚外用剤の美白効果が乏しくなる傾向にあ
り、逆に、20重量%を超えて配合しても効果の増加は
実質上望めないし、皮膚外用剤への配合も難しくなる傾
向にある。
アスコルビン酸誘導体、プラセンタエキス、コウジ酸お
よびその誘導体、アゼライン酸およびその誘導体、グル
コサミンおよびその誘導体、ハイドロキノンの配糖体お
よびその誘導体、甘草抽出物よりなる群から選ばれた一
種または二種以上の含有量には特に限定はないが、一般
には皮膚外用剤全量に対して0.001〜20重量%、
好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.
1〜7重量%配合する。この含有量が0.001重量%
未満では皮膚外用剤の美白効果が乏しくなる傾向にあ
り、逆に、20重量%を超えて配合しても効果の増加は
実質上望めないし、皮膚外用剤への配合も難しくなる傾
向にある。
【0015】本発明で用いられるエスシノールまたはそ
の塩は皮膚での色素細胞活性化因子の産生やその作用を
抑制する作用があり、その結果、色素細胞の異常な増殖
を抑制する。また、エスシンよりも細胞毒性が著しく低
いことが知られている(Folia Histchemica et Cytchem
ica 16:69 、1978)。かかるエスシノールまたはそ
の塩は、西洋トチノキ種子等の植物からの抽出物または
エスシンを、アルカリ分解して得ることができる。例え
ば、エスシンをナトリウムメチラート・メタノール溶液
に溶かして、加熱還流し、室温に戻す。強酸性樹脂で中
和後、濾過して樹脂を取り除き、濃縮する。これを、ワ
コーゲルC200カラム等のゲルクロマトグラフィーで
分画し、精製する。または加熱還流後に再結晶する。こ
のようにして得られたエスシノールまたはその塩は、上
記一般式化2の化合物の一種または二種以上を含むもの
である。
の塩は皮膚での色素細胞活性化因子の産生やその作用を
抑制する作用があり、その結果、色素細胞の異常な増殖
を抑制する。また、エスシンよりも細胞毒性が著しく低
いことが知られている(Folia Histchemica et Cytchem
ica 16:69 、1978)。かかるエスシノールまたはそ
の塩は、西洋トチノキ種子等の植物からの抽出物または
エスシンを、アルカリ分解して得ることができる。例え
ば、エスシンをナトリウムメチラート・メタノール溶液
に溶かして、加熱還流し、室温に戻す。強酸性樹脂で中
和後、濾過して樹脂を取り除き、濃縮する。これを、ワ
コーゲルC200カラム等のゲルクロマトグラフィーで
分画し、精製する。または加熱還流後に再結晶する。こ
のようにして得られたエスシノールまたはその塩は、上
記一般式化2の化合物の一種または二種以上を含むもの
である。
【0016】上記一般式化2のエスシノールとしては、
R1 が水酸基、R2 がβ−D−グルコピラノース;R1
が水酸基、R2 がβ−D−キシロピラノース;R1 が水
素原子、R2 がβ−D−ガラクトピラノースのものが確
認されている(M.YOSIKAWA et.al. Chem.Bull.42(6)135
7-1359(1994))。エスシノールの塩としては、ナトリウ
ム塩、カリウム塩等のアルカリ土類金属塩、塩基性アミ
ノ酸またはアルカノールアミン等、およびそのエステル
等が挙げられ、具体的にはエスシノールナトリウム塩、
エスシノールカリウム塩、エスシノールアンモニウム塩
等が例示される。
R1 が水酸基、R2 がβ−D−グルコピラノース;R1
が水酸基、R2 がβ−D−キシロピラノース;R1 が水
素原子、R2 がβ−D−ガラクトピラノースのものが確
認されている(M.YOSIKAWA et.al. Chem.Bull.42(6)135
7-1359(1994))。エスシノールの塩としては、ナトリウ
ム塩、カリウム塩等のアルカリ土類金属塩、塩基性アミ
ノ酸またはアルカノールアミン等、およびそのエステル
等が挙げられ、具体的にはエスシノールナトリウム塩、
エスシノールカリウム塩、エスシノールアンモニウム塩
等が例示される。
【0017】本発明に係る皮膚外用剤に配合されるエス
シノールまたはその塩の含有量には特に限定はないが、
一般には、皮膚外用剤全量に対して0.001〜20重
量%、好ましくは0.1〜7重量%配合する。この含有
量が0.001重量%未満では皮膚外用剤の美白効果が
乏しくなる傾向にあり、逆に、20重量%を超えて配合
しても効果の増加は実質上望めないし、皮膚外用剤への
配合も難しくなる傾向にある。
シノールまたはその塩の含有量には特に限定はないが、
一般には、皮膚外用剤全量に対して0.001〜20重
量%、好ましくは0.1〜7重量%配合する。この含有
量が0.001重量%未満では皮膚外用剤の美白効果が
乏しくなる傾向にあり、逆に、20重量%を超えて配合
しても効果の増加は実質上望めないし、皮膚外用剤への
配合も難しくなる傾向にある。
【0018】本発明の皮膚外用剤には上記した必須成分
の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる
他の成分例えば油分、湿潤剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、pH調整剤、金属イオン封鎖剤、樹脂、界面活性
剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、アルコール、増粘剤等
を必要に応じて適宜配合することができる。本発明に係
る皮膚外用剤の剤型は任意であり例えば化粧水などの可
溶化系、乳液、クリームなどの乳化系、又は軟膏、分散
液などの任意の剤型をとることができる。
の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる
他の成分例えば油分、湿潤剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、pH調整剤、金属イオン封鎖剤、樹脂、界面活性
剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、アルコール、増粘剤等
を必要に応じて適宜配合することができる。本発明に係
る皮膚外用剤の剤型は任意であり例えば化粧水などの可
溶化系、乳液、クリームなどの乳化系、又は軟膏、分散
液などの任意の剤型をとることができる。
【0019】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を更に詳しく説明
するが、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定す
るものでないことはいうまでもない。なお、以下の実施
例において配合量は重量%である。先ず、本発明の効果
試験方法および評価方法について説明する。美白効果
は、累積塗布による皮膚に対する色白効果、しみ、そば
かすの解消などの使用テストから判定した。
するが、本発明の技術的範囲をこれらの実施例に限定す
るものでないことはいうまでもない。なお、以下の実施
例において配合量は重量%である。先ず、本発明の効果
試験方法および評価方法について説明する。美白効果
は、累積塗布による皮膚に対する色白効果、しみ、そば
かすの解消などの使用テストから判定した。
【0020】(1)美白効果 (試験方法)色黒、しみ、そばかす等に悩む、被試験
者、1群20名として、1つの試料ローションを朝夕、
3ケ月間、毎日顔面に塗布し、3ケ月後にその美白効果
を調べた。下記に示す処方で実施例1〜6、比較例1〜
7について試験を行った。 実施例1〜6、比較例1〜7の試料 (アルコ−ル相) 重量% 95%エチルアルコール 25.0 ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油エーテル 2.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 薬剤(表1記載) (水相) グリセリン 2.0 プロピレングリコール 1.0 イオン交換水 残 余 (製法)水相、アルコール相を調製後可溶化する。
者、1群20名として、1つの試料ローションを朝夕、
3ケ月間、毎日顔面に塗布し、3ケ月後にその美白効果
を調べた。下記に示す処方で実施例1〜6、比較例1〜
7について試験を行った。 実施例1〜6、比較例1〜7の試料 (アルコ−ル相) 重量% 95%エチルアルコール 25.0 ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油エーテル 2.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 薬剤(表1記載) (水相) グリセリン 2.0 プロピレングリコール 1.0 イオン交換水 残 余 (製法)水相、アルコール相を調製後可溶化する。
【0021】
【表1 】 ────────────────────────────────── 成分 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6 ────────────────────────────────── エスシノール 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 プラセンタエキス 0.2 0 0 0 0.2 0.2 アスコルビン酸リン 0 2.0 0 0 0 1.0 酸マグネシウム塩 コウジ酸 0 0 1.0 0 0 0 アゼライン酸 0 0 0 1.0 0 0 甘草抽出物 0 0 0 0 0.1 0 ────────────────────────────────── 美白効果 B A B A A A ──────────────────────────────────
【0022】
【表1 】 ──────────────────────────────────── 成分 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 比較例5 比較例6 比較例7 ──────────────────────────────────── エスシノール 0 0 0 0 0 0 0.2 プラセンタエキス 0.2 0 0 0 0.2 0.2 0 アスコルビン酸リン 0 2.0 0 0 2.0 0 0 酸マグネシウム塩 コウジ酸 0 0 1.0 0 0 0 0 アゼライン酸 0 0 0 1.0 0 0 0 甘草抽出物 0 0 0 0 0.1 0 0 ──────────────────────────────────── 美白効果 C B C B B B B ────────────────────────────────────
【0023】(判定基準) 著 効:色素沈着が目立たなくなった。 有 効;色素沈着がかなり薄くなった。 やや有効:色素沈着がやや薄くなった。 無 効:色素沈着に変化がなかった。 (判定) A :被試験者のうち著効、有効およびやや有効の示す割
合が80%以上の場合 B :被試験者のうち著効、有効およびやや有効の示す割
合が65%以上80%未満の場合 C :被試験者のうち著効、有効およびやや有効の示す割
合が50%以上65%未満の場合 D :被試験者のうち著効、有効およびやや有効の示す割
合が50%未満の場合
合が80%以上の場合 B :被試験者のうち著効、有効およびやや有効の示す割
合が65%以上80%未満の場合 C :被試験者のうち著効、有効およびやや有効の示す割
合が50%以上65%未満の場合 D :被試験者のうち著効、有効およびやや有効の示す割
合が50%未満の場合
【0024】表2より明らかなように、比較例に比べ
て、実施例の方が優れた皮膚美白効果を有することが認
められた。
て、実施例の方が優れた皮膚美白効果を有することが認
められた。
【0025】 実施例7 バニシングクリーム ステアリン酸 5.0 ステアリンアルコール 4.0 ステアリン酸ブチルアルコールエステル 8.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 アスコルビン酸リン酸マグネシウム塩 3.0 プロピレングリコール 10.0 エスシノール 1.0 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にエスシノールとプロピレングリ
コールを加え溶解し、加熱して70℃に保つ(水相)。
他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。
上記水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってからし
ばらくその温度に保ち反応をおこさせる。その後ホモミ
キサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら、30℃ま
で冷却する。
コールを加え溶解し、加熱して70℃に保つ(水相)。
他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。
上記水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってからし
ばらくその温度に保ち反応をおこさせる。その後ホモミ
キサーで均一に乳化し、よくかきまぜながら、30℃ま
で冷却する。
【0026】 実施例8 バニシングクリーム ステアリン酸 6.0 ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 グルコサミン 0.2 プロピレングルコール 10.0 エスシノール 0.1 防腐剤・酸化防止剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にエスシノール、グルコサミン及
びプロピレングリコールを加え加熱して70℃に保つ
(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ
(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキ
サーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら、30℃
まで冷却する。
びプロピレングリコールを加え加熱して70℃に保つ
(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ
(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキ
サーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら、30℃
まで冷却する。
【0027】 実施例9 中性クリーム ステアリルアルコール 7.0 ステアリン酸 2.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシリアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プラセンタエキス 0.1 プロピレングリコール 5.0 エスシノール 0.5 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にエスシノール、プラセンタエキ
ス及びプロピレングリコールを加え加熱して70℃に保
つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保
つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミ
キサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら、30
℃まで冷却する。
ス及びプロピレングリコールを加え加熱して70℃に保
つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保
つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミ
キサーで均一に乳化した後、よくかきまぜながら、30
℃まで冷却する。
【0028】 実施例10 コールドクリーム 固型パラフィン 5.0 蜜ロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) 2.0 ソルビタンモノラウリン酸エステル コウジ酸 2.0 石鹸粉末 0.1 硼砂 0.2 エスシノール 0.1 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 (製法)イオン交換水にエスシノール、コウジ酸、石鹸
粉末および硼砂を加え加熱溶解して70℃に保つ(水
相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油
相)。水相に油相をかきまぜながら徐々の加え反応を行
う。反応終了後ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よ
くかきまぜながら30℃まで冷却する。
粉末および硼砂を加え加熱溶解して70℃に保つ(水
相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油
相)。水相に油相をかきまぜながら徐々の加え反応を行
う。反応終了後ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よ
くかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0029】 実施例11 乳 液 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 甘草抽出物 2.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 エスシノール 0.2 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエスシノール及び甘草抽出物を
加温溶解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成
分を溶解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を
混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油
相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一乳化
し、乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却す
る。
加温溶解し、更にプロピレングリコール以下の水溶性成
分を溶解して、70℃に保つ(水相)。他の油性成分を
混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油
相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一乳化
し、乳化後、よくかきまぜながら、30℃まで冷却す
る。
【0030】 実施例12 乳 液 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 L−アスコルビン酸ジパルミテート 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 エスシノール 1.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールにエスシノールとL
−アスコルビン酸ジパルミテートを加温溶解し、更にプ
ロピレングリコール以下の水溶性成分を溶解して、70
℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合し、加熱融解し
て70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化
を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくか
きまぜながら、30℃まで冷却する。
−アスコルビン酸ジパルミテートを加温溶解し、更にプ
ロピレングリコール以下の水溶性成分を溶解して、70
℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合し、加熱融解し
て70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化
を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくか
きまぜながら、30℃まで冷却する。
【0031】 実施例13 乳 液 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 甘草抽出物 0.1 プラセンタエキス 2.0 エスシノール 5.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールにエスシノール、甘
草抽出物およびプラセンタエキスを加温溶解し、更にプ
ロピレングリコール以下の水溶性成分を溶解して、70
℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合し、加熱融解し
て70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化
を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくか
きまぜながら、30℃まで冷却する。
草抽出物およびプラセンタエキスを加温溶解し、更にプ
ロピレングリコール以下の水溶性成分を溶解して、70
℃に保つ(水相)。他の油性成分を混合し、加熱融解し
て70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化
を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくか
きまぜながら、30℃まで冷却する。
【0032】 実施例14 乳 液 ポリオキシエチレン(20モル) ポリオキシプロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 シリコーンKF96(20cs)(信越化学) 2.0 流動パラフィン(中粘度) 3.0 プロピレングリコール 5.0 グルセリン 2.0 エチルアルコール 15.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 2−アミノメチルプロパノール 0.1 防腐剤 適 量 アゼライン酸 1.0 エスシノール 3.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水とエタノールにエスシノールおよ
びアゼライン酸を加温溶解し、更にプロピレングリコー
ル以下の水溶性成分を溶解して、70℃に保つ(水
相)。他の油性成分を混合し、加熱融解して70℃に保
つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくかきまぜなが
ら、30℃まで冷却する。
びアゼライン酸を加温溶解し、更にプロピレングリコー
ル以下の水溶性成分を溶解して、70℃に保つ(水
相)。他の油性成分を混合し、加熱融解して70℃に保
つ(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモ
ミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくかきまぜなが
ら、30℃まで冷却する。
【0033】 実施例15 乳 液 ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 蜜ロウ 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)モノオレイン酸エステル 1.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 エチルアルコール 10.0 グルコサミン 20.0 プロピレングリコール 5.0 エスシノール 1.0 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 (製法)イオン交換水にエスシノール、グルコサミン及
びプロピレングリコールを加え加熱溶解して70℃に保
つ(水相)。エチルアルコールに香料を加えて溶解する
(アルコール相)。他の成分を混合し加熱融解して70
℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行いホ
モミキサーで均一に乳化する。これをかきまぜながらア
ルコール相を加える。その後かきまぜながら30℃まで
冷却する。
びプロピレングリコールを加え加熱溶解して70℃に保
つ(水相)。エチルアルコールに香料を加えて溶解する
(アルコール相)。他の成分を混合し加熱融解して70
℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行いホ
モミキサーで均一に乳化する。これをかきまぜながらア
ルコール相を加える。その後かきまぜながら30℃まで
冷却する。
【0034】 実施例16 乳 液 マイクロクリスタリンワックス 1.0 蜜ロウ 2.0 ラノリン 2.0 流動パラフィン 20.0 スクワラン 10.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) 1.0 ソルビタンモノオレイン酸エステル 甘草抽出物 0.1 コウジ酸 5,0 プロピレングリコール 7.0 エスシノール 2.0 イオン交換水 残 余 香料 適 量 防腐剤・酸化防止剤 適 量 (製法)イオン交換水にエスシノール、天草抽出物、コ
ウジ酸及びプロピレングリコールを加え加熱して70℃
に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱溶解して70℃
に保つ(油相)。油相をかきまぜながら、この油相に水
相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化する。乳化
後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
ウジ酸及びプロピレングリコールを加え加熱して70℃
に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱溶解して70℃
に保つ(油相)。油相をかきまぜながら、この油相に水
相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化する。乳化
後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0035】 実施例17 ゼリー 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 アゼライン酸 0.5 アスコルビン酸ジステアレ−ト 0.5 カルボキシビニルポリマー(商品名:カーボポール941) 1.0 苛性カリ 0.15 L−アルギニン 0.1 エスシノール 0.01 香料 適 量 防腐剤 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にエスシノール、アゼライン酸及
びカーボポール941を均一に溶解し、一方95%エタ
ノールにジプロピレングリコール、ポリオキシエチレン
(15モル)オレイルアルコールエーテル、その他の成
分を溶解し、水相に添加する。ついで苛性カリ、L−ア
ルギニンで中和させ増粘する。
びカーボポール941を均一に溶解し、一方95%エタ
ノールにジプロピレングリコール、ポリオキシエチレン
(15モル)オレイルアルコールエーテル、その他の成
分を溶解し、水相に添加する。ついで苛性カリ、L−ア
ルギニンで中和させ増粘する。
【0036】 実施例18 ピールオフ型パック (アルコール相) 95%エタノール 10.0 ポリオキシエチレン(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0 防腐剤 適 量 香 料 適 量 (水相) エスシノール 3.0 アスコルビン酸リン酸ナトリウム 3.0 ポリビニルアルコール 12.0 グリセリン 3.0 ポリエチレングリコール1500 1.0 イオン交換水 残 余 (製法)80℃にて水相を調製し、50℃に冷却する。
ついで室温で調製したアルコール相を添加後均一に混合
し、放冷する。
ついで室温で調製したアルコール相を添加後均一に混合
し、放冷する。
【0037】 実施例19 粉末入りパック (アルコール相) 95%エタノール 2.0 防腐剤 適 量 香 料 適 量 色 剤 適 量 アスコルビン酸ジオレ−ト 1.0 (水相) エスシノール 7.0 甘草抽出物 0.1 プロピレングリコール 7.0 亜鉛華 25.0 カオリン 20.0 イオン交換水 残 余 (製法)室温にて水相を均一に調製する。ついで室温に
て調製したアルコール相を添加し均一に混合する。
て調製したアルコール相を添加し均一に混合する。
【0038】 実施例20 吸水軟膏 ワセリン 40.0 ステアリルアルコール 18.0 モクロウ 20.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 0.25 グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 プラセンタエキス 1.0 エスシノール 1.0 4−β−D−グルコピラノシルオキシサリチル酸エチル 3.0 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にエスシノール、4−β−D−グ
ルコピラノシルオキシサリチル酸エチル、プラセンタエ
キスを加え、70℃に保つ(水相)。他の成分を70℃
にて混合溶解する(油相)。上記水相に油相を添加し、
ホモミキサーで均一に乳化後、冷却する。
ルコピラノシルオキシサリチル酸エチル、プラセンタエ
キスを加え、70℃に保つ(水相)。他の成分を70℃
にて混合溶解する(油相)。上記水相に油相を添加し、
ホモミキサーで均一に乳化後、冷却する。
【0039】本発明で得られた皮膚外用剤はいずれも実
施例1〜6で行った美白効果試験において効果が認めら
れた。
施例1〜6で行った美白効果試験において効果が認めら
れた。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るL−アスコルビン酸誘導
体、プラセンタエキス、コウジ酸およびその誘導体、ア
ゼライン酸およびその誘導体、グルコサミンおよびその
誘導体、ハイドロキノンの配糖体およびその誘導体、甘
草抽出物よりなる群から選ばれた一種または二種以上
と、エスシノールまたはその塩とを含有する皮膚外用剤
は、皮膚美白効果が著しく改良され、肌のくすみも一層
改善される安全性の高い皮膚外用剤である。
体、プラセンタエキス、コウジ酸およびその誘導体、ア
ゼライン酸およびその誘導体、グルコサミンおよびその
誘導体、ハイドロキノンの配糖体およびその誘導体、甘
草抽出物よりなる群から選ばれた一種または二種以上
と、エスシノールまたはその塩とを含有する皮膚外用剤
は、皮膚美白効果が著しく改良され、肌のくすみも一層
改善される安全性の高い皮膚外用剤である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 A61K 7/00 K U X 7/48 7/48 35/78 ADA 35/78 ADAC C07J 63/00 C07J 63/00
Claims (6)
- 【請求項1】L−アスコルビン酸誘導体、プラセンタエ
キス、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸および
その誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロ
キノンの配糖体およびその誘導体、甘草抽出物よりなる
群から選ばれた一種または二種以上と、下記一般式化1
で表わされるエスシノールまたはその塩を含有すること
を特徴とする皮膚外用剤。 【化1】 (式中、R1 は水素原子または水酸基、R2 はピラノー
ス残基を表す) - 【請求項2】L−アスコルビン酸誘導体が、L−アスコ
ルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫
酸エステル、またはそれらの塩より選ばれた一種または
二種以上である請求項1記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】ハイドロキノンの配糖体がハイドロキノン
−α−D−グルコ−スである請求項1記載の皮膚外用
剤。 - 【請求項4】L−アスコルビン酸誘導体、プラセンタエ
キス、コウジ酸およびその誘導体、アゼライン酸および
その誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、ハイドロ
キノンの配糖体およびその誘導体、甘草抽出物よりなる
群から選ばれた一種または二種以上の含有量が皮膚外用
剤全量中、0.001〜20重量%である請求項1乃至
3 のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。 - 【請求項5】エスシノールまたはその塩の含有量が皮膚
外用剤全量中、0.001〜20重量%である請求項1
乃至4 のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。 - 【請求項6】エスシノールまたはその塩の含有量が皮膚
外用剤全量中、0.1〜7重量%である請求項1乃至4
のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8078364A JPH09241124A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8078364A JPH09241124A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09241124A true JPH09241124A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13659957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8078364A Withdrawn JPH09241124A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09241124A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000095641A (ja) * | 1998-09-25 | 2000-04-04 | Kanebo Ltd | 美白化粧料 |
WO2001060324A1 (fr) * | 2000-02-21 | 2001-08-23 | Pentapharm Ltd. | Preparations dermatologiques pour usage externe |
JP2016145169A (ja) * | 2015-02-07 | 2016-08-12 | 尾池 哲郎 | 帰水性クリーム |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP8078364A patent/JPH09241124A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000095641A (ja) * | 1998-09-25 | 2000-04-04 | Kanebo Ltd | 美白化粧料 |
WO2001060324A1 (fr) * | 2000-02-21 | 2001-08-23 | Pentapharm Ltd. | Preparations dermatologiques pour usage externe |
JP2001316268A (ja) * | 2000-02-21 | 2001-11-13 | Ezaki Glico Co Ltd | 皮膚外用剤 |
JP2016145169A (ja) * | 2015-02-07 | 2016-08-12 | 尾池 哲郎 | 帰水性クリーム |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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