JPH0720579A - 写真プリンタ用ネガマスク - Google Patents

写真プリンタ用ネガマスク

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Publication number
JPH0720579A
JPH0720579A JP16695893A JP16695893A JPH0720579A JP H0720579 A JPH0720579 A JP H0720579A JP 16695893 A JP16695893 A JP 16695893A JP 16695893 A JP16695893 A JP 16695893A JP H0720579 A JPH0720579 A JP H0720579A
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JP
Japan
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image frame
negative film
negative
light
mask
Prior art date
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Pending
Application number
JP16695893A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Shiotani
誠治 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Priority to EP94110480A priority patent/EP0633492B1/en
Priority to DE1994626953 priority patent/DE69426953T2/de
Publication of JPH0720579A publication Critical patent/JPH0720579A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6271Holders for the original in enlargers
    • G03B27/6285Handling strips

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フルサイズとパノラマサイズとを目視により
判別を可能とし、作業性の向上及び印画紙の無駄防止を
図る。 【構成】 窓部120が形成された押圧板122と、コ
イルスプリング126のばね力によりこの押圧板122
を付勢する本体124とを、圧着板116が有する。押
圧板122の窓部120は、パノラマサイズの画像コマ
16Bに合わせた矩形状に形成され、一対の切欠部13
0を有する。押圧板122上にU字形の遮光材140が
位置し、遮光材140の先端側を構成する一対の庇部1
42が切欠部130を覆う。従って、光源からの光が遮
光材140の庇部142により遮られて、濃度測定器側
に到達しない。また、切欠部130よりネガフィルムを
目視できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネガフィルム上の画像
を感光材料に焼付露光する際に用いられる写真プリンタ
用ネガマスクに関し、例えば、写真プリンタとプロセッ
サとを組み合わせたプリンタプロセッサ等にも適用され
るものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタプロセッサは所謂ミニラボと称
されDPE店等に設置されている。このプリンタプロセ
ッサは、ネガフィルムに記録された画像を印画紙へ焼付
露光するプリンタ部と、焼付露光処理された印画紙を現
像処理するプロセッサ部とが一体となっており、長尺状
の印画紙をプリンタプロセッサにセットするのみで、自
動的にプリンタ部及びプロセッサ部内を搬送し処理でき
る。
【0003】つまり、このプリンタプロセッサのプリン
タ部では、ネガフィルムの画像を選択された一定の大き
さに拡大して印画紙に焼付けられるようになっており、
ネガフィルムの画像が焼付けられた印画紙が連続してプ
ロセッサ部へ搬送されて現像され、写真プリントとして
仕上げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ネガフィルムを処理する際、近年、ネガフィルム内に通
常のサイズ(以下、フルサイズという)の画像コマの他
に、ネガフィルム上、フルサイズより細長い矩形状をし
た画面となるパノラマサイズの画像コマが存在するよう
になった。
【0005】しかし、従来のプリンタプロセッサでは、
少なくともパノラマサイズ用のネガマスク上において、
フルサイズであるかパノラマサイズであるかの判断は出
来なかった。従って、ネガフィルムの先頭の画像コマか
ら何番目の画像コマにパノラマサイズの画像コマが有る
かを、作業者が予め数えて確認してから、プリンタプロ
セッサに装填していた。そして、初めに、このパノラマ
サイズの画像コマを飛ばして、フルサイズの画像コマの
みを焼付露光処理し、その後、フルサイズ用のネガマス
クより窓部が小さいパノラマサイズ用のネガマスクに交
換して、パノラマサイズの画像コマのみを焼付露光処理
していた。
【0006】つまり、パノラマサイズの焼付露光処理時
において、フルサイズより窓部が小さいネガマスクを使
用しているので、フルサイズとパノラマサイズとの間の
目視による判別が困難となり、予めパノラマサイズの画
像コマの位置を確認する等の作業が必要となって作業性
が低下すると共に、位置の確認を誤りフルサイズの画像
コマをパノラマサイズの画像コマとして焼付露光処理し
て、印画紙の無駄が発生するなどの欠点を有していた。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、フルサイズと
パノラマサイズとを目視により判別を可能とし、作業性
の向上及び印画紙の無駄防止を図った写真プリンタ用ネ
ガマスクを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1による写真プリ
ンタ用ネガマスクは、ネガフィルムを覆い且つネガフィ
ルム上の画像コマに対応した部分に焼付光が通過する窓
部を有するマスク材と、前記窓部を広げるように前記窓
部の少なくとも一辺に設けられ且つ画像コマからはみ出
したネガフィルムの部分を目視できる切欠部と、を有す
ることを特徴とする。
【0009】請求項2による写真プリンタ用ネガマスク
は、ネガフィルムを覆い且つネガフィルム上の画像コマ
に対応した部分に焼付光が通過する窓部を有するマスク
材と、前記窓部を広げるように前記窓部の少なくとも一
辺に設けられ且つ画像コマからはみ出したネガフィルム
の部分を目視できる切欠部と、前記マスク材に取り付け
られ且つ前記切欠部を通過した焼付光を遮る位置で前記
切欠部上を覆うと共に前記切欠部を斜め方向より確認可
能に形成された遮光材と、を有することを特徴とする。
【0010】請求項3による写真プリンタ用ネガマスク
は、ネガフィルムを覆い且つネガフィルム上の画像コマ
に対応した部分に焼付光が通過する矩形状の窓部を有す
るマスク材と、前記窓部を広げるように前記矩形状の窓
部の少なくとも一辺の端部寄りの位置に設けられ且つ画
像コマからはみ出したネガフィルムの部分を目視できる
切欠部と、前記マスク材に取り付けられ且つ前記切欠部
を通過した焼付光を遮る位置で前記切欠部上を覆うと共
に前記切欠部を斜め方向より確認可能に形成された遮光
材と、を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に係る写真プリンタ用ネガマスクの作
用を以下に説明する。ネガフィルム上の画像コマに対応
したマスク材の部分に焼付光が通過する窓部を有し、こ
の窓部を広げるように窓部の少なくとも一辺に設けられ
た切欠部からネガフィルムを作業者が目視することによ
り、画像コマの種類を判別し得る。つまり、切欠部を通
して画像コマが目視できなければ、適正な画像コマであ
ると判断でき、切欠部を通して画像コマが目視できれ
ば、適正でない画像コマであると判断できる。
【0012】従って、画像コマの種類が容易に判別で
き、作業性の向上及び印画紙の無駄防止が図れることと
なる。請求項2に係る写真プリンタ用ネガマスクの作用
を以下に説明する。遮光材が切欠部を斜め方向より確認
できるように形成されているので、請求項2も請求項1
と同様な作用を有することとなるが、切欠部上をこの遮
光材が覆っているので、切欠部を通過した焼付光を遮光
材が遮ることになり、切欠部を通過した焼付光が印画紙
側に洩れることがない。
【0013】請求項3に係る写真プリンタ用ネガマスク
の作用を以下に説明する。請求項3も請求項1及び請求
項2と同様な作用を有することとなるが、マスク材が矩
形状の窓部を有し、この矩形状の窓部の少なくとも一辺
の端部寄り(中央と端部の間)の位置に切欠部が設けら
れているので、ネガフィルムを位置決めする為に、通常
画像コマの中央部あるいは端部に設けられる位置決め用
の露光部分が、切欠部内に含まれないようになり、より
確実に画像コマの種類を判別し得ることとなる。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例に係る写真プリンタ用ネ
ガマスクをプリンタプロセッサのプリンタ部に適用した
例を図1から図9に示し、これらの図に基づき本実施例
を説明する。図1には本実施例が適用されるプリンタプ
ロセッサ10が示されている。まず、このプリンタプロ
セッサ10の全体構成を説明する。
【0015】プリンタプロセッサ10は外部がケーシン
グ12で覆われており、図1における左方にケーシング
12から突出する作業テーブル14を備えている。作業
テーブル14の上面には、図示しない搬送機構によりネ
ガフィルム16が画像コマ毎に送られてセットされるネ
ガキャリア18が、旋回機構(図示せず)を介して載置
されており、旋回機構が図1上、上下方向に延びる旋回
軸廻りにネガフィルム16ごとネガキャリア18を旋回
可能としている。また、作業テーブル14の下方には光
源部36が設置されている。光源部36は旋回機構の旋
回軸上に位置する光源38を備えている。従って、光源
38から照射された焼付光である光線の光軸は旋回軸と
同軸状となり、この光線が、フィルタ部40及び拡散筒
42を介してネガキャリア18にセットされたネガフィ
ルム16へと至る。一方、フィルタ部40はC、M、Y
の3枚のフィルタから構成され、各フィルタは前記光線
の光軸上を出没可能とされている。
【0016】作業テーブル14の上方に位置するアーム
44には光学系46が取り付けられている。光学系46
はレンズ48、シャッタ50及び反射ミラー51等の光
学系部材を備え、レンズ48及びシャッタ50は前記光
線の光軸上に配置されている。ネガフィルム16を透過
した光線は露光光線となってレンズ48及びシャッタ5
0を通過し、反射ミラー51によって(光軸が略90
度)偏向され、露光室52にセットされた印画紙54上
にネガフィルム16の画像を結像させる。
【0017】また、光学系46はネガフィルム16の濃
度を測定する例えばCCD等の濃度測定器56を備えて
いる。この濃度測定器56は、図示しないコントローラ
に接続されており、濃度測定器56によって測定された
データ及び、作業者によりキー入力されたデータに基づ
いて、焼付露光時の露光補正値が設定される。すなわ
ち、これら光源部36、光学系46及び露光室52等に
より焼付処理を行う焼付露光部(プリンタ部)58が構
成されることとなる。
【0018】露光室52の上方右側部分の角部には、マ
ガジン装着部60が設けられている。マガジン装着部6
0は長尺状の印画紙54をリール62にロール状に巻き
取って収容するペーパマガジン64が装着されるように
なっている。尚、この印画紙54の幅寸法は、図9に示
すように、フルサイズの写真プリント54Aの長辺及び
パノラマサイズの写真プリント54Bの短辺にそれぞれ
対応した寸法となっている。従って、ネガフィルム16
から印画紙54にこれらのサイズの写真プリント54
A、54Bが焼付られる際には、図8に示されるネガフ
ィルム16上の画像コマ16A、16Bと比較して、拡
大される倍率が異なるだけでなく、フルサイズの写真プ
リント54Aとパノラマサイズの写真プリント54Bと
で相互に90°異なって配置されることとなる。
【0019】一方、マガジン装着部60の近傍には一対
の搬送ローラであるローラ66が配置されており、印画
紙54を挟持して水平状態で露光室52へ搬送する。印
画紙54はアーム44の手前でローラ67に巻掛られ、
90度方向転換されて下方に搬送される。なお、ローラ
66とローラ67との間には印画紙54を略U字状に案
内してストックしておく第1のストック部69が設けら
れている。
【0020】ローラ67による印画紙54の搬送方向下
流側には、露光ステージ94が設けられている。この露
光ステージ94には、コントローラに接続されて開閉さ
れる可変マスク(図示せず)が設けられている。この
為、コントローラにより、例えば、フルサイズ及びパノ
ラマサイズ等のプリントサイズに応じて可変マスクのマ
スク範囲の長さ寸法及び幅寸法が変更されるようになっ
ている。
【0021】露光室52の露光ステージ94の下方には
ローラ68A、68B、68Cが配置され、露光ステー
ジ94においてネガフィルム16の画像が焼付けられた
印画紙54が略90度毎方向転換されて、焼付露光部5
8と隣接するプロセッサ部72の発色現像部74へ搬送
される。このローラ68Aの搬送方向下流側には、焼付
露光処理が終了した印画紙54の後端を切断するカッタ
71が配設されている。このため、作業を中断する際に
は、このカッタ71が印画紙54を切断することによ
り、露光室52内に残った印画紙54を再度ペーパマガ
ジン64へ巻き戻すことができる。
【0022】なお、ローラ68Aとローラ68Bとの間
には焼付露光処理された印画紙54を略U字状に案内す
る第2のストック部73が設けられている。従って、こ
の第2のストック部73で印画紙54を略U字状にスト
ックして、焼付露光処理を行う焼付露光部58と、現
像、漂白定着、水洗の各処理を行うプロセッサ部72と
の間の処理時間の差を吸収する。
【0023】発色現像部74は印画紙54を現像液に浸
して現像処理を行い、現像処理された印画紙54は発色
現像部74と隣接する漂白定着部76へ搬送される。漂
白定着部76は印画紙54を漂白定着液に浸して漂白処
理と定着処理とを行う。漂白処理及び定着処理された印
画紙54は、漂白定着部76に隣接するリンス部78へ
搬送され、リンス部78内で洗浄水に印画紙54を浸し
て水洗処理を行う。
【0024】水洗処理された印画紙54はリンス部78
と隣接する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は印画
紙54をローラに巻掛け高温の空気にさらして乾燥させ
る。乾燥処理が終了した印画紙54は、図示しない一対
のローラによって挟持されて、乾燥部80の下流側に配
設されるカッタ部84側に排出される。カッタ部84
は、印画紙54に付与されたカットマークを検知するカ
ットマークセンサ86と印画紙54を切断するカッタ8
8とで構成されており、印画紙54を画像コマ毎に切断
する。切断された印画紙54は、ケーシング12の外側
に配置されたソータ部108へ排出され、ソータ部10
8によって仕分けられる。
【0025】この一方、図2に示すように、作業テーブ
ル14上のネガキャリア18には、矢印A方向に装着さ
れる圧着板116と、ネガフィルム16の通過部114
上に設置されるマスク118とが取り付けられており、
これらによりネガマスク110が構成される。この圧着
板116は、図3から図6に示されるように、窓部12
0が形成されたマスク材である押圧板(アッパーネガマ
スクともいう)122と、この押圧板122に植設され
た4本のピン125と、このピン125にそれぞれ巻き
付けられたコイルスプリング126のばね力によりこの
押圧板122を付勢する本体124とを有している。
【0026】また、窓部120は、パノラマサイズの画
像コマ16Bに合わせた矩形状に形成され、その一対の
長辺120Aの図7上、右端側寄りの位置には、それぞ
れ窓部120を拡大するように一対の切欠部130が設
けられている。尚、図7(a)に示すように、例えばこ
の切欠部130の切欠量Aは3mm、根元幅Hは6m
m、先端幅hは5mmとされている。
【0027】さらに、押圧板122上には、基端側が押
圧板122に接着剤等により固定されるU字形の遮光材
140が位置しており、この遮光材140の先端側を構
成する一対の庇部142が、基端側寄りで屈曲されて
(図6に示す屈曲角度aが例えば53°とされる)立ち
上げられつつ基端側から延びていて、これら一対の庇部
142が一対の切欠部130をそれぞれ覆うようになっ
ている。そして、図3及び図6に示すように、一対の庇
部142の側部は、三角形に屈曲された壁部144を有
しているが、庇部142の先端側は開放された形状とな
っている。
【0028】尚、図7(c)に示すように、確実な遮光
効果を奏するように、本実施例において、庇部142の
切欠部130に対するオーバラップ量をそれぞれ表す寸
法Xは1.5〜2mm程度の値とし、寸法Yは2.5m
m程度の値とした。また、もう一方のマスク材であるマ
スク(アンダーネガマスクともいう)118には、ネガ
フィルム16上の画像コマ16Bのサイズに合わせた窓
部128が押圧板122の窓部120より若干小さめ
(例えば、図7(b)上、上下方向である幅方向で1m
m程度小さく)に形成されており、この窓部128に
も、押圧板122の一対の切欠部130に対向して一対
の切欠部132が設けられている。
【0029】従って、光源38からの光線がそれぞれの
窓部120、128を通過するが、それぞれの切欠部1
30、132を通過する光線は、遮光材140の一対の
庇部142により遮られて濃度測定器56側には、通過
しないことになる。また、ネガマスク110の圧着板1
16とマスク118との間に挟持されたネガフィルム1
6の画像コマの種類を作業者が確認する場合には、庇部
142の先端側が開放されている為、作業者が図1及び
図6に示すプリンタプロセッサ10の確認窓102より
覗くことにより、切欠部130、132内のネガフィル
ム16を斜め方向より目視することができる。
【0030】従って、切欠部130、132内のネガフ
ィルム16にまで画像が有ればフルサイズの画像コマ1
6Aと判断され、画像が無ければパノラマサイズの画像
コマ16Bと判断される。この為、ネガマスク110に
挟持された画像コマが、フルサイズの画像コマ16Aで
あるかパノラマサイズの画像コマ16Bであるかを容易
に知ることができる。
【0031】次に本実施例の作用を説明する。まず、プ
リンタプロセッサ10によるフルサイズの焼付露光処理
の手順について説明する。予め印画紙54を露光室52
へ搬送し露光ステージ94への位置決めを行うと共に、
図示しないフルサイズ用のネガマスクをネガキャリア1
8に装着する。処理が開始されると、ネガキャリア18
の搬送機構を駆動してネガフィルム16の位置決めを行
い、光源38を点灯する。確認窓102からの目視によ
り画像コマの種類を確認すると共に、濃度測定器56に
よりネガフィルム16の焼付に供する画像コマのLAT
D(平均透過濃度)を測定し、この測定データ及び手動
によりキー入力されたデータから露光補正値を設定し、
露光量(露光時間)を演算して、最適な露光条件を得
る。そして、この得られた露光条件に従って光軸上に位
置しているC、M、Yの各フィルタを移動させる。
【0032】次に、シャッタ50を開放する。これによ
り、光源38が照射する光線は、フィルタ部40、ネガ
フィルム16を透過して露光室52へ到達し、露光室5
2の露光ステージ94に位置決めされた印画紙54にネ
ガフィルム16上の画像の焼付けが開始され、所定の露
光時間が経過した後で、シャッタ50を閉止する。最後
に、印画紙54にカットマークをつけて、1画像コマ分
の搬送を行う。
【0033】以上でネガフィルム16の1画像コマ分の
焼付露光処理が終了する。そして、このような動作を繰
り返すことにより、印画紙54の焼付露光処理された部
分が順次プロセッサ部72側へ搬送されることとなる。
このように焼付露光処理されてプロセッサ部72へ搬送
された印画紙54は発色現像部74へ搬送され、現像液
に浸して現像処理が行われる。現像処理された印画紙5
4は漂白定着部76へ搬送され漂白処理と定着処理がな
される。定着処理された印画紙54はリンス部78へ搬
送され水洗処理される。水洗処理された印画紙54は乾
燥部80へ搬送され乾燥処理され、図9に示すようなフ
ルサイズの写真プリント54Aが印画紙54上に形成さ
れる。
【0034】乾燥処理された印画紙54は、カッタ部8
4でカットマークが検出され、各画像毎に切断され、ソ
ータ部108によって仕分けられる。この一方、パノラ
マサイズの画像コマを焼付露光処理する場合には、フル
サイズ用のネガマスクから窓部120、128が小さい
パノラマサイズ用のネガマスク110に交換するだけで
なく、旋回機構によりネガキャリア18を90°旋回す
ると共に、レンズ48の交換又はズーミングにより拡大
倍率を調整する。そして、ネガフィルム16をネガキャ
リア18上で再度搬送しつつ上記の動作を行うことによ
り、図9に示すようなパノラマサイズの写真プリント5
4Bが印画紙54上に形成される。
【0035】この際、確認窓102より作業者が覗き込
むことにより、切欠部130、132内のネガフィルム
16を目視し、画像部分と素抜き部分との境界を確認す
ることができて、パノラマサイズの画像コマ16Bか否
かの画像コマの種類を判別し得る。従って、画像コマの
種類が容易に判別でき、作業性の向上及び印画紙54の
無駄防止が図れることとなる。
【0036】また、切欠部130、132上を遮光材1
40が覆っているので、切欠部130、132を通過し
た光線を遮光材140が遮ることになり、切欠部13
0、132を通過した光線が濃度測定器56側に洩れる
ことがなく、適正にパノラマサイズの画像コマ16Bの
測光等が行えることとなる。さらに、長辺120Aの端
側寄りの位置に窓部120を拡大するように一対の切欠
部130が設けられているので、ネガフィルム16を位
置決めする為に、通常、画像コマ16Bの中央部あるい
は端部に設けられる位置決め用に露光された部分(図示
せず)が切欠部130内に含まれないことになり、画像
部分と素抜き部分との境界を間違いなく見得る確率が高
くなり、より確実に画像コマの種類を判別し得ることと
なる。
【0037】次に、本発明の第2実施例に係る写真プリ
ンタ用ネガマスクの遮光材を図10及び図11に示し、
これらの図に基づき本実施例を説明する。尚、第1実施
例と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を
省略する。図10及び図11に示すように、本実施例の
遮光材150の先端側を構成する一対の庇部152が、
基端側寄りで90°に屈曲されて立ち上げられつつ基端
側から延びていて、その先端側がさらに、一対の切欠部
130をそれぞれ覆うように屈曲されている。そして、
一対の庇部152の側部は、四角形に屈曲された壁部1
54を有しているが、庇部152の先端側は開放された
形状となっている。
【0038】従って、本実施例によっても、切欠部13
0、132内のネガフィルム16を目視できると共に、
切欠部130、132を通過した光線を遮光材150が
遮って、濃度測定器56側に洩れることを防止できる。
次に、本発明の第3実施例に係る写真プリンタ用ネガマ
スクの遮光材を図12及び図13に示し、これらの図に
基づき本実施例を説明する。尚、第1実施例と同一の部
材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0039】図12及び図13に示すように、本実施例
の長方形状に形成された一対の遮光材160の中央部に
位置する庇部162が、一対の切欠部130をそれぞれ
覆うように形成されている。但し、第1実施例の図6と
90°旋回した向きに置かれたネガマスク110(図1
2に示す)の確認窓102側が開放されるように、第1
実施例と同様の角度で庇部162が屈曲されている。
【0040】従って、本実施例によれば、パノラマサイ
ズの画像コマを焼付露光処理する場合であっても、ネガ
マスク110を90°旋回することなく、切欠部13
0、132内のネガフィルム16を目視できると共に、
切欠部130、132を通過した光線を遮光材160が
遮って、濃度測定器56側に洩れることを防止できる。
但し、この場合、大きな幅寸法の印画紙54が必要とな
り、パノラマサイズ用の印画紙54に交換が必要となる
ことがある。
【0041】尚、上記実施例において、ネガフィルム1
6を目視のみにより、フルサイズの画像コマ16Aであ
るかパノラマサイズの画像コマ16Bであるかを判断し
たが、例えばプリンタプロセッサ10内に画像コマ16
A、16Bのサイズを判別するセンサを設置して、この
センサの検出信号により判断するような場合、あるいは
プリンタプロセッサ10に装填する前に予めパノラマサ
イズの画像コマ16Bの位置を確認しておいて、キー入
力によりこの位置をプリンタプロセッサ10に記憶させ
るようにした場合においても、目視による確認作業を採
用することにより、より確実な判別が可能となる。
【0042】また、上記実施例においては、印画紙54
の幅寸法をフルサイズの写真プリント54Aの長辺及び
パノラマサイズの写真プリント54Bの短辺にそれぞれ
対応した寸法としたが、幅寸法の異なる印画紙54を予
め2種類用意しておき、フルサイズの写真プリント54
Aとパノラマサイズの写真プリント54Bとで、これら
印画紙54を交換して使い分けるようにしてもよい。
【0043】さらに、上記実施例と異なり、露光ステー
ジ94とネガマスク110との間に、切欠部から洩れる
光線を遮る遮光部材を設置すれば、ネガマスク110自
身には遮光材を設置しなくともよいことになる。
【0044】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真プリ
ンタ用ネガマスクは、フルサイズとパノラマサイズとを
目視により判別を可能とし、作業性の向上及び印画紙の
無駄防止が図られるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例が適用されるプリンタプロ
セッサを示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例が適用されるネガキャリア
及びネガマスクの斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るネガマスクの斜視図
である。
【図4】本発明の第1実施例に係るネガマスクの平面図
である。
【図5】図4の5−5矢視線断面である。
【図6】本発明の第1実施例に係るネガマスクの側断面
図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るネガマスクの窓部の
形状を説明する平面図であって、(a)は押圧板のみの
平面図であり、(b)は押圧板をマスクに重ねた状態の
平面図であり、(c)は遮光材を取り付けた押圧板をマ
スクに重ねた状態の平面図である。
【図8】ネガフィルムに記録された画像コマを示す平面
図である。
【図9】印画紙に記録された画像コマを示す平面図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例に係るネガマスクの側面
図である。
【図11】本発明の第2実施例に係るネガマスクの遮光
材を表す図であって、(a)は平面図であり、(b)は
正面図であり、(c)は側面図である。
【図12】本発明の第3実施例に係るネガマスクの断面
図である。
【図13】本発明の第3実施例に係るネガマスクの押圧
板及び遮光材の斜視図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 16 ネガフィルム 18 ネガキャリア 54 印画紙 110 ネガマスク 116 圧着板 118 マスク(マスク材) 122 押圧板(マスク材) 120 窓部 128 窓部 130 切欠部 132 切欠部 140 遮光材 150 遮光材 160 遮光材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネガフィルムを覆い且つネガフィルム上
    の画像コマに対応した部分に焼付光が通過する窓部を有
    するマスク材と、 前記窓部を広げるように前記窓部の少なくとも一辺に設
    けられ且つ画像コマからはみ出したネガフィルムの部分
    を目視できる切欠部と、 を有することを特徴とする写真プリンタ用ネガマスク。
  2. 【請求項2】 ネガフィルムを覆い且つネガフィルム上
    の画像コマに対応した部分に焼付光が通過する窓部を有
    するマスク材と、 前記窓部を広げるように前記窓部の少なくとも一辺に設
    けられ且つ画像コマからはみ出したネガフィルムの部分
    を目視できる切欠部と、 前記マスク材に取り付けられ且つ前記切欠部を通過した
    焼付光を遮る位置で前記切欠部上を覆うと共に前記切欠
    部を斜め方向より確認可能に形成された遮光材と、 を有することを特徴とする写真プリンタ用ネガマスク。
  3. 【請求項3】 ネガフィルムを覆い且つネガフィルム上
    の画像コマに対応した部分に焼付光が通過する矩形状の
    窓部を有するマスク材と、 前記窓部を広げるように前記矩形状の窓部の少なくとも
    一辺の端部寄りの位置に設けられ且つ画像コマからはみ
    出したネガフィルムの部分を目視できる切欠部と、 前記マスク材に取り付けられ且つ前記切欠部を通過した
    焼付光を遮る位置で前記切欠部上を覆うと共に前記切欠
    部を斜め方向より確認可能に形成された遮光材と、 を有することを特徴とする写真プリンタ用ネガマスク。
JP16695893A 1993-07-06 1993-07-06 写真プリンタ用ネガマスク Pending JPH0720579A (ja)

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JP16695893A JPH0720579A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 写真プリンタ用ネガマスク
EP94110480A EP0633492B1 (en) 1993-07-06 1994-07-06 Photographic printer with negative mask
DE1994626953 DE69426953T2 (de) 1993-07-06 1994-07-06 Fotografisches Kopiergerät mit einer Negativmaske

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EP0633492B1 (en) 2001-03-28
DE69426953T2 (de) 2001-07-19
DE69426953D1 (de) 2001-05-03
EP0633492A1 (en) 1995-01-11

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