JPH02270812A - モノヒドロキシアルキルカテコール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 - Google Patents

モノヒドロキシアルキルカテコール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤

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JPH02270812A
JPH02270812A JP5714089A JP5714089A JPH02270812A JP H02270812 A JPH02270812 A JP H02270812A JP 5714089 A JP5714089 A JP 5714089A JP 5714089 A JP5714089 A JP 5714089A JP H02270812 A JPH02270812 A JP H02270812A
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JP
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dihydroxyphenyl
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ether
hour
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Application number
JP5714089A
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Inventor
Tsunao Magara
綱夫 真柄
Yoshimori Fujinuma
好守 藤沼
Akira Akiyasu
秋保 暁
Yumiko Suzuki
裕美子 鈴木
Yuki Yamase
山瀬 由記
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明しよ皮膚美白効果のある新規なモノピl”ロキシ
アルキル力テコール誘導体及び、これらの化合物を有効
成分として含有する皮膚美白効果か著しく改良された皮
膚外用剤に関する。
[従来の技術] 皮膚のしみなどの発生機序については一部不明な点もあ
るが、一般には、ホルモンの異常や日光からの紫外線の
刺激か原因となってメラニン色素が形成され、これが皮
膚内に異常沈着するものと考えられている。この様なじ
みやあざの治療法にはメラニンの生成を抑制する物質、
例えばビタミンCを大量に投与する方法、ゲルタデオン
等を注射する方法あるいはコウジ酸、L−アスコルビン
酸、システィンなどを軟膏、クリーム、ローションなど
の形態にして、局所に塗布するなどの方法がとられてい
る。
欧米ではハイドロキノン製剤か医薬品として用いられて
いる。
[発明が解決しようとする課題] (従来技術の問題点) しかしながら、これらの化合物はハイドロキノンを除い
てはその効果の発現がきわめて緩慢であるため、美白効
果が十分でない。一方ハイドロキノンは効果は一応認め
られているが、感作性があるため一般には、使用が制限
されている。そこでその安全性を向上させるため高級脂
肪酸のモノエステルやアルキルモノエーテルなどにする
試みがなされているか、エステル類は体内の加水分解酵
素によって分解されるため必ずしも安全とはいいがたい
し、エーテル類も安全性の面で充分に満足するものが得
られていない。
(発明の目的) このような事情に鑑み、本発明者等は鋭意研究を重ねた
結果、新規なモノヒドロキシアルキルカテコール類がハ
イドロキノン以上に美白効果を発揮することを認め、本
発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は下記一般式て表されるモノヒドロキ
シアルキルカテコール誘導体及びこれを含有することを
特徴とする皮膚外用剤である。
[式中、Rは炭素v12〜〕9の直鎖飽和の脂肪族炭化
水素を表す。] 以下、本発明の構成について詳述する。
本発明に係るモノヒドロキシアルキルカテコール誘導体
は新規化合物であり、公知の合成法、例えば文献:5i
ro 5eno、、J、A11.Chem、Soc、、
81.6240(1959)に記載の方法により合成す
ることができる。
すなわち、無水エーテル中、ハロゲン化アルキルをマグ
ネシウムと反応させ(グリニヤール試薬)、これに3.
4−ジベンジルオキシベンズアルデヒドを反応きせ、接
触還元により脱ベンジル化することによって合成するこ
とかできる。
具体的に物質名を例示すれば、 ]−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−プロパツール
]−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ブタノール1
、−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ペンタノール
]−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ヘキサノール
]−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ヘプタツール
1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−オクタツール
1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ノナノール]
−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−デカノール]−
(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ウンテ゛カノール
1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ドデカノール
]−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−トリデカノー
ル1、−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−テトラデ
カノール 1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ベンタテ゛カ
ノール 1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ヘキサデカノ
ール 1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−へブタデカノ
ー]−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−オクタデカ
ノール 1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ノナテ゛カノ
ール1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−エイコサ
ノール等かあげられる。
本発明の皮膚外用剤は、このようにして得られたモノヒ
ドロキシアルキルカテコール誘導体を少なくとも1種以
上含有し、その配合量は皮膚外用剤全量中の0.001
〜20重景%、好重量くは0601〜5重量%である。
0.001重量%未満では美白効果に乏しく、20重量
%を超えて配合しても効果の増加は望めない。
本発明の皮膚外用剤には上記した必須構成成分の他に通
常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分
、例えば油分、紫外線吸収剤、酸化防止剤、界面活性剤
、保湿剤、香料、水、アルコール、増粘剤、色材、皮膚
栄養剤(酢酸トコフェロール、パントテニールエチルエ
ーテル、グリチルリチン酸塩)等を必要に応して適宜配
合することかできる。
次に本発明に係るモノヒドロキシアルキルカテコール誘
導体の合成例について詳述する。
合成例 1   1−(3,4−ジヒドロキシフェニル
)−ブタノールアルゴン雰囲気下マグネシウム0.2g
(8,1mmol)を無水エーテル35m lに加えた
。水冷下撹拌しながらヨードプロパン1.4g(3,3
mmol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反応させ
た。これにジベンジルオキシベンズアルデヒド(以下D
BBAという)2.0g(6,3mmol)をテトラヒ
ドロフラン(以下THEという)10mlに溶かしたも
のを1時間かけて滴下し、さらに室温で1時間反応した
。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、エーテル
抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリカゲルク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ベンゼン)によって1
−(3,4−ジベンジルオキシフェニル)−ブタノール
1 、75gを分離した(収率95%)。
1−(3,4−ジベンジルオキシフェニル)−ブタノー
ル2.0gをエタノール80m lに)容解し、パラジ
ウムブラック100mgを加え水素雰囲気下、接触還元
した。理論量の水素が吸収された後、濾過し濃縮した。
濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:
ベンゼン)によって1−(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)−ブタノール0.75gを分離した(収率85%)
融点128〜129℃ C−C−13Nスペクトル(溶媒: Acetone−
d 6) ’145.5 144..7 139.0 
11.8.2 115.5  ]、1.3.9ppm以
上ベンゼン環に由来するシグナル。
?3.9 42.6 19.7 14.3ppm以上ヒ
ドロキシブチル基に由来するシグナル。
合成例2  1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−
ヘキサノールアルゴン雰囲気下マグネシウム0.2g(
8,1,mmol)を無水エーテル40m1に加えた。
水冷下撹拌しながらヨードペンタン1.3g(6,6m
mol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反応させる
。これに DBBΔ2.0g(6,3mmol)をTH
F20mlに溶かしたものを1時間かけて滴下しざらに
1時間反応する。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を
加え、エーテル抽出する。エーテル層を濃縮し、濃縮物
をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ベンゼ
ン)によって1.−(3,4−ジベンジルオキシフェニ
ル)−ヘキサノール0.85gを分離した(収率33%
)。
上記の操作を繰り返して得た1−(3,4−ジベンジル
オキシフェニル)−ヘキサノール3.07gをエタノー
ル1.00m1に溶解し、パラジウムブラック100m
gを加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の水素が
吸収された後、濾過し濃縮する。濃縮物をシリカゲルク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:ベンゼン)によって1
−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ヘキサノール0
.75gを分離した(収率85%)。
融点117〜118℃ C−C−13Nスペクトル(溶媒: Acetone−
d 6) :145.6 144.7 139.0 1
18.2 115.5 113.9ppm以上ベンゼン
環に由来するシグナル。
?4..1. 4.0.4. 32.6 26.3 2
3.3 14.3ppm以上ヒドロキシヘキシル基に由
来するシグナル。
合成例  3  1.−(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)−オクタツールアルゴン雰囲気下マグネシウム0.
4g(16mmol)を無水エーテル60m1に加えた
。水冷下撹拌しなからヨードヘプタン4.4g(19m
mol)を徐々に加え、室温にもどし1時間反応させた
。これに DBBA3゜8g (12mmo l)をT
HF20mlに溶かしたものを1時間かけて滴下しざら
に1時間反応した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液
を加え、エーテル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮
物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル;ベン
ゼン)によって1−(3,4−ジベンジルオキシフェニ
ル)−オクタツール 1.6gを分離した(収率32%
)。
上記の操作を繰り返して得た1−(3,4−ジベンジル
オキシフェニル)−オクタツール2.9gをエタノール
100m lに溶解し、パラジウムブラック100mg
を加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の水素が吸
収された後、濾過し濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−
(3,4−ジヒドロキシフェニル)−オクタツール1.
2gを分離した(収率73%)。
融点114〜116℃ 合成例  4    ] −(]3.4−ジヒドVキシ
フェニル−デカノールアルゴン雰囲気下マグネシウムl
 、 Og (42mmo l )を無水エーテル5m
lに加えた。水冷下撹拌しながら臭化ノナン1.Og(
5mmol)を加え反応させた。臭化ノナン6.0g(
24mmoりをエーテル1.5mlに溶かしたものを徐
々に加え、室温にもどし4時間反応させ、ざらに還流さ
せ0.5時間反応させた。室温までもどしこれにD B
 B A 8.0g(25mmol)をT HF 40
m1に溶かしたものを1時間かけて滴下しざらに1時間
反応した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を加え、
エーテル抽出する。エーテル層を濃縮し、濃縮物をシリ
カゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル;ベンゼン)に
よって1−(3,4−ジベンジルオキフェニル)−デカ
ノール4,8gを分離した(収率44%)。
」二記の操作を繰り返して得た1、−’(3,4−ジベ
ンジルオキシフェニル)−テ゛カノール4,8gをエタ
ノール]00m1に溶解し、パラジウムブラック100
mgを加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の水素
か吸収された後、濾過し濃縮した。濃縮物をシリカゲル
クロマトグラフィー(酢酸エヂル:ベンゼン)1] によって1−(3,4−ジしトロキシフェニル)−デカ
ノール2.6gを分離した(収率92%)。
融点106〜108℃ 合成例  5    ] −(]3.4−ジヒドロキシ
フェニル−ウ′)1カノールアルゴン雰囲気下マグネシ
ウム0.5g(21mmol)を無水エーテル5mlに
加えた。水冷下撹拌しなから臭化デカン1 、 Og 
(5mmo l )を加え反応させた。臭化デカン4.
Og(18mmol)をエーテル15m1に溶かしたも
のを徐々に加え、室温にもどし4時間反応さゼ、さらに
還流させ0.5時間反応させる。室温までもどしこれに
D B B A 4.0g(13mmol)をT HF
 30m1に溶かしたものを1時間かけて滴下しざらに
1時間反応した。エーテルと塩化アンモニウム水溶液を
加え、エーテル抽出した。エーテル層を濃縮し、濃縮物
をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エヂル:ベンゼ
ン)によって1.−(3,4−ジベンジルオキシフェニ
ル)−ウンデカノール4.3gを分離した(収率73%
)。
−1−記の操作を繰り返して得た1−(3,4−ジベン
ジルオキシフェニル)−ウンデカノール8.4gをエタ
ノール]00m1に溶解し、パラジウムブラック]00
mgを加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の水素
か吸収された後、濾過し濃縮する。濃縮物をシリカゲル
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ベンゼン)によって
1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ウンデカノー
ル4.3gを分離した(収率84%)。
融点116〜117℃ 合成例  6  1−(3,4−ジヒドロキシフェニル
)−トリデカノールアルゴン雰囲気下マグネシウム0.
25g(llmmol)を無水エーテル5mlに加える
。水冷下撹拌しなから臭化ドデカン0.5g(2mmo
l)を加え反応ざぜた。臭化ドデカン2 、 Og(8
mmo l )をエーテル15m1に溶かしたものを徐
々に加え、室温にもどし4時間反応させ、さらに還流さ
せ0.5時間反応ざぜた。室温までもどしこれにDBB
Δ2.Og (6mmo l )を’「l(F 20m
1に溶かしたものを1時間かけて滴下しさらに1時間反
応した。トルエンと塩化アンモニウム水溶液を加え、 
l−ルエン抽出した。トルエン層を濃縮し、濃縮物をシ
リカゲルクロマトグラフィー(酢酸エヂル:ヘンゼン)
によって1−(3,4−ジベンジルオキシフェニル)−
トリデカノール2.3gを分割した(収率75%)。
上記の操作を繰り返して得た]−(3,4−ジベンジル
オキシフェニル)−トリデカノール4.6gをエタノー
ル100m lに溶解し、パラジウムブラック100m
gを加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の水素か
吸収された後、濾過しシリカゲルクロマトグラフィー(
酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(3゜4−ジヒド
ロキシフェニル)−トリデカノール2.3gを分離した
(収率76%)。
融点110〜112℃ C−13N M Rスペクトル(溶媒:CDC13):
144.114.3.8 134.7 120.2 1
.14.5 1.1.2.7ppm以−1−ヘンゼン環
に由来するシグナル。
82.7 63.9 37.6 31..9 29.7
 29.5 29.425.9 22.7 15.0 
14.1  以上ヒドロキシトリテ゛カン基によるシグ
ナル。
]4 合成例  7  1−(3,4−ジヒドロキシフェニル
)〜ペンタデカノールアルゴン雰囲気下マグネシウム1
 、0g (42mmo l )を無水エーテル5ml
に加える。水冷下撹拌しながら臭化テトラデカン3.0
g(llmmol)を加え反応させた。
臭化テトラデカン12.Og(43mmol)をエーテ
ル15m1に溶かしたものを徐々に加え、室温にもどし
4時間反応させ、ざらに還流させ0.5時間反応させた
室温までもどしこれにD B B A 2.0g(6m
mol)をTHF20mlに溶かしたものを1時間かけ
て滴下しさらに1時間反応した。トルエンと塩化アンモ
ニウム水溶液を加え、トルエン抽出した。トルエン層を
濃縮し、濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸
エチル:ベンゼン)によって1−(3,4−ジベンジル
オキシフェニル)−ベンタテ゛カノール6.03gを分
離した(収率46%)。
1−(3,4−ジベンジルオキシフェニル)−ペンタデ
カノール4.6gをエタノール100m1に溶解し、パ
ラジウムブラック100mgを加え水素雰囲気下、接触
還元する。理論量の水素が吸収きれた後、濾過しシリカ
ゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ベンザン)によ
って1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ペンタデ
カノール3.6gを分離した(収率92χ)。
融点66〜68℃ C−13N M Rスペクトル(溶媒;CDC13):
144.2 143.9 134.6 120.2 1
14.6 1.12.7ppm以上ベンゼン環に由来す
るシグナル。
82.8 64.0 37.6 31..9 29.8
 29.6 29.426.0 22.7 15.0 
14.lppm以上ヒドロキシペンタデカン基によるシ
グナル。
合成例  8  1−(3,4−ジヒドロキシフェニル
)−オククチカノールアルゴン雰囲気下マグネシウム1
.0g(42mmol)を無水エーテル5mlに加える
。水冷下撹拌しながら臭化ヘキサデカン3.0g(ll
mmol)を加え反応させる。
臭化へキサデカン13.Og(43mmol)をエーテ
ル15m1に溶かしたものを徐々に加え、室温にもどし
4時間反応させ、さらに還流させ0.5時間反応させる
室温までもどしこれにD B B A 8.0g(25
mmol)をT HF 30m1に溶かしたものを1時
間かけて滴下しさらに1時間反応する。トルエンと塩化
アンモニラム水溶液を加え、トルエン抽出した。トルエ
ン層を濃縮し、濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー
(酢酸エヂル:ヘンゼン)によって1−(3,4−ジベ
ンジルオキシフェニル)−オクタデカノール13゜0g
を分離した(収率95%)。
上記の操作を繰り返して得た]、−(3,4−ジベンジ
ルオキシフェニル)−オクタデカノール4,6gをエタ
ノール100m1に)容解し、パラジウムブラック10
0mgを加え水素雰囲気下、接触還元した。理論量の水
素が吸収された後、濾過しシリカゲルクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:ベンゼン)によって1−(3゜4−ジ
ヒ1くロキシフェニル)−オクタデカノール2゜3gを
分離した(収率29%)。
融点69〜71℃ C−C−13Nスペクトル(溶媒:CDCl5):14
.4..2 143.9 134.6 120.2 1
14.6 112.7ppm以」−ベンゼン環に由来す
るシグナル。
82.8 64.0 37.6 32.0 29.8 
29.6 29.426.0 22.7 15.0 1
4.lppm以上ヒドロキシオクタテ゛カン基によるシ
グナル。
[実施例] 次に実施例をあげて本発明をざらに詳しく、説明する。
本発明はこれによって限定されるものではない。配合量
は重量%である。
(1)  美白効果テスト (試験方法) 夏期の太陽光に3時間(1日1.5時間で2日間)晒さ
れた被験者70名の上腕的側部皮膚を対象として太陽光
を晒された日の5日後より各試料を朝夕1回ずつ8週間
塗布した。パネルを一群10名に分けて、7群とし下記
に示す処方で試験を行なった。
実施例1〜5の試料 (アルコール相)           重量%95%
エチルアルコール        25.0ポリオキシ
エチレン(25モル) 硬化ヒマシ油エーテル       2.0酸化防止剤
・防腐剤         適量香料        
        適量薬剤(表1記載)0.5 (水相) グリセリン             5・0ヘキサメ
タリン酸ナトリウム     適量紫外線吸収剤   
         適量イオン交換水        
    残余(製法)水相、アルコール相を調整後可溶
化する。
(評価方法) 使用後の淡色化効果を下記の判定基準にもとずし1て判
定した。
(判定) 0:被験者のうち著効および有効の示す割合が80%以
上の場合 O;被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜8
0%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜3
0%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が30%以
下の場合 表1より明らかな様に、太陽光に晒された後の効果は比
較例に比べて実施例の方が過剰のメラニン色素の沈着を
防ぎ、色黒になることを予防することが認められた。
実施例6   クリーム ステアリン酸              5.0ステ
アリルアルコール          4.0ステアリ
ン酸ブチルアルコール エステル               8.0グリセ
リンモノステアリン酸 エステル               2.0プロピ
レングリコール          10.0l−(3
,4−ジヒドロキシフェニル)−ウンデカノール   
 ″         20.0苛性カリ      
           0.2吐硫酸水素ナトリウム 
         0.01香料          
        適量イオン交換水         
    残余(製法)イオン交換水にプロピレングリコ
ールとと (つ 苛性カリを加え溶解し加熱して70℃に保つ(水相)。
他の成分を混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。
水相に油相を徐々に加え、全部加え終わってからしばら
くその温度に保ち反応をおこさせる。その後ホモミキサ
ーで均一に乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却
する。
実施例7    クリーム ステアリン酸              6.0ソル
ビタンモノステアリン酸 エステル               2.0ポリオ
キシエチレン(20モル) ソルビタンモノステアリン酸エステル   1.5プロ
ピレングリコール          10.0l−(
3,4−ジヒドロキシフェニル)−プロパツール   
            5.0亜硫酸水素ナトリウム
          0.01エチルパラベン    
         0.3香料           
       適量イオン交換水          
    残余(製法)イオン交換水にプロピレングリコ
ールを加え加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を
混合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相
を加え予備乳化をおこない、ホモミキサーで均一に乳化
した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
実施例8    クリーム ステアリルアルコール         7.0ステア
リン酸             2.0水添ラノリン
              2.0スクワラン   
           5.02−オクチルドデシルア
ルコール     6.0ポリオキシエチレン(25モ
ル) セヂルアルコールエーテル       3.0グリセ
リンモノステアリン酸エステル  2.0プロピレング
リコール         5.01、−(3,4−ジ
ヒドロキシフェノキシ)−ブタノール        
     0.005香料             
    適量亜硫酸水素ナトリウム         
0.03エチルパラベン            0.
3イオン交換水            残余(製法)
イオン交換水にプロピレングリコールを加え加熱して7
0℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して7
0℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化をおこ
ない、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくかきまぜ
ながら30℃まで冷却する。
実施例9   クリーム 固形パラフィン            5.0密ロウ
              10.0ワセリン   
           15.0流動パラフイン   
        41.0グリセリンモノステアリン酸 エステル              2.0ポリオキ
シエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0石鹸粉末 
             0.1硼砂       
         0.2l−(3,4−ジヒドロキシ
フェニル)−ペンタノール            0
.051−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ヘキサ
ノール            0.05イオン交換水
            残余香料         
        適量亜硫酸水素すトリウム     
   0.03エチルパラヘン           
0.3(製法)イオン交換水に石鹸粉末と硼砂を加え加
熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加
熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきま
ぜながら徐々に加え反応を行う。反応終了後ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
実施例10     乳液 ステアリン酸             2.5セチル
アルコール          1.5ワセリン   
            5.0流動パラフイン   
        10.0ポリオキシエチレン(10モ
ル) モノオレイン酸エステル      2.0ポリエチレ
ングリコール1500      3.0トリエタノー
ルアミン         1.0l−(3,4−ジヒ
ドロキシフェニル)−へブタノ−410,0イオン交換
水            残余香料        
        適量亜硫酸水素ナトリウム     
   0.01エチルパラベン           
 0.3(製法)イオン交換水にポリエチレングリコー
ル1500とトリエタノールアミンを加え加熱溶解して
70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して
70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行
いホモミキサーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜな
がら30℃まで冷却する。
実施例11     乳液 (油相部) ステアリン酸             1.0ピース
ワツクス            1.0ワセリン  
             2・5脱臭ラノリン   
          1.5月見草油        
      2.0ミリスチン酸イソプロピル    
   5.0ポリオキシエチレン(60モル) 硬化ヒマシ油  2.0 酢酸トコフェロール         0.05エチル
パラベン           0.2ブチルパラベン
           0.1香料         
       適量(水相部) ]−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−ノナノール 
            8.0亜硫酸水素ナトリウム
        0.01グリセリン        
     5.0ヒアルロン酸ナトリウム      
  0.01カルボキシビニルポリマー       
0.2水酸化カリウム            0.2
精製水                残余(製法)
油相部を70°Cにて溶解する。水相部を70゜Cにて
溶解し、水相部に油相部を混合し、乳化機で乳化後熱交
換機で30°Cまて冷却する。
実施例12    乳液 マイクロクリスタリンワックス      1.0密ロ
ウ                2.0ラノリン 
               20.0流動パラフイ
ン             10.0スクワラン  
             5.0ソルビタンセスキオ
レイン酸 エステル               4・0ポリオ
キシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル   1.0プロピ
レングリコール          7.0l−(3,
4−ジヒドロキシフェニル)−Fデカノール     
          3.0イオン交換水      
        残余香料             
     適量エチルパラベン           
  0.3亜硫酸水素ナトリウム          
0.01(製法)イオン交換水にプロピレングリコール
を加え加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合
し加熱溶解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜ
ながら、これに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一
に乳化する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却
する。
実施例13     ゼリー 95%エチルアルコール        10.0ジプ
ロピレングリコール       15.0ポリオキシ
エチレン(15モル) オレイルアルコールエーテル    2.0カルボキシ
ビニルポリマー (商品名;カーボボール941)    1.0B、F
、Goodrich  Chemical  comp
any苛性ソーダ             0.15
L−アルギニン           0.1l−(3
,4−ジヒドロキシフェニル)−ペンタデカノール  
        7,0紫外線吸収剤        
    適量香料                適
量メチルパラベン            0.2エチ
ルパラベン           0.3イオン交換水
            残余(製法)イオン交換水に
カーボボール941を均一に溶解し、一方95%エタノ
ールにジプロピレングリコール、ポリオキシエチレン(
15モル)オレイルアルコールエーテル、その他の成分
を溶解し、水相に添加する。ついで苛性ソーダ、L−ア
ルギニンで中和させ増粘する。
実施例14     美容液 (A) エタノール(95%)            10.
0ポリオキシエチレン(20) オレイルエーテル   1.0 メチルパラベン            0.15パン
トテニールエチルエーテル     0.1(B) 水酸化カリウム            0.1(C) グリセリン             5.0ジプロピ
レングリコール        10.0亜硫酸水素ナ
トリウム         0.031、−(3,4−
ジヒドロキシフェニル)−エイコサノール      
      7.0カルボキシビニルポリマー    
   0.2精製水                
残余A、Cをそれぞれ均一に溶解し、CにAを加えて可
溶化する。ついでBを加えたのち充填を行う。
実施例15    パック 1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−オクタノール
            1.0l−(3,4−ジヒド
ロキシフェニル)−テトラデカノール        
  1.0l−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−へ
ブクヂヵノール          1.0亜硫酸水素
ナトリウム         0.03ポリビニルアル
コール (ケン化度90、重合度2,000) ’      
13.0エタノール              7.
0グリセリン             10.0オリ
ーブ油              3.0酢酸トコフ
エロール         。、2エチルパラベン  
          0.2香料          
       0.2精製水            
   残余(製法)各成分を80’Cで加熱混合したの
ち充填を行う。
実施例16    粉末入りパック (アルコール相) 95χエタノール            2.0エヂ
ルパラベン            0.3香料   
              適量色材       
         適量1−(3,4−ジヒドロキシフ
ェニル)−へキ号デカノール         15.
0(水相) プロピレングリコール         7.0亜鉛華
               25.0カオリン  
           20.0イオン交換水    
        残余(製法)室温にて水相を均一に調
整する。ついで室温にて調整したアルコール相を添加し
均一に混合する。
[発明の効果1 本発明で得られた皮膚外用剤はいずれも実施例1〜5で
行なった美白効果テストにおいて美白効果が認められた
特許出願人  株式会社 資生堂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式で表されるモノヒドロキシアルキルカ
    テコール誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは炭素数2〜19の直鎖飽和の脂肪族炭化水
    素を表す。]
  2. (2)下記一般式で表されるモノヒドロキシアルキルカ
    テコール誘導体を含有することを特徴とする皮膚外用剤
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは炭素数2〜19の直鎖飽和の脂肪族炭化水
    素を表す。]
JP5714089A 1989-03-09 1989-03-09 モノヒドロキシアルキルカテコール誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤 Pending JPH02270812A (ja)

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