JP2971915B2 - 皮膚外用剤及び美白剤 - Google Patents
皮膚外用剤及び美白剤Info
- Publication number
- JP2971915B2 JP2971915B2 JP16596390A JP16596390A JP2971915B2 JP 2971915 B2 JP2971915 B2 JP 2971915B2 JP 16596390 A JP16596390 A JP 16596390A JP 16596390 A JP16596390 A JP 16596390A JP 2971915 B2 JP2971915 B2 JP 2971915B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroxyphenyl
- added
- phase
- ether
- mmol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はモノヒドロキシアルキルフェノール誘導体を
有効成分として含有する皮膚脱色効果が著しく改良され
た安全性に優れた皮膚外用剤及び美白剤に関する。
有効成分として含有する皮膚脱色効果が著しく改良され
た安全性に優れた皮膚外用剤及び美白剤に関する。
[従来の技術] 皮膚のしみなどの発生機序については一部不明な点も
あるが、一般には、ホルモンの異常や日光からの紫外線
の刺激が原因となってメラニン色素が形成され、これが
皮膚内に異常沈着するものと考えられている。この様な
しみやあざの治療法にはメラニンの生成を抑制する物
質、例えばビタミンCを大量に投与する方法、グルタチ
オン等を注射する方法あるいはコウジ酸、L−アスコル
ビン酸、システインなどを軟膏、クリーム、ローション
などの形態にして、局所に塗布するなどの方法がとられ
ている。しかしながら、これらの方法では、未だ十分な
効果が得られていないのが実情である。
あるが、一般には、ホルモンの異常や日光からの紫外線
の刺激が原因となってメラニン色素が形成され、これが
皮膚内に異常沈着するものと考えられている。この様な
しみやあざの治療法にはメラニンの生成を抑制する物
質、例えばビタミンCを大量に投与する方法、グルタチ
オン等を注射する方法あるいはコウジ酸、L−アスコル
ビン酸、システインなどを軟膏、クリーム、ローション
などの形態にして、局所に塗布するなどの方法がとられ
ている。しかしながら、これらの方法では、未だ十分な
効果が得られていないのが実情である。
欧米ではハイドロキノン製剤が医薬品として用いられ
ている。しかしこれらの化合物はハイドロキノンを除い
てはその効果の発現がきわめて緩慢であるため、美白効
果が十分でない。一方ハイドロキノンは効果は一応認め
られているが、感作性があるため一般には、使用が制限
されている。そこでその安全性を向上させるため高級脂
肪酸のモノエステルやアルキルモノエーテルなどにする
試みがなされているが、エステル類は体内の加水分解酵
素によって分解されるため必ずしも安全とはいいがたい
し、エーテル類も安全性の面で充分に満足するものが得
られていない。
ている。しかしこれらの化合物はハイドロキノンを除い
てはその効果の発現がきわめて緩慢であるため、美白効
果が十分でない。一方ハイドロキノンは効果は一応認め
られているが、感作性があるため一般には、使用が制限
されている。そこでその安全性を向上させるため高級脂
肪酸のモノエステルやアルキルモノエーテルなどにする
試みがなされているが、エステル類は体内の加水分解酵
素によって分解されるため必ずしも安全とはいいがたい
し、エーテル類も安全性の面で充分に満足するものが得
られていない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らはこのような事情に鑑み美白効果に優れ、
しかも安全性に優れる化合物について鋭意研究を行った
結果モノヒドロキシアルキルフェノール類がこれらの問
題点を解決することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
しかも安全性に優れる化合物について鋭意研究を行った
結果モノヒドロキシアルキルフェノール類がこれらの問
題点を解決することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明の請求項1は、下記一般式で表され
るモノヒドロキシアルキルフェノール誘導体の一種又は
二種以上を含有することを特徴とする皮膚外用剤であ
る。
るモノヒドロキシアルキルフェノール誘導体の一種又は
二種以上を含有することを特徴とする皮膚外用剤であ
る。
[式中、Rは炭素数1〜19の直鎖飽和の脂肪族炭化水素
を表わす。] 本発明の請求項2は、下記一般式で表されるモノヒド
ロキシアルキルフェノール誘導体の一種又は二種以上を
含有することを特徴とする美白剤である。
を表わす。] 本発明の請求項2は、下記一般式で表されるモノヒド
ロキシアルキルフェノール誘導体の一種又は二種以上を
含有することを特徴とする美白剤である。
[式中、Rは炭素数1〜19の直鎖飽和の脂肪族炭化水素
を表わす。] 以下、本発明の構成について詳述する。
を表わす。] 以下、本発明の構成について詳述する。
本発明で用いるモノヒドロキシアルキルフェノール誘
導体は下記一般式 [式中、Rは炭素数1〜19の直鎖飽和の脂肪族炭化水素
を表わす。] で表される物質で既知の合成法、例えば無水エーテル
中、ハロゲン化アルキルをマグネシウムと反応させる
(グリニャール試薬)。これに4−ベンジルオキシベン
ズアルデヒドを反応させ、接触還元により脱ベンジル化
することによって容易に合成することができる。
導体は下記一般式 [式中、Rは炭素数1〜19の直鎖飽和の脂肪族炭化水素
を表わす。] で表される物質で既知の合成法、例えば無水エーテル
中、ハロゲン化アルキルをマグネシウムと反応させる
(グリニャール試薬)。これに4−ベンジルオキシベン
ズアルデヒドを反応させ、接触還元により脱ベンジル化
することによって容易に合成することができる。
具体的に物質名を例示すれば、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−エタノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパノール、 1−(4−ヒドロキシフェノキシ)−ブタノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−オクタノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ノナノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−デカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ウンデカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ドデカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−トリデカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−テトラデカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタデカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサデカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタデカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−オクタデカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ノナデカノール、 1−(4−ヒドロキシフェニル)−エイコサノール 等があげられる。
配合量は皮膚外用剤又は美白剤全量中の0.001〜20重
量%、好ましくは0.01〜10重量%である。0.001重量%
未満では美白効果に乏しく、20重量%を超えて配合して
も効果の増加は望めない。
量%、好ましくは0.01〜10重量%である。0.001重量%
未満では美白効果に乏しく、20重量%を超えて配合して
も効果の増加は望めない。
本発明の皮膚外用剤又は美白剤には、上記した必須構
成成分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤、美白
剤に用いられる他の成分、例えば油分、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、界面活性剤、保湿剤、香料、水、アルコー
ル、増粘剤、色材、皮膚栄養剤(酢酸トコフェロール、
パントテニールエチルエーテル、グリチルリチン酸塩)
等を必要に応じて適宜配合することができる。
成成分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤、美白
剤に用いられる他の成分、例えば油分、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、界面活性剤、保湿剤、香料、水、アルコー
ル、増粘剤、色材、皮膚栄養剤(酢酸トコフェロール、
パントテニールエチルエーテル、グリチルリチン酸塩)
等を必要に応じて適宜配合することができる。
次に本発明に用いる誘導体の合成例について詳述す
る。
る。
合成例1 1−(4−ヒドロキシフェニル)−エタノー
ル アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル10mlに加えた。氷冷下撹拌市ながらヨウ化メチ
ル68.4g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間
反応させた。これに4−ベンジルオキシベンズアルデヒ
ド(BBA)8.7g(47mmol)をテトラヒドロフラン(THF)
20mlに溶かしたものを1時間かけて滴下し、さらに室温
で1時間反応した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液
を加え、エーテル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮
物をシリカゲルクロマトグラフィー(ベンゼン:酢酸エ
チル)によって1−(4−ベンジルオキシフェニル)−
エタノール8.9g分離した(収率95%)。1−(4−ベン
ジルオキシフェニル)−エタノール8.9gをエタノール20
0mlに溶解し、パラジウムチャコール200mgを加え水素雰
囲気下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、
濾過し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロ
キシフェニル)−エタノール2.9gを分離した(収率54
%)。
ル アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル10mlに加えた。氷冷下撹拌市ながらヨウ化メチ
ル68.4g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間
反応させた。これに4−ベンジルオキシベンズアルデヒ
ド(BBA)8.7g(47mmol)をテトラヒドロフラン(THF)
20mlに溶かしたものを1時間かけて滴下し、さらに室温
で1時間反応した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液
を加え、エーテル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮
物をシリカゲルクロマトグラフィー(ベンゼン:酢酸エ
チル)によって1−(4−ベンジルオキシフェニル)−
エタノール8.9g分離した(収率95%)。1−(4−ベン
ジルオキシフェニル)−エタノール8.9gをエタノール20
0mlに溶解し、パラジウムチャコール200mgを加え水素雰
囲気下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、
濾過し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロ
キシフェニル)−エタノール2.9gを分離した(収率54
%)。
融点123〜125℃ C−13NMRスペクトル(溶媒:DMSO−d6): 155.9 137.6 126.3 114.7ppm以上ベンゼン環に由来
するシグナル。
するシグナル。
67.7 25.7ppm以上ヒドロキシエチル基に由来するシグ
ナル。
ナル。
合成例2 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ブタノー
ル アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル10mlに加えた。氷冷下撹拌しながらヨードプロ
パン8.4g(50mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間
反応させた。これに4−ベンジルオキシベンズアルデヒ
ド(BBA)8.6g(41mmol)をテトラヒドロフラン(THF)
20mlに溶かしたものを1時間かけて滴下し、さらに室温
で1時間反応した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液
を加え、エーテル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮
物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキ
サン)によって1−(4−ベンジルオキシフェニル)−
ブタノール7.5gを分離した(収率75%)。1−(4−ベ
ンジルオキシフェニル)−ブタノール7.5gをエタノール
200mlに溶解し、パラジウムチャコール200mgを加え水素
雰囲気下、接触還元した。理論量の水素が吸収された
後、濾過し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−ブタノール2.2gを分離した(収率
45%)。
ル アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル10mlに加えた。氷冷下撹拌しながらヨードプロ
パン8.4g(50mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間
反応させた。これに4−ベンジルオキシベンズアルデヒ
ド(BBA)8.6g(41mmol)をテトラヒドロフラン(THF)
20mlに溶かしたものを1時間かけて滴下し、さらに室温
で1時間反応した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液
を加え、エーテル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮
物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキ
サン)によって1−(4−ベンジルオキシフェニル)−
ブタノール7.5gを分離した(収率75%)。1−(4−ベ
ンジルオキシフェニル)−ブタノール7.5gをエタノール
200mlに溶解し、パラジウムチャコール200mgを加え水素
雰囲気下、接触還元した。理論量の水素が吸収された
後、濾過し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−ブタノール2.2gを分離した(収率
45%)。
融点81〜83℃ C−13NMRスペクトル(溶媒:DMSO−d6): 156.0 136.7 126.8 114.7ppm以上ベンゼン環に由来
するシグナル。
するシグナル。
71.8 41.5 18.5 13.8ppm以上ヒドロキシブチル基に
由来するシグナル。
由来するシグナル。
合成例3 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサノ
ール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ペンタ
ン9.6g(64mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反
応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに溶かし
たものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応
した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エー
テル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によっ
て1−(4−ベンジルオキシフェニル)−ヘキサノール
7.5gを分離した(収率64%)。1−(4−ベンジルオキ
シフェニル)−ヘキサノール7.5gをエタノール200mlに
溶解し、パラジウムチャコール200mgを加え水素雰囲気
下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾過
し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキ
シフェニル)−ヘキサノール3.5gを分離した(収率68
%)。
ール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ペンタ
ン9.6g(64mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反
応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに溶かし
たものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応
した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エー
テル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によっ
て1−(4−ベンジルオキシフェニル)−ヘキサノール
7.5gを分離した(収率64%)。1−(4−ベンジルオキ
シフェニル)−ヘキサノール7.5gをエタノール200mlに
溶解し、パラジウムチャコール200mgを加え水素雰囲気
下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾過
し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキ
シフェニル)−ヘキサノール3.5gを分離した(収率68
%)。
融点81〜83℃ C−13NMRスペクトル(溶媒:DMSO−d6): 156.0 136.8 126.9 114.7ppm以上ベンゼン環に由来
するシグナル。
するシグナル。
72.2 39.2〜22.1 13.8ppm以上ヒドロキシヘキシル基
に由来するシグナル。
に由来するシグナル。
合成例4 1−(4−ヒドロキシフェニル)−オクタノ
ール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル10mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ヘプタ
ン8.1g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反
応させた。これにBBA8.4g(40mmol)をTHF20mlに溶かし
たものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応
した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エー
テル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によっ
て1−(4−ベンジルオキシフェニル)−オクタノール
10.0gを分離した(収率77%)。1−(4−ベンジルオ
キシフェニル)−オクタール10.0gをエタノール200mlに
溶解し、パラジウムチャコール100mgを加え水素雰囲気
下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾過
し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキ
シフェニル)−オクタノール3.2gを分離した(収率45
%)。
ール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル10mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ヘプタ
ン8.1g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反
応させた。これにBBA8.4g(40mmol)をTHF20mlに溶かし
たものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応
した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エー
テル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によっ
て1−(4−ベンジルオキシフェニル)−オクタノール
10.0gを分離した(収率77%)。1−(4−ベンジルオ
キシフェニル)−オクタール10.0gをエタノール200mlに
溶解し、パラジウムチャコール100mgを加え水素雰囲気
下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾過
し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキ
シフェニル)−オクタノール3.2gを分離した(収率45
%)。
融点87〜89℃ C−13NMRスペクトル(溶媒:DMSO−d6): 156.0 136.7 126.8 114.7ppm以上ベンゼン環に由来
するシグナル。
するシグナル。
72.2 39.2〜22.0 13.7ppm以上ヒドロキシオクチル基
に由来するシグナル。
に由来するシグナル。
合成例5 1−(4−ヒドロキシフェニル)−デカノー
ル アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ノナン
9.3g(44mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反応
させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに溶かした
ものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応し
た。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エーテ
ル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲル
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によって
1−(4−ベンジルオキシフェニル)−デカノール7.0g
を分離した(収率50%)。1−(4−ベンジルオキシフ
ェニル)−デカノール7.0gをエタノール200mlに溶解
し、パラジウムチャコール200mgを加え水素雰囲気下、
接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾過し濃
縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸
エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−デカノール2.3gを分離した(収率44%)。
ル アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ノナン
9.3g(44mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反応
させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに溶かした
ものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応し
た。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エーテ
ル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲル
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によって
1−(4−ベンジルオキシフェニル)−デカノール7.0g
を分離した(収率50%)。1−(4−ベンジルオキシフ
ェニル)−デカノール7.0gをエタノール200mlに溶解
し、パラジウムチャコール200mgを加え水素雰囲気下、
接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾過し濃
縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸
エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−デカノール2.3gを分離した(収率44%)。
融点92〜94℃ C−13NMRスペクトル(溶媒:DMSO−d6): 156.0 136.7 126.8 114.7ppm以上ベンゼン環に由来
するシグナル。
するシグナル。
72.2 39.2〜22.0 13.7ppm以上ヒドロキシデシル基に
由来するシグナル。
由来するシグナル。
合成例6 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ウンデカ
ノール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(40mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化デカン
10.0g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反
応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに溶かし
たものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応
した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エー
テル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によっ
て1−(4−ベンジルオキシフェニル)ウンデカノール
7.0gを分離した(収率48%)。1−(4−ベンジルオキ
シフェニル)−ウンデカノール7.0gをエタノール200ml
に溶解し、パラジウムチャコール100mgを加え水素雰囲
気下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾
過し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキ
シフェニル)−ウンデカノール4.6gを分離した(収率88
%)。
ノール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(40mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化デカン
10.0g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反
応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに溶かし
たものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応
した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エー
テル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によっ
て1−(4−ベンジルオキシフェニル)ウンデカノール
7.0gを分離した(収率48%)。1−(4−ベンジルオキ
シフェニル)−ウンデカノール7.0gをエタノール200ml
に溶解し、パラジウムチャコール100mgを加え水素雰囲
気下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾
過し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキ
シフェニル)−ウンデカノール4.6gを分離した(収率88
%)。
融点92〜94℃ C−13NMRスペクトル(溶媒:DMSO−d6): 156.0 136.7 126.8 114.7ppm以上ベンゼン環に由来
するシグナル。
するシグナル。
72.2 39.2〜22.0 13.8ppm以上ヒドロキシウンデシル
基に由来するシグナル。
基に由来するシグナル。
合成例7 1−(4−ヒドロキシフェニル)−トリデカ
ノール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ドデカ
ン11.3g(44mol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反
応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに溶かし
たものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応
した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エー
テル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によっ
て1−(4−ベンジルオキシフェニル)−トリデカノー
ル8.8gを分離した(収率54%)。1−(4−ベンジルオ
キシフェニル)−トリデカノール8.8gをエタノール200m
lに溶解し、パラジウムチャコール100mgを加え水素雰囲
気下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾
過し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキ
シフェニル)−トリデカノール4.6gを分離した(収率68
%)。
ノール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ドデカ
ン11.3g(44mol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反
応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに溶かし
たものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応
した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エー
テル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)によっ
て1−(4−ベンジルオキシフェニル)−トリデカノー
ル8.8gを分離した(収率54%)。1−(4−ベンジルオ
キシフェニル)−トリデカノール8.8gをエタノール200m
lに溶解し、パラジウムチャコール100mgを加え水素雰囲
気下、接触還元した。理論量の水素が吸収された後、濾
過し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(4−ヒドロキ
シフェニル)−トリデカノール4.6gを分離した(収率68
%)。
融点92〜94℃ C−13NMRスペクトル(溶媒:DMSO−d6): 156.0 136.7 126.8 114.7ppm以上ベンゼン環に由来
するシグナル。
するシグナル。
72.2 39.2〜22.0 13.8ppm以上ヒドロキシウンデシル
基に由来するシグナル。
基に由来するシグナル。
合成例8 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタデ
カノール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化テトラ
デカン12.6g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1
時間反応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに
溶かしたものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時
間反応した。トルエンと塩化アンモニウム水溶液を加
え、トルエン抽出した。トルエン層を濃縮し、濃縮物を
シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン)によって1−(4−ベンジルオキシフェニル)−ペ
ンタデカノール11.0gを分離した(収率65%)。1−
(4−ベンジルオキシフェニル)−ペンタデカノール1
1.0gをエタノール200mlに溶解し、パラジウムチャコー
ル200mgを加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の
水素が吸収された後、濾過し濃縮した。濃縮物をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ベンゼン)によ
って1−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタデカノー
ル5.8gを分離した(収率67%)。
カノール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化テトラ
デカン12.6g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1
時間反応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに
溶かしたものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時
間反応した。トルエンと塩化アンモニウム水溶液を加
え、トルエン抽出した。トルエン層を濃縮し、濃縮物を
シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン)によって1−(4−ベンジルオキシフェニル)−ペ
ンタデカノール11.0gを分離した(収率65%)。1−
(4−ベンジルオキシフェニル)−ペンタデカノール1
1.0gをエタノール200mlに溶解し、パラジウムチャコー
ル200mgを加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の
水素が吸収された後、濾過し濃縮した。濃縮物をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ベンゼン)によ
って1−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタデカノー
ル5.8gを分離した(収率67%)。
融点94〜96℃ C−13NMRスペクトル(溶媒:DMSO−d6): 156.1 136.8 126.9 114.7ppm以上ベンゼン環に由来
するシグナル。
するシグナル。
72.3 39.4〜22.1 13.8ppm以上ヒドロキシペンタデシ
ル基に由来するシグナル。
ル基に由来するシグナル。
合成例9 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタデ
カノール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ヘキサ
デカン13.8g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1
時間反応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに
溶かしたものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時
間反応した。トルエンと塩化アンモニウム水溶液を加
え、トルエン抽出した。トルエン層を濃縮し、濃縮物を
シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン)によって1−(4−ベンジルオキシフェニル)−ヘ
プタデカノール10.0gを分離した(収率55%)。1−
(4−ベンジルオキシフェニル)−ヘプタデカノール1
0.0gをエタノール300mlに溶解し、パラジウムチャコー
ル200mgを加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の
水素が吸収された後、濾過し濃縮した。濃縮物をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ベンゼン)によ
って1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタデカノー
ル2.7gを分離した(収率34%)。
カノール アルゴン雰囲気下マグネシウム1.0g(41mmol)を無水
エーテル20mlに加えた。氷冷下撹拌しながら臭化ヘキサ
デカン13.8g(45mmol)を徐々に加え、室温にもどし1
時間反応させた。これにBBA8.8g(41mmol)をTHF20mlに
溶かしたものを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時
間反応した。トルエンと塩化アンモニウム水溶液を加
え、トルエン抽出した。トルエン層を濃縮し、濃縮物を
シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン)によって1−(4−ベンジルオキシフェニル)−ヘ
プタデカノール10.0gを分離した(収率55%)。1−
(4−ベンジルオキシフェニル)−ヘプタデカノール1
0.0gをエタノール300mlに溶解し、パラジウムチャコー
ル200mgを加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の
水素が吸収された後、濾過し濃縮した。濃縮物をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ベンゼン)によ
って1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタデカノー
ル2.7gを分離した(収率34%)。
融点97〜99℃ C−13NMRスペクトル(溶媒:DMSO−d6): 156.0 136.8 126.8 114.7ppm以上ベンゼン環に由来
するシグナル。
するシグナル。
72.2 39.3〜22.0 13.8ppm以上ヒドロキシヘプトタデ
シル基に由来するシグナル。
シル基に由来するシグナル。
[発明の効果] 本発明の皮膚外用剤及び美白剤は、美白効果及び安全
性に優れるものである。
性に優れるものである。
[実施例] 次に実施例をあげて本発明をさらに詳しく、説明す
る。本発明はこれによって限定されるものではない。配
合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明の効果試
験方法及び評価方法について説明する。
る。本発明はこれによって限定されるものではない。配
合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明の効果試
験方法及び評価方法について説明する。
(1) 美白効果 (試験方法) 夏期の太陽光に4時間(1日2時間で2日間)晒され
た被験者70名の上腕内側部皮膚を対象として太陽光を晒
された日の5日後より各試料を朝夕1回ずつ8週間塗布
した。パネルを一群10名に分けて、7群とし下記に示す
処方で試験を行なった。
た被験者70名の上腕内側部皮膚を対象として太陽光を晒
された日の5日後より各試料を朝夕1回ずつ8週間塗布
した。パネルを一群10名に分けて、7群とし下記に示す
処方で試験を行なった。
実施例1〜5の試料 (アルコール相) 95%エチルアルコール 55.0 ポリオキシエチレン(25モル) 硬化ヒマシ油エーテル 2.0 酸化防止剤・防腐剤 適量 香料 適量 薬剤(表1記載) 1.0 (水相) グリセリン 5.0 ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量 イオン交換水 残余 (製法)水相、アルコール相を調整後可溶化する。
(評価方法) 使用後の淡色化効果を下記の判定基準に基づいて判定
した。
した。
(判定) ◎:被験者のうち著効および有効の示す割合が80%以
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜80
%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜30
%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%以
下の場合 表−1より明らかな様に、太陽光に晒された後の効果
は比較例に比べて実施例の方が過剰のメラニン色素の沈
着を防ぎ、色黒になることを予防することが認められ
た。
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜80
%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜30
%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%以
下の場合 表−1より明らかな様に、太陽光に晒された後の効果
は比較例に比べて実施例の方が過剰のメラニン色素の沈
着を防ぎ、色黒になることを予防することが認められ
た。
実施例6 クリーム ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸 エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ウンデカノール20.0
苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールと苛性カ
リを加え溶解し加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分
を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相
を徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度
に保ち反応をおこさせる。その後ホモミキサーで均一に
乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールと苛性カ
リを加え溶解し加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分
を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相
を徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度
に保ち反応をおこさせる。その後ホモミキサーで均一に
乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
実施例7 クリーム ステアリン酸 6.0 ソルビタンモノステアリン酸 エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 プロピレングリコール 10.0 1−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパノール 5.0 グリセリントリオクタノエート 10.0 スクワレン 5.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え加
熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解
して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
おこない、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかき
まぜながら30℃まで冷却する。
熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解
して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
おこない、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかき
まぜながら30℃まで冷却する。
実施例8 クリーム ステアリルアルコール 7.0 ステアリン酸 2.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ブタノール 0.01 香料 適量 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え加
熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解
して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
おこない、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかき
まぜながら30℃まで冷却する。
熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解
して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
おこない、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかき
まぜながら30℃まで冷却する。
実施例9 クリーム 固形パラフィン 5.0 密ロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸 エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石鹸粉末 0.1 硼砂 0.2 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタノール 0.05 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサノール 0.05 イオン交換水 残余 香料 適量 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 (製法)イオン交換水に石鹸粉末と硼砂を加え加熱溶解
して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解し
て70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐
々に加え反応を行う。反応終了後ホモミキサーで均一に
乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解し
て70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐
々に加え反応を行う。反応終了後ホモミキサーで均一に
乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
実施例10 乳液 ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 1−(4−ヒドロキシフェニル)−デカノール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 カルボキシビニルポリマー (商品名:カーボポール941) 0.05 B.F.Goodrich Chemical company 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオ交換水にカルボキシビニルポリマー
を溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチレ
ングリコール1500とトリエタノールアミンを加え加熱溶
解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解
して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
行い、A相を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後
よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
を溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチレ
ングリコール1500とトリエタノールアミンを加え加熱溶
解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解
して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を
行い、A相を加えホモミキサーで均一に乳化し、乳化後
よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
実施例11 乳液 (油相部) ステアリルアルコール 1.5 スクワレン 2.0 ワセリン 2.5 脱臭液状ラノリン 1.5 月見草油 2.0 ミリスチン酸イソプロピル 5.0 グリセリンモノオレート 2.0 ポリオキシエチレン(60モル) 硬化ヒマシ油 2.0 酢酸トコフェロール 0.05 エチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ノナノール 1.0 香料 適量 (水相部) 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 グリセリン 5.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール941) B.F.Goodrich Chemical company 水酸化カリウム 0.2 精製水 残余 (製法)油相部を70℃にて溶解する。水相部を70℃にて
溶解し、水相部に油相部を混合し、乳化機で乳化後熱交
換機で30℃まで冷却する。
溶解し、水相部に油相部を混合し、乳化機で乳化後熱交
換機で30℃まで冷却する。
実施例12 乳液 マイクロクリスタンリンワックス 1.0 密ロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸 エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 1−(4−ジヒドロキシフェニル)−ドデカノール3.0 エチルパラベン 0.3 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え加
熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱溶解
して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜながら、これ
に水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化する。
乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱溶解
して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜながら、これ
に水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化する。
乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
実施例13 ゼリー 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー (商品名:カーボポール940) 1.0 B.F.Goodrich Chemical company 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタデカノール 0.05 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン スルホ
ン酸 ナトリウム 0.05 メチルパラベン 0.2 エチレンジアミンテトラアセテート・3ナトリウム・2
水 0.05 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶解
し、一方95%エタノールに1−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−ペンタデカノール、ポリオキシエチレン(50モ
ル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添加
する。ついで、その他の成分を加えたのち苛性ソーダ、
L−アルギニンで中和させ増粘する。
ン酸 ナトリウム 0.05 メチルパラベン 0.2 エチレンジアミンテトラアセテート・3ナトリウム・2
水 0.05 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶解
し、一方95%エタノールに1−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−ペンタデカノール、ポリオキシエチレン(50モ
ル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添加
する。ついで、その他の成分を加えたのち苛性ソーダ、
L−アルギニンで中和させ増粘する。
実施例14 美容液 (A相) エタノール(95%) 10.0 ポリオキシエチレン(20) オクチルドデカノール 1.0 メチルパラベン 0.15 パントテニールエチルエーテル 0.1 1−(4−ヒドロキシフェニル)−エイコサノール0.05 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940) B.F.Goodrich Chemical company 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。ついでB相を加えたのち充填を
行う。
相を加えて可溶化する。ついでB相を加えたのち充填を
行う。
実施例15 パック (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル) 硬化ヒマシ油 5.0 (B相) 1−(4−ヒドロキシフェニル)−オクタノール 1.0 1−(4−ヒドロキシフェニル)−テトラデカノール 1.0 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタデカノール 1.0 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。ついでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
相にB相を加えて可溶化する。ついでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
実施例16 粉末入りパック (アルコール相) 95%エタノール 10.0 プロピレングリコール 5.0 1−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサデカノール 9.0 1−(4−ヒドロキシフェニル)−エタノール 1.0 香料 適量 色材 適量 (水相) 亜鉛華 25.0 カオリン 20.0 メチルパラベン 0.3 グリセリン 5.0 イオン交換水 残余 (製法)室温にて水相を均一に調整する。ついで室温に
て調整したアルコール相を添加し均一に混合する。
て調整したアルコール相を添加し均一に混合する。
実施例6〜16の皮膚外用剤又は美白剤は、皮膚脱色効
果及び安全性に優れるものであった。
果及び安全性に優れるものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 實 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂研究所内 審査官 塚中 直子 (56)参考文献 特開 昭57−81410(JP,A) 特開 平1−199925(JP,A) 特開 昭61−109743(JP,A) 特開 平3−63213(JP,A) 特開 平2−270812(JP,A) 特開 昭63−68551(JP,A) 特開 昭63−246311(JP,A) 特開 昭64−13017(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00
Claims (2)
- 【請求項1】下記一般式で表されるモノヒドロキシアル
キルフェノール誘導体の一種又は二種以上を含有するこ
とを特徴とする皮膚外用剤。 [式中、Rは炭素数1〜19の直鎖飽和の脂肪族炭化水素
を表わす。] - 【請求項2】下記一般式で表されるモノヒドロキシアル
キルフェノール誘導体の一種又は二種以上を含有するこ
とを特徴とする美白剤。 [式中、Rは炭素数1〜19の直鎖飽和の脂肪族炭化水素
を表わす。]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16596390A JP2971915B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 皮膚外用剤及び美白剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16596390A JP2971915B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 皮膚外用剤及び美白剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0454109A JPH0454109A (ja) | 1992-02-21 |
JP2971915B2 true JP2971915B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=15822340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16596390A Expired - Lifetime JP2971915B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 皮膚外用剤及び美白剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2971915B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5886121B2 (ja) * | 2011-07-01 | 2016-03-16 | 花王株式会社 | メラニン生成抑制剤 |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP16596390A patent/JP2971915B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0454109A (ja) | 1992-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06192062A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2971915B2 (ja) | 皮膚外用剤及び美白剤 | |
JP3081030B2 (ja) | 美白用皮膚外用剤 | |
JP3057207B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3109623B2 (ja) | 美白用皮膚外用剤 | |
JP3285619B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH05255376A (ja) | 5−ヒドロキシ−7−(6”−パラクマロイルグルコシル)フラボノール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 | |
JPH07121854B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH07149622A (ja) | 美白用製剤 | |
JP3150781B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3150780B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3150782B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3150783B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3048700B2 (ja) | 化粧料 | |
JPH05255063A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2962366B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH07206632A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH05255062A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH02270812A (ja) | モノヒドロキシアルキルカテコール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 | |
JPH07173046A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2724946B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH0840821A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH0672848A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH0769859A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH07291849A (ja) | 皮膚外用剤 |