JPH07206469A - 表示管のコーンに用いるガラス、このガラスのコーンを有する表示管エンベロープおよびこのガラスからコーンを製造する方法 - Google Patents
表示管のコーンに用いるガラス、このガラスのコーンを有する表示管エンベロープおよびこのガラスからコーンを製造する方法Info
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用済み表示管から生じたコーンガラスとス
クリーンガラスとの破砕した混合物から製造された新規
なコーンガラス、このようなガラスの製造方法およびこ
のようなコーンガラスからコーンを製造する方法を提供
する。 【構成】 表示管エンベロープ１のコーン３に用いる新
規なタイプのガラス。このガラスを、リサイクルされる
表示管エンベロープのスクリーンガラスおよびコーンガ
ラスをリサイクルすることにより製造する。スクリーン
およびコーンガラスの破片の混合物に他のガラス形成成
分を加えて、コーンガラスに適切に用いることができる
新規なガラス組成を形成する。ガラスは比較的高いＢａ
ＯおよびＳｒＯ含量を有することを特徴とする。ガラス
は０．６Åにおいて少なくとも６５ｃｍ-1のＸ線吸収を
有する。
クリーンガラスとの破砕した混合物から製造された新規
なコーンガラス、このようなガラスの製造方法およびこ
のようなコーンガラスからコーンを製造する方法を提供
する。 【構成】 表示管エンベロープ１のコーン３に用いる新
規なタイプのガラス。このガラスを、リサイクルされる
表示管エンベロープのスクリーンガラスおよびコーンガ
ラスをリサイクルすることにより製造する。スクリーン
およびコーンガラスの破片の混合物に他のガラス形成成
分を加えて、コーンガラスに適切に用いることができる
新規なガラス組成を形成する。ガラスは比較的高いＢａ
ＯおよびＳｒＯ含量を有することを特徴とする。ガラス
は０．６Åにおいて少なくとも６５ｃｍ-1のＸ線吸収を
有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表示管のコーンに用い
るガラスに関する。本発明はまた、コーンおよびコーン
がこのようなガラスから製造された表示管エンベロープ
に関する。本発明はさらに、コーンガラスの製造方法お
よびこのようなガラスからコーンを製造する方法に関す
る。
るガラスに関する。本発明はまた、コーンおよびコーン
がこのようなガラスから製造された表示管エンベロープ
に関する。本発明はさらに、コーンガラスの製造方法お
よびこのようなガラスからコーンを製造する方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】表示管、例えばＴＶ受信機およびコンピ
ュータモニタに用いられる表示管は、スクリーン、コー
ンおよびネックから構成されている排気したガラスエン
ベロープを有する。ネックは、１つ以上の電子銃を備え
たエンベロープの部分である。スクリーンは、特に１種
以上の発光物質（リン光体）を有する。コーンは、表示
管の漏斗型部分である。上記の３つの部分は、物理的性
質が互いに適合された異なるガラス組成を有する。重要
な物理的性質の例は：融点、熱膨張係数、Ｘ線吸収およ
び抵抗率である。スクリーンおよびコーンは、溶融ガラ
ス混合物をプレスし、シールガラスにより互いに密封す
ることにより製造される。表示管は、高電圧（例えば２
５ｋＶ）下で作動し、スクリーンの前方のシャドーマス
クおよびガラスに対する電子衝撃の結果Ｘ線を発生す
る。
ュータモニタに用いられる表示管は、スクリーン、コー
ンおよびネックから構成されている排気したガラスエン
ベロープを有する。ネックは、１つ以上の電子銃を備え
たエンベロープの部分である。スクリーンは、特に１種
以上の発光物質（リン光体）を有する。コーンは、表示
管の漏斗型部分である。上記の３つの部分は、物理的性
質が互いに適合された異なるガラス組成を有する。重要
な物理的性質の例は：融点、熱膨張係数、Ｘ線吸収およ
び抵抗率である。スクリーンおよびコーンは、溶融ガラ
ス混合物をプレスし、シールガラスにより互いに密封す
ることにより製造される。表示管は、高電圧（例えば２
５ｋＶ）下で作動し、スクリーンの前方のシャドーマス
クおよびガラスに対する電子衝撃の結果Ｘ線を発生す
る。
【０００３】表示管のスクリーンに用いるガラスは特に
以下の要求を満たさなければならない：高いＸ線吸収、
電子線およびＸ線による変色がないこと並びに満足な溶
融性および加工性。上記ガラスは、電子線による変色を
抑制するために、ＰｂＯを全く含まないかまたはほとん
ど含まないのが好ましい。所望のＸ線吸収を得るため
に、上記スクリーンガラスは５〜１３重量％のＢａＯお
よび５〜１３重量％のＳｒＯおよび随意に数％のＺｒＯ
2 を含む。
以下の要求を満たさなければならない：高いＸ線吸収、
電子線およびＸ線による変色がないこと並びに満足な溶
融性および加工性。上記ガラスは、電子線による変色を
抑制するために、ＰｂＯを全く含まないかまたはほとん
ど含まないのが好ましい。所望のＸ線吸収を得るため
に、上記スクリーンガラスは５〜１３重量％のＢａＯお
よび５〜１３重量％のＳｒＯおよび随意に数％のＺｒＯ
2 を含む。
【０００４】コーンガラスは特に以下の要求を満たさな
ければならない：高いＸ線吸収、高い抵抗率並びに満足
な溶融性および加工性。電子線による変色は問題ではな
い。コーンの壁の厚さがスクリーンの壁の厚さより薄い
ため、コーンガラスのＸ線吸収係数μ（０．６Åの波長
においてｃｍ-1で表される）はスクリーンガラスのＸ線
吸収係数より高くなければならない。現在のコーンガラ
スにおいて、μは≧６５ｃｍ-1の値を有する（０．６Å
において）。この高いμの値は、コーンガラス中の高い
ＰｂＯ濃度により達成される。ＰｂＯとＳｒＯとの濃度
が等しい際には、ＰｂＯのＸ線吸収効率はＳｒＯのＸ線
吸収効率の１．５倍である。代表例において、現在のコ
ーンガラスは約２３重量％のＰｂＯを含む。原料が極め
て高価であるため、現在のコーンガラスはＳｒＯをほと
んど含まず、ＢａＯ＋ＳｒＯの合計は約１．５重量％で
ある。
ければならない：高いＸ線吸収、高い抵抗率並びに満足
な溶融性および加工性。電子線による変色は問題ではな
い。コーンの壁の厚さがスクリーンの壁の厚さより薄い
ため、コーンガラスのＸ線吸収係数μ（０．６Åの波長
においてｃｍ-1で表される）はスクリーンガラスのＸ線
吸収係数より高くなければならない。現在のコーンガラ
スにおいて、μは≧６５ｃｍ-1の値を有する（０．６Å
において）。この高いμの値は、コーンガラス中の高い
ＰｂＯ濃度により達成される。ＰｂＯとＳｒＯとの濃度
が等しい際には、ＰｂＯのＸ線吸収効率はＳｒＯのＸ線
吸収効率の１．５倍である。代表例において、現在のコ
ーンガラスは約２３重量％のＰｂＯを含む。原料が極め
て高価であるため、現在のコーンガラスはＳｒＯをほと
んど含まず、ＢａＯ＋ＳｒＯの合計は約１．５重量％で
ある。
【０００５】ネックの壁の厚さがコーンの壁の厚さより
薄い際には、ネックガラスはさらに高いμの値、即ちμ
≧１００ｃｍ-1（０．６Åにおいて）を有しなければな
らない。このことは、ＰｂＯの濃度をさらに高く、即ち
３０〜３５重量％とすることにより達成される。ネック
は引き抜きガラス管から製造される。
薄い際には、ネックガラスはさらに高いμの値、即ちμ
≧１００ｃｍ-1（０．６Åにおいて）を有しなければな
らない。このことは、ＰｂＯの濃度をさらに高く、即ち
３０〜３５重量％とすることにより達成される。ネック
は引き抜きガラス管から製造される。
【０００６】将来政府の政策により、ＴＶ受信機および
モニタの製造者には、ＴＶ受信機およびモニタの寿命が
終了する際に装置を回収し、リサイクルすることが義務
づけられるであろう。このようにして、廃棄物の量およ
び従って屑が廃棄場において占める空間が減少する。さ
らに、原料およびエネルギーを節約することができる。
リサイクルするＴＶ受信機のガラス表示管は最も重い、
即ち重量が約２０ｋｇまでの構成部品である。前記のこ
とから、表示管の構成部品は異なるガラス組成を有する
ことが明らかである。このためにガラス表示管のリサイ
クル工程が複雑になっている。例えば、表示管が作動し
ている間にＰｂＯにより表示スクリーンが茶色に着色さ
れるため、ＰｂＯを含む使用済みコーンガラスを用いて
新たなスクリーンガラスを製造することはできない。同
様の理由により、スクリーンガラスとコーンガラスとの
混合物を用いて新たなスクリーンガラスを製造すること
はできない。可能な解決法は、スクリーンとコーンと
を、例えばダイヤモンド研削砥石により分離することで
ある。洗浄処理の後、スクリーンをリサイクルして新た
なスクリーンガラスを形成し、コーンをリサイクルして
新たなコーンガラスを形成することができる。しかし、
この方法は極めて手間がかかる。
モニタの製造者には、ＴＶ受信機およびモニタの寿命が
終了する際に装置を回収し、リサイクルすることが義務
づけられるであろう。このようにして、廃棄物の量およ
び従って屑が廃棄場において占める空間が減少する。さ
らに、原料およびエネルギーを節約することができる。
リサイクルするＴＶ受信機のガラス表示管は最も重い、
即ち重量が約２０ｋｇまでの構成部品である。前記のこ
とから、表示管の構成部品は異なるガラス組成を有する
ことが明らかである。このためにガラス表示管のリサイ
クル工程が複雑になっている。例えば、表示管が作動し
ている間にＰｂＯにより表示スクリーンが茶色に着色さ
れるため、ＰｂＯを含む使用済みコーンガラスを用いて
新たなスクリーンガラスを製造することはできない。同
様の理由により、スクリーンガラスとコーンガラスとの
混合物を用いて新たなスクリーンガラスを製造すること
はできない。可能な解決法は、スクリーンとコーンと
を、例えばダイヤモンド研削砥石により分離することで
ある。洗浄処理の後、スクリーンをリサイクルして新た
なスクリーンガラスを形成し、コーンをリサイクルして
新たなコーンガラスを形成することができる。しかし、
この方法は極めて手間がかかる。
【０００７】欧州特許出願第ＥＰ−Ａ−５２５２２６号
明細書において、表示管をリサイクルする方法が記載さ
れている。完全な表示管を破砕機において破砕し、粉砕
してガラス破片の混合物とする。表示管の金属部品、例
えばシャドーマスクを除去する。ガラス破片を水で洗浄
してラッカー、リン光体等を除去する。スクリーンガラ
スおよびコーンガラス破片を手で区別し、その後区別し
たタイプのガラスを個別に再利用する。上記文献には、
１０％までの使用済みガラス破片をガラス溶融体に加え
ることが述べられている。既知の方法の欠点は、スクリ
ーンガラスとコーンガラスとを手で時間を費やして区別
しなければならないことである。
明細書において、表示管をリサイクルする方法が記載さ
れている。完全な表示管を破砕機において破砕し、粉砕
してガラス破片の混合物とする。表示管の金属部品、例
えばシャドーマスクを除去する。ガラス破片を水で洗浄
してラッカー、リン光体等を除去する。スクリーンガラ
スおよびコーンガラス破片を手で区別し、その後区別し
たタイプのガラスを個別に再利用する。上記文献には、
１０％までの使用済みガラス破片をガラス溶融体に加え
ることが述べられている。既知の方法の欠点は、スクリ
ーンガラスとコーンガラスとを手で時間を費やして区別
しなければならないことである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特
に、使用済み表示管、即ちリサイクルされる表示管から
発生した大量の（５０重量％まで）混合破砕コーンガラ
スおよびスクリーンガラスから製造することができる新
規なコーンガラスであって、このコーンガラスがわずか
な量の未使用の原料を含む新規なコーンガラスを提供す
ることにある。さらに、コーンガラスは所望の物理的お
よび化学的性質を有しなければならない。さらに、本発
明は、このようなコーンガラスを、リサイクルされる表
示管から発生した大量の混合コーンおよびスクリーンガ
ラスを用いることにより製造する方法を提供することを
目的とする。本発明はさらに、このようなコーンガラス
から製造されたコーンを製造する方法を提供することを
目的とする。
に、使用済み表示管、即ちリサイクルされる表示管から
発生した大量の（５０重量％まで）混合破砕コーンガラ
スおよびスクリーンガラスから製造することができる新
規なコーンガラスであって、このコーンガラスがわずか
な量の未使用の原料を含む新規なコーンガラスを提供す
ることにある。さらに、コーンガラスは所望の物理的お
よび化学的性質を有しなければならない。さらに、本発
明は、このようなコーンガラスを、リサイクルされる表
示管から発生した大量の混合コーンおよびスクリーンガ
ラスを用いることにより製造する方法を提供することを
目的とする。本発明はさらに、このようなコーンガラス
から製造されたコーンを製造する方法を提供することを
目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、本質的
に以下の成分（重量％）： ＳｉＯ2 ＞４５ Ａｌ2 Ｏ3 ２．０〜６．５ Ｎａ2 Ｏ ４．５〜９．０ Ｋ2 Ｏ ４．５〜９．０ ＭｇＯ ０．０〜４．０ ＣａＯ ０．０〜４．０ ＳｒＯ １．０〜７．５ ＢａＯ ３．０〜７．５ ＰｂＯ １６〜２４ から成ることを特徴とするガラスにより達成される。
に以下の成分（重量％）： ＳｉＯ2 ＞４５ Ａｌ2 Ｏ3 ２．０〜６．５ Ｎａ2 Ｏ ４．５〜９．０ Ｋ2 Ｏ ４．５〜９．０ ＭｇＯ ０．０〜４．０ ＣａＯ ０．０〜４．０ ＳｒＯ １．０〜７．５ ＢａＯ ３．０〜７．５ ＰｂＯ １６〜２４ から成ることを特徴とするガラスにより達成される。
【００１０】既知のコーンガラスと比較して、本発明の
新規なコーンガラスははるかに多量のＳｒＯおよびＢａ
Ｏを含み、これはＸ線吸収において好ましい効果を有す
る。既知のコーンガラスにおいて、ＢａＯ＋ＳｒＯの合
計は、ＳｒＯの原料の費用が高いため、最大３重量％で
ある。本発明のコーンガラス中のＢａＯおよびＳｒＯの
含量は、リサイクルされる表示管エンベロープのスクリ
ーンガラスに起因する。コーンガラスの組成は、所望の
物理的および化学的特性が得られ、上記コーンガラス
を、リサイクルされる表示管エンベロープのスクリーン
およびコーンのガラス破片の混合物からかなりの程度
（５０重量％まで）で製造することができるようにす
る。この新規なタイプのコーンガラスを製造するにあた
り、新たなコーンガラス破片および新たな原料、特にＰ
ｂＯ、および精製剤例えばＳｂ2 Ｏ3 を、上記使用済み
ガラス破片に加える。
新規なコーンガラスははるかに多量のＳｒＯおよびＢａ
Ｏを含み、これはＸ線吸収において好ましい効果を有す
る。既知のコーンガラスにおいて、ＢａＯ＋ＳｒＯの合
計は、ＳｒＯの原料の費用が高いため、最大３重量％で
ある。本発明のコーンガラス中のＢａＯおよびＳｒＯの
含量は、リサイクルされる表示管エンベロープのスクリ
ーンガラスに起因する。コーンガラスの組成は、所望の
物理的および化学的特性が得られ、上記コーンガラス
を、リサイクルされる表示管エンベロープのスクリーン
およびコーンのガラス破片の混合物からかなりの程度
（５０重量％まで）で製造することができるようにす
る。この新規なタイプのコーンガラスを製造するにあた
り、新たなコーンガラス破片および新たな原料、特にＰ
ｂＯ、および精製剤例えばＳｂ2 Ｏ3 を、上記使用済み
ガラス破片に加える。
【００１１】本発明のコーンガラスのＳｉＯ2 の含量は
少なくとも４５重量％である。他の成分と共に、このＳ
ｉＯ2 の含量により、容易に溶融し、プレスすることが
できるガラスが得られる。ＳｉＯ2 はネットワーク形成
剤として作用する；ＳｉＯ2の含量が４５重量％より低
い際には、ガラスの凝集が発生し、耐薬品性が低下す
る。
少なくとも４５重量％である。他の成分と共に、このＳ
ｉＯ2 の含量により、容易に溶融し、プレスすることが
できるガラスが得られる。ＳｉＯ2 はネットワーク形成
剤として作用する；ＳｉＯ2の含量が４５重量％より低
い際には、ガラスの凝集が発生し、耐薬品性が低下す
る。
【００１２】Ａｌ2 Ｏ3 は、ガラスの耐薬品性および耐
腐食性を増大させる。Ａｌ2 Ｏ3 の量が２重量％より低
いと効果が不十分であり、ガラスの結晶化の傾向を増大
させる。Ａｌ2 Ｏ3 の量が６．５重量％を超えるとガラ
スの粘度および軟化点（Ｔso ft）が過度に増大し、これ
はガラスの溶融性および加工性に悪影響を与える。
腐食性を増大させる。Ａｌ2 Ｏ3 の量が２重量％より低
いと効果が不十分であり、ガラスの結晶化の傾向を増大
させる。Ａｌ2 Ｏ3 の量が６．５重量％を超えるとガラ
スの粘度および軟化点（Ｔso ft）が過度に増大し、これ
はガラスの溶融性および加工性に悪影響を与える。
【００１３】アルカリ酸化物Ｎａ2 ＯおよびＫ2 Ｏをフ
ラックスとして用い、ガラスの粘度を低下させる。上記
の範囲より低いと粘度の低下が不十分であり、一方上記
の範囲より高いと抵抗率および粘度が過度に低下する。
ラックスとして用い、ガラスの粘度を低下させる。上記
の範囲より低いと粘度の低下が不十分であり、一方上記
の範囲より高いと抵抗率および粘度が過度に低下する。
【００１４】ＢａＯおよびＳｒＯは主にリサイクルされ
るスクリーンガラスから生じ、少量はあるタイプの使用
済みコーンガラスから生じる。ＢａＯの好ましい特性
は、これがガラスの抵抗率およびＸ線吸収を増大させ、
融点（Ｔmelt）を低下させることである。下限は、主に
スクリーンから生じたガラス破片により決定される。
７．５重量％より高いと、液相線温度（Ｔliq ）および
従って結晶化傾向が過度に増大する。
るスクリーンガラスから生じ、少量はあるタイプの使用
済みコーンガラスから生じる。ＢａＯの好ましい特性
は、これがガラスの抵抗率およびＸ線吸収を増大させ、
融点（Ｔmelt）を低下させることである。下限は、主に
スクリーンから生じたガラス破片により決定される。
７．５重量％より高いと、液相線温度（Ｔliq ）および
従って結晶化傾向が過度に増大する。
【００１５】ＳｒＯにより、ガラスのＸ線吸収が増大す
る。下限は、主にスクリーンから生じたガラス破片によ
り決定される。７．５重量％より高いと、ガラスの結晶
化傾向が過度に増大する。
る。下限は、主にスクリーンから生じたガラス破片によ
り決定される。７．５重量％より高いと、ガラスの結晶
化傾向が過度に増大する。
【００１６】本発明のガラスにおいて、ＳｒＯおよびＢ
ａＯがかなりの程度で交換可能であることが見出され
た。これにより、コーンガラスの組成を、リサイクルさ
れる入手可能な使用済みスクリーンおよびコーンガラス
に適合させることができる。
ａＯがかなりの程度で交換可能であることが見出され
た。これにより、コーンガラスの組成を、リサイクルさ
れる入手可能な使用済みスクリーンおよびコーンガラス
に適合させることができる。
【００１７】他のアルカリ土類金属酸化物ＭｇＯおよび
ＣａＯは主に、リサイクルされるスクリーンおよびコー
ンガラスのガラス破片から生じ、これらは、抵抗率を増
大し、Ｔmeltを低下させるという好ましい特性を有す
る。上記の範囲内では、Ｔsoftの過度の増大が発生し、
温度の関数としての粘度の変化が急になりすぎ、その結
果このためにコーンガラスを成形するのが一層困難にな
る。
ＣａＯは主に、リサイクルされるスクリーンおよびコー
ンガラスのガラス破片から生じ、これらは、抵抗率を増
大し、Ｔmeltを低下させるという好ましい特性を有す
る。上記の範囲内では、Ｔsoftの過度の増大が発生し、
温度の関数としての粘度の変化が急になりすぎ、その結
果このためにコーンガラスを成形するのが一層困難にな
る。
【００１８】また、本発明のガラス組成物に精製剤とし
てアンチモン含有成分を、ガラスが０．３重量％までの
Ｓｂ2 Ｏ3 を含むように加えることができる。ガラスは
また、用いられる破片および原料から生じる不純物とし
てＦｅ2 Ｏ3 、ＺｎＯ、ＺｒＯ2 、ＴｉＯ2 、ＣｏＯお
よびＮｉＯを含むことができる。
てアンチモン含有成分を、ガラスが０．３重量％までの
Ｓｂ2 Ｏ3 を含むように加えることができる。ガラスは
また、用いられる破片および原料から生じる不純物とし
てＦｅ2 Ｏ3 、ＺｎＯ、ＺｒＯ2 、ＴｉＯ2 、ＣｏＯお
よびＮｉＯを含むことができる。
【００１９】ＰｂＯは特に、リサイクルされるコーンガ
ラスから生じる。追加の量の鉛含有化合物、例えば鉛丹
を、１６重量％のＰｂＯの最小含量を達成してコーンガ
ラスに必要なＸ線吸収（０．６Åにおいてμ≧６５ｃｍ
-1）を満足するまでガラスに加える。鉛含有化合物が高
価な原料であるため、ＰｂＯの上限は２４重量％に制限
される。
ラスから生じる。追加の量の鉛含有化合物、例えば鉛丹
を、１６重量％のＰｂＯの最小含量を達成してコーンガ
ラスに必要なＸ線吸収（０．６Åにおいてμ≧６５ｃｍ
-1）を満足するまでガラスに加える。鉛含有化合物が高
価な原料であるため、ＰｂＯの上限は２４重量％に制限
される。
【００２０】本発明のガラスの組成は、表示管に用いる
コーンを製造するのに極めて適切である。ガラスは、溶
融性、Ｘ線吸収、熱膨張係数および抵抗率に関して望ま
しい物理的特性を有する。このようなガラス組成を有す
るコーンを、慣例的な方法により表示スクリーンおよび
ネックに定着させて、表示管エンベロープを形成するこ
とができる。
コーンを製造するのに極めて適切である。ガラスは、溶
融性、Ｘ線吸収、熱膨張係数および抵抗率に関して望ま
しい物理的特性を有する。このようなガラス組成を有す
るコーンを、慣例的な方法により表示スクリーンおよび
ネックに定着させて、表示管エンベロープを形成するこ
とができる。
【００２１】本発明において、表示管に用いるコーンガ
ラスの製造方法は、本質的に：リサイクルされる表示管
エンベロープを構成するスクリーンおよびコーンをガラ
ス破片に破砕し；ガラス破片を洗浄し；ガラス破片を他
のガラス形成成分および精製剤と混合してバッチを形成
し；ガラス炉中で上記バッチからガラス溶融体を製造す
る工程を含む。
ラスの製造方法は、本質的に：リサイクルされる表示管
エンベロープを構成するスクリーンおよびコーンをガラ
ス破片に破砕し；ガラス破片を洗浄し；ガラス破片を他
のガラス形成成分および精製剤と混合してバッチを形成
し；ガラス炉中で上記バッチからガラス溶融体を製造す
る工程を含む。
【００２２】リサイクルされる表示管エンベロープの破
砕およびその後のガラス破片の洗浄を例えば欧州特許出
願第ＥＰ−Ａ−５２５２２６号明細書に記載された装置
を用いて実施することができる。破砕機を用いて、スク
リーンおよびコーンガラスの混合物から成るガラス破片
の大きさを、平均で１０ｍｍより小さい寸法まで低下さ
せる。ガラス破片を洗浄するために、好ましくは高圧下
で水を用いる。洗浄工程は、特にラッカー、グラファイ
トおよびリン光体をガラスから除去する作用を有する。
その後、他のガラス形成成分、例えばＰｂＯ含量を補正
するための鉛含有化合物、コーンガラスの製造において
形成した新たなコーンガラスの破片および精製剤、例え
ばＳｂ2 Ｏ3 を、破片混合物に加える。本発明のコーン
ガラスを、３５〜５０重量％のリサイクルされる表示管
エンベロープ、３０〜４５重量％の新たなコーン破片お
よび約２０重量％の最初の原料、例えば鉛丹および長石
から製造する。混合物をそれ自体知られているガラス炉
中で溶融する。得られたガラスは、特に、コーンガラス
に必要なＸ線吸収（０．６Åにおいてμ≧６５ｃｍ -1）
を満足する。
砕およびその後のガラス破片の洗浄を例えば欧州特許出
願第ＥＰ−Ａ−５２５２２６号明細書に記載された装置
を用いて実施することができる。破砕機を用いて、スク
リーンおよびコーンガラスの混合物から成るガラス破片
の大きさを、平均で１０ｍｍより小さい寸法まで低下さ
せる。ガラス破片を洗浄するために、好ましくは高圧下
で水を用いる。洗浄工程は、特にラッカー、グラファイ
トおよびリン光体をガラスから除去する作用を有する。
その後、他のガラス形成成分、例えばＰｂＯ含量を補正
するための鉛含有化合物、コーンガラスの製造において
形成した新たなコーンガラスの破片および精製剤、例え
ばＳｂ2 Ｏ3 を、破片混合物に加える。本発明のコーン
ガラスを、３５〜５０重量％のリサイクルされる表示管
エンベロープ、３０〜４５重量％の新たなコーン破片お
よび約２０重量％の最初の原料、例えば鉛丹および長石
から製造する。混合物をそれ自体知られているガラス炉
中で溶融する。得られたガラスは、特に、コーンガラス
に必要なＸ線吸収（０．６Åにおいてμ≧６５ｃｍ -1）
を満足する。
【００２３】本発明のコーンガラスの利点は、コーンを
スクリーンから取り外すことを必要とせず、３５〜５０
重量％のリサイクルされる使用済み表示管エンベロープ
から製造することができることにある。従って、時間が
かかるスクリーンガラスとコーンガラスとの区別を省略
することができる。
スクリーンから取り外すことを必要とせず、３５〜５０
重量％のリサイクルされる使用済み表示管エンベロープ
から製造することができることにある。従って、時間が
かかるスクリーンガラスとコーンガラスとの区別を省略
することができる。
【００２４】ガラスの物理的特性は、表示管エンベロー
プに用いるガラスコーンを適切な型においてプレスする
ことができるようになっている。
プに用いるガラスコーンを適切な型においてプレスする
ことができるようになっている。
【００２５】ドイツ国特許出願第ＤＥ−Ａ−２３５８６
４８号明細書において、表示管のネックに用いられるガ
ラス組成物が記載されており、これは７重量％までのＳ
ｒＯを含む。しかし、ガラスはまた、少なくとも１００
ｃｍ-1のμ値を得るために、比較的高い含量、即ち３０
〜３６重量％の高価なＰｂＯを含む。上記ガラスの物理
的性質は、ネックを製造するガラス管を引き抜くのに適
切に用いることができるようになっている。上記ガラス
はコーンをプレスするのには不適切である。
４８号明細書において、表示管のネックに用いられるガ
ラス組成物が記載されており、これは７重量％までのＳ
ｒＯを含む。しかし、ガラスはまた、少なくとも１００
ｃｍ-1のμ値を得るために、比較的高い含量、即ち３０
〜３６重量％の高価なＰｂＯを含む。上記ガラスの物理
的性質は、ネックを製造するガラス管を引き抜くのに適
切に用いることができるようになっている。上記ガラス
はコーンをプレスするのには不適切である。
【００２６】また、欧州特許出願第ＥＰ−Ａ−５３８５
６８号明細書には、少なくとも９５ｃｍ-1のμ値を得る
ために少なくとも３０重量％のＰｂＯ含量を有するネッ
クガラスが記載されている。
６８号明細書には、少なくとも９５ｃｍ-1のμ値を得る
ために少なくとも３０重量％のＰｂＯ含量を有するネッ
クガラスが記載されている。
【００２７】
【実施例】以下本発明を図面および実施例により詳細に
説明する。図１に、表示スクリーン２、漏斗型コーン３
およびネック４を備えた慣例的な表示管エンベロープ１
の透視図を示す。これに取り付けられたネックおよび電
子銃を、リサイクルされる使用済み表示管エンベロープ
から取り外し、これを次に破砕して、平均の寸法が１０
ｍｍより小さいガラス破片とする。高圧下で水を用いて
ガラス破片を洗浄する。重量に関して、このガラス破片
の混合物の約１／３はコーンガラスから成り、約２／３
はスクリーンガラスから成る。４０重量部の上記ガラス
破片を４０重量部のコーンの製造から生じた新たなコー
ン破片と混合する。使用済み表示管エンベロープの組成
に依存して、得られた混合物に鉛丹を加えてＰｂＯ含量
を補正し、長石を加えてＡｌ2 Ｏ3 含量を補正し、でき
れば他の慣例的な原料を加えて所望の組成を得、および
０．３重量部のＳｂ2 Ｏ3 を加えることができる。
説明する。図１に、表示スクリーン２、漏斗型コーン３
およびネック４を備えた慣例的な表示管エンベロープ１
の透視図を示す。これに取り付けられたネックおよび電
子銃を、リサイクルされる使用済み表示管エンベロープ
から取り外し、これを次に破砕して、平均の寸法が１０
ｍｍより小さいガラス破片とする。高圧下で水を用いて
ガラス破片を洗浄する。重量に関して、このガラス破片
の混合物の約１／３はコーンガラスから成り、約２／３
はスクリーンガラスから成る。４０重量部の上記ガラス
破片を４０重量部のコーンの製造から生じた新たなコー
ン破片と混合する。使用済み表示管エンベロープの組成
に依存して、得られた混合物に鉛丹を加えてＰｂＯ含量
を補正し、長石を加えてＡｌ2 Ｏ3 含量を補正し、でき
れば他の慣例的な原料を加えて所望の組成を得、および
０．３重量部のＳｂ2 Ｏ3 を加えることができる。
【００２８】得られたバッチをガラス炉中で溶融し、そ
の組成を表１において「本発明のコーンガラス」と示
す。市場で入手できるコーンガラスのガラス組成を、
「従来技術コーンガラス」と示した欄に示す。
の組成を表１において「本発明のコーンガラス」と示
す。市場で入手できるコーンガラスのガラス組成を、
「従来技術コーンガラス」と示した欄に示す。
【００２９】
【表１】
【００３０】この表中で用いた記号は以下の意味を有す
る： α25-300：２５〜３００℃の間の平均膨張係数 Ｔstrain（℃）：η（粘度）＝１０14.5ｄＰａ・ｓにお
ける温度、低アニール温度と呼ぶ Ｔann （℃）：η＝１０13.0ｄＰａ・ｓにおける温度、
高アニール温度と呼ぶ Ｔsoft（℃）：η＝１０7.6 ｄＰａ・ｓにおける温度、
軟化温度と呼ぶ Ｔwork（℃）：η＝１０4.0 ｄＰａ・ｓにおける温度、
作業温度と呼ぶ Ｔmelt（℃）：η＝１０2.0 ｄＰａ・ｓにおける温度、
融解温度と呼ぶ ｒｈｏ（Ω・ｃｍ）：抵抗率 Ｔk100（℃）：ｒｈｏ＝１０8 Ω・ｃｍにおける温度 ｌｏｇ（ｒｈｏ）250 ：２５０℃におけるｒｈｏの１０
を底とする対数 ｌｏｇ（ｒｈｏ）350 ：３５０℃におけるｒｈｏの１０
を底とする対数 Ｔliq （℃）：これより高温ではガラスがもはや結晶化
しない温度 ｓ．ｗ．（ｋｇ／ｄｍ3 ）：比重量 μ（ｃｍ-1）：０．６ÅにおけるＸ線吸収
る： α25-300：２５〜３００℃の間の平均膨張係数 Ｔstrain（℃）：η（粘度）＝１０14.5ｄＰａ・ｓにお
ける温度、低アニール温度と呼ぶ Ｔann （℃）：η＝１０13.0ｄＰａ・ｓにおける温度、
高アニール温度と呼ぶ Ｔsoft（℃）：η＝１０7.6 ｄＰａ・ｓにおける温度、
軟化温度と呼ぶ Ｔwork（℃）：η＝１０4.0 ｄＰａ・ｓにおける温度、
作業温度と呼ぶ Ｔmelt（℃）：η＝１０2.0 ｄＰａ・ｓにおける温度、
融解温度と呼ぶ ｒｈｏ（Ω・ｃｍ）：抵抗率 Ｔk100（℃）：ｒｈｏ＝１０8 Ω・ｃｍにおける温度 ｌｏｇ（ｒｈｏ）250 ：２５０℃におけるｒｈｏの１０
を底とする対数 ｌｏｇ（ｒｈｏ）350 ：３５０℃におけるｒｈｏの１０
を底とする対数 Ｔliq （℃）：これより高温ではガラスがもはや結晶化
しない温度 ｓ．ｗ．（ｋｇ／ｄｍ3 ）：比重量 μ（ｃｍ-1）：０．６ÅにおけるＸ線吸収
【００３１】本発明のガラス組成物の物理的性質は、従
来のコーンガラスの物理的性質に匹敵する。特に、Ｂａ
Ｏ含量およびＳｒＯ含量は通常よりはるかに高い。これ
らの２種の成分は、主にリサイクルされる表示管エンベ
ロープのスクリーンから生じる。廃棄物の問題は、これ
らの使用済み表示管エンベロープをリサイクルして新た
なコーンガラスを形成することにより顕著に縮小する。
来のコーンガラスの物理的性質に匹敵する。特に、Ｂａ
Ｏ含量およびＳｒＯ含量は通常よりはるかに高い。これ
らの２種の成分は、主にリサイクルされる表示管エンベ
ロープのスクリーンから生じる。廃棄物の問題は、これ
らの使用済み表示管エンベロープをリサイクルして新た
なコーンガラスを形成することにより顕著に縮小する。
【図１】表示管エンベロープの図式透視図である。
１ 表示管エンベロープ ２ 表示スクリーン ３ 漏斗型コーン ４ ネック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤン ヘラルド ヤコブ ペーレン オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ １
Claims (6)
- 【請求項１】 表示管のコーンに用いるガラスにおい
て、 本質的に以下の成分（重量％）： ＳｉＯ2 ＞４５ Ａｌ2 Ｏ3 ２．０〜６．５ Ｎａ2 Ｏ ４．５〜９．０ Ｋ2 Ｏ ４．５〜９．０ ＭｇＯ ０．０〜４．０ ＣａＯ ０．０〜４．０ ＳｒＯ １．０〜７．５ ＢａＯ ３．０〜７．５ ＰｂＯ １６〜２４ から成ることを特徴とする表示管のコーンに用いるガラ
ス。 - 【請求項２】 コーンガラスが請求項１記載の組成を有
することを特徴とする表示管用のコーン。 - 【請求項３】 コーンが請求項１記載の組成を有するガ
ラス製であることを特徴とする表示管エンベロープ。 - 【請求項４】 請求項１記載のガラス組成を有する表示
管に用いるコーンガラスを製造するにあたり、 リサイクルされる表示管エンベロープを構成するスクリ
ーンおよびコーンをガラス破片に破砕し；ガラス破片を
洗浄し；ガラス破片を他のガラス形成成分および精製剤
と混合してバッチを形成し；ガラス炉中で上記バッチか
らガラス溶融体を製造することを特徴とするコーンガラ
スの製造方法。 - 【請求項５】 リサイクルされる表示管エンベロープの
ガラス破片を、３５〜５０重量％の範囲内の量でバッチ
に加えることを特徴とする請求項５記載の方法。 - 【請求項６】 請求項５記載の方法を用いて請求項２記
載のコーンを製造するにあたり、 ガラス溶融体を型中でプレスしてコーンとすることを特
徴とするコーンの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| BE9301352A BE1007861A3 (nl) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | Glas voor een conus van een beeldbuis, beeldbuisomhulling voorzien van een conus uit een dergelijk glas en werkwijze voor de vervaardiging van een conus uit een dergelijk glas. |
| BE09301352 | 1993-12-08 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07206469A true JPH07206469A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=3887619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30221894A Pending JPH07206469A (ja) | 1993-12-08 | 1994-12-06 | 表示管のコーンに用いるガラス、このガラスのコーンを有する表示管エンベロープおよびこのガラスからコーンを製造する方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5599752A (ja) |
| EP (1) | EP0657392B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07206469A (ja) |
| BE (1) | BE1007861A3 (ja) |
| DE (1) | DE69413783T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003019607A1 (fr) * | 2001-08-23 | 2003-03-06 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Verre de cône pour tube cathodique |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69511813T2 (de) * | 1994-05-11 | 2000-03-16 | Koninkl Philips Electronics Nv | Dünnpaneelanzeigevorrichtung |
| FR2774086B1 (fr) * | 1998-01-29 | 2000-03-17 | Demontage Valorisation Electro | Vitrification de dechets |
| FR2774091B1 (fr) * | 1998-01-29 | 2000-03-17 | Demontage Valorisation Electro | Emaux ceramiques comprenant au moins un dechet |
| US6251811B1 (en) | 1998-07-10 | 2001-06-26 | Asahi Glass Company Ltd. | Funnel glass for a cathode ray tube |
| JP2003515520A (ja) * | 1999-12-01 | 2003-05-07 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 表示管用コーンガラス、このコーンガラスの製造方法及びこのコーンガラスから得られた製品 |
| FR2813879B1 (fr) * | 2000-09-13 | 2003-12-05 | Cie Generale D Entpr S Automob | Procede de fabrication de compositions vitreuses, compositions, utilisations, installation |
| EP1227068A1 (en) | 2000-12-25 | 2002-07-31 | Nippon Electric Glass Co., Ltd | Crt funnel of a non beam-index type |
| JP2003026441A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 陰極線管用ファンネルガラスの製造方法及び陰極線管用ファンネルガラス |
| JP2003040646A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 陰極線管用ファンネルガラス |
| GB2402673B8 (en) * | 2002-03-05 | 2005-10-21 | Circle Promotion Science & Eng | Glass funnelfor cathode ray tube, and cathode ray tube |
| DE10241881B3 (de) * | 2002-09-10 | 2004-06-03 | Schott Glas | Verfahren zum Recyceln von Bildschirmglas entsorgter Bildröhren |
| FR2864861B1 (fr) * | 2004-01-06 | 2006-04-28 | Recupyl Sa | Procede de recyclage integral des tubes cathodiques |
| US20100045164A1 (en) * | 2005-01-04 | 2010-02-25 | Joerg Fechner | Glass for an illuminating means with external electrodes |
| CA2614003A1 (en) * | 2005-07-04 | 2007-01-11 | Recupyl | Integral recycling method for cathodic tubes |
Family Cites Families (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL67788C (ja) * | 1942-11-05 | |||
| US2692833A (en) * | 1951-12-17 | 1954-10-26 | Corning Glass Works | Glass composition |
| NL122402C (ja) * | 1959-09-23 | |||
| US3464932A (en) * | 1968-09-06 | 1969-09-02 | Corning Glass Works | X-ray absorbing glass compositions |
| DE1796232B1 (de) * | 1968-09-25 | 1971-08-05 | Jenaer Glaswerk Schott & Gen | Waermeabsorbierende und elektrisch hochisolierende verschmel zglaeser mit waermedehnungskoeffizienten zwischen 91,5 und 94,9 x 10 hoch 7 pro grad c (20 bis 300 grad c) zum ver schmelzen mit hilfe von heizstrahlen |
| US4065697A (en) * | 1969-02-17 | 1977-12-27 | Owens-Illinois, Inc. | Cathode-ray tube |
| JPS531698B2 (ja) * | 1972-07-04 | 1978-01-21 | ||
| DE2358648C3 (de) * | 1973-11-24 | 1981-10-01 | Asahi Glass Co. Ltd., Tokyo | Röntgenstrahlen absorbierendes Bleisilikatglas für Fernsehröhren und seine spezielle Verwendung |
| JPS5268219A (en) * | 1975-12-04 | 1977-06-06 | Asahi Glass Co Ltd | Glass with lead for absorbing x rays |
| NL7705731A (nl) * | 1977-05-25 | 1978-11-28 | Philips Nv | Kathodestraalbuis. |
| JPS56109836A (en) * | 1980-02-06 | 1981-08-31 | Asahi Glass Co Ltd | Glass composition for bulb |
| DE3228826C2 (de) * | 1982-08-02 | 1986-09-25 | Schott Glaswerke, 6500 Mainz | Hochabsorbierendes Pb-haltige Gläser für Kathodenstrahlröhrenbildschirme |
| NL8403076A (nl) * | 1984-10-10 | 1986-05-01 | Philips Nv | Glassamenstelling geschikt voor gebruik in een fluorescentielamp en in een beeldbuis, fluorescentielamp en beeldbuis vervaardigd onder toepassing van deze glassamenstelling. |
| ATE129653T1 (de) * | 1991-07-25 | 1995-11-15 | Zueblin Ag | Verfahren zur aufbereitung von beschichtetem glas. |
| US5192718A (en) * | 1991-10-24 | 1993-03-09 | Corning Incorporated | Lead silicate glasses |
-
1993
- 1993-12-08 BE BE9301352A patent/BE1007861A3/nl not_active IP Right Cessation
-
1994
- 1994-12-05 DE DE1994613783 patent/DE69413783T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-05 EP EP94203521A patent/EP0657392B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-06 JP JP30221894A patent/JPH07206469A/ja active Pending
- 1994-12-08 US US08/352,412 patent/US5599752A/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-11-04 US US08/743,591 patent/US5725627A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003019607A1 (fr) * | 2001-08-23 | 2003-03-06 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Verre de cône pour tube cathodique |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69413783T2 (de) | 1999-05-20 |
| EP0657392B1 (en) | 1998-10-07 |
| BE1007861A3 (nl) | 1995-11-07 |
| EP0657392A1 (en) | 1995-06-14 |
| US5725627A (en) | 1998-03-10 |
| DE69413783D1 (de) | 1998-11-12 |
| US5599752A (en) | 1997-02-04 |
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