JP3313867B2 - 写真プリンタの可変マスク機構 - Google Patents

写真プリンタの可変マスク機構

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JP3313867B2
JP3313867B2 JP00987194A JP987194A JP3313867B2 JP 3313867 B2 JP3313867 B2 JP 3313867B2 JP 00987194 A JP00987194 A JP 00987194A JP 987194 A JP987194 A JP 987194A JP 3313867 B2 JP3313867 B2 JP 3313867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネガフィルム上の画像
を感光材料に焼付露光する写真プリンタの可変マスク機
構に関し、例えば、写真プリンタとプロセッサとを組み
合わせたプリンタプロセッサ用等としても用いられるも
のである。
【0002】
【従来の技術】プリンタプロセッサは所謂ミニラボと称
されDPE店等に設置されている。このプリンタプロセ
ッサは、ネガフィルムに記録された画像を印画紙へ焼付
露光するプリンタ部と、焼付露光処理された印画紙を現
像処理するプロセッサ部とが一体となっており、長尺状
の印画紙をプリンタプロセッサにセットするのみで、自
動的にプリンタ部及びプロセッサ部内を搬送し処理でき
る。このプリンタプロセッサのプリンタ部では、ネガフ
ィルムを案内して位置決めするためのネガキャリア上の
ネガフィルムの画像を、選択された一定の大きさに拡大
して印画紙に焼付けるようになっており、ネガフィルム
の画像が焼付けられた印画紙が連続してプロセッサ部へ
搬送されて現像され、写真プリントとして仕上げられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
プリンタプロセッサによる印画紙への露光に際して用い
られるネガフィルムの画像コマサイズが増加している。
つまり、写真プリントの横方向が普通サイズであるフル
サイズの写真プリントの2倍となっているパノラマサイ
ズの写真プリントがフルサイズの他に普及しているが、
さらに近年、フルサイズの写真プリントとパノラマサイ
ズの写真プリントの中間の迫力ビジョンサイズ(ハイビ
ジョンサイズ)なども加わり、画像コマサイズが増加す
る傾向にある。
【0004】また、1本のネガフィルムの撮影途中で、
フルサイズ用の画像コマであるフルサイズコマと特殊サ
イズ用の画像コマであるパノラマサイズコマ等との間で
アスペクト比を自由に切替えができるようにしたコマサ
イズ切換えカメラが市販されている。このコマサイズ切
換えカメラを使用すると、1本のネガフィルムにフルサ
イズコマとパノラマサイズコマ等のアスペクト比の異な
る画面サイズのコマとが混在することになる。
【0005】従って、画像コマサイズが増加すると共に
多種類の画像コマサイズが混在するようになった結果、
近年特に、ネガフィルムをネガキャリア上に固定するネ
ガマスクが画像コマサイズに対応して多種必要となると
共に、煩雑なネガマスクの交換作業が頻繁に必要となる
という欠点が目立つようになった。この為、ネガマスク
を交換しなくともマスクサイズを変更できる可変マスク
機構の採用が望まれるようになった。
【0006】そして、このような可変マスク機構を採用
した場合においても、全ての画像コマサイズのピントを
正確に合わせて画像を印画紙に焼付けることが必要であ
り、また、測光用の濃度測定器による測光精度を高める
べく、画像コマの外周エッジの輪郭を明瞭にすることが
求められている。
【0007】一方、このような可変マスク機構でも対応
できないような画像コマサイズの露光に際して、迅速に
ネガマスクを交換して露光できるような機構としておく
必要があった。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、画像のピント
を正確に合わせると共に測光精度を高めつつ、ネガフィ
ルム上の画像コマサイズの変更に対応して簡易に開口量
を変更し得る写真プリンタの可変マスク機構を得ること
を第1の目的とし、前記の可変マスク機構でも対応でき
ないような画像コマサイズの露光に際して、迅速にネガ
マスクを交換して露光できる写真プリンタの可変マスク
機構を得ることを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1による写真プリ
ンタの可変マスク機構は、ネガフィルム上の画像を感光
材料に焼付露光する装置本体と、前記装置本体に取り付
けられ且つ感光材料を焼付露光する光線が通過する開口
部を有すると共に前記ネガフィルムをこの開口部上に案
内するネガキャリアと、前記ネガフィルムに接しつつ前
記ネガフィルムに対向して位置し且つ前記開口部の開口
量を変更するシャッタと、前記シャッタと前記ネガフィ
ルムを挟んで対向して位置し且つ前記開口量を変化させ
た際に前記ネガフィルムの画像周辺部分を押圧して前記
シャッタとで前記ネガフィルムを挟持する弾性体と、前
記シャッタ及び前記弾性体にそれぞれ接続され且つ前記
シャッタを開閉動して開口量を調整すると共に前記弾性
体を前記ネガフィルム側に移動させて前記弾性体を押圧
させる駆動手段と、を有することを特徴とする。
【0010】請求項2による写真プリンタの可変マスク
機構は、請求項1による写真プリンタの可変マスク機構
において、前記開口部の開口量の最大サイズと同サイズ
の窓部を有し、前記シャッタと前記ネガフィルムを挟ん
で対向する位置に配置され当該シャッタと共にネガフィ
ルムを保持する支持板を備え、前記シャッタの移動によ
って前記開口部の開口量が変化することによって、前記
弾性体がネガフィルムの画像周辺部分を前記シャッタと
共に挟持することを特徴とする。
【0011】請求項3記載の写真プリンタの可変マスク
機構は、請求項2記載の写真プリンタの可変マスク機構
において、前記弾性体は、前記開口量が最大サイズの場
合には前記開口部から退避した退避位置にあり、前記開
口量が変化した場合には前記退避位置から回転動作して
前記開口部に位置するネガフィルムの画像周辺部分を押
圧することを特徴とする。請求項4記載の写真プリンタ
の可変マスク機構は、請求項3記載の写真プリンタの可
変マスク機構において、前記駆動手段は、前記開口量を
変化させるシャッタの変位量に応じて前記弾性体を回転
させることを特徴とする。請求項5記載の写真プリンタ
の可変マスク機構は、請求項1〜4のいずれか1項記載
の写真プリンタの可変マスク機構において、前記シャッ
タの移動によって前記開口部の開口量が最小サイズとな
る場合より小さな開口量の窓部を有し、前記開口部に着
脱可能な着脱可能マスクを有することを特徴とする。
求項6記載の写真プリンタの可変マスク機構は、請求項
1〜5のいずれか1項記載の写真プリンタの可変マスク
機構において、前記駆動手段は、モータと、モータの駆
動力を直線運動に変換して前記シャッタに伝達するシャ
ッタ開閉機構を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に係る写真プリンタの可変マスク機構
の作用を以下に説明する。
【0013】駆動手段がシャッタを開閉動してネガキャ
リアの開口部の開口量を調整する。そして、光線がネガ
キャリアの開口部を通過することにより、ネガフィルム
上の画像を装置本体が感光材料に焼付露光する。また、
シャッタがネガフィルムに接しつつネガフィルムに対向
して位置していて、例えば、焼付露光対象の画像がフル
サイズからパノラマサイズに変更され開口量が変化(減
少)した際、ネガフィルムを挟んでシャッタと対向して
位置する弾性体が、ネガフィルムの画像周辺部分を押圧
してこのシャッタとでネガフィルムを挟持する。
【0014】従って、駆動手段が駆動することにより、
シャッタが移動して開口部の開口量を調整すると共にネ
ガフィルム側に弾性体を押圧することが可能となり、画
像コマサイズの変更の際の作業性が向上する。例えば、
フルサイズ、パノラマサイズ及び迫力ビジョンサイズ
(ハイビジョンサイズ)等の間で画面コマサイズが変更
されても、ネガマスクを交換する必要がなくなる。
【0015】したがって、ネガフィルムにカール等の変
形が生じていても、ネガフィルムの画像周辺部分がシャ
ッタと弾性体で挟持されることにより、変形が矯正され
る。この為、ネガフィルムの画像内のいずれの部分で
も、ピントを正確に合わせて画像を印画紙に焼付けるこ
とが可能となる。また、ネガフィルムに押圧される弾性
体が弾性変形してシャッタとネガフィルムの画像周辺部
分を挟持するので、ネガフィルムが必要以上に強く挟持
されて、ネガフィルムに傷が生じることも防止される。
【0016】さらに、シャッタがネガフィルムに直接接
しているので、画像コマの外周エッジの輪郭を明瞭にす
ることができ、結果として、より広い面積での光量の判
定が可能となり、画像コマ全体の測光精度を高めること
が可能となる。
【0017】請求項2に係る写真プリンタの可変マスク
機構の作用を以下に説明する。開口部が最大サイズの開
口量の場合には、支持板とシャッタによってネガフィル
ムを保持することによって、ネガフィルムのカールなど
を抑制している。一方、開口部の開口量が減少される場
合、例えば、パノラマサイズ等の画像を焼付露光する場
合には、弾性体が画像周辺部分を押圧してシャッタとネ
ガフィルムを挟持するため、支持体だけでは抑制するこ
とができないネガフィルムの画像部分のカール等の変形
を良好に抑制することができる。
【0018】請求項3に係る写真プリンタの可変マスク
機構の作用を以下に説明する。フルサイズの画像を焼付
露光する場合のように開口部の開口量が最大である場合
には、弾性体が開口部から退避した退避位置に位置して
おり、ネガフィルムの画像部分に当接して傷つけること
を防止できる。一方、パノラマサイズの画像を焼付露光
する場合のように開口部の開口量が変化(減少)した場
合には弾性体が退避位置から移動して開口部に位置する
ネガフィルムの画像周辺部分を押圧することによって、
ネガフィルムの画像周辺部分をシャッタとで挟持してネ
ガフィルムの画像部分の変形を抑制する
【0019】請求項4に係る写真プリンタの可変マスク
機構の作用を以下に説明する。シャッタの変位量に応じ
て弾性体を回転動作させることにより、小さい開口量の
ときほど大きな押圧力でネガフィルムを挟持して変形を
抑制することができる。請求項5に係る写真プリンタの
可変マスク機構の作用を以下に説明する。開口部に着脱
自在に装着される着脱可能マスクが、シャッタによる開
口部の最小開口量より小さな開口量の窓部を有するの
で、請求項1〜請求項4に記載の可変マスク機構でも対
応できないような画像コマサイズの露光に際して、迅速
にネガマスクを交換して露光できるようになる。
【0020】請求項6に係る写真プリンタの可変マスク
機構の作用を以下に説明する。モータが回転運動を直線
運動に変換するシャッタ開閉機構を介してシャッタの開
閉動することから、最も簡易で制御し易い駆動手段であ
るモータの回転駆動力を、直線状の往復動にシャッタ開
閉機構が変換することになり、開口部の開口量をより簡
易で低コストに調整することが可能となる。
【0021】
【0022】
【実施例】本発明に係る写真プリンタの可変マスク機構
の一実施例をプリンタプロセッサのプリンタ部に適用し
た例を図1から図11に示し、これらの図に基づき本実
施例を説明する。
【0023】図1には本実施例に係るプリンタプロセッ
サ10が示されている。まず、この装置本体であるプリ
ンタプロセッサ10の全体構成を説明する。
【0024】プリンタプロセッサ10は外部がケーシン
グ12で覆われており、図1における左方にケーシング
12から突出する作業テーブル14を備えている。つま
り、作業テーブル14が装置本体の一部を構成する。こ
の作業テーブル14の上面にはネガフィルム16がセッ
トされるネガキャリア18が載置されている。また、作
業テーブル14の下方には光源部36が設置されてい
る。光源部36は光源38を備えている。光源38から
照射された光線は、フィルタ部40、拡散筒42を介し
てネガキャリア18にセットされたネガフィルム16へ
と至る。フィルタ部40はC、M、Yの3枚のフィルタ
から構成され、各フィルタは前記光線の光軸上を出没可
能とされている。
【0025】作業テーブル14の上方に位置するアーム
44には光学系46が取り付けられている。光学系46
はレンズ48、シャッタ50及び反射ミラー51等の光
学系部材を備え、レンズ48及びシャッタ50は前記光
線の光軸上に配置されている。ネガフィルム16を透過
した光線は露光光線となってレンズ48及びシャッタ5
0を通過し、反射ミラー51によって(光軸が略90
度)偏向され、露光室52にセットされた印画紙54上
にネガフィルム16の画像を結像させる。
【0026】また、光学系46はネガフィルム16の濃
度を測定する例えばCCD等の濃度測定器56を備えて
いる。この濃度測定器56は、図示しないコントローラ
に接続されており、濃度測定器56によって測定された
データ及び、作業者によりキー入力されたデータに基づ
いて、焼付露光時の露光補正値が設定される。
【0027】この光源部36と光学系46と露光室52
とにより焼付処理が可能となり、焼付露光部(プリンタ
部)58が形成される。
【0028】露光室52の上方右側部分の角部には、マ
ガジン装着部60が設けられている。マガジン装着部6
0は長尺状の印画紙54をリール62にロール状に巻き
取って収容するペーパマガジン64が装着されるように
なっている。
【0029】マガジン装着部60の近傍には一対の搬送
ローラであるローラ66が配置されており、印画紙54
を挟持して水平状態で露光室52へ搬送する。印画紙5
4はアーム44の手前でローラ67に巻掛られ、90度
方向転換されて垂下される。なお、ローラ66とローラ
67との間には印画紙54を略U字状に案内してストッ
クしておく第1のストック部69が設けられている。
【0030】ローラ67による印画紙54の案内方向下
流側には、露光ステージ94が設けられている。この露
光ステージ94には、図示しない制御装置に接続されて
開閉される可変マスク(図示せず)が設けられている。
この為、制御装置により、プリントサイズ及びプリント
の種類(例えば白枠の有無)に応じて可変マスクのマス
ク範囲の長さ寸法及び幅寸法が変更されるようになって
いる。
【0031】露光室52の露光ステージ94の下方には
ローラ68A、68B、68Cが配置され、露光ステー
ジ94においてネガフィルム16の画像が焼付けられた
印画紙54が略90度毎方向転換されて、焼付露光部5
8と隣接するプロセッサ部72の発色現像部74へ搬送
される。
【0032】このローラ68Aの下流側には、カッタ7
1が配設されている。このカッタ71は、焼付露光処理
が終了した印画紙54の後端を切断する役目を有してお
り、このため、露光室52内に残った印画紙54を再度
ペーパマガジン64へ巻き戻すことができる。
【0033】なお、ローラ68Aとローラ68Bとの間
には焼付露光処理された印画紙54を略U字状に案内し
てストックしておく第2のストック部73が設けられて
いる。第2のストック部73では、印画紙54をストッ
クし、焼付露光処理を行う焼付露光部58と現像、漂白
定着、水洗の各処理を行うプロセッサ部72との処理時
間の差を吸収する。
【0034】発色現像部74は印画紙54を現像液に浸
して現像処理を行う。現像処理された印画紙54は発色
現像部74と隣接する漂白定着部76へ搬送される。漂
白定着部76は印画紙54を漂白定着液に浸して漂白処
理と定着処理とを行う。定着処理された印画紙54は漂
白定着部76に隣接するリンス部78へ搬送される。リ
ンス部78は印画紙54を洗浄水に浸して水洗処理を行
う。
【0035】水洗処理された印画紙54はリンス部78
と隣接する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は印画
紙54をローラに巻掛け高温の空気にさらして乾燥させ
る。乾燥処理が終了した印画紙54は、図示しない一対
のローラによって挟持されて乾燥部80から排出され
る。乾燥部80の下流側にはカッタ部84が配設されて
いる。カッタ部84は、印画紙54に付与されたカット
マークを検知するカットマークセンサ86と印画紙54
を切断するカッタ88とで構成され、印画紙54を画像
コマ毎にカットし、プリンタプロセッサ10のケーシン
グ12の外部へ排出する。
【0036】このカットされた印画紙54は、ソータ部
108によって仕分けられる。また、図2に示すよう
に、作業テーブル14上のネガキャリア18には、開閉
可能なカバー19が取り付けられていて、このカバー1
9の下部に、図3に示すように、矢印A方向に沿って挿
入されてホルダ115に装着される圧着板(アッパーネ
ガマスクともいう)116と、ネガフィルム16の通過
部114上の設置されるマスク(アンダーネガマスクと
もいう)118とが取り付けられている。そして、この
圧着板116及びマスク118には、それぞれネガフィ
ルム16の最大の画面サイズであるフルサイズの画像コ
マ16A(図10に示す)より若干大きな面積の窓部1
19A及び窓部119Bが形成されている。
【0037】このマスク118が装着されるネガキャリ
ア18の位置には、圧着板116及びマスク118の窓
部119A、119Bより大きい矩形状をした開口部
(図示せず)が形成され、光源部36側から照射された
光線が、マスク118の窓部119Aと圧着板116の
窓部119Bとの間に位置したネガフィルム16を、通
過し得るようになっている。
【0038】図4に示すように、ネガキャリア18(図
4上、一部切り欠いて示す)にねじ止め等により固着さ
れたマスク118の裏面側には、それぞれL字状に形成
された一対のシャッタ支持部材172、174が、マス
ク118の窓部119Aを挟んで相互に対向して配置さ
れている。そして、シャッタ支持部材172、174の
それぞれ上下方向に延びる操作部172B、174Bに
は、上下方向に沿ってそれぞれ延びる一対の案内孔12
6、128が穿設されている。
【0039】このシャッタ支持部材172、174の一
対の案内孔126、128に対応するネガキャリア18
の部分には、4本の支持ピン176が固着されて配置さ
れていて、これら支持ピン176が案内孔126、12
8に挿入されて、図4上、上下方向にシャッタ支持部材
172、174が移動可能とされている。
【0040】シャッタ支持部材172、174にほぼ重
複して配置されるマスク118のネガフィルム16と対
向する側には、光源部36側から照射された光線を部分
的に遮って前記開口部及び窓部119Aの開口量を調節
する一対のシャッタ122、124が移動可能に配置さ
れていて、シャッタ支持部材172、174のそれぞれ
左右方向に伸びる部分とシャッタ122、124との間
がそれぞれ一対の連結ピン182、184により連結さ
れている。この為、シャッタ122がシャッタ支持部材
172と一体的に移動し、シャッタ124がシャッタ支
持部材174と一体的に移動することになる。尚、マス
ク118には、シャッタ122、124の移動を可能と
するように、図示しないガイド孔が穿設されており、こ
のガイド孔内を連結ピン182、184が移動するよう
になっている。
【0041】以上より、ネガフィルム16に接しつつネ
ガフィルム16に対向して位置すると共に、図4上、上
下方向に沿って移動可能に、一対のシャッタ122、1
24が配置されていることになる。
【0042】これらシャッタ支持部材172、174の
内の図4上、上側のシャッタ支持部材172の右端側に
形成された操作部172Bの中程と上端部とには、それ
ぞれピン132及び作動ピン134が固着されており、
また、下側のシャッタ支持部材174の左上端側には、
作動ピン136が固着されている。
【0043】また、作動ピン136と操作部172Bの
上端部に固着された作動ピン134との間であってマス
ク118の背面側の位置には、両端部にそれぞれこれら
作動ピン136、134が挿入される凹部138Aを有
したアーム138が、配置されている。そして、このア
ーム138は、その中央部を中心として回動し得るよう
にネガキャリア18に支軸140を介して支持されてい
る。
【0044】従って、例えばシャッタ122が図4上、
上下方向に移動することにより、シャッタ支持部材17
2の移動を介してアーム138が回動し、これに伴っ
て、シャッタ支持部材174の移動を介して他方のシャ
ッタ124がシャッタ122と逆方向に移動することに
なる。
【0045】また、マスク118の図4上、右側には、
上下方向を長手方向とするガイド軸144が、ネガキャ
リア18の背面側に取付けられた一対の支持板146に
その両端部を支持されつつ、配置されている。
【0046】このガイド軸144には、ガイド軸144
の長手方向に沿って移動可能に連動部材150が支持さ
れると共に、一端側をネガキャリア18に取付けられた
コイルスプリング148が巻き掛けられていて、このコ
イルスプリング148により連動部材150が常時上側
に付勢されている。この連動部材150の下部寄りから
は、ピン132と先端部に形成された凹部152Aが係
合する操作片152が延びており、また連動部材150
の上端部には、当接ピン154が固着されている。さら
に、連動部材150には、連動板156がねじ止められ
て固定されており、その先端側がガイド軸144を越え
て図4上、左側に延びている。
【0047】また、図4に示すように、ネガキャリア1
8には、その回転軸160Aに駆動ギヤ162が固着さ
れた駆動手段であるモータ160が取付けられていると
共に、この駆動ギヤ162と噛み合う従動ギヤ164が
支軸168を介して回転可能に支持されている。さら
に、この支軸168に当接ピン154が当接するカム1
66が取付けられている。そして、このモータ160
は、図示しないマスク調整用のキーの操作により駆動回
転するように、コントーラに接続されている。
【0048】従って、マスク調整用のキーが操作されて
モータ160が回転すると、これらギヤ162、164
のかみ合いに合わせてカム166が回転し、コイルスプ
リング148の付勢力によって当接ピン154がカム1
66の外周面に沿うように移動する。この為、カム16
6の回転に連れて、連動部材150がガイド軸144の
長手方向である図4上、上下方向に沿って移動すること
になる。
【0049】そして、この結果として、ピン132と係
合する操作片152がピン132を移動することによ
り、シャッタ支持部材172、174の移動に伴ってシ
ャッタ122、124が上下方向に沿って相互に逆方向
に移動して、シャッタ122、124が開閉動すること
になる。つまり、これらギヤ162、164、カム16
6、連動部材150及び操作片152等がシャッタ開閉
機構を構成することになる。
【0050】他方、図3及び図5に示すように、軸部1
15Aを介してネガキャリア18に回動可能に支持され
るホルダ115に圧着板116が装着されるように、圧
着板116に舌部116Aが突出して形成される構造と
なっている。
【0051】この圧着板116に取付けられる支持板1
17には、一対の軸部材212、214のそれぞれ軸端
部を支持する一対のブラケット216、218がねじ止
め等により固定されており、窓部119Bを挟んで窓部
119Bの上下にこの一対の軸部材212、214がそ
れぞれ配置されている。
【0052】また、それぞれの軸部材212、214の
一端部には、ピニオンギヤ226、228が固着されて
いて、上側の軸部材212に固着されたピニオンギヤ2
26には、ブラケット218に回転可能に支持され且つ
ピニオンギヤ226と同一の歯数を有したピニオンギヤ
230が、かみ合っている。
【0053】そして、それぞれU字状に形成された鋼線
である一対のばね材222、224が窓部119Bを挟
んでそれぞれ配置されるように、軸部材212、214
にそれぞれの両端部を挿入した状態で支持されている。
つまり、これらばね材222、224が図5上、窓部1
19Bの上下に位置することになる為、ホルダ115に
圧着板116を挿入して圧着板116をホルダ115と
一体的にマスク118側である矢印D(図3に示す)方
向に回動した状態では、ばね材222、224がシャッ
タ122、124とネガフィルム16を挟んで対向して
位置することになる。
【0054】また、軸部材212、214にばね材22
2、224が支持されていることから、ピニオンギヤ2
26、228、230の回転に伴って、一対の軸部材2
12、214がそれぞれの軸回りにそれぞれ回動する
と、この回動に合わせて一対のばね材222、224が
それぞれ旋回することになる。
【0055】さらに、窓部119Bの図5上、右側の圧
着板116の部分には、一対のピン238が植設されて
いると共に、ベース板232が配置されている。このベ
ース板232には、一対の長孔232Aが図5上、上下
方向を長手方向として形成されており、圧着板116に
植設されたピン238がこれら長孔232Aに挿入され
て、ベース板232が上下方向に移動可能に支持されて
いる。尚、このピン238の頭部には、図示しないフラ
ンジが形成されていて、ベース板232の圧着板116
からの抜け落ちを防止している。
【0056】一方、このベース板232には、一端部に
ピニオンギヤ228、230とそれぞれかみ合うラック
234A、236Aを有した一対のラック部材234、
236がねじ止め等により固着されていて、ベース板2
32の上下方向の移動に伴って、一対のラック部材23
4、236が一体的に移動することになる。
【0057】従って、この移動に連れて一対のラック部
材234、236のラック234A、236Aとかみ合
うピニオンギヤ228、230が回転することになり、
ピニオンギヤ228が固着された軸部材214が回転す
ることになると共に、ピニオンギヤ230が回転するの
に伴ってピニオンギヤ230とかみ合うピニオンギヤ2
26を有した軸部材212がピニオンギヤ228側の軸
部材214と逆方向に回転することになる。
【0058】以上より、ベース板232が移動すること
により、例えばばね材222が図6上、反時計回転方向
に回動し、これに伴って他方のばね材224が時計回転
方向に回動して、図9に示すように、ネガフィルム16
の画像周辺部分をシャッタ122、124とで挟持する
ことになる。従って、これらばね材222、224が弾
性変形する弾性体を構成することになる。
【0059】さらに、図5に示すように、ホルダ115
側には一対の案内ピン242A、242Bが植設されて
おり、一端側が作動ピン236と当接するように配置さ
れた連動レバー244の移動を、これら一対の案内ピン
242A、242Bが案内するべく、案内ピン242
A、242Bが連動レバー244に設けられた一対の長
孔246に挿入されている。この為、連動レバー244
は長孔246の長手方向(図5上、上下方向)に沿った
方向に移動し得るようになる。尚、連動レバー244の
一対の長孔246間には、ピン245が固着されてい
て、このピン245と案内ピン242Bとの間に、コイ
ルスプリング250がかけ渡されて、コイルスプリング
250により、連動レバー244が常時、図5上、下方
向に付勢されている。
【0060】そして、この連動レバー244の中程に
は、図5上、右方向に突出する係合部248が形成され
ている。この係合部248には、連動部材150に取付
けられた連動板156の先端側が係合して、連動板15
6と係合部248とが一体的に移動することになる。
【0061】また、以上のように、連動板156と係合
部248とが一体的に移動することにより、マスク11
8側のシャッタ122及びシャッタ124が相互に逆方
向に移動して、図7に示す位置に移動するだけでなく、
圧着板116側のばね材222及びばね材224が相互
に逆方向に回動して、図8及び図9に示す位置に回動し
得るようになる。
【0062】次に本実施例の作用を説明する。まず、通
常のプリンタプロセッサ10による焼付露光処理の手順
について説明する。
【0063】予め印画紙54を露光室52へ搬送し露光
ステージ94への位置決めを行う。処理が開始される
と、ネガキャリア18を駆動してネガフィルム16の位
置決めを行い、光源38を点灯する。濃度測定器56に
よりネガフィルム16の焼付に供する画像コマのLAT
D(平均透過濃度)を測定し、この測定データ及び手動
によりキー入力されたデータから露光補正値を設定し、
露光量(露光時間)を演算して、最適な露光条件を得
る。露光条件に従って光軸上に位置しているC、M、Y
の各フィルタを移動させる。
【0064】次に、シャッタ50を開放する。これによ
り、光源38が照射する光線は、フィルタ部40、ネガ
フィルム16を透過して露光室52へ到達し、露光室5
2の露光ステージ94に位置決めされた印画紙54にネ
ガフィルム16上の画像の焼付けが開始され、所定の露
光時間が経過した後で、シャッタ50を閉止する。最後
に、印画紙54にカットマークをつけて、画像1コマ分
の搬送を行う。以上でネガフィルム16の画像1コマ分
の焼付露光処理が終了する。これを繰り返すことによ
り、印画紙54の焼付露光処理された部分を順次プロセ
ッサ部72へ搬送する。
【0065】このように焼付露光処理されてプロセッサ
部72へ搬送された印画紙54は発色現像部74へ搬送
され、現像液に浸して現像処理が行われる。現像処理さ
れた印画紙54は漂白定着部76へ搬送され漂白処理と
定着処理がなされる。定着処理された印画紙54はリン
ス部78へ搬送され水洗処理される。水洗処理された印
画紙54は乾燥部80へ搬送され乾燥処理される。
【0066】乾燥処理された印画紙54は、カッタ部8
4でカットマークが検出され、各画像毎に切断され、ソ
ータ部108によって仕分けられる。
【0067】また、ネガフィルム16の画像コマサイズ
の変更に伴って、ネガキャリア18上では以下のように
動作する。
【0068】図2に示すように、ネガキャリア18にマ
スク118を装着すると共に、ホルダ115に圧着板1
16を挿入して圧着板116をホルダ115と一体的に
マスク118側である矢印D方向(図3に示す)に回動
した状態で画像コマサイズが変わった場合、作業者がマ
スク調整用のキーを操作することになる。そして、この
キーが操作されると、図2及び図4に示すモータ160
が駆動回転し、ギヤ162、164のかみ合いに合わせ
てカム166が回転する。このカム166の回転に連れ
て、当接ピン154を介して連動部材150がガイド軸
144の長手方向である図4上、上下方向に沿って移動
することになる。
【0069】この結果として、操作片152がピン13
2を移動することにより、マスク118側のシャッタ1
22、124が上下方向に沿って相互に逆方向に移動す
ると共に、連動部材150に取付けられた連動板156
が図5に示すように、連動レバー244を移動すること
により、シャッタ122、124と同期しつつ、圧着板
116側のばね材222、224が相互に逆方向に回動
する。つまり、図7、図8及び図9に示すように移動し
て、シャッタ122とばね材224との間及び、シャッ
タ124とばね材222との間で、それぞれネガフィル
ム16の画像コマ周辺部分が挟持されることになる。
【0070】従って、このようなシャッタ122、12
4の移動による開閉動により、ネガキャリア18の開口
部の開口量が調整された状態で、光源部36側から照射
された光線がネガキャリア18の開口部を通過すること
によって、ネガフィルム16上の画像をプリンタプロセ
ッサ10内の露光ステージ94に位置する印画紙54に
焼付露光する。
【0071】以上より、単にマスク調整用のキーを操作
するだけで、モータ160の駆動によって、シャッタ1
22、124が移動して開口部の開口量を調整すること
が可能となり、ネガフィルム16の変更の際の作業性が
向上する。
【0072】例えば、図10に示すように、ネガフィル
ム16上の画像コマの種類が変わり、図4に示すような
フルサイズの画像コマ16A(26×36mm)に対応し
た開口量W1(26mm)から、図7に示すようなパノラ
マサイズの画像コマ16C(13×36mm)に対応した
開口量W3(13mm)に調整する場合は、マスク調整用
のキーを作業者が操作する。この結果、モータ160が
駆動回転してカム166の回転及び連動部材150の移
動等を介して、シャッタ122、124が開閉動し、開
口量W3に調整されると共に、これに伴ってばね材22
2、224が図5及び図6の状態から図8及び図9の状
態に調整される。従って、印画紙54上に、89×12
7mmのフルサイズのプリントサイズから89×254mm
のパノラマサイズのプリントサイズに変更されて焼付露
光されることになる。尚、この変更の際当然に、焼付露
光の拡大倍率が変更される。
【0073】また、フルサイズの画像コマあるいはパノ
ラマサイズの画像コマから図10に示すような迫力ビジ
ョンサイズ(ハイビジョンサイズ)の画像コマ16Bに
対応した開口量W2に調整する場合も、上記と同様に動
作されて、シャッタ122、124が開閉動して開口量
W2に調整されると共に、ばね材222、224が軸部
材212、214廻りに旋回動される。尚、この場合、
ばね材222、224の旋回量は図8及び図9の状態よ
り小さくなり、ネガフィルム16への押圧力は少なくな
るものの、図8及び図9に示される状態と同様に、シャ
ッタ122、124とばね材222、224との間で、
ネガフィルム16は挟持されることになる。
【0074】以上より、フルサイズあるいはパノラマサ
イズのプリントサイズからでも、容易に印画紙54上に
89×158mmのハイビジョンサイズのプリントサイズ
に変更されて焼付露光されることになる。
【0075】つまり、フルサイズ、パノラマサイズ及び
迫力ビジョンサイズ(ハイビジョンサイズ)等が混在さ
れてこれらの間で画面コマサイズが変更されても、ネガ
フィルム16上の画像コマの長手方向の寸法H(36m
m)は変更されないので、圧着板116及びマスク11
8等を交換する必要がなくなり、ネガフィルム16の変
更の際の作業性が向上することになる。
【0076】一方、シャッタ122、124がネガフィ
ルム16に接しつつネガフィルム16に対向して位置
し、また、ネガフィルム16を挟んでシャッタ122、
124と対向して位置するばね材222、224が、ネ
ガフィルム16の画像コマ周辺部分をシャッタ122、
124とで挟持するので、ネガフィルム16にカール等
の変形が生じていても、ネガフィルム16の画像コマ周
辺部分が挟持されることにより、変形が矯正される。こ
の為、ネガフィルム16の画像コマ内のいずれの部分で
も、ピントを正確に合わせて画像を印画紙54に焼付け
ることが可能となる。
【0077】さらに、シャッタ122、124がネガフ
ィルム16に直接接しているので、画像コマの外周エッ
ジの輪郭を明瞭にすることができ、結果として、より広
い面積での光量の判定が可能となり、濃度測定器56に
よる画像コマ全体の測光精度を高めることが可能とな
る。
【0078】他方、弾性変形されるばね材222、22
4が、ネガフィルム16の画像コマの周辺部分である画
像周辺部分をシャッタ122、124とで挟持するの
で、ネガフィルム16が必要以上に強く挟持されて、ネ
ガフィルム16に傷が生じることもなくなる。
【0079】また、モータ160がシャッタ開閉機構を
介してシャッタ122、124の開閉動することによ
り、最も簡易で制御し易い駆動手段であるモータ160
の回転駆動力をシャッタ開閉機構が直線状の往復動に変
換することができ、シャッタ122、124による開口
部の開口量をより簡易で低コストに調整することが可能
となる。
【0080】さらに、上記の機構で対応できない例えば
一対のシャッタ122、124間による開口量より小さ
な開口量となるハーフサイズ等の画像コマサイズに対応
する場合、図11に示すように、マスク118のシャッ
タ122、124間にハーフサイズ用の窓部270Aを
有した着脱可能マスクであるハーフサイズマスク270
を挿入して、ハーフサイズ用にマスクを交換することが
できる。従って、この様な場合でも従来の圧着板及びマ
スク以上に、迅速に画像コマサイズを変更することが可
能となる。
【0081】尚、上記実施例において、キー操作により
開口量を変更するようにしたが、例えばセンサにより画
像コマサイズを検出して、自動的にモータ160を駆動
回転することによって、シャッタ122、124等を開
閉動するようにしてもよい。また、上記実施例におい
て、圧着板116側にばね材222、224を配置し、
マスク118側にシャッタ122、124を配置した
が、この替わりに、圧着板116側にシャッタを配置し
マスク118側にばね材を配置するような構造として
も、同様な効果を奏することは言うまでもない。さら
に、シャッタ122、124の材質としては、ステンレ
ス鋼等の金属或いは、合成樹脂等が加工性及び製造コス
トなどから最適と考えられ、また、ばね材222、22
4の材質としては、ピアノ線等が考えられる。但し、ば
ね材222、224のようなU字状のばね材の替わり
に、トーションスプリングあるいはコイルスプリング等
の一般的なスプリングを用いることとしても、同様な効
果を奏することができる。
【0082】一方、上記実施例において、ネガフィルム
16に、フルサイズ、迫力ビジョンサイズ(ハイビジョ
ンサイズ)及びパノラマサイズの3種類のアスペクト比
の異なる画像コマがあることを前提として説明したが、
4種類以上のアスペクト比の異なる画像コマが存在して
も本発明が適用できることはいうまでもない。また、シ
ャッタ開閉機構等の構造も上記実施例の構造、形状等に
限定されるものではなく、例えば、上記実施例のシャッ
タ開閉機構の替わりに、ラックとピニオンギヤとのかみ
合わせによって回転運動を直線状の運動に変換するよう
にしてもよいことは、当然である。
【0083】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真プリ
ンタの可変マスク機構は、画像のピントを正確に合わせ
ると共に測光精度を高めつつ、ネガフィルム上の画像コ
マサイズの変更に対応して簡易に開口量が変更できる。
また、前記の可変マスク機構でも対応できないような画
像コマサイズの露光に際して、迅速にネガマスクを交換
して露光できるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリンタプロセッサを
示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係るネガキャリアの作業テ
ーブルへの装着を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係るネガキャリアの拡大斜
視図である。
【図4】本発明の一実施例に係るネガキャリア及びマス
クの平面部分断面図であって、フルサイズの画像コマに
対応した状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施例に係るホルダ及び圧着板の平
面部分断面図であって、フルサイズの画像コマに対応し
た状態を示す図である。
【図6】本発明の一実施例に係るネガキャリアのマスク
及び圧着板周辺の断面図であって、フルサイズの画像コ
マに対応した状態を示す図である。
【図7】本発明の一実施例に係るネガキャリア及びマス
クの平面部分断面図であって、パノラマサイズの画像コ
マに対応した状態を示す図である。
【図8】本発明の一実施例に係るホルダ及び圧着板の平
面部分断面図であって、パノラマサイズの画像コマに対
応した状態を示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係るネガキャリアのマスク
及び圧着板周辺の断面図であって、パノラマサイズの画
像コマに対応した状態を示す図である。
【図10】ネガフィルムの画像コマの種類を表す説明図
である。
【図11】本発明の一実施例に係るネガキャリア及びマ
スクの平面部分断面図であって、ハーフサイズマスクを
装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ(装置本体) 14 作業テーブル(装置本体) 16 ネガフィルム 18 ネガキャリア 54 印画紙(感光材料) 122 シャッタ 124 シャッタ 150 連動部材(シャッタ開閉機構) 152 操作片(シャッタ開閉機構) 160 モータ(駆動手段) 162 駆動ギヤ(シャッタ開閉機構) 164 従動ギヤ(シャッタ開閉機構) 166 カム(シャッタ開閉機構) 222 ばね材(弾性体) 224 ばね材(弾性体) 270 ハーフサイズマスク(着脱可能マスク)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネガフィルム上の画像を感光材料に焼付
    露光する装置本体と、 前記装置本体に取り付けられ且つ感光材料を焼付露光す
    る光線が通過する開口部を有すると共に前記ネガフィル
    ムをこの開口部上に案内するネガキャリアと、 前記ネガフィルムに接しつつ前記ネガフィルムに対向し
    て位置し且つ前記開口部の開口量を変更するシャッタ
    と、 前記シャッタと前記ネガフィルムを挟んで対向して位置
    し且つ前記開口量を変化させた際に前記ネガフィルムの
    画像周辺部分を押圧して前記シャッタとで前記ネガフィ
    ルムを挟持する弾性体と、 前記シャッタ及び前記弾性体にそれぞれ接続され且つ前
    記シャッタを開閉動して開口量を調整すると共に前記弾
    性体を前記ネガフィルム側に移動させて前記弾性体を押
    圧させる駆動手段と、 を有することを特徴とする写真プリンタの可変マスク機
    構。
  2. 【請求項2】 前記開口部の開口量の最大サイズと同サ
    イズの窓部を有し、前記シャッタと前記ネガフィルムを
    挟んで対向する位置に配置され当該シャッタと共にネガ
    フィルムを保持する支持板を備え、 前記シャッタの移動によって前記開口部の開口量が変化
    することによって、前記弾性体がネガフィルムの画像周
    辺部分を前記シャッタと共に挟持することを特徴とする
    請求項1記載の写真プリンタの可変マスク機構。
  3. 【請求項3】 前記弾性体は、前記開口量が最大サイズ
    の場合には前記開口部から退避した退避位置にあり、前
    記開口量が変化した場合には前記退避位置から回転動作
    して前記開口部に位置するネガフィルムの画像周辺部分
    を押圧することを特徴とする請求項2記載の写真プリン
    タの可変マスク機構。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、前記開口量を変化させ
    るシャッタの変位量に応じて前記弾性体を回転させるこ
    とを特徴とする請求項3記載の写真プリンタの可変マス
    ク機構。
  5. 【請求項5】 前記シャッタの移動によって前記開口部
    の開口量が最小サイズとなる場合より小さな開口量の窓
    部を有し、前記開口部に着脱可能な着脱可能 マスクを有
    することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載
    の写真プリンタの可変マスク機構。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は、モータと、モータの駆
    動力を直線運動に変換して前記シャッタに伝達するシャ
    ッタ開閉機構を有することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項記載の写真プリンタの可変マスク機構。
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