JP2832351B2 - 写真焼付機のトリミング装置 - Google Patents

写真焼付機のトリミング装置

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JP2832351B2
JP2832351B2 JP63104937A JP10493788A JP2832351B2 JP 2832351 B2 JP2832351 B2 JP 2832351B2 JP 63104937 A JP63104937 A JP 63104937A JP 10493788 A JP10493788 A JP 10493788A JP 2832351 B2 JP2832351 B2 JP 2832351B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6271Holders for the original in enlargers
    • G03B27/6285Handling strips

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主としてサービスサイズ用高速カラープリン
タにおけるネガ原稿フィルムからのトリミング焼付が迅
速効率的に行われるための機能を付与したトリミング装
置に関する。
〔従来の技術〕
写真焼付機においてカラープリントを作成する場合、
ユーザ指定によるトリミング〔原稿フィルム(通常ネガ
フィルム)の特定の部分を拡大して焼付ける(プリント
する)〕は、サービスサイズ(E判82×117mmL判89×12
7mm等)以外のプリントサイズに対して行われていた
が、前記サービスサイズにトリミングを実施することは
極めて困難であった。
トリミングを行うために必要な焼付機の第1の条件は
連続倍率可変機構を有することである。第2の条件は原
稿フィルムのトリミング範囲を作業者が目視で確認でき
ることである。
そのため倍率変更方式の写真焼付機ではトリミング確
認用のビューアを設けている。
ビューアの構造として現在実用化されている代表的な
例は第10図及び第11図に示すようなものがある。
第10図は、従来の写真焼付機の光学系を主体にした模
式図であり原稿(通常ネガフィルム)画面が載置される
ネガキャリア40Aとそれを照明するランプ91、コンデン
サーレンズ92からなる投光部90とがあり、更にその原稿
画面を拡大して焼付画像面73に結像させるための投影レ
ンズ50Aと露光シャッタ62が前記ネガキャリア40Aととも
に筐体60Aの中に入れられ投光部90からの光は露光シャ
ッタ62が開かない限り焼付画像面に露光したり漏光した
りすることがないような構造にしてある。
ネガキャリア40A上のネガを任意の位置に移動してト
リミングし、焼付領域を確認したいときは、ミラー74を
A位置からB位置へ移動して、焼付画像面上の感光材料
の遮光を完全にした上で、前記露光シャッタ62とビュー
ワスクリーン76近傍のスクリーンシャッタ77を開きビュ
ーワスクリーン76上の投影画像を確認し、必要に応じて
キャリア上の原稿フィルム(ネガ)を動かして、更に倍
率を変えながら希望のサイズのトリミング画像を求める
ことができる。
スクリーン上には結像面におけるマスキング枠に相当
する表示がマーキングされており、マスク内に原稿画面
のどの部分が投影されるかを目視できるようにしてあ
る。
ビューワ確認が完了するとまず露光シャッタ及びスク
リーンシャッタを閉じ次にミラー74がBからAへ移動し
て露光の準備が完了する。
次に第11図に示すものについて説明する。焼付(プリ
ント)画像形成面の原稿(ネガ)側にプリント面シャッ
タ81を設け該シャッタ81を閉じた状態で原稿(ネガ)画
面をシャッタ裏面に表示されているマスキング枠に相当
するマーキング部に投影し、その画像を直視するか、又
はスクリーン上に2次投影する事によりビューワ機能を
もたせている。
このようにビューワを用いる場合にはまずプリント面
シャッタ81を閉じ次に露光シャッタ62及びビューワシャ
ッタ77Aを開きプリント面シャッタ81部の投影像を観察
する。ビューワ使用が完了するとビューワシャッタ77A
及び露光シャッタを閉じ次にプリント面シャッタ81を開
いて露光に備える。この例では第10図に示したものにく
らべてミラーの回転はないがシャッタの数が増えてい
る。
又最近ではCCDカメラ等により投影像を受像しモニタ
ー上に表示することによりビューワとするものがある。
この場合は第10図に示した例におけるスクリーン上の投
影画像又は第11図に示した例におけるプリント面シャッ
タ上の投影像を受像することになる。この場合オペレー
タが機外より投影像を確認する必要がないため前者にお
けるスクリーン部又は後者の直視窓等は不要であり、又
スクリーンシャッタ、ビューワシャッタのたぐいは不要
である。
しかし露光シャッタのオンオフ制御、ミラーの回転制
御スクリーンシャッタのオン・オフ制御等が必要であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上いずれの従来例においても、ビューワ機能により
原稿フィルム(ネガフィルム)画面のトリミング状態を
確認するために専用の機能と制御を必要としプリント作
業の効率を著しく低下させることになる。
特にプリント面シャッタ、回転ミラー、スクリーンシ
ャッタ、ビューワシャッタ等は非常に大型なものになら
ざるを得ず、その動作に数秒を要し、トリミング作業全
体では数10秒から数分の作業時間を要する。
このような状況からトリミング作業は主として大サイ
ズの特別なプリントを作成する場合にしか行われておら
ず、サービスサイズプリント、特にサービスサイズプリ
ントの再焼サービス(NPプリントといわれる)にトリミ
ングを実施しようとすると多大な時間と労力を要しコス
トパフォーマンス面でも実施できないのが現状である。
本発明の課題は、トリミング機能を大幅に改善するこ
とにより、NPプリント等のサービスサイズプリントにも
迅速確実な操作が可能なトリミング機能を付与した写真
焼付機のトリミング装置を提供することを目的にする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は、寸法を一定にした固定原稿マスク窓と寸
法を変更可能に構成した可変原稿マスク窓とを露光光軸
に対称に設け、トリミングは原稿フィルムを幅方向(Y
方向)及びそれに直角な方向(X方向)にスライドさせ
てトリミングセンタを前記光軸に合わせたうえ、可変原
稿マスク窓の寸法を該光軸と対称にX、Y、方向に変化
させることにより、焼付けられる原稿画面のトリミング
領域を視覚確認しながら定めるようにしたことを特徴と
する写真焼付機のトリミング装置によって達成される。
これは、又、今迄のトリミングビューワに相当する機
能をネガキャリアー部即ち原稿フィルムの載置部に保有
させることにより、ビューワ操作時の種々の動作を不要
とし、トリミングの効率化への寄与に主眼をおいた手段
である。
〔実施例〕
本発明をいくつかの実施例を用いて説明するが本発明
はこれ等の実施態様に限定されるものではない。
本実施例では135フルサイズのネガマスクを例にと
り、具体的な機能を説明するが当然全てのネガサイズの
ネガマスクにも適用は可能である。
第1表に135フルサイズのネガマスク窓寸法及び135フ
ルサイズからプリントされる代表的なプリントサイズを
記載する。尚プリントサイズはボーダレスプリントを例
にとって説明するが、WB(With Border)プリントにつ
いてもプリントマスクのサイズが若干異るのみで全く同
じ考え方が適用可能である。
上表は135フィルムネガからの代表的なプリントサイ
ズとその時の投影面積、及び倍率である。
一般にネガ画面の投影はプリントマスク(ペーパーマ
スク)によって定められるプリントサイズよりもやや大
きめに投影される。
その大きさはネガマスク画面の拡大像の枠端がペーパ
ーマスク内にかからない様に決定され、好ましくはその
拡大像の縦又は横長さのうち、ペーパーマスク端に近い
方の長さをペーパーマスク端+5m/m程度に定められてい
る(上記第1表参照)。
ネガマスク窓の縦横比と各プリントサイズの縦横比が
一致していれば各々のプリントサイズ時のネガ画面のペ
ーパーマスクによるケラレ量は最小となるが、上表にも
示す様に一致している例はない。したがって135フィル
ムをノートリミングでプリントしてもそれぞれのペーパ
ーマスクにより定められる量のケラレが発生している。
トリミング作業の際に重要となるのは各々の定められ
たプリントサイズの有効画像領域中にネガ画面のどの部
分までが投影されているかの確認をする事にある。
したがって常にプリントサイズの大きさを基準に考え
なければならない。
上表のプリントサイズを基準として、それがノートリ
ミングプリントの場合ネガ画面のどの範囲をカバーする
か計算すると次の第2表のようになる。
本特許ではマスク寸法を原稿(ネガ)画面上で変化さ
せて必要とする有効原稿(ネガ)画面を設定し、該有効
原稿(ネガ)画面と任意に特定する焼付窓の領域に投影
された前記有効原稿(ネガ)画面の画像領域とが倍率と
いうパラメーターによって常に一致させるように制御す
る。
そして第6図に示すように原稿(ネガ)画面のトリミ
ング領域のセンターが露光光軸と一致するように原稿
(ネガ)が原稿台上でX、Y方向に動かされてトリミン
グが完了する。
又、前記トリミングはトリミング枠片を光軸に対称に
移動させることによって行なおうとするものである。
勿論トリミング領域はユーザー又はオペレータの意思
によって決められるものである。
そして、その決定は従来のようにビューワによって投
影像を見ながら行うのではなく、露光ランプで照らされ
ている原稿(ネガ)画面を見つめながらネガの位置及び
トリミング領域を動かしながら決めていくようにした。
このようにして完成した本発明の実施例を第1図、第
2図及び第3図によって説明する。
第1図は本発明の1実施例のトリミング装置が組込ま
れた焼付機の概略図であり、原稿(ネガ)が載置されて
それをトリミングするトリミング装置40とそれを照明す
るランプ91、コンデンサーレンズ92からなる投光部90が
設けられ、更に原稿画面を拡大して焼付画像面73に結像
させるための投影レンズ50と露光シャッタ62が前記トリ
ミング装置40とともに筐体60の中に入れられて設けられ
ており、投光部90からの光は露光シャッタ62が開かない
限り焼付画像面に露光したり漏光したりしないような構
造になっている。そして焼付画像面の上部にはカバ構造
74が設けられ、その中にカラーペーパ等の感光材料がマ
ガジンに入れられるか又は裸の状態で装着されていて、
必要量が焼付画像面73の所に送り出されるようにしてあ
る。
そしてトリミング装置40上の原稿(ネガ)及びトリミ
ング枠を任意の位置に移動してトリミングし、そのとき
の焼付領域の確認は暗箱70のフレーム71及び投影レンズ
の筐体60の下部に設けられた覗き窓63を通して原稿(ネ
ガ)画面のトリミング領域を観察しながら容易に所要の
必要域を確認できるようにしてある。
次にトリミング装置の1実施例を第2図の上面図及び
第3図の側面図を用いて説明する。
トリミング装置40のベース1には、原稿(ネガ)用固
定窓3があけられていて該窓のセンタは露光光軸センタ
と一致させてある。ベース1の裏面には座ぐり部2が設
けられていてそこにトリミング枠6、8、14、15及びそ
れ等を固定したラック部材5、7、11、12、該ラック部
材を駆動するピニオン4、17が収納され、該ピニオンに
直結するステッピングモータ9、18が別に設けられたフ
レーム26に固設されている。各ラック部材にはガイド用
の長孔22、23が設けられ、ベース1に固設されたガイド
ピン21、24にガイドされ、トリミング枠6、8はY方向
へ、トリミング枠14、15はX方向へそれぞれ、固定窓3
のセンタと対称に前記ステッピングモータの駆動によっ
て開閉自在になる。
そして原稿(ここでは135ネガを例示)はネガ幅ガイ
ド28によってX方向にスライドできるようにしてある。
このネガ幅ガイド28はY方向には固定してあるので原稿
をY方向に動かすときにはネガ幅ガイド28とベース1と
の固定を取り去る必要がある。
そこで、ネガをX、Y方向に確実に移動させてトリミ
ングが正確容易に行われるようにするために、第4図の
上面図、第5図(A)及び第5図(B)の側面図に示す
ようなトリミング装置の別の実施例を完成したので次に
これについて説明をする。
前述までの実施例と違うところはネガ幅ガイド28を更
に改良し、ネガキャリア30を設けた点である。
即ち、ネガキャリア30がその固定窓33の大きさをベー
ス1の固定窓3とほぼ同寸法に設け固定窓33のY方向中
心線を固定窓3のY方向の中心線と一致させながらY方
向にスライド自在に設けられている。
即ち、該キャリアのY方向のスライドはビス38によっ
てベース1に固定されたガイド37に後端部のプレート35
が嵌合しビス38によってベース1に固定されたガイド36
によって先端部のプレート34が嵌合することによってY
方向スライドが可能になっている。又原稿(ネガフィル
ム)はガイド枠31にはめられて、X方向に自在に動かす
ことが可能である。
このようにして原稿(ネガ)は露光光軸を中心にX、
Y方向に自由に動かしてトリミングの希望領域を確認で
きるし、そして、その確認を行いながらトリミング枠を
駆動してその領域を最終的に寸法決定してしまうことが
可能になる。
前記構造のトリミング用ネガマスクのトリミング枠の
動きは次の第3表に示す様に制御される。
上表でわかる通りトリミング枠はいずれのプリントサ
イズにおいてもそのプリントマスクの縦横比と相似関係
を保ちながら設定倍率における実際のネガ画面の有効プ
リント範囲を指示する事になる。
縦枠及び横枠の初期位置はネガマスク窓の寸法より大
きければいずれの位置でも差しつかえない。
一般的に焼付機においてはフィルム種類、メーカー
別、プリントサイズ毎に標準ネガと言われるBGRの色バ
ランスが比較的そろっており、また標準的な濃度となる
様な露光を与えられたネガを用いてLATD値を測光しその
ネガから出来上る各々のプリントが最適な仕上り条件と
なる時の露光機での露光条件(カットフィルターの制御
条件、全体露光タイム値等)をあらかじめメモリーして
おき、実際のユーザーネガの露光を行う時は、ユーザー
ネガのLATDの測光値と標準ネガ(上記ネガ)とのLATD値
の差を読み取る事により露光条件を補正しプリントを行
う。
ノートリミングのプリントでは標準ネガでのLATD測光
領域とユーザーネガのLATD測光領域は同じと考えられる
から、上記方法通りに露光条件が決定されるが、本特許
記載のネガキャリアではトリミングプリントを行う場合
トリミング枠の移動により標準ネガでのLATD測光領域
(固定ネガマスクの窓寸法)に対して測光面積が変化し
てしまう。この場合、あらかじめトリミング操作をする
前に固定マスク窓の寸法以上に(初期位置)ネガマスク
用トリミング枠がセットされている状態でLATDを測光
し、その値をプリンタ内でメモリーしておいても良いが
オペレータ操作がはんざつになる。
何故ならば一般にトリミング位置は必ずしもネガの中
心位置にあるのではなくランダムである。
したがってトリミング作業の過程でトリミング画面の
中心位置を焼付光路のセンター位置にあわせ直す作業が
でてくる。
オペレータはまず固定マスクの位置にネガ画像を合わ
せネガマスクトリミング枠を初期位置に動かす制御を行
い測光操作を行いしかる後にトリミングセンターを光路
中心に合わせ直し、トリミングの大きさにあわせて、ネ
ガマクストリミング枠の制御を行う様に倍率変更手段を
操作する事になる。
サービスプリント時のトリミングの際には効率の問題
から上記LATD測光のためのネガ合わせ操作が無い方が望
ましい。
したがって本特許では上記のかわりにトリミング操作
終了後、トリミング枠がトリミング位置状態でネガ画面
の測光を行う様に構成した。
この場合標準ネガの測光時と測光面積が変化する事に
なるが面積変化の割合は倍率Mに基きあらかじめ演算さ
れている(後述)ため、トリミング時のLATD測光値に対
して倍率Mによって定まる補正条件を加え、ノートリミ
ングであった場合のLATD測光値を仮想演算し、その値を
標準ネガのLATD値との差により露光条件を決定する様な
手段がとられている。
尚ここで第2図〜3図のトリミング装置の使用方法を
説明する。
ノートリミングプリントの場合にはトリミング枠を初
期位置状態に設定して固定マスク窓そのものを利用して
プリントを行う。
トリミングプリントを行う場合には図示していない
が、ネガ巾ガイドは位置決めピン等により取りはずし自
在に構成されているので、これを除去した状態で使用す
る。何故ならばトリミング画面の中心を露光光軸中心に
合わせるためには巾ガイドによるフィルム巾方向の規制
の除去が必要なためである。
トリミング中心を光軸中心に合わせる場合、第6図に
示す様にトリミング範囲によってはネガフィルムの一方
の巾端A部が固定ネガマスク窓の内側に入る場合があ
る。
第2図や第6図には示してないがネガマスク上にセッ
トされたネガに対して通常ネガマスク窓よりやや大きい
窓のあけられたネガ押え部材が配置される。
この役目はネガの平面性を維持し、プリント画像のピ
ンボケを防止する事にある。
しかし、上記の様にA部が固定ネガマスク窓の内側に
入る場合にはA部についてはネガ押え部材によりネガを
押えても充分な平面性を得られない場合があり得る。
その様な不都合が生じる場合には固定ネガマスク窓を
含むネガマスク部を分割し、ネガフィルムの巾方向に移
動自在に構成し、その部材にネガ巾ガイドを固定し、ネ
ガ巾ガイドと分割された固定ネガマスク窓を一体的に移
動させる様にも構成したのが第4図、第5図(A)
(B)に示すトリミング装置である。この装置について
の具体的説明は前に述べてあるが、この場合には巾ガイ
ドの取りはずしは不要であり、ノートリミングプリント
の場合はネガマスク窓を光軸中心に合わせた場所で使用
し、トリミングプリントの場合には必用に応じてネガの
トリミング中心を光軸に合わせる様に一次元的に移動さ
せればよい。
操作及び制御 本特許の実施例はズームレンズを使用し、倍率変更を
行う場合について記載するがバリフォーカルレンズを用
い、該レンズ位置を可変制御したり、固定焦点レンズを
用いレンズ位置及びペーパーマスク位置を可変制御する
事により倍率変更を行う場合も同様の効果が生ずる事は
言うまでもない。
オペレーターはまずトリミングを行うネガのトリミン
グ中心を確認し、トリミング中心を露光センターにあわ
せてネガをネガキャリア上のネガマスク上にセッティン
グする。
次にトリミング範囲をトリミング装置のトリミング枠
の位置によって目視確認するが、この方法には第8図の
フローチャートに示す様に3通りの方法がある。
第8図はAutoモードによるズーミング指示を行うも
ので、オペレーターはキーボード等により倍率変化指令
をプリンターに与える。それによりズームレンズが回転
すると共にレンズの回転量に応じて変化する倍率が演算
され、ペーパーマスクのサイズと演算倍率からトリミン
グ枠の移動が必用量行われる。
オペレータはネガマスク上のネガ画面を観察し、予定
されたトリミング領域にトリミング枠が移動した場合、
倍率変化指令を解除する。
第8図のはマニアルモードによるズーミング操作を
行う場合で、オペレータは倍率変化指令のかわりにズー
ムレンズをマニュアルで操作する。以下は第8図と同
じであり目標位置にトリミング枠片が移動した時点でズ
ームの回転操作を中止する。
第8図のはあらかじめトリミング時の倍率がわかっ
ている場合でキーボード等により倍率値を入力する倍率
値に応じたズームレンズの回転角度が演算されズームレ
ンズの回転とトリミング枠片の移動が行われる。
前記いずれかの方法によりトリミング作業が終了した
後は露光指令を与える事により第9図のフローチャート
にしたがい露光作業が行われる。
ノートリミング時の露光演算と異なる点は、トリミン
グ時のLATD測光量からノートリミング時のLATD量を仮定
演算する点及び露光量演算に拡大倍率値に基くノートリ
ミング時の基本倍率に対する補正演算を行う点である。
次にズームレンズの制御機構は次の通りである。
本実施例においては一般的にサービスサイズと呼ばれ
るプリントサイズ(E、L、2L版程度)に目的をしぼ
り、Eサイズプリント倍率3.70及び2Lサイズのプリント
倍率5.62を考慮し、ズームレンズの倍率変化領域を3.26
〜8.83倍に定めた。(注:EサイズのBLプリント倍率は役
3.70であるがWB(With Border)フチ有りプリントの場
合は3.3倍程度の倍率となる) ズーム倍率3.26〜8.83を1本のズームでカバーする事
も可能であるが、この場合には相当のプリント画像の劣
化(解像度、濃度ムラ)が予想されるため本実施例は3
本のズームと併用している。
ズームレンズの角回角度は制御機構の簡便性の視点か
ら3本共0〜90°に限定し、また0又は90°点の絶対位
置も同じ角度位置になる様第7図に示すようにあらかじ
めレンズボード53の取付位置を調整されたズームレンズ
51及びレンズボード53を一体的に3種用意し焼付機本体
へ交換可能に取りつけられる様にした。
ズームレンズがプリンタ本体に取りつけられた状態で
本体側はズームレンズ種類検知スイッチ63でズームレン
ズの種別を確認すると共にパルスモーター58を回転させ
ズームリング55に固定的に取りつけられたギヤー56上の
初期位置確認穴61を発光ダイオード6とホトトランジス
タからなる光電スイッチ59で検知しズームレンズの初期
位置を確認する事が出来る。
初期位置からのズームリングの回転角度の指定はパル
スモーター58に与えられるパルス数で決定される。また
ズームレンズの回転角度と投影倍率の関係はあらかじめ
レンズ設計時に計算されており、本実施例に使用した3
本のズームレンズについては第4表の通りであり、この
倍率値と角度のデーターはあらかじめプリンタ側にズー
ムレンズ種毎にメモリーされている。
〔発明の効果〕 本発明により、サービスサイズへのプリント等高速で
大量焼付けする写真焼付機においても、今までのように
ノートリミングのものしかできない状態から、原稿(ネ
ガ)画面からいろいろな構図を自在に簡単に手軽に選定
するトリミング操作を実用化できるようになり、高速カ
ラープリンタ等写真焼付機に高度の有用な機能を内蔵付
与させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例のトリミング装置を組込んだ
写真焼付機の概略図。 第2図は本発明の1実施例のトリミング装置の上面図。 第3図は第2図の側面図。 第4図は本発明の他の実施例のトリミング装置の上面
図。 第5図(A)及び第5図(B)は第4図の側面図。 第6図は原稿(ネガ)のトリミング領域と原稿(ネガ)
マスク固定窓と焼付画像枠及び露光光軸との位置関係を
表す図。 第7図は、ズームレンズの取付図。 第8図は、トリミング操作のフローチャート図。 第9図は、平均透過濃度(LATD)の決定のためのフロー
チャート図。 第10図は従来のビューワ機能を組込んだ写真焼付機の概
略図。 第11図は従来の別のビューワ機能を組込んだ写真焼付機
の概略図。 1……ベース 3、33……固定窓 5、7、11、12……ラック部材 6、8、14、15……トリミング枠部材(トリミング枠) 4、17……ピニオン 9、18……ステッピングモータ 22、23……ガイド用長孔 28……ネガ幅ガイド 30……ネガキャリヤ 31……ガイド枠 40……トリミング装置 50……投影レンズ 51……ズームレンズ 60……筐体、63……覗き窓 70……暗箱 73……焼付画像面

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寸法を一定にした固定原稿マスク窓と寸法
    を変更可能に構成した可変原稿マスク窓とを露光光軸に
    対称に設け、トリミングは原稿フィルムを幅方向(Y方
    向)及びそれに直角な方向(X方向)にスライドさせて
    トリミングセンタを前記光軸に合わせたうえ、可変原稿
    マスク窓の寸法を該光軸と対称にX、Y、方向に変化さ
    せることにより、焼付けられる原稿画面のトリミング領
    域を視覚確認しながら定めるようにしたことを特徴とす
    る写真焼付機のトリミング装置。
  2. 【請求項2】前記固定原稿マスク窓はY方向に原稿フィ
    ルムと共に移動可能にしたプレート上に設けられてお
    り、かつX方向に原稿フィルムが該プレート上であって
    該窓上を移動可能にしたことを特徴とする請求項1に記
    載の写真焼付機のトリミング装置。
  3. 【請求項3】前記可変原稿マスク窓の寸法可変手段はX
    及びY方向にそれぞれスライドする2枚ずつのトリミン
    グ枠部材によって行われることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の写真焼付機のトリミング装置。
  4. 【請求項4】前記トリミング枠部材によって定められる
    原稿画面のトリミング領域は各焼付けサイズにおける焼
    付領域を決定する焼付け画像マスクのX、Y方向寸法と
    略相似形になるように制御されることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の写真焼付機のトリミン
    グ装置。
  5. 【請求項5】前記トリミング枠部材によって定められる
    原稿画面のトリミング領域はトリミング時の倍率が各焼
    付画像サイズ毎にあらかじめ定められたノートリミング
    時の設定倍率を越えたとき特定された焼付画像マスクの
    X、Y方向寸法をトリミング時の倍率で割った長さにな
    るように制御され、ノートリミング時の設定倍率以下で
    あったときは少くとも原稿マスクの固定原稿マスク窓以
    上の開口部を形成するように制御されることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の写真焼付機のト
    リミング装置。
  6. 【請求項6】前記トリミング枠部材によって定められる
    原稿画面のトリミング領域は倍率指定手段による倍率入
    力により該倍率が自動的に変化し、かつ可変原稿マスク
    窓を形成するトリミング枠部材位置が該倍率及び焼付画
    像サイズにより定まるように制御されることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の写真焼付機のト
    リミング装置。
  7. 【請求項7】前記トリミング枠部材によって定められる
    原稿画面のトリミング領域は倍率変更指令により焼付倍
    率を自動的に変化し、かつ可変原稿マスク窓を形成する
    トリミング枠部材の位置がその時の焼付倍率及び焼付画
    像サイズによって定まるように制御されることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の写真焼付機の
    トリミング装置。
  8. 【請求項8】前記トリミング枠部材によって定められる
    原稿画面のトリミング領域は倍率変更手段のマニュアル
    操作により焼付倍率を変更させかつ可変原稿マスク窓を
    形成するトリミング枠部材の位置がその時の焼付倍率及
    び焼付画像サイズにより定まるように制御されることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の写真焼
    付機のトリミング装置。
  9. 【請求項9】前記焼付倍率及び焼付けサイズの設定によ
    り前記トリミング枠部材によって定められる原稿画面の
    平均透過濃度値(LATD値)が測定され該測定値にノート
    リミング時とトリミング時の面積比が乗ぜられることに
    よりノートリミング時のLATD値が仮定され、仮定された
    LATD値をもとに標準原稿濃度値と比較することにより露
    光演算が行われることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか1項に記載の写真焼付機のトリミング装置。
  10. 【請求項10】前記倍率の変化手段はズームレンズの鏡
    胴リングの回転により行われることを特徴とする請求項
    5〜9のいずれか1項に記載の写真焼付機のトリミング
    装置。
  11. 【請求項11】前記倍率の変化手段はバリフォーカルレ
    ンズの鏡胴リングの回転とレンズ位置の移動によって行
    われることを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に
    記載の写真焼付機のトリミング装置。
  12. 【請求項12】前記倍率の変化手段は固定焦点レンズと
    原稿画面及び焼付画像間の距離の変更とにより行われる
    ことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の
    写真焼付機のトリミング装置。
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